記事
「みから始まるもの」の検索結果
(50件)
-
今こそ初期清順の再発見を! 鈴木清順ブルーレイボックス第3弾リリース
2024年9月4日[caption id="attachment_41116" align="aligncenter" width="1024"] 「刺青一代」[/caption] [caption id="attachment_41306" align="aligncenter" width="775"] 「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」[/caption] 鈴木清順生誕100周年を記念したブルーレイボックス シリーズは既に「セイジュンと男たち」と「セイジュンと女たち」の二つが発売されている。日活時代の清順映画を、代表作の数々と共に、これまで見過ごされてきた初期作品と組み合わせてご覧いただこう、という企画意図が斬新。無国籍アクション映画の極北として知られる「殺しの烙印」や過激な女性メロドラマ「河内カルメン」を、登場人物わずか四人の低予算映画「らぶれたあ」や処女作の歌謡曲映画「勝利をわが手に 港の乾杯」と比較しながらお茶の間で見られる時代がついに訪れたのだ。とりわけ後者二本は「たいしたことない清順映画」の典型として識者によって取り上げられてきた物だが、今見ると「歌と声」への清順のこだわり演出がダイレクトで凄い。清順は最初から不思議な映画監督であった。だから日活時代の清順の凄みはむしろこうした、当時の観客や評論家から無視されたジャンル・ムービー(歌謡曲映画や青春スター映画など物語の枠組み重視で、担当監督の名前が軽視されるプログラム・ピクチャー)にこそ現れるとすら言える。 [caption id="attachment_41119" align="aligncenter" width="1024"] 「ハイティーンやくざ」[/caption] [caption id="attachment_41114" align="aligncenter" width="1024"] 「くたばれ愚連隊」[/caption] [caption id="attachment_41121" align="aligncenter" width="1024"] 「浮草の宿」[/caption] そうした意味で今回そのボックス第3弾が「セイジュンと流れ者」と題されリリースされるのは日活映画史的にも有意義である。コンセプト上そこに「東京流れ者」が収録されるのは当然として、既に世評の高い「刺青一代」、「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」、「花と怒涛」の三本、さらに初期作品「ハイティーンやくざ」、「くたばれ愚連隊」、「浮草の宿」三本を加えたディスク全七枚が収録されている。つまり再発見されるべきは後者三本という事になる。 初めて公開される清順「書き直し」脚本の世界 [caption id="attachment_41115" align="aligncenter" width="1024"] 「花と怒涛」[/caption] 本ボックスのもう一つの特色として、監督が所蔵していた撮影用脚本の読解の試みが挙げられる。今回で言えば所在が確認されなかった脚本「浮草の宿」以外の六本から数ページをページ単位で取り上げてブックレットを作成し、写真で紹介(記載)、そこに筆者(上島)がコメントを入れている。日活清順の「脚本に書き直しが多い」とは伝説的に言われてきたものの、その現物が紹介されるのは初めてである。撮影用脚本は時に脚本家を呆然とさせるほどに初稿から直され、例えば「けんかえれじい」では東北の喫茶店に北一輝を座らせて、当時の大御所(脚本家)新藤兼人を怒らせた。脚本を勝手に変えることの功罪(というか罪)については保留とする。一本一本に凝らされた脚本直しの趣向は枚挙に暇(いとま)なし。 しかしまずは「花と怒涛」の余白に記されていた、この文を読んでいただきたい。 「部長よりtel./本がまるっきり違っていると怒鳴って来た/半分しか読んでいない由/つづいて又tel.まとまってる/而し、土方の喧嘩は面白くないという/もとの本は土方の喧嘩がもとで成り立っていた本/それを通しておいて今更土方の喧嘩は面白く/などというのはどうゆうものか。馬鹿にしてやがる」以下延々、怒りの筆鋒鋭く。契約監督の日常がよく分かる。もっとも、こんなに怒られるのは私だけなんだよ、とも監督は後年インタビューで語っている。このような生贄的人物を英語でブラック・シープというが、随所にそうした独特の気配や細部が伺えるのが清順脚本読解の可笑しさなのである。「花と怒涛」は資料から類推するに「関東無宿」に次ぐ大作予算が与えられているのだが、それでもブラック・シープには辛い渡世であろう。 本企画では現行とは異なるエンディングが検討されているのも分かった。そちらのヴァージョンでは主人公の小林旭が中国行の船に乗れず、刑事玉川伊佐男に逮捕されてしまう。この脚本の原作(青山光二とクレジット)の具体的形態はよく分かっていないものの、直しが自由自在なのは明らか。そもそも清順映画を美術面で支えた木村威夫の名前が脚本家の一人として明記されているのが異色である。 アナザー「東京流れ者」キャスト陣 [caption id="attachment_41117" align="aligncenter" width="1024"] 「東京流れ者」[/caption] 今回のセールスの目玉は「東京流れ者」であろう。リストアされてピカピカになった画面が評判を呼ぶのは必至だが、脚本(主要人物リスト)も興味深い。例えば渡哲也を助ける「流れ星の健」には小林旭が想定されている。また主人公の恋人には現行の松原智恵子ではなく園まりが予定されていた。吉田毅が演じたピアニストには山内賢、そして「裏切る親分」には河津清三郎、安部徹、河野秋武、山内明と役柄にマッチしたゴージャス配役がどっさりメモされ、壮観だ。となると最もミスマッチな北竜二で実現したのは不可解とも思える。このキャストにアンチ小津映画的視点を「読む」轟夕起夫の慧眼を今さらだが称えたい。ついでだが江角英明が演じて代表作とした悪役には佐藤慶、その部下の、映画で郷鍈治が扮した田中に野呂圭介を充てる案もあった。かなりイメージが違うものの、これも面白そう。 文=上島春彦 制作=キネマ旬報社 「鈴木清順生誕100周年記念シリーズ ブルーレイボックス」 ●其の参『セイジュンと流れ者』(7枚組)※品番:HPXN-419 価格:33,000円(税込) 【収録作品】 「東京流れ者」[4Kデジタル復元版](1966年/本編82分) 出演:渡哲也、松原智恵子、川地民夫、二谷英明 「刺青一代」(1965年/本編86分) 出演:高橋英樹、和泉雅子、小高雄二、花ノ本壽、松尾嘉代 「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」(1963年/本編88分) 出演:宍戸錠、笹森礼子、川地民夫 「花と怒涛」(1964年/本編92分) 出演:小林旭、川地民夫、松原智恵子、久保菜穂子、高品格 「ハイティーンやくざ」(1962年/本編72分) 出演:川地民夫、田代みどり、杉山俊夫、佐野浅夫 「くたばれ愚連隊」[4K版](1960年/本編80分) 出演:和田浩治、清水まゆみ、小沢栄太郎、禰津良子 「浮草の宿」[4K版](1957年/本編74分) 出演:二谷英明、春日八郎、木室郁子、安部徹、小沢昭一 【特典映像】 ・各ディスクに予告篇・ギャラリーを収録 ※予告篇マスターの現存しない作品は収録されません 【音声特典】 『東京流れ者』音声コメンタリー 鈴木清順監督・川地民夫/聞き手:佐藤利明(娯楽映画研究家) ※2006年収録、既発DVDボックス同作品に収録されていた音声コメンタリーの再収録 【封入特典】 限定ブックレット(全52P装丁/ 清順監督使用秘蔵台本復元ブックレット 解説:上島春彦) 【仕様】 特製アウターケース、ピクチャーディスク ▶其の参『セイジュンと流れ者』ブルーレイBOXの詳細情報 ●発売元:日活 ●販売元:ハピネット・メディアマーケティング ©日活株式会社 -
真夜中の図書館で目を覚ました瞬介は、なぜか外に出られぬまま、学生時代に演劇仲間だった行人、貴織と再会。いつまでも明けない夜の中、3人はかつて上演できなかった芝居『ピアニストを待ちながら』の稽古を始める──。「のんきな姉さん」「眠り姫」の異才・七里圭監督が、世界的建築家・隈研吾が手掛けた村上春樹ライブラリー(早稲田大学国際文学館)の開館記念として、同館で全編撮り上げた「ピアニストを待ちながら」。2022年10月に45分の短編として初披露されたが、このたび61分の劇場公開版に生まれ変わり、10月12日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。ポスタービジュアル、予告編、識者のコメントが到着した。 瞬介役を「東京ソナタ」「ミュジコフィリア」の井之脇海、貴織役を「わたし達はおとな」「熱のあとに」の木竜麻生、行人役を「カゾクデッサン」「劇場版 美しい波 ~eternal」の大友一生、謎めいたシングルマザーの絵美役を「王国(あるいはその家について)」「ナミビアの砂漠」の澁谷麻美、中年男の出目役を青山真治監督作の常連だった斉藤陽一郎が務める。 https://www.youtube.com/watch?v=3S8Af5_8Z8I 〈コメント〉 図書館という空間が演劇によって異化されるのを、この映画を見る者は目の当たりする。そこで演劇のリハーサルが繰り広げられること。しかも真夜中に。それによってそこに結界が生じる。そこがまぎれもなく異界になる。劇場でない空間が演劇によってまざまざと異化されるさまが、そのような演劇の上演そのものに立ち会う以上にそれを捉えた映画、つまり、この「ピアニストを待ちながら」という映画を見ることによって、よりまざまざと味わうことができるように思われるのは、しかし、なぜなのだろう? ──岡田利規(チェルフィッチュ主宰/演劇作家/小説家) 死の舞踏のフィニッシュが永遠に先送りされる。七里圭は現代映画をバロック化させた。ノイズと風景の反復によって、かつてはここに誰かがいたはずなのにとブツブツ唱えながら「誰(た)が袖」を素描し続ける。「誰が袖」とはエンプティショットであり、七里映画にあっては、誰かが写っているショットも、本質的にはエンプティショットなのだ。エンプティショットがリフレインされ、延滞され、フットマークが貼り直される。 ──荻野洋一(映画評論家、番組等構成演出) 「ピアニストを待ちながら」は、現今の社会を意識した実験的な作品であると同時に、遥か昔から問い続けられてきた「存在」の問題に、ある視座をもって応答する作品だと感じた。しかし、観客の目に映るのはユーモアに溢れたシーンの数々であるために、肩の力を抜いて鑑賞するのが得策です。笑ける余白のある時間を過ごしたい方におすすめです! ──関田育子(ユニット[関田育子]代表/脚本家/演出家) なお、村上春樹ライブラリーでは10月8日(火)に七里監督とアメリカ文学研究者・翻訳家の柴田元幸による“映画と文学の物語”をめぐる対談イベントを開催。イメージフォーラムでは9月28日(土)より七里監督作「のんきな姉さん」「眠り姫」を再上映する。 「ピアニストを待ちながら」 出演:井之脇海、木竜麻生、大友一生、澁谷麻美、斉藤陽一郎 監督・脚本:七里圭 プロデューサー:熊野雅恵 撮影:渡邉寿岳 照明:高橋哲也 録音:松野泉、黄永昌 音楽:宇波拓 編集:宮島竜治、山田佑介 制作・配給:合同会社インディペンデントフィルム 2024年/日本/カラー/61分/ヨーロピアンビスタ/5.1ch /DCP ©合同会社インディペンデントフィルム/早稲田大学国際文学館 公式サイト:https://keishichiri.com/pianist
-
亡き者にされた《雇われ社長》の復讐劇「DEADMAN 消された男」、予告編公開
2024年9月3日名義だけ貸して経営には参加しない《雇われ社長》の予期せぬ運命を描いたクライムサスペンス「DEADMAN 消された男」が、10月18日(金)よりシネマート新宿ほか全国で公開。場面写真と予告編が到着した。 崖っぷち人生の中で自身の名を売る《雇われ社長》となり、業界で名を馳せるまでになったイ・マンジェ。ところが1,000億ウォン横領の濡れ衣を着せられ、中国の私設刑務所に閉じ込められて死を偽装される。 そんなマンジェを救出したのは、政治コンサルタントのシム女史だった。名前と人生を取り戻そうと復讐を誓うマンジェ、彼を利用して政治の流れを変えようとするシム女史、そして父の死を償わせるためマンジェを追うコン・ヒジュ。結ばれた3人は事件の黒幕を探るが……。 https://www.youtube.com/watch?v=FO4eFd1AH-o 「グエムル -漢江の怪物-」の脚本を共同執筆したハ・ジュンウォンが初監督を務め、イ・マンジェ役を「お嬢さん」「毒戦 BELIEVER」「警官の血」のチョ・ジヌン、シム女史役を『夫婦の世界』のキム・ヒエ、コン・ヒジュ役をイ・スギョンが務める。存在を消された男のスリリングな運命に注目だ。 「DEADMAN 消された男」 監督・脚本:ハ・ジュンウォン 出演:チョ・ジヌン、キム・ヒエ、イ・スギョン、チェ・スヨン 2024年/韓国/韓国語/108分/カラー/シネマスコープ/5.1ch 原題:데드맨 英題:DEAD MAN 字幕翻訳:本田恵子 配給:クロックワークス © 2024 CONTENT WAVVE CORP. & PALETTE PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:https://klockworx.com/movies/deadman/ -
アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』を成功させたばかりのポール・マッカートニーと新生ウイングスのメンバーが、1974年にアビイ・ロード・スタジオで行ったレコーディング・セッションの模様を、ポールの未発表ソロ・アコースティック・パフォーマンス“バックヤード・セッション”とともに映し出す「ポール・マッカートニー&ウイングス - ワン・ハンド・クラッピング」。9月26日(木)にドルビーアトモス劇場で特別上映され、10月4日(金)より通常公開される。 1974年に撮影されたビデオテープをレストアし、曲間の台詞はウィングナットのMALソフトウェアを使ってデミックス、そしてスティーブ・オーチャードとジャイルズ・マーティンがアトモス・オーディオ・ミックスを実施。さらにポールの撮り下ろしイントロダクション、未公開のレコーディング・セッション写真を加え、制作から50年を経てスクリーン初登場を果たす。『バンド・オン・ザ・ラン』『007 死ぬのは奴らだ』『マイ・ラヴ』『ジェット』などウイングスのヒット曲を大画面で体感したい。 「あの時期を振り返って、自分たちがやった小さなライヴを見るのはとても素晴らしいことだ。実際、かなりいい音を出していたよ!バンドにとって素晴らしい時期だった。長い間待ち望んでいたウイングスでの成功が始まったんだ」 ──ポール・マッカートニー https://www.youtube.com/watch?v=-wKgjmt2O8k 「ポール・マッカートニー&ウイングス - ワン・ハンド・クラッピング」 監督:デヴィッド・リッチフィールド 音楽:デニー・レイン、ポール・マッカートニー 出演:ポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー、デニー・レイン、ジェフ・ブリトン、ハウイー・ケイシー、ジミー・マカロック 1974年/イギリス/約67分 配給・宣伝:カルチャヴィル合同会社 © 2024 MPL Productions Ltd 公式サイト:https://www.culture-ville.jp/onehandclapping
-
就活生6人の心理戦を描いた浅倉秋成の同名ベストセラー小説を、キャストに浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠を迎え、「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤祐市が監督を務めて映画化した青春ミステリー「六人の嘘つきな大学生」が、11月22日(金)より公開。主題歌が緑黄色社会『馬鹿の一つ覚え』に決定し、同曲が流れる予告編ならびにポスタービジュアルが解禁された。 https://www.youtube.com/watch?v=Qbce9-SSerw 〈コメント〉 緑黄色社会 「今回、『六人の嘘つきな大学生』の主題歌のお話をいただけて率直にうれしかったです。作品では様々な角度で“嘘”が描かれていると思いますが、私が思う“嘘”に対しての気持ちを曲にしたいなと思い、そこから着色をしていきました」(作詞・作曲 長屋晴子)、「ハラハラしたり、振り回されるような映画のアミューズメント感みたいなものが曲に出ると良いなと思い、フレーズやキリキリとした音色を取り入れるなどを意識して作りました。エンドロールで流れるのを観たらはまっていて良かったです! ぜひ映画館で聴いてほしいと強く思いました」(編曲 穴見真吾) 果たして犯人は誰なのか…? 私たち緑黄色社会の新曲「馬鹿の一つ覚え」、是非エンドロールの最後までお楽しみください! 稲垣優プロデューサー これまでファンの一人として緑黄色社会さんの楽曲を聴き、ライブを拝見し、一つ一つの作品に籠められた真っすぐなメッセージとメンバー皆さんの真摯なパフォーマンスに、何度も心を打たれてきました。そんな“嘘”とは無縁のイメージがある緑黄色社会さんに、「もし“嘘”をテーマにした曲があったら、どんな楽曲になるのだろうか?」と思ったのが、本作の主題歌オファーのきっかけでした。そしてデモを聴いた瞬間、これまでの皆さんのどの楽曲とも異なる新たな魅力溢れる歌詞、メロディに鳥肌が立ったと同時に、映画『六人の嘘つきな大学生』の最後の1ピースはこの主題歌によって埋まり、完成するという確かな手ごたえを感じました。メンバー皆さんに原作、映画本編をご覧いただき書き下ろしていただいた、正真正銘の“嘘の無い”主題歌。是非エンドロールの最後までお楽しみください。 Story 誰もが憧れるエンタテインメント企業《スピラリンクス》の新卒採用。最終選考に残った6人に課されたのは、“6人でチームを作り上げ、1ヵ月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。彼らは全員での内定を目指して準備を進めるが、急な変更が告げられる。 「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」 会議室という密室で、仲間からライバルとなった6人。追い討ちのように6通の怪しい封筒が見つかり、その1通を開けると「×××は人殺し」と書かれていた。 そして6人の嘘と罪が次々と暴かれ、異様な空気の中、1人の犯人と1人の合格者を出して選考は幕を閉じる。 それから8年。スピラリンクスに1通の手紙が届き、《犯人の死》が発覚。犯人が残したその手紙には、「犯人、×××さんへ。」という告発めいた冒頭に続き、あの日のすべてを覆す衝撃の内容が記されていた。 残りの5人は真犯人を炙り出すため、再びあの密室に集まる──。 ©2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会 配給:東宝 ▶︎ 浜辺美波、赤楚衛二が就活生役で心理戦を展開。「六人の嘘つきな大学生」