「サイレント・ボイス 愛を虹にのせて」のストーリー

昔々、1人の少年がいました。名はチャック(ジョシュア・ゼルキー)で、リトルリーグの天才投手。モンタナ州リビングストンに住み、父ラッセル(ウィリアム・ピーターセン)は空軍予備パイロットで、母パメラ(フランセス・コンロイ)と妹キャロリンの家族だ。ある日、チャックは仲間と近くの核ミサイル・サイロを見学し、核の恐怖を実感。リーグ戦決勝の日、核全廃の日まで好きな野球をやめると宣言した。この決意は新聞にのり、賛同したプロバスケットの大選手アメイジング(アレックス・イングリッシュ)も、辞めてしまった。チャックの父は息子に、ヒマつぶしはやめろというが、決意は固い。アメイジングはチャックの町に来、近くの森中に住む。2人の抗議は世界に広まり、スポーツ界から続々と有名選手などが2人のまわりに集まった。こうなると無視できないのは政府。チャックをホワイトハウスに呼んで、大統領(グレゴリー・ペック)は、力の均衡のため核は必要と説くが、ダメ。一方、軍需産業の黒幕ジェフリーズ(リー・リチャードソン)も、アメイジングの元マネージャーのリン(ジェイミー・リー・カーティス)を通じ、圧力をかけ、ついにアメイジングの乗った飛行機を爆破する。彼の死をきっかけに、チャックは無言の抗議を始め、この行為は全世界の子供の間にも広まった。ついに、米ソは7年後核全廃を打ち出す。しかし、息子にかわり、父のラッセルは大統領に、そんなに待てないと告げる。他方、アメイジング殺しをジェフリーズらのしわざと知った大統領は、彼の活動停止を命じ、核の即時全面徹廃を決意した。――4月。リトルリーグ開幕戦の日、米ソ首脳の見守る中、チャックはマウンドに立つ。そして、アメイジングのトレードマークとした3本指のピースサインを上げた。平和を祝福するようにスタンドの全員が、3本指をかかげる。第1球が投げられた――。となれば、素敵なことじゃない――と字幕。

今日は映画何の日?

注目記事