解説
ジム・ジャームッシュが、ロックバンド“ザ・ストゥージズ”の元メンバーや関係者に取材し、その真実に迫ったドキュメンタリー。1967年、アメリカ。イギー・ポップらは“ザ・ストゥージズ”を結成するが、その先進的な音楽は世間から受け入れられず……。出演は元メンバーのイギー・ポップ、ロン・アシュトン、スコット・アシュトン、ジェームズ・ウィリアムソンら。一般公開に先駆け、特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017』にて上映(上映日:2017年8月18日)。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
ジム・ジャームッシュだから観た。ジム・ジャームッシュがドキュメンタリー?
観ていくうちにロックバンドのドキュメンタリーとわかる。ロックには造詣がないので困ったな。イギー・ポップの名前は知っていたが、ザ・ストゥージズというグループは知らないし、大体、アメリカのバンドってメンバーの入れ替えがよくあるから、何がオリジナルかわからないし、何処までバンドで、何処までソロかもわからない。
映画の中で頻繁にコラージュみたいに映像や写真が挿入される。面白いけど、ひょっとして尺稼ぎ?(ジャームッシュはそんなことしないか.)
ここまで66点くらいかな、と思っていたが、ラストにじいさん達が頑張るんだなあ。これがカッコいい。一気に70点まで上げました。
「ギミー・デンジャー」のストーリー
1967年、ミシガン州アナーバーで、フロントマンのイギー・ポップ、ロン&スコットのアシュトン兄弟、デイヴ・アレクサンダーによって結成されたバンド、ザ・ストゥージズ。ところが、型にハマらない彼らの音楽はキワモノ扱いされ、思うような活動ができなかった。そんな中、彼らにいち早く注目したのが、イギリスで人気絶頂だったデヴィッド・ボウイだった。ボウイに招かれたザ・ストゥージズは渡英。プリミティブかつ攻撃的なサウンド、サイケやフリー・ジャズなど様々な要素を取り入れた実験性とミニマルな音作りの融合。そして、ヴォーカル、イギーの過激なステージング……。それまでのロックの概念を破壊する唯一無二のスタイルを生み出したものの、結局、わずか3枚のアルバムを残して、74年にバンドは解散する。セックス・ピストルズ、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど後の音楽シーンに多大な影響を与え伝説となったザ・ストゥージズ。彼らがロック・ファンを惹きつける理由とは何なのか。イギー・ポップを軸に、メンバーと、本当に近しい関係者のインタビュー、そして新たに発見された貴重な映像や写真から、ザ・ストゥージズの真実が明らかになる……。
「ギミー・デンジャー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ギミー・デンジャー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017年9月2日 |
上映時間 | 108分 |
配給 | ロングライド |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://movie-gimmedanger.com/ |
コピーライト | (C)2016 Low Mind Films Inc (c) Byron Newman (c) Danny Fields/Gillian McCain |
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