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  • 1980年代のロンドンを舞台に、レゲエのリズムを支えに人種差別や偏見と闘う若者たちを描き、その衝撃的な内容から世界的に公開が見送られてきた「バビロン」(80)が、10月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。著名人のコメントが到着した。     コメントは以下(50音順)。 杏レラト(黒人映画歴史家) 心を打たれる熱い余韻を与えてくれるエンディング。最強の高揚感だ。そこにたどり着くまでに描かれるのは、個性豊かな群像劇が語る青春、サウンドシステムを魅力的に奏でるブリンズリー・フォードのレゲエ、クリス・メンゲスのカメラが捉えた80年代サッチャー時代の社会派物語──、これら全てが新進気鋭の若手たちにより、94分にギュッと凝縮されている。ブルの心の叫びは、未来である今でも通用するもので、われわれの魂に響き続けるだろう。なぜ今までこの作品を知らなかったのか、それが一番の悔しさである。もっと早くに出会いたかった。 工藤 BigH 晴康(REGGAE / DUB club OPEN 店主“校長”) アズワドの初来日は1984年。場所は後楽園ホール。その時のインタビューで、ブリンズレー・フォードが「バビロン」という映画で主演していることを知った。80年代初期のロンドンのサウンド・システム・カルチャー、そこに自らのアイデンティティを求めるカリブからの移民二世たちの物語、と言われても、理解するまでにかなりの時間がかかった。やがてサウンド・トラック盤がリリースされ、収録曲の多くがアズワドやデニス・ボヴェルによるものと判明。どうしても見たい、見なければならない映画として、日本での公開をレゲエ・ファンはずっと待ち望んでいたのだ。 約40年を経て、ついに日本初公開が決定されたちょうどその頃、ドラミー・ゼブの訃報が舞い込む。そして世界が混迷を続ける中、このタイミングでの公開が大きな意味を持つ映画だと思う。 Chozen Lee(レゲエアーティスト) “ASWAD”の“Hey Jah Children”のベースラインから始まるストーリーは全編通してReggaeが鳴り響く。Dennis Bovellによるサウンド作りが素晴らしい。サウンドシステムカルチャーにフォーカスしながらもメッセージをしっかり伝えられる映画。 内容には触れられないが、ヘビーだった。時代が変われば常識も変わる。今私たちはかつての時代に生きてはいない。当たり前のようにあったここまで酷い差別を受けたこともなければ、したこともない。ただ、差別は今でもどの国にもある。憎しみから憎しみは簡単に生まれるし、伝染して広まるのも容易。世代を超えて受け継いでいくにはあまりに悲しい。忘れるのではなく、許すことが出来れば、憎しみを愛にフリップさせることは出来るのではないか。 観終わってしばらく考え込んだ。そこまで考えさせられる映画はそうない。話は戻るが、劇中ずっと音楽が素晴らしいので、是非劇場で観てほしい! 座ってるのが煩わしいほど、立ち観で揺れながら観たい映画。 ピーター・バラカン(ブロードキャスター) 1980年のロンドン、すでに移民2世によるブリティッシュ・レゲェが確立された時期でしたが、それでもジャマイカ系の若者たちは日常的に根深い差別に直面しながら生活していたのです。サウンド・システムのDJとして活動する主人公とその仲間の非常に現実的な物語、すべてロケで撮影されたロンドンの風景、デニス・ボーヴェルのゴキゲンなサウンドトラック、見どころが多い力作です。 吉岡正晴(音楽ジャーナリスト/DJ) DJにとってサウンド・システムは、もっとも重要な機材。7インチのレコードも、競い合って入手し、他の誰もがかけないような、そしてグッドなリズム、ヴァイヴをもった作品をかけるという点において、最大の武器。そんなDJやイヴェント主催者を軸に、1970年代後期のイギリス・ロンドンの移民居住地域におけるさまざまなあつれき、人種同士のぶつかり合いなどを描く音楽・カルチャー・作品。 当時のDJカルチャー、レゲエ・カルチャーの粗野で尖がって熱々しい熱気にあふれた空気が描かれた必見作がいよいよ40年の封印を解かれ日本上陸。 Rankin Taxi(レゲエ・ディージェイ) 異文化異人種に酷な南ロンドンで暴発しちゃうジャマイカ移民の悲しい物語り。女王の国葬観ましたか?横目でTV眺めてたけど兵隊さんたちが可愛い制服でたくさんいたけどアフリカン・ブラッドがいなくて「あーあ」と感じたのです。ラグビー・チームにはいるのにね。 遡ること60年前に独立したジャマイカからイギリスに移住した人々(の2世)のツラい話しです(1980年あたり)サウンドシステム鳴らして仲間とガンジャ吸って揺れて騒いで約束の地アフリカを切実に夢想して楽しんでただけなのに……その切実さが伝わってきました。 Warrior Chargeで踊るとき、ジャマイカとは違うテンションの高さが「オッ」 うまくいかないことばかりで暴力暴発しちゃうところ、後ろから羽交い締めして止めてくれる仲間が必要だよな、とか。暴力を排して理解と寛容の社会を築くのがどれだけ困難な世界か痛いほど今な話しです。                    〈トークイベント開催〉 場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 日時:10/7(金)18:45の回上映後 登壇者(予定):石井志津男さん(音楽プロデューサー)、石田昌隆さん(フォトグラファー)   Story サウス・ロンドンに住む青年ブルーは、白人たちの度重なる嫌がらせに耐えながら、昼は整備士として働き、夜は仲間たちと結成したユニット〈アイタル・ライオン〉のDJとして活動している。街に居場所はないが、力強いレゲエのリズムこそが彼らのアイデンティティであり、音楽活動の拠点であるガレージだけがメンバーにとって唯一の“楽園”だった。サウンドシステム競技を勝ち抜き、強敵ジャー・シャカとの決勝戦を前に意気揚々とする彼らだったが、ある日、大切なガレージが何者かに荒らされ、ブルーはついに怒りを爆発させる……。   © 1980 National Film Trustee Company Ltd 配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム ▶︎ピーター・バラカンの音楽映画祭が今年も開催! 日本初公開作も多数 ▶︎ 〈Peter Barakan’s Music Film Festival 2022〉より3作が単独公開決定
  • クワイエット・ライオット、オジー・オズボーン・バンドの初代ギタリストであり、25歳の若さで天国に旅立ってから今年で40年を迎えるランディ・ローズ。その足跡を辿るドキュメンタリー「ランディ・ローズ」が、11月11日(金)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほかで全国公開される。ランディが思いを明かした発言、および場面写真が到着した。     「7歳の頃は深く考えずただ弾いていただけ。当時のギターは古いスパニッシュだ。何でも弾いたよ。“グロリア”や“ルイルイ”や、ラジオで聴いた曲とか」と話すランディ。母親が音楽学校を経営していた影響で、6歳からギターを始め、フォーク・ギターのレッスンでコードや旋律を学んだという。ランディを9ヵ月間指導した教師に“自分にはこれ以上教えられない”と言わせるほどの腕前だった。 「母はいつも僕を励まし、僕の才能を信じてくれていた。僕に仕事を与え、機材を揃えてくれた」と、きっかけを与えてくれた母親への感謝を忘れない孝行息子でもあった。ギタープレイと人間性は別だと理解し、傲慢な姿を見せなかったランディは、「誰に影響を受けたかとよく聞かれるが、ギター歴が長ければ変わっていく。気に入れば何でも聴く。だけど音楽的な好みとしては、マウンテンやレスリー・ウェストだ。ハーモニクスやサステインが見事だね。昔からギタリストなら誰でも好きだけど、一番はいない」と答え、偉そうなギタリストを嫌っていたという。 ランディに大きな転機をもたらしたオジー・オズボーンについては「正直(ブラック・サバスの)大ファンとは言えない。だが実績は間違いなくすごいよ。尊敬してる」と話し、さらにオジー・オズボーン・バンドのメンバーとして世界中をツアーで回ることについては「オジーと一緒に壮大なステージに立つ。言葉にならないよ。地元で活動していたら、突然、大舞台へ飛躍した」と述べ、オジーへの感謝を常に忘れなかった。 一躍有名になった後も、「正直な話、ギターの練習を再開したいと思ってる。レッスンも受けたい。イギリスではクラシックを習った。休暇があれば通って、技術を磨きたい」と言ったランディ。ひたすら真摯にギターへ向き合う真のギタリストだった。                  場面写真は、人懐こくていたずら好きなランディの素顔が伝わってくるオフショットが満載。横顔がスヌーピーに似ていることから、あだ名が“スヌーピー”だったランディ。本人もこのあだ名を気に入っていたといい、アメフト選手に抱えられながらスヌーピーのぬいぐるみを手にした一枚も印象的だ。     ©RANDY RHOADS: LEGEND, LLC 2022 配給:アルバトロス・フィルム ▶︎ オジー・オズボーンに愛された天才ギタリストの栄光と哀しみ──「ランディ・ローズ」
  • 中井貴一と佐々木蔵之介がW主演する痛快コメディ「嘘八百」シリーズの第3弾であり、大阪を舞台に豊臣秀吉のお宝をめぐる大騒動を描く「嘘八百 なにわ夢の陣」が、2023年1月6日(金)より全国公開。ポスタービジュアルが到着した。     監督の武正晴、脚本の今井雅子と足立紳、音楽の富貴晴美ら続投で贈る本作。ポスタービジュアルは、正月映画に相応しくおめでたい七福神の宝船に乗り、「でっかい夢とロマンをつかみましょう」と大海を仰ぐ〈骨董コンビ〉を据えている。だがその背後には、彼らの行く手を阻むようなTAIKOH(安田章大)と、謎の微笑みを湛えるTAIKOHの右腕・山根寧々(中村ゆり)の姿が……。前2作を上回る騙し合いに期待したい。   Story 目利きの古美術商と腕の立つ陶芸家のはずが、相も変わらずくすぶり続ける〈骨董コンビ〉の前に、一攫千金のお宝が現れた。日本一の出世頭・太閤秀吉の縁起モノ〈秀吉七品〉の中でも、唯一所在不明の光輝く茶碗〈鳳凰〉だ。 〈鳳凰〉をめぐって“TAIKOH”と名乗るカリスマ波動アーティストや財団を仕切る謎の美女が絡み、歴史・骨董・アートのロマンと強欲が激突。大阪城を背景に繰り広げられる天下の騙し合いで、骨董コンビは分裂の危機に……!?   「嘘八百 なにわ夢の陣」 出演:中井貴一、佐々木蔵之介、安田章大、中村ゆり、友近、森川葵、前野朋哉、宇野祥平、塚地武雅、吹越満、松尾諭、酒井敏也、桂雀々、山田雅人、土平ドンペイ、Blake Crawford、高田聖子、麿赤兒、芦屋小雁、升毅、笹野高史 監督:武正晴 脚本:今井雅子、足立紳 音楽:富貴晴美 製作幹事:東映ビデオ 制作プロダクション:アークエンタテインメント 配給:ギャガ ©2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会 公式サイト:gaga.ne.jp/uso800-3/
  • 「殺しの分け前/ポイント・ブランク」(67)や「脱出」(72)の異才ジョン・ブアマンが、ショーン・コネリー主演で撮り上げたSF巨篇「未来惑星ザルドス」(74)が、初公開から約半世紀を経て11月4日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。日本オリジナルの新ポスタービジュアルが解禁された。     ブアマンが製作と脚本も兼ね、驚異的イマジネーションで作り上げた結果、人類の恐るべき未来を予見してしまったかのような「未来惑星ザルドス」。ショーン・コネリーは弁髪&赤ふんどしで大地を駆ける雄姿で、ジェームズ・ボンド俳優のイメージを払拭。共演のシャーロット・ランプリングは性を超越したクールな美しさを湛えている。 【生と死】【神と人間】【愛と性】【自然と文明】といった作品テーマに、自作「2001年宇宙の旅」(68)との共通点を見出したスタンリー・キューブリックは、制作に際してノンクレジットでテクニカル・アドバイザーとして協力。また撮影に「2001年〜」の名カメラマン、ジェフリー・アンスワースを抜擢するなど、さまざまな便宜を図ったという。宙に浮かぶ巨大神像ザルドスの強烈な造形はもちろん、合わせ鏡の無限反射、サイケデリックな投射イメージ、「テネット」でも多用された逆転撮影など、ブアマンとアンスワースが映像表現の原初に立ち返ったトリック撮影も大きな見どころだ。 だが、宗教批判と神殺し、永遠の生よりも死を讃える先鋭的メッセージを突きつける本作は、初公開時に一部の批評家とわずかな観客以外には受容されなかった。それから半世紀を経た現在も評価は揺れ続け、SF映画史上屈指の問題作として孤高の地位を保っている。   〈作品評〉 今後何年にもわたり、映画ファンたちの間で議論されるだろう ──LA タイムズ紙(1974) 独創的かつ挑発的。ブアマンの最も過小評価されている作品 ──シカゴ・リーダー紙(1985) ビジュアルも鮮烈なブアマンの最高傑作。再評価に値する ──チャンネル 4(2019)                    Story 2293年、人類は不老不死の社会を実現。特権階級の永遠人〈エターナルズ〉たちは、荒んだ外界から隔絶した透明ドーム〈ボルテックス〉の中で優雅な毎日を過ごしていた。彼らは空飛ぶ巨大神像ザルドスを建立、それを神と崇める撲滅戦士〈エクスターミネーターズ〉たちを操り、外界に棲む獣人〈ブルータルズ〉たちの搾取と殺戮を続けている。だがある日、撲滅戦士のリーダーであるゼッド(ショーン・コネリー)は、着陸したザルドスの口内に身を隠し、ドームに潜入した。ザルドス=神の忠実な下僕だったはずのゼッドの目的とは一体?   「未来惑星ザルドス」 出演:ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、サリー・アン・ニュートン、ナイオール・バギー 脚本・製作・監督:ジョン・ブアマン 撮影:ジェフリー・アンスワース 美術デザイン:アンソニー・プラット 使用曲:ベートーヴェン交響曲第7番、第2楽章 1974年/米・英・アイルランド合作/英語/カラー/スコープ/DCP/上映時間:106分 提供:キングレコード 配給:コピアポア・フィルム ©1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION zardoz2022.com
  • 四万十川のほとりに暮らす息子、母、祖父が、互いの距離を測り直していく姿を描く甫木元空監督作「はだかのゆめ」(11月25日より渋谷シネクイントほかで全国順次公開)が、第35回東京国際映画祭〈Nippon Cinema Now部門〉に出品されることが決定。併せて本ポスタービジュアルと予告編、黒沢清監督のコメントが到着した。     5年ほど前より自身のルーツである高知県に移住した甫木元空監督。そこで祖父、闘病中の母と暮らし、2人の何気ない言葉を書き留めて恩師の青山真治監督に送る作業を繰り返していた。当初は小説としてまとめていたその文章から、自分の中に残ったものを抽出してシナリオ化したのが「はだかのゆめ」の始まりだった。撮影は2021年10月に行われた。     主人公ノロを演じるのは、話題作への出演が相次ぐ青木柚。そして黒沢清監督作「大いなる幻影」での佇まいに惹かれて甫木元監督がオファーした唯野未歩子が、ノロの母親役。さらに、謎めいた酔っぱらいの “おんちゃん” をミュージシャンの前野健太、“じい” を甫木元監督の実の祖父が演じている。   突如ぷわーんと走ってくる列車に戦慄する。唯野未歩子がサラッと口にする言葉がものすごい。ホラーではないが、これは間違いなく死の映画だ。 ──黒沢清(映画監督)          ©PONY CANYON 配給:boid/VOICE OF GHOST ▶︎ “最後の映画作家” 甫木元空が、四万十川の地に暮らす一家を描く「はだかのゆめ」

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