とから始まるものでの検索結果

作品情報
条件「とから始まるもの」の作品 3143件)

人物
「とから始まるもの」を人物名に含む検索結果 5642件)

記事
「とから始まるもの」の検索結果 50件)

  • パク・チャヌク監督の助監督を務めてきた、気鋭オム・テファ監督の最新作「コンクリート・ユートピア」。主演を務めるイ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンら、錚々たるスター陣を巧みに演出し、青龍映画賞や大鐘賞などの映画賞に輝いた2023年の韓国の話題作が、2024年1月5日より全国で公開される。韓国ドラマ年鑑『韓国テレビドラマコレクション2024』(2024年1月15日発売)で紹介するオム・テファ監督の独占インタビューを、いち早くキネマ旬報WEBでお届けしよう。   舞台であるマンションは、韓国の現代社会の縮図 ―「コンクリート・ユートピア」では、巨大災害後、ソウルに唯一残ったマンションで暮らす人々の葛藤が描かれます。ただ、これまで作られてきたディザスター(災難)ムービーとはかなり違う印象を受けました。 「災害が起きた後の世界を描く終末ものに近いと思います。生き残った人々の世界を通して、現在の韓国を象徴的に見せたいと思いながら作りました」 ―住民たちに選ばれて臨時住民代表となるヨンタク役のイ・ビョンホンさんがすばらしい演技を見せています。また、彼を補佐する公務員ミンソン役にドラマ『梨泰院クラス』(20)や「マーベルズ」(23)のパク・ソジュンさん、彼の妻ミョンファに「君の結婚式」(18)のパク・ボヨンさんを起用しました。 「ヨンタク役には、小市民的な姿から独裁者のような姿までという大きな変化を2時間のなかで表現できる俳優が必要でした。演技がとてもうまいだけでなく、この大きな予算の映画への投資も可能にするようなスターパワーも不可欠と考えた時に頭に浮かぶ俳優はイ・ビョンホンさんしかいませんでした。パク・ソジュンさんは、颯爽としてカリスマ性のある役もたくさん演じていますが、平凡な役を演じているときのほうが、むしろ魅力的な面があるのではないかと思い、平凡な公務員役を演じてもらいました。パク・ボヨンさんの場合は、普段あまり見せていない面が見たいと思って起用しました」 ―厳しい状況のなかで徐々に変貌してく住民たちの群像劇としても見応えがあります。撮影はどのように進めていったのでしょうか。 「全体を順番に撮影することはできませんが、俳優たちになるべく楽に演じてもらうため、できるだけ努力しました。たとえば、映画の前半に登場する住民会議の場ではそれぞれの人物がある決断をしますが、その後、3、4ヵ月撮影が進んだ後、彼ら彼女らの意思を改めて表明する別のシーンを撮ることになりました。そのとき、俳優たちに『このマンションの住民として生きてきて、考えは変わりましたか?』と聞いてみました。ある人たちは変わらないと言い、ある人は変わったと言ったので、『それなら現場では本人が思うように演じてください』と言って撮影しました」 エンタメ性の高いパニックスリラーを通じて伝えたかったこと ―今作の制作中に新型コロナウイルス感染症が世界的に広まりました。「コンクリート・ユートピア」に登場する人々が外の世界の人々を排除してなんとか生き残ろうとする姿は、人との接触を避けることが推奨され、家に閉じこもって病気を避けようとした日々を思い出させます。 「この映画の撮影が始まった頃に新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大しました。撮影をしながら、当時、起きていたような事態が進むと、韓国だけでなく、全世界が、この映画のシナリオで描かれているような状態になりえるのではと思いました。「コンクリート・ユートピア」は、韓国のマンションのなかを顕微鏡で眺めるような、とても韓国的な内容ですが、突き詰めていくと、生存したいという欲望と人間の尊厳が衝突するストーリーです。自分や家族が生存するため、他人に対してどこまで害を及ぼすことができるのか、『あなたならどんな選択をしますか?』と問いかける映画にしたかったのです。すべての人物に感情移入できる余地を残し、どの人物の視点で見るかによって映画を見終わった時に出す答えが違うとよいなと思いながら作りました。今起きている戦争や難民の問題として受け止めた観客もいたようです」   (プロフィール) オム・テファ:1981年生まれ。韓国映画アカデミー(KAFA)出身。2002年ドキュメンタリー「선희야, 노올자!」で共同監督を務める。短編「숲」(12)、オム・テグ主演の「イントゥギ」(13)で才能が注目され、カン・ドンウォン主演の「隠された時間」(16)で商業デビューを飾る。商業映画第2作目となる「コンクリート・ユートピア」が、第44回青龍映画賞で3冠、第49回大鐘賞では作品賞をはじめ、6冠に輝くなど、最も勢いのある新鋭監督。 取材・文=佐藤結 制作=キネマ旬報社 『韓国テレビドラマコレクション2024』(2024年1月15日発売)より転載 https://www.youtube.com/watch?v=EJOl9VOdY74   「コンクリート・ユートピア」 【あらすじ】 大災害後、韓国・ソウルで唯一残ったマンションを舞台にしたパニックスリラー。韓国社会の縮図ともいえるマンションに生き残った住人の人間模様から、この時代の“人道”について問い掛けている。世界各地で起こった地盤隆起による大災害に見舞われたソウル。唯一崩落を逃れたファングンアパートに生存者たちが押し寄せたことで、物騒な事件が発生する。危機感を覚えた住人は、外部からマンションを遮断し、防犯隊を作って統制することに。902号室のヨンタク(イ・ビョンホン)が臨時代表に選ばれ、602号室のミンソン(パク・ソジュン)は防犯隊長に任命される。しかたなく加わったミンソンだったが、行動力を発揮し、住民を導くヨンタクに次第に心服していく。そんな夫の姿を心配する妻のミョンファ(パク・ボヨン)は、ヨンタクに不信感を募らせていた。ヨンタクの支配力が強まったとき、予期せぬ出来事が起こってしまう。 【作品データ】 콘크리트 유토피아/Concrete Utopia 2023年・韓国・カラー・2時間10分 監督 オム・テファ 脚本 イ・シンジ、オム・テファ 出演 イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ、キム・ドユン 配給 クロックワークス 2024年1月5日より全国公開 公式オフィシャルサイトはこちら © 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 『韓国テレビドラマコレクション2024』 2002年よりキネマ旬報社が毎年発行してきた‟元祖”韓国テレビドラマムック。最新ドラマの紹介はもちろん、巻頭特集『2023韓流エンタテインメント徹底解剖』は読み応え十分。映画の注目作、旬の俳優、世界中を圧巻したK-POP事情まで。2023年に話題になった韓国のエンタテインメントを、各専門のエキスパートと共にひもときます。 全国書店・ECストアにて2024年1月15日発売 2,530円(税込)※電子ブック版は2,500円(税込) /キネマ旬報社刊 A5版/カバー・並製/608頁 予約購入はこちらまで⇒KINEJUN ONLINE
  •   レジェンドたちが教えてくれる演奏の興奮と悦びとは──。ロック界のドラマーにスポットを当てたドキュメンタリー「COUNT ME IN 魂のリズム」が、3月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。     ニコ・マクブレイン(アイアン・メイデン)、スチュワート・コープランド(ポリス)、シンディ・ブラックマン(サンタナ/レニー・クラヴィッツ)、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、テイラー・ホーキンス(フー・ファイターズ)、ロジャー・テイラー(クイーン)、ジム・ケルトナー(トラヴェリング・ウィルベリーズ/エリック・クラプトン/ライ・クーダー)、イアン・ペイス(ディープ・パープル)といった超一流から、ベン・サッチャー(ロイヤル・ブラッド)やエミリー・ドーラン・デイヴィス(ザ・ダークネス/ブライアン・フェリー)ら若手世代、さらにロス・ガーフィールドのようなスペシャリストまで登場。自身のキャリア、ドラムの歴史や真髄を語っていく。 偉大なジャズドラマーたちが現代のドラマーと音楽に与えた影響を解説し、そうしたレガシーをロックに持ち込んだジンジャー・ベイカーの功績を称え、トッパー・ヒードンやラット・スキャビーズといった伝説的なパンクバンドのドラマーをフィーチャーするなど、見逃せない内容だ。   「COUNT ME IN 魂のリズム」 監督:マーク・ロー 出演:シンディ・ブラックマン、ニコ・マクブレイン、イアン・ペイス、チャド・スミス、ロジャー・テイラー 2021年/イギリス/英語/85分/カラー/5.1ch/原題:COUNT ME IN/配給:ショウゲート © 2020 Split Prism Media Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 国立映画アーカイブは、2022年の特集「日本の女性映画人(1)──無声映画期から1960年代まで」に続き、「日本の女性映画人(2)──1970-1980年代」を2024年2月6日(火)〜3月24日(日)に開催する。 撮影所体制のもと田中絹代が監督として特例的に活躍した1950〜60年代から一変、1970年代以降は独立プロを基盤に女性監督のあり方が多様化する。女優出身の左幸子「遠い一本の道」(1977)や宮城まり子「ねむの木の詩(うた)が聞こえる」(1977)は独自の活動を背景にした社会的題材により反響を呼び、自主製作から頭角を現した鷲樹丸は「わらじ片っぽ」(1976)で前衛的表現を開拓した。 一方で硬直した撮影所体制にあって、ジャンル映画で女性脚本家が台頭したのもこの時期だ。「メカゴジラの逆襲」(1975)の高山由紀子や「ビー・バップ・ハイスクール」(1985)の那須真知子が娯楽映画に新風を吹き込んだ。 こうした1970〜80年代に躍進した女性映画人を取り上げる今回の企画。小特集では記録映画作家の時枝俊江と藤原智子を再評価する。岩波映画製作所で羽田澄子と並んで活躍した時枝は、音声を画と対等に捉えて革新的ドキュメンタリーを打ち出した。藤原は女性史を語り継ぐ作品群を手掛けている。 ラインナップは劇映画からドキュメンタリーまで47プログラム・計74作品(▶︎ 詳細はこちら)。女性映画人の足跡を辿り、日本映画史再考の視座を切り拓く。   〈日本の女性映画人(2)──1970-1980年代〉 (英題:Women Who Made Japanese Cinema [Part 2]: From the 1970s to the 1980s) 会期:2024年2月6日(火)〜3月24日(日)※月曜休館 会場:長瀬記念ホールOZU[2階] サイト:https://www.nfaj.go.jp/ 料金:一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円/障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ・未就学児・優待:無料
  •   高良健吾、大東駿介、石田卓也、村上淳、佐藤浩市、椎名桔平が出演。田舎町で起きた2つの不可解な殺人事件を通し、幼なじみ3人が背負った罪に向き合っていく姿を描くノワールミステリー「罪と悪」が、2月2日(金)より公開される。場面写真が到着した。         13歳の正樹が、橋の下で遺体となって発見された。同級生の春・晃・朔は犯人と思しき男の家に押しかけ、揉み合いに。そして、男は1人の少年に殺される。家に火が放たれ、事件は幕を閉じたはずだった。 やがて刑事になった晃は、父の死をきっかけに町に戻り、朔と再会。ほどなく少年の遺体が橋の下で見つかる。20年前と同じように──。捜査に乗り出した晃は春にも出会い、3人の心に封印された事件の扉が再び開く。その真相、そして罪と向き合うこととは……。     井筒和幸監督作などで助監督経験を積んだ齊藤勇起が、自身のオリジナル脚本を初監督を務めて映画化。現在は闇の仕事も請け負う会社経営者の春を高良健吾、警察官の家庭に育ち自らも捜査一課の刑事となった晃を大東駿介、農業に勤しみながら引きこもりの弟を世話する朔を石田卓也が演じる。また、街を牛耳る白山會の傘下にある清水組の組長・清水役で村上淳、白山會の会長・笠原役で佐藤浩市、晃の先輩である刑事・佐藤役で椎名桔平が登場。真の悪を問う衝撃作だ。       「罪と悪」 出演:高良健吾、大東駿介、石田卓也、村上淳、佐藤浩市(特別出演)、椎名桔平 監督・脚本:齊藤勇起 製作プロダクション:ザフール 配給:ナカチカピクチャーズ ©2023「罪と悪」製作委員会 公式サイト:tsumitoaku-movie.com
  •   ブライアン・デ・パルマが結合双生児を題材に描いたサイコスリラー「悪魔のシスター」(1973)が、デジタルリマスター版で1月19日(金)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開。メインビジュアル、予告編、場面写真が到着した。     ニューヨークのスタテン島に暮らす記者のグレースは、向かいのマンションで青年が惨殺されるのを目撃。さっそく調査に乗り出し、現場となった部屋に住むファションモデルのダニエルが結合双生児だったことを知るが……。     ダニエルを演じるのは、「スーパーマン」(1978)のロイス・レイン役でメインストリームに躍り出るマーゴット・キダー。「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)などデ・パルマ作品の常連となるウィリアム・フィンレイも登場。音楽はデ・パルマが敬愛するヒッチコックの作品を数多く手掛けたバーナード・ハーマン。悪夢的な映画世界を堪能したい。         「悪魔のシスター デジタルリマスター版」 監督:ブライアン・デ・パルマ 脚本:ブライアン・デ・パルマ、ルイザ・ローズ 撮影:グレゴリー・サンダー 音楽:バーナード・ハーマン 製作:エドワード・R・プレスマン 出演:マーゴット・キダー、ジェニファー・ソルト、チャールズ・ダーニング、ウィリアム・フィンレイ、ライスル・ウィルソン 1973年/アメリカ/カラー/92分 ©1973 American International Pictures, Inc. 公式サイト:akumanosisters.com