増村保造の関連作品 / Related Work

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  • 鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽

    制作年: 2022
    1947年に出版された太宰治の小説『斜陽』の映画化。戦後に没落していく貴族の娘でありながら、古い道徳に抗って太陽のように道ならぬ恋につき進んでいく27歳のかず子の生き方を、75年を経た現代に照らし合わせて描く文芸ドラマ。主人公を演じたのは本作にて映画デビューと初主演を飾った宮本茉由。最後の貴婦人の誇りを持ちながら結核で死んでいく母に水野真紀。麻薬と酒に逃げ破滅していく弟の直治に奥野壮。太宰自身を投影した無頼の売れっ子作家・上原を安藤政信が演じる。監督は「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」の近藤明男。故・増村保造監督の助監督を務めたことが縁で、増村と脚本家の白坂依志夫が遺した「斜陽」の脚本草稿を元に、自ら本作の脚本を仕上げた。
  • この子の七つのお祝いに

    制作年: 1982
    戦後の混乱によって人生の歯車を狂わされた女の悲惨な一生とその復讐を描く。第一回横溝正史賞を受賞した斉藤澪の同名小説の映画化で、脚本は松木ひろしと増村保造、監督は「エデンの園」の増村保造、撮影は「あゝ野麦峠・新緑篇」の小林節雄が各々担当。
    80
  • エデンの園

    制作年: 1980
    ローマの街中で知り合った若い男女が、ある海岸で二人だけの愛を完成させる姿を描くラブ・ストーリー。製作は「エーゲ海に捧ぐ」を製作した熊田朝男、監督は「曽根崎心中」の増村保造、脚本はレロス・ピットーニと増村保造、撮影はマリオ・ヴルピアーニ、音楽はステルヴィオ・チプリアーニ、美術はエンリコ・フィオレンティーニが各々担当。出演はロニー・バレンテ、レオノーラ・ファニ、アンジェラ・グッドウィン、マッシモ・セラート、アントネラ・ルアルディ、マッシモ・リナルディなど。
    50
  • 曽根崎心中(1978)

    制作年: 1978
    元禄の女の自我と、商人の意地とバイタリティを描く、近松門左衛門原作の同題名小説の映画化。脚本は「肉体の悪魔」の白坂依志夫と、「大地の子守歌」の増村保造の共同執筆、監督も同作の増村保造、撮影は「春男の翔んだ空」の小林節雄がそれぞれ担当。
    90
  • 大地の子守歌

    制作年: 1976
    13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐え生き続ける姿を描く。脚本は「動脈列島」の白坂依志夫、監督も同作の増村保造、撮影は中川芳久がそれぞれ担当。
  • ある映画監督の生涯 溝口健二の記録

      制作年: 1975
      溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
    • 動脈列島

      制作年: 1975
      日本が誇る新幹線に妨害を加えようとする青年医師と捜査陣の対決を描いたサスペンス映画。原作は清水一行の同名推理小説。脚本は「女房を早死させる方法」の白坂依志夫、監督は脚本も執筆している「悪名 縄張り荒らし」の増村保造、撮影は「沖田総司」の原一民がそれぞれ担当。
      80
    • 悪名 縄張荒らし

      制作年: 1974
      かって大映で映画化された「悪名」シリーズの再映画化。河内生まれの暴れん坊朝吉が、腕と度胸で男を売り出していく姿を猫く。脚本は依田義賢、監督は「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」の増村保造、撮影も同作の宮川一夫が担当。
    • 御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判

      制作年: 1974
      権力者の恥部を握り、体制の壁を突き破る江戸町奉行所の同心“かみそり半蔵”こと板見半蔵の活躍を描く。原作は小池一雄・作、神田たけ志・画の同名劇画。脚本は「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」の増村保造、監督は「君は海を見たか」の井上芳夫、撮影は「新座頭市物語 笠間の血祭り」の牧浦地志がそれぞれ担当。
    • 御用牙 かみそり半蔵地獄責め

      制作年: 1973
      “御用牙”シリーズ二作目。板見半蔵こと“かみそり半蔵”がその正義感から彼が考え出した拷問術と鍛えあげたセックスなどを駆使して権力の恥部を掴み、体制の壁を突き崩す活躍を描く。小池一雄・作、神田たけ志・画の劇画「御用牙」の映画化。脚本・監督は「音楽」の増村保造。撮影は「子連れ狼 親の心子の心」の宮川一夫がそれぞれ担当。
      90
    • 音楽(1972)

      制作年: 1972
      性的快感を得られない女性を若い医師が精神分析によって彼女の深層心理にひそむ謎を暴き出していくまでの過程を描く。脚本・監督は「新兵隊やくざ 火線」の増村保造、撮影も同作の小林節雄がそれぞれ担当。
      80
    • 新兵隊やくざ 火線

      制作年: 1972
      「兵隊やくざ」シリーズ第九作目。今回は初めてのカラー作品。有馬頼義原作の、“貴三郎一代”の映画化。脚本は、東条正年。監督は脚本も執筆している「遊び」の増村保造。撮影も同作の小林節雄がそれぞれ担当。
    • 遊び

      制作年: 1971
      恵まれない、貸しい境遇の中で知りあった少年と少女が、非情な情況の中で真実の愛を掴むまでを描きながら、思春期の愛と性を追求する。原作は野坂昭如の『心中弁天島』。脚本は大映助監督の今子正義と伊藤昌洋。潤色・監督は「やくざ絶唱」の増村保造。撮影は「可愛い悪魔 いいものあげる」の小林節雄がそれぞれ担当。
      70
    • やくざ絶唱

      制作年: 1970
      「兵隊やくざ」以来五年ぶりに顔を合わせた増村保造と勝新太郎がやくざの世界を背景に、異父兄妹の愛情を描いた作品。脚本は「女体(1969)」の池田一朗、監督は「でんきくらげ」増村保造。撮影は同作の小林節雄が担当。
      80
    • しびれくらげ

      制作年: 1970
      「でんきくらげ」に続く増村、石松、渥美のトリオ二作目。脚本は「ママいつまでも生きてね」の石松愛弘と「でんきくらげ」の増村保造の共同執筆。監督「でんきくらげ」の増村保造、撮影は「やくざ絶唱」の小林節雄がそれぞれ担当。
      90
    • でんきくらげ

      制作年: 1970
      「豹は走った」の石松愛弘と「女体(1969)」の増村保造が脚本を共同執筆、増村保造が監督した風俗もの。撮影は「あなた好みの」の小林節雄が担当。
      80
    • 可愛い悪魔 いいものあげる

      制作年: 1970
      「裸でだっこ」に続く渥美マリの主演作品。脚本は「皆殺しのスキャット」の安本莞二と「しびれくらげ」の増村保造。監督は「太陽は見た」の井上芳夫。撮影は「しびれくらげ」の小林節雄がそれぞれ担当。
    • 女体(1969)

      制作年: 1969
      「ボルネオ大将 赤道に賭ける」の池田一朗と「千羽鶴(1969)」の増村保造が脚本を共同執筆し増村が監督した女の愛と業を追求したドラマ。撮影は「女賭博師丁半旅」の小林節雄。
    • 千羽鶴(1969)

      制作年: 1969
      ノーベル賞作家川端康成の原作を「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚色し、「盲獣」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
    • 盲獣

      制作年: 1969
      江戸川乱歩の原作を「第50回全国高校野球選手権大会 青春」の白坂依志夫がシナリオ化し「濡れた二人」の増村保造が監督した。撮影はコンビの小林節雄が担当。
    • セックス・チェック 第二の性

      制作年: 1968
      寺内大吉の原作「すぷりんたあ」(「オール読物」所載)を、「毒薬の匂う女」の池田一朗が脚色、「大悪党」の増村保造が監督した。撮影は「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の喜多崎晃。
    • 濡れた二人

      制作年: 1968
      笹沢左操の原作『喪失の女』を「君が青春のとき」の山田信夫と重森孝子が共同で脚色し、「積木の箱」の増村保造か監督した。撮影は同じく「積木の箱」を担当した小林節夫。
    • 九尾の狐と飛丸

      制作年: 1968
      岡本綺堂の『玉藻の前』を「怪獣王子」の吉岡道夫が脚色し、八木晋一が演出した長編動画。撮影監督には岸本政由があたった。
    • 積木の箱

      制作年: 1968
      三浦綾子の同名原作(朝日新聞連載)を、「喜劇 泥棒学校」の池田一朗と「セックス・チェック 第二の性」の増村保造が共同でシナリオを執筆し、増村保造が監督した。撮影は「大悪党」の小林節雄。
    • 大悪党

      制作年: 1968
      円山雅也原作「悪徳弁護士」(自由国民社版)を、「残侠の盃」の石松愛弘と、「華岡青洲の妻」の増村保造が共同で脚色し、増村保造が監督した。撮影はコンビの小林節雄。
    • ある殺し屋の鍵

      制作年: 1967
      藤原審爾の原作『消される男』(弥生書房刊)を、「痴人の愛(1967)」の増村保造が構成、「処女が見た」の小滝光郎が脚色した。監督は「若親分兇状旅」の森一生で、「ある殺し屋」の続編。撮影は「座頭市牢破り」の宮川一夫。
    • 華岡青洲の妻

      制作年: 1967
      有吉佐和子の同名小説を「妻二人」の新藤兼人が脚色し、「痴人の愛(1967)」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
    • 痴人の愛(1967)

      制作年: 1967
      谷崎潤一郎の同名原作を「ひき裂かれた盛装」の池田一朗が脚色し、「妻二人」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「にせ刑事」の小林節夫。
      80
    • ある殺し屋

      制作年: 1967
      藤原審爾の原作『前夜』を、「赤い天使」の増村保造と、「大捜査網」の石松愛弘が共同で脚色し、「あの試走車を狙え」の森一生が監督したサスペンスドラマ。撮影は「小さい逃亡者」の宮川一夫。主な出演者は「陸軍中野学校」の市川雷蔵、「クレージー大作戦」の野川由美子、「出獄の盃」の成田三樹夫。
    • 妻二人

      制作年: 1967
      パトリック・クェンティンの原作を「酔いどれ波止場」の新藤兼人が脚色し、「赤い天使」の増村保造が監督した風俗もの。撮影は「兵隊やくざ 俺にまかせろ」の宗川信夫。
    • 刺青(1966)

      制作年: 1966
      谷崎潤一郎の同名の原作を、「悪党」の新藤兼人が脚色、「清作の妻」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「悪名無敵」の宮川一夫。
    • 陸軍中野学校

      制作年: 1966
      「眠狂四郎多情剣」の星川清司がシナリオを執筆、「刺青(1966)」の増村保造が監督したスパイもの。撮影は「銭のとれる男」の小林節雄。主な出演者は「眠狂四郎多情剣」の市川雷蔵、「座頭市の歌が聞える」の小川真由美、「悪の階段」の加東大介。
      78
    • 赤い天使

      制作年: 1966
      有馬頼義の原作を、「ほんだら捕物帖」の笠原良三が脚色し、「陸軍中野学校」の増村保造が監督したもので、戦争を素材とした限界状況ドラマ。撮影はコンビの小林節雄。成人指定。
      80
    • 兵隊やくざ

      制作年: 1965
      有馬頼義の原作“貴三郎一代”より「世界詐欺物語」の菊島隆三がシナリオを執筆「黒の超特急」の増村保造が監督した兵隊もの。撮影は「ごろつき犬」の小林節雄。
      90
    • 清作の妻(1965)

      制作年: 1965
      吉田絃二郎の同名小説を「鼠小僧次郎吉」の新藤兼人が脚色「兵隊やくざ」の増村保造が監督した女性ドラマ。撮影は「「女の小箱」より 夫が見た」の秋野友宏。
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    • 現代インチキ物語 騙し屋

      制作年: 1964
      藤本義一と「夢でありたい」の沢村勉が共同でシナリオを執筆。「ぐれん隊純情派」の増村保造が監督した喜劇。撮影は「巨人 大隈重信」の小林節雄。
    • 黒の超特急

      制作年: 1964
      梶山季之原作『夢の超特急』を「卍(まんじ)(1964)」の増村保造と「嘘(1963)」の白坂依志夫が共同で脚色、増村保造が監督した黒シリーズの一篇。撮影もコンビの小林節雄。
    • 卍(まんじ)(1964)

      制作年: 1964
      谷崎潤一郎の同名小説を「傷だらけの山河」の新藤兼人が脚色「「女の小箱」より 夫が見た」の増村保造が監督した文芸もの。撮影もコンビの小林節雄。
    • 十七才の狼

      制作年: 1964
      「黒の駐車場」の星川清司と「ぐれん隊純情派」の増村保造が共同でシナリオを執筆「高校三年生」の井上芳夫が監督した青春もの。撮影もコンビの中川芳久。
    • 「女の小箱」より 夫が見た

      制作年: 1964
      黒岩重吾原作『女の小箱』より、「犯罪作戦NO・1」の高岩肇、「風の武士」の野上龍雄が共同で脚色、「現代インチキ物語 騙し屋」の増村保造が監督したサラリーマン・スリラー。撮影は「若い樹々」の秋野友宏。
    • ぐれん隊純情派

      制作年: 1963
      藤原審爾の同名の原作を増村監督、「温泉あんま」の小滝光郎が脚色、「嘘(1963)」の増村保造が監督した社会劇。撮影は「赤い水」の小林節雄。
    • 嘘(1963)

      制作年: 1963
      第一話「素晴らしい悪女」の白坂依志夫が脚本を執筆、「黒の報告書」の増村保造が監督、撮影は「背広の忍者」の石田博。第二話「陽気な殿様」の笠原良三が脚本を執筆。「その夜は忘れない」の吉村公三郎が監督、撮影は「温泉芸者」の小原譲治。第三話「しとやかな獣」の新藤兼人が脚本を執筆、「お琴と佐助」の衣笠貞之助が監督、撮影は「停年退職」の渡辺公夫。オムニバス映画。
    • 黒の報告書

      制作年: 1963
      江戸川乱歩賞を獲得した佐賀潜原作「華やかな死体」より「御身」の石松愛弘が脚色、「女の一生(1962)」の増村保造が監督したスリラーもの。撮影はコンビの中川芳久。
    • 爛(1962)

      制作年: 1962
      徳田秋声原作から「献身」の新藤兼人が脚色、「うるさい妹たち」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「誘拐」の小林節雄。
    • 黒の試走車

      制作年: 1962
      梶山季之原作のベストセラーで同名小説の映画化。「雁の寺」の舟橋和郎と石松愛弘が共同で脚色、「爛」の増村保造が監督した産業スパイもの。撮影は「黒蜥蜴(1962)」の中川芳久。
    • 女の一生(1962)

      制作年: 1962
      森本薫原作から「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」の八住利雄が脚色、「黒の試走車」の増村保造が監督した文芸もの。撮影もコンビの中川芳久。
    • 恋にいのちを

      制作年: 1961
      川内康範の週刊誌連載小説を、原作者と下村菊雄が共同で脚色し、「偽大学生」の増村保造が監督したメロドラマ。撮影は「顔(1960)」の小原譲治。
    • 妻は告白する

      制作年: 1961
      文芸春秋所載の円山雅也の『遭難・ある夫婦の場合』を「拳銃野郎に御用心」の井手雅人が脚色「好色一代男」の増村保造が監督した異色篇。撮影は「夕やけ小やけの赤とんぼ」の小林節雄。
      80
    • 好色一代男

      制作年: 1961
      元禄期を背景に世之介の女体遍歴を描いた井原西鶴の「好色一代男」の映画化で、「お姐ちゃんはツイてるぜ」の白坂依志夫が脚色し「恋にいのちを」の増村保造が監督した。撮影は「手錠にかけた恋」の村井博。
    • うるさい妹たち

      制作年: 1961
      週刊サンケイに連載された五味康祐の同名小説を「好色一代男」の白坂依志夫が脚色。「妻は告白する」の増村保造が監督した青春ドラマ。撮影もコンビの小林節雄。
    • 足にさわった女(1960)

      制作年: 1960
      沢田撫松の原作から、「ぼんち」の和田夏十と市川崑が脚本を書き、「からっ風野郎」の増村保造が監督した喜劇で、今回は三度目の映画化。撮影は「犯罪6号地」の村井博。
    • 女経

      制作年: 1960
      村松梢風の「女経」にヒントを得て、「天下の大泥棒 白浪五人男」の八住利雄が三つの物語を構成したもの。「貴族の階段」の吉村公三郎「野火」の市川崑「闇を横切れ」の増村保造がそれぞれを監督した。撮影も「浮草」の宮川一夫、「野火」の小林節雄、「闇を横切れ」の村井博がそれぞれ担当。
    • 偽大学生

      制作年: 1960
      大江健三郎の『偽証の時』の映画化で、「青い野獣」の白坂依志夫が脚色し、「足にさわった女(1960)」の増村保造が監督した。撮影も同じく「足にさわった女(1960)」の村井博。
    • からっ風野郎

      制作年: 1960
      「女が階段を上る時」の菊島隆三に安藤日出男が加わった共同脚本を「女経」の増村保造が監督したアクション・ドラマ。「明日から大人だ」の村井博が撮影した。
      70
    • 最高殊勲夫人

      制作年: 1959
      週刊明星に連載中の源氏鶏太の同名小説を、「完全な遊戯」の白坂依志夫が脚色、「親不孝通り」の増村保造が監督した喜劇。撮影も「親不孝通り」の村井博。
    • 氾濫(1959)

      制作年: 1959
      伊藤整の同名小説の映画化で、セックスの問題を追求した風刺ドラマ。「最高殊勲夫人」のコンビ・白坂依志夫と増村保造がそれぞれ脚色・監督を担当した。撮影も同じく「最高殊勲夫人」の村井博。
    • 美貌に罪あり

      制作年: 1959
      川口松太郎の小説を「吹雪と共に消えゆきぬ」の田中澄江が脚色、「氾濫」の増村保造が監督したメロドラマ。撮影も「氾濫」の村井博。
    • 闇を横切れ

      制作年: 1959
      ある地方都市の市長選挙をめぐって起った連続殺人を追う新聞記者を主人公にしたアクション・ドラマ。「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三と、「美貌に罪あり」を監督した増村保造との脚本を、増村保造が監督し、同じく「美貌に罪あり」の村井博が撮影した。なお、音楽は一切使用されていない。
    • 氷壁

      制作年: 1958
      朝日新聞連載の井上靖の同名小説の映画化。「悲しみは女だけに」の新藤兼人が脚色し、「暖流(1957)」のコンビ増村保造が監督、村井博が撮影した。主演は「春高楼の花の宴」の山本富士子、上原謙、「母(1958)」の菅原謙二、「江戸っ子祭」の野添ひとみ。その他、川崎敬三、山茶花究、浦辺粂子などが出演している。色彩は大映カラー。大映ビスタビジョン方式。
    • 巨人と玩具

      制作年: 1958
      文学界所載開高健の同名小説を、「結婚のすべて」の白坂依志夫が脚色、「氷壁」の増村保造が監督、同じく「氷壁」の村井博が撮影した異色ドラマ。主演は「命を賭ける男」の川口浩、「氷壁」の野添ひとみ、「大阪の女」の小野道子、高松英郎。色彩はアグファカラー。
    • 親不孝通り

      制作年: 1958
      小説新潮連載の川口松太郎原作の映画化。「おーい中村君」の須崎勝弥が脚色、「不敵な男」のコンビ増村保造が監督、村井博が撮影した。「娘の冒険」の川口浩・野添ひとみに、桂木洋子・船越英二・市川和子らが出演。
    • 不敵な男

      制作年: 1958
      「氷壁」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを、「巨人と玩具」の増村保造が監督したアクション・ドラマで、最低の男と呼ばれる一青年の追いつめられた悲恋を描こうというもの。撮影は「巨人と玩具」の村井博。「息子の結婚」の川口浩、「赤線の灯は消えず」の野添ひとみをはじめ、川上康子・船越英二・市川和子などか出演している。
    • くちづけ(1957)

      制作年: 1957
      特異な環境におかれた若い男女の行動を描く異色作。“オール読物”所載の川口松太郎の原作を、「とんちんかん 八百八町」の舟橋和郎が脚色、イタリア国立映画研究所に留学、故溝口健二、市川崑に師事した増村保造が第一回の監督に当った。撮影は「慕情の河」の小原譲治。主演は「永すぎた春」の川口浩、「体の中を風が吹く」の野添ひとみ、の二人を中心に、三益愛子、小沢栄太郎、見明凡太朗などのベテラン陣。
    • 青空娘

      制作年: 1957
      “明星”連戴、“ラジオ東京”連続放送劇である源氏鶏太の原作小説を「くちづけ(1957)」のコンビ白坂依志夫が脚色、増村保造(監督第二回)が監督した、一人の娘の物語。撮影は「九時間の恐怖」の高橋通夫。主演は「夕凪」の若尾文子、「穴」の菅原謙二、「稲妻街道」の品川隆二、「真昼の対決」の八潮悠子、「夜の蝶」の穂高のり子、川崎敬三、「愛すべき罪」の藤田佳子、「幻の馬」の子役岩垂幸彦など。色彩は大映カラー。
    • 暖流(1957)

      制作年: 1957
      岸田国士の同名小説の再映画化(前回は昭和十四年、吉村公三郎監督、佐分利信、高峰三枝子、水戸光子主演)今回は「青空娘」のコンビ、白坂依志夫が脚色、増村保造が監督した。撮影は「透明人間と蠅男」の村井博。主演は「駐在所日記」の根上淳、「九人の死刑囚」の左幸子、「地上」の野添ひとみ、「駐在所日記」の船越英二、南左斗子、それに品川隆二、叶順子。大映カラー。
    • 蝶々夫人

      制作年: 1955
      プッチーニのオペラ「蝶々夫人」の映画化で、東宝が伊リッツォーリ・フィルム及びガローネ・プロと協同で製作し、撮影は一九五四年十月から三ヵ月、ローマのチネチッタで行われた。脚本は伊映画界の古参カルミネ・ガローネと東宝製作本部長森岩雄が共同で執筆し、「ファウスト」のガローネが監督にあたった。撮影は「河」のクロード・ルノアール、美術は三林亮太郎が担当し、メークアップ、結髪、衣裳等にも日本側のスタッフが参加した。出演者は日本から「宮本武蔵(1954)」の八千草薫、「潮騒(1954)」の小杉義男、「悪の愉しさ」の東郷晴子、「東京ファイル212」の中村哲、歌手の田中路子と高木清のほか宝塚歌劇団の人達、イタリアから新進のテノール歌手ニコラ・フィラクリディをはじめフェルディナンド・リドンニが出演、歌はオペラ歌手オリエッタ・モスクッチィ、ジュゼッペ・カンポーラ、アンナ・マリア・カナーリその他が受けもった。テクニカラーによる色彩映画。
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