サン・ピエールの生命
さんぴえーるのいのち La Veuve de Saint-Pierre- 上映日
- 2000年11月4日
- 製作国
- フランス
- 制作年
- 1999
- 上映時間
- 112分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
二人の男をそれぞれ全く違った感情で愛する人妻の葛藤を描いた感動作。監督は「橋の上の娘」のパトリス・ルコント。製作は「リディキュール」のジル・ルグランとフレデリック・ブリリオン。共同製作はドゥニーズ・ロベールとダニエル・ルイ。脚本はクロード・ファラルド。撮影は多数のルコント作品を務めるエドゥアルド・セラ。音楽は「イヴォンヌの香り」のパスカル・エスティーヴ。美術はイヴァン・モスワン。編集はジョエル・アッシュ。衣裳は「リディキュール」のクリスチャン・ガスク。出演は「年下のひと」のジュリエット・ビノシュ、「ロスト・サン」のダニエル・オートゥイユ、「黒猫・白猫」などの監督として知られるエミール・クストリッツァほか。
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ユーザーレビュー
「サン・ピエールの生命」のストーリー
1849年、カナダにあるフランス領サン・ピエール島。この島に駐屯する軍隊長ジャン(ダニエル・オートゥイユ)と、その美しく純真な妻マダム・ラ(ジュリエット・ビノシュ)は、深い愛で結ばれていた。そんなある時、酒に酔った勢いで殺人を犯し、死刑を宣告された荒くれ者の漁師ニール(エミール・クストリッツァ)が、島にギロチンが運ばれるまでの間、マダム・ラの身の回りを手伝うことになる。彼女はニールに読み書きを教えたり、外出時に付き添わせたりなど、行動を共にするうちに、彼に対して母性とも愛情とも取れる大きな感情を持ちはじめた。そしてニールは未亡人マルヴィラン(カトリーヌ・ラスコー)の家の壊れた屋根を修理したのがきっかけで、島の人々と徐々に親交を深めていく。さらにニールは暴走する荷車に乗った女性の命を救い、皆の人気を集めることになる。マルヴィランは彼を愛しはじめ、ニールと彼女は神父の前で永遠の愛を誓い合う。マダム・ラはそんなニールが処刑されねばならないことに疑問を感じていた。いよいよ、ギロチンが島に到着。しかし死刑執行に対する島民たちの反発は強まる一方だった。その民衆の声と妻の想いに心を動かされたジャンは、処刑の立ち合いを拒否。マダム・ラは、そんなジャンの立場がもっと危なくなるのを承知でニールを逃がそうとしたが、失敗したため、事態は最悪の展開に。結局ニールはギロチンで処刑され、その数か月後、ジャンは反乱罪で銃殺刑。打ちひしがれるマダム・ラは、自分が死を迎えるまで未亡人でいることを心に誓うのだった。
「サン・ピエールの生命」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サン・ピエールの生命」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年11月4日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | エピテート・フィルム |
配給 | シネカノン=アミューズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビー |
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