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「ヒトラーの贋札」の監督が放つ異形の連続猟奇殺人ミステリー「ヒンターラント」
2023年7月6日「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォヴィツキー監督が、歴史の暗黒時代に焦点を当てて描いた連続猟奇殺人ミステリー「ヒンターラント」が、9月8日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。 第一次世界大戦が終結し、元刑事ペーター(ムラタン・ムスル)とその戦友らはロシアでの捕虜生活からようやく解放されるも、帰り着いた祖国は敗戦で変わり果てていた。皇帝は国外に逃亡し、戦った兵士への労いもない。さらに自宅に家族の姿はなく、ペーターは行き場をなくす。 そんな中、河原で遺体が発見される。被害者はペーターのかつての戦友だった。遺体には拷問の跡があり、犯人も帰還兵であると思われた。ペーターは自身の心の闇と向き合いつつ、真相を解明すべくボロボロの心身に鞭打って動き始めるが……。 全編ブルーバックによる撮影で、ダークファンタジーのような世界観を立ち上げた本作。ロカルノ国際映画祭で観客賞に輝き、オーストリア映画賞では6部門にノミネートされて美術賞を受賞した。美しくも悪夢的な異形のミステリーに魅了されるはず。 「ヒンターラント」 監督:ステファン・ルツォヴィツキー 脚本:ロバート・ブッフシュヴェンター、ハンノ・ピンター、ステファン・ルツォヴィツキー 撮影:ベネディクト・ノイエンフェルス 編集:オリヴァー・ノイマン 音楽:キャン・バヤニ プロダクションデザイン:アンドレアス・ソボトカ、マルティン・ライター 衣装:ウリ・サイモン 出演:ムラタン・ムスル、リヴ・リサ・フリース、マックス・フォン・デア・グレーベン、マーク・リンパッハ、マルガレーテ・ティーゼル、アーロン・フリエス 2021年/オーストリア・ルクセンブルク/ドイツ語/99分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:吉川美奈子/原題:HINTERLAND/PG12 配給:クロックワークス © FreibeuterFilm / Amour Fou Luxembourg 2021 -
ウクライナ民謡から生まれた楽曲『キャロル・オブ・ザ・ベル』を支えに、戦時をひたむきに生きる家族を描いた「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)」が、7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで全国公開。現在もキーウに住むオレシャ・モルグネツ=イサイェンコ監督のコメント動画、『キャロル・オブ・ザ・ベル』が響く冒頭シーン映像、ウクライナ人デザイナーのエレナちゃんによるイラストが到着した。 「登場人物たちは作中ほとんどの時間を外界から隔絶されていますが、音楽が彼女らをその悲しみから守っているのです」と監督は語る。続く冒頭シーンは、1978年のNY、ある舞台の楽屋で懐かしそうに家族写真を眺める女性にフォーカス。バックに流れるのは『キャロル・オブ・ザ・ベル』だ。 エレナちゃんのイラストは、劇中の「娘たち」であるウクライナ人のヤロスラワとポーランド人のテレサをイメージ。美しい色使いとキュートな絵柄で、民族共生を祈願する。 Story 1939年1月、ウクライナのイバノフランコフスク(当時はポーランド領スタニスワヴフ)で、偶然からウクライナ人、ユダヤ人、ポーランド人の3家族が同じ屋根の下で暮らし始める。まもなく第二次世界大戦が始まり、ソ連軍とドイツ軍が続けて街に侵攻。親から引き離されたポーランド人とユダヤ人の娘たちは、出自を隠し、ウクライナ人の家族となる。やがて運命の悪戯で出会ったドイツ人の子すら、「この子に罪はない」とウクライナ人の母は面倒を見始めるが……。 ©MINISTRY OF CULTURE AND INFORMATION POLICY OF UKRAINE, 2020 – STEWOPOL SP.Z.O.O., 2020 配給: 彩プロ ▶︎ ウクライナの伝統曲に平和の祈りを込めて。「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩」
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ヒョンビンが北朝鮮のエリート捜査官に!「コンフィデンシャル:国際共助捜査」
2023年7月6日ヒョンビンが『愛の不時着』以来初の主演を務め、北朝鮮・韓国・アメリカのプロフェッショナル3人による共同捜査の行方を描き、韓国で5週連続No.1のヒット記録した「コンフィデンシャル:国際共助捜査」が、9月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開される。 北朝鮮のエリート特殊捜査員リム・チョルリョンが、韓国に降り立つ。その任務は、《北》から逃亡した国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追うこと。「国際共助捜査」の要請を受け、左遷された《南》の型破りなベテラン刑事カン・ジンテは相棒に志願する。実は2人は2度目のタッグで、ジンテの義妹ミニョンは、恋するチョルリョンとの再会を心待ちにしていた。 彼らは真の目的や機密情報を隠しつつ捜査を進め、いよいよリーダーの隠れ家に突入。その時FBI捜査官のジャックが現れ、激しい争いが巻き起こる。やがてチームを組み直した3者・3国だが、彼らの前に驚きの黒幕が……。 ヒョンビン演じるリム・チョルリョンは、寡黙で正義感あり。スーツ姿での華麗なアクションはもちろん、ピュアな恋の駆け引きや三枚目的な可愛らしさも見せる。刑事カン・ジンテには名バイプレイヤーのユ・ヘジンが扮し、対照的なチョルリョンとの軽妙な掛け合いで楽しませる。さらに、ジンテの義妹ミニョンを少女時代のイム・ユナ、FBI捜査官ジャックを『私の名前はキム・サムスン』でもヒョンビンと顔を合わせたダニエル・ヘニーが演じている。 カーチェイスあり、銃撃あり、生身の格闘あり。ヒョンビンがまたしても観る者を虜にする。 「コンフィデンシャル:国際共助捜査」 監督:イ・ソクフン 出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、イム・ユナ(少女時代)、ダニエル・ヘニー、チン・ソンギュ 原題:공조2: 인터내셔날/英題:CONFIDENTIAL ASSIGNMENT 2: INTERNATIONAL/129分/韓国/カラー/シネスコ/5.1ch デジタル/字幕翻訳:根本理恵 配給:ギャガ © 2022 CJ ENM Co., Ltd., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED -
仏総合原子力企業アレバ(現オラノ)社のCFDT(フランス民主労働組合連盟)代表モーリーン・カーニーが国家的スキャンダルに巻き込まれた衝撃の実話を、イザベル・ユペール主演で映画化し、第79回ヴェネチア国際映画祭で労働・環境人材育成財団賞を受賞した「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」が、10月20日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国順次公開される。 中国との極秘の技術移転契約が5万人以上の雇用を脅かすと知ったモーリーン・カーニーは、内部告発に踏み切り、閣僚や企業トップに捨て身で立ち向かう。そして自宅での襲撃や偽証の強要に屈することなく6年間闘い続け、ついに勝利を掴む──。 監督は「ゴッドマザー」(21)でもユペールと組んだジャン=ポール・サロメ、脚本は「ローズメイカー 奇跡のバラ」(21)のファデット・ドゥルアール、撮影は「1640日の家族」(22)のジュリアン・ハーシュ、音楽は「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(16)のブリュノ・クーレが担当。 社会や組織での女性の立場、権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国との取引、夫婦関係などさまざまなテーマを射抜いていく注目の社会派サスペンスだ。 「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」 監督:ジャン=ポール・サロメ 脚本:ファデット・ドゥルアール 撮影:ジュリアン・ハーシュ 音楽:ブリュノ・クーレ 出演:イザベル・ユペール、グレゴリー・ガドゥボア、フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン、ピエール・ドゥラドンシャン、アレクサンドリア・マリア・ララ、ジル・コーエン、マリナ・フォイス、イヴァン・アタル 2022年/フランス・ドイツ/フランス語/121分/ヨーロピアン・ビスタ/カラー/原題:LA SYNDICALISTE/1:2:35/5.1ch ©2022 le Bureau Films-Heimatfilm GmbH + CO KG-France 2 Cinema 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ 配給:オンリーハーツ
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ボリウッド映画界の王シャー・ルク・カーン4年ぶりの主演で、諜報機関エージェントの活躍を描き、インド映画世界興収歴代5位のヒットを記録した「PATHAAN/パターン」が、9月1日(金)より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。 シャー・ルク・カーンが演じるのは、インド諜報機関RAWのエージェントであるパターン。キャリア30年のベテランで、今も危険な任務に出向いている。そして「タイガー 伝説のスパイ」でサルマーン・カーンが演じた〈タイガー〉が同僚として登場、ファンにはたまらない設定だ。さらに、ヒロインのルバイに扮するディーピカー・パードゥコーンが水着姿とダンスで魅了する。監督は「WAR ウォー!!」のシッダールト・アーナンド。 ドバイ、アフガニスタン、トルコ、イタリア、フランスなど世界中でロケして撮り上げた、堂々のスパイアクション大作だ。 Story インド政府によるカシミール地方の自治権剥奪に怒ったパキスタンのカーディル将軍は、元インド軍のジムと手を組み、インドでのテロ計画を始動。彼らとの対決に乗り出したインド諜報機関エージェントのパターンは、デリー上空の飛行機に生物兵器が仕掛けられたことを知る。残された時間は6分。パターンはテロを阻止し、国を救えるか? 「PATHAAN/パターン」 出演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン、ジョン・エイブラハム 監督:シッダールト・アーナンド 配給:ツイン