解説
「ストロベリーショートケイクス」「スイートリトルライズ」など繊細な作風で人気を得ている山梨県出身の矢崎仁司監督が、同じく山梨県出身の直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化。高校を卒業してから10年後の同窓会で、それぞれが封じ込めていた過去の思いに触れていく様を丁寧な心理描写で映し出す。かつてクラスを支配しており目立つ存在だったが現在では地方局アナウンサーとなり満たされぬ思いを抱える響子を「バイロケーション」「渋谷会談」の水川あさみが、学生時代は地味だったものの現在では女優となり華やかに活躍する今日子を「ニシノユキヒコの恋と冒険」「極道めし」の木村文乃が演じる。山梨放送開局60周年記念作品。2014年9月27日より、山梨県 昭和・TOHOシネマズ甲府と甲府・シアターセントラルBe館にて先行公開。
ユーザーレビュー
「太陽の坐る場所」のストーリー
東京から2時間ほど離れたところにある高校の卒業生たちが集まり、10年ぶりにクラス会が開かれることになる。地元に残った者、東京に出て行った者がいる中で、地元組の中心となっていたのは響子(水川あさみ)だった。高校時代人気を集めクラスの女王のような存在だった響子は、今では地元局のアナウンサーとなっていたが、満たされない思いを抱えていた。話題はかつての同級生で今では女優となりスポットライトを浴びるキョウコ(木村文乃)に集中した。クラス会に現れない彼女をめぐり、それぞれの高校生の頃と現在の思いが交錯する。そんな中ある目的のために女優キョウコが皆の前に姿を現し、響子が長いこと囚われていた思いが明かされる……。
「太陽の坐る場所」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「太陽の坐る場所」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2014年10月4日 |
上映時間 | 102分 |
製作会社 | 「太陽の坐る場所」製作委員会(山梨日日新聞社=山梨放送=甲斐ゼミナール=学校法人山梨学院=内藤ハウス=ムスタッシュ=ファントム・フィルム=フィルムバンディット)(企画協力 文藝春秋/製作プロダクション ムスダッシュ) |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://taiyo-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2014 『太陽の坐る場所』 製作委員会 |
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