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稲田嵯裕里の関連作品 / Related Work
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TOUCH/タッチ(2024)
制作年: 2024アイスランドの作家オラフ・オラフソンによるベストセラー小説『タッチ』を「エベレスト 3D」のバルタザール・コルマウクル監督が映画化。初期の認知症が発覚したクリストファーは、50年前に愛した人が突然姿を消した謎を解明しようと、ロンドンから日本へと向かう。出演はNetflix『トラップ 流血の聖地』のエギル・オラフソン、「牛首村」のKōki,、バルタザール・コルマウクル監督の息子パルミ・コルマウクル、「おくりびと」の本木雅弘。 -
エア・ロック 海底緊急避難所
制作年: 2024「海底47m」の製作総指揮を務めたアンディ・メイソンが脚本を手掛けたスリラー。メキシコのリゾート地に向かう大型旅客機が、事故で海底に墜落。生き残った乗客7人は、機内のエア・ロックに避難して救助を待つが、そこへ人喰いザメが忍び寄ってくる……。出演は「探偵マーロウ」のコルム・ミーニイ、「君を想い、バスに乗る」のフィリス・ローガン。 -
ホワイトバード はじまりのワンダー
制作年: 2023「ワンダー 君は太陽」の原作者R・J・パラシオが、いじめた側の少年の救済を主軸に置いて描いたアナザーストーリー『ホワイトバード』を映画化。自分の居場所を見失った孫を希望に満ちた未来へ導くために、祖母はナチス占領下を過ごした少女時代の話を聞かせる。監督は「チョコレート」「プーと大人になった僕」のマーク・フォースター。「ワンダー 君は太陽」で問題児ジュリアンを演じたブライス・ガイザーが引き続き同じ役を、「クィーン」で2007年第79回アカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが封印していた過去を話す祖母サラを演じる。2024年第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門正式招待作品。 -
コンペティション(2021)
制作年: 2021ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラス共演で映画界の内幕を風刺したコメディ。天才女性監督のローラ、世界的大スターのフェリックス、一流舞台俳優のイバンが集結し、ベストセラー小説の映画化に挑むが、全く気の合わない3人の行方は前途多難で……。共演は「笑う故郷」のオスカル・マルティネス。監督は「笑う故郷」のマリアノ・コーン&ガストン・ドゥプラット。 -
アフター・ヤン
制作年: 2021AIロボットが家族として溶け込んでいる近未来を舞台に、故障したロボットのヤンが体内に撮りためた記録映像をたどりながら、家族との愛情の軌跡をひもとくSF映画の意匠を凝らしたヒューマン・ドラマ。小津安二郎を信奉し、小津と組んだ脚本家・野田高梧に因んでコゴナダと名乗る新進監督の長編第2弾。A24製作、阪本龍一がオリジナル・テーマ曲を担当した。残された映像を手がかりにヤンのミステリアスな過去をたどっていく主人公ジェイクに扮するのは、「THE BATMAN-ザ・バットマン-」のコリン・ファレル。妻のカイラに「ウィズアウト・リモース」のジョディ・ターナー=スミス、ヤンをドラマ『アンブレラ・アカデミー』のジャスティン・H・ミン、ヤンを兄と慕うミカに、本作が映画デビューとなる、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ。そして、監督のデビュー作「コロンバス」で主演を務めたヘイリー・ルー・リチャードソンが物語の鍵を握る謎めいた女性を演じた。ヤンの体内に残された映像には何が映っているのか。そこに刻まれたヤンの記録/記憶は、いったい何を物語るのか。そしてAIに感情は宿るのか。幾多のミステリーを提示しながら、人間とロボットの関係性について観る者に問いかける。 -
ようこそ、革命シネマへ
制作年: 2019映画産業が崩壊したスーダンで、映画館復興に向け奔走する4人の老映画人たちを追ったドキュメンタリー。1989年の軍事政権誕生から数十年。政治犯として拘禁されたり、亡命していた4人が再会。一夜限りの上映を夢見て準備を開始するも様々な壁が立ちはだかる。2019年ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 ドキュメンタリー賞・観客賞受賞作。4月4日より公開延期。 -
ライオン・キング(2019)
制作年: 2019アニメ「ライオン・キング」(94)を「ジャングル・ブック」のジョン・ファヴロー監督が実写化。偉大な王、ライオンのムサファのもとに誕生したシンバは、いつか自分も父のようになろうと夢見るが、好奇心旺盛で未熟な彼はなかなかその一歩を踏み出せないでいた。声の出演は、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のドナルド・グローヴァー、「ドリームガールズ」など俳優としても活躍するシンガーソングライターのビヨンセ。89点- 親子で楽しめそう
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ジュディ 虹の彼方に
制作年: 20191939年「オズの魔法使」で一躍スターとなったミュージカル女優ジュディ・ガーランドの晩年を「シカゴ」のレネー・ゼルウィガーが演じた伝記ドラマ。1968年、トラブルが度重なり窮地に立つジュディは、子供を元夫に預け、ロンドンのクラブに出演するため旅立つ。ピーター・キルターによる舞台『End Of The Rainbow』を基に、47歳の若さでこの世を去る半年前に行われた公演の日々を、「トゥルー・ストーリー」のルパート・グールド監督が描く。劇中歌は全曲レネー・ゼルウィガー自身が歌っている。第77回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞【ドラマ部門】ノミネート。 -
ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ
制作年: 20192019年サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をW受賞したヒューマンドラマ。サンフランシスコで生まれ育ったジミー。祖父が建て、かつて家族と暮らしたヴィクトリアン様式の家が売りに出されることを知ったジミーは、この家に再び住みたいと願い奔走する。監督のジョー・タルボットは、幼なじみで本作の主人公を演じるジミー・フェイルズの実体験を基に自身初の長編作品として作り上げた。共演は「囚われた国家」のジョナサン・メジャース、「黒い司法 0%からの奇跡」のロブ・モーガン。 -
マイ・ベスト・フレンド
制作年: 2015ドリュー・バリモアとトニ・コレットが互いに支えあう親友同士を演じた人間ドラマ。ジェスとミリーは幼い頃から何でも話し合ってきた仲。ジェスは念願の子供を授かったものの、時同じくしてミリーに乳ガンが見つかり、彼女に喜びを伝えるに伝えられなくなる。「トワイライト~初恋~のキャサリン・ハードウィック監督が、二人の深い絆を映し出す。共演は「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」のドミニク・クーパー、俳優としてだけでなく監督としても活躍するパディ・コンシダインほか。80点 -
ハッピーエンドの選び方
制作年: 2014老人ホームに暮らす男が、自らスイッチを押すだけで苦しまずに最期を迎えることができる装置を発明したことから巻き起こる騒動をユーモラスな筆致で描くイスラエル映画。監督・脚本はイスラエル映画界の新鋭、シャロン・マイモンとタル・グラニット。出演は、モロッコ出身のベテラン俳優ゼーブ・リバッシュ、「フットノート」のアリサ・ローゼン。 -
めぐり逢わせのお弁当
制作年: 2013インドを舞台に、誤って配達されたお弁当をきっかけに、孤独や悩みを抱えた男女が交流を深めてゆく姿を描いたドラマ。インドのみならずヨーロッパ各国で大ヒットを記録した。出演は4ヶ月にも及ぶオーディションの末に選ばれた舞台出身のニムラト・カウル、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のイルファン・カーン。78点 -
アバウト・タイム 愛おしい時間について
制作年: 2013「ラブ・アクチュアリー」の監督や「ノッティングヒルの恋人」の脚本などハートウォーミングなラブコメディを多く手がけたリチャード・カーティスが、タイムトラベル能力を使って恋を実らせ万事うまくいかせようとする青年を通して、愛と幸せの本質に迫るSFロマンス。リチャード・カーティスは本作をもって監督業から引退することを宣言した。タイムトラベル能力を持つ家系であることを知り過去をやり直して人生をより良くしようとする青年を「アンナ・カレーニナ」「ハリー・ポッターと死の秘宝」のドーナル・グリーソンが演じるほか、「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイらが出演。Filmarks主催のリバイバル上映プロジェクトにて、2024年5月31日より2週間限定のリバイバル上映(配給:Filmarks)。55点- 可愛い
- ほのぼのとした
- 考えさせられる
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パラノーマン ブライス・ホローの謎
制作年: 2012死者と話せる少年が、町の謎を解き町を危機から救うために大活躍する冒険ファンタジー。3Dとストップモーション・アニメの組み合わせによりやわらかな質感を実現し、表情や動きを生き生きとさせている。第82回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされた「コララインとボタンの魔女 3D」のライカ・エンターテインメントが制作にあたっている。監督は「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」「ねずみの騎士デスぺローの物語」のサム・フェルと、「コララインとボタンの魔女」絵コンテ・スーパーバイザーや「ねずみの騎士デスぺローの物語」「ティム・バートンのコープスブライド」等の絵コンテやデザインを担当してきたクリス・バトラー。2D/3D同時公開。90点 -
ロード・オブ・セイラム
制作年: 201217世紀に行われた魔女裁判で殺害された女たちの呪いが現代に蘇る様を、サイケデリックな色調で描くホラー。監督・脚本・製作は、ロック・ミュージシャンとして活躍する一方、「マーダー・ライド・ショー」や「ハロウィン」など独自の美学で描くホラー作品が人気を集めるロブ・ゾンビ。魔女たちを死に追いやった判事の末裔で、呪いのレコードをかけてしまうDJを、「マーダー・ライド・ショー」などロブ・ゾンビ作品には欠かせないシェリ・ムーン・ゾンビが演じている。ほか、「X-MEN」のブルース・デイヴィソン、「アンノウン」のジェフリー・ダニエル・フィリップス、「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~」のケン・フォリーらが出演。60点 -
ダレン・シャン 若きバンパイアと奇怪なサーカス
制作年: 2009小説とコミックの売り上げが日本国内で640万部を越えた人気ファンタジーを、「アバウト・ア・ボーイ」でアカデミー脚色賞ノミネートのポール・ワイツが映画化。親友の命を救うために半人半バンパイアとなった少年が繰り広げる冒険を描く。出演は「The Hole」のクリス・マッソグリア、「沈まぬ太陽」の渡辺謙。70点 -
ファニーゲーム U.S.A.
制作年: 2007「隠された記憶」でカンヌ映画祭監督賞受賞のミヒャエル・ハケネが、自身の97年作品「ファニーゲーム」を、舞台をアメリカに変更してリメイク。別荘を訪れた一家が、残虐な二人の青年が仕掛けた生き残りゲームに巻き込まれる。「イースタン・プロミス」のナオミ・ワッツ、「インクレディブル・ハルク」のティム・ロスが共演。 -
ストンプ・ザ・ヤード
制作年: 2007足を踏み鳴らして独特のリズムをとるダンス“ストンプ”をモチーフに、ダンスが原因で兄を失った青年が、ダンスによって絶望を乗り越えてゆく姿を描く青春ダンス・ドラマ。監督は、これが日本初公開となるシルヴァン・ホワイト。出演はトップダンサーのコロンバス・ショート。80点 -
森のリトル・ギャング
制作年: 2006孤独なアライグマが、森の仲間たちとの触れ合いを通して温かい感情に目覚めていく様を描いた冒険アニメーション。声の出演は「シン・シティ」のブルース・ウィリス、「キャスティング・ディレクター」のギャリー・シャンドレング、「40歳の童貞男」のスティーヴ・カレル。監督は「アンツ」のティム・ジョンソンと、これがデビューとなるキャリー・カークパトリックの共同。80点 -
ウルトラヴァイオレット
制作年: 2006新種のウイルスに侵された近未来。超人間〈ファージ〉と人間政府の対立に巻き込まれた女戦士が、人間の少年を守るため孤高の闘いに挑むSFアクション。監督は「リベリオン」のカート・ウィマー。出演は「バイオハザードII アポカリプス」のミラ・ジョヴォヴィッチ。60点 -
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
制作年: 2005街で野菜を食い散らかすウサギを駆除するために発明家のウォレスと忠犬グルミットが奮闘するクレイ・アニメーション。1986年にイギリスで制作された短編映画「チーズ・ホリデー」から始まった人気シリーズ、初の長編作品。監督は“ウォレスとグルミット”の生みの親で、同シリーズ「快適な生活」「ペンギンに気をつけろ!」「ウォレスとグルミット、危機一髪!」で3度アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した巨匠ニック・パークと、本作が初の長編映画となるスティーヴ・ボックス。ウォレスの声を「嵐が丘」の名優ピーター・サリスが担当。ほか、「ナイロビの蜂」のレイフ・ファインズ、「チャーリーとチョコレート工場」のヘレナ・ボナム=カーターが声優を務める。第78回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞。 -
RENT/レント
制作年: 2005NYイースト・ヴィレッジに集うボヘミアンたちの愛と苦悩に満ちた1年間を描くミュージカル。伝説のブロードウェイ・ミュージカルの映画化。監督は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のクリス・コロンバス。撮影は「クローサー」のスティーヴン・ゴールドブラット。音楽(作詞・作曲)はオリジナルの舞台の台本も手掛けたジョナサン・ラーソン。編集は「ボーン・スプレマシー」のリチャード・ピアソン。衣裳は「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」のアギー・ゲラード・ロジャース。出演は「シン・シティ」のロザリオ・ドーソン、(以下はオリジナル舞台にも出演)「閉ざされた森」のテイ・ディグス、「フローレス」のウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア、「レストラン」のジェシー・L・マーティン、「KISSing ジェシカ」のイディナ・メンゼル、「スクール・オブ・ロック」のアダム・パスカル、「ビューティフル・マインド」のアンソニー・ラップほか。74点 -
スウェプト・アウェイ
制作年: 2002無人島に漂着したブルジョア夫人と船乗りのラヴ・ストーリー。1974年のイタリア映画「流されて…」のリメイク。監督・脚本は「スナッチ」のガイ・リッチー。音楽は「殺したい女」のミシェル・コロンビエ。衣裳は「ストーカー」のアリアンヌ・フィリップス。出演は「エビータ」のマドンナ、新進のアドリアーノ・ジャンニーニ、「タイムコード」のジーン・トリプルホーン、「ビロウ」のブルース・グリーンウッド、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のエリザベス・バンクス、「ジョンQ 最後の決断」のデイヴィッド・ソーントンほか。70点 -
GIRLS GIRLS
制作年: 2001セックスでイクために試行錯誤を重ねる女子高校生3人組の冒険を描く青春コメディ。本国ドイツでは150万人を動員する大ヒットを記録した。監督は新鋭のデニス・ガンゼル。 -
グラスハウス
制作年: 2001「ディープ・インパクト」「ロードキラー」のリリー・ソビエスキー主演のサスペンス・スリラー。思春期の少女特有の不安と恐怖感が絶妙にミックスされ、全米週末興行成績に3週連続トップ10入りした。美人女優ダイアン・レインが義母を怪演。70点 -
プルーフ・オブ・ライフ
制作年: 2000愛し合ってはいけない男女が危険な冒険を繰り広げるサスペンス。監督・製作は「ディアボロス/悪魔の扉」のテイラー・ハックフォード。脚本・製作総指揮は「アルマゲドン」のトニー・ギルロイ。撮影は「ガタカ」のスラウォミール・イドゥジアク。音楽は「地上より何処かで」のダニー・エルフマン。美術は「トーマス・クラウン・アフェアー」のブルーノ・ルービオー。編集は「スライディング・ドア」のジョン・スミス。衣裳は「クレイドル・ウィル・ロック」のルース・マイヤーズ。出演は「ユー・ガット・メール」のメグ・ライアン、「グラディエーター」のラッセル・クロウ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のデイヴィッド・モース、「ビーン」のパメラ・リード、「ボディ・カウント」のデイヴィッド・カルーソーほか。70点 -
インビジブル
制作年: 2000透明人間になった天才科学者の悪意の暴走を描くSFスリラー。監督は「スターシップ・トゥルーパーズ」のポール・ヴァーホーヴェン。脚本・原案は「エンド・オブ・デイズ」のアンドリュー・W・マーロウ。音楽はジェリー・ゴールドスミス。出演は「従妹ベッド」のエリザベス・シュー、「ワイルドシングス」のケヴィン・ベーコン、「マンハッタン花物語」のジョシュ・ブローリン、「気まぐれな狂気」のキム・ディケンズほか。70点 -
ブルー・ストリーク
制作年: 1999警察署に隠された宝石の奪還を図る泥棒が繰り広げる大騒動を描いた娯楽アクション。監督は「フラバー」のレス・メイフィールド。脚本は「天国に行けないパパ」のマイケル・ベリーとジョン・ブルメンタール、スティーヴ・カーペンター。製作は「クルーエル・インテンションズ」のトビー・ジャッフェと「ラストサマー2」のニール・H・モリッツ。製作総指揮はアラン・シャピロとダニエル・メルニック。撮影は「デイライト」のデイヴィッド・エグビー。音楽は「クルーエル・インテンションズ」のエドワード・シーアムーア。美術はビル・ブレゼスキ。編集はマイケル・トロニック。衣裳はデニーズ・ウィンゲイト。出演は「ナッシング・トゥ・ルーズ」のマーティン・ローレンス、「スクリーム2」のルーク・ウィルソン、「ファイヤーストーム」のウィリアム・フォーサイス、「マスク」のピーター・グリーン、「ブギーナイツ」のニコール・アリパーカーほか。100点 -
クルーエル・インテンションズ
制作年: 1999危うい恋の駆け引きを楽しむ高校生の姿を描いたサスペンス。ラクロの『危険な関係』の4度目の映画化。監督・脚本は「キングピン ストライクヘの道」の脚本家ロジャー・カンブルで、彼の監督デビュー作。製作は「ラストサマー1、2」のニール・H・モリッツ。撮影は「ブレイド」のテオ・ヴァン・サンデ。音楽は「マーサ・ミーツ・ボーイズ」のエドワード・シアラムーア。撮影は「ブレイド」のテオ・ヴァン・サンデ。出演は「54」のライアン・フィリップ、「ラストサマー」のサラ・ミシェル・ゲラー、「カラー・オブ・ハート」のリース・ウィザースプーンほか。 -
トゥルー・クライム(1998)
制作年: 1998死刑執行当日、無実の死刑囚を救うために奔走するヴェテラン新聞記者の姿を描くサスペンス。監督・製作・主演は「真夜中のサバナ」のクリント・イーストウッド。脚本は「チャイニーズ・ボックス」のラリー・グロス、「卒業白書」のポール・ブリックマン、「ディ-プエンド・オブ・オーシャン」のスティーヴン・シフ。原作はアンドリュー・クラヴァンの同名小説(創元推理文庫刊)。撮影のジャック・N・グリーン、音楽のレニー・ニーハウス、美術のヘンリー・バムステッド、編集のジョエル・コックスはイーストウッドの常連。共演は「アウト・オブ・サイト」のイザイア・ワシントン、「ヴァンパイア 最期の聖戦」のジェームズ・ウッズ、「リアル・ブロンド」のデニス・リアリー、「ジャッカル」のダイアン・ヴェノーラほか。他に、イ-ストウッドの娘フランシスカ・フィッシャー=イーストウッド、彼女の母で元恋人のフランシス・フィッシャー、現在の妻のダイナ・イーストウッドなど、イーストウッドの家族の女性陣が特別出演。75点 -
ワイルド・スモーカーズ
制作年: 1998マリファナの自家栽培で荒稼ぎを企む男たちの姿をブラックな味わいで描くドラマ。監督は「パリス・トラウト」のスティーヴ・ギレンホール。脚本は「悪魔を憐れむ歌」のニコラス・カザンとギレンホール。原案はギレンホールとジョアナ・ラシン。製作はジェイソン・クラーク。製作総指揮はナオミ・フォナー、トム・ローゼンバーグ、シガージョン・サイヴァッソン、テッド・タネンバウム。撮影はグレッグ・ガーディナー。音楽は「ディープ・ブルー」のトレヴァー・ラビン。美術はリチャード・シャーマン。編集はマイケル・ジャブロウ。衣裳はジョゼフ・A・ポロ。出演は「狂っちゃいないぜ!」のビリー・ボブ・ソーントン、「セレブリティ」のハンク・アザリア、「Mr.マグー」のケリー・リンチ、「クルーエル・インテンションズ」のライアン・フィリップほか。 -
ラストサマー2
制作年: 1998うしろ暗い過去を抱えたティーンエイジャーが謎の人物に襲われるホラーの続編。監督は「ジャッジ・ドレッド」のダニー・キャノン。製作はウィリアム・S・ベイズレー、ストックリー・チャフィン、エリック・フェイグ、ニール・H・モーリッツと前作「ラストサマー」の製作陣が続投。脚本はトレイ・キャラウェイ。撮影は「ハイスクール・ハイ」のバーノン・レイトン。音楽は「ダンテス・ピーク」のジョン・フリゼル。編集は「モータル・コンバット2」のペック・フライアー。美術は「ボディ・バンク」のダグ・クラナー。衣装は「スポーン」のダン・レスター。出演は前作に続いてジェニファー・ラヴ・ヒューイットとフレディ・プリンゼ・Jr.ほか。70点 -
ジャングル2ジャングル
制作年: 1997ジャングル育ちの野生児が大都会ニューヨークで巻き起こす騒動を描いたコメディ。フランス映画「僕は、パリに恋をする」(94)のリメイクで、「サンタクローズ」の監督ジョン・パスキン、主演のティム・アレンのコンビが再登板。脚本はブルース・A・エヴァンス、レイノルド・ギデオン。撮影は「日の名残り」のトニー・ピアース=ロバーツ。音楽はマイケル・コンヴァーティノ。共演は新星サム・ハンティントンとリーリー・ソヴィエスキ、「マーズ・アタック!」のマーティン・ショート、「わかれ路」のロリータ・ダヴィドヴィッチほか。 -
ジャングル・ジョージ
制作年: 199767年に誕生して大ヒットしたディズニー製作のアニメーション「ジャングル・ジョージ」の実写版リメイク。監督は「D2 マイティ・ダック」のサム・ワイスマン。キャラクター原案はジェイ・ウォード。脚本は「透明人間」のデイナ・オルセンの原案を基に、オルセンとオードリー・ウェルズが共同。製作はデイヴィッド・ホッバーマン、ジョーダン・カーナー、「フライド・グリーン・トマト」の監督でもあるジョン・アヴネットの共同。製作総指揮はC・タッド・デヴリン。撮影は「ジュマンジ」のトーマス・アッカーマン。音楽は「ファースト・ワイフ・クラブ」のマーク・シャイマン。美術はスティーヴン・マーシュ。編集はスチュアート・パッペとロジャー・ボンデッリ。衣裳はリサ・ジェンセン。動物の特殊効果はジム・ヘンソン・クリーチャーショップ、視覚効果はドリームクエスト・イメージズがそれぞれ担当。主演は「原始のマン」のブレンダン・フレイザー。共演は「ラストマン・スタンディング」のレスリー・マンのほか、「危険な動物たち」のジョン・クリーズがゴリラの声を担当。「Mr.マグー」と2本立て公開された。80点 -
ヘラクレス(1997)
制作年: 1997ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの知られざる青年期の恋と冒険の旅を描いた、ディズニーの長編アニメ第35作。監督・脚本・製作は「リトル・マーメイド」「アラジン」のコンビ、ジョン・マスカーとロン・クレメンツ。製作は、彼らと「ライオン・キング」のアリス・デューイ。脚本はマスカー、クレメンツ、ボブ・ショウ、ドナルド・マッケンリー、アイリーン・ミッチの共同。オリジナル・スコアと挿入歌の作曲を「アラジン」「ノートルダムの鐘」のアラン・メンケンが手掛け、作詞はブロードウェイの人気作詞家デイヴィッド・ジッペルが担当し、全6曲のナンバーを提供。プロダクション・デザインは「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」のジェラルド・スカーフェ、美術監督はアンディ・ガスキル、CGI監修はロジャー・グールド。スーパーバイジング・アニメーターは「ライオン・キング」のアンドレアス・デジャ(ヘラクレス)、「ポカホンタス」のケン・ダンカン(メグ)、エリック・ゴールドバーグ(ピロクテテス)、ニック・ラニエリ(ハデス)。声の出演は「メンフィス・ベル」のテイト・ドノヴァン、舞台『美女と野獣』でトニー賞にノミネートされたスーザン・イーガン、「ニクソン」のジェームズ・ウッズ、「SPACE JAM」のダニー・デヴィート、「キルトに綴る愛」のリップ・トーン、ナレーターに「トゥルーライズ」のチャールトン・ヘストンらが参加。日本語吹替版も同時公開され、“TOKIO”の松岡昌弘、工藤静香、嶋田久作、ナレーターの森繁久彌ら多彩な面々が吹き替えに参加。オリジナル版ではマイケル・ボルトンの歌う主題歌『When a Man Love』のカバー曲を藤井フミヤが歌った。80点 -
ファーザーズ・デイ
制作年: 1997互いに自分こそ父親だと主張して譲らぬ2人の中年男性が、1人の少年を巡って争いながら珍道中を繰り広げるロードムービー・コメディ。ロビン・ウィリアムズとビリー・クリスタルという当代の芸達者たちの丁々発止のやり取り(映画では初共演)が笑いを誘う。フランシス・ベイベール監督、ピエール・リシャール、ジェラール・ドパルデュー主演のフランス映画「Les Comperes」(84)を、「ジュニア」のアイヴァン・ライトマンの監督・製作でリメイク。脚本は「彼と彼女の第2章」「クローンズ」などのコンビ、ローウェル・ガンツとババルー・マンデル。製作は「陰謀のセオリー」のジョエル・シルヴァーとライトマンの共同。製作総指揮は「SPACE JAM」のジョー・メダックとダニエル・ゴールドバーグ、撮影は「カリートの道」のスティーヴン・H・ブラム、音楽は「SPACE JAM」のジェームズ・ニュートン・ハワードで、ポール・マッカートニーのテーマ曲『ヤング・ボーイ』『ザ・ワールド・トゥナイト』のほか、シュガー・レイ、スペシャルズ、ライル・ラヴェットら多彩な挿入曲が全編に流れる。編集は「SPACE JAM」のシェルダン・カーンと「ジュニア」のウェンディ・グリーン・ブリックモント、衣裳は「身代金」のリタ・ライアック。主演は「ジャック」のロビン・ウィリアムズと「彼と彼女の第2章」のビリー・クリスタル。共演は「ターミナル・ベロシティ」のナスターシャ・キンスキー、「BOYS」のチャーリー・ホフハイマー、「ノース/ちいさな旅人」のジュリア・ルイス=ドレイファスほか。70点 -
ジュリアン・ポーの涙
制作年: 1997偶然立ち寄った田舎町で、なぜか人々の注目を集めることになった平凡な男を描いた心温まるドラマ。監督・脚本は、本作がデビューとなるアラン・ウェイド。製作はジョセフ・ビアーソンとジョン・グラスコウ。撮影は「モンタージュ 証拠死体」のバーンド・ヘインル。音楽は「グラス・ハープ 草の竪琴」のパトリック・ウィリアムズ。出演は「ブロークン・アロー」のクリスチャン・スレーター、「ザ・クラフト」のロビン・タニーほか。 -
愛さずにはいられない
制作年: 1997ニューヨーカーの青年ビジネスマンと情熱的なメキシカン娘が互いのカルチャーギャップを乗り越え、運命と愛の力を信じるようになるまでを描いた、ハートウォーミングなラブ・ロマンス。監督はTV界で活躍し、劇場用映画は『彼女はふたりっ子!?』(V)に続いて2作目のアンディ・テナント。脚本は、ジョアン・テイラーと「フラッシュダンス」のキャサリン・リバックの原案を基に、リバックが執筆。製作は「スパイ・ハード」のダグ・ドレイツィンとその夫人アンナ・マリア・デイヴィスで、彼ら自身の出会いの実体験に基づいているという。製作総指揮は「ユージュアル・サスペクツ」のマイケル・マクドネル。撮影は「フリー・ウィリー」のロビー・グリーンバーグ、音楽は「花嫁のパパ2」のアラン・シルヴェストリがスコアを書き、タイトルの元になったエルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』、グロリア・エステファンの『ミ・ファミリア』とラテン系ミュージックのナンバーなどを使用。主演は「ジミー さよならのキスもしてくれない」の後、TVコメディ『フレンズ』で人気に火がついたマシュー・ペリーと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のサルマ・ハエック。共演は「結婚しない女」のジル・クレイバーグ、マシューの実父で「インデペンデンス・デイ」のジョン・ベネット・ペリー、「ある女の存在証明」のトーマス・ミリアン、「推定無罪」のジョン・テニー、「フォレスト・ガンプ 一期一会」のシオバン・ファロンナほか。80点 -
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン
制作年: 199787年のヒット作「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のアニメーション版。同シリーズを世に放ったツイ・ハークの指揮下、日本のアニメーション界のスタッフが全面協力。監督は日本でアニメ修業を積んだ新鋭アンドリュー・チェン。音楽はスコアをリッキー・ホーが手掛け、レオン・ライやプリシラ・チャンが歌を披露。声の出演はアニタ・ユン以下、香港スターが並ぶ豪華な布陣。 -
フラバー
制作年: 1997うっかり者の天才科学者が発明した夢の物質をめぐって巻き起こる騒動を描いたファンタスティック・コメディ。61年のディズニー映画「うっかり博士の大発明 フラバァ」(ロバート・スティーヴンソン監督)のリメイク。監督は「34丁目の奇跡」のレス・メイフィールド。製作は「101」(製作・脚本)のジョン・ヒューズと、「ジャック」のリカルド・メストレス。製作総指揮は「アダムス・ファミリー2」のデイヴィッド・ニックセイ。サミュエル・W・テイラーの短編『A Situation of Gravity』を原作に、脚本はヒューズが執筆(オリジナルにほぼ忠実な再映画化のため、クレジットは75年に亡くなった旧作の脚本家ビル・ウォルシュと連名)。撮影は「ミクロ・キッズ3」で監督デビューを果たした「アポロ13」のディーン・カンディ。音楽は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のダニー・エルフマン。美術は「ホーム・フォー・ザ・ホリディ」のアンドリュー・マッカルパイン。編集は「グレース・オブ・マイ・ハート」のハーヴェイ・ローゼンストックと「ジャングル2ジャングル」のマイケル・A・スティーヴンソン。衣裳はエイプリル・フェリー。SFXはフラバー関連をインダストリアル・ライト&マジック(ILM)、63年型サンダーバードが空を飛ぶシーンはドリーム・クエストがそれぞれ担当。主演は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のロビン・ウィリアムス。共演は「この森で、天使はバスを降りた」のマルシア・ゲイ・ハーデン、「アンフォゲッタブル」のクリストファー・マクドナルド、「デッドマン・ウォーキング」のレイモンド・J・バリーほか。ちなみに旧作「うっかり博士の大発明 フラバァ」とその続編「フラバァ・デラックス」でヒロインを演じたナンシー・オルソンがフォード社の秘書役でカメオ出演。日本語吹き替え版も同時公開された。90点 -
真夜中のサバナ
制作年: 1997北米一美しい町・サヴァナを舞台に、ある殺人事件をめぐってあらわにされる隠された人間模様を描いた異色のドラマ。ジャーナリストのジョン・ベレントによる同名ノンフィクションの映画化(邦訳・早川文庫刊)。監督は「目撃」のクリント・イーストウッドで、彼の監督20作目にあたり、自ら主演しない監督作品は『愛のそよ風』(73、テレビ放映のみ)、「バード」(88)に次いで3作目。脚本は「パーフェクト・ワールド」のジョン・リー・ハンコック。製作はイーストウッドと本作の映画化権を取得した「きのうの夜は…」などのアーノルド・シュティーフェル。製作総指揮はアニータ・ズーカマン。撮影のジャック・N・グリーン、音楽のレニー・ニーハウス、美術のヘンリー・バムステッド(「スティング」「ケープ・フィアー」)、編集のジョエル・コックスはイーストウッド組の常連。出演は「ザ・プロデューサー」「アルビノ・アリゲーター」(監督のみ)のケヴィン・スペイシー、「コン・エアー」のジョン・キューザック、「戦場のメリー・クリスマス」「ラストダンス」のジャック・トンプソン、「ガタカ」のジュード・ロウ、「フューネラル」のポール・ヒップ、イーストウッドの愛娘であるアリソン・イーストウッドほか。また、実際にサヴァナの町の名士であるレディ・シャブリが本人役で好演。80点 -
ラストサマー(1997)
制作年: 1997うしろ暗い過去を持ったティーンエイジャーたちがその秘密を知る謎の人物に襲われるホラー。監督はTVドラマの監督として活躍し本作で劇映画デビューを飾ったジム・ギレスピー。製作は「ボルケーノ」のニール・H・モリッツとストークリー・チャフィン、「あなたが寝てる間に」(原案)のエリク・フェイグ。製作総指揮は「ケーブルガイ」のウィリアム・S・ビーズリー。人気ヤングアダルト作家ロイス・ダンカンの同名小説を基に「スクリーム」のケヴィン・ウィリアムスンが脚本を執筆。撮影はギレスピーと短編映画で幾度かコンビを組むデニス・クロッサン。音楽は「ライアーライアー」のジョン・デブニー。美術は「ラストマン・スタンディング」のゲーリー・ウィズナー。編集は「コン・エアー」のスティーヴ・モルコヴィッチ。衣裳は「ビバリー・ヒルズ・コップ3」のキャサリン・アデアー。SFXは「レリック」ジョン・D・ミリナック。出演は「天使にラブソングを2」のジェニファー・ラヴ・ヒューイット、『バッフィ・ザ・バンパイア・キラー』(TVシリーズ版)でタイトルロールを演じるサラ・ミシェル・ゲラー、「白い嵐」のライアン・フィリップ、「逢いたくて」のフレディ・プリンゼ・Jr.、「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」のアン・ヘッチほか。80点 -
キラークィーン 舌を巻く女
制作年: 1996隕石のかけらを飲み込んで、長くエッチで凶暴な舌を持つ怪物に変身してしまった女を巡る騒動を描いたSFエロチック犯罪コメディ。キッチュでバカバカしいギャグとバッド・テイストが全編に振りかけられたスペイン産モンド・ムービー。監督・脚本はミュージック・ビデオや短編映画、CMなどで活躍する映像作家アルベルト・シアマ(61年生まれ)で、初の劇場用映画。製作は「ヘルレイザー1~3」「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」のクリストファー・フィグと「ゴールデン・ボールズ」「おっぱいとお月さま」のアンドレ・ビセンテ・ゴメス、特殊効果は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のイメージ・アニメーションがそれぞれ担当。出演は「バタリアン2」のメリンダ・クラーク、「ヤング・ソウル・レベルズ」のジェイソン・ダー、「エルム街の悪夢」シリーズや「クエスト」のロバート・イングランドほか。 -
草の上の月
制作年: 1996アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「コナン・ザ・グレート」(82)など映画化作品でも知られる『コナン』シリーズなどパルプマガジンのヒーロー物を著した冒険作家ロバート・E・ハワード(1906~38)の知られざる恋を描いたラヴ・ロマンス。彼の晩年交際したノーヴェリン・プライス・エリスの自叙伝を映画化。監督は「ザ・デッド」(製作総指揮)などで知られる製作者のダン・アイルランド。脚本はマイケル・スコット・マイヤーズ。撮影は「赤い薔薇ソースの伝説」のクラウディオ・ローシャ。音楽は「ザ・ロック」のハンス・ヅィマー。出演は「ザ・エージェント」のレネー・ゼルウィガー、「メン・イン・ブラック」のヴィンセント・ドノフリオほか。 -
ゲット・オン・ザ・バス
制作年: 19961995年10月16日、ネイション・オブ・イスラムの指導者ルイス・ファラカン師の呼びかけによって全米の黒人男性たち約150万人が首都ワシントンに集まりデモ行進をしたミリオン・マン・マーチを題材に、行進に参加するための長距離バスに乗り合わせた男たちの姿を描くドラマ。監督・製作総指揮は「ガール6」のスパイク・リー。製作は「デスペラード」のビル・ボーデン、TV界で活躍するルーベン・キャノン、「ブラックアウト」のバリー・ローゼンブッシュ。撮影は「堕ちた恋人たちへ」のエリオット・デイヴィス。音楽はテレンス・ブランチャード。美術は「クロッカーズ」「ガール6」に続いてリーとコンビを組むイナ・メイヒュー。編集はリアンダー・T・セイルズ。衣裳はサンドラ・ヘルナンデス。なお、本作はダニー・グローヴァー、ウィル・スミス、ウェズリー・スナイプスなどハリウッドスターをはじめ各界の有名人15人が資金提供をしている。出演は「ミミック」のチャールズ・S・ダットン、「ラブリー・オールドメン」のオシー・デイヴィス、「評決のとき」のトマス・ジェファーソン・バード、「ストレンジ・デイズ」のヒル・ハーパー、『ホミサイド』はじめTV界で活躍するアンドレ・ブラウアー、マルチタレントとして知られるリチャード・ベルザーほか。60点 -
マンハッタン花物語
制作年: 1996恋愛に臆病な女性と、彼女の前に現れた理想の男性の恋を、オーソドッスな語り口で描いたロマンチックなラブ・ストーリー。監督・脚本は、本作がデビューとなる戯曲家のマイケル・ゴールデンバーグ。製作は「恋愛の法則」のアラン・ミンデルとデニス・ショウのコンビ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョゼフ・ハートウィックとリン・ハリス。撮影は「ゴーストバスターズ」など数多くの作品に関わったアダム・キンメル、音楽は「恋愛の法則」のマイケル・コンヴァーティノ、美術も同作のスティーヴン・マッケイブ、編集はジェーン・カーソン、衣裳は「プリティ・リーグ」のシンシア・フリントが担当。主演は「ブロークン・アロー」のクリスチャン・スレイターと「ヘブンズ・プリズナー」のメアリー・スチュアート・マスターソン。 -
マチルダ(1996)
制作年: 1996純粋な魂を持つ天才少女が大人社会の矛盾に突き当たりながらも、健気に自分の場所を勝ち取っていく姿を描いたメルヘン調の物語。『あなたに似た人』などの著作で知られ、「ジャイアント・ピーチ」など映画化作品も多い幻想文学の作家ロアルド・ダールの同名児童文学を、「ローズ家の戦争」「ゲット・ショーティ」のダニー・デヴィートが監督・製作・出演の3役をこなして映画化。脚本と共同製作は「水曜日に抱かれる女」のニコラス・カザンと、「若草物語」(95)のロビン・スウィコードの夫妻。製作はデヴィート、彼のパートナーで共にジャージー・フィルムズを設立したマイケル・シャンバーグ、ジャージー・フィルムズの社長ステイシー・シェール、原作者の妻リシー・ダールの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「殺したい女」のマイケル・ペイサーと「カリートの道」のマーティン・ブレグマン。撮影は「バットマン リターンズ」「エド・ウッド」のステファン・チャプスキー、音楽は「ジングル・オール・ザ・ウェイ」のデイヴィッド・ニューマン、美術はTVドラマを多数手掛け、これが初の劇場用映画となるビル・ブルゼスキー、編集はリンジー・クリングマンとブレント・ホワイト、衣裳はジェーン・ラーム、特殊効果監修は「キャスパー」のマイケル・ランティエリ、視覚効果監修は「ウォーターワールド」のクリス・ワッツがそれぞれ担当。主演は「34丁目の奇跡(1994)」のマラ・ウィルソン。 -
ようこそアードマン劇場へ
制作年: 1995「アードマン・アニメーションズ2」の特集タイトルで上映された、アードマン・アニメーションによるクレイ(粘土)・アニメ作品集の1本。そのプロローグにあたる作品。これから始まる映画にわくわくしている、映画館の客席を埋めた子供達の姿。監督はルイス・クックとデイヴ・アレックス・リデット。 -
ウォレスとグルミット、危機一髪!
制作年: 1995「アードマン・アニメーションズ2」の特集タイトルで上映された、アードマン・アニメーションによるクレイ(粘土)・アニメ作品集の1本。人気者コンビ、ウォレスとグルミットが活躍するシリーズ3作目。ニック・パークが94年アカデミー賞を受賞した前作「ペンギンに気をつけろ!」の倍の予算(130万ポンド)を費やして完成、95年のBBCによるテレビ放映では視聴率40%を記録した。脚本はボブ・ベイカーとニック・パーク。撮影監督はデイヴ・アレックス・リデット。撮影はフランク・パッシングハムとトリスタン・オリヴィエとサイモン・ジェイコブス。音楽はジュリアン・ノット。美術はフィル・ルイス。編集はヘレン・ガラード。ウォレスの声はピーター・サリス。ウェンドレンの声はアン・リード。96年アカデミー賞短編アニメーション部門最優秀賞、96年サンフランシスコ国際映画祭ゴールデン・ゲート賞奨励賞、96年ブリティッシュ・アニメーション・アワード15分以上作品最優秀賞、脚本賞、観客賞などを受賞。 -
草原とボタン
制作年: 1995南アイルランドの美しい風景をバックに、少年たちのユーモラスな対決と爽やかな友情を描く作品。監督はこれが長編デビュー作となるジョン・ロバーツ。製作は「ミッドナイト・エクスプレス」「炎のランナー」「ミッション」など多数の国際映画祭受賞作を手掛け、映画界で高く評価されているプロデューサーのひとり、デイヴィッド・パットナム。脚本は「炎のランナー」のコリン・ウェランド。撮影は「ラウンド・ミッドナイト」のブルーノ・ドゥ・ケイゼル。音楽はレイチェル・ポートマン。美術は「クライング・ゲーム」のジム・クレイ。出演はグレッグ・フィッツジェラルド、ジョン・コフィー、エヴィーナ・ライアン、ポール・バットらオーディションで選ばれた子役のほか、「スナッパー」のコルム・ミーニー、「白馬の伝説」のリーアム・カニンガムほか。 -
リトル・プリンセス
制作年: 1995逆境にもめげず、明るく強く生きる夢見がちな少女の姿を優しい視点で描いたヒューマン・ストーリー。全米公開時には女性観客の強い支持を得て、異例の再ロードショーが行われた。原作は、『秘密の花園』『小公子』などの児童文学の名作で知られる女性作家、フランセス・ホジスン・バーネットの『小公女』で、名子役シャーリー・テンプル主演の「テンプルちゃんの小公女」(39)に続く2度目の映画化。監督はメキシコ映画界出身で、米国のテレビシリーズ『堕ちた天使たち』(V)の1編『Murder Obliquely』を演出したアルフォンソ・クアロンで、彼にとって初のアメリカ映画。脚本は「マディソン郡の橋」のリチャード・ラグラヴェネスとテレビドラマ『Afterburn』のエリザベス・チャンドラー。製作は「クイズ・ショウ」のマーク・ジョンソン、エクゼクティヴ・プロデューサーは、映画監督ノーラ・エフロンの妹で、作家でもあるエイミー・エフロン。撮影は「雲の中で散歩」のエマニュエル・ルベスキ、音楽は「カリートの道」のパトリック・ドイル、美術は「バットマン リターンズ」のボー・ウェルチがそれぞれ担当。出演は、1万人の中からヒロインに選ばれた10歳のリーセル・マシューズ、「白馬の伝説」のリーアム・カニンガム、『ブラック・ビューティ/黒馬物語』(V)のエレナー・ブロン、「ハネムーン・イン・ベガス」の子役ヴァネッサ・リー・チェスターほか。80点 -
ゴッド・アーミー 悪の天使
制作年: 1994聖書に描かれたイメージとは正反対に、破壊と死をもたらす天使が登場し、敵対する天使や悪魔、人類と三つ巴の戦いを繰り広げる異色のサイキック・アクション。監督・脚本は「ハイランダー 悪魔の戦士」「バックドラフト」の脚本を手掛けたグレゴリー・ワイデンで、彼の監督デビュー作。製作はジョエル・ソアソン。撮影はブルース・ダグラス・ジョンソン(アリゾナ)とリチャード・クレイボウ(LA)。編集は「キャプテン・スーパーマーケット」などのベテラン、ソニー・バスキンがそれぞれ担当。出演は、「パルプ・フィクション」のクリストファー・ウォーケンが大天使ガブリエル役を怪演するほか、同作のエリック・ストルツとアマンダ・プラマー、「ミュータント・タートルズ」のエリアス・コティーズ、「キャンディマン」のヴァージニア・マドセン、「プレイデッド」のヴィーゴ・モーテンセンら、クセ者揃いのキャスト。 -
ポイズン(1994)
制作年: 1994狂信的なファンの娘に狙われた人気アクションスターの恐怖を描くエロティック・サスペンス。監督はジェーン・シンプソン、製作はドナルド・P・ボーチャーズ、エグゼクティヴ・プロデューサーはキャスリン・カス、脚本はアンソニー・ローレンス・グリーン、撮影はシード・ムタレヴィック、音楽はロバート・J・ワルシュ、編集はイヴァン・ラディジンスキー、衣裳はヴィンセント・ラッパーがそれぞれ担当。出演は「ベスト・キッド」のチャド・マックイーン、「スター・ファイター」のキャサリン・メアリー・スチュワート、本作が本格的デビューとなったレニー・アンマン、また劇中の監督役で、「デス・レース2000年」などのカルト名物監督、ポール・バーテルが顔を見せる。 -
ティグレロ 撮られなかった映画
制作年: 1994“ハリウッドのアウトサイダー”として知られるサミュエル・フラー監督が54年に企画しながら製作できなかった映画『ティグレロ』。その記憶を、フラーがこの映画の舞台に考えていたブラジルのカラジャ族の土地に訪ね、その過去と現在を映し出すドキュメンタリー映画。監督・製作・脚本・編集は「ヘルシンキ・ナポリ・オールラントロング」のミカ・カリウスマキ。原案・製作補(ソシエイト・プロデューサー)はサミュエル・フラー夫人のクリスティナ・ラング・フラー。音楽はナナ・ヴァスコンセロス、チャック・ジャンキーとカラジャ族の民族音楽。出演はサミュエル・フラーと、彼を師とあおぐ「デッドマン」の監督ジム・ジャームッシュで、ナレーションも担当。94年ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、95年サンフランシスコ映画祭ゴールデン・ゲート賞を受賞。1996年11月2日より、東京・渋谷ユーロスペースにて開催された「第2回アート・ドキュメンタリー映画祭」にて上映。 -
ブルースカイ(1994)
制作年: 1994情緒不安定な軍人の妻と彼女を愛する夫の心理的葛藤を、米軍の機密事項を背景に描いた異色の家族ドラマ。90年に撮影されたが、監督の死や製作会社の倒産などが重なりアメリカでも4年間オクラ入りとなっていた。監督はこれが遺作となった、「長距離ランナーの孤独」「ホテル・ニューハンプシャー」のトニー・リチャードソン。テレビ畑で活躍する脚本家ラマ・ローリー・ステグナーの半自叙伝的な原案を、彼女と「ペギー・スーの結婚」のコンビ、アーレン・サーナーとジェリー・レイクトリングの共同で脚色。製作は「ウィンター・ピープル」のロバート・H・ソロ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「薔薇の素顔」のジョン・G・ウィルソン。撮影は『キャビン・ボーイ』(V)のスティーヴ・ヤコネッリ。音楽は「恋する人魚たち」のジャック・ニッチェ。美術はリチャードソン演出のテレビドラマ『オペラ座の怪人』も手掛けたティミアン・アルセイカー、編集は監督とは「ボーダー」以来のコンビ、ロバート・K・ランバートが担当。主演は本作で94年度アカデミー主演女優賞を受賞した「ナイト・アンド・ザ・シティ」のジェシカ・ラングと、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のトミー・リー・ジョーンズ。共演は「三銃士(1993)」のクリス・オドネル、「トゥームストーン」のパワーズ・ブース、「ハードロック・ハイジャック」のエイミー・ロケインら。80点 -
ノー・エスケイプ
制作年: 1994絶海の囚人島から脱出を試みる男の戦いを描いたSFアクション。イギリスの作家リチャード・ハーレーの小説『The Penal Colony(囚人流刑地)』を、「ディフェンスレス 密会」のマーティン・キャンベルの監督で映画化。製作は「エイリアン2」「アビス」「ターミネーター1、2」のゲイル・アン・ハード、脚本はマイケル・ゲイリンとジョエル・グロス。撮影は「レネゲイズ」「ハイランダー2 蘇る戦士」のフィル・メヒュー、音楽は「夢の涯てまでも」「クロウ 飛翔伝説」のグレアム・レヴェル。島の巨大なオープンセットを手掛けた美術は「フランス軍中尉の女」「遙かなる大地へ」のアラン・キャメロン、衣装は「パトリオット・ゲーム」「マッドマックス サンダードーム」のノーマ・モリソー、編集は「炎のランナー」でアカデミー賞候補になったテリー・ローリングスが担当。主演は「グッドフェローズ」「不法侵入」のレイ・リオッタ。「ハード・ターゲット」のランス・ヘンリクセン、「リーサル・ウェポン3」のスチュアート・ウィルソン、「ドアーズ」のケヴィン・ディロン、「バートン・フィンク」のマイケル・ラーナーらが共演。 -
スワン・プリンセス 白鳥の湖
制作年: 1994ドイツに古くから伝わるおとぎ話を劇場用長編アニメ化した、ファンタスティックなラヴストーリー。ディズニー・スタジオに14年間在籍し、85年に独立したリチャード・リッチが監督を務め、4年半の歳月をかけて完成させた。全盛期ディズニー作品の伝統を引き継ぎ、全編手描きによる総セル画数22万枚を費やした作画と、MGMミュージカル風のレビュー場面は特筆もの。リッチとブライアン・ニッセンの原案を、ニッセンが脚色。製作はリッチ、ジャレッド・F・ブラウン、マシュー・メイザー。音楽はデイヴィッド・ジッペル(作詞)とレックス・デ・アゼヴェート(作曲)のコンビ。彼らのペンになる6曲の挿入歌に加え、主題歌はドリームズ・カム・トゥルーの『Eternity』とレジーナ・ベル&ジェフリー・オズボーンの『Far Longer Than Forever 』。声の出演は「シティ・スリッカーズ2 黄金伝説を追え」のジャック・パランス、「ジャングル・ブック(1994)」のジョン・クリース、「恋人たちの予感」のミッシェル・ニカストロほか。 -
ライオン・キング(1994)
制作年: 1994「美女と野獣(1991)」「アラジン」と、90年代に入り、第二の黄金期を迎えたディズニー・プロの32本目の長編アニメーション。アフリカの壮大な自然を舞台に、若きライオンの王子シンバの成長と闘いを描く。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』にインスパイアされた物語と、総勢600人から成る製作チームが、4年の歳月を費やした映像が見どころ。監督は前2作にも参加したロジャー・アレーズと、「タミー・トラブル」「ローラーコースター・ラビット」とロジャー・ラビットの短編アニメ2本を手掛けたロブ・ミンコフの共同。製作は「ロジャー・ラビット」のドン・ハーン。脚本はジョナサン・ロバーツとアイリーン・メッキ。音楽は「クール・ランニング」のハンス・ジマーがスコアを書き、主題歌・挿入歌の作詞は「アラジン」「美女と野獣(1991)」のティム・ライス、作曲・歌はエルトン・ジョン。作画監督は前2作も手掛けたルーベン・アキノとアンドレアス・デーハ。声の出演は「ドン・サバティーニ」のマシュー・ブロデリック、「ザ・シークレット・サービス」のジェレミー・アイアンズ、「ロング・ウォーク・ホーム」のウーピー・ゴールドバーグほかの豪華キャスト。70点 -
ピカソ・トリガー ダラス・コネクション
制作年: 1994FBI捜査官たちの活躍をエロティックな描写たっぷりに描くアクション・シリーズの第4作。今回は兵器探知システムのコンピュータ・チップをめぐって展開する。監督は「ピカソ・トリガー エネミー・ゴールド指令」のドリュー・シダリス、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ピカソ・トリガー」シリーズをすべて手がけるアンディ・シダリスとアーレーン・シダリス、製作はブライアン・ベンノスとウェス・ラーン、脚本はクリスチャン・シダリス、撮影のマーク・モリス、音楽のロン・ディウリオと、「エネミー・ゴールド指令」のスタッフが再結集。出演は「ピカソ・トリガー」シリーズすべてに出演のブルース・ペンホールとロドリゴ・オブレゴン、元ニューヨーク・メッツの野球選手で「エネミー・ゴールド指令」のマーク・バーリエール、『ペントハウス』誌ペット・オブ・ジ・イヤーのジュリー・ストレイン、ペントハウス・ペットのサム・フィリップス、91年プレイメイトのウェンディ・ハミルトン、93年ペントハウス・ペットのジュリー・K・スミスほか。70点 -
ギルティ 罪深き罪
制作年: 1993美しく優秀な女性弁護士が、依頼人の功名な罠に追いつめられていく姿を描くサスペンス・ドラマ。監督は「刑事エデン 追跡者」のシドニー・ルメット。製作は「白と黒のナイフ」のマーティン・ランソホフ。エグゼクティヴ・プロデューサーはド・カーモディとボブ・ロビンソン。脚本はラリー・コーエン。撮影は「いつも隣りにいてほしい」のアンジェイ・バートコウィアク。音楽は「ルームメイト」のハワード・ショアが担当。主演は「ゆりかごを揺らす手」のレベッカ・デモーネイ、「ボーン・イエスタディ」のドン・ジョンソン。他に「十二人の怒れる男」以後4本のルメット作品に出演しているベテラン俳優ジャック・ウォーデン、「ブルックリン最終出口」のスティーブン・ラング、「アダムス・ファミリー」のダナ・アイヴィらが共演。 -
忘れたハンドバッグ
制作年: 1993「アードマン・アニメーションズ2」の特集タイトルで上映された、アードマン・アニメーションによるクレイ(粘土)・アニメ作品集の1本。タンチーヌが買った洗濯機の月賦契約書の後半は、悪魔に魂を売り渡す契約書になっていた。地獄に堕ちてしまった彼女。そこでタンチーヌの小さな姪が、悪魔のさらなる腹黒い陰謀を阻止し、タンチーヌの魂に永遠の休息を与えてやる物語。監督・製作はボリス・コスメル。脚本はコスメルとアンドレア・フリドリック。撮影はアンディ・マコーマックとフレッド・リード。音楽はジュリアン・ノット。94年タンペール国際映画祭最優秀アニメーション賞、94年ドレスデン国際映画祭最優秀アニメーションジョイントファースト賞、94年ブランシュウィーグ映画祭観客賞を受賞。 -
ボディ・ターゲット
制作年: 1993ある母子との出会いを背景に、護送途中に脱走した犯罪容疑者の男と悪徳土地開発業者との闘いを描くアクション・ドラマ。監督は「ヒッチャー」のロバート・ハーモン、製作は「ユニバーサル・ソルジャー」のクレイグ・バウムガーテンとゲイリー・アデルソン。「白と黒のナイフ」の故リチャード・マーカンド監督と「氷の微笑」の脚本家ジョー・エスターハスの原案を、エスターハスとレスリー・ボーム、ランディ・フェルドマンが共同で脚本を執筆。撮影は「キャデラック・マン」のデイヴィッド・グリブル、音楽は「リトルマン・テイト」のマーク・アイシャム、そして第2班アクション監督を「モー・マネー」のピーター・マクドナルドが担当している。主演は「ユニバーサル・ソルジャー」のジャン・クロード・ヴァン・ダム。他に、「ニューヨーク恋泥棒」のロザンナ・アークェット、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンの実弟でもある「オンリー・ザ・ロンリー」のキーラン・カルキン、「飛べないアヒル」ノジョス・アックランド、「テロリスト・ゲーム」のテッド・レヴィンらが共演。80点 -
メイド・イン・アメリカ(1993)
制作年: 1993人工受精で生まれた高校生と、その両親をめぐる騒動を描いたロマンティック・コメディ。監督は「恋する人魚たち」のリチャード・ベンジャミン。製作は「ジャック・サマースビー」のアーノン・ミルチャン、「氷の微笑」(主演)のマイケル・ダグラス、「ラジオ・フライヤー」のリック・ビーバー。エグゼクティヴ・プロデューサーは「プリティ・ウーマン」のスティーヴン・ルーサー、マーシャ・ブランドウィン、ネイディーン・シフ、原案はブランドウィン、シフ、ホリー・ゴールドバーグ・スローン、脚本はゴールドバーグ・スローン、撮影は「歌え! ロレッタ 愛のために」のラルフ・ボード、音楽は「リバー・ランズ・スルー・イット」のマーク・アイシャムが担当。主演は「天使にラブ・ソングを…」のウーピー・ゴールドバーグと「スリーメン&リトルレディ」のテッド・ダンソン。「ボーイズ'ン・ザ・フッド」のニア・ロング、グラミー賞受賞ミュージシャンであるD・J・ジャズィー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスのウィル・スミスらが共演。 -
ホーカス・ポーカス
制作年: 1993夜空を駆ける3人の魔女と子供たちの戦いを、SFXを駆使して描いたコメディ。監督は「ワン・フロム・ザ・ハート」「ダーティ・ダンシング」などの振付師を経て、『ニュージーズ』(V)でデビューしたケニー・オルテガ。『クリッター2』(V)のミック・ギャリスとデイヴィッド・カーシュナーの原案を、ギャリスとネイル・カスバートが脚色。製作は「チャイルド・プレイ」シリーズのデイヴィッド・カーシュナーと「いまを生きる」のスティーヴン・ハフト。撮影は「ロケッティア」のヒロ・ナリタ、音楽は「ガンメン」のジョン・デブニーが担当。主演はグラミー賞シンガーにして「結婚記念日」などで女優として活躍するベット・ミドラー、「スリー・リバース」のサラ・ジェシカ・パーカー、「天使にラブ・ソングを…」「同・2」のキャシー・ナジミー、「パトリオット・ゲーム」「ゆかいな天使<ペット>トラブる・モンキー」のソーラ・バーチ。共演は「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」のオムリ・カッツ、「涙のキック・オフ」のヴィネッサ・ショウほか。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の併映作としてスプラッシュ公開。 -
ニードフル・シングス
制作年: 1993謎めいた老人によって次々と災厄をもたらされ恐怖に陥る町の人々の姿を、ブラックユーモア豊かに描いたホラー映画。原作はモダンホラー小説の大家スティーブン・キングで、キング作品でおなじみの架空の町、キャッスル・ロック(「デッドゾーン」や「スタンド・バイ・ミー」にも登場)を舞台にした長編小説Needful Thingsの映画化。監督は、俳優チャールトン・ヘストンの実子で、本作がデビューのフレイザー・クラーク・ヘストン。脚本は「ブルベイカー」のW・D・リクター。製作は「アダムス・ファミリー」のジャック・カミンズ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ブリット」の監督ピーター・イエーツ。撮影はトニー・ウェストマン、音楽は「カリートの道」のパトリック・ドイル、美術は『IT』(V)のダグラス・ヒギンズが担当。主演は「巨人と青年」のマックス・フォン・シドーと「アビス」のエド・ハリス。共演は「推定無罪」のボニー・ベデリア、「フィッシャー・キング」のアマンダ・プラマーほか。 -
天使にラブ・ソングを2
制作年: 1993歌って踊るエネルギッシュな修道女、デロリスの活躍を描くミュージカル・コメディ。93年の「天使にラブソングを」の続編。監督は、俳優でもある「ディープ・カバー」のビル・デュークに交代。製作は、前作に続きスコット・ルーディンと、ドーン・スティール。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ワーキング・ガール」のローレンス・マークと、前作で共同製作を務めたマリオ・イスコヴィッチ。脚本は「花嫁のパパ」のコンビ、ジェームズ・オアとジム・クラックシャンク。撮影はオリヴァー・ウッド。音楽はスコアをマイルス・グッドマンが書き、前作のマーク・シャイマンか音楽監修を担当、アレサ・フランクリンの『ア・ディーパー・ラヴ』をはじめ数々の曲が全編を彩る。主演は前作に続きウーピー・ゴールドバーグ。共演はマギー・スミス、キャシー・ナジミーら前作のキャストに加え、「荒野の七人」のジェームズ・コバーンほか。70点 -
隣人(1992)
制作年: 1992殺人事件の容疑者にされた男と事件の意外な結末を描くサスペンス作品。監督は「推定無罪」のアラン・J・パクラ。エグゼクティヴ・プロデューサーはピーター・ジャン・ブルッジ。製作はパクラと「あなたに恋のリフレイン」のデヴィッド・パーミュット。共同製作はケイティー・ジャコブズ。撮影は「サウス・キャロライナ 愛と追憶の彼方」のスティーブン・ゴールドブラット。美術はキャロル・スパイアー。編集はサム・オースティン。音楽はマイケル・スモールがそれぞれ担当。出演は「ソープディッシュ」のケビン・クライン、「ホワイト・サンズ」のメアリー・エリザベス・マストラントニオ。「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」のケヴィン・スペイシーと「ウインズ」のレベッカ・ミラーが脇を固める。 -
愛してる…愛してない!?(1992)
制作年: 1992イギリスのピーター・ロードとデイヴィッド・スプロクストンが1972年に創設した製作会社アードマン・アニメーションズによる、クレイ(粘土)・アニメーションの作品集。96・97年に二度に渡って公開されたアードマン・コレクションズ1、2の続編プログラムで、日本初公開となる以下の4本が加わった(50音順) -
ルームメイト(1992)
制作年: 1992ニューヨークの高級アパートで暮らす女性が、ルームメイトの一見平凡な娘の狂気に追いつめられていく姿を描いたサイコ・スリラー。監督・製作は、エリック・ロメール監督作品のプロデューサーを務め、69年「モア」で監督デビューし、ゴリラの生態などのドキュメンタリー映画作家としても知られ、87年の「バーフライ」でアメリカに進出し、前作「運命の逆転」でアカデミー賞にノミネートされたバーベット・シュローダー。エグゼクティヴ・プロデューサーは「バーフライ」のジャック・バラン。ジョン・ラッツのミステリー「同居人を求む」を原作に、ドン・ルースが脚色。撮影は「運命の逆転」のルチアーノ・トボリ、音楽は「裸のランチ」のハワード・ショアが担当。主演は俳優ピーター・フォンダの娘であるブリジット・フォンダと、名性格俳優だった故ヴィック・モローを父に持つジェニファー・ジェイソン・リー。80点 -
EVE イヴ(1991)
制作年: 1991暴走するロボット核兵器と阻止を命じられたテロリスト専門家の追跡劇というSFアクション映画の大枠に女性虐待というフェミニズム的要素を盛り込んだ異色作。監督・脚本はMTV中心に活動してきた英国出身のダンカン・ギビンズ。製作はデイヴィッド・マデンとロバート・コート。エグゼクティヴ・プロデューサーはテッド・フィールド。撮影はアラン・ヒューム。音楽はフィリップ・サルド。 -
ビンゴ!(1991)
制作年: 1991離ればなれになった少年を追うスーパー犬の活躍を描く冒険もの。監督は「ニューヨーク東8番街の奇跡」のマシュー・ロビンス、製作はトーマス・ベアー、エグゼクティヴ・プロデューサーはウォーレン・カー、脚本はジム・ストレイン、撮影は「ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5」のジョン・マクファーソン、音楽は「セイ・エニシング」のリチャード・ギブスが担当。 -
アダムス・ファミリー(1991)
制作年: 1991チャールズ・アダムス原作で、TVシリーズ化されたこともある漫画“The Addams Family”(TVタイトルは『アダムスのお化け一家』)の映画化。監督は「ミラーズ・クロッシング」などのカメラマンで、これが監督デビューとなるバリー・ソネンフェルド、製作は「心の旅」のスコット・ルーディン、エグゼクティヴ・プロデューサーはグラハム・プレース、脚本は「ビートルジュース」のラリー・ウィルソンと「シザーハンズ」のキャロライン・トンプソン、撮影は「殺したいほど アイ・ラヴ・ユー」のオーウェン・ロイズマン、音楽は「シティ・スリッカーズ」のマーク・シャイマンが担当。 -
ブロス やつらはときどき帰ってくる
制作年: 1991田舎の高校教師を襲う忌しい悪夢--スティーブン・キングの原作を、ノスタルジーをも織り混ぜながら映画化。製作はマイケル・S・マーフィー、監督は「天使とデート」のトム.マクローリン、脚本はローレンス・コナー、マーク・ローゼンタールの共同、撮影をブライアン・イングランド、音楽をテリー・ブルメリが担当。出演はテイム・マシスン、ブルック・アダムスほか。 -
ヤング・ソウル・レベルズ
制作年: 1991海賊放送をするDJの黒人青年が謎の殺人事件に巻き込まれるサスペンス・ドラマ。監督・脚本はアイザック・ジュリアン。製作はナディーン・マーシュ・エドワーズ。撮影は「ルッキング・フォー・ラングストン」のニーナ・ケルグレン。エグゼクティヴ・プロデューサーはコリン・マッケイブ。共同脚本はポール・ハーラムとデリック・サルダーン・マンクリントック。音楽はサイモン・ボスウェルが担当。主演はヴァレンタイン・ノネーラ、モー・セセイ、ソフィー・オコネド、「サミー&ロージィ それぞれの不倫」のフランシス・バーバー。 -
快適な生活
制作年: 1990イギリスのクレイメーション(粘土アニメ)作家ニック・パークが創造した、お人好しの発明家ウォレスとその飼い犬グルミットを主人公とす短編アニメ作品。監督・製作・脚本はニック・パーク。パークは「快適な生活」で90年アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞を獲得、同年「チーズ・ホリデー」が最優秀アニメーションにノミネート、「ペンギンに気をつけろ!」が94年アカデミー賞最優秀アニメーション賞を獲得したのを始め、この3作で世界各国のアニメーション関連の賞を席巻した。またイギリス本国を始めアメリカやフランスでもテレビ放映や劇場公開、それにテレビCMのキャラクターにも起用され、広範な人気を獲得している。