解説
桑原裕子が作・演出を手がけた劇団KAKUTAの2011年初演の同名舞台を「凪待ち」の白石和彌監督が映画化。こはるは三兄妹の子どもたちの幸せを守るために愛する夫を殺害。それから15年後、あの日以来時間が止まってしまった一家の元にこはるが帰ってくるが……。東京でフリーライターとして働く次男・雄二を「サムライマラソン」の佐藤健が、夫婦関係に思い悩む長男・大樹を「彼岸島 デラックス」の鈴木亮平が、事件によって美容師になる夢を諦めた妹・園子を「勝手にふるえてろ」の松岡茉優が、母親・こはるを2010年に紫綬褒章を受章した田中裕子が演じる。
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2024年4月29日放送
BSジャパン
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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絶対色気値
田中裕子が素晴らしい。存在感だけで泣けた。他の役者さんたちも皆素晴らしかった。
ただ・・・
面白くなりそうなお話です。実際に面白かった。途中までは。
クライマックスに至るあたりから、過去と現在が交差し、映画的な構成になり、さあこれからというところで、主役の佐藤健の想いが響いてこない。見せ場があっさりとしてるのだ。勢いで見せきってしまわれたようだ。佐藤健のそれまでの「重さ」が転ずることなく終わってしまう。
もし、その役を他の俳優が演じてたら、そのままでも良かったかもしれない。でも佐藤健には、手間暇かけもっと活かせてほしかった。存在感が強い役者には演出を変えないといけないと思うのです。
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EIGA FAN
「ひとよ」のストーリー
土砂降りの雨が降る夜、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は最愛の子どもたち三兄妹の幸せのため、愛した夫を手にかけた。そして子どもたちに15年後の再会を誓い、姿を消した。その日から家族の運命は一変し、長男・大樹(鈴木亮平)、次男・雄二(佐藤健)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は心の傷を隠し持ったまま大人になった。事件の夜にそれぞれが想い願った未来とは違う人生を歩む三兄妹。そんな時間が止まってしまった一家のもとに、こはるが帰ってくる。
「ひとよ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ひとよ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年11月8日 |
上映時間 | 122分 |
製作会社 | 「ひとよ」製作委員会(日活=アミューズ=ROBOT=朝日新聞社=集英社=ローソンエンタテインメント=ひかりTV=ライブ・ビューイング・ジャパン=イオンエンターテイメント)(製作幹事:日活/企画・制作プロダクション:ROBOT) |
配給 | 日活(配給協力:ライブ・ビューイング・ジャパン) |
レイティング | PG-12 |
公式サイト | https://www.hitoyo-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2019「ひとよ」製作委員会 |
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