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「しから始まるもの」の検索結果
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和歌山県太地町のクジラ漁にスポットを当てて世界的注目を浴びた「ザ・コーヴ」(09)。その一方的な糾弾内容に疑問を覚えて反論映画「ビハインド・ザ・コーヴ ~捕鯨問題の謎に迫る~」(15)を撮り上げた八木景子監督が、新たに食と科学の見地からクジラに向き合ったドキュメンタリー「鯨のレストラン」が、9月2日(土)より新宿K’s cinemaで公開される。 クジラの消費量が全盛期の1%にまで減った現在。苦境の中で、谷光男はあえてクジラ専門料理店〈一乃谷〉を運営し、今や数少ない全国の同業者に一目置かれている。 谷が東北から上京して東京・神田に〈一乃谷〉を構えたのは、東日本大震災の1年前、2010年だった。被災地の宮城県石巻市は、国内最大の捕鯨基地である。 映画はクジラ料理だけでなく、環境問題やヴィーガンブームも視野に捉え、クジラをめぐる諸々を深掘り。料理店の大将、自然資源のルールを決める国際会議の主要人物など、各者の証言を記録していく。 八木景子監督が「今、伝えなくてはいけない」という使命感で送り出す8年ぶりの新作、注目したい。 「鯨のレストラン」 監督・プロデューサー:八木景子 撮影:猪本雅三 録音:伊藤裕規 編集協力:浜口文幸記念スタジオ 出演:谷光男(鯨屋の大将)、鮎川捕鯨の皆様、ユージン・ラポワント(ワシント条約元事務局長)、ジュヌビエーヴ・デスポーテス(NAMMCO事務局長・科学者)、加藤秀弘(東京海洋大学名誉教授)、八木信行(東京大学教授)、樋口真嗣(「シン・ゴジラ」監督) 配給:八木フィルム 2023/日本/77分/ドキュメンタリー/HD/カラー/16:9/英題:Whale Restaurant ©2023 YAGI Film Inc. HP:http://yagifilm.com/
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ウクライナ民謡〈シェドリック〉がつなぐ明日への希望 ウクライナで何百年も前から歌い継がれている民謡〈シェドリック〉=〈キャロル・オブ・ザ・ベル〉。第二次世界大戦下、この歌を支えに懸命に戦禍を生き抜こうとする人々の姿を、ドキュメンタリー界出身で現在もキーウに住むオレシア・モルグレッツ=イサイェンコ監督が綴る。 舞台は、ウクライナ人、ポーランド人、ユダヤ人の3家族が暮らす古アパート。引っ越し当初はよそよそしかった彼らだが、ピアノ教師であるウクライナ人の母ソフィアが子どもたちに行う歌のレッスンを通して距離を縮めていく。そんな矢先、第二次大戦が勃発。ポーランド人とユダヤ人の両親が迫害によって連行され、ソフィアは残された彼らの娘たち、そして親とはぐれたドイツ人の少年さえも我が子同様命を懸けて守ろうとする。しかし、戦争はソフィア自身の命をも飲み込もうとしていた……。 脚本を手掛けたクセニア・ザスタフスカの祖母の実体験に基づいている本作は、ある日突然、何の罪もない人々が迫害され、無慈悲に日常が壊される戦争の恐ろしさをありありと物語る。第二次大戦中の話ではあるが、ロシアがウクライナを侵攻している今、戦争は現在と地続きであることを否が応でも痛感させられる。 1914年に誕生した〈キャロル・オブ・ザ・ベル〉は、ウクライナ文化が存在する証明であり、ウクライナ人の誇りを示す曲として今、再注目されているという。劇中でたびたび出てくる「戦争はいつ終わるの?」という問いに、我々が答えられる日は来るのだろうか。生命の尊さや人と人との絆の大切さという普遍的なテーマと共に、戦争のない世界を築くために何をすべきなのか。今一度、戦争や平和について考えるきっかけとして、本作がひとりでも多くの人のもとへ届くことを願う。 文=原真利子 制作=キネマ旬報社 (キネマ旬報2023年7月上・下旬号より転載) https://www.youtube.com/watch?v=QK0lTAv6i1I 「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩」 【あらすじ】 1939年1月、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ)にあるユダヤ人が住むアパートに、ウクライナ人とポーランド人の家族が引っ越してくる。そして、第二次世界大戦が勃発。ソ連やナチス・ドイツによる侵攻が始まり、ポーランド人とユダヤ人の両親は連れ去られてしまう。ソフィアは残された子どもたちを必死で守り、生きていこうとするが……。 【STAFF & CAST】 監督:オレシア・モルグレッツ=イサイェンコ 出演:ヤナ・コロリョーヴァ、アンドリー・モストレーンコ 配給:彩プロ ウクライナ、ポーランド/2021年/122分/区分G 7月7日(金)より全国順次公開 ▶公式HPはこちら ©MINISTRY OF CULTURE AND INFORMATION POLICY OF UKRAINE, 2020 ‒ STEWOPOL SP.Z.O.O., 2020
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「雄呂血」 7月に時代劇専門チャンネル(CS292)で、〈4Kデジタル修復版〉がTV初放送される阪東妻三郎主演、二川文太郎監督の「雄呂血(おろち)」(1925年)。およそ100年前に作られた日本映画史上に残る傑作が、デジタル修復によって新たな命を吹き込まれた。その修復プロジェクトを企画した時代劇専門チャンネルの荒瀬佳孝、4Kデジタル修復のコーディネートを担当したIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(以下Imagica EMS)の水戸遼平、4Kデジタル修復を担当したImagica EMSの中村謙介、阪東妻三郎の四男で俳優の田村亮の各氏に、修復作業の実態と阪東妻三郎の魅力を語っていただく座談会の後編をお届けする。 ─今回の〈4Kデジタル修復版〉と今まで上映されてきたポジ・プリントの「雄呂血」では、上映速度に大きな違いがありますね。 水戸:「雄呂血」のようなサイレント映画は、秒間16コマ、18コマ、場合によっては20コマで撮影されています。ですから秒間24コマで撮られた通常の映画とは違って、上映速度を調整しないと全体の動きが速くなってしまうんです。それで我々はデジタル修復作業をするときに、最後にスピード変換を行います。それには作品が秒間何コマで撮られたかを探る必要がありますが、「雄呂血」はそれが分かる資料文献が残っていませんから、我々は自然物の落下速度を判断基準にするんです。例えば水滴が落ちる、人が飛び降りるときの落ち方が一番自然な速度はどれか。そこから判断して秒間何コマの作品なのかを特定し、上映速度を決めるんです。 荒瀬:今回の場合は、秒間18コマでしたね。ただ見て違和感のない上映速度に調整しても、チャンバラの場面は少し速いんです。それはサイレント映画の撮影技法として、最初からわざと速く見えるように撮影しているからなんです。ですから芝居場の部分は自然に見えますが、チャンバラシーンは制作意図を尊重して少し速く見えるように仕上げています。上映速度を調整したことで、二川文太郎監督の演出が生きたショットもあります。主人公の久利富平三郎が捕り方に囲まれて、追いつめられるラストの場面。迫るいろんな捕り方たちを2コマずつ細かく入れ込んで、フラッシュバックさせる演出があるんですが、これまでのポジ・プリント版だと上映速度が速すぎて、2コマでは何が写っているのかよくわからない。それが今回は、捕り方が迫る緊迫感が演出意図通りに出ていると思うんです。 田村:その緊迫感も含めて、やはり「雄呂血」の面白さはラスト15分の大立ち回りだと思います。サイレント映画ですから、親父(阪東妻三郎)のセリフは弁士が代弁していて、芝居のセリフ回しはわからない。ですからその立ち回りに醍醐味があると思うんです。 【修復前】 【修復後】オリジナルネガからの修復により、プリントと比べ、細部にわたって視認できるようになった ─田村亮さんは1978年2月の“阪妻を偲ぶ”という舞台公演で、お兄様の田村正和さんとダブルキャストで「雄呂血」の主演を務めたことがあるんですね? 田村:そのとき兄の正和と、「雄呂血」のフィルムを持っていたマツダ映画社さんに伺って、舞台の参考にするために初めて作品を観たんです。『親父も、頑張ってようやりよるなあ』と兄貴と言い合っていました(笑)。舞台では親父のまねごとをちょっとやってみましたが、それだけで似るものではないですね。やはりずっと立ち回りの稽古をしていないと、あれだけの動きはできないですよ。 ─主人公の久利富平三郎は、根は善人だけれども世間の度重なる誤解を受けて零落し、鬱屈した思いを募らせたことが、ラストの大立ち回りにつながっていくんですね。 田村:戦後に市川雷蔵さん主演で「大殺陣 雄呂血」(1966年)としてリメイクされているんですが、この映画では最後にものすごい数の人を斬っているんです。でもある人に『亮ちゃん、お父さんは一切、人を斬らなかった。お父さんは、ラストで捕り方に囲まれて逃げ回り、追い払うけれど、致命傷は与えない。それが最後の最後に人を斬ってしまい、ああ俺は人を斬ってしまったと思って、自ら刀を放るんだよ』と言われたことがあるんです。親父の平三郎はそこで我に返って、自分で硬直した手を刀から引きはがして、放り出す。ああいう表現はそれまでなかったですね。ただ人を斬るのではなく、平三郎の斬ってしまったことに対する後悔の念を入れ込んだ。そこに雷蔵さん版との違いがありましたね。 ─阪東妻三郎さんは仕事に対しては厳しい方だったと言われますが、覚えていることはありますか? 田村:これは母親から聞きましたが、晩年にセリフが入りにくくなると、セリフを全部巻紙に書き出しましてね。家の鴨居の所にそれを貼っておいて、家中を歩きながら見てセリフを覚えていたそうです。僕もその巻紙を見た覚えがありますよ。 ─ 一方では、大変子煩悩な方だったとも聞きますが? 田村:親父は普段仕事に打ち込んでいるので、あまり子供と接触がなかったんです。その分、季節の行事のときは、一緒に遊んでくれました。節分のとき僕は豆の入った升を持たされて、一緒に家中回って豆まきをする。それで1階の窓の前に立つと、『窓を開けろ』と言って、親父が『鬼は外、福は内』と豆をまいて、僕に窓を閉めろと言うんですよ。それを1階2階と続けていくんですが、結局僕は窓の開け閉めをするだけでね(笑)。でも一緒に遊べて楽しかったです。僕は末っ子ですから、一番可愛がられたんじゃないかな。 ─そんなお父様の代表作「雄呂血」が、今また多くの人に観てもらえることに関しては? 田村:嬉しいですね。およそ100年経っても作品が劣化しないで観てもらえるのは、本当にありがたいことです。 ─このようなサイレント映画時代の時代劇が〈4Kデジタル修復版〉となってよみがえるのは、非常に意味のあることだと思いますが? 荒瀬:僕自身の強い思いもあって始めた企画ですが、これは時代劇専門チャンネルの理念ともクロスする部分があるんです。時代劇に対するリスペクトを、こういう形で今後も打ち出していきたい。また大手の映画会社さんでは、自分の会社の映画はデジタル修復することがありますが、裏を返せば他社の映画はやらないわけですね。すると今は消滅した阪東妻三郎プロダクションが作った「雄呂血」のような作品は、オリジナルのネガ・フィルムが永遠に失われてしまう。また作品が残っていても、ボロボロの状態で未来の人たちが誰も観られないものになってしまう。そういう事態に陥りかねないので、文化としての時代劇。あるいは日本映画の源流を知る上での時代劇を残して多くの方に観てもらうために、こういう企画は機会があれば、今後も続けていきたいと思うんです。 ─「雄呂血」は当時24歳の阪東妻三郎さんをはじめ、若い20代のスタッフ、キャストの力を結集して作られた作品です。そのエネルギーとパッションを、100年後の我々もそのまま受け取れる〈4Kデジタル修復版〉が誕生したと思います。次の100年を担う若い人に時代劇の面白さを伝える意味でも、映像遺産としてこの企画を続けていってほしいです。 取材・文=金澤誠 撮影=谷岡康則 制作=キネマ旬報社 左から荒瀬佳孝さん、田村亮さん、水戸遼平さん、中村謙介さん 荒瀬佳孝(時代劇専門チャンネル・プロデューサー) 今回のプロジェクトの企画者。「雄呂血」の修復方針の決定や、活弁、音楽のキャスティング等を担当。 水戸遼平(IMAGICAエンタテインメントメディアサービス・アーカイブコーディネーター) デジタル修復のプロジェクトにおいて、素材選定、ワークフロー構築など完成までトータルコーディネートを担当。これまでに100作品以上のデジタルリマスター作業に関わる。 中村謙介(IMAGICAエンタテインメントメディアサービス・レストレーションスーパーバイザー) 10年以上にわたり、デジタルレストレーション業務を担当。チームとして、累計5,000本以上の映画やアニメーション、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルの作品の修復を行う。 田村亮(俳優) 阪東妻三郎の四男。7歳のときに父が死去。俳優の田村高廣、田村正和を兄に持つ。NHKドラマ『破れ太鼓』でデビュー。その後、テレビドラマ、映画、舞台と活躍し、実相寺昭雄監督作品「無常」(第23回ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞作)などで主演。田村正和主演ドラマ「乾いて候」では、大岡忠相役を演じ、田村三兄弟の共演が話題となった。また、1978年、父・阪妻の同名代表作を舞台化した「雄呂血」で主役の久利富平三郎を、正和とWキャストで演じた。 https://www.youtube.com/watch?v=H8yVPHw4gq4&t=2s 【放送日時・作品】 ◎7月8日(土)よる 8:00 /7月30日(日) あさ 4:00 「雄呂血(おろち)」<4K デジタル修復版> ※2K放送 1925年:映画モノクロ(TV初) 監督:二川文太郎 原作・脚本:壽々喜多呂九平 出演:阪東妻三郎、環歌子、中村吉松、春路謙作 ほか 弁士:坂本頼光 音楽:清水靖晃 4Kデジタル修復作業の裏側や阪妻にはじまる芸能一家・田村家に迫った特別番組もあわせて放送! 【放送日時・作品】 ◎7月8日(土)よる 10:00 /7月30日(日)あさ 6:00 「阪妻(ばんつま)と 雄呂血(おろち) ~田村家の 100 年~」 ※2023年オリジナル番組(TV初) 出演:田村亮/田村幸士 【番組内容】 2022年夏、俳優・田村亮は息子の幸士とともに偉大な名優である父、阪東妻三郎(本名・田村傳吉)の墓参りに、暑い盛りの京都を訪れた。阪妻は人気絶頂の1953年に51 歳の若さで突如この世を去った。亮が7 歳のときのことだった。阪妻の孫にあたる幸士は、祖父に会ったことがない。今も残る旧・田村邸へと向かい、在りし日の祖父の姿、田村家の記憶を父・亮とともに辿る。そして、東京では「雄呂血<4kデジタル修復版>」制作プロジェクトが始動! 100 年前の映画を100年後の未来へとつなげる取り組みの素材調査から完成までを記録していく―。 ▶時代劇専門チャンネルの公式HPはこちら
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ピーター・フォンダとウォーレン・オーツの共演で、とんでもない儀式を目撃したばかりに悪魔集団に追われるはめになった夫婦2組の運命を描いた「悪魔の追跡」(1975)が、9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開される。 2組の夫婦が、コロラド州のスキーリゾートで休暇を過ごそうとキャンピングカーで出発。初日、誰もいない河原で夜を明かすことになった彼らは、対岸に炎を目撃する。望遠鏡を覗くと、覆面をした者たちが呪文を唱え、いきなり裸の女性が胸を刺された。一行は慌ててキャンピングカーを発進させるが、サタニック・カルト集団に追われることに……。 監督は、「パルプ・フィクション」(94)でもフィーチャーされた「殴り込みライダー部隊」(70)を手掛け、「ランボー」(82)ではヘリから転落死する保安官を演じるなど俳優としても記憶に残るジャック・スターレット。 ピーター・フォンダとウォーレン・オーツの演技&アクション、絶妙なコミカルさ、スリル満点のカースタント、猛スピードで迫りくる悪魔集団の形相、そして世にも恐ろしい結末に思わず息を呑む。 ティザービジュアルは禍々しい木を打ち据え、不安と好奇心を駆り立てるデザイン。悪魔的な面白さを誇る “奇跡のB級映画”、待望の復活だ。 「悪魔の追跡」 出演:ピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツ、ロレッタ・スウィット、ララ・パーカー 監督:ジャック・スターレット 製作:ウェス・ビショップ 脚本:リー・フロスト、ウェス・ビショップ 撮影:ロバート・ジェサップ 音楽:レナード・ローゼンマン 編集監修:アラン・ジェイコブス 1975年/アメリカ映画/カラー/89分/原題:RACE WITH THE DEVIL/4Kデジタル・リマスター版 キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給 © 1975 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed 2003 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. 公式HP:akumarace2023.com
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「ヒトラーの贋札」の監督が放つ異形の連続猟奇殺人ミステリー「ヒンターラント」
2023年7月6日「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォヴィツキー監督が、歴史の暗黒時代に焦点を当てて描いた連続猟奇殺人ミステリー「ヒンターラント」が、9月8日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。 第一次世界大戦が終結し、元刑事ペーター(ムラタン・ムスル)とその戦友らはロシアでの捕虜生活からようやく解放されるも、帰り着いた祖国は敗戦で変わり果てていた。皇帝は国外に逃亡し、戦った兵士への労いもない。さらに自宅に家族の姿はなく、ペーターは行き場をなくす。 そんな中、河原で遺体が発見される。被害者はペーターのかつての戦友だった。遺体には拷問の跡があり、犯人も帰還兵であると思われた。ペーターは自身の心の闇と向き合いつつ、真相を解明すべくボロボロの心身に鞭打って動き始めるが……。 全編ブルーバックによる撮影で、ダークファンタジーのような世界観を立ち上げた本作。ロカルノ国際映画祭で観客賞に輝き、オーストリア映画賞では6部門にノミネートされて美術賞を受賞した。美しくも悪夢的な異形のミステリーに魅了されるはず。 「ヒンターラント」 監督:ステファン・ルツォヴィツキー 脚本:ロバート・ブッフシュヴェンター、ハンノ・ピンター、ステファン・ルツォヴィツキー 撮影:ベネディクト・ノイエンフェルス 編集:オリヴァー・ノイマン 音楽:キャン・バヤニ プロダクションデザイン:アンドレアス・ソボトカ、マルティン・ライター 衣装:ウリ・サイモン 出演:ムラタン・ムスル、リヴ・リサ・フリース、マックス・フォン・デア・グレーベン、マーク・リンパッハ、マルガレーテ・ティーゼル、アーロン・フリエス 2021年/オーストリア・ルクセンブルク/ドイツ語/99分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:吉川美奈子/原題:HINTERLAND/PG12 配給:クロックワークス © FreibeuterFilm / Amour Fou Luxembourg 2021