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街は誰のもの?
グラフィックデザイナーの阿部航太が、ブラジルの路上から投げかけられた一つの問いへの答えを追うドキュメンタリー。歪んだ社会に抗いながら、混沌の波を巧みに乗りこなすアーティストたちが彩る街の風景の豊かさを、デザインと文化人類学視点から見つめる。自主上映で好評を博した『グラフィテイロス』(2019)に、約50分の新たな映像を加え再編集した劇場版。 -
ダ・ヴィンチは誰に微笑む
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる『サルバトール・ムンディ』、通称“男性版モナ・リザ”にまつわる謎を紐解くドキュメンタリー。2017年、史上最高額となる510億円で落札されたこの名画を巡るアート界のからくり、闇の金銭取引の実態までも暴き出す。監督は、フランス放送局で様々なドキュメンタリー作品を手がけてきたアントワーヌ・ヴィトキーヌ。 -
芸術家・今井次郎
60歳の人生を生きた芸術家、今井次郎の創作の秘密に迫るドキュメンタリー。作曲家、ミュージシャン、造形作家、パフォーマーなど、既存の枠組みにとらわれない活動を続けた今井の足跡と存在を、莫大な資料や過去の音源・映像、関係者インタビューで解き明かす。2012年に悪性リンパ腫となった今井は、死に至る半年間の入院生活のなかで、病院食を使った「ミールアート」などをSNSで発信し続けた。2021年にはそれらが『今井次郎病院作品集』として出版され、彼のユニークな才能にいま注目が集まっている。監督は今井とは劇団『時々自動』で知己となった青野真悟と大久保英樹。「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎 90 歳」「沖縄スパイ戦史」などの橋本佳子がプロデューサーを務めた。 -
Kバレエ カンパニー ドン・キホーテ in Cinema
熊川哲也が芸術監督を務めるKバレエカンパニーの公演を映画館で上映。スペインのラ・マンチャ地方。中世の騎士道物語に夢中で、現実と夢想が入り混じった老紳士ドン・キホーテは、思いを寄せる姫を探すため、農夫サンチョ・パンサと共に冒険の旅に出る。出演は、シャネルのビューティー・アンバサダーも務めるダンサーの飯島望未、「熊川哲也 Kバレエ カンパニー『海賊 in Cinema』」の山本雅也。 -
想像
ひとりの俳優が演技を醸成させていくプロセスを定点観測的に見つめるドキュメンタリー。演劇カンパニー・チェルフィッチュの演出家・岡田利規は、俳優の“想像”という作業を重要視し、第49回岸田國士戯曲賞を受賞した『三月の5日間』再演のリハーサルに挑む。オーディションを経て選ばれた7人の俳優のうちのひとりである板橋優里に焦点をあて、本読みからパリ公演までの2年間を追う。監督は「解放区」の太田信吾。 -
過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道
デビューから50年余、81歳にして今なお最先端で活躍を続け、世界で最も人気のある日本人写真家、森山大道に密着したドキュメンタリー。幻となっていたデビュー写真集の復刊プロジェクトを通じて、これまで謎に包まれてきたその素顔が明らかになる。写真家としてだけでなく、造本家や編集者とやりとりする森山の姿も垣間見ることができる。 -
画家と泥棒
2020サンダンス映画祭で審査員特別賞に輝いた異色ドキュメンタリー。オスロのギャラリーから2枚の絵画が持ち去られた。やがて犯人は逮捕されるが、絵を盗まれた画家は動機が気になり泥棒の男に接近、彼をモデルに絵を描き始める。そんな2人の3年間の交流を見つめる。監督はNetflix『イベリン:彼が生きた証』のベンジャミン・リー。 -
オスカー・ピーターソン
ジャズ史上に残る名ピアニスト、オスカー・ピーターソンの人生に迫るドキュメンタリー。順風満帆に映る音楽人生と、明るく魅力的なピアノスタイルの裏には、黒人としての差別との戦いがあった。彼に影響を受けた有名ミュージシャンや家族の貴重な証言も収録。ビリー・ジョエルやクインシー・ジョーンズなど、人気ミュージシャンが証言者として登場。 -
アアルト
数々の名建築を生み出したフィンランドを代表する建築家にしてデザイナー、アルヴァ・アアルトの創造の秘密に迫ったドキュメンタリー。同じ建築家だった最初の妻アイノとやりとりした手紙や、関係者の証言を盛り込みながら、その知られざる素顔を描き出す。監督は「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語るフィンランドの新鋭ヴィルピ・スータリ。 -
バンクシー 抗うものたちのアート革命
イギリスを拠点に活動する正体不明のアーティスト、バンクシーに迫るドキュメンタリー。少年時代から彼を知るジョン・ネーションや、共に活動してきたアーティストたちへインタビューを敢行。革新的なアートムーブメントを生み出したバンクシーの一面が明らかになる。監督は、歴史、社会、文化、政治など幅広い文脈の中でテーマを探求する厳格なドキュメンタリー作品で高い評価を得るエリオ・エスパーニャ。