床嶋佳子 トコシマヨシコ

  • 出身地:福岡県福岡市
  • 生年月日:1964/09/23

略歴 / Brief history

福岡県福岡市の生まれ。幼い頃からバレエを始め、13歳の時にブルガリアのバルナ国際バレエコンクールのジュニアの部に出場。精華女子高校を卒業した1983年に松山バレエ団に入団し、その後、小川亜矢子バレエスタジオに移籍して、86年の全日本バレエコンクールでは文部大臣賞を受賞する。88年、ミュージカル『12ヶ月のニーナ』の主役がきっかけとなり、女優に転向。ミュージカルと舞台にまたがり、『ゼアミ』91、『タイタス・アンドロニカス』92、『ジェイクス・ウィメン』『ある日どこかで』93、『屋根の上のヴァイオリン弾き』96など、数々の作品に出演を重ねる。90年、音楽新聞社“村松賞”大賞を受賞。その後は映像ジャンルにも進出し、フジテレビ『ヴァンサンカン・結婚』91、『危険な関係』99、日本テレビ『子供が寝たあとで』92、『寝たふりしてる男たち』95、TBS『おとなの選択』92、『オトコの居場所』95、『まかせてダーリン』98、NHK『八代将軍吉宗』95、『元禄繚乱』『あぐり』97、『やんちゃくれ』98、テレビ朝日『ふたり』97などのテレビドラマに多数出演する。映画は2000年、故郷の福岡で製作されたミュージカル風コメディ「博多ムービー・ちんちろまい」で初出演。キャストの大半が福岡出身者で固められた本作で、武田鉄矢演じる主人公の県庁職員の妻・睦子役を演じた。その後も映画出演は少なく、往年の人気ドラマを復活させた梶間俊一監督「プレイガール」03、WOWOWのオリジナルドラマとして制作され、のちに劇場公開もされた宮部みゆき原作、麻生学監督の「長い長い殺人」08がある程度。最高裁判所の企画・製作による裁判員制度の広報用映画「裁判員・選ばれ、そして見えてきたもの」07では、サラリーマンの主人公の妻を演じている。一方、テレビドラマでは90年代後半から2時間サスペンスへの出演が急増し、初期の端役から次第に主人公の妻や相棒役としてのヒロイン、やがて日本テレビ『検事・霞夕子』シリーズ03~05などの主役へと役の重要度が上がっていった。次いでTBS『ママは女医さん』04、『ママはバレリーナ』05など昼帯ドラマの主演もつとめ、CM等でも高い好感度をアピールするようになる。ドラマの出演作はほかに、NHK『義経』05、TBS『官僚たちの夏』09、フジテレビ『天使の代理人』10など。舞台に『ミツコ』01、『ファウスト』04、『あさきゆめみし』05、『夏ノ夜ノ夢』06などがある。

床嶋佳子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 長い長い殺人

    制作年: 2007
    直木賞作家・宮部みゆきによる100万部突破の同名ミステリー小説を映画化。監督は「着信アリFinal」、TV『帰ってきた時効警察』の麻生学。出演は、「レディ・ジョーカー」の長塚京三、「少林少女」の仲村トオル、「嫌われ松子の一生」の谷原章介。
  • プレイガール

    制作年: 2003
    警察庁特殊犯罪捜査チーム“プレイガール”の面々の活躍を描いたお色気アクションで、昭和40年代に人気を博したテレビ・シリーズの映画版。監督は「実録・安藤組外伝 餓狼の掟」の梶間俊一。脚本は「ゴジラ×メガギラスG消滅作戦」の柏原寛司。撮影を「やくざの詩 OKITE[掟]」の仙元誠三が担当している。出演は、「模倣犯」の佐藤江梨子、「帰ってきた刑事まつり/はぐれちゃった刑事」の岡元夕紀子、映画初出演の加藤明日美と八幡えつこ、「ちんちろまい」の床嶋佳子ら。16ミリからのブローアップ。
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  • ちんちろまい

    制作年: 2000
    博多を舞台に巻き起こる騒動を、ミュージカル仕立てで描いたどたばたコメディ。監督は、「風を見た少年」で総監督を務めた大森一樹、「武闘の帝王 完結篇」の祭主恭嗣、「N。45  第4話『風は、どっちに吹いている』」の中嶋竹彦、「プープーの物語」の渡辺謙作の4人。脚本は藤村磨実也と大森監督の共同で、撮影監督に「五条霊戦記 GOJOE」の渡部眞があたっている。出演は「プロゴルファー織部金次郎5 愛しのロストボール」の武田鉄矢の他、全て福岡県出身の役者。尚、タイトルの”ちんちろまい“とは、博多弁でてんてこまいの意。2000年9月23日福岡・天神ソラリアシネマにて先行上映。

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