ゆから始まるものでの検索結果

作品情報
条件「ゆから始まるもの」の作品 955件)

人物
「ゆから始まるもの」を人物名に含む検索結果 1551件)

記事
「ゆから始まるもの」の検索結果 50件)

  • 累計発行部数180万部を突破したヤマシタトモコの人気コミックを、瀬田なつき監督が新垣結衣と早瀬憩を主演に迎えて映画化した「違国日記」のBlu-rayとDVDが、10月2日(水)に発売された。   「愛せるかどうかはわからない。でもわたしは、決してあなたを踏みにじらない」 ある日、目の前で両親を交通事故で亡くしてしまった15歳の朝(早瀬憩)。あまりに突然すぎて涙さえ流れず、呆然としたまま葬式に参列する朝に、「可哀そうに……」「あの子、たらい回しにされるんじゃないかしら?」と、親戚縁者たちの心ない言葉が突き刺さる。 そんな時、「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは、決してあなたを踏みにじらない。たらい回しは無しだ!」と、朝からまっすぐ目をそらさず、言い放った女性がいた。朝の亡くなった母親・実里(中村優子)の妹にあたる叔母・槙生(新垣結衣)だ。 実は、槙生は昔から実里と折り合いが悪く、姉妹でありながら近年は全く交流がなかった。だが、誰も引き取ろうとしない朝と同居することを、その場で決めたのだ。こうして、ほぼ初対面のふたりにとって“エポック”となる、ぎこちない共同生活がはじまった。 人見知りなのに、咄嗟の判断で多感な年ごろの姪を引き取ってしまった35歳の小説家と、厳格だった母とはタイプの異なる風変わりな大人である叔母に、興味津々な15歳の少女。年齢も性格も生きてきた環境も全く違うふたりが、互いを理解できない寂しさを抱えながらも、まっすぐに向き合い日々を重ねるうちに、徐々に歩み寄り、家族とも友人とも異なる「槙生と朝でしかない」かけがえのない関係性を、ゆっくりと築いていく――。   新垣結衣×新星・早瀬憩×瀬田なつきが「原作コミックという違う国」を実写化 主人公・槙生を演じるのは、近作「正欲」(23)でこれまでのイメージを鮮やかに覆した、新垣結衣。ぶっきらぼうで片付けが大の苦手だが、人知れず心の中に激情を隠し持ち、不器用なまでに誠実に、実直に生きる槙生をチャーミングに、時に凛々しく演じる。 朝を演じるのは、オーディションで抜擢された新星・早瀬憩。“大人らしからぬ大人たち”に戸惑いながらも、持ち前の天真爛漫さで周囲の懐にスルッと入り込める一方で、悩み多き思春期で日々揺れ動く朝の繊細な心情を、撮影当時15歳の早瀬が瑞々しく体現する。 さらに、ふたりの暮らしを見守る槙生の頼もしい親友・醍醐役に夏帆。別れてもなお槙生を優しく支え続ける元恋人・笠町役に瀬戸康史。槙生の母・京子役に銀粉蝶が扮しているほか、槙生の姉で朝の母である実里役を中村優子、槙生と朝の生活を見届ける弁護士・塔野役を瀬田組常連の染谷将太が務め、早瀬らフレッシュな面々の脇をガッチリと固める。 監督と脚本を務めるのは、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(11)で商業映画デビューを果たし、「PARKS パークス」(17)、「ジオラマボーイ・パノラマガール」(20)のほか、近年はドラマも多く手掛けている瀬田なつき。脚本執筆時には原作コミックが完結していなかったこともあり、実写化する上では、原作者から委ねられた部分も大きかったそう。 インタビューによれば、瀬田は、“誰か”の視点にはならないように、原作コミックには頻出するキャラクターたちのモノローグを極力廃し、「槙生と朝の関係を軸に、ふたりをつなぐ存在の実里が“不在”の日常の暮らしを現在進行形でスケッチするように描くことで、そこにある想いや人間関係がいろんな形で浮かび上がっていくことを目指した」という。 そうして紡がれた脚本をベースに、それをセリフや動きで体現する俳優陣はもちろんのこと、撮影、照明、美術、衣裳、音楽など、本作に携わるあらゆる部署のスタッフたちがそれぞれの視点で原作の世界観を汲み取り、監督とコミュニケーションを交わしながら再構築した結果、必ずしもすべてが忠実というわけではないにも関わらず、見事な実写映画として立ち上がった。ある意味では、「違う国のことを知る」こととも重なるのではないか。 特筆すべきは、劇中、多くの登場人物たちが入れ替わり立ち替わり訪れる、槙生と朝がふたりで暮らすマンションの絶妙な間取りと、槙生の“追い詰められ度”やふたりの距離感とも連動する、室内の乱雑さ。中でもリビングと槙生の仕事部屋を間仕切る引き戸の使い方が非常に効果的で、締めたくてもなかなか上手く締められない“ユルさ”が、笑いを誘う。   インタビューに加え「あさのうた」や「包団(パオダン)」メイキングなど充実の特典映像 Blu-rayのみに収録される映像特典には、約39分のメイキング&インタビューをはじめ、イベント集(完成披露上映会・公開直前イベント・公開記念舞台挨拶・大ヒット御礼舞台挨拶)や、高校の軽音部でボーカルを務める朝が披露する「あさのうた」の特別映像に加え、醍醐と槙生と朝の3人が「包団(パオダン)」を結成して餃子づくりに挑戦する場面のメイキングも収録されるというから期待が高まる。 メイキング&インタビューでは、撮影の舞台裏に密着した映像に併せ、「もともと原作のファンだった」という新垣が、槙生役に「覚悟を決めて」挑んだ様子や、初めてとは思えぬほど現場を満喫する早瀬の“素顔”も映し出される。中でも、原作に散りばめられた示唆に富んだフレーズの数々を、生身の人間としていかに自然かつ印象的に表現できるかを探りながら、「現場でちょこちょこ原作を読み返しては、『ヨーイ!』の声が掛かる直前に原作の槙生の顔を必ず思い浮かべるようにしていた」という新垣の言葉に、胸を打たれた。 「あなたと私は別の人間であって、あなたの感情も、私の感情も自分だけのものだから、わかちあうことはできない」という前提の上で、「それでも一緒に居たい」と思える相手と、互いに歩み寄り、共に暮らす姿が生きづらさを抱える人たちの心の灯となれば――。本編を観返すたび、制作陣のそんな思いが伝わってくる。   文=渡邊玲子 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=miYfKfuMX7M   『違国日記』 ●10月2日(水)Blu-ray&DVDリリース(レンタル同時) ▶Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら ●Blu-ray 価格:7,480円(税込) 【ディスク】<2枚> ★封入特典★ ・ポストカード5枚セット ★映像特典★ ・メイキング&インタビュー ・イベント集(完成披露上映会、公開直前イベント、公開記念舞台挨拶、大ヒット御礼舞台挨拶) ・あさのうた特別映像 ・パオダンメイキング ●DVD 価格:4,180円(税込) 【ディスク】<1枚> ●2024年/日本/本編139分 ●監督・脚本・編集:瀬田なつき ●原作:ヤマシタトモコ「違国日記」(祥伝社 FEEL COMICS) ●音楽:高木正勝 ●劇中歌:「あさのうた」(作詞・作曲:橋本絵莉子) ●出演:新垣結衣、早瀬憩 夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史 ●発売元:「違国日記」製作委員会 販売元:VAP ©2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
  •   B.B.キングをはじめとする伝説的なブルース・ミュージシャンたちのパフォーマンスとともに、若いカップルの愛と苦闘を描いた「ブルースの魂」(1973)が、B.B.キングの生誕100周年に合わせ、2Kレストア版となって12月28日(土)より新宿K’s cinema、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルが到着した。     デルタ・ブルースへの関心が再燃した1970年代初頭、本作の監督である音楽ドキュメンタリー作家のロバート・マンスーリスは、ミシシッピ・デルタを旅してB.B.キングら伝説的ミュージシャンのインタビューと演奏を撮影する。その目的は、ブルースをこれほど表情豊かで心揺さぶる音楽形式にしている文化的・政治的要因を探ることだった。並行して、ハーレムに暮らすカップルの波乱含みの物語を描き、ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にして観る者をブルースの核心へ誘うことに成功した。 登場ミュージシャンは、“キング・オブ・ブルース”のB.B.キング、シカゴ・ブルースの第一人者バディ・ガイ、ファンク・ブルースの雄ジュニア・ウェルズ、ブギウギのルーズヴェルト・サイクス、ボブ・ディランやニール・ヤングに影響を与えたロバート・ピート・ウィリアムズ、ディランに再発見およびカバーされたブッカ・ホワイト、盲目のハーモニカ奏者ソニー・テリー、飄々とした歌声のマンス・リプスカム、スクリーンに現れた最初のロックミュージシャンであるジミー・ストリーターなど。独創的なブルース映画、待望の日本初上陸となる。     Story 子どもの頃に母に連れられ、ノースカロライナ州からニューヨークに出てきたフレディ(ローランド・サンチェス)。強盗を働いて5年間服役し、出所後は結婚したハティ(オニケ・リー)と共に母の家に居候している。 刑務所の病院で働いた経験から看護助手の職を探すフレディだが、うまくいかない。ハティに無心してはビリヤード場に出入りし、鬱々と過ごしている。そんなフレディに嫌気が差したハティは、なじみのバーでブルースを歌う男と駆け落ちを図るが……。   「ブルースの魂」 監督:ロバート・マンスーリス 出演ミュージシャン:B.B.キング、バディ・ガイ、ジュニア・ウェルズ、ルーズヴェルト・サイクス、ロバート・ピート・ウィリアムズ、マンス・リプスカム、ブッカ・ホワイト、ソニー・テリー、ブラウニー・マギー、ファリー・ルイス、ジミー・ストリーター 出演俳優:ローランド・サンチェス、オニケ・リー、アメリア・コルテス、ウィリアム・L・エヴァンス 1973年(2022年2K修復版)/フランス/英語/88分/1:1.33/字幕:福永詩乃 英題:THE BLUES UNDER THE SKIN 原題:LE BLUES ENTRE LES DENTS 配給:オンリー・ハーツ 協力:ブルース&ソウル・レコーズ ©1973-2022 NEYRAC FILMS
  •   いじめられてきた少女二人の復讐に向けた“修学旅行”を描いた新鋭イム・オジョン監督作「地獄でも大丈夫」が、11月23日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。     いじめに悩んできたナミとソヌは、クラスメイトとの修学旅行に行かずに自殺を図ろうとするも断念。そして、いじめグループのリーダーで今はソウルに暮らすチェリンに復讐するため、二人だけの修学旅行に出る。ところが再会したチェリンは、改心して別人のようになっていた。そのきっかけとなったのは、インチキくさい宗教団体。そこで過ごすことになったナミとソヌは、果たして復讐計画を実行するのか?   https://www.youtube.com/watch?v=uKjMXHZ-Ms0   イム・オジョン監督は、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノなどを輩出した韓国映画アカデミー(KAFA)が2022年に《今年の顔》として選出した逸材。初長編となる本作は、第27回釜山国際映画祭CGK撮影賞に輝いた。 メインの3人を演じたオ・ウリ、パン・ヒョリン、チョン・イジュはオーディションで選出。中でもナミ役のオ・ウリは、第11回茂朱山里映画祭アービン・クリエイティブ賞を受賞し、百想芸術大賞2024で映画部門女性新人演技賞にノミネートされた。そんな初々しい若手の脇を、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』『涙の女王』のパク・ソンフンが固める。世界中の“ぼっち”たちに《地獄万歳》を叫ぶ、注目のガールズ・ムービーだ。   「地獄でも大丈夫」 監督・脚本:イム・オジョン 出演:オ・ウリ、パン・ヒョリン、チョン・イジュ、パク・ソンフン 製作:韓国映画アカデミー(KAFA) 英題:Hail to Hell 原題:지옥만세 2022/韓国映画/109分/カラー/5.1ch/DCP/配給:スモモ © 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:https://www.sumomo-inc.com/okioki
  •   ロシア辺境を舞台に、移動映画館で日銭を稼ぐ父と思春期の娘による旅の日々を描き、2023年カンヌ国際映画祭監督週間に出品されたイリヤ・ポヴォロツキー監督作「グレース」が、10月19日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。野外上映シーンの映像と著名人のコメントが到着した。   https://www.youtube.com/watch?v=5DYfkeNZu0k   〈コメント〉 ソ連というひとつの文明が終わった後の世界。峻厳な自然の広がりにかろうじて残っている道を、ぼろぼろのバンでよろよろと進んでいく父と娘。タルコフスキーやソクーロフが描いてきたあの永遠のように停滞する時間が、ひとに重くのしかかる。原題のблажьは愚かな気まぐれを意味する。貧しくも圧倒的に美しい風景のなか、人間のいとなみはあまりにも取るに足りない。それでも生きている。 ──上田洋子(ゲンロン代表、ロシア文学・演劇研究者) ヴィム・ヴェンダースと青山真治をふたたび出会わせたこのロシア製ロードムービーは、『PERFECT DAYS』のありえたかもしれないもうひとつの道程を見せている。 ──阿部和重(作家) ロシアの地方を旅すると本作のような景色をよく目にする。歴史が停止したような街と、ひっそりと生きる人々。それは絢爛なモスクワやサンクトペテルブルグとは真逆の景色だ。父と旅する少女は、そんな記憶喪失したような景色を写真に撮り続ける。忘れたくない光景があることが、いつか希望になると信じるかのように。ロシアはいつも無愛想だが、時折こんな繊細な映像が生みだすから、つくづく世界はわからないと思う。 ──佐藤健寿(写真家) 車に閉じこもり、刹那に活きる父親と、新しい人生を歩み出す娘。ロシアのフロンティアを巡るこの映画は、戦争の始まる前に、どこかでこの30年を振り返っているようにも思える。監督の心の中のドキュメンタリーともいえるだろか。 ──前田弘毅(東京都立大学人文社会学部教授) ロシアの新鋭監督が、誰も見たことのない世界を見せてくれる。コーカサスの辺境から北極圏の海へ。見慣れない風景の中をオンボロ自動車が走り、思春期の少女が成長していく。はるかな魂の辺境を突っ切っていくようなロードムービーだ。ここには戦争の予兆のような不穏な気分と旅が切り開く未知の世界への微かな期待がないまぜになって、恩寵のように漂っている。 ──沼野充義(ロシア文学者・東京大学名誉教授)     配給:TWENTY FIRST CITY 配給協力:クレプスキュール フィルム ▶︎ ロシア辺境を漂流する父と娘──。カンヌ映画祭監督週間出品「グレース」
  •   第二次世界大戦中の1940年5月から5年間、ナチス・ドイツの占領下に置かれたオランダの首都アムステルダム。人権や言論の自由は奪われ、ユダヤ人を中心に多くの犠牲者が出た。有名なアンネ・フランクのように強制収容所へ送られた者は10万7千人にのぼり、そのうち10万2千人が虐殺されたと考えられている。 そうした歴史を捉えたビアンカ・スティグターの著書『Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)』を、夫であり「それでも夜は明ける」の監督であるスティーヴ・マックイーンが映画化(製作はA24)した4時間11分のドキュメンタリー「占領都市」が、12月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。     アムステルダムを第二の故郷として暮らすマックイーンが目指したのは、情報の羅列ではなく、場所に語らせるような映画。アーカイブ映像やインタビューによる回想を避け、35mmフィルムで130ヵ所に及ぶ《現場》を正確に捉えることで、恐怖の日々を体感させる。賑やかな公園やレンガ造りの家といった美しい風景も、虐殺の記憶を持っている。 撮影監督はポール・バーホーヴェンやヤン・デ・ボンの作品に携わったレナート・ヒレッジ、音楽は「aftersun/アフターサン」のオリバー・コーツが担当。本作はカンヌ国際映画祭スペシャル・スクリーニング部門で上映されたのち、英国インディペンデント映画賞やクリティックス・チョイス・ドキュメンタリー・アワードで各種部門にノミネートされ、日本のTBSドキュメンタリー映画祭にも招待された。過去と現在を野心的アプローチで繋いだ重要作だ。   https://www.youtube.com/watch?v=ZI1crsWoiFc   「占領都市」 監督:スティーヴ・マックイーン 原作:ビアンカ・スティグター「Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)」 製作総指揮:ダニエル・バトセク、ベン・コレン、オリー・マッデン、ヤリフ・ミルチャ、マイケル・シェイファー 製作:フロア・オンラスト、アンナ・スミス=テンサー 撮影:レナート・ヒレッジ 編集:ザンダー・ナイステン 録音:ヨス・テン・クロスター 整音:ヤン・シェルマー ナレーション:メラニー・ハイアムズ 音楽:オリバー・コーツ 2023年/イギリス、オランダ、アメリカ/英語(一部オランダ語)/251分/スタンダード/カラー/5.1ch/G 原題:OCCUPIED CITY 日本語字幕:松田千絵 提供:TBSテレビ 配給:トランスフォーマー、TBSテレビ © 2023 De Bezette Stad BV and Occupied City Ltd. All Rights Reserved. 公式サイト:https://www.transformer.co.jp/m/senryotoshi/

今日は映画何の日?

注目記事