市川崑の関連作品 / Related Work

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  • ザ・マジックアワー

    制作年: 2008
    とある港町で、街のボスの愛人に手を出してしまった男が仕掛ける大芝居と、それに乗せられた売れない役者のとんちんかんな勘違いが繰り広げられる。劇作家やテレビドラマの脚本家として活躍する三谷幸喜が「ラヂオの時間」「みんなのいえ」「THE有頂天ホテル」に続いて贈る脚本・監督作の4作目は、映画への愛情とオマージュが限りなく込められた大型エンターテインメント・コメディ。佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行といったメイン・キャストに加え、唐沢寿明や鈴木京香などの豪華なゲスト出演者が華を添える。
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  • ユメ十夜 第二夜

    制作年: 2006
    明治の文豪・夏目漱石が1908年に発表した短編小説『夢十夜』を、10人の映画監督が映像化したオムニバス作品の第二夜。悟りを得ようとする侍の懊悩を描く。監督は「犬神家の一族」の市川崑。出演は「かあちゃん」のうじきつよし、「すずらん 少女萌の物語」の中村梅之助。
  • 市川崑物語

    制作年: 2006
    「花とアリス」の岩井俊二監督が、かねてから尊敬していた市川崑の半生を綴ったドキュメンタリー。実生活でも伴侶だったシナリオライター・和田夏十との思い出なども紹介される。
  • 犬神家の一族(2006)

    制作年: 2006
    大財閥・犬神家の一族に遺された巨額の遺産をめぐって繰り広げられる殺人事件を、名探偵・金田一耕介が解き明かす推理ドラマ。『角川映画』の第1弾として1976年に製作された横溝正史原作ミステリーを、監督の市川崑自らがリメイクした。金田一耕介を演じるのはオリジナル版と同じ石坂浩二。共演に「ホワイトアウト」の松嶋菜々子。
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  • かあちゃん

    制作年: 2001
    江戸時代の貧乏長屋を舞台に、人を信じ愛することを信条とするひとりの母親を巡る人情ドラマ。監督は「どら平太」の市川崑。山本周五郎の同名短篇を基に「つる―鶴―」の和田夏十が脚色した台本に、「ホタル」の竹山洋が加筆。撮影を「どら平太」の五十畑幸勇が担当している。主演は「彼女が結婚しない理由」の岸惠子。第25回モントリオール国際映画祭コンペティション部門出品、特別功労賞(市川崑)、第25回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(岸惠子)、第14回日刊スポーツ大賞主演女優賞(岸惠子)受賞作品。
  • 新撰組(2000)

    制作年: 2000
    幕末の時代を生きた新撰組の志士たちの物語を、原画キャラクター人形を操演するという形で製作した長編立体アニメーション。監督は「八つ墓村」の市川崑 第43回文藝春秋漫画賞を受賞した黒鉄ヒロシによる原作を、市川監督と「ウルトラQ/ザ・ムービー 星の伝説」の佐々木守が共同脚色。撮影を「八つ墓村」の五十畑幸勇が担当している。声の出演に「梟の城」の中村敦夫と中井貴一、「オサムの朝」の原田龍二らが、またナレーションに「<39> 刑法第39条」の江守徹があたっている。
  • どら平太

    制作年: 2000
    或る小藩に蔓延る腐敗を正すべくやって来た、破天荒な町奉行の活躍を描く痛快娯楽時代劇。監督は「新選組」の市川崑。山本周五郎の原作を基に、「雨あがる」の黒澤明と「父」の木下惠介、市川監督、「食卓のない家」の小林正樹による四騎の会が共同で脚色。撮影を「新選組」の五十畑幸勇が担当している。主演は「カリスマ」の役所広司。第50回ベルリン国際映画祭参加作品。
  • 八つ墓村(1996)

    制作年: 1996
    岡山と鳥取の県境に位置する山村・八つ墓村で起こった連続殺人事件に、名探偵・金田一耕助が挑む本格推理サスペンス。監督は「忠臣蔵 四十七人の刺客」の市川崑で、金田一シリーズを手掛けるのはこれが6本目となる。横溝正史の同名ベストセラー長編小説を、市川と「幸福」の大藪郁子が脚色。撮影を「忠臣蔵 四十七人の刺客」の五十畑幸勇が担当している。主演は「男たちのかいた絵」の豊川悦司で、新しい金田一像をつくりあげた。出演はほかに「藏」の浅野ゆう子、「目を閉じて抱いて」の高橋和也、「学校の怪談2」の岸田今日子、「ビリケン」の岸部一徳ほか。
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  • 四十七人の刺客

    制作年: 1994
    大石内蔵助と吉良・上杉側の司令塔、色部又四郎との謀略戦争を軸に、内蔵助の人間像を追いつつ新しい視点で描いた忠臣蔵映画。従来の″忠臣蔵″の物語に、現代的な情報戦争、経済戦争の視点を当て実証的に描きベストセラーとなった池宮彰一郎の小説の映画化で、監督は「帰ってきた木枯し紋次郎」の市川崑。脚本は池上金男(池宮彰一郎の脚本家としてのペンネーム)と市川、竹山洋の共同、撮影は五十畑幸勇が担当。
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  • その木戸を通って

    制作年: 1993
    城勤めの武士と記憶喪失の娘のかけがえのない日々を描いた、山本周五郎の短編小説が原作の時代劇。「犬神家の一族」の市川崑が1993年にハイビジョンドラマとして制作。その後35ミリフィルムに変換され、ヴェネチア国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭で上映されていたが、2008年にようやく劇場公開となった。出演は、「藏」の浅野ゆう子、「壬生義士伝」の中井貴一。
  • 帰ってきた木枯し紋次郎

    制作年: 1993
    笹沢左保原作の股旅小説を、市川崑演出、中村敦夫主演でテレビ・ドラマ化した人気時代劇『木枯し紋次郎』(72~73年)の二十周年を記念して、同じトリオによって新たに35ミリフィルムによる長編として撮られた作品。笹沢左保が今回の長編のためにオリジナル・シノプシスを執筆し、市川と中村敦夫、中村勝行が共同で脚色。テレビ放映に先立って、劇場で特別公開された。
  • 天河伝説殺人事件

    制作年: 1991
    奈良県天川村を舞台に巻き起こる連続殺人事件を描くミステリー。内田康夫原作の同名小説の映画化で、脚本は久里子亭(市川崑)と日高真也と冠木新市の共同執筆。監督は「つる 鶴」の市川崑。撮影は同作の五十畑幸勇がそれぞれ担当。
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  • つる 鶴

    制作年: 1988
    吉永小百合の映画出演100本記念作品。鶴の化身の女と百姓の男との愛を描く。民話「鶴の恩返し」「鶴女房」の映画化で、脚本は「ビルマの竪琴(1956)」の和田夏十と「竹取物語(1987)」の市川崑、日高真也が共同で執筆。監督は「竹取物語(1987)」の市川崑、撮影は「トットチャンネル」の五十畑幸勇がそれぞれ担当。
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  • 映画女優(1987)

    制作年: 1987
    日本映画史にその名を残す大スター田中絹代の映画デビューの頃から41歳までの半生を描く。脚本は原作となった『小説・田中絹代』(読売新聞社刊/文春文庫版)を書いた「落葉樹」の新藤兼人と「鹿鳴館」の日高真也と同作の市川崑、監督は市川崑、撮影は「雪の断章 情熱」の五十畑幸勇がそれぞれ担当。
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  • 竹取物語(1987)

    制作年: 1987
    〈かぐや姫〉の誕生から、月の世界に戻るまでをロマンスを織りまぜて描く。古来から伝わる物語の映画化で、脚本は「国士無双」の菊島隆三、映画評論家の石上三登志、「映画女優」の日高真也、同作の監督も手がけた市川崑の共何執筆。特技監督は「首都消失」の中野昭慶、撮影は「鹿鳴館」の小林節雄がそれぞれ担当。
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  • 子猫物語

    制作年: 1986
    様々な動物たちと出会い、別れながら成長していく茶虎の子猫の姿を描く。脚本、監督は北海道に動物王国を持つムツゴロウこと作家の畑正憲。協力監督は「ビルマの竪琴(1956)」の市川崑。撮影は「犬死にせしもの」の藤井秀男と富田真司がそれぞれ担当。
  • 鹿鳴館

    制作年: 1986
    明治19年、天長節の鹿鳴館での舞踏会を中心に愛と謀略を描く。三島由紀夫原作の同名戯曲の映画化で、脚本は市川崑と「細雪(1983)」の日高真也の共同執筆。監督は「ビルマの竪琴(1985)」の市川崑、撮影は同作の小林節雄がそれぞれ担当。
  • ビルマの竪琴(1985)

    制作年: 1985
    日本兵の霊を慰めるため、僧侶となってひとりビルマの地に残る兵士の姿を描く。竹山道雄の同名小説の29年ぶりの再映画化。脚本、和田夏十、監督、市川崑は前作と同じコンビ。撮影は「あゝ野麦峠・新緑篇」の小林節雄がそれぞれ担当。
  • おはん

    制作年: 1984
    生活力の乏しい三十男が、一途さとしたたかさをもつ妻と、情熱的で激しい気性の芸者との間で揺れ動く姿を、親子の愛情を絡めて描く。宇野千代の同名小説の映画化で、脚本は「細雪(1983)」の日高真也、監督は脚本も執筆している同作の市川崑。撮影は五十畑幸勇が担当。
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  • 細雪(1983)

    制作年: 1983
    三女の縁談を中心に四人姉妹のそれぞれの一年間の出来事を、四季折々の風物を絡めながら描く、谷崎潤一郎の同名小説の映画化で、脚本は「幸福」の市川崑と同作の日高真也の共同執筆、監督も市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。東宝創立50周年記念映画。
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  • 長江

      制作年: 1981
      人気歌手さだまさしが祖父、父母が青春時代を送った中国を訪ね、長江の流れに沿って通り過ぎる街と人々と、その歴史を追うドキュメンタリー。脚本はさだまさし、長野広生の共同執筆、監督はさだまさし、演出は徳安恂、撮影は梶本幸孝、木村公明、吉田耕司、並川清、東原三郎らの共同、総監修は「幸福」市川崑がそれぞれ担当している。
    • 幸福(1981)

      制作年: 1981
      妻に去られ二人の子供を育てる刑事と、恋人を殺され報復に燃える若い刑事を主人公に事件が解決される過程で、現代社会における幸福とは何かを描く。エド・マクベインの小説『クレアが死んでいる』を基に、脚本は「古都(1980)」の日高真也と市川崑、「おやゆび姫」の大薮郁子の共同執筆、監督も同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
    • 古都(1980)

      制作年: 1980
      別々に生きて来た瓜二つの姉妹の出会い、愛、親と子のつながりを描く。三浦友和との結婚、引退を表明したスーパースター山口百恵の最後の主演作品である。川端康成の同名の原作の映画化で、昭和三十八年、中村登監督によって、松竹で一度、映画化されている。脚本は「病院坂の首縊りの家」の日高真也と同作の市川崑の共同執筆、監督も同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
    • 病院坂の首縊りの家

      制作年: 1979
      「病院坂の首縊りの家」と呼ばれる廃屋での連続殺人事件を解決する金田一耕助の最後にして最大の事件を描く。東宝の石坂浩二の“金田一”シリーズの五作目にあたるもので、脚本は「女王蜂(1978)」の日高真也と同作の久里子亭の共同執筆、監督は「火の鳥(1978)」の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
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    • 銀河鉄道999

      制作年: 1979
      全宇宙を覆う機械人間の猛威のさなか、殺された愛する父、母の復讐を遂げ、機械人間の絶滅を果たす少年の冒険を描くアニメーション。松本零士の同名のTVシリーズを母体に、新たに劇場用映画に構成したもので、脚本は「博多っ子純情」の石森史郎、監督は「宇宙海賊 キャプテンハーロック」のりんたろう。撮影は福井政利がそれぞれ担当。
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    • 女王蜂(1978)

      制作年: 1978
      一通の警告状から端を発した、過去と現在を結ぶ凄惨な連続殺人事件に挑戦する金田一耕助の姿を描く、横溝正史の同題名小説の映画化。
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    • 火の鳥(1978)

      制作年: 1978
      生とは……?死とは……?そして命とは……?人間が存在する限り、永遠の宿命的問題を壮大なスケールで描いた手塚治虫原作『火の鳥』の古代ヤマタイ国を舞台にした第一部『黎明篇』の映画化。脚本は詩人の谷川俊太郎、監督は「女王蜂(1978)」の市川崑、撮影は「女王蜂(1978)」の長谷川清、特撮監督は「惑星大戦争 THE WAR IN SPACE」の中野昭慶がそれぞれ担当。1978年8月19日より全国公開。
    • 悪魔の手毬唄(1977)

      制作年: 1977
      古い因習と二大勢力、仁礼家と由良家の対立する鬼首村に次々と怪奇な連続殺人事件が突発するという横溝正史の同名小説の映画化。脚本は久里子亭、監督は「犬神家の一族」の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
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    • 獄門島(1977)

      制作年: 1977
      「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄(1977)」に続き、原作・横溝正史、監督・市川崑、主演・石坂浩二のトリオが三たび放つ横溝シリーズ。封建的な古い因習の中で、本鬼頭と分鬼頭が対立する獄門島へきた金田一耕助が、連続殺人事件にまきこまれる姿を描く。脚本は「悪魔の手毬唄(1977)」の久里子亭、監督は同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
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    • 妻と女の間

      制作年: 1976
      美しい四人の姉妹とその夫たち、そして次女の夫の愛人たちが織りなす様々な人間関係を描いた瀬戸内晴美の同名小説の映画化。脚本は「ノストラダムスの大予言」の八住利雄、監督は「恍惚の人」の豊田四郎と「吾輩は猫である」の市川崑による共同演出、撮影は「雨のアムステルダム」の岡崎宏三と、長谷川清がそれぞれ担当。
    • 犬神家の一族(1976)

      制作年: 1976
      名探偵金田一耕肋を主人公にした横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む金田一耕肋の活躍を描く。脚本は「反逆の旅」の長田紀生と日高真也、市川崑の共同、監督は「妻と女の間」の市川崑、撮影は同じ「妻と女の間」の長谷川清がそれぞれ担当。
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    • 吾輩は猫である(1975)

      制作年: 1975
      夏目漱石の同名小説を映画化したもので、一匹の猫の眼を通して、通俗的な社会にはかない抵抗をしめす中学教師を描く喜劇。脚本は「ノストラダムスの大予言」の八住利雄、監督・潤色は「股旅」の市川崑、撮影は「雨のアムステルダム」の岡崎宏三がそれぞれ担当。音楽はバッハの「インベンション」よりとっている。
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    • 時よとまれ 君は美しい ミュンヘンの17日

        制作年: 1973
        1972年、史上最大の規模で行なわれたミュンヘン・オリンピックの公式記録映画。製作は「大自然の闘争」のデイヴィッド・ウォルパーとスタン・マーグリース。全編の音楽はヘンリー・マンシーニが担当。日本語版監修は清水俊二。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1973年作品。
      • 股旅

        制作年: 1973
        義理人情というものは日本人の性格の中から生まれたものなのか、庶民が望んでいたのか、それとも為政者から押しつけられたものなのか。日本人という正体(現代)を義理人情を、自由を求めて、流れ、流れる無宿人の若者を通して解明する。脚本は谷川俊太郎、監督は「第50回全国高校野球選手権大会 青春」の市川崑で、初めてのATG作品。撮影は「音楽」の小林節雄。
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      • 木枯し紋次郎「峠に哭いた甲州路」

        制作年: 1972
        笹沢左保原作、渡世人・木枯し紋次郎の活躍を描くTV時代劇シリーズ「木枯し紋次郎」の第3話。シリーズ監修と演出は市川崑。出演は中村敦夫、黒沢のり子、原田芳雄、加藤嘉ほか。2000年2月19日、東京・渋谷ユーロスペースにて「新選組」公開記念として上映。(同時上映:「京」)
      • 愛ふたたび

        制作年: 1971
        フランスの人気男優、ルノー・ベルレーと浅丘ルリ子の共演。フランス青年と美しい日本女性の愛の物語。監督は三十九年の「ど根性物語 銭の踊り」以来六年ぶりに劇映画に取り組む「第50回全国高校野球選手権大会 青春」の市川崑。脚本は詩人の谷川俊太郎。撮影は「日本一のヤクザ男」の長谷川清がそれぞれ担当。
      • どですかでん

        制作年: 1970
        黒澤明五年ぶりの作品そして初めてのカラー映画とさまざまな話題を集めた、四騎の会製作の第一回作品である。脚本は「影の車」の橋本忍、「待ち伏せ」の小国英雄が共同執筆。監督は脚本にも参加している「赤ひげ」の黒澤明。撮影は「弾痕」の斎藤孝雄と「二人の恋人」の福沢康道が担当。1971年1月21日全国公開。
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      • 太陽のオリンピア メキシコ1968

          制作年: 1968
          一九六八年十月十二日から十六日間、メキシコの首都メキシコ・シティで行なわれた第十九回オリンピック大会の公式記録映画。監督はメキシコのアルベルト・イサーク、撮影は地元のアントニオ・レイノーソ、また、イギリスの名カメラマン、マイケル・サミュエルソンが、彼に協力している。製作はメキシコ・オリンピック組織委員会。そして、この日本版の監修には「東京オリンピック」の市川崑監督があたり、ナレーションを石坂浩二と、NHKの北出清五郎アナが担当。テクニカラー、テクニスコープ。
        • 第50回全国高校野球選手権大会 青春

            制作年: 1968
            全国高校野球選手権大会の大会五十回を記念して企画、製作された長篇記録映画。四年前、「東京オリンピック」で話題をなげた市川崑が総監督として、甲子園を目標に励む球児や晴れの舞台で活躍する選手たちを、“青春”をテーマに描いたもの。
          • 制作年: 1968
            京都の四季を捉えた短篇ドキュメンタリー。イタリアのオリベッティ社が製作する“世界の代表的な都市をその国の映像作家が撮る”シリーズの1本。監督・編集は市川崑。
          • トッポ・ジージョのボタン戦争

            制作年: 1967
            マリア・ペレーゴの操演する人形トッポ・ジージョを主役にして「東京オリンピック」の市川崑、永六輔、イタリアのアルベルト・オンガロ、フェデリコ・カルドーラの四人が共同でシナリオを執筆し、市川崑が監督した。撮影は「アンデスの花嫁」の長野重一。
          • 東京オリンピック

            制作年: 1965
            和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎、市川崑の共同シナリオを軸に、ニュース、劇映画のキャメラマン一六四人が、イタリアテクニスコープ・カメラ五台と、二〇〇ミリ、一六〇〇ミリの超望遠レンズ、その他光学技術最高の技術をふるって撮影した、五輪映画初のワイド版。また監督の一員として参加した安岡章太郎が、体操と一人の選手のエピソードを担当、谷川俊太郎がカヌー競技の撮影にあたった。総スタッフ五百五十六人、総監督市川崑。2004年に市川監督自身が再編集し、音声を5.1ch化した「東京オリンピック 40周年特別記念 市川崑 ディレクターズカット版」(148分)が発表された。
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          • ど根性物語 銭の踊り

            制作年: 1964
            「穴」の久里子亭がシナリオを執筆「太平洋ひとりぼっち」の市川崑が監督したアクションもの。撮影は「座頭市千両首」の宮川一夫。
          • 雪之丞変化(1963)

            制作年: 1963
            昭和十年朝日新聞連載三上於菟吉同名の原作から「王将(1962)」の伊藤大輔と「抜打ち鴉」の衣笠貞之助が共同で脚色、「私は二歳」の和田夏十がシナリオ化。市川崑が監督した仇討ちもの。撮影もコンビの小林節雄。出演は「秦・始皇帝」長谷川一夫、山本富士子、勝新太郎、若尾文子、「秦・始皇帝」「陽気な殿様」の市川雷蔵、真城千都世、尾上栄五郎など。
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          • 太平洋ひとりぼっち

            制作年: 1963
            堀江謙一の実録からなる原作を、「雪之丞変化(1963)」の和田夏十が脚色、コンビの市川崑が監督した青春もの。撮影は「太陽への脱出」の山崎善弘。
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          • 私は二歳

            制作年: 1962
            松田道雄著「私は二歳」「私は赤ちゃん」より「破戒(1962)」のコンビ和田夏十が脚色、市川崑が監督した子供の物語。撮影は「鯨神」の小林節雄。
          • 破戒(1962)

            制作年: 1962
            島崎藤村原作を「黒い十人の女」の和田夏十が脚色、同じく市川崑が監督した文芸もの。撮影は「続 悪名」の宮川一夫。出演は「ぼんち」の市川雷蔵、「人間狩り」の長門裕之など。
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          • 黒い十人の女

            制作年: 1961
            「足にさわった女(1960)」の和田夏十のオリジナル・シナリオを、「おとうと(1960)」の市川崑が監督した、テレビ界を舞台にした人間が人間でありたいというノスタルジーの物語。撮影は「お嬢さん」の小林節雄。
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          • ぼんち

            制作年: 1960
            週刊新潮に連載された山崎豊子の原作を、「流転の王妃」の和田夏十と市川崑が共同で脚色「女経」の市川崑が監督したもので、大阪船場のぼんちという宿命を負った一人の青年の半生が描かれる。「浮草」の宮川一夫が撮影した。
          • おとうと(1960)

            制作年: 1960
            幸田文の原作を、「キクとイサム」の水木洋子が脚色し、「ぼんち」の市川崑が監督した、若い姉弟の物語。撮影は「切られ与三郎」の宮川一夫。この作品では時代の雰囲気を出すために彩度を落としコントラストを残す現像方法「銀残し」が生み出された。
          • 足にさわった女(1960)

            制作年: 1960
            沢田撫松の原作から、「ぼんち」の和田夏十と市川崑が脚本を書き、「からっ風野郎」の増村保造が監督した喜劇で、今回は三度目の映画化。撮影は「犯罪6号地」の村井博。
          • 女経

            制作年: 1960
            村松梢風の「女経」にヒントを得て、「天下の大泥棒 白浪五人男」の八住利雄が三つの物語を構成したもの。「貴族の階段」の吉村公三郎「野火」の市川崑「闇を横切れ」の増村保造がそれぞれを監督した。撮影も「浮草」の宮川一夫、「野火」の小林節雄、「闇を横切れ」の村井博がそれぞれ担当。
          • 野火(1959)

            制作年: 1959
            大岡昇平の原作を、「鍵(1959)」のコンビ和田夏十が脚色し、市川崑が監督したもので、レイテ島を舞台に飢餓に追いつめられた兵隊を描いたもの。撮影は「代診日記」の小林節雄。
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          • 鍵(1959)

            制作年: 1959
            谷崎潤一郎の同名小説を映画化したもの。「炎上」のコンビ和田夏十と長谷部慶次に市川崑が加わって脚色し、「さよなら、こんにちわ」の市川崑が監督した。撮影は「女と海賊」の宮川一夫。
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          • あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

            制作年: 1959
            平凡連載の久里子亭の原作を、原作者自身と「ごめん遊ばせ花婿先生」の舟橋和郎が脚色、「炎上」の市川崑が監督した風刺喜劇。撮影は「軍国酒場」の小林節雄。音楽は塚原晢夫。京マチ子・野添ひとみ・若尾文子・川口浩・菅原謙二・佐分利信らのオールスター・キャスト。
          • 炎上

            制作年: 1958
            三島由紀夫の「金閣寺」の映画化で、驟閣という美に憑かれた男を描く異色作。脚色は和田夏十と「四季の愛欲」の長谷部慶次が共同であたり、監督は「穴」の市川崑、撮影は「赤胴鈴之助 三つ目の鳥人」の宮川一夫が担当。「人肌孔雀」の市川雷蔵が現代劇初出演するほか、「大番 (完結篇)」の仲代達矢、「若い獣」の新珠三千代、「大阪の女」の中村鴈治郎、それに浦路洋子・中村玉緒・北林谷栄・信欣三などが出演している。
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          • 満員電車

            制作年: 1957
            大学卒業の青年を通して社会の真実の姿を描く異色作。脚本は「日本橋」の和田夏十と市川崑の協同執筆になり、同じく市川崑が監督する。撮影は「愛の海峡」の村井博。主なる出演者は「慕情の河」の川口浩、「大阪物語」の小野道子、「朝の口笛」の船越英二、ほかに川崎敬三、杉村春子、笠智衆、潮万太郎、見明凡太朗、山茶花究、入江洋佑など。
          • 東北の神武たち

            制作年: 1957
            「楢山節考(1958)」の深沢七郎の同名原作から久里子亭が脚色、「満員電車」の市川崑が監督、「最後の脱走」の山田一夫が撮影した東宝スコープ、文芸篇。主演は「生きている小平次」の芥川比呂志のほか、伊豆肇、左卜全、千秋実、藤原釜足、浪花千栄子、三好栄子、東郷晴子などのベテラン陣。
          • 穴(1957)

            制作年: 1957
            「東北の神武たち」の久里子亭の脚本にもとづき同じく市川崑が監督したロマンティック・コミック・スリラー。撮影は小林節雄。主演は「夜の蝶」の京マチ子、船越英二、山村聡、川上康子、「真昼の対決」の菅原謙二。
          • ビルマの竪琴(1956)

            制作年: 1956
            竹山道雄の原作を、「青春怪談(1955 市川崑)」の和田夏十が脚色し、「こころ」の市川崑が監督、「銀座二十四帖」の横山実が撮影を担当した。主なる主演者は「悪の報酬」の三國連太郎、伊藤雄之助、「幼きものは訴える」の安井昌二、「あこがれ(1955)」の北林谷栄など。なお一部分はビルマにロケを行っている。
          • 処刑の部屋

            制作年: 1956
            “新潮”に掲載された石原慎太郎原作の映画化。性と暴力の中に人間の本能を求める現代男女学生の生態を描いた異色作である。「ビルマの竪琴(1956)」の和田夏十が「ある夜ふたたび」の長谷部慶次と共同脚色し、「ビルマの竪琴(1956)」の市川崑が監督、「裁かれる十代」の中川芳夫が撮影を担当した。主な出演者は「裁かれる十代」の川口浩、「新婚日記 嬉しい朝」の若尾文子の他、岸輝子、中村伸郎、新人瀬戸ヱニ子などに加えて、梅若正義、入江洋佑など大映青春スターが出演している。
          • 日本橋(1956)

            制作年: 1956
            妖しくも美しい女の恋の執念を描いた泉鏡花の名作を大映カラーにより再映画化。脚色は、「処刑の部屋」の和田夏十、監督も同じく市川崑、撮影は「魔の花嫁衣裳 (前後篇)」の渡辺公夫。主な出演は「鶴八鶴次郎」の淡島千景、「夜の河」の山本富士子、「涙」の若尾文子、「惚れるな弥ン八」の船越英二、「鶴八鶴次郎」の柳永二郎、「スタジオは大騒ぎ」の品川隆二、その他岸輝子、浦辺粂子、潮万太郎など。
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          • 青春怪談(1955 市川崑)

            制作年: 1955
            読売新聞連載の小説を、「女性に関する十二章」と同じく和田夏十が脚色し、市川崑が監督する。撮影は「愛のお荷物」の峰重義。新東宝との競作。主なる出演者は「銀座の女」の北原三枝と轟タ起子、「愛のお荷物」の三橋達也と山村聡、「天下を狙う美少年」の瑳蛾三智子、「月は上りぬ」の山根寿子、新人芦川いづみ等。
          • こころ(1955)

            制作年: 1955
            夏目漱石の原作を「女給」の猪俣勝人と長谷部慶次が共同脚色し「青春怪談(1955 市川崑)」の市川崑が監督、「狼」の伊藤武夫が撮影を担当した。主なる出演者は「楊貴妃」の森雅之、「月夜の傘」の新珠三千代、「青空の仲間」の三橋達也、「志津野一平 地獄の接吻」の安井昌二、「うちのおばあちゃん」の田村秋子など。
          • わたしの凡てを(1954)

            制作年: 1954
            菊田一夫の原作より「花嫁の性典」の浅野辰雄、「続思春期」の梅田晴夫、監督の市川崑(愛人)の三人が共同してシナリオを書いている。撮影は「伊津子とその母」の三浦光雄、音楽は「花吹雪男祭り」の服部良一である。キャストはミス・ユニバース・コンテスト第三位の伊東絹子が第一回出演するほか、「芸者小夏」の池部良、「伊津子とその母」の有馬稲子、「美しい人」の上原謙、「かくて自由の鐘は鳴る」の二本柳寛などである。
          • 億万長者(1954)

            制作年: 1954
            青年俳優クラブの自主作品。「わたしの凡てを」の市川崑が監督に当り、脚本は作家で「壁あつき部屋」のシナリオを書いた安部公房、漫画家の横山泰三、「明日はどっちだ」の長谷部慶次、「わたしの凡てを」の和田夏十が市川崑と協力して執筆し、「どぶ」の伊藤武夫が撮影に当り、「泥だらけの青春」の伊福部昭が作曲を受けもった。出演者は「学生心中」の木村功、「噂の女」の久我美子、「三つの愛」の伊藤雄之助、「雲は天才である」の岡田英次、「石中先生行状記 青春無銭旅行」の左幸子、「若旦那と踊子」の高橋豊子、「太陽のない街」の信欣三、加藤嘉、多々良純、北林谷栄等である。
          • 女性に関する十二章

            制作年: 1954
            伊藤整のエッセエ「女性に関する十二章」をもとに、和田夏十がシナリオを書き、「億万長者(1954)」の市川崑が監督する。撮影は「母の初恋」の三浦光雄、音楽は「潮騒(1954)」の黛敏郎が担当。「愛と死の谷間」の津島恵子、「母の初恋」の小泉博と上原謙、「結婚期」の有馬稲子はじめ、久慈あさみ、徳川夢声、太刀川洋一、伊豆肇のほか小牧正英が特別出演する。
          • プーサン

            制作年: 1953
            「あの手この手」の市川崑監督が横山泰三の漫画、毎日新聞連載「プーサン」サンデー毎日連載「ミス・ガンコ」のアイディアを取捨して、社会諷刺をねらった異色作。脚本はコムビ和田夏十に市川崑自身とNHK『陽気な喫茶店』の作者永来重明が協力した。撮影は「生きる」の中井朝一、音楽は「やっさもっさ」の黛敏郎。伊藤雄之助、越路吹雪以下のキャストの他に、横山隆一、泰三兄弟が警官、宮田重雄が酒場の客、黛敏郎がカン子の恋人とそれぞれ特別出演する。
          • 青色革命

            制作年: 1953
            毎日新聞連載の石川達三の小説を「恐妻時代」の猪俣勝人が脚色、「プーサン」の市川崑が監督した。撮影は「妻」の玉井正夫、音楽は「プーサン」の黛敏郎。美術に新進女流ディザイナア村木忍が登場している。「母波」の千田是也、「逃亡地帯」の久慈あさみ、三國連太郎、「プーサン」の伊藤雄之助、加東大介、「銀二郎の片腕」の木暮実千代「真珠母」の沢村貞子などの他、俳優座の新人太刀川洋一、「思春期」の江原達怡、俳優座の青山杉作、中村伸郎などが出演。
          • 天晴れ一番手柄 青春銭形平次

            制作年: 1953
            野村胡堂の銭形平次ものを「プーサン」の和田夏十と市川崑が自由な立場で脚色、市川崑が監督した。撮影は「都会の横顔」の遠藤精一、音楽は「青色革命」の黛敏郎の担当である。主な出演者は「金さん捕物帖 謎の人形師」の大谷友右衛門、小川虎之助、「再会(1953)」の伊藤雅之助「愛情について」の杉葉子「亭主の祭典」の伊豆肇、木匠マユリ「母と娘(1953)」の三好栄子、その他見明凡太朗、石黒達也、山形勲などが出演している。
          • 愛人(1953)

            制作年: 1953
            かつて文学座で上演されたこともある森本薫の戯曲「華々しき一族」を、「青春銭形平次」の和田夏十と「幸福さん」の井手俊郎が協同脚色し、「青春銭形平次」の市川崑が監督している。撮影、音楽は「幸福さん」の玉井正夫、黛敏郎の担当である。出演者は越路吹雪「プーサン」が帰朝第一回作品として出演するほか、「花の中の娘たち」の岡田茉莉子、「幸福さん」の有馬稲子、「赤線基地」の三國連太郎などである。
          • 若い人(1952)

            制作年: 1952
            戦前、豊田四郎監督によって作られた石坂洋次郎原作の『若い人』の再映画化である。脚本は、「結婚行進曲」の市川崑、和田夏十のコンビに、「えり子とともに」の内村直也が協力して書き、監督は市川崑が当たっている。撮影は、「お国と五平」の山田一夫。「朝の波紋」の池部良、「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の久慈あさみ、「金の卵」の島崎雪子のほか、杉村春子、二本柳寛、沢村貞子、斎藤達雄、伊藤雄之助などである。
          • あの手この手(1952)

            制作年: 1952
            朝日放送の連続ラジオドラマ、京都伸夫作『アコの贈物』の映画化で、企画は「大仏開眼」の辻久一。脚色監督を「足にさわった女(1952)」の市川崑が担当し、共同脚色は和田夏十、音楽黛敏郎、ともに「足にさわった女(1952)」の顔ぶれである。撮影は「腰抜け巌流島」の武田千吉郎。「二つの処女線」の久我美子、「牛若丸」の水戸光子、「千羽鶴(1953)」の森雅之、「勘太郎月夜唄」の堀雄二らをたすけて津村悠子、望月優子、大伴千春、伊藤雄之助、平井岐代子、近衛敏明、荒木忍等が助演する。
          • 足にさわった女(1952)

            制作年: 1952
            製作は「結婚案内」の藤本真澄で、澤田撫松の原作小説から、「若い人(1952)」の和田夏十、市川崑が、脚本を書き同じく市川崑が監督に当ったもの。撮影は「ボート8人娘」の安本淳。同じ題材による映画が大正十二年阿部豊監督によって岡田時彦、梅村蓉子、島耕二の主演で作られ評判になった。今回の主演は「三等重役」に特別出演した越路吹雪、「現代人」の池部良と山村聡、「結婚案内」の岡田茉莉子にその他の助演者たちである。
          • ラッキーさん

            制作年: 1952
            製作は「青春会議」の藤本真澄。原作は源氏鶏太の「ホープさん」「三等重役」の二作より「風雪二十年」の猪俣勝人がシナリオ化したもので、監督は「結婚行進曲」の市川崑、撮影も同じく飯村正である。出演者の主なものは「呼子星」の小林桂樹、「青春会議」の杉葉子、小泉博、「慶安秘帖」の島崎雪子のほか河村黎吉、沢村貞子、斎藤達雄などである。
          • 夜来香

            制作年: 1951
            製作は「愛染香」の望月利雄、脚本は、「佐々木小次郎(1967)」を手がけた松浦健郎と市川崑の協同になり、監督は「暁の追跡」の市川崑。配役の主なる者は、「処女峰」の上原謙、「愛染香」の久慈あさみ、他に、利根はる恵、川喜多小六、河村黎吉、月丘千秋などである。
          • 結婚行進曲(1951)

            制作年: 1951
            「めし」の藤本真澄の製作で、同じく「めし」の井手俊郎と「ブンガワンソロ」の和田夏十と市川崑が共同で脚本を書き、市川崑が監督に当たっている。撮影は「完結 佐々木小次郎(1951)」の飯村正。出演者は「めし」の上原謙、「赤道祭」の山根寿子、杉葉子、伊豆肇に、高杉早苗、木匠久美子、沢村貞子、伊藤雄之助などである。
          • ブンガワンソロ

            制作年: 1951
            製作は「桃の花咲く下で」の佐藤一郎で、金貝省三の原作から、「盜まれた恋」のコンビ和田夏十・市川崑の共同脚本で、同じく市川崑が監督に当っている。撮影は「戦後派お化け大会」の横山実。主演者は「青い真珠」の池部良、「有頂天時代」の森繁久彌、「花ある怒濤」の藤田進、「夜の未亡人」の久慈あさみ「袴だれ保輔」の若山セツ子に、東野英治郎、高橋豊子などである。
          • 盜まれた戀

            制作年: 1951
            高木次郎と小川吉衞の共同製作により、鏡二郎の原作から、「恋人(1951)」の和田夏十と市川崑の共同脚色。監督は「無国籍者」の市川崑、撮影は同じく横山実である。出演者の主なる者は、「白痴」の森雅之、「恋人(1951)」の久慈あさみ、NHKの加藤道子、それに川喜多小六、志村喬、清水将夫など。
          • 無国籍者

            制作年: 1951
            製作は「春風無刀流」のマキノ光雄と高木次郎。雑誌モダン・ロマンス連載の高見順の原作を「宝塚夫人」の八住利雄が脚色し、「恋人(1951)」の市川崑が監督した。出演者は、「悲歌」の上原謙、「赤い鍵」の菅井一郎、「春風無刀流」の宮城千賀子、他に津山路子、利根はる恵など。
          • 恋人(1951)

            制作年: 1951
            製作は青柳信雄で、新進劇作家梅田春夫の放送劇「結婚の前夜」より、和田夏十と市川崑が脚色、「夜来香」に続く市川崑の監督作品。主役は「熱砂の白蘭」の池部良、「夜来香」の久慈あさみで、千田是也、村瀬幸子、北林谷栄などの助演。
          • 暁の追跡

            制作年: 1950
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          • 銀座三四郎

            制作年: 1950
            製作は「東京カチンカ娘」の青柳信雄。原案は「姿三四郎」の作家、富田常雄で、脚本は「痴人の愛(1949)」(木村恵吾と協同)の八田尚之が書き、「果てしなき情熱」の市川崑が監督した。カメラは「人生選手」の安本淳の担当である。主演は「帰国」「人生選手」の藤田進、「待っていた象」の志村喬、「影を慕いて」「妻と女記者」の山根寿子、「小原庄助さん」の風見章子でそれに「脱線情熱娘」の河村黎吉、「恋愛三羽烏」の飯田蝶子らのほか木匠久美子、江見渉らが出演する。
          • 熱泥池

            制作年: 1950
            「ジャコ万と鉄(1964)」「斬られの仙太」の田中友幸の製作で、大衆作家木村莊十の原作から「果てしなき情熱」の演出者市川崑と板谷良一が脚色し、市川崑がメガホンをとる。カメラは「影を慕いて」の横山実、太泉の利根はる恵の主演で、藤田進、堀雄二が付き合う。
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          • 人間模様(1949)

            制作年: 1949
            「結婚三銃士」に次ぐ児井英生の製作で、丹羽文雄が毎日新聞に連載した小説を「誰がために金はある」の山下與志一と市川崑(和田夏十はペンネーム)が協同で脚本にして、市川崑が「三百六十五夜(1948)」についで監督するメロドラマ作品である。主演は「結婚三銃士」「美貌の顔役」の上原謙「流星」の山口淑子で、助演級には「今日われ恋愛す」「深夜の告白」の月丘千秋、「望みなきに非ず」の江見渉の外、上原の義弟になる三原純が青山五郎と改名してカンバックしている。
          • 果てしなき情熱

            制作年: 1949
            製作は「希望の女」の井内久「人間模様」につぐ市川崑の演出作品で、シナリオも彼が書いた(和田夏十は市川崑のペンネーム)撮影も「人間模様」の小原譲治が当る、物語が服部良一作曲の数曲で構成されているので音楽は服部良一が担当する、出演者は「望みなきに非ず」の堀雄二「深夜の告白」の月丘千秋「結婚三銃士」の笠置シヅ子「嘆きの女王」の月丘夢路「深夜の告白」の江見渉、斎藤達雄である。
          • 花ひらく(1948)

            制作年: 1948
            野上彌生子原作の長篇小説『眞知子』を映画化したもので、脚色は「春の目ざめ」「タヌキ紳士登場」(東宝・吉本)の八住利雄に「東宝千一夜」以来の市川崑がメガフォンをとり、カメラは「愛よ星と共に」の小原譲治が当る。「幸福への招待」「愛情診断書」に次ぐ高峰秀子の主演に、「金色夜叉(1948)」の上原謙、「恋する妻」につぐ藤田進(「富士山頂(1948)」出演中)と三村秀子の顔合せに、吉川満子、村田知栄子、水原久美子らが助演する。製作は演出者阿部豊が担当。
          • 三百六十五夜(1948)

            制作年: 1948
            昭和十五年「白い壁画」以来八年ぶりの児井英生のプロデュースになり、原作は小島政二郎の「ロマンス」連載小説の映画化である。脚色は「馬車物語」「面影」につぐ館岡謙之助、監督は「花ひらく(1948)」につぐ市川崑、カメラは「黒馬の団七」の三村明がそれぞれ担当する。出演は「三面鏡の恐怖」(大映)の上原謙「花ひらく(1948)」につぐ高峰秀子「わが街は緑なり」の山根寿子らのほか「大学の門」の堀雄二「黒馬の団七」の野上千鶴子「わが街は緑なり」の大日方伝。東京篇78分、大阪篇73分。
          • 東宝千一夜

            制作年: 1947
            東宝争議の末日映演を脱退した東宝の第三組合・新東宝の第1作。撮影所案内映画。市川崑が中村福の名で構成、監督デビュー作となる。特殊効果は円谷英一。出演は藤田進、高峰秀子、山根寿子、黒川弥太郎ほかオールスターキャスト。
          • 破戒(1946 阿部豊)

            制作年: 1946
            故島崎藤村の代表作『破戒』の映画化。久板の脚本で阿部豊が終戦後初めて演出した作品。戦争から帰還した大日方伝が久しぶりに出演した。(しかし東宝争議のため公開されず、その後松竹で木下恵介監督により再映画化された)
          • 娘道成寺(1945)

            制作年: 1945
            江戸糸あやつり人形劇団「結城座」による、歌舞伎舞踊『京鹿子娘道成寺』をモチーフとした短篇人形劇。監督は市川崑。製作が終戦日前後だったため、GHQの検閲にひっかかり未公開となった。2008年にリリースされたDVD「スタイル・オブ・市川崑 -アート+CM+アニメーション-」に収録。
          • 新説カチカチ山

            制作年: 1936
            民話「かちかち山」を新解釈した短編アニメーション。「花より団子の助」シリーズの一篇。監督はこれがデビュー作となる市川崑。脚本・作画・撮影・編集も一人で行った。音楽は西山明男。現存フィルムは冒頭のタイトルが欠けた6分。(1巻)
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