とから始まるものでの検索結果

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  •   侯孝賢プロデュースにより、バブル時代に大人たちの間で揺れ動きながら成長していく少年を描き、第60回台北金馬映画祭4冠に輝いた俊英シャオ・ヤーチュエン監督作「オールド・フォックス 11歳の選択」が、6月14日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。ポスターと予告編が到着した。     バブルに揺れる1989年の台湾。11歳のリャオジエは父と二人で、台北郊外に慎ましく暮らしている。自分たちの店と家を持つことを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰し、リャオジエは現実の厳しさと不条理を知ることに。そんな中で現れたのが、オールド・フォックス(腹黒いキツネ)と呼ばれる地主のシャだった。優しく誠実な父と違い、生き抜くためには他人など見捨てろと彼は言い放つ。果たしてリャオジエが選ぶ道とは──。 侯孝賢の「フラワーズ・オブ・シャンハイ」で助監督を務めたシャオ・ヤーチュエン監督が、自身の⻑編4作目として撮り上げ、昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映された本作。主人公リャオジエを「Mr.Long ミスター・ロン」のバイ・ルンイン、父を「1秒先の彼女」のリウ・グァンティン、シャを名脇役アキオ・チェンが演じる。さらにシャの秘書役で「怪怪怪怪物!」のユージェニー・リウ、裕福だが空虚な日々を送る人妻ヤンジュンメイ役で門脇麦が登場。感動のヒューマンドラマに期待したい。   https://www.youtube.com/watch?v=2KDGdiO3y74   〈コメント〉 門脇麦 台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。 台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。 その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。 日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。 シャオ・ヤーチュエン監督 他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。     「オールド・フォックス 11歳の選択」 出演:バイ・ルンイン、リウ・グァンティン、アキオ・チェン、ユージェニー・リウ、門脇麦 監督:シャオ・ヤーチュエン プロデューサー:ホウ・シャオシェン、リン・イーシン、小坂史子 原題:老狐狸/英題:OLD FOX/2023年/台湾・日本/112分/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:小坂史子 配給:東映ビデオ ©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED 公式サイト:https://oldfox11.com/
  •   音に反応して人間に襲い掛かる“何か”に支配された世界で、沈黙を守りながらサバイバルを繰り広げる一家を描いた「クワイエット・プレイス」。そのシリーズ新作であり恐怖の始まりを描く「クワイエット・プレイス:DAY 1」が、6月28日(金)より日米同時公開される。海外版ポスターと予告編が到着した。     舞台はこれまでの田舎町から一転し、大都市ニューヨーク。火球の降下とともに街が破壊され、群衆は大パニック。音を消しながらのサバイバルを強いられた人類に待ち受ける運命とは? 主演は「それでも夜は明ける」「アス」のルピタ・ニョンゴ、共演は『ストレンジャー・シングス』シーズン4で知名度を上げたジョセフ・クイン、シリーズ前作「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」にもキーマンとして登場したジャイモン・フンスーなど。監督は「PIG/ピッグ」のマイケル・サルノスキが務め、前2作でメガホンを執ったジョン・クラシンスキーは製作に名を連ねる。 世界が沈黙した《DAY 1》、その圧倒的絶望を目撃したい。   https://www.youtube.com/watch?v=dmwGFFoX3Hs   「クワイエット・プレイス:DAY 1」 エグゼクティブプロデューサー:アリソン・シーガー、ヴィッキー・ディー・ロック プロデューサー:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー、ジョン・クラシンスキー キャラクター創造:ブライアン・ウッズ、スコット・ベック ストーリー:ジョン・クラシンスキー、マイケル・サルノスキ 監督・脚本:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ、ジャイモン・フンスー ©2024 PARAMOUNT PICTURES 公式サイト:https://quietplace.jp/
  •   かつてのドイツ、とりわけナチス政権下で〈刑法175条〉により男性同性愛者が弾圧されていた事実に、「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタイン監督と同作スタッフだったジェフリー・フリードマンが迫ったドキュメンタリー「ナチ刑法175条」(1999)が、3月23日(土)よりK's cinemaほかで全国順次公開。予告編が到着した。     同性愛を禁じる刑法175条により約10万人が捕まり、1万〜1.5万人が強制収容所で労働や医学実験に使われ、生き延びたのは約4000人、映画製作時に生存が確認できたのは10人にも満たなかったという。映画は同性愛者たちの証言とアーカイブフッテージを通し、その実態に迫っていく。ナレーションは同性愛者であることを公表している俳優のルパート・エヴェレットが担当。   https://www.youtube.com/watch?v=yHzyzDtJPwM   映画はベルリン国際映画祭最優秀記録映画賞・審査員特別賞、サンフランシスコ国際レズビアン&ゲイ映画祭最優秀記録映画賞、サンダンス映画祭監督賞などを受賞。日本では2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション部門に選出され、2023年7月に刑法175条を題材とした劇映画「大いなる自由」が公開された際には「刑法175条」のタイトルで特別上映された。なお、今回はデジタルリマスター版での上映となる。自由と尊厳を問う貴重な一本。     「ナチ刑法175条」 監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン アメリカ/1999年/英語・ドイツ語・フランス語/カラー/81分 原題:Paragraph 175 配給:パンドラ 公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/paragraph175/
  •   一つの嘘をきっかけに、それぞれの《かくしごと》が明らかになっていく──。北國浩二の小説『噓』を原作に、「生きてるだけで、愛。」(18)の関根光才監督が杏の主演で描いたヒューマンミステリー「かくしごと」が、6月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほかで全国公開。ポスターと予告編が到着した。     認知症になった父を介護するため、田舎に戻った絵本作家の千紗子。ある日、事故で記憶を失った少年を助ける。その身体には虐待の痕があり、千紗子は少年を守るため、自分が母親だと嘘をついて一緒に暮らし始める。 疑似親子の千紗子と少年、そして父。初めはぎこちなかった3人だが、次第に心を通わせ、新たな家族の形を育んでいく。しかしその幸せは長く続かなかった……。 父親役は奥田瑛二、少年役は中須翔真。さらに安藤政信、佐津川愛美、酒向芳らが出演する。主題歌は羊文学の書き下ろし楽曲『tears』。心揺さぶる物語に注目したい。   https://www.youtube.com/watch?v=Z02LORhmJtk   〈コメント〉 関根光才(監督) 原作を読んで、これは個人的にチャレンジしたい題材だと思ったことが始まりでした。 千紗子の行動は社会的には許されないですが、過酷な状況にある人を助けたいという気持ちは誰しもが持っているのではないでしょうか。現実には無理だけれど、映画の中でその気持ちが伝えられたり、助けられるかもしれない可能性が提示されたら、傷が癒える人がいるかもしれない、と思いこの映画を制作しました。 これまでに見たことがない生々しい感情を演じる杏さんが見られる作品です。 杏(主演) 難しいシチュエーションの役だと思いました。 ただ、もしかしたら、今の自分だったらできるかもしれない、と思い、役に挑みました。千紗子の行動は果たして良いことなのか、悪いことなのか。観ている方も、自分だったらどうするか、など観終わった後誰かと話したくなる映画です。美しい日本の夏が描かれた映像の中で、嘘や愛情がどのような結末を迎えるのか、予想しながら御覧いただければと思います。     「かくしごと」 出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、木竜麻生、和田聰宏、丸山智己、河井青葉、安藤政信、奥田瑛二 脚本・監督:関根光才 原作:北國浩二「噓」(PHP文芸文庫刊) 音楽:Aska Matsumiya 主題歌:羊文学「tears」F.C.L.S.(Sony Music Labels Inc.) エグゼクティブプロデューサー:松岡雄浩、津嶋敬介、小西啓介 企画・プロデュース:河野美里 プロデューサー:服部保彦、石川真吾、櫻田惇平 アソシエイトプロデューサー:青木真代 撮影:上野千蔵 照明:西田まさちお 録音:西條博介 美術:宮守由衣 装飾:野村哲也 衣裳:立花文乃 ヘアメイク:那須野詞 編集:本田吉孝 音響効果:渋谷圭介 助監督:亀谷英司 制作担当:入江広明 ラインプロデューサー:渡辺修 企画・制作:ホリプロ 配給:ハピネットファントム・スタジオ ©2024「かくしごと」製作委員会 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会 公式サイト:happinet-phantom.com/kakushigoto
  •   ハンガリーの荒涼とした田舎町で、闖入者が破壊と暴力を呼び起こしていく──。「ニーチェの馬」を最後に56歳の若さで映画監督を引退した鬼才タル・ベーラが、2000年に発表した一大叙事詩「ヴェルクマイスター・ハーモニー」が、4Kレストア版で、2月24日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開。冒頭10分間の長回しシーン映像、著名人のコメントが到着した。   https://www.youtube.com/watch?v=Wv64aITgGdo   〈コメント〉 暴力はどこから来てどこへ向かうのか。それを時間をかけて追い続けるカメラと狂ったように繰り返される音楽。現代における行進曲の様な役割をする音楽は一体どんな音楽なのだろうと銃を片手にハンナシグラと踊る警視長を観ながら考えた。ありとあらゆるものを麻痺させる音楽。多様化の中で生まれたヴェルクマイスターハーモニー。平均化、多様化の中で破壊と思考停止は進む一方だ。ただはみ出すだけでは、それは相対的なものになるのでそれもまた平均化され思考停止への一途を辿るだけになってしまう。 多様性という名のレッテル貼り。監視する社会で全体主義は進む。 本物の多様性は際限なく違いを認識し続けるしんどいものだ。常に移ろい続ける人や事象との対話の中でわかっていないかもしれない、と思い続ける事は冒頭の天体の話、永遠についての話とも繋がってくる。しかし永遠は冷たく、共感とは程遠い。 すがるように映画の中のノイズにひたすら耳を傾けた。 ──石橋英子(ミュージシャン) うっとりするほど幽玄で、それでいて荒々しさのある長回しのカットに何度も声を漏らした。だが終始緊張は解けず、思いもよらない出来事が身に降りかかるまでの想像力を試されていたと気づく。 この映画に充満する負荷に思いを巡らせれば、日本で生きる私たちの生活、2024年の世界に降りかかっている出来事に符合する。 私たちが日々、画面越しに見ているものは映画ではない。 そう言われているような、張り詰めた夢だった。 ──君島大空(ソングライター/ギタリスト) 普段、みんなが信じているものは穴だらけでその穴はクジラが入るほどデカイんだよ ──しりあがり寿(漫画家) 多分、人間が死んだ直後、この世に少し留まる時間があるのなら、この映画の目線のように、人間達の葛藤と愚かさを空中に浮きながら観るのかもしれない。全体が長回しの映画。全ての絵の構図が展覧会にあるような名画のよう。それが動いている、ゆっくりと、ふわふわと浮きながら。目の前で静かに、熱く、破滅に向かってのドラマが行われている。観ている僕らは冷静に、浮きながら眺めている。それでいてこの映画はSF映画だと思う。 ──藤倉大(作曲家) 『ヴェルクマイスター・ハーモニー』は、忘れられない素晴らしい体験だ。 催眠術のように染みわたり、“夢”へと導いてくれる。   ──ジム・ジャームッシュ(映画監督)     Story ハンガリーの荒涼とした田舎町。天文学が趣味のヤーノシュは老音楽家エステルの身の回りを世話している。エステルはヴェルクマイスター音律を批判しているようだ。 彼らの日常に、不穏な“石”が投げ込まれる。広場に忽然と現れた見世物の“クジラ”と、扇動者“プリンス”の声。群がり始めた人々は、やがて不満を沸騰させ、破壊とヴァイオレンスに向かう……。   「ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版」 監督・脚本:タル・ベーラ 原作・脚本:クラスナホルカイ・ラースロー 音楽:ヴィーグ・ミハーイ 編集・共同監督:フラニツキー・アーグネシュ 出演:ラルス・ルドルフ、ペーター・フィッツ、ハンナ・シグラ、デルジ・ヤーノシュ 2000年/ハンガリー=ドイツ=フランス/モノクロ/146分/配給:ビターズ・エンド © Göess Film, Von Vietinghoff Filmproduktion, 13 Production 公式サイト:www.bitters.co.jp/werckmeister