新藤兼人の関連作品 / Related Work

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  • 薩チャン 正ちゃん 戦後民主的独立プロ奮戦記

    制作年: 2015
    「暴力の街」の山本薩夫監督、「どっこい生きてる」の今井正監督を中心に、新藤兼人や亀井文夫、吉村公三郎など、戦後、独立プロを立ち上げて活躍した人々の歩みを、関係者の証言などから辿ったドキュメンタリー。証言者として山田洋次、香川京子、降旗康男などの映画人も出演。ナレーションを務めたのは「影武者」の山本亘。
  • 一枚のハガキ

    制作年: 2011
    「石内尋常高等小学校 花は散れども」の新藤兼人監督が自らの体験を基に、戦争によって翻弄される庶民の悲哀を描く。出演は「必死剣鳥刺し」の豊川悦司、「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」の大竹しのぶ、「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」の六平直政、「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」の柄本明、「あしたのジョー」の倍賞美津子。2011年8月6日より東京・テアトル新宿、広島・八丁座にて先行公開。
  • 石内尋常高等小学校 花は散れども

    制作年: 2008
    「午後の遺言状」など数々の名作を放ってきた日本映画界の大ベテラン、新藤兼人監督が95歳にして手掛けた作品。自らの小学校時代の思い出をもとに、先生と教え子達の長年にわたる交流を、涙と笑いで綴った人情ドラマ。出演は「カンゾー先生」で日本アカデミー賞など各映画賞を総なめにした柄本明、「椿三十郎」の豊川悦司。
  • 陸(おか)に上った軍艦

    制作年: 2007
    95歳にして現役の映画監督である新藤兼人が証言者となって、自らの戦争体験を弱兵からの目線で描いた反戦ドキュメンタリードラマ。原作・脚本は「午後の遺言状」「生きたい」の新藤兼人。監督は新藤兼人の助監督を務めてきた山本保博で、今作がデビュー作となる。出演は新藤兼人、蟹江一平、滝藤賢一、加藤忍、大竹しのぶ(ナレーション)他。
  • ふくろう

    制作年: 2003
    時代の波に翻弄された不幸な身の上の母娘が、飢えの苦しみから解放されるべく次々に殺人を犯していく様を描いたブラック・コメディ。監督は「三文役者」の新藤兼人。自らの原作を、新藤監督自身が脚色。撮影を「三文役者」の三宅義行と林雅彦が担当している。主演は、「伝説のワニ ジェイク」の大竹しのぶと「さよなら、クロ」の伊藤歩。第25回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞(大竹しのぶ)受賞、特別功労賞(新藤兼人)受賞、平成14年度文化庁芸術団体重点支援事業作品。
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  • 大河の一滴

    制作年: 2001
    愛と生と死を巡る、ひとりの女性の心の旅を描いた人間ドラマ。監督は「郡上一揆」の神山征二郎。五木寛之による原作エッセイと原案を基に、「三文役者」の新藤兼人が脚本を執筆。撮影を「夜の哀しみ Living in Shadows」の浜田毅が担当している。主演は「ラストソング」の安田成美。
  • 三文役者

    制作年: 2000
    今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「生きたい」の三宅義行が担当している。主演は、「弱虫」の竹中直人と「皆月」の荻野目慶子。また、殿山氏を知る証言者として「午後の遺言状」の故・乙羽信子も出演している。近代映画協会50周年記念、00年度本誌日本映画第6位、日本ペンクラブ賞第4位第10回日本プロフェッショナル大賞第7位。芸術文化振興基金助成作品。
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  • おもちゃ

    制作年: 1999
    昭和33年の京都の花街を舞台に、置屋で下働きする少女が様々な経験を通して、やがて舞妓となるまでを描いたドラマ。監督は「忠臣蔵外伝 四谷怪談」の深作欣二。原作・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「時雨の記」の木村大作が担当している。主演は、新人の宮本真希と「あ、春」の富司純子。第11回東京国際映画祭最優秀女優賞(宮本真希)、第43回アジア太平洋映画祭最優秀助演女優賞(富司純子)受賞、芸術文化振興基金助成作品。
  • 生きたい

    制作年: 1999
    日本の古い民話「姨捨て伝説」と、現代の老人問題を交錯させて描く人間ドラマ。監督・原作・脚色は、「午後の遺言状」の新藤兼人。撮影に「午後の遺言状」の三宅義行があたっている。主演は、「花のお江戸の釣りバカ日誌」の三國連太郎と「学校III」の大竹しのぶ。芸術文化振興基金助成作品。
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  • 完全なる飼育

    制作年: 1999
    「心と体が結ばれた完全なるセックス」を求める中年男と、そんな彼に誘拐監禁された女子高生の危ない純愛を描いたコメディ。監督は「ハリマオ」の和田勉。松田美智子によるノンフィクション小説「女子高校生誘拐飼育事件」を基に、「おもちゃ」の新藤兼人が脚色。撮影を「F[エフ]」の佐々木原保志が担当している。主演は、「のど自慢」の竹中直人と「一生、遊んで暮らしたい」の小島聖。
  • ユキエ

    制作年: 1998
    アルツハイマーに冒された米在住の日本人女性と、アメリカ人男性との夫婦愛を描いたヒューマン・ドラマ。監督は、この作品で本編デビューを飾ったテレビ界出身の松井久子。吉目木晴彦の原作を基に、「午後の遺言状」の新藤兼人が脚色。撮影を「バウンスkoGALS」の阪本善尚が担当している。主演は「東京夜曲」の倍賞美津子と、「スピード2」のボー・スベンソン。
  • 宮澤賢治 その愛

    制作年: 1996
    96年に生誕100年を迎えた宮澤賢治の、愛と苦悩に満ちた半生を描いた伝記ドラマ。監督は「三たびの海峡」の神山征二郎。脚本を「午後の遺言状」の新藤兼人、撮影を伊藤嘉宏が担当している。主演は「スワロウテイル」の三上博史。共演に「EAST MEETS WEST」の仲代達矢、「いつかどこかで」の八千草薫、「ひめゆりの塔(1995)」の酒井美紀、「犯人に願いを」の中山忍、「四姉妹物語」の牧瀬里穂ほか。宮澤賢治生誕100年記念映画。
  • 午後の遺言状

    制作年: 1995
    別荘に避暑にやって来た大女優が出会う出来事の数々を通して、生きる意味を問うドラマ。監督・脚色は「墨東綺譚 (1992)」の新藤兼人。撮影は「墨東綺譚 (1992)」の三宅義行。主演は杉村春子と、1994年12月22日に逝去した乙羽信子。芸術文化振興基金助成作品。1995年度キネマ旬報ベストテン第1位ほか、監督賞(新藤)、脚本賞(新藤)、主演女優賞(杉村)、助演女優賞(乙羽)の4部門を受賞した。
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  • 墨東綺譚(1992)

    制作年: 1992
    墨東(ぼくとう)、玉ノ井に咲いた可憐な娼婦お雪との狂おしいまでのロマンスを中心に、文化勲章受賞作家であり、一代の遊蕩児であった永井荷風の半生を描く。脚本・監督は「さくら隊散る」の新藤兼人。撮影は同作の三宅義行がそれぞれ担当。
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  • 遠き落日

    制作年: 1992
    世界的な細菌学の権威として広く知られる野口英世の一生を、その母シカとの関係を通して感動的に描いた伝記ドラマ。脚本は「ぼく東綺譚(1992)」の新藤兼人が執筆。監督は「白い手」の神山征二郎、撮影は同作の飯村雅彦がそれぞれ担当。
  • 東京交差点

    制作年: 1991
  • ドンマイ

    制作年: 1990
    東京の下町を舞台に弱体少年野球チーム“ちどりボーイズ”の活躍とそこに住む庶民たちの姿を描く。原作・脚本は「さくら隊散る」の新藤兼人が執筆、監督は「伊勢湾台風物語」の神山征二郎、撮影は伊藤嘉宏がそれぞれ担当。
  • さくら隊散る

    制作年: 1988
    昭和20年8月6日、広島で原爆のため命を落とした移動演劇隊「櫻隊」の九人の演劇人の足跡を再現ドラマと縁の人々の証言で描くドキュメンタリー。江津萩枝原作のルポルタージュ『櫻隊全滅』の映画化で、脚本・監督は「ハチ公物語」(脚本のみ)の新藤兼人、撮影は、「落葉樹」の三宅義行がそれぞれ担当。
  • 映画女優(1987)

    制作年: 1987
    日本映画史にその名を残す大スター田中絹代の映画デビューの頃から41歳までの半生を描く。脚本は原作となった『小説・田中絹代』(読売新聞社刊/文春文庫版)を書いた「落葉樹」の新藤兼人と「鹿鳴館」の日高真也と同作の市川崑、監督は市川崑、撮影は「雪の断章 情熱」の五十畑幸勇がそれぞれ担当。
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  • ハチ公物語

    制作年: 1987
    飼主の大学教授が亡くなってからも、渋谷の駅で主人を待ち続けた忠犬ハチの実話を基に人間と動物の交流を描く。原作・脚本は「映画女優」の新藤兼人、監督は「旅路 村でいちばんの首吊りの木」の神山征二郎、撮影は「きみが輝くとき」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
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  • 落葉樹

    制作年: 1986
    老作家が少年時代を回想する中で、亡き母への追憶と思慕が描かれる。原作・脚本・監督は「地平線」の新藤兼人、撮影は三宅義行がそれぞれ担当。
  • ブラックボード

    制作年: 1986
    中学校を舞台に、殺人事件にまで発展した“いじめ問題”を描く。監督は脚本も執筆している「落葉樹」の新藤兼人、撮影も同作の三宅義行がそれぞれ担当。
  • 白い町ヒロシマ

    制作年: 1985
    良心的な作品を発表している山田典吾監督=現代ぷろだくしょんが、「はだしのゲン」シリーズに引き続き“原爆”をテーマにしたもの。学童疎開中に広島の原爆で母と姉、弟を失った体験をつづった主婦、木村靖子の同名小説を、新藤兼人が脚色。平和を破壊する戦争への怒りを、親兄弟を失った子供たちに、愛と豊かな心を持たせようとする教師を通して描く。出演は山口崇、菊崎志保、乙羽信子、橋本功など。スチールは中山章。
  • 地平線(1984)

    制作年: 1984
    実家の倒産を救うため、二十歳で渡米結婚した女性を中心に、アメリカの大地に生き抜いた日本移民たちの姿を描く。「北斎漫画」の新藤兼人が、実姉をモデルに書き下した「祭りの声」をもとに、彼自身が脚本化、監督した。撮影も同作の丸山恵司がそれぞれ担当。
  • 積木くずし

    制作年: 1983
    非行に走った娘とそれを更生させようとする両親との凄まじい闘いを描く。超ベストセラーとなった穂積隆信原作の同名ノンフィクションの映画化で、脚本は「北斎漫画」の新藤兼人、監督は「伊賀忍法帖」の斎藤光正、撮影は田端金重がそれぞれ担当。
  • 生きてはみたけれど 小津安二郎伝

    制作年: 1983
    生涯五十四本の映画を作り、キネマ旬報ベスト・テン三年連続第一位という前人未踏の記録を始め、日本映画史に数々の名作を残した小津安二郎監督が逝って二十年。この映画は、小津作品の名作の中から忘れられない名場面を拾い上げ、その間を小津安二郎と関りあった多くの俳優、監督、スタッフ、文化人等の証言と六十年の生涯の克明な記録によって、継ぎ合せ、彼の一生を描く。脚本構成は井上和男と高岡享樹の共同執筆、監督は「喜劇 黄綬褒賞」の井上和男、撮影は「渚の白い家」の兼松煕太郎がそれぞれ担当。登場する人々は、岸恵子、司葉子、有馬稲子、淡島千景、岡田茉莉子、杉村春子、桜むつ子、東野英治郎、笠智衆、中村伸郎、須賀不二男、三上真一郎、木下恵介、今村昌平、佐々木康、新藤兼人、斎藤良輔、厚田雄春、浜田辰雄、今日出海、横山隆一、川喜多かしこ、ドナルド・リチー、佐藤忠男、中井貴恵、野田静(野田高梧未亡人)、野村八重子(伏見晃未亡人)、小津新一(兄)、小津信三(弟)山下とく(妹)。
  • 北斎漫画

    制作年: 1981
    『富嶽三十六景』の他に『北斎漫画』で春画の大家としても知られる葛飾北斎と娘・お栄の一生、ふんけいの友、滝沢馬琴との交流を描く。矢代静一の同名の戯曲の映画化で、脚本・監督は「絞殺」の新藤兼人、撮影は丸山恵司がそれぞれ担当。
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  • 地震列島

    制作年: 1980
    大地震に襲われる東京。再三に渡って地震を予告していた若き地震学者の勇気ある行動を描く。脚本は「絞殺」の新藤兼人、監督は「岸壁の母」の大森健次郎、撮影は西垣六郎がそれぞれ担当。
  • 遙かなる走路

    制作年: 1980
    現在のトヨタ自動車を築いた豊田喜一郎の自動車を作りだすまでの苦闘の人生を描く。木本正次の原作『夜明けへの挑戦』の映画化で、脚本は「地震列島」の新藤兼人、監督は「甦れ魔女」の佐藤純彌、撮影はの並木宏之がそれぞれ担当。
  • 絞殺

    制作年: 1979
    突然暴力をふるいだした有名高校に通う息子を、生命の危険に脅やかされた父親が耐えかねて絞殺したという実際に起った事件をもとに映画化。脚本・監督は「竹山ひとり旅」新藤兼人、撮影は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の三宅義行がそれぞれ担当。
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  • 配達されない三通の手紙

    制作年: 1979
    美しい三姉妹の住む地方の上流家庭で起こった殺人事件を描く。エラリー・クイーンの小説「災厄の町」の映画化で脚本は「絞殺」の新藤兼人、監督は「鬼畜」の野村芳太郎、撮影は「俺は上野のプレスリー」の川又昂がそれぞれ担当。
  • 事件

    制作年: 1978
    姉妹で一人の青年を愛し奪い合ったことからおこった殺人事件を中心に、現代の不安な青春の姿を描く、大岡昇平原作の同名小説の映画化。脚本は「危険な関係(1978)」の新藤兼人、監督は「八つ墓村(1977)」の野村芳太郎、撮影は「夜が崩れた」の川又昂がそれぞれ担当。
  • 危険な関係(1978)

    制作年: 1978
    自分を傷つけた男への復讐のため、陰惨な事件を引き起こす未亡人の姿を描く、ピエル・コデルロス・ド・ラクロ原作の同題名小説の映画化。脚本は「竹山ひとり旅」の新藤兼人、監督は「実録不良少女 姦」の藤田敏八、撮影は「襲う!!」の安藤庄平がそれぞれ担当。
  • 竹山ひとり旅

    制作年: 1977
    津軽三味線の名人・高橋竹山の苦難の半生を中心に自ら、放浪芸人を名乗る若き日の竹山を描く。脚本・監督は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の新藤兼人、撮影は「不毛地帯」の黒田清巳がそれぞれ担当。
  • ある映画監督の生涯 溝口健二の記録

      制作年: 1975
      溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
    • 昭和枯れすすき

      制作年: 1975
      帰る故郷のない天涯にたった二人の兄と妹の心の亀裂と愛憎を描く。原作は結城昌治の「ヤクザな妹」。脚本は「わが道」の新藤兼人、監督は「砂の器」の野村芳太郎、撮影も同作の川又昂がそれそれ担当。
    • わが道

      制作年: 1974
      青森出身の出稼者が東京で行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされた事件の裁判闘争記録「ある告発--出稼ぎ裁判の記録」(佐藤不器、風見透編者)の映画化である。脚本・監督は「心」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。(ワイド・フジカラー)
    • 心(1973)

      制作年: 1973
      二人の若い男と一人の娘をめぐる愛の葛藤にスポットをあて、人間の生命の根元としての裏切りと性を凝視する。夏目漱石の「こころ」の映画化。監督・脚本は「讃歌」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
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    • 混血児リカ ひとりゆくさすらい旅

      制作年: 1973
      “混血児リカ”シリーズ二作目。謎の事件を追って、横浜から東北の八戸へと飛んだリカが、権力や暴力に向って戦いを挑み、自由奔放な大活躍をする。原作は凡天太郎の同名の劇画。脚本は「讃歌」の新藤兼人、監督は「混血児リカ」の中平康、撮影も同作の杉田安久利がそれぞれ担当。
    • 混血児リカ ハマぐれ子守唄

      制作年: 1973
      “混血児リカ”シリーズ第三作目。国際悪徳商人を追って、天城山中、伊豆海岸で奔放な活躍をするリカを描く。原作は凡夫太郎の同名劇画。脚本は「混血児リカ ひとりゆくさすらい旅」の新藤兼人、監督は「甘い秘密」の吉村公三郎、撮影は「混血児リカ ひとりゆくさすらい旅」の杉田安久利がそれぞれ担当。
    • 軍旗はためく下に

      制作年: 1972
      戦闘シーンを再現することに主眼をおいた“戦記もの”という形でなく、終戦二十六年後の今なお残る悲惨な戦争の傷あとから戦争を見つめ直す意図で制作された反戦映画。直木賞受賞作品の同名小説の映画化。脚本は「裸の十九才」の新藤兼人のほか、長田紀生、深作欣二。監督は「博徒外人部隊」の深作欣二。撮影は「この青春」の瀬川浩がそれぞれ担当。
    • 鉄輪

      制作年: 1972
      能狂言「鉄輪」と、同じ人物設定の現代劇によるオリジナルシナリオとを並列構成して、嫉妬の執念を追究する。脚本・監督は「裸の十九才」の新藤兼人。撮影も同作の黒田清巳。
    • 混血児リカ

      制作年: 1972
      ハーフの不良少女が、敢然と悪徳商人に挑み、絶滅させるまでを、不良少女同志の対立、友情を挿入しながら描く。原作は“週刊明星”に連載中の凡天太郎の同名劇画。脚本は「鉄輪」の新藤兼人、監督は「闇の中の魑魅魍魎」の中平康、撮影も同作の杉田安久利がそれぞれ担当。
    • 讃歌

      制作年: 1972
      谷崎潤一郎原作の「春琴抄」の映画化で、従えようとする少女と、従おうとする少年との“掠奪”と“献身”のすさまじい葛藤、そして、それはやがて常識の域をふみこえた美的恍惚の世界へと広がっていく。脚本・監督は「鉄輪」の新藤兼人撮影は「忍ぶ川」の黒田清巳がそれぞれ担当。
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    • 天皇の世紀

      制作年: 1971
      幕末から明治維新の激動の時代を描いた大佛次郎の歴史小説を、1971年に朝日放送がドラマ化した全13話の作品を劇場公開。「七人の侍」の志村喬、「トラ・トラ・トラ!」の田村高廣など豪華キャストに加え、山本薩夫、今井正、三隅研次、篠田正浩などの巨匠たちが監督した大作。なお、作者他界により、原作は未完に終わった。
    • 甘い秘密

      制作年: 1971
      作家志願の女葉子が、四人の男との愛欲にひたりながらも、自由を求めて奔放に生きる姿を描く。原作は徳田秋声の『仮装人物』。脚本は秋声ファンとして知られる「激動の昭和史 沖縄決戦」の新藤兼人。監督は「眠れる美女(1968)」の吉村公三郎。撮影は佐藤昌道がそれぞれ担当。なお、この作品は本誌昭和四十三年七月下旬号(四七三)「日本映画紹介」欄に「熱い夜」として紹介したが、題名が変更になって八月二十五日に封切られたものである。
    • 激動の昭和史 沖縄決戦

      制作年: 1971
      沖縄戦を舞台に、十万の軍人と十五万の民間人の運命を描く。脚本は「裸の十九才」の新藤兼人。監督は「座頭市と用心棒」の岡本喜八。撮影は「学園祭の夜 甘い経験」の村井博がそれぞれ担当。1971年7月17日より、東京・日比谷映画にて先行ロードショー。
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    • 闇の中の魑魅魍魎

      制作年: 1971
      幕末の土佐で活躍した異端の絵師金蔵のちの絵金の若き性と、あらしのような生命の内面を描く。主役金蔵には、最近脚光をあびている状況劇場の麿赤児。メイン・スタッフは近代映協チームが当り、榎本滋民原作の「血みどろの絵金」を「裸の十九才」の新藤兼人が脚本を担当した。監督はしばらく香港で作品を手がけていた中平康、撮影は「こころの山脈」の杉田安久利。中平監督は、この作品のために自らプロダクションを興した。
    • 裸の十九才

      制作年: 1970
      地方から上京した少年が大都会の非情なメカニズムの車輪に巻きこまれ、次第に脱落し、ふとしたはずみで殺人を犯すという事件を素材にした、近代映協創立二十周年記念映画。脚本は「かげろう」の関功と松田昭三、監督は脚本にも参加している「かげろう」の新藤兼人、撮影は同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
    • 触角

      制作年: 1970
      「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚本・監督を担当し、コンビの黒田清巳が撮影を担当した。母と息子、息子と恋人の心理の葛藤を中心に性本能を追求したもの。
    • 千羽鶴(1969)

      制作年: 1969
      ノーベル賞作家川端康成の原作を「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚色し、「盲獣」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
    • 鬼の棲む館

      制作年: 1969
      谷崎潤一郎の戯曲『無明と愛染』を「触角」の新藤兼人が脚色、「座頭市喧嘩太鼓」の三隅研次が監督した文芸もの。撮影は「殺し屋をバラせ」の宮川一夫が担当した。
    • かげろう(1969)

      制作年: 1969
      「触角」の新藤兼人が脚本・監督を担当、撮影も新藤チームの黒田清巳が加わった。なお新人の関功が脚本執筆に参加している。
    • 眠れる美女(1968)

      制作年: 1968
      川端康成の同名原作(“新潮”所載)を、「華岡青洲の妻」の新藤兼人が脚色し、「堕落する女」の吉村公三郎が監督した文芸もの。撮影はコンビの佐藤昌道。
    • 強虫女と弱虫男

      制作年: 1968
      「薮の中の黒猫」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督したコメディー。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
    • 薮の中の黒猫

      制作年: 1968
      「華岡青洲の妻」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督も担当した。平安期に時代をとった妖怪もの。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
    • 華岡青洲の妻

      制作年: 1967
      有吉佐和子の同名小説を「妻二人」の新藤兼人が脚色し、「痴人の愛(1967)」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
    • 堕落する女

      制作年: 1967
      谷崎潤一郎の原作「愛すればこそ」を、「妻二人」の新藤兼人が脚色、「こころの山脈」の吉村公三郎が監督した文芸もの。撮影は「松川事件」の佐藤昌道。
    • 性の起原

      制作年: 1967
      「酔いどれ波止場」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督した。「本能」のテーマをひき継いだ異色作。撮影は「本能」の黒田清巳。
    • 妻二人

      制作年: 1967
      パトリック・クェンティンの原作を「酔いどれ波止場」の新藤兼人が脚色し、「赤い天使」の増村保造が監督した風俗もの。撮影は「兵隊やくざ 俺にまかせろ」の宗川信夫。
    • 限りある日を愛に生きて

      制作年: 1967
      草薙実の同名の実話小説を「続・酔いどれ博士」の新藤兼人と関功が共同で脚色。「女の賭場」の田中重雄が監督した青春もの。撮影は「野良犬(1966)」の中川芳久。
    • こころの山脈

      制作年: 1966
      「高原のお嬢さん」の千葉茂樹がオリジナル・シナリオを執筆、「越前竹人形」の吉村公三郎が監督した師弟愛を描いた社会ドラマ。撮影は杉田安久利。なお、これは俗悪映画の悪影響から子供たちを守ろうという、福島県本宮町のお母さんたちを中心とした、本宮方式映画製作の会が、近代映画協会の協力を得て製作したもので、製作にあたってはスチルの撮影にあたった佐藤布を始めとする、本宮町のお母さんがたが全面的に撮影に協力した。
    • 刺青(1966)

      制作年: 1966
      谷崎潤一郎の同名の原作を、「悪党」の新藤兼人が脚色、「清作の妻」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「悪名無敵」の宮川一夫。
    • 酔いどれ博士

      制作年: 1966
      「刺青(1966)」の新藤兼人がシナリオを執筆、「処女が見た」の三隅研次が監督したアクションもの。撮影は「若親分喧嘩状」の森田富士郎。
    • 座頭市海を渡る

      制作年: 1966
      子母沢寛の原作から「酔いどれ博士」の新藤兼人が脚色、「雁(1966)」の池広一夫が監督したシリーズ第十四作目。撮影は「泥棒番付」の武田千吉郎。
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    • 続・酔いどれ博士

      制作年: 1966
      「座頭市海を渡る」の新藤兼人が、自身の原作を脚色し、「私は負けない」の井上昭が監督したシリーズ第二作目。撮影は、「処女が見た」の牧浦地志。
    • けんかえれじい

      制作年: 1966
      「座頭市海を渡る」の新藤兼人がシナリオを執筆し、「東京流れ者」の鈴木清順が監督したアクションもの。撮影は「骨まで愛して」の萩原憲治。
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    • 酔いどれ波止場

      制作年: 1966
      「続・酔いどれ博士」の新藤兼人がシナリオを執筆、同じ井上昭が監督した、“酔いどれ”シリーズ第三作目。撮影は「殺人者」の竹村藤和。
    • 本能

      制作年: 1966
      「悪党」で脚本・監督の新藤兼人が今回も脚本・監督した人間ドラマ。撮影はコンビの黒田清巳。
    • 悪党(1965)

      制作年: 1965
      谷崎潤一郎の戯曲“顔世”より「鬼婆」の新藤兼人が脚色・監督した戦乱もの。撮影もコンビの黒田清巳。
    • 清作の妻(1965)

      制作年: 1965
      吉田絃二郎の同名小説を「鼠小僧次郎吉」の新藤兼人が脚色「兵隊やくざ」の増村保造が監督した女性ドラマ。撮影は「「女の小箱」より 夫が見た」の秋野友宏。
      100
    • 鼠小僧次郎吉(1965)

      制作年: 1965
      大佛次郎の原作を「肉体の盛装」の新藤兼人が脚色「眠狂四郎炎情剣」の三隅研次が監督した世話もの。撮影は「忍びの者 続霧隠才蔵」の牧浦地志。
    • 卍(まんじ)(1964)

      制作年: 1964
      谷崎潤一郎の同名小説を「傷だらけの山河」の新藤兼人が脚色「「女の小箱」より 夫が見た」の増村保造が監督した文芸もの。撮影もコンビの小林節雄。
    • 肉体の盛装

      制作年: 1964
      新藤兼人の原作“偽われる盛装”を自ら脚色「海軍」の村山新治が監督した女性ドラマ。撮影は「赤いダイヤ」の坪井誠。
    • 鬼婆

      制作年: 1964
      「母(1963)」の新藤兼人がシナリオを執筆、監督した民話もの。撮影もコンビの黒田清巳。
    • 沙羅の門

      制作年: 1964
      水上勉の同名小説を「卍(まんじ)(1964)」の新藤兼人が脚色「僕はボデイガード」の久松静児が監督した文芸もの。撮影もコンビの梁井潤。
    • 駿河遊侠伝 賭場荒し

      制作年: 1964
      子母沢寛の原作を「傷だらけの山河」の新藤兼人が脚色「昨日消えた男」の森一生が監督した仁侠もの。撮影は「柔道名勝負物語 必殺一本」の今井ひろし。
    • 傷だらけの山河

      制作年: 1964
      石川達三の同名小説を「青べか物語」の新藤兼人が脚色、「続忍びの者」の山本薩夫が監督した社会ドラマ。撮影は「現代インチキ物語 騙し屋」の小林節夫。
    • 母(1963)

      制作年: 1963
      原作、脚色、監督ともに「人間」の新藤兼人が担当した、社会ドラマ。撮影もコンビの黒田清巳。
    • 海軍(1963)

      制作年: 1963
      岩田豊雄原作を「嘘(1963)」の新藤兼人が脚色、「無法松の一生(1963)」の村山新治が監督した軍隊もの。撮影は二口善乃。
      80
    • 舞妓と暗殺者

      制作年: 1963
      「嘘(1963)」の新藤兼人のオリジナルシナリオを「女系家族」の三隅研次が監督した幕末もの。撮影は「第三の影武者」の本多省三。
    • 嘘(1963)

      制作年: 1963
      第一話「素晴らしい悪女」の白坂依志夫が脚本を執筆、「黒の報告書」の増村保造が監督、撮影は「背広の忍者」の石田博。第二話「陽気な殿様」の笠原良三が脚本を執筆。「その夜は忘れない」の吉村公三郎が監督、撮影は「温泉芸者」の小原譲治。第三話「しとやかな獣」の新藤兼人が脚本を執筆、「お琴と佐助」の衣笠貞之助が監督、撮影は「停年退職」の渡辺公夫。オムニバス映画。
    • 鯨神

      制作年: 1962
      芥川賞の宇能鴻一郎の原作を「裁かれる越前守」のコンビ新藤兼人が脚色、田中徳三が監督した文芸もの。撮影は「爛」の小林節雄。
      50
    • 人間

      制作年: 1962
      野上彌生子原作『海神丸』より、「斬る(1962)」の新藤兼人が脚本・監督した人間ドラマ。撮影は黒田清巳。
    • 当りや大将

      制作年: 1962
      「鯨神」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを、「あいつと私(1961)」の中平康が監督した風刺喜劇。撮影は「太陽と星」の姫田真佐久。
    • 地獄の刺客

      制作年: 1962
      「鯨神」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを「中山七里」の池広一夫が監督した時代劇アクション。撮影は「座頭市物語」の牧浦地志。
    • 青べか物語

      制作年: 1962
      文芸春秋連載山本周五郎原作から「斬る(1962)」の新藤兼人が脚色、「花影」の川島雄三が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの岡崎宏三。
    • 斬る(1962)

      制作年: 1962
      柴田錬三郎の原作から「裁かれる越前守」の新藤兼人が脚色、「座頭市物語」の三隅研次が監督した剣客もの。撮影は「三代の盃」の本多省三。出演は「「破戒(1962)」」「中山七里」の市川雷蔵、「破戒(1962)」の藤村志保、他。
      80
    • あの空の果てに星はまたたく

      制作年: 1962
      「黒蜥蜴(1962)」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを「わが生涯は火の如く」の関川秀雄が監督した青春ドラマ。撮影は「最初が肝心」の山沢義一。
    • 爛(1962)

      制作年: 1962
      徳田秋声原作から「献身」の新藤兼人が脚色、「うるさい妹たち」の増村保造が監督した文芸もの。撮影は「誘拐」の小林節雄。
    • 黒蜥蜴(1962)

      制作年: 1962
      江戸川乱歩原作を「爛」の新藤兼人が脚色、「女房学校」の井上梅次が監督したミステリーもの。撮影は「夢でありたい」の中川芳久。
      50
    • 家庭の事情

      制作年: 1962
      オール読物連載の源氏鶏太の原作を、「献身」の新藤兼人が脚色。「女の勲章」の吉村公三郎が監督した老サラリーマンをめぐるホームドラマ。撮影は「可愛いめんどりが歌った」の小原譲治。
    • しとやかな獣

      制作年: 1962
      「人間」を監督した新藤兼人の原作・脚色から、「雁の寺」の川島雄三が監督した社会ドラマ。撮影は「瘋癲老人日記」の宗川信夫。
      80
    • 裁かれる越前守

      制作年: 1962
      吉川英治原作から「黒蜥蜴(1962)」の新藤兼人が脚色、「誘拐」の田中徳三が監督した異色時代劇。撮影は「雨の九段坂」の本田平三。
    • 背徳のメス

      制作年: 1961
      黒岩重吾の直木賞受賞作を 「雲がちぎれる時」の新藤兼人が脚色し、「恋の画集」の野村芳太郎が監督したサスペンス・ドラマ。撮影も「恋の画集」の川又昂。
    • 松川事件

      制作年: 1961
      松川事件の赤間勝美被告の自白供述書、第一審、第二審の公判記録を主体に、新藤兼人・山形雄策が共同で脚本を執筆、「武器なき斗い」の山本薩夫が監督したもの。撮影は佐藤昌道が担当した。なお、製作資金四千五百万円はカンパによって調達された。
    • 「挑戦」より 愛と炎と

      制作年: 1961
      石原慎太郎の『挑戦』を、「胎動期 私たちは天使じゃない」の新藤兼人が脚色し、「みな殺しの歌より 拳銃よさらば!」の須川栄三が監督したもので、中近東ロケを行なった。撮影は「暗黒街の弾痕」の小泉福造。
    • 女の勲章

      制作年: 1961
      山崎豊子の新聞小説の映画化で、「「挑戦」より 愛と炎と」の新藤兼人が脚色し、「婚期」の吉村公三郎が監督した。撮影は「若い仲間」の小原譲治。
    • 雲がちぎれる時

      制作年: 1961
      田宮虎彦の『赤い椿の花』を、「「挑戦」より 愛と炎と」の新藤兼人が脚色し、「猟銃」の五所平之助が監督した文芸編。撮影も「猟銃」の竹野治夫。
    • 熱愛者

      制作年: 1961
      岡田茉莉子のプロデュースによるもので、中村真一郎の同名小説を、「雲がちぎれる時」の新藤兼人が脚色し、「水溜り」の井上和男が監督した文芸編。撮影も同じく堂脇博。
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