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スクリーム
正体不明の殺人鬼が引き起こした連続殺人事件の顛末を描くホラー・サスペンス。最後まで結末が読めない展開、ホラー映画というジャンルに言及し再構築したシナリオ、恐怖と笑いをブレンドした演出の妙が見もの。神戸の小学生連続殺傷事件の影響で公開が延期になったのも話題に。幼い頃から恐怖映画マニアで、これが初の映画となる新鋭ケヴィン・ウィリアムソンの脚本を、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のウェス・クレイヴンが監督。製作は「KIDS」のケイリー・ウッズとキャシー・コンラッド、製作総指揮は「ゾンビ伝説」などクレイヴンのパートナーであるマリアンヌ・マッダレーナと、「イングリッシュ・ペイシェント」のボブとハーヴェイのワインステイン兄弟。撮影は「キングピン/ストライクへの道」のマーク・アーウィン、美術は「フェノミナン」のブルース・ミラー、編集は「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のパトリック・ルシアー、衣裳は「殺しの前に口づけを」のシンシア・バーグストロム、特殊効果は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のKNBエフェクツ・グループが担当。出演は「ザ・クラフト」のネーヴ・キャンベルとスキート・ウールリッチ、「ビューティフル・ガールズ」のデイヴィッド・アークエット、「マッド・ラブ」のドリュー・バリモアとマシュー・リラード、「エース・ベンチュラ」のコートニー・コックス、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のW・アール・ブラウン、「ラブINニューヨーク」のヘンリー・ウィンクラーほか。97年ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭グランプリと観客賞を受賞。60点 -
ザ・クロウ
荒廃した近未来ロサンゼルスを舞台に、ストリート・ギャングに幼い息子を殺された男が、カラスの霊的な力で不死身の存在として甦り、復讐を果たす姿を描くダーク・ファンタジー。ジェームズ・オバーの同名の人気コミックを基に、94年に故ブランドン・リー主演によって映画化されてヒットした「クロウ/飛翔伝説」の第二弾。続編ではなく、主演には「王妃マルゴ」「恋人たちのアパルトマン」などのフランスの人気俳優ヴァンサン・ペレーズが起用され、デイヴィッド・S・ゴイヤーが新たな脚本を執筆、監督には『ザ・キュアー』などのヴィデオクリップの監督で知られ、本作が長編劇映画デビューとなるティム・ポープがあたり、前作よりもさらに原作コミックに忠実な映像世界の再現が図られた。製作は「クロウ」「D.N.A.」のエドワード・R・プレスマンとジェフ・モスト。撮影はレオス・カラックス作品で知られる、「水曜日に抱かれる女」のジャン=イヴ・エスコフィエで、スタイリッシュな映像は見もの。音楽は「ザ・クラフト」のグレアム・レヴェルで、ホール、コーン、PJ・ハーヴェイなどオルタナティヴ系アーティストの様々な楽曲が画面を彩る。美術はアレックス・マクドウェル。共演は「エキゾチカ」のミア・カーシュナー、TVシリーズ『LAロー』のリチャード・ブルックスほか。また、元“ザ・ストゥージス”のヴォーカリストで、原作者のオバーが描くキャラクターに影響を与えたという、「デッドマン」のイギー・ポップが特別出演。 -
さまよう魂たち
悪霊祓いの詐欺師が残虐な死神と対決する姿をSFXを駆使して描いたホラー・コメディ。監督は「ブレインデッド」「乙女の祈り」の鬼才ピーター・ジャクソン。脚本は「乙女の祈り」でもジャクソンと組んだフラン・ウォルシュとの共同。製作はジェイミー・セルカーク(編集も)とジャクソン、製作総指揮は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス。音楽は「ミッション:インポッシブル」のダニー・エルフマン、美術は「乙女の祈り」のグラント・メイジャー。視覚効果監修は「ロジャー・ラビット」「マスク」のウェス・フォード・タカハシ、特殊メイクは「エド・ウッド」のリック・ベイカー。主演は「アメリカン・プレジデント」のマイケル・J・フォックス。共演は「若草物語」のトリニ・アルヴァラード、「グレムリン2」のジョン・アスティン、「フォートレス」のジェフリー・コムズほか。 -
ヘルレイザー4
英国モダン・ホラー界の旗手クライヴ・バーカー創作による、パズルボックスによって導かれる地獄の魔道士がもたらす恐怖を描いたホラー・シリーズの第4作。監督はアラン・スミシー名義だが、実際には特殊効果マンとして知られるケヴィン・イェイガーがあたった。脚本はピーター・アトキンス。製作はナンシー・レイ・ストーン。製作総指揮は『ロード・オブ・イリュージョン』(V)のクライヴ・バーカー、ポール・リッチ、C・ケイシー・ベネット。撮影はゲイリー・ライヴリィ。音楽はダニエル・リクト。美術はイヴォ・クリスタンテ。衣裳はアイリーン・ケネディ。特殊メイクはゲーリー・トゥニクリフ。出演はシリーズの主役の魔道士ピンヘッド役のダグ・ブラッドリー、「フェティッシュ」のブルース・ラムゼイ、「ストリート・オブ・ノー・リターン」のヴァレンティナ・ヴァルガスほか。 -
ザ・クラフト
黒魔術を身につけた4人の少女たちの姿を描いた一編。ホラー映画と青春映画の2つの要素を併せ持つユニークな作風と、SFXを駆使した魔術の描写が見どころ。監督には「悪夢の惨劇」でホラー、「スリーサム」で青春ものを手掛けたアンドリュー・フレミングが抜擢され、脚本は「フラットライナーズ」のピーター・フィラルディとフレミングの共同。製作は「ウルフ」のダグラス・ウィック、エグゼクティヴ・プロデューサーはギニー・ヌージェント、撮影は前2作でも監督と組んだポーランド出身のアレクサンダー・グルジンスキー、美術はグルジンスキーと同郷のマレク・ドブロウォルスキー、音楽は「ストレンジ・デイズ ―1999年12月31日―」のグレアム・レヴェルがスコアを書き、スージー&ザ・ハンシーズ、マリアンヌ・フェイスフル、ピーター・ガブリエル、ヘザー・ノヴアら多彩なアーティストの挿入曲を使用。編集はジェフ・フリーマン、4人の少女の色分けにも細心の注意を払った衣裳はデボラ・エヴァートン、視覚効果はソニーイメージワークスが担当。また、テクニカル・アドバイザーとして、世界的な魔女団体COG(女神の盟約)の主要メンバーである本物の“魔女”パット・デウィンを迎えている。主演は、本作が映画での初の大役となるロビン・タニーとネーヴ・キャンベル、「D.N.A.」のファイルーザ・バルク、『CB4』(V)のレイチェル・トゥルー。共演は「蘭の女」「マタドール 炎のレクイエム」のアスンプタ・セルナ、「バイオレント・サタデー」のヘレン・シェイヴァーほか。 -
ラバーズ・ラヴァー
人間の新たなパワーを引き出そうとする科学者集団の姿を描いたサイキック・ホラー。監督・脚本は「ピノキオ√964」の福居ショウジンで、明滅するモノクロ映像、エログロありの装飾、増幅音声、絶叫演技といった特異なスタイルで彩られる。ロッテルダム国際映画祭に正式出品され、賛否両論を巻き起こした。R指定。 -
アーバン・ハーベスト2
過去から甦った少年の怨念が平和な田舎町を血に染めていくさまを描いたホラー。モダン・ホラーの巨頭スティーブン・キングの小説『トウモロコシ畑の子供たち』(邦訳・サンケイ文庫)の4度目の映画化。監督はグレッグ・スペンス、製作は「アーバン・ハーベスト」のゲイリー・デピュー。脚本はスティーヴン・ビーガーとスペンス、撮影はリチャード・クレイボー、音楽はデイヴィッド・ウィリアムス、編集はクリス・シベリーがそれぞれ担当。出演は「タンク・ガール」のナオミ・ワッツ、「ファミリー・プロット」「ザ・プレイヤー」のベテラン女優、カレン・ブラックほか。 -
心霊
心霊案内人の異名を持つタレントの稲川淳二が、実際に見たり聞いたりした恐怖体験の中から、よりすぐりの3つを選んで映像化したオムニバス・ホラー。監督は「旧日本軍の病院」と「サーファーの死」を三宅雅之が、「首なし地蔵」を稲川自身が担当している。キネコ。 -
学校の怪談2
古い学校に伝わるオバケ話を題材に、子供たちが恐ろしい体験を通してたくましく成長していく姿を描いたジュブナイル・ホラーの第2弾。監督、脚本、撮影はそれぞれ前作同様、平山秀幸、奥寺佐渡子、柴崎幸三が担当している。主演は、前作と役柄は違うものの野村宏伸が再びつとめ、「ゲレンデがとけるほど恋したい。」の西田尚美がヒロインとして登場している。校長先生役の岸田今日子の怪演も話題となった。80点 -
ゲゲゲの鬼太郎 大海獣
日本人の自分勝手な行いに怒った南方妖怪たちと、日本の妖怪・鬼太郎たちの戦いを描いたアニメーション。86年の「ゲグゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱」以来、10年ぶりの劇場登場となる。監督は「三国志 第二部・長江燃ゆ!」勝間田具治。“'96夏・東映アニメフェア”の中の1本。