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  • 俺たちより最悪 《カーネイジ》覚醒ー  マルチバース、新章開幕へー   スパイダーマンの宿敵として絶大な人気を誇るキャラクターを主人公に据え、2018年に公開された1作目『ヴェノム』は、全世界940億円を超える大ヒットを記録。その第2弾で、全米でコロナ禍最大のオープニング成績を樹立し(※10/4付Box Office Mojo調べ)、日本でも前作超えの大ヒットスタートとなった『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のUHD&BD&DVDが4月8日(金)にリリースされる。 幾多の人間を巻き込み、最狂VS最凶の場外乱闘バトルが開幕!   敏腕ジャーナリストのエディに地球外生命体シンビオートが寄生して誕生した残虐な庇護者(リーサル・プロテクター)こと“ヴェノム”。強靭な肉体を持ち、人間もためらいなく喰らう残虐なヴィランだが、そんな“2人”の前に、連続殺人鬼クレタスを宿主とするカーネイジが降臨。副題の“レット・ゼア・ビー・カーネイジ”=「大殺戮よ、起これ」の言葉通り、触手を武器に変え、視界に入る者を片っ端から殺害していくカーネイジの暴走は止められるのか⁉ 監督を務めたのは、モーション・キャプチャーの先駆者として知られる名優アンディ・サーキス。エディ/ヴェノム役を続投したトム・ハーディは原案も手掛け、並々ならぬ愛情を本作に注ぎ込んでいる。さらに、カーネイジへと変貌するシリアルキラーのクレタスをウディ・ハレルソンが怪演。クレタスの恋人で音波を操る凶悪なシュリークをナオミ・ハリス、エディの元婚約者のアンをミシェル・ウィリアムズが演じた。 面白さが進化し続ける“ヴェノム”ワールド 本作の面白いところは、第1にエディとヴェノムの関係の変化にある。あいかわらず“水と油”の彼らだが、本作では以前より歩み寄っているように見える。文句を言いながらもエディに朝食を用意し、「悪い人間しか食べない」という彼との約束を忠実に守ろうとするヴェノムの不器用な優しさ。素直になれないがゆえに仲違いし、ついに2人は“分裂”してしまうが、それすらももはや長年連れ添ったカップルの痴話ゲンカのようだ。 第2に、やはり史上最悪と言っても過言ではないカーネイジの存在。彼の宿主であるクレタスは過去に祖母と母を殺害し、幾度となく猟奇殺人を繰り返してきた。そんな彼は、精神科病院に収容されているシュリークを奪還するため、カーネイジの力を利用する。人類を殺戮したいカーネイジ、シュリークと結婚式を挙げたいクレタス。“混ぜるな危険”を地で行くこちらの2人からも目が離せない。 そして、本作でついに、あらゆるマーベル作品が世界を共有するマルチバースが新章へ突入することを、3点目のポイントとして挙げておく。エンドロールには「あ!」と驚く映像が登場するので、ぜひ最後まで観てほしい。 製作陣の“ヴェノム愛”が炸裂する特典映像はたっぷり約60分!   ブルーレイには、撮影の裏話や未公開シーン、NG集などを約60分収録している。「アクション・シーンができるまで」では、第一幕の見せ場であるクレタスの死刑執行シーンの裏側を紹介。クレタスがカーネイジへと変貌する瞬間、周囲の窓ガラスが割れ、執行を見届けていた遺族たちは四方に吹き飛ぶ。圧倒的なインパクトを放つシーンはこうして生まれたのかと驚かされる。また、監督のアンディ・サーキスとは『ブレス しあわせの呼吸』(2017)でも組んだ撮影監督のロバート・リチャードソンが参加し、ド派手な視覚効果を活かす映像が生まれる瞬間を切り取った。 監督とハーディが「おかしな二人」が今作のテーマだと語る「エディとヴェノム:おかしな二人」では、実写の中でヴェノムの存在をリアルに感じさせることの難しさ、1人2役を演じたハーディの類稀なる才能にフォーカス。エディの自宅で2人が大乱闘するシーンで部屋が修復不可能なほどめちゃくちゃになるのは、ハーディのアイデアだったことも明かされる。 注目すべきは「イースター・エッグ」。いわゆる映像の中に隠された“小ネタ”のことだが、今作でも製作陣の遊び心がそこかしこに散りばめられている。少しだけ紹介すると、マーベルコミックの生みの親であり、マーベル映画には必ずカメオ出演している故スタン・リーは本作でも健在。また、クレタスがいた孤児院の壁一面に描かれた言葉の引用元、レイヴンクロフト精神異常犯罪研究所に収容されていたあのヴィランについても言及。本編を何度も観返しながら、ひとつひとつのイースター・エッグを検証していくのもいいだろう。 特典映像を観ていて思うのは、監督も役者も全員が本作への努力を全く惜しんでいないこと。意見を出し合い、笑い合い、観客を楽しませることだけに全てを懸けている。彼らの努力、チームワークの結晶とも言うべき『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、きっとあなたに新次元の驚きを与えてくれるに違いない。 文=原 真利子 制作=キネマ旬報社 「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」 ●4月8日(金)Blu-ray&DVDリリース(同日レンタル開始) Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら ●ブルーレイ&DVDセット 5,280円(税込)   ★特典:アクション・シーンができるまで、未公開シーン(6種)、プレビズ(3種)、NGシーン、エディとヴェノム:おかしな二人、イースター・エッグ紹介、クレタス・キャサディについて、真実の愛:クレタスとシュリーク、カーネイジのつくり方(計約60分) ●4K ULTRA HD & ブルーレイセット 7,480円 (税込) ★特典:ヴェノム&カーネイジ両面スリーブケース仕様(数量限定)、アクション・シーンができるまで、未公開シーン(6種)、プレビズ(3種)、NGシーン、エディとヴェノム:おかしな二人、イースター・エッグ紹介、クレタス・キャサディについて、真実の愛:クレタスとシュリーク、カーネイジのつくり方(計約60分)   ●日本限定プレミアム・スチールブック・エディション【完全数量限定】 10,120円 (税込) ★特典:海外版ビジュアルミニポスター、オリジナル・ブックレット(28P)、特選デザインポストカードセット(9枚)[以上封入]、特製BOXアウターケース仕様、日本限定デザイン・スチールブック仕様(以上)、アクション・シーンができるまで、未公開シーン(6種)、プレビズ(3種)、NGシーン、エディとヴェノム:おかしな二人、イースター・エッグ紹介、クレタス・キャサディについて、真実の愛:クレタスとシュリーク、カーネイジのつくり方(計約60分) ●2021年/アメリカ/本編98分 ●監督:アンディ・サーキス ●出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス、リード・スコット、スティーヴン・グレアム、ペギー・ルー、ウディ・ハレルソン ●発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント © 2021 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. MARVEL and all related character names: © & ™ 2022 MARVEL
  • 世界の名立たる映画人やアーティストたちが「忘れられた小さな傑作」と賛美。48歳で世を去ったバーバラ・ローデン伝説のデビュー作にして遺作「WANDA/ワンダ」(1970)が、7月9日(土)より日本で劇場初公開される(シアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開)。     ペンシルベニア州の炭鉱町。夫に離別され、子供も職も失い、有り金もすられたワンダ。少ないチャンスを使い果たした彼女は、薄暗いバーで傲慢な男と知り合っていつしか犯罪の片棒を担ぎ、逃避行を続ける……。アメリカ社会の片隅に取り残されて崖っぷちを彷徨う女性の姿を描き、70年代アメリカ・インディペンデント映画の道を開いた奇跡のロードムービー「WANDA/ワンダ」。 監督・脚本・主演のバーバラ・ローデンは、生まれ故郷であり子供時代に虐待を受けたノースカロライナ州を逃れ、16歳でニューヨークに移住。ダンサーやピンナップモデルを経て女優となった彼女は、エリア・カザン監督作「草原の輝き」(61)に出演、1964年にはカザンが演出したアーサー・ミラーの戯曲「アフター・ザ・フォール」でトニー賞の主演女優賞に輝いた。 カザンはローデンの演技を「彼女のやっていることには、常に即興の要素、驚きがあった。私の知る限り、そんな役者は若い頃のマーロン・ブランドだけだった」と賞賛。その後ローデンは、二度目となる結婚をカザンとする。長年、女性らしさに縛られ、女性らしさを売り物にしてきたローデンは、30歳を過ぎた頃、自分のアイデンティティや目標を見出せない従順な女性像に疑問を持つ。「WANDA/ワンダ」の製作は、すなわち彼女の独立宣言であり、「エリア・カザンの妻」と呼ばれること、他人の書いた役を演じることから逃れたその生き様を実証している。1980年、ローデンは乳がんで48年の生涯を閉じた。 「私は洗練された映画が大嫌いなの」 「WANDA/ワンダ」は1970年ヴェネツィア国際映画祭最優秀外国映画賞に輝いたアメリカ映画であり、1971年カンヌ国際映画祭で上映された唯一のアメリカ映画でありながら、名声とは裏腹にアメリカ本国ではほぼ黙殺された、最も観られていない、しかしおそらく最も重要な一本だ。その魅力は人伝てに広まり、偉大な小説家であり監督のマルグリット・デュラスは「奇跡」と称賛。ローデンの演技を「神聖で、力強く、暴力的で、深遠だ」と驚嘆し、「(「WANDA/ワンダ」を)いつか配給することを夢見ている」と映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』で語った。その後も映画は同世代の女優や映画監督たちに多大な影響を与えながらも、長い間、観ることのできない“伝説”だった。 デュラス、マーティン・スコセッシ、女優イザベル・ユペールはもとより、カンヌ映画祭常連のダルデンヌ兄弟、親交の深かったジョン・レノン、オノ・ヨーコ、カルト映画の巨匠ジョン・ウォーターズ、現代アメリカ映画の最重要作家ケリー・ライカート、ガーリーカルチャーの旗手ソフィア・コッポラなど、世界の名だたる映画作家やアーティストが口々に「失われた傑作」と評し、不世出の作家としてローデンに敬意を表する。「私は洗練された映画が大嫌いなの」と言い放つローデンの荒削りな美学に貫かれた本作には、動き続けるカメラワーク、無名のロケーション、奇抜さや奇妙なキャラクターを求める姿勢など、その後の数多くのインディペンデント映画で用いられるスタイルが見て取れる。“インディペンデント映画の父”と称されるジョン・カサヴェテスは「『WANDA/ワンダ』は私のお気に入りの作品だ。ローデンは正真正銘の映画作家だ」と高く評価した。 プリント修復から永久保存登録へ 2003年、イザベル・ユペールはデュラスの意思を引き継ぐかのように、この幻の映画の配給権を買い取りフランスで甦らせる。2007年、映画の運命は大きく変わった。閉鎖前のハリウッド・フィルム&ビデオ・ラボの書庫を訪れたUCLAフィルム&テレビジョン・アーカイブの修復師が、放置されていたオリジナルのネガ・フィルムを発見し、救い出したのだ。2010年には、マーティン・スコセッシが設立した映画保存運営組織ザ・フィルム・ファウンデーションとイタリアのファッションブランドGUCCIの支援を受けてプリントを修復、ニューヨーク近代美術館で上映されると行列が出来るほどの大成功を収めた。熱烈な支持者であるソフィア・コッポラが自ら紹介し、観客の中にはマドンナの姿もあったという。 同年にヴェネツィア国際映画祭で再び上映され、2011年にはBFIロンドン映画祭やロサンゼルスの保存映画祭でも上映される。2012年にはフランスの作家ナタリー・レジェが「バーバラ・ローデンのための組曲」を出版、英訳もされてローデンの評価はさらに高まった。 2017年、「文化的、歴史的、または審美的に重要」で後世に残す価値がある映画として、「スーパーマン」(78)「フィールド・オブ・ドリームス」(89)「タイタニック」(97)などとともに認められ、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録される。時間を経て発見された「WANDA/ワンダ」は、アメリカ映画の公式な歴史にはほとんど登場しない。だがニュー・ハリウッド時代の金字塔、アメリカ・インディペンデント映画の代表作として、大西洋の両側で注目されている。 そして2022年、日本でスクリーン初上映。自由を讃えるワンダの“どこでもない場所から、どこでもない場所への旅”が始まる──。     【COMMENTS】 バーバラ・ローデンの「WANDA/ワンダ」を配給したいのです。私が配給会社をやっているわけじゃないけど。そういうことを言っているのじゃなく、つまり全精力を尽くしてあの映画をフランスの観客に届けたいのです。私はできると信じています。「WANDA/ワンダ」にはひとつの奇蹟があると思います。通常、映像表現とテキスト、被写体とアクションの間には距離があります。でも、その距離が完全に消えて、バーバラ・ローデンとワンダの間には、瞬間的かつ永続的な連続性があるのです。 ──マルグリット・デュラス(小説家、脚本家、映画監督) 「WANDA/ワンダ」は紛れもなく映画界の最高傑作のひとつに数えられる。ローデンは、たった1本の長編映画を撮っただけなのに、その1本で映画の歴史に深く刻まれた特別な監督のひとりです。「WANDA/ワンダ」の中には、映画業界のメタファーを見逃さずにはいられませんでした。悪党とその共犯者、まるで映画監督とその女優のように。そこでは、従順で要求が多く、咎め立てられずに消費される一方で、男たちは、映画監督たちは、ちっぽけなヤクザ者として振る舞うのです。全てが非合法な文脈の中にあるものです。映画では、表向きに語られていることもあれば、その裏で語られていることもあります。バーバラ・ローデンは映画のアウトロー的な側面について極めて上手く訴えています。 ──イザベル・ユペール(女優) なぜバーバラ・ローデンは映画史の中でもっと称賛されないのでしょうか? 私には理解できない。彼女の演技やフレーミングのセンスもさることながら、この映画で彼女が思いもよらない方法でジャンルを弄んでいるのが好きです。当時、他に誰がそんなことをやっていたのでしょう? 場所と人々の真の感覚を得ることができ、脇役も皆素晴らしい。 ──ケリー・ライカート(映画監督)   【REVIEWS】 「WANDA/ワンダ」は、「ボニーとクライド/俺たちに明日はない」に影響を受けた素晴らしい作品であり、アメリカの暴力と絶望のビジョンを、特に男性的で深い心理的なものとして捉え直している。ケリー・ライカート監督の「リバー・オブ・グラス」は、この作品を抜きにしては考えられない。 ──Time Out 初監督作品としては、これ以上の作品、これ以上の機転の利いた作品、これ以上の難易度の高い作品は考えられないだろう。ヒロインをセンセーショナルにしたり、贔屓にしたりすることなく、彼女の面白さを見出しているという点で、この作品は著しく女性向けの映画であると言える。 ──The New York Times 「WANDA/ワンダ」のキャラクターは、14年後に公開された「パリ、テキサス」の、ほとんど無口なトラヴィスを思い出させる。 ──Little White Lies すぐに見てください。友達に見せてください。お母さんにも見せてあげてください。この映画について何度も話してください。この映画が消えてしまっては困るのです。 ──Boston Globe この作品の評価は、近年、若手監督の間で非常に高くなっており、ルー・リードの「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはレコードがあまり売れなかったが、レコードを買った人はみんなバンドを始めた」というジョークを思い起こさせる。 ──The Ringers ローデン監督は骨の髄まで贅肉を削ぎ落とした超大作のヴェリテ映画を作った。 ──The Atlantic 手持ちの16ミリカメラはこの厳しいストーリーを完璧に表現しているが、音質はその場で作られたポルノ映画のように、ちぐはぐでバラバラである。奇妙なことに、この音の悪さがこの映画の信憑性を高めている。 ──Senses of Cinema 「WANDA/ワンダ」は、シャンタル・アケルマンの「ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン」の映画的な精神的姉妹である。この2つの映画の大きな違いは、一方がプレミア上映されフェミニストの傑作として賞賛されたのに対し、もう一方の作品はまったく陽の目も見ないまま、その後ほとんど忘れ去られてしまった傑作だ。 ──aVoir-aLire.com この映画は「道」と「ボニーとクライド/俺たちに明日はない」を混ぜたような映画で、どちらの映画にもないロマンがある。行動や登場人物をドラマチックにしようとしていないことは非常に立派だ。 ──The Village Voice 有名なエリア・カザンの妻が監督した唯一の映画を見たいのであれば、「WANDA/ワンダ」はその歴史的重要性のために見るべき映画である。そして何よりも、他の時代の映画とは全く異なる1970年代の作品を探しているなら、そして質の高いインディペンデント映画製作の最初の例の一つを探しているなら、「WANDA/ワンダ」を見る必要がある。 ──IndieWire 無視された小さな傑作。世界は「ワンダ」のような映画をもっと必要としている。ラストシーンのフリーズフレームの画像は、永遠に私たちの心に残る。 ──Variety 「WANDA/ワンダ」は紛れもなく映画界の最高傑作のひとつに数えられる。ローデンは、たった1本の長編映画を撮っただけなのに、その映画で映画の歴史に深く刻まれた特別な監督の一人だ。 ──Positif                          「WANDA/ワンダ」 監督・脚本:バーバラ・ローデン 撮影・編集:ニコラス・T・プロフェレス 照明・音響:ラース・ヘドマン 制作協力:エリア・カザン 出演:バーバラ・ローデン、マイケル・ヒギンズ、ドロシー・シュペネス、ピーター・シュペネス、ジェローム・ティアー 1970年/アメリカ/カラー/103分/モノラル/1.37:1/DCP/原題:WANDA 日本語字幕:上條葉月 提供:クレプスキュール フィルム、シネマ・サクセション 配給:クレプスキュール フィルム コピーライト:©1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS 公式HP:https://wanda.crepuscule-films.com/ Twitter:@wanda_movie
  • 「アビス」「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「スター・ウォーズ」「スターシップ・トゥルーパーズ」「スパイダーマン2」など、数々の映画で活躍してきた有名アーティストたちを特集したドキュメンタリー「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」が、5月20日(金)よりシネマカリテほかで全国公開。ポスターと予告編が解禁された。     映画には「スター・ウォーズ」で特撮を手掛けたフィル・ティペット、「メン・イン・ブラック」の特殊メイク担当リック・ベイカーなど最前線で活躍してきた職人たち、および自身の監督作品で数々のクリーチャーを扱ってきたギレルモ・デル・トロやジョー・ダンテらが登場。仕事のこだわり、クリーチャーと制作者との魅力的な関係性を語っている。 「現代のフランケンシュタイン(=怪物の創造主)」と呼ばれ、ゼロから生命を作り出すスペシャリストたちの貴重な証言を聞けるファン必見作だ。     〈主な登場人物〉 ■フィル・ティペット/特撮:「スター・ウォーズ」 ■ギレルモ・デル・トロ/監督:「ヘル・ボーイ」 ■ジョー・ダンテ/監督:「グレムリン」 ■アレック・ギリス/クリーチャーデザイン:「スカイライン-征服-」 ■スティーヴ・ジョンソン/特殊効果:「スピーシーズ/種の起源」 ■グレッグ・ニコテロ/特殊メイク:「ウォーキング・デッド」 ■リック・ベイカー/特殊メイク:「スター・ウォーズ」 ■デニス・ミューレン/特撮:「ターミネーター2」 ■ジョン・ランディス:「狼男アメリカン」 ほか               「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」 2015年/フランス/英語・フランス語/日本語字幕/カラー/104分/ビスタサイズ 原題:Le Complexede Frankenstein 配給:イオンエンターテイメント © FRENETICARTS 2015 公式サイト:creature-designers.jp 公式Twitter:@CreatureDesigners_jp
  • ハリウッドの新星マーガレット・クアリーと名優シガニー・ウィーバーが共演。作家を夢見てニューヨークへ渡り、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の女上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始めたジョアンナの奮闘を描く「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」が、5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開される。 このたび石橋静河(俳優)、LiLiCo(映画コメンテーター)、宇垣美里(フリーアナウンサー)、佐藤詩織(クリエイター)ら各界著名人のコメントと、「重版出来!」で知られる漫画家・松田奈緒子の描き下ろしイラストが到着した。     「主人公ジョアンナの大都会への憧れ、自分の夢の理想と現実、迷いや葛藤にもう共感の嵐…!」「女の子が自分の足で人生を歩むとき、遭遇するすべての瞬間、すべての気持ちが詰まってる!」など、称賛&共感にあふれた声の数々。映画への期待がさらに膨らむ。   ◆コメント◆ マーガレット・クアリーの伸びやかさが美しかった! 空想の世界と現実世界を、マーガレットがシームレスに繋げていてとても心地よい101分だった。 ──石橋静河(俳優) 主人公の色使いが個性的なファッションと真似したくなる髪型で大人の第一歩を踏み出す。 自分のビジョンもしっかり持っているから魅力的。 あまりにもキュートだから全力で応援したくなった! ──LiLiCo(映画コメンテーター) 自分が本当にしたいことって何だろう 大都会で恋に仕事に奮闘しながら 夢と現実のギャップの中でもがく ジョアンナの苦悩はありふれていて だからこそ、きっとあなたにも突き刺さる ──宇垣美里(フリーアナウンサー) いつからだろう。 一歩を踏みだすことを躊躇するようになったのは。 どんな夢でも叶うと信じ、自由に頭の中で描いていた幼少期。 大人になるにつれ、絡み合う複雑な社会に、現実から目を背けようとしていたのかもしれない。 黙っていれば、我慢をすれば、きっとうまくいくに違いないと。 ジョアンナが自分の行くべき道へ一歩を踏み出すことを決めた瞬間。 そこから拓けていく人生は、とても清々しく力強かった。 夢を見るのも叶えるのも、年齢なんて関係ないのだ、と。 ──佐藤詩織(クリエイター) 街を急ぎ足で歩く、笑う、失敗する、憧れる、コーヒーを飲む、落ち込む、出会う、ケンカする、踊る。 女の子が自分の足で人生を歩むとき、遭遇するすべての瞬間、すべての気持ちが詰まってる! 大大大好きな映画です。 ──山内マリコ(作家) ある人に「読む理由」があり、別の人には「書く理由」がある。 ふたつの理由で人はつながり、自分を確立していくのかもしれない。 顔を見せないサリンジャーの存在感が、とてつもなく大きい。 ──中江有里(女優/作家/歌手) ふつうでない存在になりたいと願う若い女性にとって、ニューヨークにいるとはどういうことか。 詩人の卵のヒロインの惑いを演じるクアリーが清々しい。 ──青山南(翻訳家) ガールズムービーの「またこのパターンね……」を軽やかに鮮やかに気持ちよく裏切ってくれる。 レトロシックな衣裳と劇伴のワルツで目も耳も幸せだけど、小説家と、多分編集者にとっては胸がチリチリする映画。 ──宮木あや子(小説家「校閲ガール」) 作家と共に働く喜び。 それが存分に描かれていて、胸が熱くなった。 ──佐渡島庸平(コルク代表) 夢を追い東京に上京した私と致しましては、主人公ジョアンナの大都会への憧れ、 自分の夢の理想と現実、迷いや葛藤にもう共感の嵐…! まだ夢はなくて自分探ししてる人にもオススメしたい映画。 ちなみにシガニー・ウィーバー出るけどモンスターと戦いません!!悪しからず! ──あんこ(お笑い芸人/映画系YouTuber) この作品に出てくるすべての人が小説の魔力に突き動かされて生きている。 本はその魔力が宿った生き物なのだ。 ──佐藤亜沙美(ブックデザイナー) 情熱に形や道筋が与えられる前の、希望や不安や無知や大胆さが ごちゃ混ぜになったような時代を描いた青春映画! サリンジャー、早く読まねば……。 ──清田隆之(「桃山商事」代表) 何者でもなかった主人公が少しずつ自分の道を切り開いてゆく様に爽やかな気持ちが沸き起こる。 ポジティブでみずみずしい作品だ。 ──青野賢一(ライター/選曲家) 本とは心の窓だ。多くの人に愛される作家ほど、たくさんの大切な景色と繋がっていく。 その中に、あなたも私も、確かに生きている。 ──倉本さおり(書評家)   もしわたしと同じくサリンジャーファンであれば ラスト、幸福のあまり一生忘れない映画体験になると思います。 サリンジャーファンじゃなくても大丈夫! ──松田奈緒子(漫画家「重版出来!」)   9232-2437 Québec Inc - Parallel Films (Salinger) Dac © 2020 All rights reserved. ▶︎ 「プラダを着た悪魔」の文芸版!? 「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」の予告到着
  • チェコ・ヌーヴェルヴァーグの巨匠フランチシェク・ヴラーチル監督による1967年の傑作「マルケータ・ラザロヴァー」が、7月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開。ビジュアルが解禁された。     舞台は13世紀半ば、動乱のボヘミア王国。修道女となることを約束されていた少女マルケータは、領主とは名ばかりの父ラザルと敵対する盗賊騎士コズリークの息子ミコラーシュと恋に落ちる。彼女の心とは裏腹に、増大する王権と二つの部族間の衝突は激化していき……。 映像化不可能といわれたヴラジスラフ・ヴァンチュラの同名小説をもとに、中世の騒乱と肥大した信仰の中で紡がれる少女マルケータの呪われた恋物語を軸に、キリスト教と異教、人間と野生、愛と暴力に翻弄される人々を描き出す超大作「マルケータ・ラザロヴァー」が、55年の時を経て日本劇場初公開。タルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」、黒澤明の「七人の侍」などと並び評され、チェコの映画批評家とジャーナリストを対象にした1998年の世論調査で史上最高の映画に選出された。 「過去の出来事をなぞるのではなく、歴史の内側を直感的に捉えたい」という監督の強い執念から、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材・方法で作成し、極寒の山奥で当時と同じように生活しながら548日間にもわたるロケーション撮影が行われた。衣装は「アマデウス」でアカデミー賞を受賞したテオドール・ピステック、音楽はヤン・シュヴァンクマイエル作品など多くの映画音楽を手掛けるズデニェク・リシュカが担当。制作期間およそ10年を費やし、綿密にして大胆、崇高で獰猛なエネルギーに満ちた「フィルム=オペラ」を完成させた。 解禁された日本版ビジュアルは、世界各国版とは異なる日本オリジナルデザイン。マルケータの数奇な運命を示唆するようなシーンが切り取られ、寓話的イメージが漂う。     「マルケータ・ラザロヴァー」 監督・脚本:フランチシェク・ヴラーチル 原作:ヴラジスラフ・ヴァンチュラ 脚本:フランチシェク・パヴリーチェク 撮影:ベドジフ・バチュカ 美術・衣装:テオドール・ピステック 音楽:ズデニェク・リシュカ 出演:マグダ・ヴァーシャーリオヴァー、ヨゼフ・ケムル、フランチシェク・ヴェレツキー、イヴァン・パルーヒ、パヴラ・ポラーシュコヴァー 1967年/チェコ/166分/モノクロ/シネマスコープ/モノラル/DCP/原題:Marketa Lazarová © 1967 The Czech Film Fund and Národní filmový archiv, Prague 提供:キングレコード/配給・宣伝:ON VACATION/後援:チェコセンター東京 ■公式サイト http://marketalazarovajp.com/ ■公式Twitter https://twitter.com/m_lazarovajp ■公式facebook https://www.facebook.com/marketalazarovajp ■公式Instagram https://www.instagram.com/marketalazarovajp/