解説
宮崎あおいと橋本愛が母娘役で共演する人間ドラマ。紀子の10歳の誕生日に、病魔に侵され余命いくばくもない母・芳恵は、子供たちが20歳になるまで毎年手紙を送ると約束。まもなくして母は他界するが、それから毎年、愛情のこもった芳恵からの手紙が届く。監督は「クジラのいた夏」「キトキト!」の吉田康弘。共演は「日輪の遺産」のユースケ・サンタマリア、「スイートプールサイド」の須賀健太、「東京難民」の中村蒼ほか。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「バースデーカード」のストーリー
幼いころ、紀子は泣き虫で引っ込み思案だったが、そんな彼女をいつも励ましてくれたのは母・芳恵(宮崎あおい)だった。いつも家族をあたたかく見守る芳恵は病魔におかされ、死期が迫っていた。紀子の10歳の誕生日、芳恵は紀子と紀子の弟・正男が20歳になるまで毎年手紙を送ると約束する。そしてついに芳恵は天国へ。翌年、紀子の11歳の誕生日、本当に芳恵から手紙が届く。以来、毎年届けられる母からの手紙は、紀子にたくさんの出会いと大切なものを贈っていった。そして20歳を迎え受け取った最後の手紙には、小学校のクイズ大会で勇気を出せず一問も答えられなくて落ち込んでいた紀子が母に投げかけた質問の答えが書かれていた。紀子は、10年前のあの日をやり直そうと決心。そんな紀子に、母からの思いがけないプレゼントが用意されていた。
「バースデーカード」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「バースデーカード」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年10月22日 |
上映時間 | 123分 |
製作会社 | 「バースデーカード」製作委員会(東映=朝日放送=木下グループ=KADOKAWA=読売新聞社=トラヴィス=ひかりTV=GYAO=メ~テレ=北海道テレビ=九州朝日放送=天空)(製作幹事:東映=朝日放送/制作プロダクション:トラヴィス) |
配給 | 東映 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.birthdaycard-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2016「バースデーカード」製作委員会 |
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