たむらまさきの関連作品 / Related Work

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  • いぬむこいり

    制作年: 2016
    鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」などのプロデューサー片嶋一貴監督作品。小学校教師・梓の家には、軍功を上げた家来の犬がお姫様と結婚するという犬婿伝説が伝わっている。ある日、仕事で問題を起こし、婚約者と大喧嘩した梓は、空からお告げの声を聞く。出演は、「五つ星ツーリスト THE MOVIE 究極の京都旅、ご案内します!!」の有森也実、ジャズパンクバンド・勝手にしやがれの武藤昭平、「戦争と一人の女」の江口のりこ、「The Room」の尚玄、「アジアの純真」の笠井薫明、「半グレvsやくざ」シリーズの山根和馬、「知らない、ふたり」の韓英恵、「さらば あぶない刑事」のベンガル。
  • ドライブイン蒲生

    制作年: 2014
    「萌の朱雀」を始め、数々の作品でカメラマンとして活躍してきたたむらまさきが、75歳にして初監督に挑戦。芥川賞作家、伊藤たかみの短編小説を原作に、ドライブインを経営する実家で育った姉弟の不器用な生き様を描く。出演は「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」の染谷将太、「横道世之介」の黒川芽以。
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  • うらぎりひめ

    制作年: 2012
    舞踏家としてヨーロッパでも活躍する一方、映画監督としても、「朱霊たち」が2009年英国ポルトベロ国際映画祭最優秀映画賞受賞、「夏の家族」が2010年ロッテルダム国際映画祭に招待されている岩名雅記の監督三作目。撮影は、「日本解放戦線 三里塚」のたむらまさき。出演は、ドラマ『虹色定期便』のたうみあきこ。
  • ゲゲゲの女房

    制作年: 2010
    『ゲゲゲの鬼太郎』などの漫画家、水木しげるの妻による同名自伝エッセイを「私は猫ストーカー」の鈴木卓爾監督が映画化。昭和の貧しい時代に逞しく生きた夫婦の半生を綴る。出演は「釣りバカ日誌20 ファイナル」の吹石一恵、「色即ぜねれいしょん」の宮藤官九郎、「人間失格」の坂井真紀、「必死剣 鳥刺し」の村上淳、「ZERO」の唯野未歩子など。35mm/HD。
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  • 私は猫ストーカー

    制作年: 2009
    イラストレーター・浅生ハルミンの同名エッセイを基に「素敵な夜、ボクにください」の黒沢久子が脚本化、「コワイ女 鋼 はがね」の鈴木卓爾が監督したドラマ。古本屋でアルバイトをするヒロインとその周囲の人々、すれ違う猫たちとの日々を描く。出演は「さよならみどりちゃん」の星野真里、「砂の影」の江口のりこ、「ノン子36歳(家事手伝い)」の坂井真紀など。
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  • 東南角部屋二階の女

    制作年: 2008
    人生につまづき、古びたアパートに身を寄せることになった3人の若者が、アパートのオーナー達との交流を通じて再生していく様を描く。「Dolls ドールズ」の西島秀俊、「それでもボクはやってない」の加瀬亮に加え、「まあだだよ」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した大ベテラン香川京子など、実力派俳優が共演。監督は、新人女性監督、池田千尋。
  • 砂の影

    制作年: 2007
    日常と隣り合わせの絶望を、8ミリフィルム独特の映像で印象的に描き出す。監督・脚本は「すべては夜から生まれる」の甲斐田祐輔。撮影は青山真治作品などで知られるたむらまさき。出演は「全然大丈夫」の江口のりこ、「プルコギ」のARATA、「歓喜の歌」の米村亮太郎ら。
  • サッドヴァケイション

    制作年: 2007
    『Helpless』から11年、『EUREKA ユリイカ』から7年。青山真治が描き出してきた“北九州サーガ”の集大成。“ゆるぎない女たち”が運命に翻弄される男を未来へと導く。原作・監督・脚本は青山真治。出演は浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリジョー。
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  • こおろぎ

    制作年: 2006
    一部映画祭やイベントのみにて上映された青山真治監督による人間ドラマが、製作から14年の時を経て劇場公開。静岡県西伊豆。かおるは共に暮らす盲目で口のきけない男に対し支配的な優越感を抱いていた。しかし男は一人で出歩き謎の行動をとるようになり……。出演は鈴木京香、山﨑努ほか。男と女、自由と束縛、生と死、食と官能、光と闇が、西伊豆の風土と歴史の中で描かれる。第63回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門出品。第19回東京国際映画祭日本映画『ある視点』部門出品。当時は吉祥寺バウスシアターの「爆音映画祭2009」(2009年5月30日公開)等、映画祭での上映のみで、長らく劇場公開はされていなかった。2020年1月8日にDVD発売が決定したことを記念し、限定劇場公開。
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  • AA

    制作年: 2005
    音楽界に大きな影響を与え、32歳でこの世を去った音楽批評家・間章(Aida Aquirax) の、文学的かつ哲学的な音楽批評の軌跡と彼が生きた時代とを、ゆかりのあるミュージシャン、批評家の証言によって映像化を試みたドキュメンタリー。監督は、「EUREKA ユリイカ」の青山真治。
  • エリ・エリ・レマ・サバクタニ

    制作年: 2005
    近未来を舞台に、世界中に蔓延する奇病に感染した少女が、ふたり組ユニットの奏でるノイズ・ミュージックによって再生する姿を描いたファンタジー。監督・脚本は「レイクサイド マーダーケース」の青山真治。撮影を「レイクサイドマーダーケース」のたむらまさきが担当している。主演は、「東京ゾンビ」の浅野忠信と「ギミー・ヘブン」の宮崎あおい。尚、タイトルの「Eli, Eli, Lema Sabachthani?」とは、ヘブライ語で”神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや?“という意味である。第58回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品、TOKYO FM開局35周年記念作品。
  • AA Signature:Aquirax 音楽批評家 間章

      制作年: 2005
      1978年12月12日に32歳でこの世を去った音楽批評家・間章は、フリージャズ、プログレッシブ・ロックなどを積極的に日本に紹介し、ミュージシャンと恊働して新しい音楽活動に挑んでいった。そんな間章の“批評/運動”を探求する過程を縦糸に、彼が活動した不可視の70年代があぶり出されていく長編ドキュメンタリー(7時間23分)。インタヴューとライブ演奏を中心とした全6章のタイトルは、第1章「時代の未明から」、第2章「反復する未明」、第3章「非時と廃墟そして鏡」、第4章「僕はランチにでかける」、第5章「この旅に終わりはない」、第6章「来るべきものへ」。出演者は大友良英、亀田幸典、近藤等則、佐々木敦、清水俊彦、副島輝人、高橋巌、竹田賢一、灰野敬二、平井玄、本間亮、湯浅学、大里俊晴。2000年カンヌ国際映画祭“国際批評家連盟賞”を受賞した「EUREKA ユリイカ」の監督・青山真治が、制作時に講師を務めていた「映画美学校」のゼミ生とともに撮影開始から約5年の歳月をかけて完成させた。
    • レイクサイド マーダーケース

      制作年: 2004
      3組の親子とひとりの塾講師が中学受験の勉強合宿の為に集った湖畔の別荘で起こった、殺人事件の顛末を描いた群像サスペンス。監督は「秋聲旅日記」の青山真治。東野圭吾による原作『レイクサイド』を基に、「若奥様不倫 わいせつ名器」の深沢正樹と青山監督が共同で脚色。撮影を、「のんきな姉さん」のたむらまさきと「想色 オモイ・ノ・イロ」の池内義浩が担当している。主演は、「笑の大学」の役所広司と「木更津キャッツ・アイ 日本シリーズ」の薬師丸ひろ子。
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    • 軒下のならず者みたいに

      制作年: 2003
      毎年、韓国で開催されているチョンジュ映画祭のために、青山真治監督が韓国やイランの監督とともに製作した短編集。20代の青年の無気力な日常を描く。
    • 秋聲旅日記

      制作年: 2003
      日本の自然主義文学を代表する作家・徳田秋聲。川端康成をして《最高のもの》と言わしめた彼の文学を、青山真治が映像化。秋聲役を演じるのは、特異な風貌を活かして活躍する個性派・嶋田久作。製作のきっかけとなったのは、堅町商店街振興組合と、金沢唯一のミニ・シアター、シネ・モンドが企画した映画ワークショップ。地元・金沢の若者たちが製作に多数参加し、低予算・短期間での撮影に挑んだ青山監督をスタッフとして支えた。
    • 美しい夏キリシマ

      制作年: 2002
      1945年の宮崎のある農村を舞台に、ひとりの少年と村人たちの日々の営みから戦争の実態を浮き彫りにする人間ドラマ。監督は「スリ」の黒木和雄。黒木監督の実体験を基に、松田正隆と監督自身が共同で脚本を執筆。撮影を「月の砂漠」の田村正毅が担当している。主演は新人の柄本佑。第77回本誌日本映画ベスト・テン第1位、監督賞受賞、日本映画新人男優賞(柄本佑)受賞。日本映画ペンクラブ賞会員選出ベスト5日本映画第1位、日本映画ペンクラブ特別推薦、エキプ・ド・シネマ発足30周年記念第一弾、文部科学省選定、優秀映画鑑賞会推薦作品。
    • のんきな姉さん

      制作年: 2002
      禁断の関係を持ってしまった姉弟の愛の行方を描いたドラマ。監督は、本作が初の劇場用長篇作品となる『新任女刑務官 檻の中の花芯』の七里圭で、森鴎外の『山椒大夫』、唐十郎の『安寿子の靴』、山本直樹の『のんきな姉さん』を下敷きに、監督自ら脚本を執筆。撮影を「秋聲旅日記」のたむらまさきが担当している。主演は、「アイデン&ティティ」の梶原阿貴と「MPD-PSYCHO/FAKE」の塩田貞治。尚、本作は「夢で逢えたら」と同時公開された。2002年製作。
    • あじまぁのウタ 上原知子・天上の歌声

      制作年: 2002
      ヴォーカル・上原知子の歌声を聴くと「寿命がのびる」と言われ、音楽界でも幅広いフォロワーを持つ“りんけんバンド”にスポットを当て、歌姫・上原の歌声に焦点を定めた音楽ドキュメンタリー。監督は音楽に造詣の深い青山真治。
    • 月の砂漠

      制作年: 2001
      「EUREKA ユリイカ」でカンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞と、エキュメニック賞を受賞。自ら書き下ろした小説『EUREKA ユリイカ』(角川書店刊)で、第18回三島由紀夫文学賞を受賞した天才映画作家・青山真治の作品。ITベンチャーとして時代の寵児となった男が、崩壊した家庭を取り戻そうとする姿を描く。主演は『パラサイト・イヴ』以来5年ぶりに映画に出演する三上博史。
    • 短篇 tampen

      制作年: 2001
      監督不在、撮影者と演技者のコラボレートにより製作された、若い女性たちの日常を描く4話構成のオムニバス。撮影を「まぶだち」の猪本雅三、佐藤譲、「満山紅柿―柿と人のゆきかい」の田村正毅「DISTANCE」の山崎裕がそれぞれ担当。出演は、「美脚迷路」の渡辺真起子、柚木佑美、「ピストルオペラ」の永瀬正敏、「尾崎翠を探して 第七官界彷徨」の柳愛里ら。16ミリからのブローアップ。
    • 路地へ 中上健次の残したフィルム

      制作年: 2001
      作家・中上健次が小説の舞台とした路地を、映像作家・井土紀州が訪ねる長篇ドキュメンタリー。監督・構成は「EUREKA」の青山真治。撮影を「SELF AND OTHERS」の田村正毅が担当している。2001年8月4日より大阪・扇町ミュージアムスクエアにて先行上映。一部16ミリからのブローアップ。
    • SELF AND OTHERS

      制作年: 2001
      36歳という若さで亡くなった写真家、牛腸茂雄の世界を、様々な視点から見つめる短篇ドキュメンタリー。監督は「まひるのほし」の佐藤真。撮影を「EUREKA」の田村正毅が担当している。16ミリ。
    • 楽園

      制作年: 2000
      船大工の老人とその孫娘、獅子舞一座の青年の心の交流を、船作りを通して描いたドラマ。監督・脚本は「君が元気でやっていてくれると嬉しい」の萩生田宏治。撮影を「SHADY GROVE」の田村正毅が担当している。主演は「がんばっていきまっしょい」の松尾れい子と「君が元気でやっていてくれると嬉しい」の荒野真司、そしてロケ地でスカウトされ出演することとなった谷川信義。スーパー16ミリからのブローアップ。
    • EUREKA ユリイカ

      制作年: 2000
      過去の苦しみから抜け出せない人たちの、再生をかけた旅を描くドラマ。監督・脚本は「EMEMBALMING」の青山真治。撮影に「天国までの百マイル」の田村正毅があたっている。主演は「SWING MAN」の役所広司。尚、本作は電通、IMAGICA、サンセントシネマワークス、東京テアトルによる映画製作プロジェクト“J-WORKS“の第1回作品として製作・公開された。第53回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞及びエキュメニック賞、ベルギー王立フィルムアーカイブ・グランプリ受賞作品。
    • 天国までの百マイル

      制作年: 2000
      心臓病の母を名医の元へ送り届ける為、百マイルの旅に出た男と彼を巡る人々の心の交流を描いた人情ドラマ。監督は「父危篤、面会謝絶」の早川喜貴。浅田次郎の自伝的小説を基に、「新 居酒屋ゆうれい」の田中陽造が脚色。主演は「緑の街」の時任三郎。スーパー16ミリからのブローアップ。
    • 映画作りとむらへの道

      制作年: 1999
      98年1月に亡くなった福田克彦監督が小川プロダクションに助監督として参加していた73年、当時撮影中だった「三里塚・辺田部落」の舞台裏を、練習作として製作、撮影していた未発表のフィルムをまとめた中篇ドキュメンタリー。監督は「草とり草紙」の福田克彦。撮影を「スリ」の川上晧市が担当している。99年山形国際ドキュメンタリー映画祭オープニング作品。16ミリ。
    • SHADY GROVE

      制作年: 1999
      ふられた恋人とよりを戻そうとするOLと、ひょんなことから彼女と知り合った青年が織りなすラヴ・ストーリー。監督は「冷たい血」の青山真治。脚本は、青山監督と「冷たい血」のプロデューサー・佐藤公美の共同。撮影を「蜘蛛の瞳」の田村正毅が担当している。主演は、「大統領のクリスマスツリー」の粟田麗と「ワンダフルライフ」のARATA。
    • 蛇の道(1998)

      制作年: 1998
      幼い娘を殺された男と、彼に手を貸した謎の男が繰り広げる復讐劇を描いたバイオレンス・ドラマ。監督は「CURE」の黒沢清。脚本は「リング」の高橋洋。撮影を「萌の朱雀」の田村正毅が担当している。主演は「虹をつかむ男 南国奮斗篇」の哀川翔と、「RAMPO」の香川照之。16ミリからのブローアップ。
    • 蜘蛛の瞳

      制作年: 1998
      復讐を果たし、生きる目的を失った男のその後を描いたドラマ。監督は「蛇の道」の黒沢清。脚本は西山洋一、黒沢清、撮影は「2/デュオ」の田村正毅。主演は「蛇の道」の哀川翔、「みんな~やってるか!」のダンカン。
    • 林檎のうさぎ

      制作年: 1997
      腕白な幼稚園児とその家族の絆を描いたハートウォーミング・コメディ。監督は「J・MOVIE・WARS」シリーズのプロデューサーとして活躍している小林広司で、この作品で監督デビューを飾った。同じく「J・MOVIE・WARS」のプロデューサーをつとめる仙頭武則による原作を、小林自身が脚色。撮影を「タイム・リープ」の芦澤明子が担当している。主演はオーディションで選ばれた上野雄大。
    • 萌の朱雀

      制作年: 1997
      ふるさとを愛する気持ちとは裏腹に、離ればなれになって暮らすことを余儀なくされてしまう一家の様子をつづったドラマ。監督・脚本は「かたつもり」の河瀬直美。本作により97年度のカンヌ国際映画祭で日本人初のカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した。撮影は「2/デュオ」の田村正毅が担当している。主演は新人の尾野真千子と柴田浩太郎。ロッテルダム国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞作品。97年度キネマ旬報ベスト・テン第10位。16ミリからのブローアップ。
    • 明るい場所

      制作年: 1997
      姉の元恋人に仕掛けた妹の悪戯が、周囲の人たちを戸惑わせていく短編コメディ。監督はPFFノミネート経験を持ち、現在はアメリカン・フィルム・インスティテュート在学中の豊島圭介。脚本は豊島と映画研究者・木下千花の共同。撮影に「Helpless」の田村正毅があたっている。若い映画作家たちに発表の場を提供する上映会「DONUTS SMOVIES A Go GO!」で上映された。16ミリ。
    • 2/デュオ

      制作年: 1997
      ひと組の恋人の微妙な心模様を描いたドラマ。監督は「はなされるGANG」で85年度のぴあフィルムフェスティバルに入選した諏訪敦彦。8度にも渡る推敲を重ねた脚本を捨て、セリフや動きを全て現場で役者の即興芝居に任せた斬新な手法で、初の劇場用映画となるこの作品を完成させた。撮影は「明るい場所」の田村正毅。主演は「FLIRT」の柳愛里と「セラフィムの夜」の西島秀俊。
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    • Helpless

      制作年: 1996
      孤独感を抱える高校生や仮出所中のチンピラなど、救いようのない連中が突発的に起こす出来事をつづった新感覚の青春ドラマ。監督はOV『教科書にない!』の青山真治で、これが劇場映画デビューとなる。脚本も青山自らが執筆。撮影を「旅するパオジャンフー」の田村正毅が担当している。主演は「FRIED DRAGON FISH」の浅野忠信。本作は“J・MOVIE・WARS3”の中の1本として製作された。16ミリからのブローアップ。
    • プチト・アナコ ロダンが愛した旅芸人花子

      制作年: 1995
      明治から昭和初期にかけてヨーロッパで活躍した女優“花子”こと太田ひさの数奇な生涯を事実にもとづいて構成したTVドラマ。ひさはオーギュスト・ロダンのモデルになった唯一の日本人で、森鴎外の小説『花子』もモデルでもあった。演出は岩佐寿弥。出演は古川あんず、麿赤兒。1995年度ハイビジョンフェスティバルドラマ部門大賞受賞作品。
    • 旅するパオジャンフー

      制作年: 1995
      歌や踊りなどの芸を見せながら、薬を売って国中を旅する台湾の伝統的職業・[足包]江湖(パオジャンフー)。日本で言うところの香具師(やし)にあたる彼らの日常をとらえたドキュメンタリー。葉天爽一家の姿を中心に、引退した老パオジャンフー・呉天羅の生活、蛇使いの曽先生の一座の様子などを交えた構成になっている。監督は「愛について、東京」の柳町光男で、94年の秋からおよそ2カ月、台湾に渡り30時間にも及ぶフィルムを回して本作を完成させた。95年度ヴェネチア国際映画祭正式出品“イメージの窓”招待、台湾金馬奨映画祭正式招待、ウィーン映画祭正式招待作品。日本・台湾合作。
    • 小さな羽音 チョウセンアカシジミ 蝶の舞う里

      制作年: 1992
      現在地球上では、1万8千種もの蝶が生息しているが、その中でも非常に珍しいとされているチョウセンアカシジミに的を絞り、その生態を映画としてカメラに収めたものが本作である。撮影は92年の春から始められ、韓国、日本の山形県でのロケを経て、同年の十二月に完成した。1880年にウラジオストックで発見されたこの蝶は、朝鮮半島でも発見されており、その後さらに日本の新潟県にも生息していた。チョウセンアカシジミがどういった経緯で日本にやってきたのか、どのようにして生存を保って来たのかなどの話が、蝶の生態と、自然環境の歴史を伝える。監督は「映画の都」の飯塚俊男。キネマ旬報文化映画ベストテン第一位。
    • 映画の都

        制作年: 1991
        89年に山形県にて開かれたアジア初の国際ドキュメンタリー映画祭の模様を記録したドキュメンタリー。構成は「1000年刻みの日時計 牧野村物語」の小川紳介。監督は飯塚俊男。撮影は「老人と海」の大津幸四郎と加藤孝信が共同でそれぞれ担当。(16ミリ)
      • ZIPANG

        制作年: 1990
        伝説の黄金の国ジパングを巡って、七つの刀を持つ無敵の男、地獄極楽丸の活躍を描く。原作・脚本・監督は「二十世紀少年読本」の林海象で、原作・脚本は栗田教行と共同で執筆、撮影は「ウンタマギルー」の田村正毅がそれぞれ担当。
      • ウンタマギルー

        制作年: 1989
        沖縄を舞台に超能力を待った青年が義賊となって活躍する姿を描く。脚本・監督は「パラダイスビュー」の高嶺剛、撮影は「夢の祭り」の田村正毅がそれぞれ担当。2024年8月23日よりPARCO配給作品『ウンタマギルー』が公開35周年を迎えることを記念して、渋谷ホワイトシネクイントにて、緊急再上映。
      • 夢の祭り

        制作年: 1989
        昭和初期の津軽を舞台に、津軽三味線にとり憑かれた若者達の青春群像を描く。原作・脚本・監督は長部日出雄、撮影は「死霊の罠」の田村正毅がそれぞれ担当。
      • 死霊の罠

        制作年: 1988
        TV局のレポーターらがある基地跡で、次々に死霊に襲われていく恐怖を描く。脚本は「赤い縄 果てるまで」の石井隆が執筆。監督は、「魔性の香り」の池田敏春、撮影は「1000年刻みの日時計 牧野村物語」の田村正毅がそれぞれ担当。
      • HARE TO KE ハレトケ

          制作年: 1988
          日本を代表するドキュメンタリストの一人で、スタッフ全員が撮影地で共同生活を送りながら映画製作を続けた故・小川紳介監督とその映画スタッフらの活動を、ドイツの女性監督が記録したドキュメンタリー。1984年のベルリン映画祭で上映された「ニッポン国古屋敷村」に魅了された女性監督は、3年後に撮影機材一式を抱えて来日、3か月半にわたって小川プロダクションに密着して取材を続けた。最近14年間の活動のベースである、「1000年刻みの日時計・牧野村物語」の撮影地・山形県牧野村からロケーションはスタート。牧野の人々と小川プロスタッフの農業を通じた交流を軸に、農村での歴史継承と時間の流れ、農業と映画製作の関わり、スタッフの共同生活などに関するインタビューがさしはさまれていく。また、かつて7年間生活と撮影の場であった千葉県の三里塚にもカメラが向けられ、空港建設と農業のギャップとともにスタッフの活動を通して変わり始めた農村女性の姿も捉える。やがて新たな上映形態である京都・千年シアターでの「1000年刻みの日時計」公開の日を迎える……。監督は、それまで短編映画やビデオでドキュメンタリーを多数制作し、西ドイツの農村の取材や女性問題をテーマにしてきたレギーナ・ウルヴァー。
        • 海鳴り花寄せ 昭和日本・夏

          制作年: 1987
          1987年5月に東京築地本願寺で行われた、「従軍慰安婦」徴用抗議のイベントを記録したドキュメンタリー。イベントは、洋画家の富山妙子の絵画を原案に佐藤信が演出、高橋悠治が音楽を担当。出演は68/71黒色テント劇団。これを青池憲司が監督した。1987年7月完成。16ミリ64分。
        • 1000年刻みの日時計 牧野村物語

          制作年: 1987
          山形県上山市牧野村に伝わる民話をドラマとして再現しながら、稲の成長など自然の成り立ちをドキュメンタリーとして交錯させて描く異色の記録映画。監督は「ニッポン国・古屋敷村」の小川紳介、撮影は「熱海殺人事件」の田村正毅がそれぞれ担当。
        • 熱海殺人事件

          制作年: 1986
          熱海で起きた通俗的な殺人事件を担当する部長刑事の型破りな捜査を描く。つかこうへい原作の『小説熱海殺人事件』の映画化で、脚本は「二代目はクリスチャン」のつかこうへい、監督はこれが第一回作品となる高橋和男、撮影は「タンポポ」の田村正毅がそれぞれ担当。主題歌は、サンディ&ザ・サンセッツ(「バッテリー」)。
        • 火まつり

          制作年: 1985
          海洋公園建設で揺れる海と山に挟まれた小さな街を舞台に、嵐の山の中で神の啓示を受けた木こりの姿を描く。芥川賞作家・中上健次がはじめて映画の脚本を執筆、監督は「さらば愛しき大地」の柳町光男、撮影は「逆噴射家族」の田村正毅がそれぞれ担当。
        • タンポポ

          制作年: 1985
          タンクローリーの運転手が、さびれたラーメン屋の美しい未亡人に惹かれるまま、そのラーメン屋を町一番の店にするまでを、奇想天外の食物がらみのエピソードを混ぜて描く。脚本、監督は「お葬式」の伊丹十三、撮影は「火まつり」の田村正毅がそれぞれ担当。
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        • 逆噴射家族

          制作年: 1984
          団地生活から抜け出して、新興住宅地へ越して来た一家が、舞い込んで来た祖父によって歯車が狂い出す様子を描く。脚本は小林よしのり、「海燕ジョーの奇跡」の神波史男、この作品で監督も手がけている「爆裂都市 バースト・シティ」の石井聡亙、撮影は「ションベン・ライダー」の田村正毅がそれぞれ担当。
          80
        • ションベン・ライダー

          制作年: 1983
          いつもいじめられているガキ大将が誘拐され、彼を追う三人の少年少女と中年男のヤクザの姿を描く。脚本は「丑三つの村」の西岡琢也とチエコ・シュレイダーの共同執筆、監督は「セーラー服と機関銃」の相米慎二、撮影は「さらば愛しき大地」の田村正毅と伊藤昭裕の共同でそれぞれ担当。
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        • ダイアモンドは傷つかない

          制作年: 1982
          二十歳の女子大生と、酒と女のために予備校をかけ持ちする中年の講師との奇妙な同棲生活と別れを描く。早稲田文学賞を受賞した三石由起子の同名小説の映画化。脚本は「マノン」の田中晶子、監督は「スローなブギにしてくれ」の藤田敏八、撮影は「さらば愛しき大地」の田村正毅がそれぞれ担当。
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        • さらば愛しき大地

          制作年: 1982
          農業と工業が、新旧渾然一体となってぶつかり合う茨城県鹿島地方を舞台に、ある農家の崩壊を描く人間ドラマ。脚本・監督は「十九歳の地図」の柳町光男、撮影は「三里塚 辺田部落」の田村正毅がそれぞれ担当。
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        • ニッポン国・古屋敷村

          制作年: 1982
          77年の「牧野物語 養蚕編-映画のための映画-」以来、沈黙していた小川プロの作品である。蔵王山系中の村、古屋敷。かつて18軒あった家々は、ここ10年の間に減少し、現在はわずか8軒。若者は皆、町で働き、日中は年寄だけの村だ。その中で今も、生々しく語られる昭和の凶作と戦争--。この映画は、昭和55年、古屋敷の冷気と稲の解明から始まり、村に生きる人々の暮らしを描いていく。監督は小川紳介、撮影は田村正毅が担当。
        • 三里塚 五月の空・里のかよい路

          制作年: 1977
          一九六八年以降、三里塚に常駐し、三里塚農民の成田国際新空港反対闘争を撮影し続ける小川プロの「三里塚」シリーズ第七作。四年ぶりに三里塚に還ったスタッフが、土に愛着する農民たちの姿を描くドキュメント。(16ミリ)
        • 北村透谷 わが冬の歌

          制作年: 1977
          定説となっている透谷の人間像に全く別の角度から光をあて、彼の右腕にあったといわれるざくろの刺青の謎を軸に、史実をふまえつつ、自由に創作された透谷の人間像を描く。脚本は菅孝行、監督は「恋の狩人 欲望」以来久しく沈黙をつづけていた山口清一郎、撮影は「竜馬暗殺」の田村正毅がそれぞれ担当。
        • 眠れ蜜

          制作年: 1976
          「若」「熟」「老」という3つの世代を、その年代の女優3人がそれぞれ「自分自身」を演じるオムニバス映画。監督は「ねじ式映画 私は女優?」の岩佐寿弥。脚本は詩人の佐々木幹郎。出演は長谷川泰子、吉行和子、根岸とし江。
        • 竜馬暗殺

          制作年: 1974
          幕末という動乱期を背景に、暗殺された坂本竜馬の死をめぐって、その真実、その背後にある無名戦士たちの生と死、青春の栄光と孤独、繁栄と悲惨を描く。脚本は清水邦夫と「空、みたか?」の田村泰志、監督は「日本の悪霊」の黒木和雄、撮影は「日本妖怪伝 サトリ」の田村正毅がそれぞれ担当。
          80
        • 修羅雪姫(1973)

          制作年: 1973
          文明開化華やかな明治初期を舞台に、母から託された怨念をはらすために、修羅の道を歩く娘・雪の姿を描く。原作は小池一雄・作、上村一夫・画による同名劇画の映画化。脚本は「反逆の報酬」の長田紀生、監督は「赤い鳥逃げた?」の藤田敏八、撮影は田村正毅がそれぞれ担当。
          90
        • 三里塚 岩山に鉄塔ができた

          制作年: 1972
          三里塚空港建設阻止運動の一環として小川プロダクションが製作を続けている「三里塚」シリーズの第五部。
        • 三里塚 第二砦の人々

          制作年: 1971
          2月22日より三週間の予定で、千葉県と空港公団は反対同盟用地六カ所に対して強制代執行を行なってきた。農民たちはこれに対し、六カ所の地点に穴を掘り砦を築いて戦った。砦の中--まるで子供の運動会のように人々は話し、動き回る。「砦に力を注ぐのか、穴を守る事に全力を注ぐのか」「竹槍はもつのか。」「身体をしばりつけるのは鎖にするのか、番線か」長い討論の中から、砦の中だけの世界が作られ、守りで固められていく。戦争--「鎖ごとしょびけ、親子もろとも殺せ!」絶叫する母親。泥水の中に柱ごと引き倒される老婆。破壊されるバリケード、小屋。こわしにやってきた者への怒りが、やがて、火炎ビンを生んでいく。穴--この恨みは子々孫まで語りつぐると語る老人。その想いが穴を、より強固なものに作り変えていく。一本一本丹念に、よりすぐった抗木。長期戦に耐え得る設備、食料「自分の掘った穴だから安心できる」と笑うオヤジ。穴を壊しに来た!--権力の殺意と巨大な機械力によって穴は壊された。しかし、農民放送塔は放送を続ける。「春になれば大地から、草の芽が萌え出るのは明らかです。三里嫁はまだまだ生きつづけます。」再び穴へ--すでに公団のものとなった土地を青年達は再び掘り始める。百姓として生きていこうとする決意のようにどこまでも。心に。
        • 日本解放戦線 三里塚

          制作年: 1970
          「圧殺の森」「三里塚の夏」「パルチザン前史」など闘争記録映画をつくった小川プロが、執拗に居残ろうとする三里塚の農民の姿をみつめた長編記録映画。監督は小川紳介。
        • 日本解放戦線・三里塚の夏

          制作年: 1968
          1968年初夏。千葉県成田で国際空港を建設するための公団立入り調査に反対する農民と学生の姿を記録したドキュメンタリー。監督は小川紳介。後に計七作制作される「三里塚」シリーズ第一作。16ミリ。自主制作自主上映作品。
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