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東京の路地裏にある、中華屋のような店構えの料理屋〈一香軒〉。その店主は、料理の腕は超一流だが、客の悩みを勝手に“勘違い”し、見当違いなアドバイスで困惑させるズレたオヤジだった──。足立和平の異色グルメ漫画を仲村トオル主演でドラマ化した『飯を喰らひて華と告ぐ』が、7月9日(火)23:45にTOKYO MXで放送開始。各話のゲスト俳優が発表され、予告編が公開された。 ゲスト俳優とエピソードは以下の通り。 ■第1話「ハンバーグ」 ゲスト:田村健太郎 学歴もプライドも高く協調性ゼロのサラリーマン、三橋(田村健太郎)。上司に叱責されてむしゃくしゃしたまま〈一香軒〉に迷い込み、肉汁タップリのハンバーグを注文するが……。 ■第2話「アジの姿造り」 ゲスト:猫背椿 夫婦水入らずの伊豆旅行を前に浮足立つ専業主婦の久美(猫背椿)だったが、夫に急な仕事が入ってキャンセルに。伊豆で新鮮なアジの姿造りを食べたかった彼女は、仕方なく〈一香軒〉に入り……。 ■第3話「カツカレー」 ゲスト:吉村界人 ラッパー志望の慶太(吉村界人)は、先輩から怪しいブツの取り引きを指示されるが、待ち合わせ場所に現れたのは〈一香軒〉の店主だった。そのまま店に連れて行かれ、ボリューミーなカツカレーを振る舞われる……。 ■第4話「里芋とイカの煮物」 ゲスト:きたろう 偏屈で頑固で人付き合いが下手な正雄(きたろう)。〈一香軒〉の前をうろついていたら、店主に引っ張り込まれてしまう。そして中華を食べたいのに、なぜか里芋とイカの煮物を涙ながらに提供され……。 ■第5話「サムゲタン」 ゲスト:高橋ひとみ 毎朝小学校の校門で、児童たちに笑顔を振りまく向田校長(高橋ひとみ)。フラリと立ち寄った〈一香軒〉で「何か精のつきそうなお料理を」とオーダーすると、店主は滋養満点のサムゲタンを提供する……。 ■第6話「梅のおかゆ」 ゲスト:三河悠冴 大事な試合を控えたボクサーの佐々木(三河悠冴)は、極度の緊張からランニング中に腹を下す。トイレを求めて〈一香軒〉に駆け込むと、店主は佐々木を睨んでから、腹に優しそうな梅のおかゆをそっと置くが……。 ■第7話「たこ焼き」 ゲスト:華村あすか 売れないアイドルグループで30歳目前まで活動し、卒業を翌日に控えたあやち(華村あすか)。メンバーとの思い出の味であるたこ焼きを注文すると、店主はもはや神がかった勘違いを披露し始める……。 ■第8話「海鮮パエリア」 ゲスト:福井俊太郎(GAG) 怪しい儲け話ですべてを失い、自殺を図ろうとする島田(福井俊太郎)。するとソロキャンプ中の店主が現れ、島田を《師匠》と呼び始める。そして、焚き火で作った熱々の海鮮パエリアを振る舞うが……。 ■第9話「豚キムチ」 ゲスト:山崎紘菜 20年前に同棲していたユウホ(山崎紘菜)は、激辛の豚キムチが好物だった。30歳を前に店主との結婚を意識し始めた彼女は、ウェディング雑誌をさりげなく置くが、店主はまったく気付かず……。 ■第10話「???」 ゲスト:山城琉飛 SF雑誌を熟読し、店先でUFOを呼ぶ儀式を行う店主。そこに修学旅行で長崎から東京に来ていた中学生の悟(山城琉飛)が通りかかる。彼を一目見るやいなや、店主は「ようこそ…!」と店に招き入れ……。 ■第11話「ラーメン」 ゲスト:円井わん 意中のホストにあっさりフラれ、泣きながら夜道を歩くキャバ嬢のウレハ(円井わん)。泣き疲れて空腹を覚え、久々にラーメンを食べたくなって〈一香軒〉で“フツーのラーメン”をオーダーするが……。 ■第12話「塩むすび」 ゲスト:柄本時生 売れない役者の山下(柄本時生)は、怪しい芸能事務所に金を巻き上げられて生活に行き詰まる。そして包丁を手に強盗を目論むも、勇気が出ずに断念。すると焼きサンマの匂いが漂い、釣られて辿り着いたのは〈一香軒〉だった。包丁を構えて脅してきた山下を、店主は怖気付くことなく抱きしめ、土鍋で炊いた米で温かい塩むすびを握り始めた……。 https://www.youtube.com/watch?v=lEg5LivvRXE 斜め上の勘違いと奇跡的な思い込みで、見当外れなアドバイス&名言を自信満々に放つ店主。そして、困惑したり立腹したり笑ったりしながら、失った元気を少し取り戻していく客たち。絶品料理とシュールな笑いの盛り合わせを楽しみたい。 『飯を喰らひて華と告ぐ』 主演:仲村トオル 各話ゲスト:田村健太郎、猫背椿、吉村界人、きたろう、高橋ひとみ、三河悠冴、華村あすか、福井俊太郎(GAG)、山崎紘菜、山城琉飛、円井わん、柄本時生(※放送話順) 原作:足立和平「飯を喰らひて華と告ぐ」(白泉社「ヤングアニマルWeb」連載) 監督:近藤啓介、井上雄介 脚本:近藤啓介、神谷圭介、金子鈴幸 主題歌:フィッシュマンズ「ごきげんはいかがですか」 制作プロダクション:オフィスクレッシェンド 製作:「飯を喰らひて華と告ぐ」製作委員会 公式サイト:meshikura.com 公式X:@meshikura_drama
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《父》という迷路に迷い込む──。森山未來×藤竜也「大いなる不在」予告編公開
2024年5月30日「コンプリシティ/優しい共犯」(2018)の新鋭・近浦啓監督が、森山未來と藤竜也を父子役に迎えて描いたヒューマンサスペンス「大いなる不在」が、7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開される。予告編が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=CaBOjgcgWPA 幼い自分と母を捨てた父(藤竜也)が、警察に捕まったとの連絡を受けた卓(森山未來)。妻の夕希(真木よう子)と共に九州まで訪ねると、父は認知症を患って別人のようであり、義母(原日出子)は行方不明となっていた。卓は父と義母の生活を調べ始めるが──。 第48回トロント国際映画祭プラットフォーム・コンペティション部門でのワールドプレミアを経て、第71回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀俳優賞(藤竜也)とアテネオ・ギプスコアノ賞を受賞、第67回サンフランシスコ国際映画祭で最高賞のグローバル・ビジョンアワードに輝いた本作。姿を消した義母は「自殺した」という父の供述は真実か? 迷宮的な物語から目が離せない。 「大いなる不在」 監督・脚本・編集:近浦啓 共同脚本:熊野桂太 プロデューサー:近浦啓、堀池みほ 出演:森山未來、真木よう子、原日出子/藤竜也 製作・制作プロダクション:クレイテプス 配給:ギャガ 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 2023年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/133分 ©2023 CREATPS ▶︎ 森山未來と藤竜也が親子役。新鋭・近浦啓の「大いなる不在」がトロント国際映画祭出品 -
シン・ヘソン主演、中古品取引から始まるスリラー「ターゲットー出品者は殺人鬼ー」予告編公開
2024年5月29日シン・ヘソン、キム・ソンギュン、カン・テオ、イ・ジュヨンら共演。中古品取引から恐怖が巻き起こる「ターゲットー出品者は殺人鬼ー」が、6月21日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋、kino cinema天神などで公開される。予告編が到着した。 新居に引っ越し、フリマサービスで中古の洗濯機を注文したスヒョン(シン・ヘソン)。ところが届いたのは不良品で、詐欺に遭ったと気づく。 警察に相談するも捜査まで時間がかかると告げられた彼女は、自ら販売者のアカウントを見つけ、返金を要求。しかし相手にされず怒りのメッセージを送ったところ、恐ろしいことが起き始める。 スヒョンは再び警察に相談し、捜査がスタート。そして販売者の家を訪れると、思いがけない事態に……。 https://www.youtube.com/watch?v=Zy2vkU0upJs キム・ソンギュンは事件に翻弄されるサイバー犯罪捜査部のチュ刑事役、カン・テオはチュ刑事の後輩であるナ刑事役、イ・ジュヨンはスヒョンを心配する同僚役を務める。監督は「仁寺洞スキャンダル~神の手を持つ男~」「風水師 王の運命を決めた男」のパク・ヒゴン。殺人鬼に追い詰められていくスヒョンの運命やいかに? 息を呑むスリラーに注目したい。 「ターゲットー出品者は殺人鬼ー」 監督・脚本:パク・ヒゴン 出演:シン・ヘソン、キム・ソンギュン、イム・チョルス、イ・ジュヨン、カン・テオ 原題:타겟/英題:Don’t Buy the Seller/2023年/韓国/101分/ビスタ/5.1ch/R15+ 字幕翻訳:福留友子 配給:TCエンタテインメント © 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, STUDIO PIEONA ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:http://www.tc-ent.co.jp/sp/target/ -
「キリエのうた」— 唯一無二の歌声が響く、岩井俊二の集大成
2024年5月29日映画「キリエのうた」は、宮城県仙台市出身の岩井俊二監督にゆかりの深い地である石巻、大阪、帯広、東京を舞台に描く、姿を消したフィアンセを捜し続ける青年・夏彦(松村北斗)、傷ついた人々に寄り添う小学校教師・フミ(黒木華)、歌うことでしか〝声〞を発せない路上シンガー・キリエ(アイナ・ジ・エンド)、過去と名前を捨てて生きる謎めいた女性・イッコ(広瀬すず)の13年に及ぶ壮大な愛の物語。2023年第97回キネマ旬報ベスト・テンで新人女優賞に輝いたアイナ・ジ・エンドが唯一無二の歌声を空や大地に轟かせ、上映時間175分のうち、103分30秒もの長い間、楽曲が登場人物たちに寄り添い続ける「音楽映画」でもあり、円都(イェンタウン)の歌姫グリコに扮したCharaの存在感に圧倒される「スワロウテイル」(96)や、カリスマ的な人気を誇る女性シンガー〝リリイ・シュシュ〞こと、Salyuの歌声と共に記憶された「リリイ・シュシュのすべて」(01)の系譜であることを、〝小林武史〞の名をクレジットで確認するまでもなく、音が証明している。 そして本作は、これまで映像や音楽のみならず、小説や絵など、あらゆる表現媒体を通じて紡がれてきた〝岩井俊二の世界〞が、アイナ・ジ・エンドという新たな才能と巡り合ったことで、さらなる変容を遂げ、結実したことで生まれた集大成と言うべき作品でもある。それは、Blu-ray&DVD豪華版に収録された特典映像のなかで語られる、監督自身と、出演者のコメントから見て取れる。 監督インタビューによれば、本作のもとになっているのは、岩井作品「ラストレター」(20)に登場した小説『未咲』における、〈登場人物が8ミリフィルムで撮ったとされる映画〉のプロットなのだそう。そこに、岩井が「東日本大震災の頃に書きかけていた」という〈仙台から石巻までの42キロを走る青年〉を巡る短篇小説の内容が〝夏彦〞のエピソードとして加わり、かつて「ハルフウェイ」(09/北川悦吏子監督)で、仲里依紗が演じたメメが窓際でしゃぼん玉を吹きながら語る身の上話も、イッコこと、〝真緒里〞のエピソードとして引用されている。 岩井作品にたびたび登場する美しい空は、〈芝居にまとわりついている背景でしかない〉というが、そこに流れる音楽やカメラワーク、ダンスを踊っているかのような登場人物たちの動きや仕草によって、忘れられない光景として観客の脳裏に焼き付く。本作における、海辺のピンク色の空や、冒頭と最後に織り込まれた、〈クランクインの日に撮った〉雪原もそれにあたる。 以前、松村北斗に取材した際、「すずめの戸締まり」(22)をはじめ、テレビドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』など扉にちなんだ役が続いている気がするが……と本人に水を向けたところ、「主に〝扉〞回りの俳優をやらせていただいております!」との言質を得たのだが、本作での夏彦の登場シーンでも、その本領は発揮されている。 文=渡邊玲子 制作=キネマ旬報社(「キネマ旬報」2024年6月号より転載) 「キリエのうた」 ●5月29日(水)DVD&Blu-rayリリース(レンタル同時) ▶DVD&Blu-rayの詳細情報はこちら ●ブルーレイ 豪華版 価格:7,700円(税込) ●DVD 豪華版 価格:6,600円(税込) 【特典映像】 ・ソラのうた~メイキング・オブ・キリエのうた~ ・イベント映像集(完成報告イベント、公開記念舞台挨拶) ・撮影を終えて(アイナ・ジ・エンド×岩井俊二、松村北斗、広瀬すず) ※撮影を終えては、劇場公開時に配信されたものになります。 ・予告集(本編ディスク) 【仕様・封入特典】 ・三方背ケース ・フォトブックレット ・特典ディスク(DVD) ●ブルーレイ 通常版 価格:5,500円(税込) ●DVD通 常版 価格:4,400円(税込) 【特典映像】 ・予告編 ●2023年/日本/本篇178分 ●監督・脚本:岩井俊二 ●出演:アイナ・ジ・エンド、松村北斗、黒木華 / 広瀬すず ほか ●発売・販売:ハピネット・メディアマーケティング ©2023 Kyrie Film Band -
井浦新のアメリカ映画デビュー作「東京カウボーイ」、麻衣が歌う主題歌MV公開
2024年5月29日井浦新を主演に迎え、東京でキャリアを重ねた効率至上主義のビジネスマンが、出張先のモンタナ州でカウボーイ文化に触れて生き方を変えていく姿を描く「東京カウボーイ」が、6月7日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。主題歌MVと場面写真が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=6bsLP5sN8I0 主題歌を作曲したのはアメリカと日本で活躍するチャド・キャノン。本作の音楽をはじめ、オバマ夫妻製作のNetflixドキュメンタリー「アメリカン・ファクトリー」やソニー・プレイステーション『Ghost of Tsushima:ディレクターズ・カット』などでも知られる。作詞したのは本作で脚本・出演も担う藤谷文子、歌うのは久石譲の娘で歌手の麻衣。 6月5日(水)にはアップリンク吉祥寺で前夜祭イベントを行うことも決定。『町山智浩のアメリカの今を知るTV』でおなじみの町山智浩と藤谷文子が映画を語り尽くす(町山氏はアメリカより中継で登場予定)。こちらも期待したい。 配給:マジックアワー ▶︎ 井浦新がカウボーイに!? 人生を見つめ直すアメリカ出張「東京カウボーイ」