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たとえ嵐が来ないとしても
2013年にフィリピンの観測史上最大級の被害を残した台風ハイエンによって廃墟となった街を舞台に、人々の再生と希望を描くドラマ。台風が過ぎた街で、恋人アンドレアと母ノーマを探し出したミゲルは、街を出ようと説得するが……。第74回ロカルノ国際映画祭Junior Jury Award受賞。脚本・監督は、本作で長編デビューしたカルロ・フランシスコ・マナタッド。出演は、ダニエル・パディリア、元MNL48のランス・リフォル、「立ち去った女」のチャロ・サントス=コンシオ。 -
映画検閲
1980年代のイギリスを舞台に、ホラー映画から妹の謎の失踪の手がかりを掴んだ映画検閲官が体験する恐怖を描く心理ホラー。過激なシーンに対して厳格な映画検閲官が、ある旧作の審査中に、そのヒロインが行方不明となった妹似ていることに気付き、混乱をきたしていく。出演は「フロム・ザ・ダーク」のニアフ・アルガー、「幸せの答え合わせ」のニコラス・バーンズ。ウェールズ出身のプラノ・ベイリー=ボンド監督による長編デビュー作。サンダンス映画祭など各国の映画祭で上映されて注目を集めた。新宿シネマカリテにて開催の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2024 THE FINAL」で上映。2024年9月6日より全国公開。 -
殺人鬼の存在証明
旧ソ連史上最悪の殺人鬼とされていたアンドレイ・チカチーロなど数々の連続殺人犯をモデルにしたサイコスリラー。1991年、負傷した女性が保護され、その手口は10年以上続く連続殺人事件と酷似。ワリタが容疑者として浮上するが、彼は驚くべき真実を口にする。監督は、カーディ・Bがカニエ・ウェストなどのミュージックビデオや短編作品などを手がけてきたラド・クヴァタニア。初長編作品である本作の制作に向け、数々の連続殺人事件を研究し、当時働いていた刑事や精神科医、犯罪学者に取材し、連続殺人鬼の人物像を組み立てた。 -
No.10
「ボーグマン」で2013年シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリに輝いたアレックス・ファン・ヴァーメルダム監督によるサスペンス。幼少期に記憶を失い里親に育てられた舞台俳優ギュンター。惨い仕打ちをした仲間に復讐を誓う彼に、ある事実が待ち受ける。本作はヴァーメルダム監督にとって10本目の長編作品。 -
エブリワン・ウィル・バーン
「ネスト」のマカレナ・ゴメスが主演を務めたスパニッシュ・ホラー。息子がいじめを苦に自死した母親の前に、奇妙な少女が現れて復讐を果たしていく。監督はデビッド・ヘブレロ。共演は「悪人に平穏なし」のロドルフォ・サンチョ、「永遠のこどもたち」のフェルナンド・カヨ。「未体験ゾーンの映画たち2024」(ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田)にて上映。 -
フォルス・ポジティブ
「007」シリーズのピアース・ブロスナンが、怪しげな不妊治療医を演じるマタニティ・ホラー。何年もの不妊治療の末、理想の医師・ヒンドル博士に巡り合ったルーシーとエイドリアン夫婦。ルーシーはすぐに妊娠するが、お腹が大きくなるにつれ不穏な幻覚に悩まされる。『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』のイラナ・グレイザーがルーシーを演じ、脚本、製作も兼任。夫・エイドリアン役は「ビリーブ 未来への大逆転」のジャスティン・セロー。特集企画『A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT』にて上映。 -
配信犯罪
「n番部屋事件」など韓国で社会問題化しているデジタル性犯罪を題材にしたスリラー。フリーランスプロデューサーのドンジュのPCに、謎のライブ配信リンクが送られてくる。そこに映っていたのは、恋人スジンと不気味な仮面の男“ジェントルマン”だった。出演は「新しき世界」のパク・ソンウン、『RUGAL/ルーガル』のパク・ソンホ、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のキム・ヒジョン。 -
僕の名前はルシアン
写真家の大山千賀子がオリジナルストーリーで描いた初長編映画。映画制作中の6年の間に実際に起こった事件から、さらにインスピレーションが得られた。自殺願望を抱えた若者たちがサイトで知り合い、ある男によって言葉巧みに自殺に追い込まれていくミステリアスな群像劇。誰もが心の片隅に持っている孤独と、誰もが心の奥底で必要としている愛を、突起した形で描き出す。主人公のルシアンに柳俊太郎。美術監督に磯見俊裕、撮影監督に市川修、サウンドトラックの作曲に篠崎正嗣。 -
ヒンターラント
「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォヴィツキー監督が全編ブルーバックによる撮影で寓話的かつ絵画的に描いた連続猟奇殺人ミステリー。第一次世界大戦後、ロシアの捕虜収容所から帰国した元刑事ペーターは、河原で発見された奇妙な遺体の捜査に乗り出す。ロカルノ国際映画祭観客賞受賞、オーストリア映画賞6部門ノミネート、美術賞受賞。 -
ナチスに仕掛けたチェスゲーム
「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェルが、シュテファン・ツヴァイクの小説『チェスの話』を映画化したサスペンス。ロッテルダム発アメリカ行きの豪華客船。ナチスに監禁された過去を持つヨーゼフ・バルトークは、チェスの世界王者と対決するが……。出演は「帰ってきたヒトラー」のオリヴァー・マスッチ、「西部戦線異状なし(2022年版)」のアルブレヒト・シュッヘ。