安部公房の関連作品 / Related Work

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  • 箱男

    制作年: 2024
    ダンボールを頭から被り、一方的に世界を覗き見る“箱男”になろうとする男を描いた安部公房の同名小説を「almost people」の石井岳龍監督が映画化。1997年に製作が決定するもクランク・イン前日に撮影が頓挫していたが、27年越しに実現した。出演は、「GOLDFISH」の永瀬正敏、「モータルコンバット」の浅野忠信、「ひとつの空」の白本彩奈、「せかいのおきく」の佐藤浩市。第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門正式出品作品。
  • 友達(1988)

    制作年: 1988
    見知らぬ人たちの介入によって自由を束縛されてしまう男の不条理の恐怖を描く。安部公房の同名戯曲の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーは堤清二と佐藤亮一、クラース・ウロフソン、カティンカ・ファラゴー、製作は松江陽一とボルイェ・ハンソン、監督・脚本は本作品がデビュー作となるシェル・オーケ・アンデション、撮影はペーテル・モクロシンスキーが担当。出演はデニス・クリストファー、レナ・オリンほか。
  • 仔象は死んだ

    制作年: 1979
    アメリカ公演でも好評を博した安部公房スタジオ最後の演劇『仔象は死んだ』を再構成した映像作品。舞台からVTRへ、そして16ミリのフィルムへと変化させる過程で“イメージの展覧会”と称される原作に、新しいイメージが増幅していく。原作にある「白い布」が夢を見るイメージは、淀川長治に「この大胆な超大白布効果演出……その白布のあちこちがふくらんできて、とんがってきて……その先に小さな色ランプが光るとこれはもう幻覚だ。美術のマジックだ」と絶賛された。原作・脚本・監督のみならず、音楽も安部公房が担当。1980年12月1日(月)から9日(火)まで、池袋にあったStudio200にて、計12回の有料試写会が行われ、1971年に安部が原作・脚本・監督を務めた「時の崖」と併映された。
  • 詩人の生涯

    制作年: 1974
    工場を解雇された青年。その老母は職の糸車に紡がれて糸となりジャケツに編まれてしまう…。安部公房の短編小説をカットアウト(切り絵)で表現した短編アニメーション。監督は川本喜八郎。1974年10月完成。
  • 時の崖

    制作年: 1971
    安部公房が自身の脚本を演出し、1970年秋に新宿紀伊國屋ホールで上演した舞台を原作に映画化。落ち目のボクサーが試合への不安を紛らわすように自問自答を繰り返す。出演は舞台の主演も務めた井川比佐志。安部公房は「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」など、それまで原作者としてだけでなく、映画のシナリオも執筆し、勅使河原宏監督に協力してきたが、本作で自ら監督に乗り出した。1980年12月1日(月)から9日(火)まで、池袋にあったStudio200にて、計12回の有料試写会が行われている。併映は、1979年に安部公房が原作・脚本・監督を担当した「仔象は死んだ」。
  • 1日240時間

    制作年: 1970
    生き物の動きを10倍速にする発明が巻き起こす悲喜劇を描く短編ミュージカル。1970年大阪万博の自動車館で4面スクリーン上映された。監督は勅使河原宏。脚本は安部公房。出演は仲代達矢、京マチ子、入江美樹、平幹二朗。甲南大学・友田義之氏により1画面に再構成されたヴァージョンが制作されている。
  • 燃えつきた地図

    制作年: 1968
    「他人の顔」の安部公房が彼自身の原作を脚色し、勅使河原宏が監督した。撮影は「夜の縄張り」の上原明。
  • 他人の顔

    制作年: 1966
    「砂の女」と同じく安部公房が原作・脚色を担当、勅使河原宏が監督した心理劇。撮影も瀬川浩。
  • 白い朝

    制作年: 1965
    パン工場で働く少女と休日を楽しむ若者たちをコラージュした短編ドラマ。四カ国合作映画「思春期」の一編。監督は勅使河原宏。原作・脚本は安部公房。出演は入江美樹、長谷川照子、松下洋子ほか。
  • 砂の女

    制作年: 1964
    安部公房の原作を、安部公房が脚色、「おとし穴」の勅使河原宏が監督した寓話、撮影もコンビの瀬川浩。
  • おとし穴(1962)

    制作年: 1962
    安部公房と初めて組んだ勅使河原宏の初長編監督作であり、勅使河原プロダクションの第1回作品。昭和35年の芸術祭奨励賞を得た安部公房作・脚本のテレビドラマ『煉獄』を、安部自らが映画のシナリオに書き改めた。北九州の炭鉱地帯で大掛かりなロケが行われ、炭鉱労働争議を遠景に、生活と貧困、生と死が前衛的かつシュールに描かれる。炭鉱から逃げ出した男と瓜二つの組合長の二役を井川比佐志、打ち捨てられた町で駄菓子屋を営む女に佐々木すみ江、白いスーツの謎の殺し屋に田中邦衛、事件を追う新聞記者に佐藤慶。それらを見ている亡霊に島田屯など。武満徹、高橋悠治、一柳慧によるプリペアド・ピアノとチェンバロの不協和音が不穏な空気を醸し出し、映画全体が白昼の悪夢のように光輝く。
  • 壁あつき部屋

    制作年: 1956
    巣鴨拘置所に服役中のBC級戦犯の手記「壁あつき部屋」の映画化で、新鋭プロ第一回作品。脚色には芥川賞受賞作家阿部公房が当り、「まごころ」の小林正樹が監督している。撮影は「日本の悲劇」の楠田浩之、音楽は「青空大名」木下忠司。出演者は「沖縄健児隊」の三島耕、「早稲田大学」の小沢栄、信欣三、「君の名は」の岸恵子、小林トシ子ほか俳優座、文学座、民芸などの新劇人である。
  • 億万長者(1954)

    制作年: 1954
    青年俳優クラブの自主作品。「わたしの凡てを」の市川崑が監督に当り、脚本は作家で「壁あつき部屋」のシナリオを書いた安部公房、漫画家の横山泰三、「明日はどっちだ」の長谷部慶次、「わたしの凡てを」の和田夏十が市川崑と協力して執筆し、「どぶ」の伊藤武夫が撮影に当り、「泥だらけの青春」の伊福部昭が作曲を受けもった。出演者は「学生心中」の木村功、「噂の女」の久我美子、「三つの愛」の伊藤雄之助、「雲は天才である」の岡田英次、「石中先生行状記 青春無銭旅行」の左幸子、「若旦那と踊子」の高橋豊子、「太陽のない街」の信欣三、加藤嘉、多々良純、北林谷栄等である。
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