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フロントライン
日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号で、患者の治療に当たった医師たちの戦いを、事実に基づいて描いたドラマ。未知のウイルスに関する経験や訓練が不足したまま、最前線で対応を迫られた医師たちは……。未知のウイルスに立ち向かう災害派遣医療チームの指揮官・結城英晴(ゆうき・ひではる)を小栗旬、厚生労働省から派遣された役人・立松信貴(たてまつ・のぶたか)を松坂桃李、DMAT隊員・真田春人(さなだ・はると)を池松壮亮、東日本大震災で結城と共に活動した“戦友”とも呼べる医師・仙道行義(せんどう・ゆきよし)を窪塚洋介が演じる。監督は「かくしごと」の関根光才。企画、脚本、プロデュースを務めたのは「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」で知られる増本淳プロデューサー。300ページを超える取材メモから、これまで知られることのなかった船内のエピソードを丁寧にすくい、オリジナル脚本にまとめ上げた。 -
摩文仁 mabuni
新田義貴監督が手掛けた、多くの慰霊塔が建ち並ぶ摩文仁の丘を見つめるドキュメンタリー。 -
能登デモクラシー
能登半島の石川県穴水町に住む元中学校教諭の滝井元之さんが発行する手書き印刷新聞「紡ぐ」は、町の出来事や課題、議会のやりとりを掲載し、未来に向けて率直な提言をおこなってきた。テレビ局がほぼ取材に入らない過疎の町で、権力監視の役割を最も担い、町民の信頼が最も厚いその新聞の力と町の行く末を見つめるドキュメンタリー。「はりぼて」「裸のムラ」の五百旗頭幸男監督の最新作。 -
太陽(ティダ)の運命
佐古忠彦が、「米軍が最も恐れた男」2部作、「生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事」に続き、沖縄現代史に切り込んだドキュメンタリー。政治的立場は正反対ながら、国と激しく対峙した沖縄県知事、大田昌秀と翁長雄志。二人は何を目指し、何と闘ったのか。 -
逃走(2025)
半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した東アジア反日武装戦線の元メンバー、桐島聡の闘いを描く社会派ドラマ。重要指名手配犯・桐島は、日雇い仕事を転々としながら逃亡を続けていた。2024年、70歳の桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。主人公・桐島を「罪の声」の古舘寛治、若い頃の桐島を「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の杉田雷麟が演じる。1960年代後半から70年代初頭に若松孝二作品の脚本を量産、その後、日本赤軍に身を投じ、27年間日本を離れて帰国、活動を再開した「REVOLUTION+1」の足立正生監督が自らの半生と重ね合わせ、桐島の苦悩と決意を描き出す。 -
ラ・コシーナ/厨房
メキシコの鬼才監督アロンソ・ルイスパラシオスと、ハリウッドの実力派ルーニー・マーラがタッグを組み、イギリスの戯曲『調理場』の舞台をニューヨークに移して、レストラン=世界の縮図のごとき人間関係を、風刺をきかせて描いた厨房エンターテインメント。スタッフの多くが移民で構成されたニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」で従業員全員に売上金盗難の疑いがかけられる。さらにトラブルが続出、スタッフのストレスは沸点に達し、レストランはカオスと化していく。メキシコ移民である料理人の主人公ペドロを演じるのは、同監督の「コップ・ムービー」のラウル・ブリオネス。彼の恋人で秘密を抱えるアメリカ人のウェイトレス・ジュリアをルーニー・マーラが演じる。第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。 -
OKAは手ぶらでやってくる
東南アジアで“ひとりNGO”として活動し、2022年に71歳で永眠した栗本英世の人生に迫るドキュメンタリー。生前の映像や関係者の証言を交え、人身売買や地雷の危険にさらされた人々を支援し、子どもの教育のため寺子屋を建てるなど各地を奔走した彼の足跡を追う。監督は『戦影~売国奴と呼ばれた男たちの遺言状~』の牧田敬祐。東京ドキュメンタリー映画祭2024にて長編部門グランプリを受賞。 -
未完成の映画
中断された映画を10年ぶりに制作再開することになったスタッフが新型コロナ流行のためロックダウンに巻き込まれる様子を、コロナ禍で実際に撮影されたスマホの映像を織り込みながらドキュメンタリー的に描き出す、「サタデー・フィクション」のロウ・イエ監督作。出演は「シャドウプレイ 完全版」のチン・ハオ、「在りし日の歌」のチー・シー。第77回カンヌ国際映画祭特別招待作品。第61回台北金馬奨にて最優秀長編映画賞、最優秀監督賞受賞。第25回東京フィルメックスでは観客賞を受賞した。 -
青春 -苦-
2003年に約9時間の大作「鉄西区」でセンセーショナルなデビューを果たしたワン・ビン監督によるドキュメンタリー「青春」の第2部。長江デルタ経済圏を構成し、子供服産業の一大拠点として知られる浙江省湖州市の織里(しょくり)に出稼ぎにきている若い労働者の日常を見つめる。低賃金で生き延びようと日々葛藤するなか、彼らは春節を祝うために故郷へ帰る。第1部は2024年に日本公開された。2024ロカルノ国際映画祭 国際コンペティション部門にてスペシャル・メンション賞など3つの賞を受賞。第2部の「青春 -苦-」と第3部の「青春 -帰-」は2025年4月26日、同時公開。 -
青春 -帰-
2003年に約9時間の大作「鉄西区」でセンセーショナルなデビューを果たしたワン・ビン監督によるドキュメンタリー「青春」の掉尾を飾る第3部。長江デルタ経済圏を構成し、子供服産業の一大拠点として知られる浙江省湖州市の織里(しょくり)に出稼ぎにきている若い労働者の日常を見つめる。労働者たちは、春節を祝うために帰省する。休暇中に結婚式を挙げるものがいる。だが故郷に仕事はなく、休暇が終わると彼らはまた工場に戻ってくる……。第1部は2024年に日本公開。第2部の「青春 -苦-」と第3部の「青春 -帰-」が2025年4月26日、同時公開。