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小沢栄太郎の関連作品 / Related Work
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夕日と拳銃
制作年: 1956血と黄塵、満蒙の原野に跳梁する馬賊の群!若き名門の反逆児、伊達麟之介の半生を描く。檀一雄の長篇小説より「恐怖の逃亡」の沢村勉が脚色、「母子像」の佐伯清が監督した。撮影は同じく藤井静の担当。イーストマン東映カラーを採用、色彩考証は「怪談千鳥ケ淵」の和田三造。主演は「満月あばれ笠」の東千代之介が現代劇第一回出演。これに「地下鉄三四郎」の三条美紀、日野明子、「忍術快男児」の波島進、「水戸黄門漫遊記 鳴門の妖鬼」の浦里はるみ、「大学の石松 ぐれん隊征伐 太陽族に挑戦す (二部作)」の高倉健、春日とも子、「飯沢匡作「二号」より ある女の場合」の村瀬幸子、新人岡田敬子、「地下鉄三四郎」の高木二朗、「野郎ども 表へ出ろ」の南原伸二、「海の百万石」の進藤英太郎、「満月あばれ笠」の宇佐美諄、その他坂本武、小沢栄、加藤嘉、神田隆など。 -
森は生きている(1956・日本)
制作年: 1956俳優座=近代映画協会企画によるコニカラー総天然色作品である。原作はソ連の劇作家S・マルシャークの“十二月”。スラヴ民話をもとに書かれた子供向きの戯曲で、気だてのよい継娘が十二カ月の精の助けで欲張りな継母とわがまま王女を改心させ、幸福になる物語。邦訳は湯浅芳子。俳優座の連続公演で好評を得たものを、木村荘十二が中共帰還第一作として脚色・監督。撮影は「病妻物語 あやに愛しき」の前田実。出演は、今春俳優座養成所を出た新人安田チエコを中心に、舞台同様、千田是也、小沢栄、東野英治郎、岸輝子、楠田薫、三島雅夫、松本克平など俳優座のヴェテラン陣。 -
獅子丸一平 第四部・完結篇
制作年: 1956愛憎流転、数奇な運命の剣と恋に、悲哀限りなき逆境の詩を綴る獅子丸一平もここに完結を迎える。川口松太郎の原作から「髑髏銭(1956)」の結束信二が脚色、「ふり袖太平記」の萩原遼が監督、同じく吉田貞次が撮影を担当する。主な出演は「曽我兄弟 富士の夜襲」の中村錦之助、高千穂ひづる、「海の百万石」の千原しのぶ、進藤英太郎、「水戸黄門漫遊記 鳴門の妖鬼」の喜多川千鶴、その他原健策、中村歌昇、小沢栄、本松一成、山手弘、片岡栄二郎など。 -
ここに幸あり(二部作)(1956)
制作年: 1956産業経済新聞連載の富田常雄の小説を「あっぱれ腰抜け珍道中」の共同脚色者の一人、中山隆三が脚色し、「駄々っ子社長」の番匠義彰が監督、「早春」の厚田雄春が撮影を担当した。主なる出演者は「続・この世の花 第6・7部」の川喜多雄二、水原真知子、「駄々っ子社長」の小山明子、片山明彦、「「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法」の佐竹明夫、「柳生連也斎 秘伝月影抄」の三津田健など。 -
姿三四郎 第一部(1955)
制作年: 1955富田常雄の原作から「とんち教室」の窪田篤人と青木義久が共同で脚色、「月よりの使者(1954)」の田中重雄が監督する。撮影は「悪の愉しさ」の西川庄衛、音楽は「早稲田大学」の高田信一の担当。出演者は「神風特攻隊」の波島進、「学生心中」の宮城野由美子、「お坊主天狗」の高千穂ひづる、「懐しのメロディー」の星美智子、「新しき天」の小沢栄、「日本敗れず」の山村聡、「泥だらけの青春」の植村謙二郎など。 -
楊貴妃
制作年: 1955大映と香港のショウ・ブラザース社との合作による大映カラー総天然色映画で、永田雅一、ランラン・ショウが製作に当る。白楽天の『長恨歌』にもとずいて香港の脚本家陶秦が書いたものを「七つの顔の銀次」の川口松太郎、「舞妓三銃士」の依田義賢、「明治一代女」の成澤昌茂が共同で書き直し、「近松物語」の溝口健二が監督に当り、撮影には「千姫(1954)」の杉山公平が当る。中国の時代考証家廬世候が美術の水谷浩と協力している。出演者は「春の渦巻」の京マチ子、「愛のお荷物」の山村聡、「浮雲」の森雅之、「お嬢さん先生」の南田洋子「近松物語」の小沢栄、「女給」の山形勲のほかに霧立のぼる、村田知英子、阿井美千子、進藤英太郎、石黒達也、杉村春子、村瀬幸子、信欣三などである。 -
暁の合唱(1955)
制作年: 1955石坂洋次郎の原作を「浮かれ狐千本桜」の八住利雄が脚色、「春の渦巻」の枝川弘が監督する。撮影は「恋の野球拳 こういう具合にしやしゃんせ」の板橋重夫。出演者は「七つの顔の銀次」の香川京子、根上淳、「泣き笑い地獄極楽」の伏見和子、「幸福を配達する娘」の高松英郎のほか小沢栄など。 -
身代り紋三 地獄屋敷
制作年: 1955野村胡堂の小説を「長脇差大名」と同じく松浦健郎と神戸浩が共同脚色し、加戸野五郎が監督、「りゃんこの弥太郎」の岩佐一泉が撮影を担当した。主なる出演者は「男一匹」の若山富三郎、「美女決闘」の長谷川裕見子、「下郎の首」の小沢栄、「男一匹」の黒川彌太郎、花柳小菊、新人中村又三郎など。 -
竜虎八天狗 第一篇・第二篇
制作年: 1954吉川英治の同名の長篇小説を「狂宴」の八木保太郎と「学生五人男シリーズ・第二部 迷探偵出動」の結束信二が共同で脚色し、「大岡政談・妖棋伝 (前篇) 白蝋の仮面」の並木鏡太郎が監督に当り、「右門捕物帖 まぼろし変化」の藤井春美が撮影する四部作。主なる出演者は「三日月童子 (三部作)」の東千代之介、千原しのぶ、「壮烈神風特攻隊」の明智三郎、「お坊主天狗」の時田一男、「蛇姫様(1954)」の島田照男、沢田清、「新しき天」の小沢栄、往年のスタア市川百々之助らである。 -
人生劇場 望郷篇 三州吉良港
制作年: 1954尾崎士郎原作の『人生劇場』戦後篇で、脚本は岡本功司、監督は「黄金街の覇者」の萩原遼、撮影は「懐しのメロディー」の永塚一栄。出演者は「どぶ」の宇野重吉、「その後のウッカリ夫人とチャッカリ夫人」の佐野周二と久慈あさみ、「二挺拳銃の龍」の宇佐美諄、「芸者秀駒」の利根はる恵、「黄金街の覇者」の堀雄二に小沢栄、月形哲之介、折原啓子、田代百合子、高木二朗、長谷川菊子など。 -
宮本武蔵(1954)
制作年: 1954幾度も映画化された吉川英治の小説を、劇作家北条秀司が劇化したものから、稲垣浩と「陽気な探偵」の若尾徳平が脚色し、稲垣浩が「お祭り半次郎」に次いで監督する。イーストマン・カラーの色彩映画。「七人の侍」の三船敏郎、「泥だらけの青春」の三國連太郎、「若い瞳」の八千草薫、「恋愛特急」の岡田茉莉子、「沓掛時次郎(1954)」の水戸光子、「かくて自由の鐘は鳴る」の尾上九朗右衛門をはじめ、小沢栄、加東大介、三好栄子等が出演する。60点 -
坊っちゃん(1953)
制作年: 1953夏目漱石の原作の再映画化(前作は昭和十年PCL作品として山本嘉次郎が監督した)。「銀二郎の片腕」の八田尚之が脚色、「母と娘(1953)」の丸山誠治が監督にあたった。撮影は「続・浮雲日記」の山崎一雄、音楽は「関の弥太ッぺ(1953)」の渡辺浦人。「都会の横顔」の池部良、森繁久彌、「欲望」の小沢栄、「真珠母」の多々良純、「花の中の娘たち」の岡田茉莉子、小堀誠などが出演する。 -
雨月物語
制作年: 1953上田秋成の「雨月物語」九話のうち「蛇性の婬」「浅茅が宿」の二つを採って自由にアレンジした川口松太郎の小説(オール読物)を原型として、川口松太郎、依田義賢が共同脚色した。製作の永田雅一、企画の辻久一、共に「大仏開眼」のトップ・スタッフ。監督、撮影は「お遊さま」以来のコンビ溝口健二と宮川一夫である。早坂文雄、伊藤熹朔がそれぞれ音楽・美術面の総監督にあたり、風俗考証を甲斐荘楠音、舞及び謡曲の指導を観世流の小寺金七がする。キャストは「大仏開眼」の京マチ子、水戸光子、「煙突の見える場所」の田中絹代、「妖精は花の匂いがする」の森雅之などの他俳優座の小沢栄、青山杉作が出演する。第13回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞。90点 -
加賀騒動(1953)
制作年: 1953村上元三のサンデー毎日連載小説を「生きる」の橋本忍が脚色し、「恐妻時代」の佐伯清が監督した東映京都作品。撮影は「紺屋高尾」の三木滋人、音楽は「満月三十石船」の高橋半。「飛びっちょ判官」の大友柳太朗、「女ひとり大地を行く」の山田五十鈴、「ギラム」の利根はる恵などを除いて、キャストの殆どを千田是也、小沢栄、東野英治郎、三島雅夫、薄田研二、岸輝子、加藤嘉、東恵美子等新劇人が占めている。 -
女といふ城 マリの巻
制作年: 1953読売新聞掲載の小島政二郎の小説から、「佐渡ケ島悲歌」の館岡謙之助が脚本を書き、「ボート8人娘」の阿部豊が監督に当たっている。撮影は「清水の次郎長伝」の横山実。出演者の主なものは、「カルメン純情す」の高峰秀子、「チョイト姐さん思い出柳」の高島忠夫、「丘は花ざかり(1952)」の上原謙、「千羽鶴(1953)」の乙羽信子、「娘十九はまだ純情よ」の南寿美子、「大仏開眼」の小沢栄などである。 -
慟哭
制作年: 1952東京プロと新東宝との提携による作品で、製作は星野和平と佐野宏の共同。脚本は「現代人」の猪俣勝人が執筆、佐分利信の「風雪二十年」に次ぐ監督作品である。撮影は「黎明八月十五日」の藤井静。出演者の主なものは、「お茶漬の味」をあげた佐分利信、木暮実千代、笠智衆、三宅邦子、「東京のえくぼ」に出演した文学座の丹阿弥谷津子、俳優座の研究生から抜てきされた阿部寿美子、「大学の小天狗」の三橋達也などのほか千田是也、徳大寺伸、吉川満子、北林谷栄などである。尚、この他、青山杉作、東野英治郎、小沢栄、永田靖、東山千栄子、村瀬幸子などの俳優座の幹部級が特別出演の形で参加している。70点 -
新撰組 第二部池田屋騒動 第三部魔剣乱舞
制作年: 1952「新撰組 第一部京洛風雲の巻」に対してその第二部及び第三部をなすもの。第一部と同じく企画は坪井与、村上元三の原作を「拳銃地獄」の高岩肇が脚色し、第一部と同様萩原遼が監督し、三木滋人が撮影している。出演者は第一部と大差ないが、石黒達也、澤村國太郎、戸上城太郎などに代って、河野秋武、第三部には、小沢栄、永田靖、信欣三、千田是也などが出演している。 -
カルメン故郷に帰る デジタルリマスター版
制作年: 1951木下惠介生誕100年記念として木下監督の代表作の一つで日本初の国産カラー映画「カルメン故郷に帰る」を4Kスキャニング・デジタル修復したデジタルリマスター版。2012年の第69回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門にてワールド・プレミアム上映された。日本では2012年11月23日より東京・東劇にて行われた第13回東京フィルメックス「木下惠介生誕100年祭」にて上映。80点 -
自由学校(1951 渋谷実)
制作年: 1951製作は山本武、脚色は「女の水鏡」の斎藤良輔、監督は「てんやわんや」で獅子文六の原作ものを手がけた渋谷実が当たっている。配役は、五百助に、「帰郷(1950)」の佐分利信、駒子に「聖春婦」「情熱のルムバ」の高峰三枝子、ユリに「善魔」の淡島千景、隆文には「カルメン故郷に帰る」の佐田啓二、その他三津田健、田村秋子、杉村春子、笠智衆、東野英治郎、小沢栄、高橋豊子など新劇陣よりの出演が多い。 -
お艶殺し(1951)
制作年: 1951「千石纏」のマキノ光雄と柳川武夫の製作、企画で、谷崎潤一郎の名作小説「お艶殺し」より、「おぼろ駕篭」の依田義賢が脚色したもの。配役の主なものは「千石纏」の市川右太衛門、「おぼろ駕篭」の山田五十鈴、「風にそよぐ葦 前編」の小沢栄、「孔雀の園」の柳永二郎、「偽れる盛装」の進藤英太郎、瀧花久子など。 -
風にそよぐ葦 前編
制作年: 1951毎日新聞連載中の石川達三原作の小説を前後二編に分けて映画化したもので、製作は「天皇の帽子」のマキノ光雄、企画も同じく坪井与と、吉田信、脚本は「七色の花」の八木保太郎、監督も同じく「七色の花」の春原政久が受け持っている。出演者は「レ・ミゼラブル」の薄田研二、東山千栄子、「夜の緋牡丹」の北沢彪、「帰郷(1950)」の木暮実千代、「きけわだつみの声(1950)」の沼田曜一、「七色の花」の三島雅夫、「長崎の鐘」の滝沢修、「黒い花」の小沢栄、「午前零時の出獄(1950)」の岡田英次、「レ・ミゼラブル」の宇野重吉のほか、加藤嘉、新人千秋みつる等が助演している。 -
醜聞(スキャンダル)
制作年: 1950黒澤明が初めて大船に出てとる写真。映画芸術教会の本木莊二郎(「野良犬(1949)」の企画、「花の素顔」の小出孝の製作で、「野良犬(1949)」と同じに脚本は黒澤明と菊島隆三が共同で書いた。カメラは「脱線情熱娘」の生方敏夫、「真昼の円舞曲」の浜田辰雄美術、早坂文雄の音楽で、全くの偶然の瞬間が多くの人々に誤り伝えられ、ある人間はこれを故意に曲解して飛んだ醜聞が拡がって行くというメロドラマである。90点 -
白昼の決闘(1950)
制作年: 1950「青い山脈(1949)」「妻と女記者」の藤本真澄のプロと新東宝提携作品である。入江徳郎、扇谷正造著の『書かれざる特種』『ストライキ記者』より、「無頼漢長兵衞」「おどろき一家」を書いた八住利雄が脚本を執筆。「望みなきに非ず」「平次八百八町」の佐伯清が監督する。撮影は「小原庄助さん」の鈴木博が担当する。主演者は「暴力の街」「妻と女記者」の池部良、「青い山脈(1949)」「石中先生行状記(1950)」の杉葉子らで、他に「暴力の街」の岸旗江、「花の素顔」「悲しき口笛」の菅井一郎、「七彩の虹」「暁の脱走」の小沢栄らが助演する。 -
レ・ミゼラブル(1950)
制作年: 1950早川雪洲の帰朝第二回目の作品として東横が企画し、マキノ光雄が製作を担当している。ヴィクトル・ユーゴーの不滅の大作「レ・ミゼラブル」に取材してこれを日本化し、その構成には、「きけわだつみの声(1950)」や「軍艦すでに煙なし」の構成を受け持った八木保太郎が当り、脚本は、「きけわだつみの声(1950)」の舟橋和郎、それに棚田吾郎が協力している。監督は、雪洲の第一回作品「遙かなり母の国」を監督した伊藤大輔が再びメガホンを取っている。撮影は「われ幻の魚を見たり」の石本秀雄、音楽は伊福部昭。俳優陣は雪洲の他には、コゼットの役に早川雪洲の愛嬢早川富士子が初出演し、その他小夜福子、原保美を除く他は、殆ど新劇界のヴェテランでかためている。他にフランス映画輸出組合のF・シュバリエ氏、フレンチ・ミッションのM・L・トルーヌ嬢などの特別出演がある。第一部と第二部の前後篇からなっている。 -
破れ太鼓
制作年: 1949製作は「薔薇はなぜ紅い」の小倉浩一郎で木下恵介と助監督の小林正樹が協同で脚本を書き、「お嬢さん乾杯!」「四谷怪談(1949)」についで木下恵介が監督する。キャメラは「四谷怪談(1949)」の楠田浩之が担当。主演は「王将(1948)」「佐平次捕物控・紫頭巾」の阪東妻三郎、「大都会の顔」「真昼の円舞曲」の村瀬幸子(俳優座)「大都会の丑満時」「痴人の愛(1949)」の森雅之、今回日劇ダンシングチームから抜てきされた小林トシ子で、それに本作品で音楽を担当している木下忠司、「痴人の愛(1949)」の宇野重吉、「真昼の円舞曲」の滝沢修、東山千栄子(俳優座)、「足を洗った男」の桂木洋子らが出演する。90点 -
深夜の告白(1949)
制作年: 1949製作は「白頭巾現わる」「女の闘い」の竹井諒と「群狼」の筈見恒夫、脚本は「群狼」の八木隆一郎で「馬車物語」以来の中川信夫が監督する。カメラは「拳闘狂一代記」の河崎喜久三が担当する。主演は「わが恋は燃えぬ」「地獄の貴婦人」の小沢栄(小沢栄太郎改名)「青い山脈(1949)」の池部良、「幽霊曉に死す」の月丘千秋で、それに「わが恋は燃えぬ」の千田是也「お嬢さん乾杯!」「斬られの仙太」の青山杉作「わが恋は燃えぬ」の東野英治郎「お嬢さん乾杯!」の東山千栄子、村瀬幸子ら、俳優座から多数出演する。 -
地獄の貴婦人(1949)
制作年: 1949東宝争議後、新たに出発したユニットプロ、松崎啓次、田中友幸製作による作品で黒澤明、西亀元貞協同脚本「タヌキ紳士登場」以来の小田基義が久方ぶりに監督に当たる。撮影は「地下街二十四時間」「春の目ざめ」の中尾駿一郎が担当。出演者は「破戒(1948 木下恵介)」の小沢栄太郎、「すいれん夫人とバラ娘」の龍崎一郎、「四人目の淑女」「青い山脈(1949)」の木暮実千代をはじめ「炎の男」の河野秋武、「新妻会議」の徳大寺伸、「女の一生(1949)」の志村喬、高田実らが助演する。 -
わが恋は燃えぬ
制作年: 1949「夜の女たち」につぐ糸屋寿雄の製作で「女性の勝利」(新藤兼人と協同)の野田高梧の原案から「夜の女たち」「武装警官隊」「五人の目撃者」の依田義賢と「四人目の淑女」「嫉妬(1949)」「わが生涯のかがやける日」の新藤兼人が協同で脚本を書き「夜の女たち」についで溝口健二が監督した。カメラは「夜の女たち」「明日は日本晴れ」の杉山公平の担当。主演は「夜の女たち」「風の中の牝鶏」につぐ田中絹代、「破戒(1948 木下恵介)」につぐ菅井一郎(東宝)「肖像」「破戒」につぐ俳優座の小沢栄太郎、「殺すが如く」「王将(1948)」の水戸光子で、それに「肖像」「群狼」の三宅邦子、「陽気な街」の沢村貞子、その他俳優座より「颱風圏の女」「破戒(1948 木下恵介)」の東野英治郎と松本克平、および千田是也、信欣三、浜田寅彦らが出演する。 -
富士山頂(1948)
制作年: 1948「幸福への招待」「九十九人目の花嫁」「大学の門」の筈見恒夫製作、人間に連載された橋本英吉の原作を「愛よ星と共に」の八田尚之が脚色した。演出は「かけ出し時代」「ぼんぼん」の佐伯清。撮影も「かけ出し時代」「ぼんぼん」の鈴木博が担当した。配役は「かけ出し時代」「誰か夢なき」「リラの花忘れじ」の藤田進に「かけ出し時代」「女だけの夜」「誘惑(1948)」の原節子が相手役、これに大河内傳次郎その他が加わる。 -
破戒(1948 木下恵介)
制作年: 1948原作は島崎藤村の小説である。この映画化は一昨年東宝で企画され、阿部豊演出、高峰秀子、池部良主演でロケーションまで行われたが、争議のため製作を中止した。今回当時の製作者筈見恒夫のあっせんにより、松竹京都が同企画をとりあげることになった。「武装警官隊」「一寸法師(1948)」の小倉浩一郎が製作を担当「大曽根家の朝」「女優(1947)」「夜の女たち」等の久板栄二郎の脚本をそのまま使用、監督は「大曽根家の朝」「女」「肖像」の木下恵介が、松竹の東西一元化による演出家交流の第一陣として、とくに大船から京都へ出張する。カメラは同様大船の楠田浩之。主演は前回の池部良(東宝)と松竹少女歌劇出身で「肖像」にデビューした桂木洋子。その他民芸より「安城家の舞踏会」「わが生涯のかがやける日」の滝沢修、清水将夫、永田靖、宇野重吉、俳優座より「肖像」の小沢栄太郎「颱風圏の女」の東野英治郎「肖像」の東山千栄子、村瀬幸子、それに「女性の勝利」の松本克平が賛助出演、薄田研二も出演する。