ヘルムート・バーガー ヘルムートバーガー

  • 出身地:オーストリア
  • 生年月日:1944/05/29
  • 没年月日:2023/05/18

略歴 / Brief history

オーストリア・ザルツブルグ生まれ。64年にイタリアの耽美派の巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見出され、67年の「華やかな魔女たち」で映画デビュー。さらに69年の「地獄に堕ちた勇者ども」、72年の「ルートヴィヒ」などのヴィスコンティ作品でスターの地位を確立。ヴィスコンティ監督の秘蔵っ子にして愛人でもあり、74年の同監督の最高傑作「家族の肖像」では教授に愛されるテロリストという自身の境遇にも似た役柄で脚光を浴びる。ヴィスコンティの死後は不遇の時代が続いたが、93年に「ルードウィッヒ1881」で太って容貌が様変わりした晩年のルートヴィヒ2世を演じて話題になった。2019年11月、健康問題などを理由に引退を表明した。2023年5月18日逝去。享年78歳。

ヘルムート・バーガーの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • SAINT LAURENT サンローラン

    制作年: 2014
    20世紀のファッション界を席巻したイヴ・サンローランの最も輝き、最も堕落した10年間を描くヒューマンドラマ。1970年代半ば、徹底的に美を追求する一方、モデルや愛人と刹那的な快楽に溺れるサンローランはやがて全てを見失い始め……。監督は「メゾン ある娼館の記憶」のベルトラン・ボネロ。出演は「ハンニバル・ライジング」のギャスパー・ウリエル、「最後のマイ・ウェイ」のジェレミー・レニエ、「ジェラシー(2013)」のルイ・ガレル、「アデル、ブルーは熱い色」のレア・セドゥ、「ルートヴィヒ」のヘルムート・バーガー。
    80
  • パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

    制作年: 2013
    ベートーベンの遺書に『不滅の恋人』と書かれた人物を探す「不滅の恋/ベートーヴェン」を手がけたバーナード・ローズ監督が、悪魔的な超絶技巧を披露しセンセーションを巻き起こした18~19世紀のヴァイオリン奏者ニコラ・パガニーニのドラマティックな生涯に迫ったドラマ。主演は21世紀のパガニーニとも言われる名演奏家デイヴィッド・ギャレット。5億円の名器ストラディヴァリウスを響かせ、パガニーニを蘇らせる。本作では製作総指揮や音楽も担っている。ほか、「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」のジャレッド・ハリス、「ラッシュ/プライドと友情」のクリスチャン・マッケイ、「ルートヴィヒ/神々の黄昏」のヘルムート・バーガーらが出演。
    80
  • ボトロップの120日

    制作年: 1997
    イメージフォーラム・フェスティバル2018内の特集『挑発する生 クリストフ・シュリンゲンジーフ』にて上映(上映日:2018年8月5日、9日)。2019年6月、特集『クリストフ・シュリンゲンジーフ リターンズ!!』にて上映。
  • ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期

    制作年: 1990
    フランシス・フォード・コッポラ監督自身による『ゴッドファーザー PARTIII』の再編集版。全米公開30周年を記念して、マリオ・プーゾとコッポラの当初の意図を尊重して再編集された。監督・脚本はフランシス・フォード・コッポラ。脚本はマリオ・プーゾ。撮影監督はゴードン・ウィリス。出演はアル・パチーノ、アンディ・ガルシア、ダイアン・キートン、タリア・シャイア、ソフィア・コッポラほか。
    80
  • フェイスレス

    制作年: 1988
    「マルキ・ド・サドのジュスティーヌ」のジェス・フランコ監督が、自身の61年の出世作「美女の皮をはぐ男」で描いた“外科医を営む男が醜くなった妻のために美女を誘拐して皮膚移植手術を行う”というプロットに新たなアレンジを加え、原点回帰を図った野心作。出演は、「地獄に堕ちた勇者ども」などのビスコンティ作品常連のヘルムート・バーガー。テレビシリーズの『刑事コジャック』で幅広く支持されるようになったテリー・サヴァラス。「007/私を愛したスパイ」のキャロライン・マンロー。
  • イカレたロミオに泣き虫ジュリエット

    制作年: 1986
    一組の恋人たちがベルリンの街を舞台に、奇妙な登場人物たちとすれ違いながら繰り広げる冒険物語を奔放なタッチで描く。現実にも恋人同士であったダニ・レヴィとアンニャ・フランケが主演・脚本・監督し、ヘルムート・バーガーが共同監督、撮影はカール・フリードリヒ・コシュニック、音楽をニッキー・ライザーが担当。

今日は映画何の日?

注目記事