検索結果
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リダウト
「拘束のドローイング9」などで知られる米国のアーティスト、マシュー・バーニーが少年時代を過ごしたアイダホ州の雪山を舞台に作り上げた。セリフを一切排し、ダンスや身体を使い、ギリシャ神話『ディアナとアクタイオン』を下敷きにした物語を表現する。ライフル射撃米国代表選手のアネット・ワクターや振付師・ダンサーのエレノア・バウアーといった多彩な顔ぶれに加え、マシュー・バーニー自身も出演。 -
エッシャー 視覚の魔術師
だまし絵で知られるオランダ人版画家・画家のマウリッツ・コルネリス・エッシャーのドキュメンタリー。家族へのインタビュー、収集家の証言、遺された書簡、日記、暮らした町などを通して、彼の知られざる波乱に満ちた人生と、作品について解き明かしていく。監督は、スタイリッシュな長編ドキュメンタリーを手掛け、国内外で多数受賞歴のあるロビン・ルッツ。EUフィルムデーズ2019上映作品。88点- 重厚感のある
- かっこいい
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漫画誕生
日本初の職業漫画家であり現在の漫画業界の礎を築いた北沢楽天の歩みを追った伝記ドラマ。楽天は福沢諭吉に見出され一躍時代の寵児に。それまで蔑まれていた風刺絵を漫画という一つのジャンルとして広く浸透させるが、やがて黒く強大な時代の波が押し寄せる。監督は「花火思想」の大木萠。現在の漫画のルーツといわれながらも歴史に埋もれてしまった幻の漫画家・北沢楽天を「沈黙-サイレンス-」のイッセー尾形が、楽天の妻いのをデザイナーとしても活動する篠原ともえが演じる。本作は、北沢楽天生誕140周年およびさいたま市立漫画会館開館50周年を記念し企画された。第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品作品。 -
草間彌生∞INFINITY
芸術家・草間彌生のドキュメンタリー。独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家の一人となった草間彌生。幼少期から単身で渡米するまでの日々、そしてニューヨークでの創作活動など、彼女の知られざる過去を、米国人女性監督ヘザー・レンズが捉える。京都国際映画祭特別招待作品。96点- おしゃれな
- かっこいい
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永遠の門 ゴッホの見た未来
ウィレム・デフォーが孤高の画家ゴッホを演じ第75回ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞した伝記ドラマ。幼い頃から精神に病を抱え周囲と人間関係を築けず常に孤独の中にあったゴッホ。誰にも理解されずとも筆を握り続けた彼が人生を通じ見つめたものとは……。「潜水服は蝶の夢を見る」で第60回カンヌ国際映画祭監督賞、第65回ゴールデングローブ賞監督賞を受賞したほか、新表現主義の画家としても著名なジュリアン・シュナーベル監督が、ポスト印象派を代表するフィンセント・ファン・ゴッホの強烈な人生を描く。ウィレム・デフォーは本作により第91回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。75点- 感動的な
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ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝
世界的画家フィンセント・ファン・ゴッホと、無名だった彼の死後、その作品を収集し、一大コレクションを築いたヘレーネ・クレラー=ミュラーの足跡を辿るドキュメンタリー。ファン・ゴッホの傑作の数々も登場し、芸術と人間の生を探究する2人の深層に迫る。「歓びのトスカーナ」の女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキがガイド役を務める。92点- 感動的な
- おしゃれな
- 重厚感のある
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アートのお値段
「マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して」でアカデミー賞にノミネートされたナサニエル・カーン監督が、アート市場の真実に迫ったドキュメンタリー。サザビーズ秋季オークションが迫る中、美術界の有力者にカメラを向け、アートとお金の関係を探る。2018年に彫刻作品『ラビット』が存命するアーティストのオークション過去最高額となる約100億円(9110万ドル)で売却されたジェフ・クーンズら美術家や、オークショナー、ギャラリスト、評論家、コレクターらにカメラを向ける。 -
クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代
19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとその弟子エゴン・シーレの魅力に迫るドキュメンタリー。豊富な映像資料を元に、クリムトとシーレが生きた19世紀末に花開いたサロン文化と、愛と官能性に満ちた彼らの絵画の魅力を詳らかにする。コメンテーターとして、ノーベル生理学・医学賞を受賞した神経科学者エリック・カンデルや大学で美術史を専攻し、ケンブリッジ大学で美術史を修めた女優兼モデルのリリー・コール(「Dr.パルナサスの鏡」)のほか、一流の芸術家や歴史家たちが登場。日本語版のナレーションは「きみの鳥はうたえる」の柄本佑が担当。81点- 重厚感のある
- 考えさせられる
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作兵衛さんと日本を掘る
2011年、日本初のユネスコ世界記憶遺産となった絵や日記697点を残した炭坑画家・山本作兵衛に迫るドキュメンタリー。炭坑夫だった彼が60代半ばを過ぎて本格的に絵筆を握り、その絵さながらに働いた元女坑夫や関係者の証言を通じ、日本の過去と現在、未来を掘る。監督は「三池 終わらない炭鉱の物語」の熊谷博子。朗読を元NHKアナウンンサーの青木裕子、ナレーションを元フジテレビアナウンサーの山川建夫が務める。90点- 考えさせられる
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
1933~45年にナチスにより弾圧・略奪された美術品をめぐるドキュメンタリー。ピカソやゴッホなどの名作に退廃芸術の烙印を押す一方で古典主義的な作品を擁護し、ユダヤ人富裕層から美術品を没収した背景や、略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫る。監督は、ヴェネチア・ビエンナーレやイタリア国立21世紀美術館などのドキュメンタリーを手がけたクラウディオ・ポリ。「修道士は沈黙する」などに出演した俳優トニ・セルヴィッロが案内を務める。『怖い絵』シリーズを著した作家・ドイツ文学者の中野京子が字幕監修を担当。94点- 重厚感のある
- 考えさせられる