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寺田農の関連作品 / Related Work
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屋根裏の散歩者(1992)
制作年: 1992屋根裏を徘徊し節穴から覗きを繰り返す男と覗かれる住人たちの、耽美と幻想の世界と犯罪を描く。江戸川乱歩の生誕100年を記念して作られた、同名小説の3度目の映画化。監督は「私、なんでもします!」の実相寺昭雄。脚本は薩川昭夫、撮影は中堀正夫が担当。R指定を受けた日本上映版と、3分長いインターナショナルバージョン(成人指定)の2バージョンが公開された。 -
実相寺昭雄の不思議館 館の巻
制作年: 1992日本SF映画の巨匠・実相寺昭雄の企画の下、有望監督たちが結集した怪奇ミステリーシリーズ「館の巻」。寺田農監督による「灯の中の対話」、風見しんごが監督を務めた「小夜子の恋」、岸田理生監督の「できごと…」、清水厚監督の「紐」を収録する。【スタッフ&キャスト】監督:寺田農/風見しんご/岸田理生/清水厚 出演:真柴祐子/長澤ユキオ/李星蘭/上杉陽一 -
女囚さそり 殺人予告
制作年: 199172年に梶芽衣子主演で映画化された“女囚さそり”をリメイクしたVシネマ。女だけの世界、過酷な看守のしごき、リンチ、殺人ほか女囚の赤裸々な生態を鮮烈な映像美で描く。監督は『人魚伝説』『死霊の罠』の池田敏春、主演は人気再燃中の岡本夏生。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:池田敏春 脚本:神波史男 原作:篠原とおる 撮影:安藤庄平 出演:岡本夏生/西川峰子/宮下順子/寺田農90点 -
MISTY(1991)
制作年: 1991姉の死の謎を追及すべく故郷に舞い戻ったひとりのヤクザの姿を描くハードボイルド。原案・脚本・監督は「死霊の罠」の池田敏春。共同脚本は「ふざけろ!」の香川まさひと。撮影は「カレンダーif just now」の喜久村徳章がそれぞれ担当。 -
バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ
制作年: 1991現代人のストレスをテーマに、主人公が「バカヤロー!」と叫ぶまでのシチュエーションを描くオムニバス第4弾。総指揮・脚本は「おいしい結婚」の森田芳光。監督はコントグループ“爆笑問題”の太田光(第1話)、CM出身の加藤良一(第2話)、森田組出身の明石知幸(第3話)でいずれも本作が映画デビュー。撮影監督は「おいしい結婚」の前田米造がそれぞれ担当。60点 -
ハッピーエンドの物語
制作年: 1991学園祭準備中にふとしたことから30年後の未来にタイムトラベルしてしまった少女の不思議な体験を描くSFファンタジー。脚本は山崎みつぐ、金子二郎、福田卓郎、渡部祐治の共同執筆。監督は新人の栃原広昭。撮影は高瀬比呂志がそれぞれ担当。 -
ポップコーンLOVE
制作年: 1990身近な生活の中で巻き起きる不思議な感覚のラヴストーリーを二話構成のオムニバス形式で描く。岬兄悟原作の同名小説の映画化で、脚本は川合智恵(第一話)と「十六歳のマリンブルー」の藤長野火子(第二話)が執筆。監督は森安建雄(第一話)と矢野広成(第二話)で共に今回がデビュー作。撮影は仲田能也(第一話)と繁田良司(第二話)がそれぞれ担当。 -
ウルトラQザ・ムービー 星の伝説
制作年: 1990古墳の近くで起こった原因不明の殺人事件に巻き込まれたテレビ局員たちが体験する不思議な出来事を描く。昭和41年に放映されたTVシリーズ『ウルトラQ』の映画化で、脚本は「ゴルフ夜明け前」の佐々木守が執筆、監督は「ラ・ヴァルス」の実相寺昭雄、特技監督は大木淳吉、撮影は「悪徳の栄え」の中堀正夫がそれぞれ担当。公開3週目の1990年4月28日より、オリジナルTVシリーズより「五郎とゴロー」「1/8計画」を併映。 -
宇宙の法則(1990)
制作年: 1990一流のファッション・デザイナーとして活躍していながらも、父の急死をきっかけに家業を断ぐ決意をした青年の姿を描く。脚本・監督は「危ない話」(第一話)の井筒和幸、共同脚本は旭井寧、撮影監督は同作の篠田昇がそれぞれ担当。 -
さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座
制作年: 1990現代の若者たちの生態を背景に、一組の男女の官能的な恋愛模様を描く。脚本は「Aサインデイズ」の斎藤博が執筆。監督は「童貞物語4 ボクもスキーに連れてって」の廣木隆一。撮影は「激動の1750日」の佐々木原保志がそれぞれ担当。 -
ベレッタM92F 凶弾
制作年: 1990『南へ走れ、海の道を!』の岩城滉一が迫力のカーアクションとガンプレイで魅せるエンタテインメント大作。広域暴力団の勢力争いに利用された超一流のスナイパーが、愛銃・ベレッタを手に怒りを爆発させる。【スタッフ&キャスト】監督:原隆仁 脚本:永原秀一/平野靖士 出演:岩城滉一/村上里佳子/藤タカシ/寺田農/室田日出男 -
…これから物語 少年たちのブルース
制作年: 1988片や会社の社長でデザイナー、片やスポーツマンでモデルという道を歩む生まれも育ちも異なる2人の高校生の友情を描く。脚本は森治美と中村功一が共同で執筆。監督は「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」の榎戸耕史、撮影は「フライング 飛翔」の伊藤昭裕がそれぞれ担当。主題歌は、光GENJI(「いつかきっと……」)。 -
悪徳の栄え(1988)
制作年: 1988犯罪者ばかりの劇団がマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」を演じる様子を虚構と現実を交錯させながら描く。マルキ・ド・サド原作の同名小説の映画化で、脚本は「1999年の夏休み」の岸田理生が執筆。監督は「帝都物語」の実相寺昭雄、撮影は同作の中堀正夫がそれぞれ担当。 -
花園の迷宮
制作年: 1988昭和初期、横浜の遊廓を舞台に起こった連続殺人事件を、人間の愛や憎しみを絡めながら描く。山崎洋子原作の同名小説の映画化で、脚本は「夜汽車」の松田寛夫が執筆。監督は「花いちもんめ」の伊藤俊也、撮影は「別れぬ理由」の木村大作がそれぞれ担当。90点 -
おれは男だ! 完結編
制作年: 1987昭和46年に日本テレビ系で放映された学園ドラマ「おれは男だ!」の続編ともいうべき作品で、津雲むつみ原作の同名漫画の映画化。脚本は「春駒のうた」の石倉保志と「本場 ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇」の中田新一が共同執筆、監督は「まんだら屋の良太」の石山昭信、撮影は「さらば愛しき人よ」の藤沢順一がそれぞれ担当。 -
瀬戸内少年野球団・青春篇 最後の楽園
制作年: 1987瀬戸内の淡路島で敗戦をむかえた野球少年少女の10年後の東京での青春を描く。阿久悠の同名小説を河本瑞賢と三村晴彦が共同で脚本化、監督は「愛の陽炎」の三村晴彦、撮影も同作の羽方義昌がそれぞれ担当。 -
時計 Adieu l’Hiver
制作年: 1986グルノーブル冬季オリンピックで活躍した選手同士の間に生まれた娘のフィギュアスケートに賭ける情熱を、肉体の成長に合わせて描く人間ドラマ。脚本・監督はこれが監督デビュー作となる倉本聰、撮影は「野蛮人のように」の前田米造がそれぞれ担当。主題歌は、金子由香利(「時は過ぎてゆく」)。 -
(金)(び)の金魂巻
制作年: 1985中学の同窓会で数年ぶりに再会した昔の仲間たちの暮しぶりを描く一般映画。イラストレーター、渡辺和博のエッセイ「金魂巻」の映画化で、脚本は「団地妻 ニュータウン禁猟区」の西岡琢也、監督は「晴れ、ときどき殺人」の井筒和幸、撮影は「刺青(1984)」の森勝がそれぞれ担当。 -
晴れ、ときどき殺人
制作年: 1984母の贖罪の為、コールガール殺しの真犯人を探さなければならなくなった女子大生の姿を描くユーモア・ミステリー。赤川次郎の同名小説の映画化で脚本は「すかんぴんウォーク」の丸山昇一、監督は「みゆき」の井筒和幸、撮影は浜田毅がそれぞれ担当。70点 -
里見八犬伝(1983)
制作年: 1983里見家の姫と八犬士の一人との恋をベースに、悪の妖怪軍団と戦う犬士達の姿を描く。滝沢馬琴著『南総里見八犬伝』に新解釈を加えた鎌田敏夫原作『新・里見八犬伝』の映画化で脚本は「探偵物語」の鎌田敏夫と「人生劇場(1983)」の深作欣二の共同執筆、監督は「人生劇場(1983)」の深作欣二、撮影は「探偵物語」の仙元誠三がそれぞれ担当。90点 -
ヘッドフォン・ララバイ
制作年: 1983シブがき隊主演で高校駅伝をベースに三人の若者の友情と揺れ動く青春を描く。原作は窪田僚、脚本は「新宿酔いどれ番地 人斬り鉄」の小平裕と筒井ともみの共同執筆。監督は「五番町夕霧楼(1980)」の山根成之、撮影は「悪女かまきり」の奥村正祐がそれぞれ担当。主題歌は、シブがき隊(「ヘッドフォン・ララバイ」)。 -
刑事物語2 りんごの詩
制作年: 1983一人の刑事をめぐる様様な人間模様を通して、男の本当の強さを描く。原作、脚本は第一作同様、片山蒼、脚本は他に渡辺寿、黒井和男、監督はこれが第一回作品で、第一作で監督補をつとめた杉村六郎、撮影も第一作の矢田行男がそれぞれ担当。主題歌は、吉田拓郎(「唇をかみしめて」)。90点 -
ションベン・ライダー
制作年: 1983いつもいじめられているガキ大将が誘拐され、彼を追う三人の少年少女と中年男のヤクザの姿を描く。脚本は「丑三つの村」の西岡琢也とチエコ・シュレイダーの共同執筆、監督は「セーラー服と機関銃」の相米慎二、撮影は「さらば愛しき大地」の田村正毅と伊藤昭裕の共同でそれぞれ担当。54点 -
飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ
制作年: 1982不屈の意志で癌と闘い、最期まで医者として生きぬいた内科医とその妻と娘の生活を描く。内科医、井村和清が自身の短い生涯を綴った遺稿集である同名の原作の映画化で、脚本は「子育てごっこ」の鈴木尚之、監督は「肉体の学校」の木下亮、撮影は「ええじゃないか」の姫田真佐久がそれぞれ担当。 -
近頃なぜかチャールストン
制作年: 1981非行中年グループと非行少年の奇妙な交流を描く。脚本は「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」の岡本喜八と利重剛の共同執筆、監督も岡本喜八、撮影は「関白宣言」の加藤雄大がそれぞれ担当。90点 -
セーラー服と機関銃 完璧版
制作年: 19811981年12月に公開された「セーラー服の機関銃」に、カットされたシーンを追加して、本編よりも19分長くなっている。1982年7月に公開された。86点- 手に汗握る
- 可愛い
- スカッとする
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太陽は泣かない(1976)
制作年: 1976難病の一つであるベーチェット病に体を犯された青年の力強く生きていく姿とともに社会福祉のあり方とは何かを描く。脚本は「青春の構図」の石森史郎、監督は飯塚二郎、撮影は「淫絶夫人 快楽の奥」の高村倉太郎がそれぞれ担当。 -
咽び唄の里 土呂久
制作年: 1976土呂久を中心とした休廃止鉱山による公害を告発する記録映画。映像集団エラン・ヴィタルの第一回作品。宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸、祖母山の麓にある土呂久集落。昭和46年11月13日に開かれた宮崎県教組の第21次教育研究集会で、高千穂町の岩戸小学校の斎藤正健教諭が、土呂久に存在する公害を告発した。江戸時代から金銀の採れる鉱山として有名であった土呂久では、大正7年から硫砒鉄鉱が採掘され、鉱石を焼いて毒ガスや殺虫剤の原料となる亜ヒ酸が製造されていた。昭和8年には中島鉱山株式会社が土呂久の鉱業権を取得、硫砒鉄鉱の乱掘を開始した。37年に休山(中島鉱山は42年に会社解散、現在の鉱業権は住友金属鉱山が所有)になってからは、住民たち(46年末現在、55世帯・二六九人が居住)は農業で生活していたが、彼らの肉体は(1)鉱山操業中に鉱石を焼いてでた有害な煙と、(2)放置されている鉱石および鉱滓、ズリによって汚毒された飲用水--のために蝕まれていた。鉱毒による被害が出だしたのは、亜ヒ酸の生産が始まった大正7年からで、53年にわたる操業期間中に多くの住民と鉱山の従業員が鉱毒のために死んでいったのである。斎藤教諭の告発がきっかけになって「土呂久鉱害被害者の会」と「土呂久・松尾等鉱害の被害者を守る会」が結成され、鉱害を放置した宮崎県当局を相手取って現在裁判闘争を行っている。なお、鉱害の出るおそれのある休廃止鉱山は、日本全国で約七千カ所もあるとのことである。映像集団エラン・ヴィタルのスタッフが土呂久でカメラを回しはじめたのは昭和47年夏からだが、途中で二年間ぐらい撮影を中断、本格的に撮りだしたのは50年6月からである。撮影終了は、51年3月。カメラマンの佐々木彦人が、土呂久に半年以上常住した。カメラは、アリフレックス。録音機は、ソニーのカセット・デンスケ。15時間分のフィルム(おもにコダックのプラスX)を使用。土呂久のほかに、やはり亜ヒ酸の鉱害の出ている休廃止鉱山である宮崎県の松尾と島根県の笹カ谷を撮っている。映像集団エラン・ヴィタルは、明治大学の映画史研究会のメンバーが昭和46年に創設した映画製作をめざすグループで、「土呂久」と同時にやはり記録映画である「塩」を製作したが、記録映画にこだわらずにこれから劇映画も製作していくつもりだとのことである。(16ミリ) -
激動の昭和史 沖縄決戦
制作年: 1971沖縄戦を舞台に、十万の軍人と十五万の民間人の運命を描く。脚本は「裸の十九才」の新藤兼人。監督は「座頭市と用心棒」の岡本喜八。撮影は「学園祭の夜 甘い経験」の村井博がそれぞれ担当。1971年7月17日より、東京・日比谷映画にて先行ロードショー。72点