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シャルル・ボワイエの関連作品 / Related Work
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リュミエールの子供たち
制作年: 19951895年の“映画誕生”(リュミエール兄弟のシネマトグラフの発表と公開上映)の100周年を祝い、過去一世紀に作られたフランス映画の代表作のべ307本から名場面を抜粋して作られたアンソロジー。監督は「めぐり逢う朝」のアラン・コルノー、「愛を弾く女」「夕なぎ」のクロード・ソーテ、「オディールの夏」「死への逃避行」のクロード・ミレールら現代フランス映画を代表する現役のベテラン監督3人に加え、テレビ・ジャーナリストのピエール・ビヤール、『ル・モンド』紙の映画担当オリヴィエ・バロ、テレビの映画番組のディレクター、ジャン・クロード・ロメール、そしてゴーモン・シネマテークのディレクターで無声映画復元の分野でフランスの第一人者としてマルセル・レルビエの「エル・ドラドオ」、ルイ・フイヤードの「ファントマ」「吸血ギャング団」「ジュデックス」などを復元したピエール・フィリップ、映画助監督のクリストフ・バラティエの合計9名。製作は「ロシュフォールの恋人たち」「ニュー・シネマ・パラダイス」の二枚目スターでコスタ・ガブラスの「Z」以来、プロデューサーとしても活躍が目ざましいジャック・ペラン。音楽は「シェルブールの雨傘」で知られる、「プレタポルテ」を手掛けたジャズと映画音楽の巨匠ミシェル・ルグラン。編集はイヴ・デシャン。音声はポール・ベルトー、編集イヴ・デシャンがそれぞれ担当。世界最初の映画スターと言われるパテ社のコメディのマックス・ランデールに始まり、アルレッティ、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、イヴ・モンタンら日本のファンにも馴染み深い大物からイレーネ・ジャコブ、ヴァネッサ・パラディらまでの古今の大スターに、ミシェル・シモン、ジャン=ルイ・バロー、ピエール・ルノワール、フランソワーズ・ロゼー、マルセル・ダリオ、ルイ・ジューヴェなどの名優たち、それに劇映画監督を世界で最初に名乗ったアリス・ギー・ブラシェに20世紀フランス映画・演劇界最大の巨人サッシャ・ギトリー、ジャン・ルノワールやフランソワ・トリュフォーなどの偉大な映画作家たちが次々と登場する賑やかさはまさに、映画100周年のお祝いにふさわしい。100年の記念とはいうものの構成は年代順ではなく、エンタテインメント志向で「歌」「ギャグ」「キス」といったコーナーや「レ・ミゼラブル」の6度にわたる映画化をまとめて見せるなどなど、テーマに沿って時代を自在に横断する編集が行われている。また「天井桟敷の人々」などの名作のアウトテイクやメイキング映像を見てくれるのは貴重。 -
失われた地平線(1972)
制作年: 1972現代の騒々しい機械文明とかけ離れた不老長生の国シャングリラを舞台に、生きる歓びをうたいあげるミュージカル。製作はロス・ハンター、監督は「クイーン・メリー/愛と悲しみの生涯」のチャールズ・ジャロット。ジェームズ・ヒルトンの原作をラリー・クレイマーが脚色、撮影はロバート・サーティーズ、作曲はバート・バカラック、作詞はハル・デビッド、編集はモーリー・ワイントローブが各々担当、出演はピーター・フィンチ、リヴ・ウルマン、サリー・ケラーマン、オリヴィア・ハッセー、ジョージ・ケネディ、マイケル・ヨーク、ボビー・バン、ジェームズ・繁田、ジョン・ギールグッド、シャルル・ボワイエなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、パナビジョン・70ミリ。 -
幸せはパリで
制作年: 19694等亭主のサラリーマンと美しい社長夫人がひきおこすロマンティック・コメディ。製作は「暴力脱獄」のゴードン・キャロルで、彼はジャック・レモンのジャレム・プロの副社長。監督は「暴力脱獄」のスチュアート・ローゼンバーグ、原案・脚本は「暴力脱獄」のハル・ドレスナー。撮影はミシェル・ユーゴー、音楽は「明日に向って撃て!」のバート・バカラック、美術はロバート・ルトハート、編集はボブ・ワイマンがそれぞれ担当。出演は「おかしな二人」のジャック・レモン、「暗くなるまでこの恋を」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「想い出よ今晩は」のピーター・ローフォード、「華麗なる賭け」のジャック・ウェストン、「誰かが狙っている」のマーナ・ローイ、「裸足で散歩」のシャルル・ボワイエ、「M★A★S★H(マッシュ)」のサリー・ケラーマンなど。テクニカラー、パナビジョン。1969年作品。 -
シャイヨの伯爵夫人
制作年: 1969ひとりの老女を中心とする寓話的ストーリーから、社会悪への憤りと平和への願いを謳った作品。製作はエリイ・ランドー、監督は「キング・ラット」のブライアン・フォーブス。ジャン・ジロドゥの戯曲「シャイヨの狂女」を、アカデミー賞を2度受賞している「ベケット」のエドワード・アンハルトが脚色。撮影は「バーバレラ」のクロード・ルノワール、「地上より永遠に」と「俺たちに明日はない」で2度のアカデミー賞に輝くバーネット・ガフィが共同担当。美術はジョルジュ・プティトー、音楽はマイケル・J・ルイス、衣装はロジーヌ・ドラマールがそれぞれ担当。出演は「冬のライオン」のキャサリン・ヘップバーン、「5つの銅貨」のダニー・ケイ、「黄金線上の男」のユル・ブリンナー、「ウィル・ペニー」のドナルド・プレザンス、「八十日間世界一周」のシャルル・ボワイエ、「魂のジュリエッタ」のジュリエッタ・マシーナ、「ラブド・ワン」のマーガレット・レイトン、「ニューヨーク泥棒結社」のエディス・エバンス、「人間の絆」のナネット・ニューマン、「華やかな情事」のリチャード・チェンバレン、「モダンミリー」のジョン・ギャビン、「愛の調べ」のポール・ヘンリード、「殺しへの委任状」のオスカー・ホモルカなど。 -
007/カジノ・ロワイヤル(1967)
制作年: 1967イアン・フレミングの小説『カジノ・ロワイヤル』をウルフ・マンコウィッツ、ジョン・ロウ、マイケル・セイヤーズの3人が脚色、「天地創造」のジョン・ヒューストン、「人間の絆」のケネス・ヒューズ、「スパイがいっぱい」のヴァル・ゲストと、「フレンチ・スタイルで」のロバート・パリッシュ、英国のTV出身のジョセフ・マッグラスの5人が監督にあたっている。撮影は「唇からナイフ」のジャック・ヒルドヤード、音楽はバート・バカラックが担当、主題曲はハーブ・アルパートとティファナ・ブラスが演奏している。出演は「紳士泥棒 大ゴールデン作戦」のピーター・セラーズ、「ブルー・マックス」のアーシュラ・アンドレス、「スパイがいっぱい」のデイヴィッド・ニーヴン、「ジブラルタルの追想」のオーソン・ウェルズ、「サイレンサー 沈黙部隊」のダリア・ラビ、イギリスの舞台・TV出身のテレンス・クーパーのほかにデボラ・カー、ウィリアム・ホールデンなど。なお監督のジョン・ヒューストンが“ M ”役で特出している。製作はチャールズ・K・フェルドマンとジェリー・ブレスラー。60点 -
パリは燃えているか
制作年: 1966ラリー・コリンズとドミニク・ラピエールの原作を、ゴア・ヴィダルとフランシス・フォード・コッポラが共同脚色、フランス語追加台詞をマルセル・ムーシー、ドイツ語追加台詞をグレーテ・フォン・モローが担当、ルネ・クレマンが監督したパリ解放の2週間を描いた大戦裏話。撮影は「悪徳の栄え」のマルセル・グリニョン、音楽は「ドクトル・ジバゴ」のモーリス・ジャールが担当した。なおサウンドはウィリアム・R・サイベル、第2班監督はアンドレ・スマッジ、第2班撮影監督はジャン・ツールニェ、装置・美術はウィリー・ホルト、セットはロジャー・ボルパー、衣裳はジャン・ゼイ、編集はロバート・ローレンス、特殊効果はロバート・マクドナルドがそれぞれ担当した。出演はジャン・ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、ブリュノ・クレメール、ゲルト・フレーベ、レスリー・キャロン、オーソン・ウェルズ、ピエール・ヴァネック、カーク・ダグラス、クロード・リッシュ、ロバート・スタック、グレン・フォードほか多数。製作はポール・グレーツ。70点 -
すべてをアナタに(1965)
制作年: 1965「ミンクの手ざわり」のスタンリー・シャピロとネイト・モナスターの脚本を、「女房は生きていた」のマイケル・ゴードンが監督したソフィストケイト・コメディ。撮影はレオ・トーヴァー、音楽はヴィク・ミッツィが担当、レスリー・キャロンの衣装はイヴ・サン・ローランがデザインしている。出演は「お熱い出来事」のロック・ハドソン、「がちょうのおやじ」のレスリー・キャロン、「プレイガール陥落す」のシャルル・ボワイエほか。製作は脚本も担当のスタンリー・シャピロ。 -
黙示録の四騎士(1961)
制作年: 1961「血と砂(1941)」などで有名なスペインの作家ヴィセンテ・ブラスコ・イバネスの原作の再映画化。監督は「肉体の遺産」のヴィンセント・ミネリ。脚色はロバート・アードリーとジョン・ゲイが担当。撮影はミルトン・クラスナー。音楽はアンドレ・プレヴィン。出演者はグレン・フォード、イングリッド・チューリン、カール・ベーム、リー・J・コッブなど。 -
大海賊
制作年: 1958「十戒(1957)」のセシル・B・デミルが総指揮したスペクタクル映画。ライル・サクソンの原作をジェニー・マクファースンが改作し、それにもとづいてハロルド・ラム、エドウィン・ジャスタス・メイヤー、C・ガードナー・サリヴァンが脚色したデミルの戦前作の脚本を、新たにジェシー・L・ラスキー・ジュニア、ベレエス・モスクの2人が筆を加えている。監督はアンソニー・クイン。撮影は「底抜け1等兵」のロイヤル・グリグス。音楽エルマー・バーンスタイン。出演するのは「旅」のユル・ブリンナー、「大いなる西部」のチャールストン・ヘストン、シャルル・ボアイエ、クレア・ブルーム、インガー・スティーヴンス、ヘンリー・ハル等。製作ヘンリー・ウィルコクスン。テクニカラー・ビスタビジョン。1958年作品。 -
殿方ご免遊ばせ
制作年: 1957「忘れえぬ慕情」のアネット・ワドマンと「乙女の館」のジャン・オーレルの共同原案をオーレルと「遥かなる国から来た男」のジャック・エマニュエル、それに監督ミシェル・ボワロンの三人が脚色したパリ娘お色気行状記。監督のボワロンはルネ・クレール門下の新鋭。なおワドマンが台詞を担当している。撮影監督は「野性の誘惑」のマルセル・グリニョン、音楽はいずれも新進のアンリ・クロラ、ユベール・ロスタン、アンドレ・オディールの三人。主演は「素直な悪女」のブリジット・バルドー、「幸福への招待」のシャルル・ボワイエ、「リラの門」のアンリ・ヴィダル。アンドレ・リュゲ、「巴里の不夜城」のナディア・グレイ、「遥かなる国から来た男」のマドレーヌ・ルボウ、それにクレール・モーリエなどが助演する。2024年9月13日よりブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB 生誕 90 年祭にて「殿方ご免遊ばせ 4K レストア版」を上映。 -
幸福への招待(1956)
制作年: 1956「過去をもつ愛情」のアンリ・ヴェルヌイユが監督した抒情篇。脚本はヴェルヌイユと「洪水の前」のシャルル・スパークが共同で書き卸し、台詞もスパークが担当した。撮影は「男の争い」のフィリップ・アゴスティニ、音楽は「外国の陰謀」のポール・デュラン。出演者は「過去をもつ愛情」のフランソワーズ・アルヌール、「パンと恋と夢」の伊男優ロベルト・リッソ、「たそがれの女心」以来のシャルル・ボワイエの三人を中心に、「巴里野郎」のティルダ・タマール、「不良の掟」のジュリアン・カレット、「巴里野郎」のダリー・カウルなど。 -
80日間世界一周
制作年: 195619世紀末に発表されたジュール・ヴェルヌの同名小説の映画化。「オクラホマ!」に続くトッド・AOの第2作。(日本公開はトッド・AO方式によらずワイド・スクリーンで公開)。登場人物に各国有名スターを総動員しての冒険映画で製作費に700万ドル費やしたという大作。ジェームズ・ポー、ジョン・ファーロウ、S・J・ペレルマンの共同脚本を「暁の出撃」のマイケル・アンダーソンが監督した。撮影監督は「白昼の対決」のライオネル・リンドン、音楽は故ヴィクター・ヤング。主演は「陽気のせいデス」のデイヴィッド・ニーヴンコメディアンのカンティンフラス、「画家とモデル(1955)」のシャーリー・マクレーンの3人。そのほか「幸福への招待」のシャルル・ボワイエ、「歴史は女で作られる」のマルティーヌ・キャロル、「ダニー・ケイの黒いキツネ」のジョン・キャラディン、「指紋なき男」のチャールズ・コバーン、「二重生活」のロナルド・コールマン「逢びき」の原作者のノエル・カワード、「モンテカルロ物語」のマレーネ・デイトリッヒ、「ドン・カミロ頑張る」のフェルナンデル、「旅券八二四一の女」のトレヴァー・ハワード、さらにグリニスジョーンズ、バスター・キートン、イヴリン・キース、ピーター・ローレ、ヴィクター・マクラグレン、ジョージ・ラフト、フランク・シナトラ、レッド・スケルトンなど。なおこの映画は1956年度アカデミー賞のうち作品賞、脚色賞、色彩撮影賞、正劇及び喜劇音楽賞、編集賞を獲得した。80点 -
女優ナナ(1955)
制作年: 1955エミール・ゾラ(「嘆きのテレーズ」)の同名小説の映画化で「ボルジア家の毒薬」のクリスチャン・ジャックが監督した一九五五年作品である。脚色は「わたしの罪ではない」のジャン・フェリー、アルベール・ヴァランタン、「愛情の瞬間」のアンリ・ジャンソン、クリスチャン・ジャックの四人で、台詞はアンリ・ジャンソンが担当した。イーストマンカラーの撮影は「たそがれの女心」のクリスチャン・マトラ、音楽は「埋れた青春」のジョルジュ・ヴァン・パリス。出演者は「たそがれの女心」のシャルル・ボワイエ、「ボルジア家の毒薬」のマルティーヌ・キャロル、「O・K・ネロ」のワルター・キアーリ、「妄執の影」のジャック・カストロ、「女性の敵」のノエル・ロックヴェール、「現金に手を出すな」のポール・フランクール、マルゲリイト・ピエリ、エリザ・チェガーニ、ドラ・ドルなど。 -
モナリザの微笑
制作年: 1948英国の作家オルダス・ハックスレイの短篇小説「ジオコンダの微笑」より彼自身が脚色し、「サハラ戦車隊」のゾルタン・コルダが製作、監督に当たった1948年作品。撮影は「彼と人魚」のラッセル・メティ、音楽は「熱砂の秘密」のミクロス・ローザが担当。主演は「裏街(1941)」のシャルル・ボワイエと「われら自身のもの」のアン・ブライスで、「呪われた城」のジェシカ・タンディ、「夢の宮廷」のサー・セドリック・ハードウィック、以下ミルドレッド・ナットウィック、セシル・ハンフリーズ、ヒュー・フレンチらが助演。 -
凱旋門
制作年: 1948「西部戦線異常なし」を書いたエリッヒ・マリア・レマルクのベスト・セラー小説の映画化で、第二次大戦前のパリ、リヴィエラを背景としたメロドラマ。脚色は「勇者のみ」のハリー・ブラウンが、監督のルイス・マイルストーン(「ラッキー・パートナー」)と協同した。撮影は「鉄路の弾痕」のラッセル・メティ、音楽はルイス・グリュンバークが担当。「白い恐怖」のイングリッド・バーグマンと「モナリザの微笑」のシャルル・ボワイエが主演し、以下「大時計」のチャール ズ・ロートン、「アニーよ銃をとれ」のルイス・カルハーンに、スティーブン・ベカッシー、カート・ボイス、リア・クマーラらが助演。60点 -
小間使(1946)
制作年: 1946「桃色の店」の故エルンスト・ルビッチが製作監督した1946年度作品で、「奥様武勇伝」のマージェリー・シャープの小説より「ローラ殺人事件」のサミュエル・ホッフェンシュタインがエリザベス・ラインハートと共同脚色し、「星は輝く」のジョセフ・ラシェルが撮影、「センチメンタル・ジャーニー」のシリル・モックリジが音楽を担当した。主演は、「裏街(1941)」のシャルル・ボワイエと、「ボヴァリー夫人」のジェニファ・ジョーンズ、「イースター・パレード」のピーター・ローフォードで「出獄」のヘレン・ウォーカー、レジナルド・ガーディナー、「若草物語(1949)」のC・オーブリー・スミス、「風変りな恋」のリチャード・ヘイドン、マーガレット・バナーマン、サラ・オールグッド、アーネスト・コサート、フローレンス・ベイツ、ユーナ・オコナー、ビリー・ビーヴァン等が助演している。 -
再会(1944)
制作年: 1944「最後の抱擁」「邂逅」と同じくアイリーン・ダンとシャルル・ ボワイエが主演する映画で、女流脚本家からプロデューサーとして活躍しているヴァージニア・ヴァン・アップが製作、「生きている死骸」のタイールズ・ヴィダーが監督した喜劇である。原作はスタンリー・ラッセルとハーバード・バイバーマンが共同で書きおろし、製作者ヴァン・アップがF・ヒュー・ハーバードと協力して脚本を執筆した。撮影は「オペラ・ハット」のジョセフ・ウォーカーが指揮し、音楽はウェルナー・ハイマンが作編曲している。助演は「アメリカ交響楽」のチャールズ・コバーンを始め、新人のモナ・フリーマンとジェローム・コートランド、「ベニーの勲章」のチャールズ・ディングル、エリザベス・パターソン、ウォルター・ボールドウィンという顔ぶれ。 -
ガス燈
制作年: 1944パトリック・ハミルトンの舞台劇より、劇作家として著名なジョン・ヴァン・ドルーテン、「男は神に非ず」の脚色監督および「たそがれの維納」の脚色者ウォルター・ライシュ、「ドラキュラ(1979)」「フランケンシュタイン(1931)」等怪奇映画「永遠に愛せよ」「ベンガルの槍騎兵」等の脚色者ジョン・L・ボルダーストンの3人が協同脚色をし、「ロミオとジュリエット」「素晴らしき休日」のジョージ・キューカーが監督した。撮影は「決断の谷」「冒険」の近作、古くは「冬来りなば」のジョセフ・ルッテンバーグの担当。「カサブランカ」のイングリット・バーグマンと「運命の饗宴」「永遠の処女」等のシャルル・ポワイエが主演するほか、「恋の十日間」「疑惑の影」の新人ジョセフ・コットン、「断崖」「永遠に愛せよ」のディム・メイ・ホイッティ、本作品にデヴュー後「ナショナル・ベルヴェット」「ドリアン・グレイの画像」等に出演した新人エミール・ラミュウらが出演している。なおバーグマンは本作品で1944年アカデミー主演女優賞を得た。1944年度製作。70点 -
肉体と幻想
制作年: 1943夢や幻想の心理的現象が肉体に関連を及ぼす点においてそれぞれ一致したものを持つオスカー・ワイルド、ラスロ・ヴァドナイ、エリス・セント・ジョゼフの3人の短篇小説に基づき、3つの挿話よりなる映画で、製作はジュリアン・デュヴィヴィエとシャルル・ボワイエ、監督はジュリアン・デュヴィヴィエである。出演者はシャルル・ボワイエのほか「ステラ・ダラス(1937)」「母親」のバーバラ・スタンウィック、エドワード・G・ロビンソン、新星ベティ・フィールド、ロバート・カミングス、「駅馬車(1939)」「明日は来らず」「ハリケーン(1937)」等で知られている性格俳優トーマス・ミッチェル等である。 -
運命の饗宴(1942)
制作年: 1942「肉体と幻想」に先立つ1942年度ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。原作書き下ろし及び脚本は、ハンガリー著名の文豪フィレンツ・モルナールをはじめ、同国文壇出身でハリウッド脚本陣に活躍中のラディスラス・フォドール、ラディスラウス・ヴァドナイ、あるいは最近製作監督を試みているベン・ヘクト、ドナルド、オグデン・スチュワート、サミュエル・ホッフェンシュタイン、ラマー・トロッティ、アラン・キャンベル等のベテランにラスロ・ゴログ、ヘンリイ・ブランクフォートが加わった。共演は「凱旋門」のシャルル・ボワイエと、戦時中非常に売出した「コンドル(1939)」「血と砂(1941)」「ギルダ」等のリタ・ヘイワース、「恋の10日間」「キティ・フォイル」等で音楽舞踊映画以外にも活躍しているジンジャー・ロジャース、「怒りの葡萄」「愛しのクレメンタイン」のヘンリー・フォンダ、「彼のひと故に」のチャールズ・ロートン、「キング・ソロモン」のポール・ロブスン、「エロ大行進」のエセル・ウォータース、「肉体と幻想」その他のトーマス・ミッチェル、以下シーザー・ロメロ、ローランド・ヤング、ユージーン・パレット、ヴィクター・フランサン、ウァオジ・サンダァス、ゲイル・パトリック、ジェームズ・グリースン、エルザ・ランチェスター等。なお著名なホール・ジョンソン合唱団も出演している。撮影はジョセフ・ウォーカー。音楽はソル・カプランの原曲、クラレンス・ウィーラー、チャアルス・ブラッド・ショウ及びヒューゴー・フリードホーファーの編曲、エドワード・ポールの指揮。小唄新作は斯界の一人者レオ・ロビン、ラルフ・レンジャアのコンビ、声楽編曲はホール・ジョンソンである。全6話からなるオムニバス作品だが、上映時間の長さから1話分をまるまるカットして全5話として公開された。100点 -
裏街(1941)
制作年: 1941ファニー・ハーストの同名の大衆小説の2度目の映画化で、製作者ブルース・マニング(「海を渡る歌」)が「クリスマスの休暇」のフェリックス・ジャクソンと共同脚色し、「ジェーン・エア」のロバート・スティーヴンソンが監督、「火の女」のウィリアム・ダニエルスが撮影、フランク・スキナーが音楽を担当した1941年度作品。「新婚第一歩」と同じくシャルル・ボワイエとマーガレット・サラヴァンが主演し、「凸凹お化騒動」のリチャード・カールソン、「我が道を往く」のフランク・マクヒュー、「黄金(1948)」のティム・ホルト、「春の序曲」のフランク・ジェンクス、エスター・デール、サミュエル・S・ハインズが助演している。 -
わが父わが子
制作年: 1940「神々の王国」のジュリアン・デュヴィヴィエが製作、監督した一九四〇年作品で、劇作家マルセル・アシャール、「女だけの都」のシャルル・スパークがデュヴィヴィエと協力脚色した。台詞はアシャル、撮影はデュヴィヴィエとつねにコンビのジュール・クリュージェ、音楽は「商船テナシチー」のジャン・ヴィーネの担当。「犯罪河岸」のルイ・ジューヴェ、「求婚」のレイミュ、「神々の王国」のシュジィ・プラン、「想い出の瞳」のミシェル・モルガンの他、ルシアン・ナット、ダニエル・アンダイユ、トミイ・ブウルデエル、ルネ・ジュナン、ルネエ・デュヴィレエルらが共演する。なお本作品は完成直後進駐した独軍によって没収され、唯一本残っていたプリントをデュヴィヴィエがアメリカに持参し再編集の上、シャルル・ボワイエの解説を付けて公開したものである。 -
最後の抱擁(1939)
制作年: 1939「忘れがたみ」に次いでジョン・M・スタールが製作・監督した作品で、ジェームズ・M・ケインの原作を「艦隊を追って」「トップ・ハット」のドワイト・テイラーが脚色したもの。主演社は「生活の喜び」「新婚道中記」のアイリーン・ダンと「歴史は夜作られる」「沙漠の花園」のシャルル・ボワイエで、「俺が法律だ」「ステラ・ダラス(1937)」のバーバラ・オニール、「大空地獄」「三銃士(1935)」のオンスロー・スティーヴンス、「透明光線」「クレイグの妻」のニディア・ウェストマン、「おしゃれ地獄」のフリッツ・フェルド、「わが家の楽園」のネラ・ウォーカー等が助演している。キャメラは「煌めく銀星」「ジョゼット」のジョン・J・メスコールが担当し、音楽はユ社音楽主任のチャールズ・プレヴィンが指揮に当っている。(「明日来りなば」の題で'40年に公開) -
カスバの恋(1938)
制作年: 1938ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『望郷』のリメイク。アルジェリアのカスバに逃げ込んだ宝石泥棒・ペペは、きらびやかなギャビーと出会い惹かれる。彼女を連れて逃げ出そうとするペペだったが、嫉妬した情婦の密告により彼の運命が危機に瀕し…。【スタッフ&キャスト】監督:ジョン・クロムウェル 脚本:ジョン・H・ローソン 撮影:ジェームズ・W・ホウ 音楽:ヴィンセント・スコット 出演:シャルル・ボワイエ/ヘディ・ラマール/シグリッド・ガリー/ジョセフ・カレイア90点 -
沙漠の花園
制作年: 1936デイヴィッド・Oセルズニックの制作したテクニカラー映画で、「真珠の首飾」「スペイン狂想曲」のマレーネ・ディートリッヒと「心の痛手」「白い友情」のシャルル・ボワイエとが主演するもの。原作はロバート・ヒッチェンスの小説で、「戦う巨象」「嵐の三色旗」のW・P・リプスコームと劇作家のリン・リグスとが脚色、「噫無情」「花嫁凱旋」のリチャード・ボレスラウスキーが監督した。助演者は、「アンナ・カレニナ」「海賊ブラッド」のベジル・ラスボーン、「十字軍」「奇傑パンチョ」のジョセフ・シルドクラウト、「虎鮫島脱獄」のジョン・キャラディン、「小公子」「十字軍」のC・オーブリー・スミス、アラン・マーシャル、それから舞踊家として欧米に知られているティリー・ロッシュ、の面々である。撮影は、ハル・ロッスンの忠言を得て「丘の一本松」のW・ハワード・グリーンが色彩監督は例によってナタリー・カルマスである。 -
うたかたの恋(1936)
制作年: 1936オーストリアの皇太子ルドルフ、男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの情死事件を描いたクロード・アネの小説をアナトール・リトヴァクが監督製作したもので、彼の出世作「最後の戦闘機」の脚色者ジョゼフ・ケッセルが脚色し、I・フォン・クーベが撮影台本を作成している。作曲は「最後の戦闘機」のアルテュール・オネガー、演奏はモーリス・ジョーベールが指揮している。撮影は「商船テナシチー」その他のアルマン・テイラールである。主演俳優は「運命の饗宴」のシャルル・ボワイエ、「禁男の家」「暁に帰る」「春信」「恋愛交叉点」「不良青年」のダニエル・ダリュー、外にコメディ・フランセーズ座のジャン・ドビュクール及びルドワの両名、「最後の戦闘機」のベルジュロン、マルト・レニエ、ヨランド・ラッフォン等である。 -
心の痛手
制作年: 1935「小牧師(1934)」「若草物語(1933)」のキャサリン・ヘップバーンと「キャラバン」のシャルル・ボワイエが主演する映画で、「ナガナ」のレスター・コーエンが書き下ろし、「小牧師(1934)」「若草物語(1933)」のサラ・Y・メイソンとヴィクター・ヒアメンが「銀鼠流線型」のアンソニー・ヴェイラーと協力して脚色し、ニューヨークシアター・ギルドのフィリップ・モイラーが監督に当たり、ロバート・デグラスが撮影した。助演者は「小牧師(1934)」「噫無情」のジョン・ビール、「泉」「猫と提琴」のジーン・ハーショルトを始め、サム・ハーディ、イネズ・コートニー、ヘレン・ミラード及びジーン・ハワード等である。 -
上海
制作年: 1935「十字軍」「野性の叫び(1935)」のロレッタ・ヤングと「白い友情」「心の痛手」のシャルル・ボワイエエが主演するウォルター・ウェンジャー作品。「暗夜行路」「キャバレエの鍵穴」のジーン・タウン、グレアム・ペイカー組が「白い友情」のリン・スターリングと協力して原作脚色し、「盲目の飛行士」「わたしのすべてを」のジェームズ・フラッドが監督に当たり、「生活の恋愛」「泰西侠盗伝」のジェームズ・ヴァン・ツリースが撮影している。助演者は「彩られし女性」のワーナー・オーランド、「海を嫌う船長」のフレッド・キーティング、「西班牙狂想曲」のアリソン・スキップワース、「紅雀」のチャールズ・グレイプウィン等の面々である。 -
キャラバン(1934)
制作年: 1934「会議は踊る」をものしたエリック・シャレルがフォックスに招かれて監督した音楽映画で、メルシオール・レンギール作の小説を、「極楽特急」「私の殺した男」のサムソン・ラファエルソンが脚色し、「会議は踊る」「FP1号応答無し」のロベルト・リープマンが台本を作成した。主演者は「素晴らしき嘘」に出演したシャルル・ボワイエと「青空天国」のロレッタ・ヤングで、「若草物語(1933)」のジーン・パーカー。「女優ナナ」のフィリップス・ホームス、「不思議の国のアリス(1933)」のルイズ・ファゼンダ、「狂乱の上海」のユージーン・ボーレット、「クリスチナ女王」のC・オーブリー・スミス、「巨人ジョーンズ」のダッドリー・ディグス、チャーリー・グレイブウィン、ノア・ビアリー等が助演している。撮影は「フープラ」「大帝国行進曲」のアーネスト・パーマーと「僕はカウボーイ」「唄へ!踊れ!(1933)」のテオドル・スパークールが共同担当している。作曲及び音楽総指揮は「会議は踊る」のウェルナー・ハイマンが担当した。 -
リリオム(1934)
制作年: 1934フェレンク・モルナールの名作戯曲の映画化で、「白い友情」「心の傷手」のシャルル・ボワイエが主演するもの。脚色には「ワルツ合戦」のロベルト・リープマンが当たり、劇作家ベルナール・ジンメルが台詞を書き、「怪人マブゼ博士(1932)」「M」のフリッツ・ラングが監督し「最後の億万長者」のルドルフ・マテが「沐浴」のルイ・ネと協力撮影した。音楽は「不景気さよなら」のジャン・ルノワールとフランツ・ワックスマンが夫々作曲・編曲し、セットはポール・コランが担当した。助演者は、「アトランティド」「フランス日和」のフローレル、「父帰らず」のピエール・アルコヴェー、新人マドレーヌ・オーズレー、「沐浴」のアレクサンダー・リニョオ、「黄色の部屋」のローラン・トゥータン、ロベール・アルヌー、アンリ・リシャール、マクシミリエンヌ、バランセー等である。90点 -
白い友情
制作年: 1934「輝ける百合」「クレオパトラ(1934)」のクローデット・コルベールが主演するウォルター・ウェンジャー作品で、「林檎の頬」「独裁大統領」のグレゴリー・ラ・カヴァが監督に当たったもの。原作はフィリス・ボトム作の小説で「ブルースを唄う女」「恋のセレナーデ」のリン・スターリングが監督ラ・カヴァと協力して脚色した。主役コルベールを助けて「キャラバン」「心の痛手」のシャルル・ボワイエ、「ミシシッピ」「若草物語(1933)」のジョーン・ベネット、「世界一の金持ち娘」「南海の漁火」のジョエル・マクリー、「その夜の真心」のヘレン・ヴィンソン、エスター・デール、サミュエル・S・ハインズらが出演している。撮影は「三日姫君」「路傍」のレオン・シャムロイの担任。 -
素晴らしき嘘
制作年: 1931「愛する権利(1930)」「夜霧の女」に次ぐルース・チャッタートン主演映画で、レオナード・メリック原作の小説「月桂樹と貴婦人」に基づいて「陽気な中尉さん」のサムソン・ラファエルソンと「赤新聞」「失われた抱擁」のヴィンセント・ローレンスが共同脚色し、「大親分」のベルトールド・フィヤーテルが監督し、「夜霧の女」「王様ごっこ」のチャールズ・ラングが撮影した。助演者は舞台俳優だったラルフ・ベラミー、「おしゃれ牧場」「悪魔が跳び出す」のスチュアート・アーウィン、フランスの劇界映画界で知名のフランソワーズ・ロゼエ及びシャルル・ボワイエ、「恋とお月様」のサム・ハーディ、タイラー・ブルック等である。
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