解説
江國香織原作の同名小説を映画化。それぞれ別の相手と激しい恋に落ちた夫婦の愛の行方を、繊細な演出と深い映像美で描く。監督は、「ストロベリーショートケイクス」の矢崎仁司。脚本は、「七夜待」の狗飼恭子。出演は、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「笑う警官」の大森南朋、「ジョゼと虎と魚たち」の池脇千鶴。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】スイートリトルライズ
TVで観る
ユーザーレビュー
「スイートリトルライズ」のストーリー
テディベア作家の岩本瑠璃子(中谷美紀)とIT企業に勤務している岩本聡(大森南朋)の夫婦には子供はおらず、今でも恋人同士のような穏やかな雰囲気がある。しかし結婚して数年を迎える2人は自然と肉体関係はなくなり、聡は鍵をかけた自室でTVゲームをする時間が増えている。用事があると携帯電話で聡を呼び出す瑠璃子たちの関係は、聡の妹・岩本文(大島優子)からはおかしな夫婦だと呆れられているが、瑠璃子は自分たちが繋がっていると信じていた。瑠璃子のマネージャー・藤井登美子(黒川芽以)に、非売品のベアを譲ってほしいと電話で懇願していた津川春夫(小林十市)が、瑠璃子のベアの個展にやってくる。瑠璃子は春夫の実直さに心を打たれ、そのベアを譲る。その後2人はレンタルビデオ屋で再会し、恋に落ちる。聡は大学のダイビングサークルのOB会で、後輩・三浦しほ(池脇千鶴)と再会する。聡に好意を寄せるしほは、積極的に聡にアプローチする。聡も次第にしほに惹かれ、デートを重ねる。しほは聡に、伊豆の海にダイビングに行きたいと言う。聡は瑠璃子を連れて伊豆に行き、海に入らない瑠璃子に隠れてしほと体を重ねる。そのころ、春夫も伊豆に来ていた。瑠璃子も春夫と共に時間を過ごす。瑠璃子と聡は伊豆から帰ってからも、何事もなかったかのように過ごしていた。しかし、春夫が恋人の美也子(安藤サクラ)と別れると言い出す。瑠璃子は春夫に、重い口を開く。美也子と春夫は破局を迎えるが、瑠璃子も春夫から去る。一方、聡はしほと関係を続けていた。ある日瑠璃子は、近所の老女・君枝(風見章子)が飼う犬のビンゴが死んでいるのを見つける。瑠璃子と聡はビンゴを庭に埋葬する。その夜、2人は久しぶりに一緒のバスタブに浸かる。2人の間に、静かで暖かい空気が流れる。
「スイートリトルライズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「スイートリトルライズ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年3月13日 |
上映時間 | 117分 |
製作会社 | GLORY GROUP=ブロードメディア・スタジオ=日音=ポニーキャニオン=ハリウッドチャンネル(製作プロダクション グローリープロダクション) |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | DTS |
公式サイト | http://www.cinemacafe.net/official/sweet-little-lies/ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2010年4月上旬号 | REVIEW 日本映画 「スイートリトルライズ」 |
2010年3月下旬号 | 「スイートリトルライズ」 矢崎仁司 リアル/ファンタジーの往来 |