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「はから始まるもの」の検索結果
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レゲエ・ミュージシャンであり反逆のカリスマ、ボブ・マーリーの母国ジャマイカでの伝説のラストライブを捉えた「ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター」が、2月9日(金)より新宿シネマカリテほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。 1979年7月、第2回レゲエ・サンスプラッシュでのボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの圧巻のパフォーマンスを記録。同年4月には最初で最後の来日公演が実現しており、その熱狂が追体験できる。他にはピーター・トッシュ、サード・ワールド、バーニング・スピアが出演。 マーリーのインタビュー映像には、差別を嫌い平和を願うメッセージが溢れる。カラフルで雑多な街並みやスラム街の景色は、観る者を当時のジャマイカへトリップさせる。 なお、11月3日にはマーリーのメジャーデビューアルバム『キャッチ・ア・ファイアー』の50周年記念盤がリリース、2024年には波乱万丈な生涯を描いた映画「ボブ・マーリー:ONE LOVE」が公開される。そんな盛り上がりの中で放たれる、ファン必見のライブ・ドキュメンタリーだ。 「ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター」 出演:ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ、ピーター・トッシュ、バーニング・スピア、サード・ワールド 監督:ステファン・ポール 撮影監督:ライナー・ハインツェルマン、ハンス・シャルク 編集:ヒルデガルト・シュレーダー 1980年/西ドイツ・ジャマイカ/英語/109分/4:3/ステレオ/PG-12 原題:Reggae Sunsplash 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム © 2022 Stefan Paul All Rights Reserved 公式サイト:https://bob-marley-movie.com
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ロベルト・ロッセリーニ「神の道化師、フランチェスコ」、デジタルリマスター版で公開
2023年11月2日ネオレアリズモの巨匠ロベルト・ロッセリーニがアッシジの聖人フランチェスコの半生を描いた「神の道化師、フランチェスコ」(1950)が、デジタルリマスター版で、12月22日(金)より新宿シネマカリテほかで全国順次公開。メインビジュアルが到着した。 14世紀の名詩選『聖フランチェスコの小さい花』と『兄弟ジネプロ伝』に着想を得たロッセリーニが、1210年から1218年までの聖人フランチェスコと付き従う修道士たちの事績を、導入部と9つの章による構成で、伸びやかかつ峻厳に描き出す。 フランチェスコを題材とする映画は、のちにマイケル・カーティス監督「剣と十字架」(1961)、フランコ・ゼフィレッリ監督「ブラザー・サン シスター・ムーン」(1972)、リリアーナ・カヴァーニ監督「フランチェスコ」(1989)なども生まれたが、ロッセリーニは偉人伝に仕立てることなく、ひとりの人間として実直に描くことに徹している。 脚本はロッセリーニとフェデリコ・フェリーニが共同で執筆。撮影はロッセリーニの「戦火のかなた」(1946)やフェリーニの「道」(1954)「甘い生活」(1960)などのオテッロ・マルテッリ。音楽はロベルトの弟であり数々のロッセリーニ作品を手掛けたレンツォ・ロッセリーニ。フランチェスコと仲間の修道士たちを演じるのは、実際のフランシスコ会修道士だ。 メインビジュアルは、“聖フランチェスコが肩にとまった小鳥に話し始めると、他の鳥たちも聞き入った” という一幕を捉えたもの。鮮やかに甦る名作、見逃せない。 「神の道化師、フランチェスコ〈デジタル・リマスター版〉」 監督:ロベルト・ロッセリーニ 脚本:ロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニ 撮影:オテッロ・マルテッリ 美術:ヴィルジリオ・マルキ 音楽:レンツォ・ロッセリーニ 製作:ジュゼッペ・アマート 出演:ナザリオ・ジェラルディ修道士、アルド・ファブリッツィ、アラベラ・ルメートル、セヴェリーノ・ピサカネ修道士 原題:Francesco, Giullare di Dio/1950年/イタリア/モノクロ/86分/スタンダード 配給:コピアポア・フィルム、lesfugitives 公式サイト:francesco-gd.com -
YouTube動画発のベストセラー書籍を映画化。ダウン症の弟との物語「弟は僕のヒーロー」
2023年11月2日イタリアの高校生ジャコモ・マッツァリオールは、ダウン症の弟ジョーを主人公にしたショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』を、2015年の〈世界ダウン症の日〉(=3月21日)にYouTubeで公開。すると大反響を呼び、大手出版社の目にも留まってジャコモは弟との物語を執筆することに。そうして2016年に出版され、ベストセラーとなった書籍『弟は僕のヒーロー』(邦訳版は絵本作家ヨシタケシンスケが装画を担当)を映画化した「弟は僕のヒーロー」が、1月12日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 5歳のジャックは弟ができたことに大喜び。すると両親から弟のジョーは “特別” な子だと聞かされる。ジョーがスーパーヒーローだと信じてきたジャックは、やがて “特別” の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すように。そしてある日、好きな子の前でついてしまった嘘が、家族や友達、町全体を巻き込んで取り返しのつかない事件となり……。 ジャックを演じるのは「僕らをつなぐもの」のフランチェスコ・ゲギ、ジョー役には実際にダウン症のあるロレンツォ・シスト。さらに「盗まれたカラヴァッジョ」「泣いたり笑ったり」のアレッサンドロ・ガスマン、ペドロ・アルモドバル作品の常連ロッシ・デ・パルマが脇を固める。 映画は第76回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門で上映された。ダウン症の子を持つ一家の葛藤や喜び、家族愛をユーモアとともに描いたハートウォーミングストーリーだ。 「弟は僕のヒーロー」 監督:ステファノ・チパーニ 原作:ジャコモ・マッツァリオール 出演:アレッサンドロ・ガスマン、イザベラ・ラゴネーゼ、ロッシ・デ・パルマ、フランチェスコ・ゲギ、ロレンツォ・シスト、ロベルト・ノッキ、アリアンナ・ベケローニ 2019年/イタリア、スペイン/イタリア語/102分/カラー/2.39:1/5.1ch 原題:Mio fratello rincorre i dinosauri 字幕:関口英子 後援:公益財団法人 日本ダウン症協会、イタリア大使館、イタリア文化会館 提供:日本イタリア映画社 配給:ミモザフィルムズ @COPYRIGHT 2019 PACO CINEMATOGRAFICA S.R.L. NEO ART PRODUCCIONES S.L. 公式サイト:https://mimosafilms.com/hero/ -
リリー・フランキーが主演した日英合作の家族劇「コットンテール」、ローマ国際映画祭で受賞
2023年11月2日リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨の共演で、わだかまりを抱えた家族の旅路を描いた日英合作映画「コットンテール」が、3月1日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定。また第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門で、パトリック・ディキンソン監督が最優秀初長編作品賞を受賞した。 妻の明子(木村多江)を亡くした兼三郎(リリー・フランキー)は、葬儀で疎遠だった一人息子の慧(トシ)(錦戸亮)と嫁のさつき(高梨臨)、孫のエミに会う。兼三郎は喪主でありながら、酒に酔ってだらしない。 明子の遺言状には、子どもの頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨してほしいと書かれていた。そこで兼三郎と慧の一家はイギリスへ旅立つが、心を開き合えない二人は言い争い、兼三郎は一人で湖に向かってしまう。すると道に迷って途方に暮れ、農場でジョン(キアラン・ハインズ)と娘のメアリー(イーファ・ハインズ)の世話になる。そうして心が安らいだ兼三郎は、迎えに来たトシに、ずっと抱えていた秘密を打ち明ける──。 日本留学も経験しているパトリック・ディキンソン監督は、日本に素晴らしいスタッフとキャストがいると知り、インターナショナルな作品の方が面白くなると思ったことで、日本とイギリスをまたぐ物語を作ろうと決意した。なお「コットンテール」というタイトルは、ビアトリクス・ポター著『ピーター・ラビットのおはなし』のキャラクターから取られた。 ローマ国際映画祭に出席したリリー・フランキーは「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました」とコメントしている。 [caption id="attachment_32044" align="aligncenter" width="850"] ローマ国際映画祭でのリリー・フランキー[/caption] 「コットンテール」 出演:リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨、イーファ・ハインズ、キアラン・ハインズ 監督・脚本:パトリック・ディキンソン 製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ 製作総指揮:ガブリエル・タナ プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー 配給:ロングライド 2023年/イギリス・日本/日本語・英語/シネマスコープ/カラー/原題:COTTONTAIL ©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous 公式サイト:https://longride.jp/cottontail -
「ローサは密告された」「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」で知られるフィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサが、死亡事故の当事者家族の心模様および赦しを描いた「FEAST -狂宴-」が、2024年春にヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開される。 車で死亡事故を起こした息子に代わって服役していた一家の長。その出所が迫り、家では宴の準備が進められている。妻と息子は協力して家族を守りながら、亡くなった男性の妻と子どもたちを使用人に雇って面倒を見てきた。しかし、宴が迫るにつれて後ろめたさと悲しみが再び募り、《失った者》と《失わせた者》が保っていた平穏は乱れていく……。 キャストはフィリピンの国民的俳優ココ・マーティン、メンドーサ作品の常連であり2016年カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したジャクリン・ホセ、アクション俳優であり現在は上院議員を務めるリト・ラピッド、敵役に定評のあるグラディス・レイエスなど。 東南アジアの色鮮やかな食材を使った調理のシーンも見どころ。思いがけないストーリー展開で、観客に大きな疑問符を突きつける、メンドーサの野心作だ。 「FEAST -狂宴-」 監督:ブリランテ・メンドーサ 脚本:アリアナ・マルティネス 撮影:ラップ・ラミレス 美術:ダンテ・メンドーサ 編集:イサベル・デノガ 音楽:ジェイク・アベラ 出演:ココ・マーティン、ジャクリン・ホセ、グラディス・レイエス、リト・ラピッド 2022年/香港/タガログ語、パンパンガ語/104分/シネスコ/原題:Apag(英題:FEAST) 後援:フィリピン政府観光省 配給・宣伝:百道浜ピクチャーズ © CORYRIGHT 2022. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:www.m-pictures.net/feast