解説
杉作の同名コミックを実写映画化したヒューマンドラマ。ひょんなことから2匹の子猫を飼うことになった三十路寸前のボクサーのかけがえのない日々を描く。監督・脚本は、「探検隊の栄光」の山本透。主演は、ドラマ『純と愛』の風間俊介。共演は、「ウルトラマンサーガ」のつるの剛士、「サムライフ」の松岡茉優。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家上島春彦猫の映画は難しい(演出が)。呼んでも来ないから。でも健闘している、この映画。イントロを経て、猫と人のサヴァイヴァル戦略みたいになる展開が秀逸。わざわざ木の枝で釣... もっと見る
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「猫なんかよんでもこない。」のストーリー
ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男・ミツオ(風間俊介)のもとに、漫画家であるミツオの兄(つるの剛士)が拾ってきた2匹の子猫の兄弟“チン”と“クロ”がやってくる。超やんちゃと超気ままな2匹は、用意したエサは気に入らないと完全無視したり、命より大事なボクシンググローブは必殺技“猫キック”の練習道具に使われたりと、猫嫌いのミツオは振り回される。しかし、アパートの大家さんや猫好きの女性・ウメさん(松岡茉優)の応援もあり、光男と猫たちはちょっとずつ距離を縮めながら、極貧生活を支え合う運命共同体になっていく。そんななか、ミツオは試合でのケガがもとで、プロボクサーとしての道が閉ざされてしまう。生きがいを失ったミツオは、新たな一歩を踏み出せずにもがく。一方、チンとクロは新しい世界へ飛び出そうと爪を研いでいた……。
「猫なんかよんでもこない。」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「猫なんかよんでもこない。」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年1月30日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | 「猫なんかよんでもこない。」製作委員会 |
配給 | 東京テアトル |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://nekoyon-movie.com/ |
コピーライト | (C)2015杉作・実業之日本社/「猫なんかよんでもこない。」製作委員会 |
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