丹阿弥谷津子の関連作品 / Related Work

1-77件表示/全77件
  • 三年身籠る

    制作年: 2005
    27ヵ月もの間、子供を身籠り続けた妊婦と彼女を取り巻く人々の狂騒を描いたヒューマン・コメディ。監督は、本作が初監督作となる女優の唯野未歩子で、自らの原作を基に脚本も執筆。撮影を中村夏葉が担当している。主演は、「まだまだあぶない刑事」の中島知子。第29回カイロ国際映画祭出品、第18回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門出品、文化庁支援作品。
  • 石井のおとうさんありがとう

    制作年: 2004
    福祉という概念がなかった明治時代、一人の子どもを預かったのをきっかけに3000人もの孤児を救い、岡山県に日本初の孤児院を作った福祉の元祖、石井十次の波乱に富んだ生涯を豪華キャストで描く。主演の石井十次を松平健が演じ、その十次を陰で支え続けた最愛の妻を永作博美が演じる。そして辰巳琢郎や竹下景子といった実力派俳優が脇を固めている。
  • 本日またまた休診なり

    制作年: 2000
    戦後の京都を舞台に、医者である父や家族、そして周囲の人々との交流を通じ、ひとりの少年が成長していく姿を描いた人情喜劇。監督は「週刊バビロン」の山城新伍。山城監督による自伝『現代河原乞食考』を基に、「必殺!三味線屋敷」の野上龍雄が脚色。撮影を「美女奉行 牢秘抄」の安田雅彦が担当している。主演は「週刊バビロン」の山城新伍。芸術文化振興基金助成作品。
  • 釣りバカ日誌6

    制作年: 1993
    「釣りバカ日誌」シリーズ六作目。講演会で岩手県・釜石にやってきた浜ちゃんが、社長に間違われ、珍騒動が持ち上がるというもの。マドンナ役は『キャッツ』などのミュージカルで活躍してきた舞台女優の久野綾希子。その娘役に喜多嶋舞が抜擢された。
    50
  • 釣りバカ日誌4

    制作年: 1991
    釣りバカ・コンビ浜ちゃんとスーさんの奮闘を描いた、やまさき十三、北見けんいち原作の同名コミックの映画化第4作で、脚本は「男はつらいよ 寅次郎の告白」の山田洋次と堀本卓、関根俊夫の共同執筆。監督は前作と同じく栗山富夫。撮影は同作の安田浩助がそれぞれ担当。
    50
  • カレンダー if just now

    制作年: 1991
    50年振りに再会し、ふとしたことから肉体が若返ってしまった老男女のロマンチックな冒険を描くラブ・ストーリー。脚本は新人のぜんとうひろよと「びんばりハイスクール」の鈴木則文の共同執筆。監督は新人の小久保利己。撮影は「秘悦の肉奴隷」の喜久村徳章がそれぞれ担当。
  • 釣りバカ日誌3

    制作年: 1990
    グータラ社員とワンマン社長という異色釣り馬鹿コンビの友情をユーモラスに描いたやまさき十三、北見けんいち原作の同名漫画の映画化第三弾。脚本は山田洋次と堀本卓。監督は栗山富夫。撮影は安田浩助と、前作「釣りバカ日誌2」と同じスタッフがそれぞれ担当。
    50
  • 釣りバカ日誌2

    制作年: 1989
    釣りを通して親しくなった鈴木建設社員浜崎伝助と社長鈴木一之助との珍騒動を描く。やまさき十三と北見けんいち原作の同名漫画の映画化第2弾で、脚本は、「ハラスのいた日々」の山田洋次と堀本卓が共同執筆、監督は同作の栗山富夫、撮影は同作の安田浩助がそれぞれ担当。
    50
  • 釣りバカ日誌

    制作年: 1988
    釣りキチの会社員と初老の社長とのふれあいを描く。やまさき十三、北見けんいちの同名漫画の映画化で、脚本は「ダウンタウンヒーローズ」の山田洋次と、桃井章が共同で執筆。監督は「愛しのチィパッパ」の栗山富夫、撮影は安田浩肋がそれぞれ担当。2024年12月27日より「ハマちゃんありがとう。西田敏行さん追悼上映」として劇場再上映。
    50
  • アナザーウェイ D機関情報

    制作年: 1988
    第二次世界大戦末期にヨーロッパへ渡った海軍中佐が軍務遂行か和平工作かの選択を迫られ苦悩する姿を描く。西村京太郎原作の小説『D機関情報』の映画化で、脚本は「おれは男だ! 完結編」の石倉保志が執筆。監督は「竜馬を斬った男」の山下耕作、撮影は赤塚滋がそれぞれ担当。日本・スイス合作。
  • 塀の中の懲りない面々

    制作年: 1987
    刑務所を舞台に、一筋縄ではいかない懲役たちの日常を描く。安部譲二原作の同名自伝的小説の映画化で、脚本は「大奥十八景」の鈴木則文と梶浦政男の共同執筆。監督は「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の森崎東、撮影は「哀しい気分でジョーク」の坂本典隆がそれぞれ担当。
  • 植村直己物語

    制作年: 1986
    世界的冒険家、植村直己の生涯を描く。原作は植村直己、脚本は岩間芳樹と佐藤純彌の共同執筆。監督は「空海」の佐藤純彌。撮影は「人生劇場(1983)」の並木宏之がそれぞれ担当。
    60
  • 夜叉ヶ池

    制作年: 1979
    山麓の鐘を日に三度つかなければ、夜叉ヶ池に封じ込められている竜神が暴れだすという言い伝えを破ったために、竜に村を滅ぼされてしまうという幻想と伝説の世界を描く泉鏡花の戯曲の映画化で、脚本は「十八歳、海へ」の田村孟と三村晴彦の共同執筆、監督は「はなれ瞽女おりん」の篠田正浩、撮影は「雲霧仁左衛門」の小杉正雄と「九月の空」の坂本典隆がそれぞれ担当。
    90
  • 真田幸村の謀略

    制作年: 1979
    関ケ原の戦いで敗退した真田幸村が、天下統一の野望を成就しようとする家康の首を狙って、真田十勇士と共に、さまざまな謀略に打って出る姿を描く。脚本は「やくざの墓場 くちなしの花」の笠原和夫「団鬼六 縄と肌」の松本功、「ひと夏の秘密」の田中陽造、「総長の首」の中島貞夫の共同執筆、監督も同作の中島貞夫、撮影は「地獄(1979)」の赤塚滋がそれぞれ担当。
    60
  • あさき夢みし

    制作年: 1974
    十三世紀後半王朝の挽歌が貴族たちの胸を掠める時、宮廷の後宮に生きた一人の女性の愛欲、人間としてのめざめ、そして自由を求めての出家を描く。脚本は詩人の大岡信、監督は「哥」の実相寺昭雄、撮影は中堀正夫がそれぞれ担当。
    10
  • 甘い秘密

    制作年: 1971
    作家志願の女葉子が、四人の男との愛欲にひたりながらも、自由を求めて奔放に生きる姿を描く。原作は徳田秋声の『仮装人物』。脚本は秋声ファンとして知られる「激動の昭和史 沖縄決戦」の新藤兼人。監督は「眠れる美女(1968)」の吉村公三郎。撮影は佐藤昌道がそれぞれ担当。なお、この作品は本誌昭和四十三年七月下旬号(四七三)「日本映画紹介」欄に「熱い夜」として紹介したが、題名が変更になって八月二十五日に封切られたものである。
  • 超高層のあけぼの

    制作年: 1969
    菊島隆三の原作を岩佐氏寿と工藤栄一が共同脚色し、「いれずみ無残」の関川秀雄がメガホンをとった霞が関ビル完成までのドラマ。撮影は「人生劇場 飛車角と吉良常」の仲沢半次郎が担当した。
  • 残雪(1968)

    制作年: 1968
    「夕笛」の智頭好夫と、大工原正泰が共同でシナリオを執筆し、「夕笛」の西河克己が監督した純愛もの。撮影はコンビの萩原憲治。
  • ひとり狼

    制作年: 1968
    村上元三の原作を、「若親分千両肌」のコンビ、直居欽哉が脚色し、池広一夫が監督した時代劇。撮影は「悪名十八番」の今井ひろし。
  • 尼寺(秘)物語

    制作年: 1968
    テレビ畑の西沢裕子がシナリオを執筆し、「兄弟仁義 関東兄貴分」の中島貞夫が監督した“(秘)”シリーズ第三作目。撮影はコンビの赤塚滋。
  • 関東女賭博師

    制作年: 1968
    「女賭場荒し」の長谷川公之がシナリオを執筆し、「勝負犬」の井上芳夫が監督した“女賭博師”シリーズ第五作目。撮影は「三匹の女賭博師」の中川芳久。
  • 華岡青洲の妻

    制作年: 1967
    有吉佐和子の同名小説を「妻二人」の新藤兼人が脚色し、「痴人の愛(1967)」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
  • なにはなくとも 全員集合!!

    制作年: 1967
    田波靖男の原作を、「ある殺し屋」の石松愛弘と、「男なんてなにさ」の渡辺祐介が共同で脚色し、渡辺祐介が監督したコメディ。撮影は「フォークで行こう 銀嶺は恋してる」の堂脇博。
  • 涙になりたい

    制作年: 1966
    「北国の街」の倉本聰と「この虹の消える時にも」の石森史郎が共同でシナリオを執筆、「青春ア・ゴーゴー」の森永健次郎が監督した歌謡もの。撮影は「拳銃無宿 脱獄のブルース」の松橋梅夫。
  • 春一番

    制作年: 1966
    芝木好子の“女家族”を、芝木好子と「あの娘と僕 スイム・スイム・スイム」の桜井義久が共同で脚色、「ハイウェイの王様」の市村泰一が監督した女性ドラマ。撮影は「赤い鷹」の小杉正雄。
  • 落葉の炎

    制作年: 1965
    黒岩重吾の原作を「眠狂四郎炎情剣」の星川清司と「早射ちジョー 砂丘の決斗」の山中耕人が共同で脚色「人間に賭けるな」の前田満洲夫が監督した青春もの。撮影は「執炎」の間宮義雄。
  • 世界詐欺物語

    制作年: 1964
    フランスのユリス・プロダクションのプロデューサー、ピエール・ルスタンが企画、日本篇は菊島隆三が脚本を執筆「悪の紋章」の堀川弘通が監督「林檎の花咲く町」の中井朝一が撮影した。イタリア篇はTVプロデューサーウゴ・グレゴレッティが監督、フランス篇は「新・七つの大罪」のクロード・シャブロルが監督、オランダ篇は「タンスと2人の男」のロマン・ポランスキーが監督したオムニバスもの。
  • 十七才の狼

    制作年: 1964
    「黒の駐車場」の星川清司と「ぐれん隊純情派」の増村保造が共同でシナリオを執筆「高校三年生」の井上芳夫が監督した青春もの。撮影もコンビの中川芳久。
  • 芸者学校

    制作年: 1964
    花登筐の原作を、田口耕三が脚色、「温泉女医」の木村恵吾が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの宗川信夫。
  • 傷だらけの山河

    制作年: 1964
    石川達三の同名小説を「青べか物語」の新藤兼人が脚色、「続忍びの者」の山本薩夫が監督した社会ドラマ。撮影は「現代インチキ物語 騙し屋」の小林節夫。
  • 肉体の盛装

    制作年: 1964
    新藤兼人の原作“偽われる盛装”を自ら脚色「海軍」の村山新治が監督した女性ドラマ。撮影は「赤いダイヤ」の坪井誠。
  • 続・王将

    制作年: 1963
    北条秀司の同名小説より「王将(1962)」の伊藤大輔が脚色、「陸軍残虐物語」の佐藤純彌が監督した人情もの。撮影は「恐喝(1963)」の坪井誠。
  • 五番町夕霧楼(1963)

    制作年: 1963
    水上勉の同名小説より「武士道残酷物語」の鈴木尚之、「ちいさこべ」の田坂具隆が共同で脚色、「ちいさこべ」の田坂具隆が監督した文芸もの。撮影は「無法松の一生(1963)」の飯村正彦。
  • 美しい暦(1963)

    制作年: 1963
    石坂洋次郎原作“美しい暦”より「伊豆の踊子(1963)」の三木克巳が脚色、「交換日記」の森永健次郎が監督した青春ドラマ。撮影も「交換日記」の松橋梅夫。
    80
  • 結婚式 結婚式

    制作年: 1963
    「二人だけの砦」の松山善三が執筆したテレビドラマ“末広”を、「つむじ風」の中村登が監督したホームドラマ。撮影は「あの人はいま」の厚田雄春。
  • 純愛物語 草の実

    制作年: 1962
    壷井栄原作を「故郷は緑なりき」の楠田芳子が脚色、「霧の港の赤い花」の村山新治が監督した純愛メロドラマ。撮影は「湖畔の人」の林七郎。
  • 裁かれる越前守

    制作年: 1962
    吉川英治原作から「黒蜥蜴(1962)」の新藤兼人が脚色、「誘拐」の田中徳三が監督した異色時代劇。撮影は「雨の九段坂」の本田平三。
  • 女の座

    制作年: 1962
    「ベビーギャングとお姐ちゃん」の井手俊郎と「二人の息子」の松山善三が共同で脚本を執筆、「妻として女として」の成瀬巳喜男が監督した家庭劇。撮影もコンビの安本淳。
  • 爛(1962)

    制作年: 1962
    徳田秋声原作から「献身」の新藤兼人が脚色、「うるさい妹たち」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「誘拐」の小林節雄。
  • 瘋癲老人日記

    制作年: 1962
    “中央公論”連載谷崎潤一郎原作を「やっちゃ場の女」の木村恵吾が脚色・監督した文芸もの。撮影もコンビの宗川信夫。
  • 御身

    制作年: 1962
    “婦人公論”連載源氏鶏太原作を「黒の試走車」のコンビ、舟橋和郎と石松愛弘が共同で脚色、「男と女の世の中」の島耕二が監督したメロドラマ。撮影もコンビの渡辺公夫。
  • 青べか物語

    制作年: 1962
    文芸春秋連載山本周五郎原作から「斬る(1962)」の新藤兼人が脚色、「花影」の川島雄三が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 太陽は狂ってる

    制作年: 1961
    藤原審爾の原作を、「太陽、海を染めるとき」のコンビ山田信夫が脚色し、舛田利雄が監督した青春ドラマ。撮影も「太陽、海を染めるとき」の姫田真佐久。
  • 妻として女として

    制作年: 1961
    「別れて生きるときも」のコンビ井手俊郎と松山善三のオリジナル・シナリオを、「秋立ちぬ」の成瀬巳喜男が監督した女性映画。撮影は「「赤坂の姉妹」より 夜の肌」の安本淳。
  • 女のつり橋

    制作年: 1961
    「お伝地獄」の木村恵吾が自らの脚本を監督したオムニバス女性篇。撮影も「お伝地獄」の石田博。
  • 青い野獣

    制作年: 1960
    「われらの時代」の白坂依志夫のオリジナル・シナリオを、「黒い画集 あるサラリーマンの証言」の堀川弘通が監督したもので、一青年の野望を描いた“赤と黒”日本版。撮影も「黒い画集 あるサラリーマンの証言」の中井朝一。
  • 春の夢(1960)

    制作年: 1960
    「今日もまたかくてありなん」の木下恵介が、自らの脚本を監督したもので、ある製薬会社社長の邸宅を舞台にした風刺喜劇。撮影は「愛と希望の街」の楠田浩之。
  • わが愛

    制作年: 1960
    井上靖の『通夜の客』を、「硫黄島(1959)」の八住利雄が脚色し、「からたち日記」の五所平之助が監督した抒情編。「伴淳の三等校長」の竹野治夫が撮影した。
  • まり子自叙伝 花咲く星座

    制作年: 1959
    先頃芸術座で上演された菊田一夫作『まり子自叙伝』の映画化。「暗黒街の顔役」の共同執筆者・関沢新一が脚色し、「社長太平記」の松林宗恵が監督した。撮影は「サザエさんの結婚」の鈴木斌。
  • 女ごころ(1959)

    制作年: 1959
    由起しげ子の「試験別居」の映画化で、倦怠期にある夫婦の愛情の機微、人妻とドライな近代女性とのもつれる女ごころを描こうというもの。「杏っ子」の田中澄江が脚色、「二人だけの橋」の丸山誠治が監督、「若い娘たち(1958)」の小泉福造が撮影した。「女であること」の原節子と森雅之が再び夫婦役を演じるほか、「大人には分らない・青春白書」の団令子、「大学の人気者」の三井美奈などが出演。
  • 最高殊勲夫人

    制作年: 1959
    週刊明星に連載中の源氏鶏太の同名小説を、「完全な遊戯」の白坂依志夫が脚色、「親不孝通り」の増村保造が監督した喜劇。撮影も「親不孝通り」の村井博。
  • 花は嘆かず(1958)

    制作年: 1958
    北条誠の連続放送劇を映画化したもので、「顔役(1958)」の椎名利夫が脚色、「泣き笑い日本晴れ」のコンビ穂積利昌・西川亨が監督・撮影したメロドラマ。「この天の虹」の大木実、「大東京誕生 大江戸の鐘」の森美樹、「自殺を売った男」の有沢正子に、泉京子・佐竹明夫などが出演する。
  • 大阪の女

    制作年: 1958
    八住利雄のNTV連続ドラマ「女神誕生」を映画化したもの。「春高楼の花の宴」の衣笠貞之助と相良準が脚色し、衣笠貞之助が監督、「土俵物語」の渡辺公夫が撮影をそれぞれ担当した。「忠臣蔵(1958)」の京マチ子、中村鴈治郎、「悲しみは女だけに」の船越英二、「猫は知っていた」の高松英郎などが出演。色彩は大映カラー(アグファカラー)。
  • 春高楼の花の宴

    制作年: 1958
    小説新潮に連載された川口松太郎の『王女の琴』の映画化「鳴門秘帖(1957)」の衣笠貞之助が脚色監督した。脚色には相良準も加わり、撮影担当は「駐在所日記」の渡辺公夫。主演は「柳生武芸帳 双龍秘劔」の鶴田浩二、「東京の瞳」の山本富士子、「有楽町で逢いましょう」の小野道子。助演は芥川比呂志、滝沢修、上原謙、穂高のり子、南左斗子など。
  • 女であること

    制作年: 1958
    朝日新聞に連載された川端康成の原作を「夜の鴎」の田中澄江、「続青い山脈」の井手俊郎、「幕末太陽伝」の川島雄三の三人が共同脚色、川島雄三が東京映画と新たに契約、監督した文芸篇。撮影は「一本刀土俵入(1957)」の飯村正が担当した。主演は「続々大番 (怒涛篇)」の原節子、「挽歌(1957)」の久我美子、森雅之、「地上」の香川京子、「その夜のひめごと」の三橋達也「近くて遠きは」の石浜朗。ほかに、太刀川洋一、中北千枝子、丹阿弥谷津子、荒木道子などが助演している。
  • あらくれ(1957)

    制作年: 1957
    日本自然主義文学の代表者、徳田秋声が大正四年発表した同名の原作より「夜間中学」の水木洋子が脚色、「流れる」の成瀬巳喜男が監督した文芸篇。撮影は「大安吉日」の玉井正夫。主演は「雲の墓標より 空ゆかば」の高峰秀子、「花は嘆かず(1957)」の上原謙、「人間魚雷出撃す」の森雅之、「雪国(1957)」の加東大介、「多情仏心」の三浦光子。ほかに東野英治郎、岸輝子、宮口精二、志村喬、丹阿弥谷津子、仲代達矢など。1957年5月28日より全国公開。
  • バレエへの招宴

      制作年: 1956
      日本初公演で話題を投げたボリショイ劇場バレエ団が昨一九五六年十月、ロンドンで公演したものをまとめた長篇バレエ映画。監督は往年ドイツで「夢見る唇」などをものしたパウル・ツィンナー、撮影監督にはS・D・オニオンズが当っている。演奏指揮はボリショイの主任指揮者ユーリ・ファイエルと今回来日のゲンナジー・ロジェストヴェンスキーが交代でつとめている。プログラムは一・二部に分れる。 第一部「バレエ・コンサート」は、1「ダッタン人の踊り」--バレエ『バフチサライの泉』より。台本ヴォルコフ、作曲ボリス・アサフィエフ、振付R・ザハロフ、演奏指揮ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、出演M・ボイソフ、A・クラーレフスキー、S・ヤグージン他--。これは一九三四年、レニングラードで初演された四幕の舞踊詩で、民族舞踊の特質を摂取しソヴェトの新しいバレエの代表作品である。 2「スペイン舞曲」--バレエ『白鳥の湖』より。台本V・P・ペギチェフ、ヴァシリ・ゲルツァ、作曲P・I・チャイコフスキー、振付A・ゴルスキー、演奏指揮ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、出演S・ズヴヤギーナ、A・ネルセソワ、ヤロスラフ・セフ、G・シトニコフ--は、一八七七年、モスクワのボリショイ劇場で試演された後、十数年を経て、作曲者チャイコフスキーの死後、一八九四年聖ペテルスブルクのマリンスキー劇場で改訂再演、以来ロシアの代表的ロマンティック・バレエとなった。『白鳥の湖』四幕中の第三幕、宮廷の場で踊られるもの。 3「春の洪水」--作曲S・ラフマニノフ、振付アサフ・メッスラー、演奏指揮ユーリ・ファイエル、出演L・ボゴモロワ、S・ヴラソワ--はラフマニノフの歌曲(作品十四の十一番)をバレエ化した新作である。 4「瀕死の白鳥」--作曲カミーユ・サン・サーンス、演奏指揮ユーリ・ファイエル、出演ガリーナ・ウラーノワ--は、サン・サーンスの組曲『動物の謝肉祭』の中の『白鳥』にミハイル・フォーキンが振付けたもので、アンナ・パヴロワが踊って有名な作品。 5「ポロネーズとクラコヴィエンヌ」--歌劇『イワン・スサーニン』より。台本アレクサンダー・プーシュキン、音楽ミハイル・I・グリンカ、演奏指揮ユーリ・ファイエル、出演Y・サンゴヴィッチ、S・ズヴヤギーナ、M・コルパクチ、V・ペトロワ、アレクサンドル・ラドゥンスキー、ウラジミール・レワシェフ、K・リフテル他二十四名--は、ロシヤ国民音楽派の祖といわれるグリンカが作曲したオペラ『イワン・スサーニン』(皇帝に捧げし命)に挿入されたポーランド舞曲をモティーフとしたダンス・キャラクテール。 6「ワルプルギスの夜」--歌劇『ファウスト』より。作曲シャルル・グノオ、振付レオニード・ラヴロフスキー、演奏指揮ユーリ・ファイエル、出演R・ストルチコワ、A・ラパウリ、G・ファルマニヤンツ、A・トルシュキン、T・ヴェプロワ、M・ゴットリーブ、Z・コロタエフ他--はグノーのオペラ『ファウスト』(一八五九年パリ、テアトル・リリックで初演)が一八六九年オペラ劇場で再演の際、第五幕第一場に書き加えられたバレエである。 第二部・ウラノワの「ジゼル」--台本テオフィル・ゴーティエ、ヴェルノワ・ド・サン・ジョルジュ、ジャン・コラリ、音楽アルフレ・アダン、振付ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、マリウス・ペティパ、改訂振付レオニード・ラヴロフスキー、装置B・ヴォルコフ、演奏指揮ユーリ・ファイエル、出演ガリーナ・ウラーノワ、ニコライ・ファデイェチェフ、T・モナホーワ、アレクサンドル・ラドゥンスキー他--は、一八四一年パリで初演されて以来、今日なお世界で盛んに上演されている二幕の幻想的なバレエで、ウラノワの当り役。台本は、ドイツの古い伝説を謳ったハイネの詩にもとづいている。 なお「ジゼル」は昨年十月二十五日、ロンドンのコヴェント・ガーデン“ロイヤル・オペラ・ハウス”にエリザベス女王が来臨された夜撮影されたもの。また第一部の「バレエ・コンサート」はロイヤル・オペラ・ハウス公演後、大英芸術審議会の斡旋でクロイドンのデイヴィス劇場で上演された名作バレエ抜粋のコンサート・プログラムをまとめたものである。イーストマンカラー、ワイド方式。
    • 子供の眼

      制作年: 1956
      佐多稲子の小説を「珠はくだけず」の松山善三が脚色、「お勝手の花嫁」の川頭義郎が監督、「野菊の如き君なりき」の楠田浩之が撮影を担当した。主なる出演者は「くちづけ(1955)」第三話の高峰秀子、「柿の木のある家」の高峰三枝子、「心に花の咲く日まで」の芥川比呂志、「絵島生島」の丹阿弥谷津子、「角帽三羽烏」の大木実、「若き潮」の笠智衆、「あばれ行燈」の滝花久子、「素晴らしき招待」の設楽幸嗣少年など。
    • 朱と緑(1956)

      制作年: 1956
      愛情のよろこびとかなしみを複雑な現代の中に描いたメロドラマ。片岡鉄兵の原作から「青い夜霧の港町」の椎名利夫が脚色、「白い魔魚」の中村登が監督、「東京チャキチャキ娘」の生方敏夫が撮影を担当。主な出演者は「晴れた日に」の高橋貞二、有馬稲子、「早春」の岸恵子、「青い夜霧の港町」の大木実、「満ちて来る潮」山村聡、その他丹阿弥谷津子、玉月優子、加東大介など。
    • 絵島生島

      制作年: 1955
      徳川中期、権謀術数の世界に生きる御殿女中絵島と役者生島新五郎の悲恋を描く。東京新聞連載の舟橋聖一の小説を「燃ゆる限り」の柳井隆雄が脚色し「あなたと共に」の大庭秀雄が監督、「獄門帳」の石本秀雄が撮影を担当した。主なる出演者は「夫婦善哉」の淡島千景、「「オリーブ地帯」より 第二の恋人」の草笛光子、「江戸の夕映」の市川海老蔵、「遠い雲」の高橋貞二、「柔道開眼」の柳永二郎、他に高峰三枝子、丹阿彌谷津子、菊五郎劇団の屋上松緑、尾上梅幸、市川左団次、坂東彦三郎など。色彩はイーストマン松竹カラー。
    • 五十円横町

      制作年: 1955
      中野繁雄と原田光夫の原案から「サラリーマン 目白三平」の井手俊郎が脚本を書き、「勝敗」の佐伯幸三が監督する。撮影は「母千草」の中川芳久、音楽は「忘れないよ」の米山正夫の担当である。主なる出演者は「つばくろ笠」の三益愛子、「東京暴力団」の高松英郎、船越英二、「麝香屋敷」の蔵方しげる、「月を斬る影法師」の峰幸子、「心に花の咲く日まで」の丹阿弥谷津子など。
    • 心に花の咲く日まで

      制作年: 1955
      「にごりえ」に続く文学座の第二作で「晩菊」の田中澄江の戯曲「ほたるの光」「赤いざくろ」をもとに作者自身と「警察日記」の井手俊郎が脚本を書き佐分利信が「叛乱」以来久しぶりに監督に当る。撮影は「放浪記(1954)」の藤井静。出演者は「にごりえ」にも出演した「おとこ大学 新婚教室」の淡島千景の他に芥川比呂志、杉村春子、丹阿彌谷津子、長岡輝子、文野朋子、宮口精二、仲谷昇、三津田健など文学座が総出演する。
    • 母の初恋

      制作年: 1954
      川端康成の原作を「水着の花嫁」の八田尚之が脚色している。監督は「女の暦」の久松静児、撮影は「わたしの凡てを」の三浦光雄が当る。出演者は「えくぼ人生」の岸恵子が東宝映画に初出演するほかに、「青春前期」の上原謙、「恋愛特急」の志村喬と小泉博、「螢草」の三宅邦子、「鉄火奉行」の香川京子などである。
    • 山の音

      制作年: 1954
      川端康成の原作を、「にごりえ」の水木洋子が脚色、「あにいもうと(1953)」の成瀬巳喜男が監督した。「愛人」の玉井正夫の撮影、「恋文(1953)」の斎藤一郎の音楽である。主な主演者は、「にごりえ」の山村聡、丹阿弥谷津子、長岡輝子、「東京物語」の原節子、「にっぽん製」の上原謙、「家族あわせ」の角梨枝子、「純情社員」の杉葉子、「恋文(1953)(1953)」の中北千枝子など。第28回キネマ旬報ベスト・テン第6位。
      80
    • 妻(1953)

      制作年: 1953
      林芙美子の『茶色の目』を原作とし、主なスタッフは「夫婦」の監督成瀬巳喜男、脚本井手俊郎、音楽斎藤一郎のトリオ。撮影は「七色の街」の玉井正夫である。「煙突の見える場所」の上原謙、「人生劇場 第一部」の高峰三枝子、「生きる」の丹阿弥谷津子をめぐって伊豆肇、高杉早苗、三國連太郎、中北千枝子などが出演する。
    • 現代処女

      制作年: 1953
      企画は「彼女の特ダネ」の米田治、京都伸夫の原作から「十代の性典」の須崎勝弥と赤坂長義のコムビが脚本を書き、「明日は日曜日」の監督佐伯幸三、撮影峰重義、音楽飯田三郎、美術木村威夫など同じ顔ぶれを揃えている。出演者の主なものは、「夫婦」の杉葉子が大映初出演、「新婚のろけ節」の三田隆と船越英二、「十代の性典」の千田是也と見明凡太朗、南田洋子、「生きる」の丹阿彌谷津子などである。
    • 続十代の性典

      制作年: 1953
      「十代の性典」の続篇で、脚本は前篇通り須崎勝弥。監督は島耕二に替って「現代処女」の佐伯幸三。「怒れ三平」の山崎安一郎、「悲剣乙女桜」の渡辺浦人が撮影、音楽にあたっている。若尾文子、南田洋子、長谷部健、小田切みきは前篇の顔ぶれだが、他に「妖精は花の匂いがする」の根上淳、「伊豆の佐太郎」の嵯峨美智子、「プーサン」の伊藤雄之助、「妻」の丹阿弥谷津子が出演。
    • 幸福さん

      制作年: 1953
      毎日新聞夕刊に連載された源氏鶏太の原作を「続思春期」の井手俊郎が脚色し、「愛情について」の千葉泰樹が監督している。撮影は「青色革命」の玉井正夫、音楽は「青春銭形平次」の黛敏郎。出演者は「白魚」の三津田健、小泉博、「愛の砂丘」の田村秋子、「都会の横顔」の有馬稲子、「青春銭形平次」の杉葉子、伊豆肇、木匠マユリなど。
    • にごりえ

      制作年: 1953
      文学座、新世紀映画社の共同製作になる樋口一葉の小説のオムニバス映画で、「ひめゆりの塔(1953)」の今井正監督作品。脚本は「あにいもうと(1953)」の水木洋子と「愛人」の井手俊郎が共同で書いている。撮影は今井正とコンビをなす中尾駿一郎(ひろしま)、音楽は「赤線基地」の団伊玖磨である。出演者は「東京物語」の杉村春子、長岡輝子、中村伸郎、「雁(1953)」の芥川比呂志、「幸福さん」の田村秋子、丹阿弥谷津子、三津田健など文学座の面々のほかに、「地の果てまで」の久我美子、「花の生涯」の淡島千景、「蟹工船」の山村聡が出演している。
      80
    • 慟哭

      制作年: 1952
      東京プロと新東宝との提携による作品で、製作は星野和平と佐野宏の共同。脚本は「現代人」の猪俣勝人が執筆、佐分利信の「風雪二十年」に次ぐ監督作品である。撮影は「黎明八月十五日」の藤井静。出演者の主なものは、「お茶漬の味」をあげた佐分利信、木暮実千代、笠智衆、三宅邦子、「東京のえくぼ」に出演した文学座の丹阿弥谷津子、俳優座の研究生から抜てきされた阿部寿美子、「大学の小天狗」の三橋達也などのほか千田是也、徳大寺伸、吉川満子、北林谷栄などである。尚、この他、青山杉作、東野英治郎、小沢栄、永田靖、東山千栄子、村瀬幸子などの俳優座の幹部級が特別出演の形で参加している。
      70
    • 東京のえくぼ

      制作年: 1952
      三ツ木プロと新東宝の提携によって青柳信雄と高木次郎とが製作を担当、「水色のワルツ」で青柳信雄と共同監督に当たった松林宗恵が監督に当たっている。撮影は「惜春(1952)」の小原譲治である。出演者の主なものは「朝の波紋」の高峰秀子、「惜春(1952)」の上原謙、「恋の応援団長」の小林桂樹、丹阿弥谷津子の他、柳家金語楼、古川緑波、小倉繁などである。
    • 恋の応援団長

      制作年: 1952
      製作は「有頂天時代」の坂上静翁、最近は井手俊郎と共同で「猛獣使いの少女」のシナリオを書いた新人シナリスト井上梅次が自脚本によって監督する第一回作品。撮影は「金の卵」の横山実。出演者の主なものは、「三等重役」の小林桂樹と関千恵子、「金の卵」の若山セツ子、「銭形平次捕物控 地獄の門」の長谷川裕見子、「やぐら太鼓」の伊豆肇の他、河村黎吉、清川玉枝、汐見洋、飯田蝶子、丹阿弥谷津子などである。
    • 生きる(1952)

      制作年: 1952
      黒澤明の「白痴」に次ぐ監督作品。脚本は「羅生門」の共同執筆者橋本忍と「海賊船」の小国英雄とが黒澤明に協力している。撮影は「息子の花嫁」の中井朝一。出演者の主なものは、「戦国無頼」の志村喬、相手役に俳優座研究生から選ばれた小田切みき、映画陣から藤原釜足、千秋実、田中春男、清水将夫その他。文学座から金子信雄、中村伸郎、南美江、丹阿弥谷津子。俳優座から永井智雄、木村功、関京子。新派では小堀誠、山田巳之助などである。
      70
    • 黎明八月十五日

      制作年: 1952
      製作は「醉いどれ歌手」のマキノ光雄、「拳銃地獄」の岡田寿之が企画し、「山びこ学校」の八木保太郎に西沢裕が協力して脚本を書き、「真説 石川五右衛門」の関川秀雄が監督している。撮影は「風雪二十年」の藤井静。出演者の主なものは「山びこ学校」の岡田英次、丹阿弥谷津子、「二つの花」の信欣三、「金の卵」の香川京子、「箱根風雲録」の岸旗江の他、三島雅夫、松本克平などである。
    • 山びこ学校

      制作年: 1952
      昭和二十六年度の出版界のベスト・セラーの一つになった山形県山元村の新制中学生の作文集「山びこ学校」の映画化で、シナリオ・ライター八木保太郎の主宰する八木プロ第一回作品。製作は若山一夫と戸田金作の共同。脚本を八木保太郎が書き、「どっこい生きてる」の今井正が監督に当たっている。撮影は「やくざブルース」の伊藤武夫。出演者の主なものは、「どっこい生きている」の木村功、「唐手三四郎」の岡田英次、「青春会議」の杉葉子、「長崎の歌は忘れじ」の滝沢修の他に、北林谷栄、丹阿弥谷津子、東野英治郎、殿山泰司、東京少年劇団の連中などである。
    • 七色の花

      制作年: 1950
      原作は、東西朝日新聞に連載された中山義秀の小説「七色の花」、脚色には清島長利、新藤兼人、舟橋和郎、八木保太郎のシナリオ作家協会のメンバー四名が共同脚色に当っている。この映画は、東横映画が、芸術祭参加作品として製作、マキノ光雄(滿男)、近藤經一、柳川武雄が企画を担当している。演出は、「愛の一家」で名をなした春原政久が「毒牙」に次ぐ作品。撮影は、「女性対男性」「ジルバの鉄」の永塚一栄が当っている。出演者は、文学座の杉村春子と、原節子が「野性」に次いで出演、「山の彼方に」の角梨枝子、文学座の丹阿弥谷津子の女優陣に、主役海老原を龍崎一郎が演じる。
    • バンビ

      制作年: 1942
      「白雪姫」のウォルト・ディズニーが製作した、1942年度テクニカラー長篇漫画。フェリックス・ザルテンの同名の小説からパース・ピアースが物語を構成、デイヴィッド・D・ハンドが総監督に当たった。なお本映画は改良されたマルティプレーン・キャメラを使用、完成までに六年の歳月と四十万枚の着色下絵を要したという。
      90
    1-77件表示/全77件