エクレール・お菓子放浪記

えくれーるおかしのほうろうき
上映日
2011年5月21日

製作国
日本

制作年
2011
上映時間
107分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

西村滋の小説『お菓子放浪記』を「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。第2次大戦前後を背景に、天涯孤独な孤児が紆余曲折を経て力強く生き抜く姿を描く。出演は、本作が映画デビューとなる吉井一肇、「おにいちゃんのハナビ」の早織、「ホームカミング」の高橋惠子、林隆三、「なくもんか」のいしだあゆみ、「きな子 見習い警察犬の物語」の遠藤憲一。
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「エクレール・お菓子放浪記」のストーリー

昭和17年。孤児院を脱走した西村アキオ(吉井一肇)は、金平糖を盗み逮捕される。空腹のアキオに、担当刑事の遠山(遠藤憲一)が菓子パンをくれた。初めて口にする甘味はアキオを夢心地にさせるのだった。やがて若松千吉(太賀)、松尾春彦(根岸泰樹)と共に感化院に入れられたアキオは、指導員・伊集院鉄太郎(松村良太)から暴力的な軍事教育を受ける。希望のない日々を救ってくれたのは、教員・陽子(早織)が歌う「お菓子と娘」だった。昭和18年。野田フサノ(いしだあゆみ)の養子になったアキオは家族ができたと大喜び。だが、フサノにとってアキオは労働力でしかなかった。ショックを受けたアキオは家出し、尾上紋三郎(林隆三)率いる旅一座と共に巡業に出る。ようやく居場所を見つけたアキオだったが、戦争という現実が旅一座をも打ち壊してしまう。更に、陽子や遠山までもが空襲で亡くなったと知った時、アキオは戦争の残酷さを痛感し、世の中に絶望するのだった。そして、終戦。大切にしていた沢山の人の死と巡り会ったアキオは、心を閉ざして社会の片隅で生きていた。そんなアキオを救ったのは、彼を支えた“やさしい人の心”と“お菓子の持っている不思議な力”だった……。

「エクレール・お菓子放浪記」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「エクレール・お菓子放浪記」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2011
公開年月日 2011年5月21日
上映時間 107分
製作会社 映画「お菓子放浪記」製作委員会(河北新報社=仙台放送=横山芳夫建築設計監理事務所=シネマとうほく=税理士千葉直人=IBC岩手放送=東日本エージェンシー=テレビユー山形=三金興業=秋田県映画センター=群馬共同映画社=プリズム=シネマ・ディスト=オフィス近藤)
配給 マジックアワー
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 不明

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