山田五十鈴の関連作品 / Related Work

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  • 必殺! ブラウン館の怪物たち

    制作年: 1985
    徳川家康が建てたという黒谷屋敷の謎をかぎつけた倒幕派と外国人グループと戦う仕事人たちを描く。昨年公開された「必殺!」の第二弾。脚本は「哀しい気分でジョーク」の吉田剛、監督は「港町紳士録」の広瀬襄、撮影は「必殺!」の石原興がそれぞれ担当。
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  • 必殺!

    制作年: 1984
    江戸の仕事人殱滅をたくらむ殺し屋軍団と戦う中村主水ほか仕事人の姿を描く。TV映画「必殺シリーズ」の映画化で、脚本は「白蛇抄」の野上龍雄と「恋の空中ぶらんこ」の吉田剛の共同執筆。監督は「海嶺」の貞永方久、撮影は「典子は、今」の石原興がそれぞれ担当。
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  • 疑惑

    制作年: 1982
    殺人容疑者の女と彼女を弁護することになった女性弁護士の間の確執を描く。松本清張の同名小説の映画化で、作者自身が脚色し、撮影台本は「ダイナマイトどんどん」の古田求と「わるいやつら」の野村芳太郎、監督も野村芳太郎、撮影も同作の川又昂がれぞれ担当。
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  • 柳生一族の陰謀

    制作年: 1978
    権力に生きる柳生一族の存続を賭けた陰謀が、骨肉の争いへと展開していく姿を描く。脚本は「トラック野郎 度胸一番星」の野上龍雄と「仁義と抗争」の松田寛夫と「ドーベルマン刑事」の深作欣二の共同執筆、監督も同作の深作欣二、撮影は「仁義と抗争」の中島徹がそれぞれ担当。
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  • ある映画監督の生涯 溝口健二の記録

      制作年: 1975
      溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
    • 女組長

      制作年: 1970
      「刺客列伝」の宮川一郎と「悪名一番勝負」のマキノ雅弘が脚本を共同執筆し、マキノが監督した女任侠もの。撮影は、「女賭博師花の切り札」の中川芳久が担当した。
    • 大奥(秘)物語

      制作年: 1967
      「あゝ君が愛」の国弘威雄、「組織暴力」の佐治乾、「冒険大活劇 黄金の盗賊」の掛札昌裕、「一心太助 江戸っ子祭り」の金子武郎の四人が共同でシナリオを執筆し、「あゝ同期の桜」の中島貞夫が監督した時代もの。撮影は「侠客道」の吉田貞次。
    • 咲子さんちょっと

      制作年: 1963
      同名のテレビドラマ・中島さと子原作を「海猫が飛んで」の富田義朗が脚色、「あいつばかりが何故もてる」の酒井欣也が監督したホーム・コメディ。撮影は「秋刀魚の味」の厚田雄春。
    • 山麓

      制作年: 1962
      サンデー毎日連載、丹羽文雄原作の同名小説を「東京湾」の松山善三が脚色、「乾杯!ごきげん野郎」の瀬川昌治が監督したメロドラマ。撮影は「はだかっ子」の飯村雅彦。
    • 三百六十五夜(1962)

      制作年: 1962
      小島政二郎原作を「民謡の旅桜島 おてもやん」の渡辺邦男が脚色・監督したメロドラマ。撮影もコンビの渡辺孝。
    • 山の讃歌 燃ゆる若者たち

      制作年: 1962
      有馬頼義原作「三人の息子」より「僕たちの失敗」の白坂依志夫が脚色、「私たちの結婚」の篠田正浩が監督した山岳ドラマ。撮影もコンビの小杉正雄。
    • 裸体

      制作年: 1962
      永井荷風原作から「お吟さま(1962)」の成澤昌茂が脚色・監督した文芸ドラマ。撮影は「あの橋の畔で」の川又昂。
    • 秦・始皇帝

      制作年: 1962
      「釈迦」についで70ミリ映画の第二作。「青葉城の鬼」の八尋不二のオリジナル・シナリオを、「熱砂の月」の田中重雄が監督した史実もの。撮影もコンビの高橋通夫。
    • 安寿と厨子王丸

      制作年: 1961
      東映創立十周年記念作品で色彩長篇漫画の第四作。脚本は「女の橋」の田中澄江、演出は「西遊記(1960)」の薮下泰司、撮影・大塚新吉。
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    • 用心棒(1961)

      制作年: 1961
      「筑豊のこどもたち」の菊島隆三と、黒澤明のオリジナル・シナリオを、「隠し砦の三悪人」の黒澤明が監督した娯楽時代劇。撮影は「婚期」の宮川一夫。パースペクタ立体音響。
      70
    • 大坂城物語

      制作年: 1961
      村上元三の原作を、稲垣浩・木村武(1)が共同で脚色、「ふんどし医者」の稲垣浩が監督した、徳川・豊臣の戦乱を描くスペクタクル。撮影も「ふんどし医者」の山田一夫。パースペクタ立体音響.
      80
    • もず(1961)

      制作年: 1961
      テレビ・ドラマを「おとうと(1960)」の水木洋子が自ら脚色した、母と娘の情愛をテーマにしたもので、「バナナ」の渋谷実が監督した。撮影は「「青衣の人」より 離愁」の長岡博之。
    • 釈迦

      制作年: 1961
      大映初の七〇ミリ映画で、「新源氏物語」の八尋不二が脚本を書き、「大菩薩峠(1960)」の三隅研次が監督したスペクタクル・ドラマ。撮影もコンビの今井ひろし。(七〇ミリ=大映スーパー・テクニラマ)。主な出演者は「濡れ髪三度笠」の本郷功次郎、市川雷蔵、中村玉緒、「花くらべ狸道中」の勝新太郎など。
      80
    • 天下御免

      制作年: 1960
      渡辺邦男と本山大生の共同脚本を、「風来物語 あばれ飛車」の渡辺邦男が監督した娯楽時代劇で、撮影も「風来物語 あばれ飛車」の渡辺孝が担当。
    • 風来物語 あばれ飛車

      制作年: 1960
      「風来物語 仁侠篇」の続篇で、富田常雄の原作を、「源太郎船」の渡辺邦男が脚色・監督した。撮影も同じく「源太郎船」の渡辺孝。
    • 濡れ髪喧嘩旅

      制作年: 1960
      「千姫御殿(1960)」の八尋不二の脚本を、「薄桜記」の森一生が監督した、現代調の股旅もの。撮影も同じく「薄桜記」の本多省三。主な出演者は「薄桜記」の市川雷蔵、真城千都世、「初夜なき結婚」の川崎敬三、「魔笛若衆」の浦路洋子。
    • 風流深川唄

      制作年: 1960
      川口松太郎の原作を、「続べらんめえ芸者」の共同執筆者・笠原和夫が脚色し、「鹿島灘の女」の山村聡が監督した、料亭の看板娘と板前との恋物語。撮影は「続々べらんめえ芸者」の西川庄衛。
    • お夏捕物帖 通り魔

      制作年: 1960
      お夏捕物帖シリーズの第二話。「はったり二挺拳銃」の小国英雄の脚本を、「黒潮秘聞 地獄の百万両」の萩原遼が監督した。撮影は「番頭はんと丁稚どん」の倉持友一。
    • 夜の流れ

      制作年: 1960
      東京の下町の花柳街を舞台に、新旧二つの世代の愛情を描いたドラマ。脚本は「娘・妻・母」の松山善三と井手俊郎、監督は「娘・妻・母」の成瀬喜巳男と「接吻泥棒」の川島雄三、撮影は「娘・妻・母」の安本淳と「落語天国紳士録」の飯村正といずれもダブル・システム。
    • 流転(1960)

      制作年: 1960
      朝日放送テレビの連続ドラマの映画化。石浜恒夫の原作を、原作者自身と岸生朗が脚色し、「新・二等兵物語 敵中横断の巻」のコンビ福田晴一が監督し、片岡清が撮影した。
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    • 草間の半次郎 霧の中の渡り鳥

      制作年: 1960
      「多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ」の比佐芳武の脚本を、「さいころ無宿」の内出好吉が監督した股旅もの。「旗本と幡随院 男の対決」の山岸長樹が撮影した。
    • 秘密(1960)

      制作年: 1960
      週刊わかもの連載の早乙女勝元の原作を、家城巳代治・内藤保彦が脚色、「素晴らしき娘たち」の家城巳代治が監督したもので、江東方面の下町を舞台に青年たちの一断面を描こうというもの。撮影は「天下の快男児 万年太郎」の飯村雅彦。
    • 予科練物語 紺碧の空遠く

      制作年: 1960
      獅子文六の戦時中の小説「一号倶楽部」の映画化。「アイ・ラブ・ユウ」の松山善三が脚色し「暁の地平線」の井上和男が監督した。撮影は平瀬静雄。
    • ぼんち

      制作年: 1960
      週刊新潮に連載された山崎豊子の原作を、「流転の王妃」の和田夏十と市川崑が共同で脚色「女経」の市川崑が監督したもので、大阪船場のぼんちという宿命を負った一人の青年の半生が描かれる。「浮草」の宮川一夫が撮影した。
    • 千姫御殿(1960)

      制作年: 1960
      山本富士子の千姫映画で、「町奉行日記 鉄火牡丹」の八尋不二の脚本を、同じく「町奉行日記 鉄火牡丹」の三隅研次が監督した。撮影は「月影兵庫 上段霞斬り」の竹村康和。
    • パイナップル部隊

      制作年: 1959
      日系二世ロバート・本郷が、朝鮮動乱での自らの体験を綴った「ヘイ・パイナップル」の映画化。「血槍無双」の小国英雄が脚色し、「妻の勲章」の内川清一郎が監督した。撮影は「新二等兵物語 吹けよ神風の巻」の太田喜晴。
    • 吹雪と共に消えゆきぬ

      制作年: 1959
      「舞踏会の手帖」の型式で田中澄江が書き下した脚本を「野良猫」(東宝)の木村恵吾が監督した。撮影は木塚誠一。
    • 修羅桜

      制作年: 1959
      松竹映画の三千本記念作品。江戸川乱歩・角田喜久雄・城昌幸・陣出達朗・村上元三の原作を「伝七捕物帖 女肌地獄」の高岩肇が脚色し「大東京誕生 大江戸の鐘」の大曽根辰保が監督した。撮影は「大盗小盗」の倉持友一。
    • 愛情不動

      制作年: 1959
      長谷川幸延の原作を、「荷車の歌」の依田義賢が脚色したもので、大阪法善寺界隈をバックにしたメロドラマ。「恐喝(1958)」の佐伯幸三が監督し、「グラマ島の誘惑」の岡崎宏三が撮影した。パースペクタ立体音響。
    • 伴淳の三等校長

      制作年: 1959
      森田竜男の原作を、「おヤエの身替り女中」の高橋二三が脚色したもので、老教師を主人公に夫婦愛を描いたホームドラマ。「伴淳のおじいちゃん」の永塩良輔が監督し、「蟻の街のマリア」の竹野治夫が撮影した。
    • 姫夜叉行状記

      制作年: 1959
      瑳峨三智子が二役で主演する娯楽時代劇。角田喜久雄の原作を「紅あざみ」の鈴木兵吾が脚色し、「忠臣蔵 暁の陣太鼓」の倉橋良介が監督した。撮影は「江戸遊民伝」の服部幹夫。
    • 花の幡随院

      制作年: 1959
      陣出達朗の原作を、「姫夜叉行状記」の鈴木兵吾と「荒海に挑む男一匹 紀の国屋文左衛門」の共同執筆者・本山大生が脚色した、幡随院長兵衛の生涯を描いた娯楽時代劇。「修羅桜」の大曽根辰保が監督し、「待っていた花嫁」の石本秀雄が撮影した。
    • とゞけ母の叫び

      制作年: 1959
      ルバング島に今なお生き残ると伝えられる元日本兵救出問題にヒントを得て書かれた「千代田城炎上」の依田義賢のオリジナルもの。「水戸黄門漫遊記 御用御用物語」の福田晴一が監督し、「妻の勲章」の太田喜晴が撮影した。
    • わかれ(1959)

      制作年: 1959
      高見順が婦人画報に連載した「花自ら教えあり」を映画化したもの。「ふるさとの風」の池田忠雄が脚色し、「広い天」の野崎正郎が監督した。撮影は「暁の地平線」の森田俊保。
    • 風来物語 仁侠篇

      制作年: 1959
      読売新聞に連載中の富田常雄の同名小説の映画化。日露戦争当時の東京を背景にしたメロドラマで、「暴風圏」の渡辺邦男が脚色・監督した。撮影も同じく「暴風圏」の渡辺孝が担当。
    • お夏捕物帖 月夜に消えた女

      制作年: 1959
      瑳峨三智子のお夏捕物帖シリーズの第一作。「新二等兵物語 吹けよ神風の巻の巻」の安田重夫の脚本を「柳生旅日記 天地夢想剣」の萩原遼が監督し、「花の幡随院」の石本秀雄が撮影した。
    • 母三人(1958)

      制作年: 1958
      「愛情の都」の井手俊郎の脚本を、「怒りの孤島」の久松静児が監督、姫田真佐久が撮影した母もの。主演は「侍ニッポン」の山田五十鈴、「遥かなる男」の新珠三千代、「遊侠五人男」の木暮実千代、「フランキー・ブーチャンの殴り込み落下傘部隊」のフランキー堺。ほかに二木てるみ、まこと姉弟、仲代達矢、坂本武、田中春男など。
    • 暖簾

      制作年: 1958
      山崎豊子の原作を劇化した菊田一夫の戯曲を、さらに「負ケラレマセン勝ツマデハ」の八住利雄と川島雄三が脚色、「女であること」の川島雄三が監督、「口から出まかせ」の岡崎宏三が撮影した文芸映画。主演は「恋は異なもの味なもの」の森繁久彌、「四季の愛欲」の山田五十鈴、「弥次喜多道中記」の乙羽信子。
    • 四季の愛欲

      制作年: 1958
      丹羽文雄の『四季の演技』を、長谷部慶次が脚色、「美徳のよろめき」の中平康が監督、「麻薬3号」の山崎善弘が撮影した愛欲もの。主演は「暖簾」の山田五十鈴、「どうせひろった恋だもの」の安井昌二、「日日の背信」の桂木洋子、「大阪娘と野郎ども」の中原早苗。その他、渡辺美佐子、永井智雄、楠侑子、小高雄二など。
    • 太閤記

      制作年: 1958
      吉川英治の原作を、「直八子供旅」の井手雅人が脚色、「現代無宿」の大曾根辰保が監督したもので、お馴染藤吉郎・信長・小六が活躍する物語。撮影は「現代無宿」の石本秀雄。「天保水滸伝」の高田浩吉、「大岡政談 謎の逢びき」の松本幸四郎・瑳峨三智子、「暖簾」の山田五十鈴のほか、近衛十四郎・森美樹・高野真二・幾野通子などが出演している。色彩はイーストマン松竹カラー。
    • 大東京誕生 大江戸の鐘

      制作年: 1958
      慶応から明治に変る日本歴史の転換期を背景に、その渦中に巻きこまれた人々を描くもので松竹時代劇三十五周年記念映画。猪俣勝人・岸生朗・柴英三郎の共同脚本を、「太閤記」のコンビ大曽根辰保が監督、石本秀雄が撮影した。高田浩吉・山田五十鈴・新珠三千代・高千穂ひづるらの映画スターに、歌舞伎の松本幸四郎、新国劇の島田正吾、新派の伊井友三郎、新劇の芥川比呂志などが加わる。
    • 女侠一代

      制作年: 1958
      火野葦平の原作を、「夜の波紋」の菊島隆三が脚色、同じく「夜の波紋」の内川清一郎が監督した、筑豊炭田が舞台の女性アクション篇。撮影は「昨日は昨日今日は今日」の太田喜晴。「サザエさんの婚約旅行」の清川虹子が主役を演じるほか、森繁久彌・山田五十鈴・三國連太郎・淡路恵子らがこれを祝って出演する。
    • 眠狂四郎無頼控 魔剣地獄

      制作年: 1958
      週刊新潮に連載された柴田錬三郎の「眠狂四郎無頼控」を映画化したもので、川西正純の監督昇進第一回作品。脚色は「美女と液体人間」の木村武(1)に川西正純。撮影は「花の慕情」の飯村正。「旅姿鼠小僧」の鶴田浩二が狂四郎に扮するほか、水野久美・木暮実千代・花柳喜章らに、川西監督の昇進を祝って、森繁久彌・山田五十鈴らが特別出演する。
    • 悪女の季節

      制作年: 1958
      老人の莫大な財産を狙う悪女二人を軸に、人間の欲望を風刺的に描いたもので、「女侠一代」の菊島隆三のオリジナル・シナリオを、「本日休診」の渋谷実が監督したサスペンス・コメディ。撮影は「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の長岡博之。「女侠一代」の山田五十鈴、「モダン道中 その恋待ったなし」の岡田茉莉子に、伊藤雄之助・東野英治郎・三好栄子などのヴェテラン、杉浦直樹・川口のぶ・丸条映子らの新人が出演する。
    • 暴れん坊街道

      制作年: 1957
      近松の名作浄瑠璃“丹波与作待夜小室節”いわゆる重の井子別れの映画化。「母白雪」の依田義賢が脚色し、「逆襲獄門砦」の内田吐夢が監督、「修羅時鳥」の吉田貞次が撮影を担当した。主な出演者は、「おしどりの間」の山田五十鈴、時代劇初出演の佐野周二(台風騒動記)「恋染め浪人」の薄田研二、「新諸国物語 七つの誓い・三部作」の千原しのぶ、名子役植木基晴、他に進藤英太郎、高堂国典、丘さとみなど。
    • ひかげの娘

      制作年: 1957
      小説新潮所載の野口赫宙の同名小説の映画化。「倖せは俺等のねがい」の新藤兼人が脚色、「美貌の都」の松林宗恵が監督した。撮影は「おしどりの間」の三村明。花柳界に育った女の苦悩を描く。主演は「大阪物語」の香川京子、「東京暮色」の山田五十鈴、「山鳩」の三好栄子、「あらくれ(1957)」の東野英治郎、仲代達矢、「東京だョおッ母さん」の伊藤久哉。ほかに中村伸郎、淡路恵子、若山セツ子、中北千枝子、千秋実など。
    • 大忠臣蔵

      制作年: 1957
      これまで幾度か映画化された忠臣蔵だが、今回はワイド・スクリーン、総天然色で趣きも新たに再登場する。「三十六人の乗客」の共同脚色者の一人井手雅人が脚本を、「大江戸風雲絵巻 天の眼」の大曾根辰保が監督し、同じく石本秀雄が撮影を担当した。主な出演者は「赤城の血煙 国定忠治」の高田浩吉、北上弥太朗、瑳峨三智子、「抱かれた花嫁」の大木実、有馬稲子、高千穂ひづる、「東京暮色」の山田五十鈴、歌舞伎の市川猿之助、松本幸四郎、坂東簑助、市川団子、新派の水谷八重子。ほかに、小夜福子、名和宏、万代峰子。色彩はイーストマン・松竹カラー。
    • 黒い河(1957)

      制作年: 1957
      新進作家富島健夫の同名小説(角川新書版)を「悪魔の顔」の共同脚色者の一人、松山善三が脚色、「あなた買います」以来久々に小林正樹が監督した異色作。撮影は「東京暮色」の厚田雄春。主演は「大忠臣蔵」の有馬稲子、山田五十鈴、「挽歌(1957)」の渡辺文雄、「喜びも悲しみも幾歳月」の桂木洋子、「月と接吻」の淡路恵子、「続大番 (風雲篇)」の仲代達矢。
    • どん底(1957)

      制作年: 1957
      「蜘蛛巣城」に次ぐ黒澤明作品。ゴーリキイの同名戯曲から材をとり、黒澤明と、「真昼の対決」の小国英雄が共同で脚本を書き、黒澤明が監督、「「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪」の山崎一雄が撮影した。主な出演者は「危険な英雄」の三船敏郎、「ひかげの娘」の山田五十鈴、香川京子「「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪」の中村鴈治郎。ほかに東野英治郎、三好栄子、根岸明美、清川虹子、千秋実など。
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    • 下町

      制作年: 1957
      故林芙美子の同名小説の映画化で、戦後の混乱した世相を背景に下層階級の男女のささやかな愛情を描く。「大学の侍たち」の笠原良三と、吉田精弥が共同脚色、「続大番 (風雲篇)」のコンビ、千葉泰樹が監督、西垣六郎が撮影した。主演は「どん底」の三船敏郎と山田五十鈴。田中春男、村田知英子、淡路恵子、多々良純などが助演している。
    • 侍ニッポン

      制作年: 1957
      故阪東妻三郎の出世作となった「侍ニッポン」を今回はその遺児田村高廣が主演して映画化したもの。群司次郎正の原作をベテランの久板栄二郎が脚色「大忠臣蔵」のコンビ大曽根辰保が監督石本秀雄が撮影した。主演は「張込み」の田村高廣、高千穂ひづる「大忠臣蔵」の松本幸四郎、「黒い河」の山田五十鈴。ほかに森美樹、近衛十四郎、山内明、竜崎一郎など。
    • 東京暮色

      制作年: 1957
      「早春」以来、久々に登場する小津安二郎、野田高梧のコンビが執筆した脚本から小津が監督した話題作。父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。撮影は「あなた買います」の厚田雄春。主演は「白磁の人」の有馬稲子、「大番」の原節子、「暴れん坊街道」の山田五十鈴、「顔(1957)」の笠智衆。ほかに「情痴の中の処女 天使の時間」の高橋貞二、「近くて遠きは」の杉村春子、「正義派」の田浦正巳、それに山村聡、信欣三、中村伸郎、宮口精二、浦辺粂子、三好栄子、藤原釜足、増田順二、長岡輝子のヴェテラン。菅原通済が特別出演している。
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    • 生きている人形

      制作年: 1957
      文楽の女形遣いの第一人者・桐竹紋十郎による人形劇「十種香」を記録した短篇記録映画。監督は小林千種と武田敦。監修は山本薩夫。解説は山田五十鈴。
    • 女だけの街

      制作年: 1957
      大木実を中心に誕生した俳優グループ“すがを集団”が、京都映画と共同製作する第一作。廓の生態を新しい角度で描く人情篇。脚本は「鬼姫競艶録」の関沢新一と内川清一郎の共同、「波止場の王者」についで内川清一郎が監督、「人形佐七捕物帖 妖艶六死美人」の平野好美が撮影にあたる。主な出演者は「顔(1957)」の大木実、「任侠清水港」の高千穂ひづる、「蜘蛛巣城」の山田五十鈴、「白磁の人」の小山明子、「剣豪相馬武勇伝 桧山大騒動」の田崎潤、「一夜の百万長者」の浪花千栄子、「まだら頭巾剣を抜けば 乱れ白菊」の水原真知子、ほかに「白磁の人」の宮城千賀子、田中春男、永井智雄、佐々木孝丸、阿部九洲男、高屋朗、青山宏など。
    • 蜘蛛巣城

      制作年: 1957
      「生きものの記録」に次いで黒澤明監督が描く戦国武将の一大悲劇。脚本は「阪妻追善記念映画 京洛五人男」の小国英雄、「真昼の暗黒」の橋本忍、「嵐(1956)」の菊島隆三と黒澤明の合作。撮影担当は「続へそくり社長」の中井朝一。主な出演者は「囚人船」の三船敏郎、「猫と庄造と二人のをんな」の山田五十鈴、浪花千栄子、「嵐(1956)」の久保明、「ならず者(1956)」の志村喬、「ボロ靴交響楽」の木村功、その他千秋実、太刀川洋一、上田吉二郎、土屋嘉男、高堂国典、清水元、三好栄子、藤木悠、佐々木孝丸などのヴェテラン陣である。
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    • 病妻物語 あやに愛しき

      制作年: 1956
      上林暁の“聖ヨハネ病院にて”他一連の病妻ものから「流離の岸」の新藤兼人が脚本執筆、宇野重吉が第一回監督した劇団民芸作品。撮影は「夜間中学」の前田実。主な出演者は「逆光線」の信欣三、「雑居家族」の田中絹代、「母子像」の山田五十鈴、「三っ首塔」の小沢栄、「悪魔の街」の菅井一郎、「名寄岩 涙の敢斗賞」の清水将夫、滝沢修、「白夫人の妖恋」の東野英治郎、その他内藤武敏、小夜福子、奈良岡朋子など劇団民芸総出演。
    • 大当り男一代

      制作年: 1956
      「「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法」の共同脚色者の一人鈴木兵吾の脚本を「応仁絵巻 吉野の盗賊」のコンビ、大曽根辰保が監督、石本秀雄が撮影を担当した。主なる出演者は「白い橋」の大木実、「俺は藤吉郎」の島崎雪子、「大江戸出世双六」の北上弥太朗、「石合戦」の山田五十鈴、「若き潮」の中川弘子、「赤穂浪士」の進藤英太郎など。
    • 涙の花道

      制作年: 1956
      雑誌「講談倶楽部」所載の中沢ケイ夫の小説『修羅の花道』を「若き潮」を監督した堀内真直が脚色、監督、撮影は「若き潮」の小原治夫。主なる出演者は「「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法」の中村賀津雄、「伝七捕物帖 花嫁小判」の伊吹友木子、「大当り男一代」の山田五十鈴、「まらそん侍」の瑳峨三智子、歌舞伎の女形で中村賀津雄の実兄中村芝雀など。
    • 続源義経

      制作年: 1956
      朝日新聞連載の村上元三の小説を、「ほまれの美丈夫」の八尋不二が脚色、「続々獅子丸一平」のコンビ、萩原遼が監督、吉田貞次が撮影を担当した。主なる出演者は「続々獅子丸一平」の中村錦之助、「剣豪二刀流」の千原しのぶ、中原ひとみ、月形龍之介、「拳銃対拳銃」の龍崎一郎、宇佐美諄、「涙の花道」の山田五十鈴、「警視庁物語 魔の最終列車」の南原伸二など。
    • 夕やけ雲

      制作年: 1956
      「野菊の如き君なりき」の木下恵介が、楠田芳子のオリジナル・シナリオを監督した、詩情あふれる青春篇。撮影は「愛と智恵の輪」の楠田浩之。主な出演者は「魔の季節 春のみづうみ」の田村高廣、「涙の花道」の山田五十鈴、「野菊の如き君なりき」の田中晋二と有田紀子、「胸より胸に」の久我美子など。
    • 猫と庄造と二人のをんな

      制作年: 1956
      谷崎潤一郎昭和初期の名作の映画化。兵庫芦屋附近の商家を舞台に猫好きの男庄造と愛猫リリーをめぐる二人の女たちの葛藤を描く。脚色は「わが町」の八住利雄、監督は「白夫人の妖恋」の豊田四郎、撮影も同じく三浦光雄。主な出演は「男の魂」の森繁久彌、「病妻物語 あやに愛しき」の山田五十鈴、「女囚と共に」の香川京子、浪花千栄子、宝塚の南悠子、環三千世、関西万才界の芦乃家雁玉、林田十郎、“女三亀松”といわれ高座で人気者の都家かつ江、その他田中春男、山茶花究、内海突破、横山エンタツ、三好栄子、谷晃などのヴェテランが、それぞれの持味を生かし助演する。
    • 阪妻追善記念映画 京洛五人男

      制作年: 1956
      一世の名優故阪東妻三郎の追善記念映画としてオールスターキャストで描く幕末京洛絵巻。「遠山金さん捕物控 影に居た男」の小国英雄のオリジナル脚本より、「鶴八鶴次郎」に次いで大曽根辰保が監督、同じく石本秀雄が撮影を担当する。主な出演者は「涙」の田村高廣が時代劇初出演する他「鶴八鶴次郎」の高田浩吉、「荒木又右衛門」の松本幸四郎、「紀州の暴れん坊(1956)」の中村賀津雄、高野真二、「月形半平太(1956)」の大河内傳次郎、「のんき侍大暴れ」の北上弥太朗、「与太者と若旦那」の瑳峨美智子、「猫と庄造と二人のをんな」の山田五十鈴、「鶴八鶴次郎」の小山明子、「忘れえぬ慕情 Printemps_a_Nagasaki」の浅茅しのぶ、その他、伊吹友木子、紫千代、市川小太夫、永田光男など。
    • 母子像

      制作年: 1956
      第二回世界短篇コンクールで一等を獲得した久生十蘭の同名の原作を「愛」の植草圭之助が脚色、「「石狩川」より 大地の侍」の佐伯清が監督した文芸篇。戦争という運命に流されながらも滅びぬ母と子の美しい愛を描くヒューマンな物語。撮影は「龍巻三四郎」の藤井静。主な出演者は「夕やけ雲」の山田五十鈴、「天国はどこだ」の木村功、「頑張れゴンさん」の三条美紀、星美智子、「げんこつ社員」の三笠博子、「雪崩(1956)」の中原ひとみ、「若さま侍捕物帳 地獄の皿屋敷 べらんめえ活人剣」の山手弘など。
    • 流れる

      制作年: 1956
      大川端に時代の流れと共に移る芸者の世界を描いた幸田文原作の映画化。脚色は「夜の河」の田中澄江と「日蝕の夏」の井手俊郎の共同、監督は「妻の心」の成瀬巳喜男、撮影は「飯沢匡作「二号」より ある女の場合」の玉井正夫の担当。主な出演者は、二十年振りでカムバックした栗島すみ子、「嵐(1956)」の田中絹代、「猫と庄造と二人のをんな」の山田五十鈴、「妻の心」の高峰秀子、「女囚と共に」の岡田茉莉子、ほかに杉村春子、中北千枝子、加東大介、宮口精二など。
      100
    • おしどりの間

      制作年: 1956
      別冊文芸春秋連載、舟橋聖一の原作から「天上大風」の長瀬喜伴が脚色、「世にも面白い男の一生 桂春団治」の木村恵吾が監督、同じく三村明が撮影を担当する。主な出演者は「流れる」の山田五十鈴、「あばれ鳶」の瑳峨三智子、「霧の音」の上原謙、「江利チエミの サザエさん(1956)」の仲代達矢、「この世の花」の淡路恵子、他に千秋実、南美江、森啓子など。
    • 番場の忠太郎

      制作年: 1955
      長谷川伸原作『瞼の母』から「血槍富士」の三村伸太郎が脚本を書き、「ほらふき丹次」の中川信夫が監督に当る。撮影は「エノケンの天国と地獄」の岡戸嘉外の担当。出演者は「隠密若衆」の若山富三郎、「喧嘩奴」の桂木洋子、「愛のお荷物」の山田五十鈴、「森繁の新入社員」の森繁久彌、「ここに泉あり」の三井弘次のほか鳥羽陽之助、滝花久子、阿部九洲男、冬木京三、伊沢一郎などである。
    • 弥太郎笠(1955)

      制作年: 1955
      サイレント時代にも千恵蔵主演で映画化された子母沢寛の小説を、「水戸黄門漫遊記 火牛坂の悪鬼」の浪江浩が中山文夫と共同で脚色、「青竜街の狼」と同じく松田定次と川崎新太郎が監督と撮影に当った。主なる出演者は「青竜街の狼」の片岡千恵蔵、「闇太郎変化」の加賀邦男、「天保六道銭 平戸の海賊」の大友柳太朗と高千穂ひづる、「飛燕空手打ち」の三島雅夫、かつてサイレント映画でお雪を演じた「番場の忠太郎」の山田五十鈴、「男一匹」の進藤英太郎などである。
    • 愛すればこそ(1955)

      制作年: 1955
      近代映画協会の提唱により、近代映協、中央映画の全プロデューサーが製作に当る独立プロのオムニバス映画で、脚本は新藤兼人(若い人たち)と山形雄策が担当する。監督は「若い人たち」の吉村公三郎、「にごりえ」の今井正、「太陽のない街」の山本薩夫が夫々一話ずつを担当。撮影は「若い人たち」の宮島義勇に、中尾駿一郎、伊藤武夫。音楽は「男性NO.1」の団伊玖磨。出演者は「若い人たち」の乙羽信子、岸旗江、中原早苗、神田隆、殿山泰司、原保美、内藤武敏、「近松物語」の香川京子、「億万長者(1954)」の山田五十鈴、久我美子、高原駿雄、「姿三四郎 第一部(1955)」の山村聡など。
    • 愛のお荷物

      制作年: 1955
      「お月様には悪いけど」の柳沢類寿と「昨日と明日の間」の川島雄三が共同で脚本を書き、川島雄三が監督に当る。撮影は「月は上りぬ」の峰重義、音楽は「女の一生(1955)」の黛敏郎。出演者は「美男お小姓 人斬り彦斎」の山村聡、轟夕起子、「月は上りぬ」の北原三枝、笠智衆、「億万長者(1954)」の山田五十鈴、「地獄への復讐」の三橋達也の外、坪内美子、東野英治郎、フランキー堺などである。
      70
    • 東京の空の下には

      制作年: 1955
      井伏鱒二の小説「吉凶うらない」から「トラン・ブーラン 月の光」の岸松雄が蛭川伊勢夫と共同で脚本を書き「あぶない年頃」の蛭川伊勢夫が監督する。撮影は「太陽のない街」の前田実、音楽は「女の一生(1955)」の黛敏郎の担当。出演者の主なる者は「生きとし生けるもの」の宇野重吉と山内明、「大学は出たけれど」の三橋達也、「愛すればこそ」の山田五十鈴、「和蘭囃子」の滝沢修など。
    • 路傍の石(1955)

      制作年: 1955
      山本有三の原作より「銀座令嬢」の池田忠雄が脚色、「えくぼ人生」の原研吉が監督した。撮影は「この広い空のどこかに」の森田俊保、音楽は「えくぼ人生」の加藤光男である。出演者は菊五郎劇団より坂東亀三郎、「警察日記」の伊藤雄之助、「愛のお荷物」の山田五十鈴、「女の一生(1955)」の菅佐原英一、須賀不二夫ほか、沢村貞子、小園蓉子、三好栄子など。
    • たけくらべ(1955)

      制作年: 1955
      明治の閨秀作家樋口一葉の原作を「修禅寺物語」の八住利雄が脚色、「鶏はふたたび鳴く」の五所平之助が監督する。撮影は「ノンちゃん雲にのる」の小原譲治、音楽は「たそがれ酒場」の芥川也寸志の担当である。出演者は「ふり袖侠艶録」の美空ひばり「修禅寺物語」の岸恵子、柳永二郎、「からたちの花」の北原隆、歌舞伎若手俳優の市川染五郎、「弥太郎笠(1955)」の山田五十鈴のほか、坂本武、望月優子、飯田蝶子など。
    • 源義経

      制作年: 1955
      朝日新聞連載の小説から「虚無僧系図」の八尋不二が脚本を書き、「あばれ纏千両肌」の萩原遼が監督する。撮影は「天兵童子 三部作」の吉田貞次。出演者は「あばれ纏千両肌」の中村錦之助、月形龍之介、「終電車の死美人」の中原ひとみ、「弥太郎笠(1955)」の山田五十鈴、歌舞伎の中村時蔵、「飛燕空手打ち 三部作」の月丘千秋、「しいのみ学園」の龍崎一郎、「まぼろし小僧の冒険 第一篇・第二篇」の片岡栄二郎など。
    • 振袖剣法

      制作年: 1955
      「月を斬る影法師」の八尋不二の脚本を「風雲日月双紙」の酒井辰雄が監督し、同じく服部幹夫が撮影に当る。音楽は「愛の一家」の池田正義の担当。出演者は歌舞伎の時蔵の五男中村賀津雄がデビュウするほか、「弥太郎笠(1955)」の山田五十鈴、「元祿名槍伝 豪快一代男」の諸角啓二郎、「踊り子行状記」の河野秋武、「風雲日月双紙」の鮎川十糸子、「新婚白書」の小山明子、「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」の進藤英太郎などである。
    • 花ひらく(1955)

      制作年: 1955
      朝日新聞連載の伊藤整の小説を瓜生忠夫、魚住大二、「うちのおばあちゃん」の柳沢類寿の三人が共同脚色し「赤い自転車」の藤原杉雄が監督、撮影は仲沢半次郎が担当した。主なる出演者は、「月は上りぬ」の佐野周二、「振袖剣法」の山田五十鈴、「「春情鳩の街」より 渡り鳥いつ帰る」の桂木洋子、「由起子」の野添ひとみ、「旗本退屈男 謎の伏魔殿」の若山セツ子、「遠い雲」の佐田啓二など。
    • 荒木又右衛門

      制作年: 1955
      長谷川伸の原作を「あっぱれ腰抜け珍道中」の鈴木兵吾が脚色し「新婚白書」の堀内真直が監督、「あっぱれ腰抜け珍道中」の竹野治夫が撮影を担当する。主なる出演者は「忠臣蔵(1954)」の松本幸四郎、「振袖剣法」の山田五十鈴、「お役者小僧 江戸千両幟」の大谷友右衛門、「奥様多忙」の七浦弘子、「「オリーブ地帯」より 第二の恋人」の大木実、「花真珠」の島崎雪子、「由起子」の小沢栄など。
    • 青銅の基督

      制作年: 1955
      長与善郎の小説を「日の果て」の斎藤良輔が脚色し、「勲章」の渋谷実が監督、「名探偵明智小五郎シリーズ 青銅の魔人 第一部」の長岡博之が撮影を担当した。主なる出演者は「暴力街(1955)」の岡田英次、「六人の暗殺者」の滝沢修、「獄門帳」香川京子、「花ひらく(1955)」の山田五十鈴、野添ひとみ、「燃ゆる限り」の石浜朗など。
      74
    • 人生とんぼ返り(1955)

      制作年: 1955
      新国劇の殺陣師市川段平の半生を描く。長谷川幸延の原作を「赤城の血祭」のマキノ雅弘が脚色監督し、「おしゅん捕物帖 謎の尼御殿」の高村倉太郎が撮影を担当した。主なる出演者は「夫婦善哉」の森繁久彌、「花ひらく(1955)」の山田五十鈴、「女中ッ子」の左幸子、「志津野一平 愛欲と銃弾」の河津清三郎、「自分の穴の中で」の広岡三栄子、「三つの顔」の水島道太郎など。
      80
    • 若き潮

      制作年: 1955
      「サラリーマン 続・目白三平」の沢村勉が脚本を書き、「荒木又右衛門」の堀内直真が監督。撮影は小原治夫が担当した。主なる出演者は「野菊の如き君なりき」の笠智衆、「青銅の基督」の山田五十鈴、「裏町のお嬢さん」の七浦弘子、「あこがれ(1955)」の石浜朗、田浦正巳、「続・この世の花 第4・5部」の中川弘子、文学座の宮口精二など。
    • 石合戦

      制作年: 1955
      故上司小剣の小説『天満宮』『石合戦』より松丸青史、吉田隆一、松山亜土の三人が脚色し、「和蘭囃子」の若杉光夫が監督、「最後の女達」の仲沢半次郎が撮影を担当した。主なる出演者は「獅子丸一平」の小沢栄、「人生とんぼ返り(1955)」の山田五十鈴、「花ひらく(1955)」の内藤武敏、「幼きものは訴える」の宇野重吉、新人高田敏江、東童の浜田光曠など。
    • 唐人お吉

      制作年: 1954
      京映プロの第一回作品で江戸末期の外交にからむラシャメンお吉の生涯を描くもの。脚本は「祇園囃子」の依田義賢、「忍術罷り通る」の若尾徳平、これに「君に捧げし命なりせば」の若杉光夫が共同で執筆し、若杉光夫が「君に捧げし命なりせば」につづいて、監督にあたっている。撮影は瀬川順一、音楽は「サラリーマンの歌」の飯田信夫。出演者は「魅せられたる魂」の山田五十鈴、「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の嵯峨美智子の母娘初顔合せのほか、「赤い自転車」の薄田研二、「赤い自転車」の朝霧鏡子、加藤嘉、北林谷栄など。それに三島雅夫、永田靖、これに民芸の宇野重吉、細川ちか子、前進座の瀬川菊之丞、河原崎国太郎、阪東調右衛門、市川染升が特別出演し、河原崎以下三人は劇中劇『明烏花濡衣』に出る。
    • 億万長者(1954)

      制作年: 1954
      青年俳優クラブの自主作品。「わたしの凡てを」の市川崑が監督に当り、脚本は作家で「壁あつき部屋」のシナリオを書いた安部公房、漫画家の横山泰三、「明日はどっちだ」の長谷部慶次、「わたしの凡てを」の和田夏十が市川崑と協力して執筆し、「どぶ」の伊藤武夫が撮影に当り、「泥だらけの青春」の伊福部昭が作曲を受けもった。出演者は「学生心中」の木村功、「噂の女」の久我美子、「三つの愛」の伊藤雄之助、「雲は天才である」の岡田英次、「石中先生行状記 青春無銭旅行」の左幸子、「若旦那と踊子」の高橋豊子、「太陽のない街」の信欣三、加藤嘉、多々良純、北林谷栄等である。
    • 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954)

      制作年: 1954
      大谷竹次郎が総指揮に当る松竹の特作映画で、大衆作家村上元三が「噂の女」の依田義賢と共同で脚本を書き「素浪人日和」の大曾根辰夫が監督に、同じく石本秀雄が撮影に当る。音楽は「此村大吉」の鈴木静一。松本幸四郎が「花の生涯」に次いで二度目の映画出演するほか、「びっくり五十三次」の高田浩吉、「君に誓いし」の月丘夢路、「平手造酒(1954)」の山田五十鈴、「青春前期」の淡島千景と田浦正巳、「黒い潮」の瀧沢修、「此村大吉」の鶴田浩二、「愛」の桂木洋子、「伝七捕物帖 刺青女難」の北上弥太朗、「江戸の夕映」の瑳峨三智子、「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の坂東鶴之助、「君に誓いし」の高橋貞二らである。
      70
    • 平手造酒(1954)

      制作年: 1954
      「国定忠治(1954)」「沓掛時次郎(1954)」に次ぐ日活の新国劇総出演映画。製作、脚本、監督は「国定忠治(1954)」と同じく星野和平、菊島隆三滝沢英輔で、「風立ちぬ(1954)」の三村明が撮影に当った。辰巳、島田以下の新国劇に加えて、「学生心中」の宇野重吉、「ママの新婚旅行」の山田五十鈴と南寿美子、「三つの愛」の山形勲等が出演する。
    • 大岡政談・妖棋伝(前篇) 白蝋の仮面

      制作年: 1954
      “小説と読物”に掲載された角田喜久雄のデビュー作『妖棋伝』より、橋本忍(七人の侍)と鏡二郎が脚色し、「剣侠江戸紫」の並木鏡太郎が監督する新東宝時代劇で、撮影は「女の暦」の鈴木博、音楽は「若き血は燃えて」の小杉太一郎が夫々担当。出演者は「噂の女」の大谷友右衛門、「近世名勝負物語 黄金街の覇者」の堀雄二、「潜水艦ろ号 未だ浮上せず」の藤田進、今度親子で親和プロを創立した山田五十鈴と嵯峨三智子などである。
    • 三つの愛(1954)

      制作年: 1954
      小林正樹が「壁あつき部屋」に次いで、自ら書き下したオリジナル・シナリオにより監督する作品。撮影は「陽のあたる家(1954)」の井上晴二。出演者は「ママの新婚旅行」の山田五十鈴、「陽は沈まず」の岸恵子、「伊豆の踊子(1954)」の三島耕、募集少年の森昭治、細谷一郎などである。
    • 近世名勝負物語 黄金街の覇者

      制作年: 1954
      「秩父水滸伝」に次ぐ村松梢風原作“近世名勝負物語”の映画化。「秩父水滸伝」の村松道平の脚本を「ママの日記」の春原政久が監督している。撮影は「憧れの星座」の星島一郎。出演者は「謎の黄金島」の堀雄二、「七人の侍」の島崎雪子、「唐人お吉」の山田五十鈴、「狂宴」の三島雅夫、杉義一のほか、新人八代千鶴子、主人公鈴木久五郎の実の娘田村淑子などである。
    • ママの新婚旅行(1954)

      制作年: 1954
      永和プロ(沼波啓陽、佐藤武主宰)第一回作品で、植草圭之助と古川良範が共同で脚本を書き、久々に佐藤武(栄冠涙あり)がメガフォンをとる。撮影は「今宵誓いぬ」の古泉勝男、音楽は「金色夜叉(1954)」の斎藤一郎が夫々担当。出演者は「唐人お吉」の山田五十鈴、「真実一路」の山村聡、「恋慕笠」の南寿美子、「伝七捕物帖 人肌千両」の長谷川裕見子、ニュー・フェイスの小沢路子、俳優座の市村雅子などである。
    • からたちの花(1954)

      制作年: 1954
      長谷健の小説を「銭形平次捕物控 幽霊大名」の八住利雄が脚色し、「沓掛時次郎(1954)」の佐伯清が監督する。撮影は「学生心中」の中尾利太郎。主なる出演者は北原隆、牧真介、桂典子、雨宮節子など日活ニューフェースが主演し、「黒い潮」の山村聡、「忠臣蔵(1954)」の夏川静江と山田五十鈴のほか伊藤雄之助、宇野重吉、清水元、小夜福子、利根はる恵らが助演している。
    • ひろしま

      制作年: 1953
      長田新編「原爆の子」より、「雲ながるる果てに」の八木保太郎の書卸したシナリオの映画化で、日教組プロの製作になる。「混血児」の関川秀雄が監督し、「村八分」の宮島義勇が撮影している。音楽は、「玄海の鰐」の伊福部昭。出演者は「死の追跡」の岡田英次、神田隆、「旅路(1953)」の月丘夢路、「雲ながるる果てに」の山田五十鈴のほかに、河原崎しづ江、町田いさ子等前進座、東京映画俳優協会、劇団虹の橋等から多数出演している。
      90
    • 女ひとり大地を行く

      制作年: 1953
      炭勞北海道支部とキヌタプロとの共同製作になるもので、脚本決定稿は「原爆の子」の新藤兼人が書き、「母なれば女なれば」の亀井文夫が監督した。撮影は仲沢半次郎。出演者は「満月三十石船」の山田五十鈴に「母のない子と子のない母と」の宇野重吉、それに岸旗江(「満月三十石船」)、北林谷栄、桜井良子、神田隆など。
    • 加賀騒動(1953)

      制作年: 1953
      村上元三のサンデー毎日連載小説を「生きる」の橋本忍が脚色し、「恐妻時代」の佐伯清が監督した東映京都作品。撮影は「紺屋高尾」の三木滋人、音楽は「満月三十石船」の高橋半。「飛びっちょ判官」の大友柳太朗、「女ひとり大地を行く」の山田五十鈴、「ギラム」の利根はる恵などを除いて、キャストの殆どを千田是也、小沢栄、東野英治郎、三島雅夫、薄田研二、岸輝子、加藤嘉、東恵美子等新劇人が占めている。
    • 江戸いろは祭

      制作年: 1953
      製作は「唄祭り清水港」の小倉浩一郎と「情火」の高木貢一で村上元三の「読物と講談」連載の原作から、同じく「情火」の鈴木兵吾が脚色したもの。監督は「柳生の兄弟」の内出好吉で撮影は同じく石本秀雄が当っている。出演者は「ひばり姫初夢道中」の高田浩吉、宮城千賀子、「女ひとり大地を行く」の山田五十鈴、「情火」の高千穂ひづるその他である。
    • 縮図

      制作年: 1953
      「村八分」に次ぐ近代映画協会の作品。「暴力」の監督吉村公三郎が製作を担当、「村八分」の絲屋寿雄と山田典吾及び能登節雄等がこれに協力している。原作は徳田秋声の著名小説、「原爆の子」の新藤兼人が脚色・監督にあたった。撮影は「原爆の子」の伊藤武夫、音楽は「村八分」の伊福部昭。出演者も「村八分」のメンバーが多数で、乙羽信子、山村聡、日高澄子、菅井一郎、英百合子などに、「嫁ぐ今宵に」の山内明、細川ちか子、「加賀騒動」の山田五十鈴、「女ひとり大地を行く」の宇野重吉と北林谷栄などが加わっている。
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