ラウール・クタールの関連作品 / Related Work

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  • 白と黒の恋人たち

    制作年: 2001
    自身の波瀾に富んだ人生さながらの映画に平穏を見出し、新たなる到達点へと至った、フィリップ・ガレル監督渾身のラブストーリー。愛し合う若き映画監督と駆け出しの女優が、映画撮影の過程でそれぞれ苦悩していく姿を美しいモノクロの映像で描く。2001年ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。
  • 愛の誕生

    制作年: 1993
    ある中年男の恋愛と家族模様を繊細なタッチで綴った一編。監督は「もうギターは聞こえない」のフィリップ・ガレル。脚本はガレルと、彼と88年以来組む詩人・小説家のマルク・ショロデンコ、小説家のミュリエル・セール。撮影は「厚化粧の女」のラウル・クタールとアンドレ・クレマン、音楽は「パリ・セヴェイユ」のジョン・ケイル。主演は「イルマ・ヴェップ」のルー・カステルとジャン=ピエール・レオ。共演は「夜のめぐり逢い」のドミニク・レイモン、「不滅の恋/ベートーヴェン」のヨハンナ・テル・ステーヘほか。
  • 厚化粧の女

    制作年: 1990
    エーゲ海を航行する豪華客船内に見るブルジョアジーたちの人間模様を描いた純愛映画。「悲しみよこんにちは」以来、日本でもベストセラー作家として知られているフランソワーズ・サガンが81年に発表した原作を元に、さまざまな人間ドラマが同時進行される。ふたりのヒロインには、フランスの大女優ジャンヌ・モローと、「幻の女」「僕のビアンカ」のラウラ・モランテがふんし、相手役には「予告された殺人の記録」のアントニー・ドロンと、アンドレ・デュソリエが共演する。監督は「アラン・ドロン 私刑警察」のジョゼ・ピネイロ、音楽はオリジナル・モダン・ジャズとアリアを小気味よくアレンジしたジャン・マリー・セニア。
  • マックス、モン・アムール

    制作年: 1986
    一見幸福そうに生活している美貌の英国大使館員夫人とマックスという名のオスのチンパンジーの愛情、周囲の困惑を描く。製作は「乱」のセルジュ・シルベルマン、監督は「戦場のメリークリスマス」の大島渚、「ダントン」のジャン・クロード・カリエールの原案を大島渚とカリエール自身が共同で脚本化。撮影はラウール・クタール、音楽はミシェル・ポルタル、美術はピエール・ギュフロワ、編集はエレーヌ・プレミアニコフ、“マックス”スーパーヴァイザーは「グレイストーク ターザンの伝説」のリック・ベイカーが担当。出演はシャーロット・ランプリング、アンソニー・ヒギンズほか。
  • フェゴス

    制作年: 1986
    今世紀初頭を舞台に、南米のある封建的家庭の崩壊を描く。製作はマリー・ロール・リール、監督は本作品がデビューになるアルフレッド・アリエス、脚本はジェラール・ブラッシュ、撮影はラウール・クタール、音楽はジャン・マリー・セニアが担当。出演はヴィットリオ・メッゾジョルノ、アンヘラ・モリーナほか。
  • アラン・ドロン 私刑警察

    制作年: 1984
    共同脚本も手がけたフレデリック・H・ファヤルディーの『文体の条項』を原作とし、パリを舞台に起こる残虐連続殺人犯を追う真摯な部長刑事の姿を描いた、アラン・ドロン製作・脚本・主演によるフィルム・ノワール。名優ジャン・ギャバンに捧げられている。監督は「わが美しき愛と哀しみ」のジョゼ・ピネイロ。撮影は「マックス・モン・アムール」のラウール・クタール。共演に、「Mr.レディMr.マダム3 ウエディングベル」のミシェル・セロー、「汚れた血」のセルジュ・レジアニ」ほか。
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  • カルメンという名の女

    制作年: 1983
    銀行強盗一味のカルメンが、誘拐計画を映画の撮影にかこつけて実行する姿を、憲兵隊員ジョセフとの恋をからませて描く。プロスペル・メリメの短篇小説『カルメン』を基にアンヌ・マリー・ミエヴィルが脚色。製作はアラン・サルド、監督は「パッション(198)」のジャン・リュック・ゴダール、撮影は「パッション(1982)」のラウール・クタール。べートーヴェン弦楽四重奏曲No.9などのクラシック曲を使用。編集はシュザンヌ・ラング・ヴィラール、衣裳はルネ・ルナールが担当。出演はマルーシュカ・デートメルス、ジャック・ボナフェ、ミリアム・ルーセル、ジャン・リュック・ゴダールなど。
  • パッション(1982)

    制作年: 1982
    映画の製作現場を背景にして、監督、製作者、ホテルの女主人、工場従業員らの交流を描く。監督・編集はジャン・リュック・ゴダール。撮影はラウール・クタール、ヴィデオはジャン・ベルナール・メヌーが担当。出演はイザベル・ユペール、ハンナ・シグラ、ミシェル・ピッコリ、イェジー・ラジヴィオヴィッチ、ラズロ・サボなど。
  • 愛と死のエルサレム

    制作年: 1972
    イスラエルを背景に、パレスチナ解放運動に飛び込んだアメリカの一青年の愛と行動を描く。製作はラム・ベン・エフレイム、監督はジョン・フリン、脚本はトロイ・ケネディ・マーティン、撮影はラウール・クタール、音楽はジョン・スコット、編集はノーマン・ウォンストールが各々担当。出演はブルース・デイヴィソン、ニコル・ウィリアムソン、ダリア・ハルプリン、ドナルド・プレザンス、イアン・ヘンドリーなど。
  • 甘い告白

    制作年: 1971
    強盗容疑で拘留中の若者を手錠のまま結婚させるという警察の温情の陰にひそむ残酷な意図のために踏みにじられる若いカップルの愛情を、アルジェリアの港町を背景に描く。製作はクリスチーヌ・グーズ・レナル、監督は「新・七つの大罪」のエドゥアール・モリナロ、ジョルジュ・アルノーがストーリーを書き、モリナロとジャン・フランソワ・オーデュロイが脚色した。撮影は「告白」のラウール・クタール、音楽は「太陽の下の10万ドル」のジョルジュ・ドルリューが各々担当。出演は、「君に愛の月影を」のフィリップ・ノワレ、「ラスベガス強奪作戦」のロジェ・アナン、「渚の果てにこの愛を」のマルク・ポレル、「愛と死と」のカロリーヌ・セリエなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。イーストマンカラー、メトロスコープ。
  • 告白(1970)

    制作年: 1970
    1950年前半のチェコの〈暗黒時代〉に実際に起きたスランスキー事件(血の粛清)をあばき、人間の自由と尊厳を蹂躙するものを鋭く告発する。製作は「禁じられた遊び」「仁義」のロベール・ドルフマンとベルトラン・ジャバル、監督は「Z」のコスタ・ガブラス、原作はアルトゥール・ロンドン、リーズ夫妻の自叙伝的ドキュメントを「戦争は終った」「Z」のホルヘ・センブランが脚色、「Z」のラウール・クタールが撮影、映画内に出て来るチェコのスチル写真は「ベトナムから遠く離れて」のクリス・マルケル、音響はウィリアム・シベル、編集を「Z」のフランソワーズ・ボノーが各々担当。出演は「仁義」のイヴ・モンタン、「影の軍隊」のシモーヌ・シニョレ夫妻が映画の中でも夫婦役を演じ、その他「ウエスタン」のガブリエレ・フェルゼッティ、ミシェル・ヴィトー、ウンベルト・ラホなど。
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  • 制作年: 1969
    ギリシャで実際にあった革新政党の政治家暗殺事件をモデルにしたヴァシリ・ヴァシリコスの小説の映画化。製作担当はジャック・ペランとハーメッド・ラチェディの二人。監督は「七人目にかける男」のコスタ・ガブラス、脚本は「戦争は終った」のホルヘ・センプランとコスタ・ガブラスの共作。撮影は「中国女」のラウール・クタール、音楽は「その男ゾルバ」のミキス・テオドラキスがそれぞれ担当。出演は「戦争は終った」のイヴ・モンタン、「悪い奴ほど手が白い」のイレーネ・パパス、「殺しが静かにやってくる」のジャン・ルイ・トランティニャン、「未青年」のジャック・ペラン、ほかにレナート・サルヴァトーリ、ジョルジュ・ジェレ、ジャン・ピエール・ミケル、ベルナール・フレッソン、ジャン・ブイーズ、シャルル・デネール、マルセル・ボズフィなど。七〇年アカデミー最優秀外国映画賞、六九年カンヌ映画祭審査員特別賞等受賞。
    60
  • サファリ大追跡

    制作年: 1968
    巨大なダイヤをめぐり、アフリカのジャングルに展開されるワイルド・アクション。製作はロジェ・ダチェット、監督はイギリスの新鋭シドニー・ヘイヤーズ。ジュール・ヴェルヌの原作をデイヴィッド・パーセルとジャック・セッドンが共同脚色。撮影はラウール・クタール、音楽はジョルジュ・ガルバランツ、編集をトリストラム・コーンが担当。出演は「マシンガン・シティ」のジョージ・シーガル、「007/カジノ・ロワイヤル」のアーシュラ・アンドレス、「わが命つきるとも」のオーソン・ウェルズ、その他イアン・ヘンドリー、ジョニー・セッカなど。テクニカラー、テクニスコープ。1968年作品。
  • 黒衣の花嫁

    制作年: 1968
    コーネル・ウーリッチの同名小説を、「華氏451」のフランンワ・トリュフォーとジャン・ルイ・リシャールのコンビが脚色し、フランソワ・トリュフォーが監督した、サスペンス・ミステリー。撮影は「軽蔑」のラウール・クタール、音楽はベルナール・エルマンが担当、衣裳にピエール・カルダンがあたっている。出演は「マドモアゼル」のジャンヌ・モロー、「スエーデンの城」のジャン・クロード・ブリアリ、「盗みのテクニック」のクロード・リッシュ、ミシェル・ブーケ、ダニエル・ブーランジェなど。製作はオスカー・リュウエンスティン。
    70
  • ウィークエンド(1967)

    制作年: 1967
    「中国女」についで、ゴダールが描く暴力とエロティシズムに彩られた文明批評。脚本・監督はジャン・リュック・ゴダール、撮影は「黒衣の花嫁」のラウール・クタール、音楽はアントワーヌ・デュアメル。なお製作総主任はラルフ・ボーム。出演は「モンテカルロ・ラリー」のミレーユ・ダルク、「夜霧の恋人たち」のジャン・ピエール・レオー、ジャン・イアンヌ、ポール・ジェゴフ、イヴ・アルフォンソ、ヴァレリー・ラグランジュ、特別出演としてミシェル・クルノー、アンヌ・ヴィアゼムスキーなど。
  • 中国女

    制作年: 1967
    ジャン・リュック・ゴダール14本目の長編。むろん彼自身の脚本・監督で、紅衛兵と文化大革命を67年のパリを舞台に描いたもので、映画を武器にした政治参加の作品といわれている。撮影はヌーヴェル・ヴァーグ一派の名手ラウール・クタール、音楽はクロード・シャンヌ、編集はアニエス・ギュモの担当である。出演はゴダールと結婚した新進女優アンヌ・ヴィアゼムスキー、「夜霧の恋人たち」のジャン・ピエール・レオーらの他にソルボンヌ大学の哲学教授であり、アルジェリア戦線からの脱走兵をかくまった〈ジャンソン機関〉の結成者フランシス・ジャンソンが特別出演している。
  • ジブラルタルの追想

    制作年: 1967
    「夏の夜の10時30分」を書いたマルグリット・デュラスの小説『ジブラルタルから来た水夫』をクリストファー・イシャーウッド、ドン・マグナー、トニー・リチャードソンの三人が共同で脚色し「ラブド・ワン」のトニー・リチャードソンが監督した。撮影はラウール・クタール、音楽はアントワーヌ・デュアメルが担当。出演は「マドモアゼル」のジャンヌ・モロー、「丘」のイアン・バネン、「欲望」のヴァネッサ・レッドグレイヴ、「パリは燃えているか」のオーソン・ウェルズほか。製作はオスカー・リュウェンスティン。
  • 彼女について私が知っている二、三の事柄

    制作年: 1966
    『ル・ヌーヴェル・オブセルグァトゥール』誌で報じられた実話をもとに、“団地生活と売春”をドキュメント的に描きながら、フランスの社会的状況をえぐり出した作品。製作代表にはアナトール・ドーマンがあたっている。監督はジャン・リュック・ゴダール。脚本はカトリーヌ・ヴィモネのアンケート“団地の売春”を参考にゴダール自身が執筆。撮影は「アルファヴィル」のラウール・クタール、録音はルネ・ルヴェール、編集はフランソワーズ・コランがそれぞれ担当。音楽はベートーベンを使用。出演は、「夫婦」のマリナ・ヴラディ、ほかに、アニー・デュプレー、ロジェ・モンソレ、ラウール・レヴィ、ジャン・ナルボニ、ジョゼフ・ジェラール、ブランディーヌ・ジャンソン、ジャン・ピエール・ラヴァルヌ、ジュリエット・ベルトなど。イーストマンカラー、テクニスコープ。
  • メイド・イン・U.S.A.

    制作年: 1966
    仏内務省直属の秘密警察とギャング組織の、つながりと機構を一挙に露出して、仏、モロッコ両政府を揺るがす暗黒事件となった《ベン・メルカ事件》を素材に、架空の都市で謎の死をとげた愛人の死因を調べる女事件記者が刑事やギャングにまとわりつかれる。そして、暴力と殺戮と政治の世界が展開される架空の劇に彼女は如何にして解決をつけるか?製作はローマ-パリ・フィルムのジョルジュ・ド・ボールガール、監督・脚本は「カラビニエ」のジャン・リュック・ゴダール、原作はリチャード・スタークの小説“ザ・ジャガー”、撮影は「カラビニエ」のラウール・クタール、音楽はベートーヴェンとロベルト・シューマンから、またマルアンヌ・フェイスフルが自身で出演してローリング・ストーンズの“As tears go by”を歌う。編集はアニエス・ギュモが各々担当。出演は「アルファヴィル」のアンナ・カリーナ、ラズ口・サボ、「夜霧の恋人たち」のジャン・ピエール・レオー、その他イヴ・アルフォンソ、ジャン・クロード・ブイヨン、小坂恭子、マリアンヌ・フェイスフル、エルネスト・メンジェル、声だけのゴダールなど。イーストマンカラー・テクニスコープ。
  • ザ・スパイ(1966)

    制作年: 1966
    ポール・トマスの小説『ザ・スパイ』をロバート・ゲネットとラウール・J・レヴィが共同で脚色し、ラウール・J・レヴィが製作・監督したスパイ映画。撮影はラウール・クタール、音楽はセルジュ・ゲンズブールが担当。出演はこの作品を最後に世を去ったモンゴメリー・クリフト、ハーディ・クリューガー、ハンネス・メッセマー、マーシャーメリルほか。
  • 二人の殺し屋

    制作年: 1966
    ピエール=ビアル・レスーの原作を、ラウール・J・レヴィが製作・監督・脚色したアクション篇。撮影はラウール・クタール、音楽はユベール・ロスタンが担当した。出演はヘンリー・シルバ、ジャック・クラッグマン、エルザ・マルティネッリほか。
  • アルファヴィル

    制作年: 1965
    「実験的、芸術的、冒険的、半SF」とゴダール自身が名付けた、SFによる文明批評映画。監督・脚本・脚色・台詞は「ウィークエンド(1967)」のジャン・リュック・ゴダール、撮影は「ウィークエンド(1967)」のラウール・クタール、音楽はポール・ミスラキ、録音はルネ・ルヴェール、編集はアニエス・ギュモがそれぞれ担当。出演は「左利きのレミー」のエディ・コンスタンティーヌ、「ジュスチーヌ」のアンナ・カリーナ、「トプカピ」のエイキム・タミロフ、他にハワード・ヴェルノン、クリスタ・ラングなど。一九六五年ベルリン映画祭グランプリ、同年トリエスタSF映画祭グランプリ受賞作品。
  • 気狂いピエロ

    制作年: 1965
    アメリカの小説家ライオネル・ホワイトの『十一時の悪魔』をもとに「軽蔑」のジャン・リュック・ゴダールが監督した。撮影は「二人の殺し屋」のラウール・クタール、音楽はアントワーヌ・デュアメルが担当。出演は「カトマンズの男」のジャン・ポール・ベルモンド、「スタンダールの恋愛論」のアンナ・カリーナのほかグラジェラ・ガルバーニ、レイモン・ドボスなど。日本初公開1967年7月7日(配給:日本ヘラルド映画)。デジタルリマスター版2016年7月23日公開(配給:オンリー・ハーツ)。
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  • 恋人のいる時間

    制作年: 1964
    「軽蔑」のジャン・リュック・ゴダールのオリジナル脚本を、彼自身が監督した恋愛映画。撮影は「軽蔑」のラウール・クタールが担当した。出演は「熱い手」のマーシャ・メリル、「輪舞(1964)」のベルナール・ノエル、「濡れた本能」のフィリップ・ルロワのほかに、監督のロジェ・レーナールが特別出演している。
  • 柔らかい肌(1964)

    制作年: 1964
    フランソワ・トリュフォーとジャン・ルイ・リシャールの共同脚本を、トリュフォーが監督した心理映画。撮影は、トリュフォー作品にはほとんどつき合っているラウール・クタール、音楽もコンビのジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「いぬ」のジャン・ドザイ、「リオの男」のフランソワーズ・ドルレアク、舞台女優のネリー・ベネデッティ、ダニエル・チェカルディ、サビーヌ・オードパンなど。
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  • ピストン野郎

    制作年: 1964
    アンドレ・クートーの風刺小説『そしてそれから君と結婚します』を「素晴らしい風船旅行」のアンリ・ラノエが脚色、「リオの男」のフィリップ・ド・ブロカが監督したファンタスティックなピンク・ドラマ。撮影は「女は女である」のラウール・クタール、音楽は「リオの男」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「素晴らしきヒコーキ野郎」のジャン・ピエール・カッセル、同じくイリーナ・デミック、「シェルブールの雨傘」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「いっちょう頂き」のアニー・ジラルド、「輪舞」のヴァレリー・ラグランジュ、ほかにサンドラ・ミーロ、ジャン・クロード・ブリアリ、アンドレ・リュゲなど。
  • はなればなれに(1964)

    制作年: 1964
    2人の青年と一人の少女が冬のパリを駆け巡るポップな作品。監督・脚本はジャン=リュック・ゴダールで、幻の傑作とされていた64年製作のモノクロ映画。今回日本初公開となる。原作はドロレス・ヒッチェンズの推理小説『愚か者の黄金』。撮影はラウル・クタール。音楽はミシェル・ルグラン。出演は「女と男のいる舗道」のアンナ・カリーナ、「5時から7時までのクレオ」のサミー・フレイ、「捕えられた伍長」のクロード・ブラッスールほか。ナレーターはゴダールが担当。2017年1月21日よりデジタル・リマスター版を上映(配給:コピアポア・フィルム)。
  • 接吻・接吻・接吻

    制作年: 1963
    「軽蔑」の製作者、ジョルジュ・ド・ボールガールが新鋭の監督たちに作らせたオムニバス。撮影は「軽蔑」のラウール・クタール。 〔夏の接吻〕ベルナール・T・ミシェルの脚本・演出、ウォード・スウィングルが音楽を担当した。出演はマリー・フランス・ボワイエ、シャルル・セブリアン、カトリーヌ・ソラなど。 〔ユダの接吻〕ベルトラン・タヴェルニエ、クロード・ナオン、ロジェ・タイラールの共同シナリオをベルトラン・タヴェルニエが演出、エディ・ヴァルタンが音楽を担当した。出演はレティツィア・ロマン、ジュディー・デル・カリル、ベルナール・ルースレなど。 〔夜の接吻〕ジャン・フランソワ・オーデュロイの脚本・演出、クロード・ルーシュが音楽を担当した。出演はバーバラ・スティール、アントワーヌ・ロブロ、ミシェル・バルディネなど。 〔高価な接吻〕シャルル・L・ビッチの脚本・演出、ポール・ミスラキが音楽を担当した。出演はソフィア・トルケリ、ジャン・ピエール・ムーランなど。 〔16歳の接吻〕クロード・ベリの脚本・演出、ルネ・ウルトレジェルが音楽を担当した。出演はロレダーナ・ヌシアク、ジョニー・モンティレほか。
  • 軽蔑(1963)

    制作年: 1963
    アルベルト・モラヴィアの同名原作をジャン・リュック・ゴダールが脚色・演出した愛の真実を追求する人間ドラマ。撮影は「勝手にしやがれ」のラウール・クタール、音楽は「かくも長き不在」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「真実」のブリジット・バルドー、舞台俳優のミシェル・ピッコリ、「カルタゴの大逆襲」のジャック・パランス、ほかにフリッツ・ラング、ジョルジア・モルなど。2017年9月30日よりデジタル・リマスター版を上映(配給:コピアポア・フィルム)。『軽蔑 60周年4Kレストア版』を2023年11月3日より劇場公開(配給:ファインフィルムズ)。
    93
    • セクシーな
  • カラビニエ

    制作年: 1963
    戦争をごく単純な図式に従いつつ、その表情をニュース・ドキュメントのように解説した、ゴダールのいわゆる“呪われた”作品。製作はジョルジュ・ド・ボールガール、監督は「彼女について私が知っている二三の事柄」のジャン・リュック・ゴダール、脚本はゴダールとロベルト・ロッセリーニ、ジャン・グリュオー、原作はベンジャミーノ・ジョッポロ、撮影は「彼女について私が知っている二三の事柄」のラウール・クタール、音楽はフィリップ・アルチュイス、美術はジャン・ジャック・ファブル、編集はアニエス・ギュモ。出演は「山猫」のマリノ・マーゼ、ほかアルベール・ジュロス、ジュヌヴィエーヴ・ガレア、カトリーヌ・リベイロ、ジェラール・ポロク、ジャン・ブラッサなど。
  • 突然炎のごとく(1962)

    制作年: 1962
    アンリ・ピエール・ロシェの小説『ジュールとジム』を、ジャン・グリュオーと「ピアニストを撃て」のフランソワ・トリュフォーが脚色、演出した愛の形態を描いたもの。撮影は「女と男のいる舗道」のラウール・クタール、音楽はジョルジュ・ドルリューが担当した。製作はマルセル・ベルベール。出演者は「勝利者」のジャンヌ・モロー、他にオスカー・ヴェルナー、アンリ・セール、マリー・デュボア、ヴァンナ・ユルビノ等。
  • 女と男のいる舗道

    制作年: 1962
    「勝手にしやがれ」「女は女である」のジャン・リュック・ゴダールの演出した社会風俗ドラマ。マルセル・サコットのドキュメント「売春婦のいる場所」からゴダール自身が脚色したもの。撮影は「ピアニストを撃て」のラウール・クタール、音楽は「エヴァの匂い」「5時から7時までのクレオ」のミシェル・ルグランが担当した。出演者は「5時から7時までのクレオ」「シエラザード」のアンナ・カリーナ、サディ・ルボット、G・シュランベルゲル、アンドレ・ラバルトなど。ミシェル・ルグランの没後1年&生誕88年特別企画として、デジタル・リマスター版 特集上映「ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち Hommage a Michel LEGRAND」にて、2020年2月21日(金)から「女と男のいる舗道 4Kデジタル・リマスター版」を上映。
    79
    • おしゃれな
    • かっこいい
    • セクシーな
  • 二十歳の恋

    制作年: 1962
    パリ、ローマ、東京、ミュンヘン、ワルシャワの五つの都市における青春と恋を追求したオムニバス映画。 フランスは「大人は判ってくれない」のフランソワ・トリュフォーが脚本・監督を担当し、「女は女である」のラウール・クタールが撮影した。出演者は「並木道」のジャン・ピエール・レオー、新人マリー・フランス・ピジェ、フランソワ・ダルボンなど。なおこの映画はカンヌ映画祭監督賞を受賞。 イタリアはロベルト・ロッセリーニの息子レンツォが脚本・監督した。撮影は「ローマの恋」のマリオ・モントゥオーリ。出演者は「女の部屋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、クリスティーナ・ガヨーニ、新人ジェロニモ・メニエルなど。 日本は作家の石原慎太郎が脚本と監督を担当。出演者は劇団“四季”出身の古畑弘二、東宝の田村奈巳、小池朝雄、横山道代など。音楽は武満徹。 ドイツは故マックス・オフュールスの息子マルセル・オフュールが脚本を書き演出した。撮影はウォルフガンク・ウィルト。出演者は新人バーバラ・フレイ、クリスチャン・デルマーなど。 ポーランドは「鉄十字軍」のイェジー・ステファン・スタウィニュスキーの脚本を「灰とダイヤモンド」のアンジェイ・ワイダが監督した。撮影は「暴力への回答」のイェジー・リップマン。音楽はイェジー・マトゥシュキヴィチ。出演者は「夜行列車」のズビグニエフ・チブルスキー、「生きる歓び」のバーバラ・ラス、ヴワディスワフ・コワルスキーなど。総製作はピエール・ルスタンである。黒白・ディアリスコープ。
  • ローラ(1961)

    制作年: 1961
    初恋の人を7年間待ち続ける踊り子と彼女に思いを寄せる男たちの物語。ヌーヴェル・ヴァーグ左岸派のジャック・ドゥミーの処女作。製作は「いぬ」のカルロ・ポンティと「勝手にしやがれ」のジョルジュ・ド・ボールガール、撮影は「突然炎のごとく」のラウール・クタール、音楽は「シェルブールの雨傘」などでドゥミーとコンビを組むミシェル・ルグランが担当。特集『ドゥミとヴァルダ、幸福についての5つの物語』にて2017年7月22日より再上映(配給:ザジフィルムズ)。
    70
  • 女は女である

    制作年: 1961
    「勝手にしやがれ」で一躍名をあげた若いヌーベル・バーグの監督ジャン・リュック・ゴダールが自ら脚本を書き演出したコメディ。撮影はラウール・クタール、美術はべルナール・エヴァンと新進の技術者が担当。音楽はべテランのミシェル・ルグラン。出演者は新人アンナ・カリーナと、ジャン・クロード・ブリアリ、ジャン・ポール・べルモンドなど。イーストマンカラー・フランスコープ。
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  • 小さな兵隊

    制作年: 1960
    ジャン・リュック・ゴダールの監督・脚本・台詞になるアルジェリア戦争時代の青春を描いたもので、「勝手にしやがれ」に次ぐ彼の長篇第二作。撮影はヌーヴェル・ヴァーグ派の名手ラウール・クタール、音楽はモーリス・ルルーが担当した。出演は、これが第一作だったアンナ・カリーナ。演劇畑より、この作品で初めて映画に主演し、その後「何がなんでも首ったけ」で人気を得たミシェル・シュボール。ほかに吉田喜重監督の「さらば夏の光」にも顔をみせているポール・ボーベなど。
  • さよならパリ

    制作年: 1960
    フランスの新進作家ロジェ・ニミエの小説『ある愛の歴史』を原作に新人のジャン・ヴァレールが監督した、愛の真実を追究する異色作。脚色と台詞はニミエとバレールが共同で担当。撮影も新人のラウール・クタール、音楽は女流作曲家のジェルメーヌ・タイユフェール。出演は、「太陽がいっぱい」のモーリス・ロネ、「俺の墓標は立てるな」のジーン・セバーグ、「ひと夏の情事」のミシュリーヌ・プレール。ほかにフランソワーズ・プレボー、アンニバレ・ニンキ。
  • 勝手にしやがれ(1959)

    制作年: 1959
    「大人は判ってくれない」のフランソワ・トリュフォーのオリジナル・シナリオを映画評論家出身のジャン・リュック・ゴダールが監督し、「いとこ同志」のクロード・シャブロルが監修した。撮影はラウール・クタール、音楽をマルシャル・ソラールが担当。出演は「悲しみよこんにちは」のジーン・セバーグ、「危険な曲り角」のジャン・ポール・ベルモンド。製作ジョルジュ・ド・ボールガール。日本初公開1960年3月26日(配給:新外映)。デジタルリマスター版2016年7月23日公開(配給:オンリー・ハーツ)。
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  • ピアニストを撃て

    制作年: 1959
    デイヴィッド・グーディスの“暗黒小説”“Down Thoro”を、「二十歳の恋」(フランス編)のフランソワ・トリュフォーと「赤と青のブルース」のマルセル・ムーシーが脚色し、トリュフォーが監督した人間ドラマ。撮影は「女は女である」のラウール・クタール、音楽は「大人は判ってくれない」のジャン・コンスタンタンが担当している。出演者は「ラインの仮橋」のシャルル・アズナヴール、「今晩おひま?」のニコール・ベルジェ、「戦士の休息」のミシェル・メルシェ、「大人は判ってくれない」のリチャード・カナヤン、「恋多き女」のアルベール・レミなど。A・T・G系第十四回上映作品。黒白・ディアリスコープ。
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