イザベル・アジャーニ

  • 出身地:フランス、パリ
  • 生年月日:1955年6月27日

略歴 / Brief history

フランス・パリ生まれ。学校の朗読コンテストで優勝し、アマチュア劇団に所属していたところをスカウトされ、14歳で映画の世界へ。70年に映画デビューし、テレビ番組にも出演。18歳でコメディ・フランセーズの座員として舞台に立つようになった。テレビに出演していた姿をフランソワ・トリュフォー監督が見て、「アデルの恋の物語」(75)を彼女のために執筆。19歳で主演を飾り、いきなりアカデミー賞主演女優賞候補となる。鬼気迫る演技は高く評価され、カンヌ国際映画祭女優賞に2度輝いたほか、セザール賞は最多5回の受賞を誇る。恋多き女としても知られ、スキャンダルの歴史もまた彼女の経歴なのである。

イザベル・アジャーニの関連作品 / Related Work

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  • 苦い涙

    制作年: 2022
    フランソワ・オゾン監督が、ドイツの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972)』を現代風にアレンジ。アパルトマンの一室を舞台に、若く美しい青年に翻弄される映画監督の愛のドラマを風刺やユーモアを交えて描き出す。出演は「悪なき殺人」のドゥニ・メノーシェ、「カミーユ・クローデル」のイザベル・アジャーニ、ファスビンダーのミューズでオリジナル版にも出演したハンナ・シグラ。
  • ザ・フォース

    制作年: 2011
    闇組織に立ち向かう捜査官たちの闘いを描いたポリティカルアクション。強盗グループの鎮圧を任された捜査官・クララは、服役中のリーダー・マカロフに協力を要請。マカロフはグループへの潜入に成功するが、クララの息子が何者かに撃たれてしまい…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:フランク・アンリ 製作:フランク・ショロ 撮影:ジャン=ピエール・ソーヴェール 編集:フランス・ドゥーズ 出演:イザベル・アジャーニ/エリック・カントナ/アンヌ・コルシニー
  • ボン・ヴォヤージュ

    制作年: 2003
    1940年、パリ陥落に至る激動の時代、女優と作家、大臣の三角関係を軸に、戦時下を生きる人々を描いた群像ドラマ。寡作で知られるフランスの巨匠、ジャン=ポール・ラプノーの8年ぶりの監督作。イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニー・ルドワイヤンといったフランスを代表するスターが競演。2004年のセザール賞では最多11部門にノミネートされ、最有望新人男優賞、最優秀撮影賞、最優秀美術賞を受賞した。
  • イブラヒムおじさんとコーランの花たち

    制作年: 2003
    家族の愛を知らずに育ったユダヤ人少年が年老いたトルコ商人の老人と出逢い、親子のような関係を築くヒューマン・ドラマ。エリック=エマニュエル・シュミットが、コーランと実在した祖父の思い出を元に描いたベストセラーを、「うつくしい人生」のフランソワ・デュペロン監督が映像化。イブラヒムを演じるのは、名作「アラビアのロレンス」以降40年以上にわたって国際派スターとして活躍するオマー・シャリフ。2003年のヴェネチア映画祭でシャリフは特別功労賞を受賞した。
  • 愛のはじまり

    制作年: 2002
    『ボン・ヴォヤージュ』のイザベル・アジャーニ主演による愛のドラマ。海に向かう列車に乗り込んだ憂いに満ちたひとりの女。出所し、失われた自分を求めて過去に向かう女と、それを見つめる孤独を抱えた男。3人は命の輝きを再び取り戻そうとする。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:レティシア・マッソン 編集:ドミニク・フェッセ 音楽:ジョスリン・プーク 撮影:アントワーヌ・エベール 出演:イザベル・アジャーニ/サミー・フレー/サミー・ナセリ/マリア・シュナイダー
  • イザベル・アジャーニの惑い

    制作年: 2002
    文豪コンスタンの小説『アドルフ』の映画化で、青年と年上の伯爵夫人の運命の恋を描く文芸ロマン。監督・共同脚本は「トスカ」のブノワ・ジャコ。撮影は「アルテミシア」のブノワ・デローム。編集は「トスカ」のリュック・バルニエ。出演は「悪魔のような女」のイザベル・アジャーニ、「クレーヴの奥方」のスタニスラス・メラール、「ジェヴォーダンの獣」のジャン・ヤンヌ、「スパニッシュ・アパートメント」のロマン・デュリス、「ジャンヌ/薔薇の十字架」「ジャンヌ/愛と自由の十字架」のジャン=ルイ・リシャールほか。

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