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松岡葉子の関連作品 / Related Work
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ウォーカー(1987)
制作年: 198719世紀中頃、アメリカの植民地政策の命によりニカラグアヘ遠征し、テロ統治によって独裁者となったウィリアム・ウォーカーの半生を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはエドワード・R・プレスマン、製作はロレンツォ・オブライエンとアンヘル・フローレンス・マリーニ、監督は「シド・アンド・ナンシー」のアレックス・コックス、脚本はルディ・ワーリッツァー、撮影はデイヴィッド・ブリッジス、音楽はジョー・ストラマーが担当。出演は「アラモベイ」のエド・ハリス、「愛は静けさの中に」のマーリー・マトリンほか。 -
サミー&ロージィ それぞれの不倫
制作年: 1987ロンドンのある一家の姿を通して、現代における人種問題と移民の流入を描くシリアス・ドラマ。製作はティム・ビーヴァンとサラ・ラドクリフ、監督は「危険な関係」のスティーブン・フリアーズ、脚本はハニフ・クレイシ、撮影はオリヴァー・ステイプルトン、音楽はスタンリー・マイヤーズが担当。出演はシャーシー・カプール、フランシス・バーバーほか。 -
シド・アンド・ナンシー
制作年: 198670年代後半ロンドンを中心に活躍したパンクロックバンド、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスと彼のグルーピー、ナンシー・スパンゲンとの破滅的な愛の生活を描く。製作はエリック・フェルナー、監督・脚本は「レポマン」のアレックス・コックス、共同脚本はアベイ・ウール、撮影はロジャー・ディキンス、音楽はジョー・ストラマーほかが担当。出演はゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェブほか。2016年12月17日より新宿K's cinemaにて30周年デジタルリマスター版を上映(配給:キュリオスコープ)。 -
夜の天使(1986)
制作年: 1986自意識のために愉快犯的に悪事を重ねる男の心情を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはルノー・ヴィクトール、製作はパオロ・ブランコ、監督・脚本は本作品が日本での一般公開第一作になるジャン・ピエール・リモザン、共同脚本はパスカル・フェラン、撮影はティエリー・アルボガスト、音楽はエリック・タブチが担当。出演はジャン・フィリップ・エコフェ、オーレル・ドアザンほか。 -
グリンゴ
制作年: 1985ニューヨークの路地裏で生きるひとりの麻薬中毒者を主人公にしたドキュメンタリー映画。製作・監督は「D.O.A.(1981)」のレック・コワルスキー。共同製作はアン・S・バリッシュ、撮影はラフィ・フェルチ、音楽はチャック・ケンティスが租当。出演はジョン・スペイスリー。 ニューヨークのローアー・イーストサイドの裏路地にはどこからともやって来て働くこともなく麻薬にひたっている若者が多勢いる。ジョン・スペイリーもそんな1人だ。ロサンゼルスに生まれて幼い頃から家を出て転々とさすらって来たスペイリーの1日は、朝から夜までドラッグで過ぎる。路上で仲間と売買する彼、新しいタイプの薬を試す彼、そして部屋の中で注射を打つ彼をカメラは追う。今の彼からは想像もできないような彼の幼い頃の写真にかぶさって、彼のモノローグが入る。自分をコントロールしながらドラッグと関わりをもつ彼は、完全にのめり込んでしまうのは危険だと自覚している。映画のラスト、60年代のヒット・ミュージックをバックに路上をローラー・ボードで楽しむ彼には、ドラッグ漬けの生活で人生が終わってしまう虚無的なものはない。明らかに生きるエネルギーが感じられた。 -
シーズ・ガッタ・ハヴ・イット
制作年: 1985ブルックリンを舞台にそれぞれに性格の違う3人の男と関係をもちながら1人の女としての自由を追求する主人公の姿を描く。製作はシェルトン・J・リー、監督・脚本・編集はスパイク・リー、撮影はアーネスト・ディッカーソン、音楽はビル・リー、美術はロン・ベイリーが担当。出演はトレイシー・カミラ・ジョーンズ、トミー・レッドモンド・ヒックスほか。 -
スティング ブルー・タートルの夢
制作年: 1985ロック歌手スティングの85年のアルバム「ブルー・タートルの夢」の84年春のレコーディング、ツアーの模様を収めたロック・ドキュメンタリー。製作はデイヴィッド・マンソン。エグゼクティヴ・プロデューサーはジル・フリーセンとアンドリュー・メイヤー。監督は「歌え! ロレッタ 愛のために」のマイケル・アプテッド。撮影はラルフ・ボード、編集はロバート・K・ランバート、美術はフェルディナンド・スカルフィオティが担当。出演はスティングの他にオマー・ハキム(ドラム)、ダリル・ジョーンズ(ベース)、ケニー・カークランド(キーボード)、ブランフォード・マルサリス(サックス)、ドレット・マクドナルド(バックヴォーカル)、ジャニス・ベンダービス(バックヴォーカル)など。映画はまず新バンドを組んだスティングの記者会見の模様を捉える。ポリスを解散して黒人のジャズメンらと組んだスティングに、その理由を聞く質問がとぶ。次に、画面はパリでの初コンサートのリハーサル風景を映し出す。場所は、パリから15キロほど郊外にある美しい古城クールソン。その城には音響のすぐれたミュージック・サロンがあるのだ。すでにアルバムのカッティングは終わり、ライヴとは違った個々のトラックが出来上がっていた。メンバーはそれぞれに様々な素材を加えてアレンジしなおす。やがて、いよいよワールド・ツアーの最初を飾るパリでのコンサートが開始する。新バンドの新曲はもちろん、ポリス時代のもの、黒人ブルース2曲など十数曲(セット・ゼム・フリーラシアンズチルドレンズ・クルセイドロクサーヌブリング・オン・ザ・ナイト等)が歌われる。その間、部屋の中でインタビューに答えるスティングの姿が挿入される。自分の人生観、音楽に関する考え方を語る彼。映画のクライマックスは、彼の妻トゥルーディー・スタイラーの出産シーンだ。コンサートのその日、スタイラーの陣痛が始まった。2日目のコンサートが終わったすぐ後に、彼女は無事出産する。その瞬間を、フィルムは克明に記録し、その感動的なシーンがそのままコンサートの興奮へとダブる。アンコールに応えて、舞台でソロで歌うスティング…。 -
マザー(1982)
制作年: 1982黒人の宗教音楽である“ゴスペル”音楽の魅力をドキュメントした映画。製作・監督はジョージ・T・ニーレンバーグ、共同製作はカレン・ニーレンバーグ、撮影はエド・ラックマン、ドン・レンザー、編集はポール・バーンズ、音楽はダニー・マイケル、ジョン・ハンプトン、ニーロン・クロフォードが担当。出演はウィリー・マー・フォード・スミス、トーマス・A・ドーシィ、サリー・マーティンほか。映画は黒人の宗教音楽であるゴスペル音楽の歴史をその代表的な曲目で綴ってゆく。ゴスペル音楽の2人の偉大な存在、ウィリー・メイ・フォード・スミスとトーマス・ドーシィが人生を語り、ゴスペルを語り、そして歌う姿が捉えられる。マス・ドーシィは、ブルースシンガー&ピアニストとして、人気を得ながら、突如宗教の世界に身を投じ、ゴスペル・ライターとして名を成した。1930年代のことだ。彼こそ、黒人ゴスペル音楽の基礎を作った人、ゴスペル音楽の父として知られる。ウィリー・メイ・フォードも1930年代、娘バーサを伴いながら、全国を回りゴスペル音楽を歌い心を伝えた人。いわゆるゴスペル音楽の母といわれている。映画では、この2人の歌はもちろん、ゴスペル音楽の代表歌手たちが次々に登場する。合わせて古いマヘリアのフィルムやレコード、オニール・トゥインズの迫力といったものも目を引く。ドーシィの歌う『プレシャス・ロード』がメインに流れる。60点 -
D.O.A.(1980)
制作年: 1980人気パンク・ロッカー・グループ“セックス・ピストルズ”のアメリカ・ツアーを中心に描くドキュメンタリー。製作・監督はレック・コワルスキー、撮影はルーファス・スタンド・ファーが担当。出演はセックス・ピストルズ、デッド・ボーイズほか。 -
ザ・デクライン
制作年: 1980ロサンゼルスを中心に活動するパンク・ロック・バンドのライヴ等を捉えたドキュメンタリー映画。製作・監督はペネロープ・スフィーリス、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェフ・プリティマンとゴードン・ブラウン、撮影はスティーヴ・コナント、音楽はアラン・カットナーとゲイリー・ハースティウス、編集はチャーリー・ミューランとピーター・ウィールが担当。映画は79年の12月から80年の5月にかけて撮影されたもので、当時ロサンゼルスを中心に活動していたパンク・ロック・バンドのライヴが中心にドキュメントされる。この時期、イギリスはセックス・ピストルズの解散による初期のパンクの死に象徴されるようにパンク・ロックの再生と死の間にあり、変わってエクスブロイテッドやディスチャージの80年代パンク・ロックつまりハードコア・バンクの動きが始まろうとしていた。画面に登場するのはアリス、バック・バンド、ブラック・フラッグ、カソリック・ディスシプリン、サークル・ジャークス、フィア、ガームス、エックスなど。日本版字幕は松岡葉子。カラー、スタンダード。1980年作品。(KUZUIエンタープライズ配給*1時間40分)2016年3月19日より再公開(ビーズインターナショナル配給)。 -
バスティアンとバスティエンヌ 湖畔にて
制作年: 1979モーツァルトが12歳の時に作曲した楽劇「バスティアンとバスティエンヌ」をモティーフに、戦時下フランスの田舎屋敷での一夏の出来事を描く人間ドラマ。監督・脚本はこれが長篇デビューのミシェル・アンドリュー、撮影はルナン・ポールが担当。出演はジュリエット・ベルト、アンナ・プルクナルほか。 -
オープニング・ナイト
制作年: 1978舞台公演の初日を控えた女優の苦悩と動揺の日々を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはサム・ショウ、製作・撮影はアル・ルーバン、監督・脚本・主演は「ラヴ・ストリームス」のジョン・カサヴェテス、音楽・録音はボー・ハーウッドが担当。出演はほかにジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラなど。2024年11 月 23 日(土)から渋谷のシアター・イメージフォーラムにて開催される特集上映「In memory of Gena Rowlands/イン・メモリー・オブ ジーナ・ローランズ」内で上映。100点 -
そして私はベニスに生まれた
制作年: 1975現代のベニスを旅する青年の姿と、中世のベニスの宮廷に迷い込む若者の姿を交錯させて描くバレエ映画。製作はマルセル・クロエラ、監督・脚本・振付はモーリス・ベジャール、撮影はジャック・ゲラン、音楽はフェルナン・シレン・エセとローラン・ロマネッリが担当。主演は、ジョルジュ・ドン、フィリップ・リゾンほか。 -
J&S さすらいの逃亡者
制作年: 1974かの『ボニー&クライド』に材をとり、腐れ縁で結ばれた男と女をめぐるマカロニ・ウェスタン風味のラブ・ストーリー。監督は「続荒野の用心棒」「情無用のジャンゴ」など、ひねりの効いたマカロニ・ウェスタンのほか、「史上最大の喜劇 地上最笑の作戦」はじめ様々なジャンルの映画を手がけた名職人セルジオ・コルブッチ。製作はロバート・ロヨラ、脚本はコルブッチ、マリオ・アメンドラ、アドリアーノ・ボルツォーニ、ホセ・マリア・フォルケ、サバティーノ・チウフィーニの共同、撮影はルイス・カドラード、編集はユージェニオ・アラビソ、美術はピエトロ・フィリッポがそれぞれ担当。音楽は「荒野の用心棒」はじめマカロニ・ウェスタンのテーマ曲で名を高めた巨匠エンニオ・モリコーネ。主演はコルブッチとは「情無用のジャンゴ」でも組んだトマス・ミリアンと「わらの犬」「マンディンゴ」などのスーザン・ジョージ。共演はTV「刑事コジャック」でおなじみの「特攻大作戦」などのテリー・サヴァラス、ゲストとして「テオレマ」「1900年」のラウラ・ベッティほか。ちなみに、本作は〈マカロニ・ウェスタン復活祭〉と題して、監督を同じくコルブッチが手がけた問題作「殺しが静かにやってくる」と連続上映された。74点- 手に汗握る
- かっこいい
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想い出のサンジェルマン
制作年: 19671940年代後半から50年代にかけて、セーヌ左岸・パリ六区のサンジェルマン・デ・プレに集った芸術家たちの姿を描くドキュメンタリー。監督はジャック・バラティエ、撮影はエティエンヌ・ベッケルが担当。サルトルの“実存主儀”がもてはやされ、「カフェ・フロール」と「ドゥ・マゴ」を二大拠点に“アプレゲール”と呼ばれた虚無的な若い世代が夜中まで好き勝手なボヘミアン生活を謳歌していた時代を描くこの作品に顔をみせる主に登場人物は、ボリス・ヴィアン、ジャン・ポール・サルトル、ジャン・コクトー、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ジュリエット・グレコ、アントナン・アルトー、ロジェ・ヴァディム、クロード・リュテール、セザールなどで、彼らによるアナーキーな文化の展開を綴ってゆく。 -
捕えられた伍長
制作年: 1961捕虜収容所にいる伍長が、自由を求めて脱走を繰り返す姿を描く。監督はジャン・ルノワールで、本作品が彼の遺作となった。ジャック・ペレの同名小説を基に、脚本はルノワールとギイ・ルフランの共同、撮影はジョルジュ・ルクレール、音楽はジョゼフ・コスマが担当。出演はジャン・ピエール・カッセル、クロード・ブラッスールほか。2024年に生誕130年を迎えるフランス映画の巨匠ジャン・ルノワール監督の「コルドリエ博士の遺言」「捕えられた伍長」の2作品の4Kレストア版を「ルノワール“新しい波”」と銘打ち、11月1日(金)より、アイ・ヴイ・シー配給でBunkamuraル・シネマ渋谷宮下にて1週間限定上映された。 -
プラン9・フロム・アウタースペース
制作年: 1959地球を訪れた宇宙人が巻き起こす“第9計画”のてん末を描いた低予算SFホラー映画の怪作中の怪作。80年にアメリカで出版された単行本『ゴールデン・ターキーアワード』(邦訳未訳)で見事(?)“史上最低の映画”に選ばれた、“史上最低の映画監督”エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニアことエド・ウッドの代表作。物語・セリフ回し・役者の演技・セット…等々、どこを取っても学生の8ミリ映画以上に馬鹿馬鹿しく下らないが、それが何よりのみものとあって製作後30年以上経過した現在もカルト的人気を誇っている。監督・製作・脚本・編集はウッド、エグゼクティヴ・プロデューサーはJ・エドワード・レイノルズ、撮影はウッドのデビュー作「グレンとグレンダ」はじめ、「怪物の花嫁」にも参加したウィリアム・C・トンプソン、音楽監修はゴードン・ザーラー、美術はトム・ケンプ、録音はデイル・ナイト、特殊効果はチャールズ・ダンカン。出演は唯一の職業俳優グレゴリー・ウォルコットのほかは、「怪物の花嫁」でウッド組の仲間入りを果たした元レスラーのトー・ジョンソン、テレビの人気パーソナリティーだったが本作製作当時は赤狩りで干され、生活のためにやむなく出演した女優ヴァンパイラ、ウッドの友人でテレビで“予言者”として人気者だったクリズウェルといった私生活でもウッドの友人だったキワモノの有名人が顔をみせる。また、本作製作以前に死去した古典ホラー映画の名優にしてウッドの親友だったベラ・ルゴシが、生前に残したストック・フィルムを流用した場面で登場。ルゴシの代役はウッドの整骨医だったトム・メイソンが顔をケープで隠してつとめた。2019年12月、新宿シネマカリテにて特集上映【サイテー映画の大逆襲2020!】で、HDリマスター版上映。(配給:エデン) -
恐怖省
制作年: 19441人の男が謎の秘密結社の陰謀に巻き込まれてゆく姿を描いたサスペンス。製作・脚本はセトン・I・ミラー、監督は「死刑執行人もまた死す」のフリッツ・ラング、原作はグレアム・グリーン、撮影はヘンリー・シャープ、美術はハンス・T・ドライエールとハル・ペレイラ、音楽はヴィクター・ヤングがそれぞれ担当。出演はレイ・ミランド、マージョリー・レイノルズほか。