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「いから始まるもの」の検索結果
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伝説のセッション・ピアニスト、ニッキー・ホプキンズの軌跡を振り返るドキュメンタリー「セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」が、ニッキーの命日である9月6日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。予告編ならびにマーティ・フリードマン(ギタリスト)とモーガン・フィッシャー(キーボード奏者/本作登場)のコメントが到着した。 1960年代~70年代にザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、ザ・キンクス、ジェフ・ベックら数多のアーティストのレコーディングに参加し、ザ・ビートルズのメンバー全員のソロアルバムに参加したことでも知られるニッキー・ホプキンズ。 素晴らしいピアノリフと音楽センスで魅了し、クローン病と闘いながらも、50歳で逝去するまで250枚以上のアルバムと数々のシングルのリリースに貢献した。そのロック人生を、仲間たちが語る。 https://www.youtube.com/watch?v=N4wxufOtz4E 〈コメント〉 マーティ・フリードマン(ギタリスト) 『セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男』を見ると、音楽業界の伝説的アーティストの演奏場面をたっぷり覗けます。 トップアーティストやバンドの魔法は固定メンバーだけから生まれる物じゃない事実がよくわかる映画です。 セッションプレイヤー ニッキー・ホプキンズの名前は一般的に知られて無いですが、皆さんが彼の演奏を聴いた事があるのは間違いないです。 モーガン・フィッシャー(キーボード奏者) 今、ジョン・レノンの『イマジン』のオリジナルLPジャケットに、「ジェラス・ガイ(Jealous Guy)」で素晴らしいピアノを演奏したニッキー・ホプキンスがクレジットされていないことに気付きショックを受けています。彼のピアノこそ、この曲で最も大事な楽器なのに!! でもインターネットが普及するずっと前、レコードについての詳細を調べるのが困難だった、60年代・70年代のセッションマンたちを取り巻く状況としてはこれが一般的だったのです。 そのため、多くの音楽ファン同様私も、多くの名曲レコードから聞こえる素晴らしいピアノの演奏が、ニッキー・ホプキンスによるものとは知らないまま楽しんでいることも多かったのです。 私自身が駆け出しのピアニストであったこともあり、ザ・フー、ローリング・ストーンズをはじめ多くのトップ・ロックバンドのピアノパートに熱狂しました。 当時、ロックのスコアが入手できることは非常に稀で、ロックの音楽スクールもありませんでした。若いミュージシャンたちは、どのように演奏されているのか理解できるまで、レコードを何度も聞いて耳で学ぶしかありませんでした。この「耳コピ」はおそらく音楽を学ぶ最良の方法です。 当時、ワイルドで力強いものであれ、優しく心温まるものであれ、ニッキーの素晴らしいピアノは、偉大なる無名の師であったのです。彼のギャランティーはその才能に見合うものではありませんでした(70年代はじめ、演奏のギャランティーは7ポンドでした)。セッション・マン達は、平凡な曲をメジャー・ヒットへと変貌させ、アーティスト達は裕福になった一方、この少ない報酬を受け入れていました。 ようやくニッキーがその貢献にふさわしい栄光と称賛を受け取る時が来ました。微力ながらこの良い映画に尽力できたことがとても嬉しいです。どうもありがとう。 「セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」 出演:ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ビル・ワイマン(ザ・ローリング・ストーンズ)、ピーター・フランプトン、ピート・タウンゼント(声/ザ・フー)、デイヴ・デイヴィス(ザ・キンクス)、ニルス・ロフグレン、グリン・ジョンズ、ベンモント・テンチ(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)、チャック・リーヴェル、モーガン・フィッシャー、テリー・リード、グレアム・パーカー、P.P.アーノルド、ハリー・シアラー、モイラ・ホプキンズ (アーカイブ映像)ニッキー・ホプキンズ、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、アート・ガーファンクル 監督・脚本・製作:マイケル・トゥーリン 製作総指揮:フランク・トルチア 共同プロデューサー:マイク・シャーマン、ジョン・ウッド 撮影監督:ルーク・パーマー 編集:アシュリー・スコット ナレーター:ボブ・ハリス 字幕監修:ピーター・バラカン、朝日順子 原題:The Session Man 配給:NEGA 2023年/イギリス/90分/カラー/16:9/HD/5.1ch/英語 ©THE SESSION MAN LIMITED 2024 公式サイト:https://sessionman.jp
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『夜になりました~人狼ヲ探セ~』のキム・ウソクと『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』のキム・ボラがW主演を務めたヒーリング・ロマンス『フィンランドパパ』。イベント〈韓国ドラマセレクション2024〉で8月23日(金)に上映されたのち、YouTubeチャンネル〈WE LOVE K〉で第1話が特別公開された。 https://www.youtube.com/watch?v=ahWp5qYuPCI 家族関係に悩む人々が集まるカフェ〈フィンランドパパ〉の新入りアルバイトであるユリ(キム・ボラ)と、彼女の前から消えた初恋相手ウヒョン(キム・ウソク)との物語を紡ぐ本作。 ファン・ソクジョン、チョン・ミンソン、チャン・ドユンが、いずれも家庭で事情を抱えたカフェ従業員役で共演する。舞台となる釜山の魅力的な景色とともに、心温まる人間模様を楽しみたい。 『フィンランドパパ』 出演:キム・ボラ、キム・ウソク、ファン・ソクジョン、チョン・ミンソン、チャン・ドユン、ソン・ビョンスク 監督:パク・スミン 脚本:ウォン・ヨンジン © K-Dragon Corp. All rights reserved
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カン・ドンウォン主演「憑依」、「パラサイト 半地下の家族」の“地下室夫婦”も登場
2024年8月23日「ベイビー・ブローカー」「新感染半島 ファイナル・ステージ」のカン・ドンウォンを主演に迎え、同名ウェブトゥーンを原作に、祈祷師が悪霊と繰り広げる戦いを描いた「憑依」が、9月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開される。 「パラサイト 半地下の家族」で地下室夫婦を演じたパク・ミョンフンとイ・ジョンウンの登場シーン映像が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=LDYxgPWMXg8 霊が全く視えないインチキ祈祷師のチョン博士(カン・ドンウォン)と助手のインベ(イ・ドンフィ)。除霊の依頼を受けて訪ねた先で出会うのが、パク・ミョンフンとイ・ジョンウン演じる裕福な夫婦だ。 「パラサイト 半地下の家族」では助監督を務めた本作監督キム・ソンシクは、「(『パラサイト〜』の監督である)ポン・ジュノが試写会で私の後ろに座っていて、このシーンですごく笑っていた」と明かし、「地下室夫婦がもし生まれ変わったら幸せであってほしいという願いを反映させた。劇中の家も『パラサイト 半地下の家族』に出てくる豪邸に似たものを選んだ」と語っている。 「パラサイト〜」登場時から“豹変”した夫婦の姿とともに、予測不能ホラーを楽しみたい。 Story インチキ除霊で金儲けする“祈祷師”のチョン博士と助手のインベ。ユギョンという若い女性より、悪霊に取り憑かれた妹を助けてほしいとの依頼を受け、いつものように“儀式”を行おうとすると、持っていた鈴と七星剣が反応した。 実はチョンは由緒ある祈祷師一族の末裔で、ある忌まわしい出来事に遭遇して以来、素性を隠して生きてきたのだ。いつどこで誰に憑依するかわからない悪霊に立ち向かう中、チョンの重大な秘密が明らかに──。 「憑依」 監督:キム・ソンシク 出演:カン・ドンウォン、ホ・ジュノ、イ・ソム、イ・ドンフィ、キム・ジョンス、パク・ソイ 2023年/韓国/98分/5.1ch/シネスコ 原題:천박사 퇴마 연구소: 설경의 비밀 字幕翻訳:福留友子 提供:ツイン、hulu 配給:ツイン © 2023 CJ ENM Co., Ltd., FILMMAKERS R&K ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:https://hyoui.jp/ -
ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの初長編小説を、「ある男」の石川慶が監督を務め、広瀬すずを主演に迎えて映画化。1950年代の長崎と1980年代のイギリス、二つの時代と場所を超えて交錯する“記憶”を紐解くヒューマンミステリー「遠い山なみの光」が、2025年夏に全国公開される。 日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退して作家を目指す彼女は、執筆のため郊外の実家を訪れる。そこには夫と長女を亡くした母の悦子が一人で暮らしている。 長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡った悦子の過去を、ニキは何一つ聞いたことがない。悦子はニキと数日を共にする中、最近よく見る夢について語り始める。それは悦子が長崎にいた頃に知り合った、ある女性とその幼い娘の夢だった──。 「竜とそばかすの姫」の石黒裕之、「十年 Ten Years Japan」の福間美由紀という二人のプロデューサーがタッグを組み、イギリスのインディペンデントプロダクションであるNumber 9 Filmsが加わった日英合作映画となる。 〈コメント〉 カズオ・イシグロ 私は石川監督の前作『ある男』の大ファンで、彼が私の小説「遠い山なみの光」の映画化を希望してくださった最初の日から、とても興奮していました。石川さんは映画という言語を巧みに操り、俳優たちから見事なニュアンスの演技を引き出す監督です。私が夢中になって読んだ今回の素晴らしい脚本は、ミステリアスで感動的でした。主演の広瀬すずさんは、国際的な舞台において今最もエキサイティングな若手俳優の一人です。これらの理由から、私はこの映画の完成をとても楽しみにしています。 物語そのものは、第二次世界大戦の惨禍と原爆投下後の、急激に変化していく日本に生きた人々の、憧れ、希望、そして恐怖を描いています。今もなお私たちに影を落とし続けている、あの忌まわしい出来事の終結から80年を迎えるこの時期に、この映画が公開されることは、なんと相応しいことでしょう。 石川慶監督 目下絶賛撮影中、ロンドンへ向かう飛行機の中でこの文章を書いています。いまだにこの特別な原作を自分たちの手で映画化しているとは信じられない思いでいます。この大きな原作に立ち向かう勇気を僕に与えてくれたのは、他ならぬ原作者のカズオさんの「この物語は、日本の若い世代の人たちの手で映像化されるべきだと思っていた」というお言葉でした。 すでに撮了した広瀬すずさんは、紛れもなく戦後長崎に生きた悦子そのものだったし(本当に素晴らしかった!)、他にも考えうる最高のキャストスタッフが集まってくれました。イギリスからは、自分の青春時代に大きな影響を受けた数々の傑作映画を制作してきた、Number 9 Filmsが参画してくれています。 特別な映画が出来つつある、そういう手応えを確かに感じています。来年の映画公開、ぜひ期待してお待ちください。 広瀬すず 不安感を抱きながら演じる、そんな日々でした。難しくて、悩みながらでしたが、不穏な緊張感を感じるたび悦子に近づいているのを確信し、心強い座組のなかお芝居できた事がとても宝物のような時間でした。希望を捨てず、光に向かって。まだまだ気が早いですが皆様に届く日まで、待ち遠しいです。 「遠い山なみの光」 原作:「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ/小野寺健訳(ハヤカワ文庫) 監督・脚本・編集:石川慶 出演:広瀬すず 製作幹事:U-NEXT 制作:分福/ザフール、Number 9 Films 配給:ギャガ ©『遠い山なみの光』製作委員会
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平和と尊厳を追求するガザ出身医師の誓い「私は憎まない」、予告編公開
2024年8月23日ガザ地区出身の医師であるイゼルディン・アブラエーシュ博士。イスラエル軍の砲撃で3人の愛娘を亡くしてもなお共存の可能性を信じ、ヒューマニティに基づいて行動するその姿に迫ったドキュメンタリー「私は憎まない」が、10月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。予告編が到着した。 ガザの難民キャンプで生まれ育ち、イスラエルの病院で働く初のパレスチナ人医師となったアブラエーシュ博士。産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人双方の赤ちゃんの誕生に携わりながら、平和への架け橋になろうとしてきた。 ところが2009年、自宅をイスラエル軍の戦車に砲撃され、3人の娘と姪が殺される。直後にイスラエルのテレビで博士の涙の叫びが生放送され、衝撃を呼んだ。その翌日、博士はテレビカメラの前で憎しみではなく共存を語り、その赦しと和解の精神から“中東のガンジーやマンデラ”と呼ばれるように。 そして2023年、ハマスの奇襲とイスラエル軍の報復で戦火が拡がる中、彼の信念は再び試される──。 https://www.youtube.com/watch?v=7-FlDJNSTlQ 「私は憎まない」 監督:タル・バルダ プロデューサー:ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ 制作: Filmoption 配給:ユナイテッドピープル 92分/カナダ・フランス/2024年 公式サイト:http://www.unitedpeople.jp/ishall