武満徹の関連作品 / Related Work

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  • 写楽(カンヌ・ヴァージョン)

    制作年: 1995
    カンヌ国際映画祭出品に伴い、海外向けに再編集されたカンヌ・ヴァージョン。冒頭に英語字幕での解説を加え、外国の観客にも分かり易くしてあるのが特徴。また、日本版は138分という長尺での公開だったが、今回は120分となっている。
  • 精神の声<第1話-第5話>

    制作年: 1995
    旧ソ連のタジキスタン共和国で続く内戦に派兵されたロシア軍の若き兵士たちと生活を分かち合い、その魂の真実に迫る精神的・霊的なドキュメンタリーの試み。「静かなる一頁」「ロシアン・エレジー」など映像による独自の精神世界を切り開いてきた現代ロシア映画の鬼才アレクサンドル・ソクーロフがベータカム・ビデオを駆使して完成させた。映像による瞑想ともいうべき長編映像詩の金字塔。撮影は最初「セカンド・サークル」「ストーン」「ロシアン・エレジー」「静かなる一頁」などソクーロフ作品のほとんどを手掛けてきたアレクサンドル・ブロフが担当したが、途中から若手のアレクセイ・フォードロフに交代した。音楽はモーツァルトのピアノ協奏曲17番、19番、23番とベートーヴェンの交響曲第7番、それにフランス現代音楽の代表的巨匠で92年逝去したオリヴィエ・メシアンの作品から、そして第二部以降は日本の現代音楽最大の巨人で、映画音楽にも大きな足跡を残して先頃急逝した巨匠武満徹の『波の盆』が主要モチーフとして使われている。撮影の対象となったのはタジク=ロシア国境地域に駐屯するモスクワ国境警備隊第11駐屯地の兵士たちで、そのほとんどが撮影後戦死しているという。過酷な戦闘で遺品・遺骨もほとんどなく、唯一の形見として未編集の撮影テープが遺族に贈られた。ナレーションはソクーロフ本人。本作はまず95年ロカルノ映画祭に出品され、同年の山形国際ドキュメンタリー映画祭では特別招待作品としてクロージングに上映されて大きな衝撃を与えた。その後96年ベルリン国際映画祭、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭でも招待上映、また95年10月にはロシアで全編テレビ放映されている。
  • 写楽

    制作年: 1995
    寛政6年から7年にかけて浮世絵界に突如として現れ、およそ140種の役者絵と相撲絵を残して消えた謎の浮世絵師・写楽の、霧に包まれた正体に迫る歴史ドラマ。監督は「少年時代」の篠田正浩。撮影を鈴木達夫、音楽を96年に急逝した武満徹が担当。また、“写楽研究家”としても知られている俳優・フランキー堺が、企画総指揮に当たっている。松竹創業100年記念協賛作品。95年度キネマ旬報ベストテン第5位。
  • ライジング・サン(1993)

    制作年: 1993
    日米経済摩擦を背景に、複雑な殺人事件の謎に挑む2人の刑事の活躍を描くサスペンス・ミステリー。内容がジャパン・バッシングであるとして、全米公開時には日系人団体から上映反対の抗議運動が起こって話題を呼んだ。監督は「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」のフィリップ・カウフマンで、製作は実子ピーター・カウフマン。「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンの小説を、原作者と監督、アップル社のコンサルタント出身で「ジュラシック・パーク」のスーパーバイザーを務めたマイケル・バックスの3人で脚色。撮影は「ドク・ハリウッド」のマイケル・チャップマン(カメオ出演も)、音楽は本作が初の海外映画となる、「乱」の武満徹が担当し、演奏は岩城宏之指揮の東京コンサーツ。SFXはILMが手がけている。出演はエグゼクティヴ・プロデューサーも兼ねる、「ザ・スタンド」のショーン・コネリーと「ハードプレイ」のウェズリー・スナイプス。「レザボア・ドッグス」のハーヴェイ・カイテル、「ホッファ」のケヴィン・アンダーソン、「ロボコップ3」のマコ、「ラストエンペラー」のケイリー・ヒロユキ・タガワらが脇を固めている。
    50
  • 夢窓 庭との語らい

    制作年: 1992
    「老人と海」(90、日本映画)で知られる記録映画作家のジャン・ユンカーマンが、庭園文化を中心に日本の文化について考察を巡らせるドキュメンタリー。96年2月に逝去した作曲家の武満徹をはじめ、各界を代表する人々が、それぞれの分野から現代人と庭園の関わりをインタビュー形式で答える。その一方で、西芳寺や天龍寺、龍安寺、そして現代建築の土門拳記念館などの四季折々の風景がていねいに映し出されていく。なお、タイトルの「夢窓」は禅寺庭園の完成者・夢窓疎石からとられ、同名の作品を作曲した武満によって命名された。ユーロスペースの特集上映「追悼上映 武満徹の仕事-音楽の希望、映画の夢-」の1本として劇場初公開。
  • 豪姫

    制作年: 1992
    秀吉の養女にして奔放な豪姫と、利久亡き後の猛将かつ反骨の茶人・織部。権力者・家康になびくことなく自由を貫いた2人の生き様を重厚なタッチで描く、脚本・監督は「利休」の勅使河原宏。共同脚本は同作の赤瀬川原平。撮影は「陽炎」の森田富士郎がそれぞれ担当。
  • 利休

    制作年: 1989
    織田信長、そして豊臣秀吉に茶頭として仕えた千利休の生涯を描く。野上彌生子原作の小説『秀吉と利休』の映画化で、脚本・監督は「アントニー・ガウディー」の勅使河原宏、共同脚本は赤瀬川原平、撮影は「226」の森田富士郎がそれぞれ担当。
    80
  • 黒い雨

    制作年: 1989
    原爆による黒い雨を浴びたために人生を狂わせられてしまった女性と、それを暖かく見守る叔父夫婦とのふれあいを描く。井伏鱒二原作の同名小説の映画化で、脚本・監督は「女衒」の今村昌平、共同脚本は「ジャズ大名」の石堂淑朗、撮影は「危険な女たち」の川又昂がそれそれ担当。
  • 嵐が丘(1988)

    制作年: 1988
    中世、ある一族に拾われた少年の数奇な愛と運命を描く。エミリー・ブロンテ原作の『嵐ヶ丘』の映画化で、脚本・監督は「人間の約束」の吉田喜重、撮影は「郷愁」の林淳一郎がそれぞれ担当。
    70
  • 鑓の権三

    制作年: 1986
    不義密通の濡衣を着せられた男女の道行きを描く。近松門左衛門原作の世話浄瑠璃『鑓の権三重帷子』の映画化で、「卑弥呼」の富岡多恵子が脚色、監督は「瀬戸内少年野球団」の篠田正浩、撮影は同作の宮川一夫がそれぞれ担当。
  • 火まつり

    制作年: 1985
    海洋公園建設で揺れる海と山に挟まれた小さな街を舞台に、嵐の山の中で神の啓示を受けた木こりの姿を描く。芥川賞作家・中上健次がはじめて映画の脚本を執筆、監督は「さらば愛しき大地」の柳町光男、撮影は「逆噴射家族」の田村正毅がそれぞれ担当。
  • AK ドキュメント黒澤明

    制作年: 1985
    自らライフワークと自負する黒澤明監督の日仏合作映画「乱」撮影過程を記録したドキュメンタリー。製作は「乱」のフランス側のプロデューサー、セルジュ・シルベルマン、監督・編集は「サン・ソレイユ」のクリス・マルケル、撮影はフランシス・イヴ・マレスコ、音楽は武満徹、日本語版ナレーションは蓮實重彦が担当。映画は、撮影現場に向かう黒澤明、長いスタンバイに耐えるエキストラ達、俊敏に動きまわるスタッフ、戦場を走る馬、出番を待つ馬等、映画には現われない映画の裏の姿を、捉える。さらに音楽を担当した武満徹の現場での姿、巨額をかけて撮られた合戦の修羅場シーンの全景や、天候不順で撮影中止となって不穏な雰囲気に包まれたスタッフ達の様子などを追う。
  • 乱(1985)

    制作年: 1985
    シェイクスピアの「リア王」と毛利元就の“三本の矢”をベースに、戦国時代の武将の親子・兄弟の愛憎を描く日仏合作映画。監督・脚本は「影武者」の黒澤明で、小国英雄と井手雅人が協力している。撮影も「影武者」の斎藤孝雄と上田正治がそれぞれ担当。2017年4月1日より4Kデジタル修復版が順次公開(配給:KADOKAWA)。
    70
  • 食卓のない家

    制作年: 1985
    長男の犯罪によって一家離散の危機に瀕した一族のそれぞれの苦悩を描く。円地文子の同名小説を「東京裁判」の小林正樹が脚本・監督、撮影は「泰造」の岡崎宏三が担当。
  • 東京裁判

    制作年: 1983
    戦後日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判(東京裁判)を描いた記録映画。このフィルムは、アメリカの国防総省(ペンタゴン)が、第二次世界大戦の記録として撮影・収録し秘蔵していたもの。原案は稲垣俊、脚本は小林正樹と小笠原清の共同執筆。監督は「燃える秋」の小林正樹がそれぞれ担当。2019年8月3日より4Kデジタルリマスター版が公開(配給:太秦)。
  • 予言(1982)

    制作年: 1982
  • 天平の甍

    制作年: 1980
    天平年間、日本仏教界の確立のために黄土に渡った四人の日本人青年僧の青春と、唐の高僧、鑒真和上の二十年の歳月をかけて渡日に成功するまでの苦難の道を描く。井上靖の同名の小説の映画化で脚本は「お吟さま(1978)」の依田義賢、監督も同作の熊井啓、撮影は「復讐するは我にあり」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
  • 文楽 冥途の飛脚

    制作年: 1979
    近松門左衛門作の人形浄瑠璃『冥途の飛脚』を、京都・太秦撮影所に精緻な舞台セットを作り、当代の名人たちによる演技を記録した文化映画。監督はカナダ人のマーティ・グロス。音響・音楽監修は「燃える秋」の武満徹。撮影は「衝動殺人 息子よ」の岡崎宏三ほか。出演は竹本越路大夫、竹本文字大夫(現 竹本住大夫)、竹本織大夫(現 竹本綱大夫)、鶴澤燕三(五世)、鶴澤清治、野澤錦糸(四世)、吉田玉男、吉田簑助、桐竹勘十郎(二世)ら。完成後日本国内では上映会での上映を除き劇場未公開に終わり、幻の映画となっていたが、2011年新たに日本語字幕を付けたデジタルリマスター版が作成され、東京都写真美術館ホールにて公開された。
  • 燃える秋

    制作年: 1978
    ペルシャ絨毯に心惹かれた一人の女性が、一枚の絨毯に織り込まれた五千年の文化の歴史を知り、愛や幸せよりも、もっと大切な何かを求めて生きる姿を描く。デパートの三越が東宝と共同製作したもので、原作は五木寛之の『野性時代』に連載された同名の小説、脚色は「化石」の稲垣俊、監督も同作の小林正樹、撮影は「お吟さま(1978)」の岡崎宏三がそれぞれ担当している。
  • 愛の亡霊

    制作年: 1978
    若い男と恋仲になった人力車夫の女房は、男と共謀して夫を殺すが、夫は、幽霊となって二人を悩ます。中村糸子の原作『車屋儀三郎事件』を日仏合作で映画化したもので、一九七八年カンヌ映画祭、監督賞受賞作品。脚本、監督は「愛のコリーダ」の大島渚、撮影は「赤穂城断絶」の宮島義勇がそれぞれ担当。
  • 錆びた炎

    制作年: 1977
    小林久三の同名の推理小説をもとに、血友病患者である子供の誘拐事件をサスペンスタッチで描く。脚本は原作者でもある小林久三、監督は「超高層ホテル殺人事件」の貞永方久、撮影は「友情」の川又昂のそれぞれが担当。
  • はなれ瞽女おりん

    制作年: 1977
    盲目の旅芸人・おりんと、警察や憲兵隊に追われる男・平太郎との愛を美しい自然の中に描く。脚本は「忍ぶ川」の長谷部慶治と「桜の森の満開の下」の篠田正浩、監督も同作の篠田正浩、撮影は「妖婆」の宮川一夫がそれぞれ担当。
    76
  • 桜の森の満開の下

    制作年: 1975
    坂口安吾の同名の短篇小説の映画化で、都の女に魅せられた粗暴な山賊を怪奇と幻想風に描く。脚本は「卑弥呼」の富岡多恵子、監督は脚本も執筆している同作の篠田正浩、撮影も同作の鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • 化石

    制作年: 1975
    不治の病にかかり死を宣告された男が、ヨーロッパを旅しながら新めて生と死を見つめ直す、という井上靖の同名小説をテレビ・ドラマ化し、映画に再編集した作品。脚本は稲垣俊と、よしだたけし、監督は「いのちぼうにふろう」の小林正樹、撮影は「吾輩は猫である」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
  • 卑弥呼

    制作年: 1974
    日本古代史の謎〈耶馬台国〉の女王・卑弥呼を捲きこんだ土着民と征服民という二つの勢力の宗教的な争い通して日本人の根源的な美意識を描く。脚本は「札幌オリンピック」の富岡多恵子、監督は脚本も執筆している「化石の森」の篠田正浩、撮影は「薔薇の葬列」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • しあわせ(1974)

    制作年: 1974
    ガンのために余命いくばくもない娘の短い一生と、彼女を暖かく見守る夫と母の愛情を描く。原作は橋田寿賀子のテレビ・ドラマ「愛といのち」。脚本・監督は「恋の夏」の恩地日出夫、撮影は「狼の紋章」の上田正治がそれぞれ担当。
  • 青幻記 遠い日の母は美しく

    制作年: 1973
    奄美諸島のひとつ沖永良部島を舞台に、母と子の哀しく清々しい情愛を、美しい厳粛な大自然と対面しながら、謳いあげる。原作は一色次郎の同名小説で、「儀式」のカメラマンの成島東一郎の脚本・撮影も担当した監督第一回作品である。脚本は他に平岩弓枝、伊藤昌輝が共同執筆。
  • 化石の森(1973)

    制作年: 1973
    現代の青春と、母と子の血の問題をとりあげながら、人間の心の中の神と獣性を追求する。原作は石原慎太郎の同名小説。脚本は「陽は沈み陽は昇る」の山田信夫、監督は「札幌オリンピック」の篠田正浩、撮影は「無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
  • サマー・ソルジャー

    制作年: 1972
    ベトナム反戦、沖縄闘争など、流動する現実世界で、闘い悩む人々、自己の生を主張しさすらう人々、実在の二人の脱走兵を匿まった協力家庭で起こった実際の出来事をドキュメンタリー・タッチで描く。脚本を執筆したジョン・ネースンは日本文学研究家として著名。監督は「燃えつきた地図」の勅使河原宏。撮影は大鳥満洲夫が担当。
  • 夏の妹

    制作年: 1972
    本土復帰にわきかえる沖縄を舞台に、戦中、戦後を通じて日本と沖縄を引き裂いた愛と憎しみを、沖縄の美しい自然を背景に、少女の心情を通して描く。脚本は「儀式」の田村孟と佐々木守、監督は脚本も執筆している同作の大島渚、撮影は「男一匹ガキ大将」の吉岡康弘がそれぞれ担当。
    60
  • いのち・ぼうにふろう

    制作年: 1971
    昭和四十四年七月、黒澤明、木下恵介、市川崑監督と「四騎の会」を結成した小林監督がならず者の世界に材を得て放つ時代劇。山本周五郎原作『深川安楽亭』の映画化。脚本は仲代達矢夫人で女優の宮崎恭子が隆巴(りゅう・ともえ)のペンネームで執筆。監督は「怪談」の小林正樹、撮影は「無頼漢」の岡崎宏三がそれぞれ担当。1971年10月16日全国公開。第45回キネマ旬報ベスト・テン第5位。
    90
  • 儀式

    制作年: 1971
    創立十周年を記念して日本ATGが創造社と提携製作した作品。桜田家に集まる複雑な血縁関係者が織りなす人間模様と、この一族を包んで流れていった歳月のなかに、混迷と動乱に満ちた昭和の時代と日本人の心情をさぐろうとするもの。脚本は「東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」の佐々木守と「少年」の田村孟、監督の大島渚の協同執筆。撮影も「東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」の成島東一郎がそれぞれ担当。
    76
  • 沈黙(1971)

    制作年: 1971
    一九六六年に出版されて谷崎賞を受賞した遠藤周作の同名小説の映画化。脚本は遠藤周作。監督は脚本も執筆している「無頼漢」の篠田正浩。撮影は「座頭市あばれ火祭り」の宮川一夫がそれぞれ担当
    76
  • 甦える大地

    制作年: 1971
    見渡す限りの荒地を、一大工業地帯にしようと夢みる男たちが、生臭い欲望がうずまく中で、純粋に理想を実現する勇気を、茨城県鹿島灘の臨海工業地帯をバックに描く。原作は木本正次の「砂の架十字」。脚本は「ある兵士の賭け」の猪又憲吾。監督は「わが恋わが歌」の中村登。撮影は「エベレスト大滑降」の金宇満司がそれぞれ担当。
    80
  • 天皇の世紀

    制作年: 1971
    幕末から明治維新の激動の時代を描いた大佛次郎の歴史小説を、1971年に朝日放送がドラマ化した全13話の作品を劇場公開。「七人の侍」の志村喬、「トラ・トラ・トラ!」の田村高廣など豪華キャストに加え、山本薩夫、今井正、三隅研次、篠田正浩などの巨匠たちが監督した大作。なお、作者他界により、原作は未完に終わった。
  • 東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語

    制作年: 1970
    若い映画製作グループの一人を主人公に、若者たちの思考と行動を浮彫させ、新しい時代の志向性を追求した作品。脚本は原正孝と「新宿泥棒日記」の佐々木守、監督は「少年」の大島渚。撮影は「心中天網島」の成島東一郎が担当。
    50
  • どですかでん

    制作年: 1970
    黒澤明五年ぶりの作品そして初めてのカラー映画とさまざまな話題を集めた、四騎の会製作の第一回作品である。脚本は「影の車」の橋本忍、「待ち伏せ」の小国英雄が共同執筆。監督は脚本にも参加している「赤ひげ」の黒澤明。撮影は「弾痕」の斎藤孝雄と「二人の恋人」の福沢康道が担当。1971年1月21日全国公開。
    80
  • 弾痕(1969)

    制作年: 1969
    「無頼・殺せ」の永原秀一がシナリオを執筆し、「二人の恋人」の森谷司郎がメガホンをとったアクションもの。撮影は「兄貴の恋人」の斎藤孝雄が担当した。
  • 心中天網島

    制作年: 1969
    近松門左衛門の同名原作を「あかね雲」の篠田正浩と詩人の富岡多恵子と武満徹が共同で脚色し、篠田が監督した文芸もの、撮影は、「雪夫人繪圖(1969)」の成島東一郎が担当した。第43回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位。
    80
  • 制作年: 1968
    京都の四季を捉えた短篇ドキュメンタリー。イタリアのオリベッティ社が製作する“世界の代表的な都市をその国の映像作家が撮る”シリーズの1本。監督・編集は市川崑。
  • 燃えつきた地図

    制作年: 1968
    「他人の顔」の安部公房が彼自身の原作を脚色し、勅使河原宏が監督した。撮影は「夜の縄張り」の上原明。
  • 日本の青春

    制作年: 1968
    遠藤周作の原作『どっこいショ』を、「喜劇 駅前開運」の広沢栄が脚色し、「上意討ち -拝領妻始末-」の小林正樹が監督した社会ドラマ。撮影は「君に幸福を センチメンタル・ボーイ」の岡崎宏三。
  • めぐりあい(1968)

    制作年: 1968
    「君が青春のとき」の山田信夫と、「伊豆の踊子(1967)」の思地日出夫が共同でシナリオを執筆、思地日出夫が監督した青春もの。撮影は新人の田島文雄。
  • 伊豆の踊子(1967)

    制作年: 1967
    川端康成の原作を、「真実の愛情を求めて 何処へ」の井手俊郎と、「女体(1964)」の恩地日出夫が共同で脚色し、恩地日出夫が監督した文芸もの。撮影は「あこがれ(1966)」の逢沢譲。
  • 上意討ち 拝領妻始末

    制作年: 1967
    『城』(28号)に掲載された滝口康彦の原作『拝領妻始末』を「白い巨塔」の橋本忍が脚色し、「怪談」以来二年間の沈黙を破って小林正樹が監督した時代劇。撮影は「ゼロ・ファイター 大空戦」の山田一夫。1967年6月3日より全国公開。
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  • 乱れ雲

    制作年: 1967
    「拳銃は俺のパスポート」の山田信夫がシナリオを執筆し、「ひき逃げ」の成瀬巳喜男が監督した交通問題をテーマとした社会ドラマ。撮影は「颱風とざくろ」の逢沢譲。
    90
  • あかね雲

    制作年: 1967
    水上勉の同名小説を、「湖の琴」の鈴木尚之が脚色し、「処刑の島」の篠田正浩が監督した文芸もので、独立プロ表現社の第一回作品。撮影は「恋のメキシカンロック 恋と夢と冒険」の小杉正雄。
  • あこがれ(1966)

    制作年: 1966
    木下恵介の原作を松竹から木下プロに移った山田太一が脚色、「女体(1964)」の恩地日出夫が監督した純愛もの。撮影は「ここから始まる」の逢沢譲。
  • 他人の顔

    制作年: 1966
    「砂の女」と同じく安部公房が原作・脚色を担当、勅使河原宏が監督した心理劇。撮影も瀬川浩。
  • 処刑の島

    制作年: 1966
    武田泰淳原作の『流人島にて』を石原慎太郎が脚色し、「暗殺」の篠田正浩がフリー後初めて監督した、文芸もの。撮影は「とべない沈黙」の鈴木達夫で、日生劇場プロダクション第一作。
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  • 紀ノ川

    制作年: 1966
    有吉佐和子原作の同名小説を「天国と地獄」の久板栄二郎が脚色、「暖春」の中村登が監督した文芸もの。撮影はコンビの成島東一郎。
  • 不思議なクミコ

    制作年: 1966
    フランスの映画詩人のクリス・マルケルが、ある日本人女性を材にとったエッセイ・ドキュメンタリー。1964年10月、東京オリンピックに賑わう高度成長真っ只中の日本の姿を、村岡久美子というフランス語を学ぶ20代の女性を通して、久美子の謎/日本文化の謎/女性の神秘を詩的な映像言語で映しだしている。監督・脚本・撮影・編集・ナレーションは「サン・ソレイユ」「アレクサンドルの墓/最後のボルシェヴィキ」のクリス・マルケル。音楽は現代音楽の第一人者、武満徹(96年死去)の作品から、『弦楽のためのレクイエム』。また、折りしも日本で公開中だったジャック・ドゥミー監督の「シェルブールの雨傘」テーマ曲(ミシェル・ルグラン作曲)が引用されている。「トーキョー・メロディー」と“東京タイムスリップ1964/1984:フランス人の見たトーキョー”の題で2本立て公開された。
  • あなたは・・・・・ デジタル修復版

    制作年: 1966
    1966年11月20日にTBS系列で放送されたメディア史に燦燦と輝くテレビドキュメンタリーの伝説的傑作。フランスの映画監督・人類学者ジャン・ルーシュの「シネマ・ヴェリテ」に影響されたディレクター・萩元晴彦が、盟友・寺山修司と仕掛けた記念碑的作品。「あなたにとって幸福とは何ですか?」と、ハンドマイク一つしか持たない素人の女子大生が、まるで機械のように、決められた17の質問を街行く人にぶつけていく。デジタル修復版が「TBSレトロスペクティブ映画祭」(2024年4月26日~5月16日・Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次)にて上映された。
  • 勝敗 第一部・第二部 デジタル修復版

    制作年: 1965
    寺山修司の文学性とテレビメディア論がぶつかり合った傑作ドキュメンタリー。ディレクターの萩元晴彦がテレビの“中継性”を見出したという「第一部」。坂田栄寿名人と林海峯八段の第四期囲碁名人戦の模様を4台のカメラと同時録音で収録。最小限のナレーションと両者の表情・手つき・呟きなどから、緊張感漂う現場の時間そのものを伝える。しかし翌週放送された「第二部」は一変、物語は思いもよらない展開を見せ、THE寺山作品へと変貌していく。ヒッチコックの「サイコ」のような巧みな構成が光る。「TBSレトロスペクティブ映画祭」(2024年4月26日~5月16日・Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次)にて上映された。
  • 白い朝

    制作年: 1965
    パン工場で働く少女と休日を楽しむ若者たちをコラージュした短編ドラマ。四カ国合作映画「思春期」の一編。監督は勅使河原宏。原作・脚本は安部公房。出演は入江美樹、長谷川照子、松下洋子ほか。
  • けものみち(1965)

    制作年: 1965
    松本清張の同名小説を、「大根と人参」の白坂依志夫と「君も出世ができる」の須川栄三が共同で脚色、須川栄三が監督した推理もの。撮影は「自動車泥棒」の福沢康道。
  • 四谷怪談(1965)

    制作年: 1965
    鶴屋南北原作“東海道四谷怪談”を、「波影」でコンビの八住利雄が脚色、豊田四郎が監督した怪談。撮影は「侍」の村井博。
  • 異聞猿飛佐助

    制作年: 1965
    中田耕治の原作を、福田善之が脚色、「美しさと哀しみと」の篠田正浩が監督した忍者もの。撮影もコンビの小杉正雄。
  • 最後の審判(1965)

    制作年: 1965
    W・P・マッギバーンの同名の原作を「ここから始まる」の松山善三と「城取り」の池田一朗が共同で脚色「悪の紋章」の堀川弘通が監督したスリラーもの。撮影は「喜劇 駅前音頭」の黒田徳三
  • ブワナ・トシの歌

    制作年: 1965
    片寄俊彦の同名の原作を「不良少年(1961)」以来コンビの羽仁進と清水邦夫がシナリオ化し、羽仁進が監督した、オール・アフリカ・ロケ作品。撮影もコンビの金宇満司。
  • 美しさと哀しみと(1965)

    制作年: 1965
    川端康成の同名小説を「暗殺」の山田信夫が脚色「暗殺」の篠田正浩が監督した女性ドラマ撮影もコンビの小杉正雄。
  • 自動車泥棒

    制作年: 1964
    新人和田嘉訓のオリジナル・シナリオを、和田嘉訓が監督した青春もの。撮影は福沢康道。
  • 女体(1964)

    制作年: 1964
    田村泰次郎の“肉体の門”と“埴輪の女”を「素晴らしい悪女」の恩地日出夫が脚色・監督した風俗もの。撮影は「君も出世ができる」の内海正治。
  • 暗殺(1964)

    制作年: 1964
    司馬遼太郎原作「幕末」の一篇“奇妙なり八郎”より「無頼無法の徒 さぶ」の山田信夫が脚色「乾いた花」の篠田正浩が監督した時代劇。撮影もコンビの小杉正雄。
    78
  • 日本脱出

    制作年: 1964
    「嵐を呼ぶ十八人」の吉田喜重がオリジナル・シナリオを執筆、監督したアクションドラマ。撮影は「二十一歳の父」の成島東一郎。
  • 砂の女

    制作年: 1964
    安部公房の原作を、安部公房が脚色、「おとし穴」の勅使河原宏が監督した寓話、撮影もコンビの瀬川浩。
  • 怪談(1964)

    制作年: 1964
    小泉八雲の“怪談”より和解(黒髪)、雪女、耳無抱一、茶碗の中の話、を「甘い汗」の水木洋子が脚色「切腹」の小林正樹が監督した文芸もの。撮影もコンビの宮島義男。第38回キネマ旬報ベスト・テン第2位、第18回カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。1965年1月6日よりロードショー。1965年2月27日より全国公開。カンヌ出品版として161分の短縮版が存在する。
    90
  • 二十一歳の父

    制作年: 1964
    曽野綾子の原作を「鏡の中の裸像」を監督した中村登が脚色、監督した文芸もの。撮影は「嵐を呼ぶ十八人」の成島東一郎。
  • 手をつなぐ子ら(1964)

    制作年: 1964
    かつて稲垣浩が映画化した、田村一二原作、故伊丹万作脚色から、「充たされた生活」羽仁進と内藤保彦が共同で潤色、羽仁進が監督した子供の世界を描いたもの。撮影もコンビの長野重一。
  • 乾いた花

    制作年: 1964
    石原慎太郎原作を「泥だらけの純情(1963)」の馬場当と「涙を、獅子のたて髪に」の監督篠田正浩が共同で脚色、篠田が監督したヤクザもの。撮影もコンビの小杉正雄。
    90
  • 太平洋ひとりぼっち

    制作年: 1963
    堀江謙一の実録からなる原作を、「雪之丞変化(1963)」の和田夏十が脚色、コンビの市川崑が監督した青春もの。撮影は「太陽への脱出」の山崎善弘。
    90
  • 古都(1963)

    制作年: 1963
    朝日新聞連載川端康成原作から、「河口」の権藤利英が脚色、「続・愛染かつら」の中村登が監督した文芸もの。撮影は「かあちゃん結婚しろよ」の成島東一郎。
    60
  • 素晴らしい悪女

    制作年: 1963
    石原慎太郎原作『明日に船出を』から「僕たちの失敗」の白坂依志夫が脚色、「高校生と女教師 非情の青春」の恩地日出夫が監督した社会ドラマ。撮影は内海正治。
  • 白と黒(1963)

    制作年: 1963
    橋本忍のオリジナルシナリオより「娘と私」の堀川弘通が監督した推理ドラマ。撮影は「ぶらりぶらぶら物語」の村井博。第37回キネマ旬報ベスト・テン第9位。
  • 彼女と彼(1963)

    制作年: 1963
    清水邦夫と「充たされた生活」の羽仁進が共同でオリジナル・シナリオを執筆、羽仁進が監督した社会ドラマ撮影もコンビの長野重一。
  • 涙を、獅子のたて髪に

    制作年: 1962
    寺山修司、水沼一郎と「山の讃歌 燃ゆる若者たち」の監督篠田正浩が共同で脚本を執筆、篠田正浩が監督した青春もの。撮影もコンビの小杉正雄。
  • 二十歳の恋

    制作年: 1962
    パリ、ローマ、東京、ミュンヘン、ワルシャワの五つの都市における青春と恋を追求したオムニバス映画。 フランスは「大人は判ってくれない」のフランソワ・トリュフォーが脚本・監督を担当し、「女は女である」のラウール・クタールが撮影した。出演者は「並木道」のジャン・ピエール・レオー、新人マリー・フランス・ピジェ、フランソワ・ダルボンなど。なおこの映画はカンヌ映画祭監督賞を受賞。 イタリアはロベルト・ロッセリーニの息子レンツォが脚本・監督した。撮影は「ローマの恋」のマリオ・モントゥオーリ。出演者は「女の部屋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、クリスティーナ・ガヨーニ、新人ジェロニモ・メニエルなど。 日本は作家の石原慎太郎が脚本と監督を担当。出演者は劇団“四季”出身の古畑弘二、東宝の田村奈巳、小池朝雄、横山道代など。音楽は武満徹。 ドイツは故マックス・オフュールスの息子マルセル・オフュールが脚本を書き演出した。撮影はウォルフガンク・ウィルト。出演者は新人バーバラ・フレイ、クリスチャン・デルマーなど。 ポーランドは「鉄十字軍」のイェジー・ステファン・スタウィニュスキーの脚本を「灰とダイヤモンド」のアンジェイ・ワイダが監督した。撮影は「暴力への回答」のイェジー・リップマン。音楽はイェジー・マトゥシュキヴィチ。出演者は「夜行列車」のズビグニエフ・チブルスキー、「生きる歓び」のバーバラ・ラス、ヴワディスワフ・コワルスキーなど。総製作はピエール・ルスタンである。黒白・ディアリスコープ。
  • 充たされた生活

    制作年: 1962
    石川達三の同名小説を「不良少年(1961)」の羽仁進と清水邦夫が脚色。羽仁進が監督した社会ドラマ。撮影は写真家の長野重一が担当。
  • 切腹

    制作年: 1962
    サンデー毎日大衆文芸賞入選作として、昭和三十三年十月号の同誌上に発表された滝口康彦原作「異聞浪人記」より「八百万石に挑む男」の橋本忍が脚色、「からみ合い」の小林正樹が監督した異色時代劇。撮影は「お吟さま(1962)」の宮島義男。
    90
  • 裸体

    制作年: 1962
    永井荷風原作から「お吟さま(1962)」の成澤昌茂が脚色・監督した文芸ドラマ。撮影は「あの橋の畔で」の川又昂。
  • 不良少年(1961)

      制作年: 1961
      手記「とべない翼」にもとづき、非行少年のシャバでの生活と少年院での姿を、羽仁進が脚本・監督した記録映画的手法による劇映画。撮影したのは金宇満司。
    • 斑女

      制作年: 1961
      村松梢風の「塔」「斑女」「残光」の三編を、権藤利英が脚色し、「波の塔」の中村登が監督した、ナイトクラブのホステスを主人公にした女性編。撮影も「波の塔」の平瀬静雄。
    • もず(1961)

      制作年: 1961
      テレビ・ドラマを「おとうと(1960)」の水木洋子が自ら脚色した、母と娘の情愛をテーマにしたもので、「バナナ」の渋谷実が監督した。撮影は「「青衣の人」より 離愁」の長岡博之。
    • 乾いた湖

      制作年: 1960
      榛葉英治の新聞連載小説を詩人で戯曲「血は立ったまま眠っている」を書いた新人・寺山修司が脚色し、「恋の片道切符」の篠田正浩が監督した青春映画。撮影は「禁男の砂 真夏の情事」の小杉正雄。
    • 波の塔

      制作年: 1960
      松本清張の同名小説を、沢村勉が脚色し、「いろはにほへと」の中村登が監督したメロドラマ。撮影は「日本よいとこ 無鉄砲旅行」の平瀬静雄。
    • 春を待つ人々

      制作年: 1959
      老政治家を中心に、人間は我欲や打算を取り去った時本来の姿に戻るということを描こうとしたドラマで、柳井隆雄・沢村勉のオリジナルシナリオを、「顔役(1958)」の中村登が監督、「彼岸花」の厚田雄春が撮影した。音楽は武満徹。出演者は、佐分利信・有馬稲子・佐田啓二・岡田茉莉子・高橋貞二・高千穂ひづる等々の豪華な顔ぶれ。
    • いたづら

      制作年: 1959
      志賀直哉の同名短篇小説を、内藤保彦が脚色、「春を待つ人々」の中村登が監督した喜劇。撮影は「悪女の季節」の長岡博之が担当した。
    • 危険旅行(1959)

      制作年: 1959
      「大学の合唱」の椎名利夫の脚本を、「いたづら」の中村登が監督した「集金旅行」の姉妹篇と称するコメディ。撮影は「お早よう」の厚田雄春。
    • 明日への盛装

      制作年: 1959
      津村節子の「華燭」の映画化、幸運の座をつかもうとする現代娘の姿を笑いのうちに批判しようというもの。「ハイ・ティーン」の山内久が脚色、「危険旅行」の中村登が監督、「若い素顔」の厚田雄春が撮影した。
    • 顔役(1958)

      制作年: 1958
      北条秀司の『顔役』の映画化で、結末にドンデン返しの用意された人情諷刺喜劇とでも云うべきもの。脚色は「坊っちゃん(1958)」の椎名利夫、監督は「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の中村登、撮影は「坊っちゃん(1958)」の生方敏夫が担当した。「駅前旅館」の伴淳三郎、「モダン道中 その恋待ったなし」の佐田啓二、「ろまん化粧」の高千穂ひづるをはじめ、大木実・石浜朗・淡路恵子・九条映子などが出演。
    • 土砂降り

      制作年: 1957
      新派で上演された北条秀司の原作を「婦警日誌より 婦人科医の告白」の椎名利夫と「つゆのあとさき」の中村登が共同脚色、同じく中村登が監督した異色ドラマ。撮影は「情痴の中の処女 天使の時間」の長岡博之。主演は「刃傷未遂」の岡田茉莉子、「正義派」の佐田啓二。助演陣は「伴淳・森繁の糞尿譚」の沢村貞子、「東京暮色」の田浦正巳、「体の中を風が吹く」の日守新一、「暴力の波止場」の桑野みゆきなど。
    • 狂った果実(1956)

      制作年: 1956
      大人の世界に反抗する若い世代のモラルを描いた「太陽の季節」姉妹篇。原作者石原慎太郎自ら脚色し、「狙われた男」についで中平康が監督、「続ただひとりの人」の峰重義が撮影を担当した。主な出演者は、「太陽の季節」に出演した新人石原裕次郎、「流離の岸」の北原三枝、「続ただひとりの人」の東谷暎子のほか岡田眞澄、藤代鮎子、長門裕之の弟津川雅彦など。原作者石原慎太郎が特別出演する。
      80
    • つゆのあとさき(1956)

      制作年: 1956
      孤独の文豪永井荷風が見事あばいた、昭和初頭銀座女給の妖しくも美しい官能の世界。昭和六年に発表された同名小説より、「朱と緑」の中村登が脚色・監督、同じく生方敏夫が撮影を担当。主な出演者は「太陽とバラ」の杉田弘子、「あなた買います」の大木実、「ここは静かなり」の有馬稲子、田浦正巳、「恐妻一代」の日守新一、ほかに東野英治郎、山本和子、須賀不二夫、多々良純、明石潮、桜むつ子など。
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