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燃え広がる愛の結末は──。橋本愛主演×山本英監督「熱のあとに」、予告編
2023年12月13日その女には、愛したホストを殺そうとした過去があった──。2019年の新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアされた新鋭・山本英監督が、主演に橋本愛を迎えて描いた鮮烈な愛の物語「熱のあとに」が2月2日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほかで全国公開。予告編と場面写真が到着した。 血まみれで倒れたホストの隼人(水上恒司)を、タバコを吸いながら見下ろして不敵に笑う沙苗(橋本愛)。服役した彼女は、見合いで出会った健太(仲野太賀)と結婚し、平穏な日々を迎えた。 そこへ隣人の足立(木竜麻生)が現れ、「なんで健太くんだったの?」「あえて後戻りできない状況に、自分を置きたかったの?」と問うて沙苗を困惑させる。足立は何者なのか、そして健太の温もりを得ながらも隼人を思い続ける沙苗の“愛し方”の結末とは? 愛の概念を覆す衝撃ドラマに注目だ。 ©2024 Nekojarashi/BittersEnd/Hitsukisha 配給:ビターズ・エンド ▶︎ 橋本愛主演 × 新鋭・山本英監督。自らの愛し方を貫く女性の物語「熱のあとに」、釜山国際映画祭に出品 -
石原さとみ主演×吉田恵輔監督。心を失くした世界に光を探す「ミッシング」、特報映像
2023年12月13日石原さとみ主演×「空白」「ヒメアノ〜ル」の吉田恵輔監督により、壊れた世界で心を失った人々がそれでも光を見つけようとする姿を描いたヒューマンドラマ「ミッシング」が、5月17日(金)より全国公開。ティザービジュアルと特報映像が到着した。 ある街で幼女が失踪して3ヵ月。娘の帰りを待つ母の沙織里(石原さとみ)は、世間の関心が薄れていくことに焦り、また夫の豊(青木崇高)との間には温度差が生じて喧嘩が絶えない。唯一取材を続けている地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)が頼りだ。 そうした中、娘の失踪時に沙織里がアイドルのライブに行っていたことが明るみに出て、ネットには“育児放棄の母”との誹謗中傷が溢れる。世の中の欺瞞や好奇の目に晒され続けた沙織里は、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど心を失っていた。 一方で砂田は上層部より、視聴率アップのために沙織里および弟の圭吾(森優作)への関心を煽るよう指示される。そんな世界でも、沙織里は娘に会いたい一心ですがり続ける。その先にある光に──。 「どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい」と吉田監督に直訴して出演を叶えた石原さとみは、入魂の演技を披露。吉田監督は「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る。心揺さぶる物語に注目したい。 ※吉田監督の(吉)は「つちよし」が正式表記です。 ©︎2024「missing」Film Partners 配給:ワーナー・ブラザース映画 ▶︎ 石原さとみ主演 × 吉田恵輔監督。狂った世の中を斬る社会派衝撃作「ミッシング」 -
雪山での転落死、真相は? カンヌでパルムドール受賞「Anatomy of a Fall」(英題)
2023年12月12日夫殺しの疑いをかけられた女性の運命を追う中で、闇深い諸問題が浮上する──。第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、第81回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)・主演女優賞(ドラマ部門/ザンドラ・ヒュラー)、脚本賞(ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ)、外国語映画賞の4部門にノミネートされたジュスティーヌ・トリエ監督作「Anatomy of a Fall」(英題)が、2月よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。場面写真が到着した。 雪山の山荘で男が転落死し、妻に殺人容疑がかかる。唯一の証人は視覚障碍がある11歳の息子。これは事故か、自殺か、殺人か。真相を追う中で、観る者の価値観は崩れていく──。 女性監督のパルムドール受賞作は、ジェーン・カンピオン「ピアノ・レッスン」(93)、ジュリア・デュクルノー「チタン」(21)に続き史上3本目。ゴールデン・グローブ賞の行方に注視しつつ、日本公開を待ちたい。 「Anatomy of a Fall」(英題) 監督:ジュスティーヌ・トリエ 脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ 出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール 配給:ギャガ 原題:Anatomie d'une chute 字幕翻訳:松﨑広幸 2023年/フランス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/152分/G © LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERRE -
歌が上手くなりたいヤクザの男がレッスンを頼んだのは、真面目だが毒舌な中学生だった……。〈マンガ大賞2021〉第3位にランクインした和山やまのコミックを、監督・山下敦弘×脚本・野木亜紀子、ならびに綾野剛と新星・齋藤潤の共演で映画化した「カラオケ行こ!」が、1月12日(金)より全国公開。新たな場面写真と、ヤクザたちがカラオケ大会で歌う曲のセットリストが発表された。 セットリストに名を連ねるのは、昭和の名曲から平成のカラオケ定番曲、令和のヒット曲までバラエティ豊かな13曲。誰がどの曲を歌うのか、最下位となって“恐怖”に直面するのは誰か? さらに中学合唱部が歌う合唱曲も解禁、併せて期待したい。 〈カラオケ大会 楽曲リスト〉 「紅」X JAPAN 「One Night Carnival」氣志團 「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子 「Lemon」米津玄師 「月のあかり」桑名正博 「行くぜっ!怪盗少女」ももいろクローバーZ 「異邦人」久保田早紀 「白日」King Gnu 「タイガー&ドラゴン」クレイジーケンバンド 「ルビーの指環」寺尾聰 「マシマロ」奥田民生 「歩いて帰ろう」斉藤和義 「少年時代」井上陽水 〈合唱曲〉 混声合唱とピアノのための『たましいのスケジュール』より「影絵」 「心の瞳」 混声合唱とピアノのための『その木々は緑』より「その木々は緑」 〈主題歌〉 「紅」Little Glee Monster Story 中学校の合唱部部長・岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの『紅』。聡実は嫌々ながら指導を始めるが、二人は徐々に打ち解けていく。そんな中で事件が起き……。 ©2024『カラオケ行こ!』製作委員会 配給:KADOKAWA ▶︎ 綾野剛と齋藤潤が共演。中学生がヤクザに歌唱レッスンする「カラオケ行こ!」 ▶︎ 綾野剛 × 齋藤潤「カラオケ行こ!」。ヤクザと中学生の出会いを捉えたティザービジュアル、原作者コメント到着
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東海テレビドキュメンタリー劇場第15弾。“断らない”ERに密着した「その鼓動に耳をあてよ」
2023年12月11日東海テレビドキュメンタリー劇場の第15弾。年間1万台の救急車を受け入れる名古屋掖済会(えきさいかい)病院のER(救命救急センター)に9ヵ月密着した「その鼓動に耳をあてよ」が、1月27日(土)より東京のポレポレ東中野、2月3日(土)より大阪の第七藝術劇場ほかで全国順次公開される。予告編と著名人コメントが到着した。 耳の中に虫がいると泣き叫ぶ子、脚に釘が刺さった大工、自死を図った人……。そのERは“断らない救急”をモットーに、身寄りのない年寄りから生活困窮者まで受け入れる。新型コロナウイルスのパンデミックで、救急車は連日過去最多を更新。他の病院に断られた患者が押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていく。 「救急で何でも診るの“何でも”には、社会的な問題も含まれる」と医師は言い、ERの仕事を“究極の社会奉仕”と捉えて日々全力を尽くす。一方で、外科や内科のような大学病院に支えられた医局制度がない救急科を志望する医師は少ない。 監督は映画初挑戦の足立拓朗、プロデュースは「ヤクザと憲法」「さよならテレビ」の阿武野勝彦と圡方宏史が担当。ナレーションを排した映像が、観る者を地域医療の近未来のカオスに放り込む。 〈コメント〉 これは東海テレビの新境地だ。まるで小宇宙のような救命救急センター内を、カメラが縦横無尽に動く。ここまで撮れるの? 透けて見えるコロナ禍の日本社会。ずっしりと重い。 ──森達也(映画監督・作家) 誰の鼓動なのだろう。誰でもいい。鼓動を聴き取る静寂をつくるために、ナレーションが退いた。はだかの紆余曲折、はだかのドキュメンタリー。東海テレビドキュメンタリー劇場第十五作──ここまで来たんだね。 ──重松清(作家)*パンフレット原稿より 「何でも診る」の“何でも”には社会的な問題までもが含まれているのか…と驚愕した。救命救急センターを通して、コロナ禍を含む近年の社会の縮図を一気に見ることのできる、心に残る作品です。 ──井上咲楽(タレント) 海外ドラマの名作『ER緊急救命室』のような感じだろうと思って見たら、その期待は大いに裏切られた。救急で運ばれてくる個性豊かな患者たちを通して、現代日本の抱える社会的問題が浮き彫りになってくる。底の抜けかけた社会の底を、ERの医師たちが懸命に支えている。 ──梶原阿貴(脚本家・俳優) 命は等しい。しかし現実は厳しい。満員の病床を背に、分刻みで選択を迫られるER。不景気、高齢化、パンデミック…すべてのしわ寄せが来る場所で、命と向き合う人たちが、どうか報われますように。 ──小川紗良(文筆家・映像作家・俳優) 東海テレビの連続ドラマに出演の折、同社ドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』を観、心奪われた。 その後の『さよならテレビ』も同様に。「なにかおかしいんじゃないか?」…その眼差しは、そのままこちらに問い返されるかのようだった。 救命救急医療の現場を追ったこの作品もまた、コロナ禍以降、殊に浮き彫りになってきた現代社会の歪みをあらわにして、観るものに、あるべきそれぞれの姿を迫る。 なのに、まるで、昭和のヤクザ映画を観る高揚感にも似て涙がにじみもするのだ。 救急医療現場と報道現場は似ていると制作者たちは言う。 ならばこの映画は、魂の救済となるのかもしれない。 ──佐野史郎(俳優) 〈メッセージ〉 重傷患者を鮮やかに救う救急のドクター。ドラマの様なシーンが撮れると思っていざ取材に入ると、鼻の中のドングリを取ったり、酔っ払いの相手をしたり、治療費を払わない患者を説得したり...それでも、どんな患者にもプライドを持って向き合う彼らがいました。しかしその姿の多くは知られていません。新型コロナはこの国の医療の弱点を“丸はだか”にしました。作品を通じて、これからの医療に救急がどうあるべきなのか、考えるキッカケとなれば幸いです。 ──足立拓朗(監督) 夜勤にプレッシャーにクレーム対応。 救急の現場はわたしたちの報道フロアと同じ匂いがする でも彼らは辞めない。なんでだろう? 「断らない」というムチャなお題を掲げた病院の救命救急センターにカメラを入れてみたら、組織にとって大切なもの、世の中から必要な存在でいるために絶対に手放してはいけないものが見えました。 ──圡方宏史(プロデューサー) 「その鼓動に耳をあてよ」 音楽:和田貴史 音楽プロデューサー:岡田こずえ 撮影:村田敦崇 音声:栗栖睦巳 TK:清水雅子 音響効果:宿野祐 編集:髙見順 プロデューサー:阿武野勝彦、圡方宏史 監督:足立拓朗 製作・配給:東海テレビ放送 配給協力:東風 2023年/日本/95分 ©東海テレビ放送 公式サイト:https://tokaidoc.com/kodo/