ハッピーアワー

はっぴーあわー
上映日
2015年12月12日

製作国
日本

制作年
2015
上映時間
317分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

30代後半を迎え人生の岐路に立つ女性4人の心情を掬い取るヒューマンドラマ。主演4人は演技未経験ながら第68回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。同映画祭脚本スペシャル・メンションにも輝いた。監督は「親密さ」の濱口竜介。市民参加の『即興演技ワークショップ in Kobe』から生まれた。蜷川幸雄演出作品など数々の舞台、テレビ番組を担当してきた阿部海太郎が音楽を手がける。2015年12月5日より神戸・元町映画館にて先行公開。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    上島春彦
    彼女たち四人はもの欲しげに幸せを求めているのではない、とは思うが、基本これは幸せなんか求めるヤツには地獄が待っている、というコンセプト。それを自覚したり、あるい... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    確かに30代後半の女性は、家庭があっても独身でも何かと生きづらい。いやそれを言えば、世代や性別に関係なく、誰もがどこかで無理しているのが現代人だと思う。そんな女... もっと見る
  • 映画評論家
    モルモット吉田
    土着でも旅行者でもない長期逗留者的視点とでも言おうか、こんな神戸を映画で見たのは初めてだ。ワークショップや打ち上げ、朗読会のシーンになるとドキュメンタリー的に長... もっと見る

「ハッピーアワー」のストーリー

神戸在住のあかり(田中幸恵)、桜子(菊池葉月)、 芙美(三原麻衣子)、純(川村りら)の4人は、30代後半を迎えた親友同士。桜子と純は中学からの付き合いであるものの、あかりと芙美は30歳を超えてから知り合った。久々に集まり、近々旅行しようと相談し合う4人。屈託なく話す一方で、それぞれ親友にも話せない悩みや不安があった。専業主婦の桜子は最近同居し始めた姑との関係に気を遣う日々。アートセンターPORTOに勤めるキャリアウーマンの芙美は、編集者の夫と表向きは仲が良いが、夫との間に言いようのない不安を感じていた。バツイチの看護師あかりは多忙な毎日を過ごし、病院で知り合った男性からアプローチされても恋愛する気になれない。ある日、4人はPORTOで開催されたアーティスト鵜飼によるワークショップに参加し、打ち上げに流れていく。その席で純は、1年近く離婚協議をしていると告白。戸惑いを感じる3人。やがて3人もまた人生を大きく揺るがす局面を迎える。

「ハッピーアワー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ハッピーアワー」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2015
公開年月日 2015年12月12日
上映時間 317分
製作会社 神戸ワークショップシネマプロジェクト(NEOPA,fictive)
配給 神戸ワークショップシネマプロジェクト(NEOPA,fictive)
レイティング
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://hh.fictive.jp/ja/
コピーライト (C)2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

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2015年12月下旬号 UPCOMING 新作紹介 「ハッピーアワー」
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