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安部公房の関連作品 / Related Work
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友達(1988)
制作年: 1988見知らぬ人たちの介入によって自由を束縛されてしまう男の不条理の恐怖を描く。安部公房の同名戯曲の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーは堤清二と佐藤亮一、クラース・ウロフソン、カティンカ・ファラゴー、製作は松江陽一とボルイェ・ハンソン、監督・脚本は本作品がデビュー作となるシェル・オーケ・アンデション、撮影はペーテル・モクロシンスキーが担当。出演はデニス・クリストファー、レナ・オリンほか。 -
仔象は死んだ
制作年: 1979アメリカ公演でも好評を博した安部公房スタジオ最後の演劇『仔象は死んだ』を再構成した映像作品。舞台からVTRへ、そして16ミリのフィルムへと変化させる過程で“イメージの展覧会”と称される原作に、新しいイメージが増幅していく。原作にある「白い布」が夢を見るイメージは、淀川長治に「この大胆な超大白布効果演出……その白布のあちこちがふくらんできて、とんがってきて……その先に小さな色ランプが光るとこれはもう幻覚だ。美術のマジックだ」と絶賛された。原作・脚本・監督のみならず、音楽も安部公房が担当。1980年12月1日(月)から9日(火)まで、池袋にあったStudio200にて、計12回の有料試写会が行われ、1971年に安部が原作・脚本・監督を務めた「時の崖」と併映された。 -
おとし穴(1962)
制作年: 1962安部公房と初めて組んだ勅使河原宏の初長編監督作であり、勅使河原プロダクションの第1回作品。昭和35年の芸術祭奨励賞を得た安部公房作・脚本のテレビドラマ『煉獄』を、安部自らが映画のシナリオに書き改めた。北九州の炭鉱地帯で大掛かりなロケが行われ、炭鉱労働争議を遠景に、生活と貧困、生と死が前衛的かつシュールに描かれる。炭鉱から逃げ出した男と瓜二つの組合長の二役を井川比佐志、打ち捨てられた町で駄菓子屋を営む女に佐々木すみ江、白いスーツの謎の殺し屋に田中邦衛、事件を追う新聞記者に佐藤慶。それらを見ている亡霊に島田屯など。武満徹、高橋悠治、一柳慧によるプリペアド・ピアノとチェンバロの不協和音が不穏な空気を醸し出し、映画全体が白昼の悪夢のように光輝く。 -
億万長者(1954)
制作年: 1954青年俳優クラブの自主作品。「わたしの凡てを」の市川崑が監督に当り、脚本は作家で「壁あつき部屋」のシナリオを書いた安部公房、漫画家の横山泰三、「明日はどっちだ」の長谷部慶次、「わたしの凡てを」の和田夏十が市川崑と協力して執筆し、「どぶ」の伊藤武夫が撮影に当り、「泥だらけの青春」の伊福部昭が作曲を受けもった。出演者は「学生心中」の木村功、「噂の女」の久我美子、「三つの愛」の伊藤雄之助、「雲は天才である」の岡田英次、「石中先生行状記 青春無銭旅行」の左幸子、「若旦那と踊子」の高橋豊子、「太陽のない街」の信欣三、加藤嘉、多々良純、北林谷栄等である。
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