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田口トモロヲの関連作品 / Related Work
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ヴァイブレータ
アルコール依存症の女性レポライターと長距離トラック運転手が織りなす、行きずりの愛の物語。監督は「刑事まつり/刑事VS刑事」の廣木隆一。赤坂真理の同名小説を基に、「KT」の荒井晴彦が脚色。撮影監督に「1980」の鈴木一博があたっている。主演は、「赤目四十八瀧心中未遂」の寺島しのぶと同じく「赤目四十八瀧心中未遂」の大森南朋。第77回本誌日本映画ベスト・テン第3位、日本映画主演女優賞(寺島しのぶ)受賞、日本映画新人女優賞(寺島しのぶ)受賞、日本映画助演男優賞(大森南朋)受賞、日本映画脚本賞受賞、第60回ヴェネチア国際映画祭出品、第46回ブルーリボン賞主演女優賞(寺島しのぶ)受賞、第25回ヨコハマ映画祭2003年日本映画ベストテン第1位、作品賞受賞、監督賞受賞、脚本賞受賞、主演女優賞(寺島しのぶ)受賞、助演男優賞(大森南朋)受賞、第16回東京国際映画祭コンペティション部門出品、優秀女優賞(寺島しのぶ)受賞、日本映画ペンクラブ賞会員選出ベスト5日本映画第5位、芸術文化振興基金協賛作品。HDからのキネコ。80点 -
六月の蛇
セックスレスの夫婦とその妻のストーカーによる、ゆがんだ性愛の行方を描いた官能ドラマ。監督・脚本は「BULLET BALLET バレット・バレエ」の塚本晋也で、自ら撮影監督も務める。主演は、「冷血の罠」の黒沢あすかと「行楽猿」の神足裕司、「溺れる人」の塚本晋也。第59回ヴェネチア国際映画祭第1回コントロコレンテ部門審査員特別大賞受賞、協賛企画WEB SITEキネマトリックス長編映画部門最優秀作品賞受賞、第34回シッチェス国際映画祭最優秀主演女優賞(黒沢あすか)受賞、最優秀美術監督賞受賞、第25回記念ヨコハマ映画祭2003年日本映画ベストテン第5位、第22回オポルト国際映画祭ファンタジー特別賞受賞、最優秀主演女優賞(黒沢あすか)受賞、第13回東京スポーツ映画大賞主演女優賞(黒沢あすか)受賞作品。 -
新・刑事まつり 一発大逆転「窯岡刑事」
ショート・フィルム・オムニバス「刑事まつり」の第3弾「新・刑事まつり~一発大逆転~」の一編。「主人公は刑事であること」「完成尺は十分以内」「本編中に最低でも五回ギャグを入れること」の従来の掟に加え、今回「映画監督をキャスティングすること」が加わった。監督は俳優の田中要次。 -
スーパーカミング 完全版
ケラ、田口トモロヲ、大槻ケンヂなどの出演でも話題となった1995年公開のカルト・ムービー。時代の流れに逆行するような、アナログ、ローファイなテイストが見るものを圧倒する。 -
man-hole マンホール(2000)
北海道で人気の鈴井貴之が、札幌を舞台に製作した異色のファンタジー・ドラマ。かつて鈴井が主宰していた劇団“オーパーツ”のために書き下ろした戯曲が原案となっている。主演は、地元北海道出身の新人、安田顕。共演に三輪明日美、本田博太郎、北村一輝。 -
私の骨 MY BLOOD BONE
人柱の呪いが招く恐怖を描いたホラー。監督は、本作が初監督作となる荻野憲之。高橋克彦による同名短篇を基に、「寝耳に水」の井川耕一郎と「よろこび」の松村浩之が共同で脚色。撮影を「Last Dance―離婚式―」の鈴木史郎が担当している。主演は田口トモロヲ。16ミリからのブローアップ。 -
赤い橋の下のぬるい水
居場所を失った中年男と、特異な体質を持つ女の愛を描くファンタジー。監督は「カンゾー先生」の今村昌平。辺見庸の原作2篇を基に、「うなぎ」の冨川元文、「AUDITION」の天願大介、今村昌平、杉山美枝が共同で脚色。撮影を「餓狼の群れ」の小松原茂が担当している。主演は、「降霊」の役所広司と「告別」の清水美砂。第20回環境映画祭フィクション映画部門賞受賞、第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞(役所広司)受賞、第54回カンヌ国際映画祭正式出品、芸術文化振興基金助成作品。 -
-less(2001)
自分の価値や生き方を見出せずにいる女性の、自分探しの旅を描いた青春ロード・ムーヴィー。監督・脚本は「Body Thrill」のとしおかたかお。撮影を長谷川智章が担当している。主演は「RAINBOW」の河原輝美。16ミリ。 -
岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 Episode1
「岸和田少年愚連隊」のキャラクター、カオルちゃんをフィーチャーした青春活劇のシリーズ番外篇。監督は「鉄 平成侠客伝」の宮坂武志。中場利一の原作キャラクターを基に、「DOA2 逃亡者」のNAKA雅MURAが脚本を執筆。撮影を「サソリ 殺す天使」の坂江正明が担当している。主演は「strain」の竹内力。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
DEAD OR ALIVE2 逃亡者
暗黒の裏社会を生きる“魂の双子”の生きざまを描いた娯楽活劇の第2弾。監督は「漂流街」の三池崇史。脚本は「岸和田少年愚連隊 野球団」のNAKA雅MURA。撮影に「秋桜」の田中一成があたっている。主演は、「修羅がゆく13 完結篇」の哀川翔と「マヌケ先生」の竹内力。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
弱虫(チンピラ)(2000)
ヤクザにもなりきれない、チンピラ青年の姿を描いた青春ヤクザ映画。監督は「B級ビデオ通信 AV野郎・抜かせ屋ケンちゃん」の望月六郎。立原あゆみによる同名コミックを基に、「難波金融伝ミナミの帝王 劇場版PARTXI」の石川雅也と「~AV野郎・抜かせ屋ケンちゃん」の平山幸樹が共同で脚色。主演は「SWIVIG MAVI」の北村一輝。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
Sweet Sweet Ghost
九州の島を舞台に、ふたりの男子高校生の友情を描いた青春ドラマ。監督は本作が初監督作となる芳田秀明で、自ら脚本も執筆。撮影を「奥様 ひそかな悦び」の志賀葉一(清水正二名義)が担当している。主演は、「39 刑法第三十九条」の大地泰仁、映画初出演の金子統昭と中島ちあき。 -
押切 The strange story
ひとりの男子高校生が体験する、パラレル・ワールドの恐怖を描いたホラー。監督は、『赤頭巾ちゃん気をつけて』の佐藤善木で、本作が劇場用初監督作品となる。伊藤潤二による原作コミックを、佐藤監督自身が脚色。撮影を「アナザヘヴン」の高瀬比呂志が担当している。主演は、「クロスファイア」の徳山秀典。HD・キネコ作品。 -
千里眼 of the end of century
謎のテロ集団の脅威に挑む女性自衛官の活躍を描くサスペンス。監督は、本作で本篇デビューを飾った『新 俺たちの旅』の麻生学。松岡圭祐による同名小説を基に、時中進と松岡自身が共同で脚色。撮影を「ゴジラ 2000 MILLENNIUM」の加藤雄大が担当している。主演は、「現実の続き夢の終わり」の水野美紀と「破線のマリス」の黒木瞳。60点 -
BULLET BALLET バレット・バレエ
「死」と「拳銃」に異常な執着心を抱く男が、不良グループの抗争に巻き込まれる様を描いたバイオレンス活劇。監督は「双生児 GEMINI」の塚本晋也で、脚本や撮影監督なども担当している。主演は、「Sunday drive」の塚本晋也と「dead BEAT」の真野きりな。ファンタジー・フィルム・フェスティバルグランプリ受賞作品。スーパー16ミリ。 -
ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
謎の孤島を舞台に、未解決事件の継続捜査に訪れた捜査官たちに降りかかる悪夢を描いた、人気のテレビ・シリーズを受けて製作されたミステリー。監督は「新生トイレの花子さん」の堤幸彦。脚本は西荻弓絵。撮影を「新生 トイレの花子さん」の唐沢悟が担当している。主演は、「リング2」の中谷美紀と「heat after dark」の渡部篤郎。 -
DEAD OR ALIVE 犯罪者
欲望の街・歌舞伎町を舞台に、刑事とギャングの壮絶な闘いを描いた活劇アクション。監督は「サラリーマン金太郎」の三池崇史。脚本は「日本黒社会 LEY LINES」の龍一朗。主演は「Nile」の 哀川翔と「難波金融伝 ミナミの帝王劇場版PART8 リストラの代償」の竹内力。70点 -
双生児 GEMINI
同じ顔を持つ双子の兄弟の数奇な運命が招く復讐劇を描いた怪奇サスペンス。監督は「TOKYO FIST」の塚本晋也で、脚色・撮影監督・編集も務めている。原作は江戸川乱歩の短篇「双生児~ある死刑囚が教誨師にうちあけた話~」。主演は、「中国の鳥人」の本木雅弘と映画初出演のりょう。第56回ヴェネチア国際映画祭、モントリオール国際映画祭出品作品。 -
天使に見捨てられた夜
新宿二丁目を舞台に、失踪したAV女優の行方を探す孤独な女探偵の心象を描いたミステリー・ロマン。監督は「MIDORI」の廣木隆一。桐野夏生による同名小説を基に、「イノセント・ワールド」の小川智子が脚色。撮影を「黒の天使 Vol.1」の佐藤和人が担当している。主演は「極道の妻たち 赤い殺意」のかたせ梨乃。 -
日本黒社会 LEY LINES
自由を求めて暴走する若者たちの姿を通して、繁栄日本の裏側を暴く社会派アクション。監督は「岸和田愚連隊望郷」の三池崇史。脚本は「鉄 平成刺客伝」の龍一朗。撮影を「極道懺悔録」の今泉尚亮が担当している。主演は、「完全なる飼育」の北村一輝、「酔夢夜景」の李丹、「BLOOD」の柏谷享助。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
たどんとちくわ
タクシー運転手と売れない小説家、鬱積していたフラストレーションを爆発させたふたりの中年男が巻き起こす騒動を二部構成で描いたブラック・コメディ。監督は「東京夜曲」の市川準。椎名誠の短篇小説を基に、市川監督と「たどん」部を「恋、した。」の佐藤信介、「ちくわ」部を「大怪獣東京に現わる」のNAKA雅MURAが共同脚色。撮影を「東京夜曲」の小林達比古が担当している。主演は「大往生」の役所広司と「D坂の殺人事件」の真田広之。R指定。 -
サソリ 女囚701号
殺された妹の復讐のため、怨念のヒーロー松島ナミが刑務所を舞台に活躍するダークアクション。1972年「女囚701号 さそり」から数えて9作目となる。監督は「バブルと寝た女たち」の新村良二。篠原とおるの原作をビデオ『Zero Woman』シリーズの監督である後藤大輔が脚本を担当。撮影は「大怪獣東京に現わる」の坂江正明が手がけている。6代目松島ナミにビデオ『あばれブン屋』の小松千春。尚、本作は「サソリ/殺す天使」と同時上映された。 -
ベル・エポック(1998)
20代後半を迎えた五人の女性たちの、恋愛や仕事の悩みを描いたハートフル群像劇。監督は「私たちが好きだったこと」の松岡錠司。逢坂えみこの原作コミックを松岡と「機関車先生」の福田卓郎が共同で脚色。撮影は「冷たい血」の石井勲。主演は「はるか、ノスタルジィ」の石田ひかり、「ラヂオの時間」の鈴木京香、「良寛」の鷲尾いさ子など。 -
アンラッキー・モンキー
図らずも強盗犯・殺人犯になってしまったアンラッキーな男たちの姿を描くブラック・コメディー。脚本・監督は「ポストマン・ブルース」のサブ。撮影は「野獣の肖像」の栗山修司が担当している。主演もやはり「ポストマン・ブルース」の堤真一。ヒロインに「OL忠臣蔵」の吉野公佳。第48回ベルリン国際映画祭招待作品。 -
Lie lie Lie
幽霊が書いた本を売り出すという詐欺計画の行方を軸に、3人の男女が織り成す心模様を描いた人間ドラマ。監督は「シーズン・オフ」の中原俊。中島らもの小説『永遠も半ばを過ぎて』を、伊丹あきと猿渡學(中原とプロデューサーの笹岡幸三郎、成田尚哉の共同ペンネーム)が共同で脚色。撮影は「新居酒屋ゆうれい」の藤澤順一が担当している。主演の3人にふんするのは、「美味しんぼ」の佐藤浩市、「MISTY」の豊川悦司、「ヒーローインタビュー」の鈴木保奈美。 -
私たちが好きだったこと
偶然の出会いから、2LDKの公団マンションで奇妙な同居生活を始めることになった4人の男女の心の機微を描いた恋愛ドラマ。監督は「トイレの花子さん(1995)」の松岡錠司。俳優の岸谷五朗が、数多くの映画化作品で知られる宮本輝の同名小説の映画化を思い立ち、企画も兼ねて主演している。脚本は「集団左遷」の野沢尚。撮影は「イグナシオ」の石井勲が担当した。主演の4人の男女には「バースデイプレゼント」の岸谷のほか、「GONIN2」の夏川結衣、「バースデイプレゼント」の寺脇康文、「イグナシオ」の鷲尾いさ子。 -
ポストマン・ブルース
自分の意志とは関係のないところで犯罪事件に巻き込まれてしまうひとりの郵便配達員の姿を描いたコメディ。監督・脚本は「弾丸ランナー」のサブ。撮影を「弾丸ランナー」の栗山修司が担当している。主演はやはり「弾丸ランナー」の堤真一。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
極道黒社会 RAINY DOG
台湾の黒社会を舞台に、日本人ヒットマンと台湾人少年の心の交流を通してハードな人間愛を描いたハード・ボイルド。侯孝賢監督作品を手掛けてきたプロデューサー・張華坤をはじめ、台湾の一流スタッフを迎え、オール台湾ロケで撮影されている。監督は「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」の三池崇史。脚本は「泥棒貴族 ボディハンター」の井上誠吾。撮影を「カップルズ」の李以須が担当した。主演は「復讐 消えない傷痕」の哀川翔。 -
ピエタ
1968年に府中市で起きた3億円強奪事件をモチーフに、その犯人と名乗る不思議な男と、彼の魅力にとりつかれた3人の男女が繰り広げる騒動をコミカルに描いた現代のおとぎ話。監督はこれが劇場映画デビューとなる北川篤也。脚本は「復讐 運命の訪問者」の高橋洋。撮影を「キッズ・リターン」の柳島克己が担当している。主演は「日本製少年」の大沢樹生と「嵐の中のイチゴたち」の諸江みなこ。スーパー16ミリからのブローアップ。 -
THE DEFENDER
自分の中で覚醒していくもうひとりの自分と、自己のアイデンティティをかけて戦う男の姿を描いたアクション。監督は「くまちゃん」の小中和哉。原案・脚本を「ARMITAGE III」の小中千昭が担当し、撮影に越智宏亮があたっている。主演は「Morocco/横浜愚連隊物語」の柳葉敏郎。 -
スワロウテイル
過去とも未来ともつかない、“円”が世界で一番強かったころを背景に、夢を求めて日本に渡って来た移民たちから“円都(イェンタウン)”と呼ばれる架空の街を舞台とした、無国籍感覚の物語。“円都”という名前を忌み嫌った日本人から逆に“円盗(イェンタウン)”と呼ばれて蔑まれる移民たちを主人公に、彼らの成功と挫折を斬新な映像とスリリングな演出とで描いていく。監督・脚本は「FRIED DRAGON FISH」の岩井俊二。撮影を「PICNIC」の篠田昇が担当している。主演は「屋根裏の散歩者」の三上博史と「PICNIC」のChara、「女ざかり」の伊藤歩。これに「ACRI」の江口洋介、「静かな生活」の渡部篤郎、「トキワ荘の青春」の桃井かおり、「罠(1996)」の山口智子、「走らなあかん 夜明けまで」の大塚寧々、「勝手にしやがれ!! 成金計画」の洞口依子、「KAMIKAZE TAXI」のミッキー・カーチスらを加えた豪華なキャストが集っている。小学生が偽札取引にかかわるシーンの描写等により映倫からR指定を受けたことも話題となった。R指定。89点- 感動的な
- かっこいい
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ガメラ2 レギオン襲来
おなじみ大怪獣ガメラと、宇宙からの異生物レギオンとの壮絶な戦いを描いたモンスター・パニック・ムービーの復活シリーズ第2弾。監督は前作「ガメラ 大怪獣空中決戦」を手がけ好評を博した金子修介。脚本も前作と同じく伊藤和典が担当し、撮影の戸澤潤一、特技監督の樋口真嗣など前作の主要スタッフが再び顔を揃えた。主演は「大失恋。」の水野美紀と「GONIN2」の永島敏行、「LUNATIC」の吹越満。また前作でデビューした藤谷文子が同じ浅黄役で再び出演するほか、長谷川初範、螢雪次朗、渡辺裕之らが前作と同じ役どころで顔を見せている。2016年7月9日より4Kデジタル復元版が劇場公開される。90点 -
「物陰に足拍子」より MIDORI
何もかもがうんざりだと感じている多感な女子高生が、恋人や学校、兄や家庭を全て捨てて歩き出そうとする姿を描いたドライな青春ドラマ。監督は「ゲレンデがとけるほど恋したい。」の廣木隆一。内田春菊のコミック『物陰に足拍子』を原作に、「夢魔」の斎藤久志と「冬の河童」の小川智子が脚色した。撮影は「尻軽浮気妻/バイブ地獄」の喜久村徳章が担当している。主演は新人の嶋田博子と加藤晴彦。“フジテレビ MOVIES”の1本として製作された。R指定。 -
FRIED DRAGON FISH
探偵事務所に派遣されたコンピューター・ネットワーク会社の女性オペレーターが、盗まれた熱帯魚の調査に首を突っ込むうちに、不思議な経験をするハードボイルドタッチのミステリー。監督・脚本は「PICNIC」の岩井俊二。主演は「裏ゴト師」の芳本美代子と、「PICNIC」の浅野忠信。93年にフジテレビの深夜ドラマ『La Cuisine』のスペシャル枠で放送された作品。「PICNIC」の併映作品として劇場公開された。正式タイトルは「FRIED DRAGON FISH: THOMAS EARWING'S AROWANA」。キネコ。 -
ドラゴンブルー
竜宮神の血を引く女風水師の活躍を描いたSFホラー。監督はSFXクリエイターとして活躍するOV『獣神サンダー・ライガー/怒りの雷鳴』の和田卓也で、初の劇場用作品となる。CM、ドラマ、バラエティで活躍する田中広子の初主演作で、共演は新日本プロレスのレスラーで「光る女」以来の映画出演となる武藤敬司。ハリウッドのSFXアーティスト、スティーヴ・ワンがクリーチャー・デザインを担当した。R指定。 -
サディスティック・ソング
残酷なマンハント・ゲームに興じる4人の若者の行状を、ハードなバイオレンスとセックス描写で描いた世紀末アクション。監督は「殺人がいっぱい」の中村幻児。脚本はこれがデビューとなる佐藤俊城。主演は「大失恋。」の三橋貴志。中村監督が主宰する映像塾の企画による作品。R指定。 -
麗霆”子 レディース!!MAX
レディースを追放された4人の少女たちが巻き込まれる一夜の騒動を描いた青春コメディ。渡辺美奈代が主演した前2作の後日談だが、キャストを一新しての新展開となった。監督はシリーズを手掛けている「麗霆”子!! 総長最後の日」の中田信一郎。原作はもとはしまさひでによるベストセラー・コミックで、脚本も前作と同じく山上梨香が担当している。主演は安室奈美恵のバックダンサーとしても知られるMAXの4人。 -
TOKYO FIST 東京フィスト
平凡なカップルとその前に出現した一人の男との、愛憎と血と拳のドラマ。監督は「鉄男II/BODY HAMMER」の塚本晋也で、今回は脚本・撮影のほか、主演もこなしている。出演はほかに、監督の実弟でもある塚本耕司と「喪の仕事」の藤井かほり。スーパー16ミリからのブローアップ。『サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トーキョー95』にて、日本映画コンペティション・グランプリを受賞している。東京国際ファンタスティック映画祭'95、ヴァンクーヴァー国際映画祭参加作品。95年度キネマ旬報ベストテン第10位。(R指定) -
新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争
新宿歌舞伎町を舞台に、チャイニーズ・マフィアと日本のやくざの抗争を追う中国残留孤児二世の刑事を主人公に、壮絶な“黒社会”の表と裏を描くピカレスク・バイオレンス。監督は「第三の極道」の三池崇史。主役の刑事には「修羅の帝王」の椎名桔平がふんし、共演には「君といつまでも」の田口トモロヲ、「KAMIKAZE TAXI」のシーザー武志、「修羅の帝王」の柳愛里などがあたっている。(R指定) -
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1995)
小学生の男の子と女の子の淡い恋心と悲しい別れを描いたドラマ。監督は「Love Letter」の岩井俊二。主人公のふたりの小学生を演じるのは、「グッバイ・ママ」の山崎裕太と「パ★テ★オ PATIO」の奥菜恵。もともとはフジテレビで放送されていた『ifもしも』の一篇として製作され、93年8月26日に放送されたもので、テレビ・ドラマとして初めて日本映画監督協会新人賞を受賞した作品。今回の劇場版では、テレビ放映時にはなかったいくつかのカットが追加されている。 -
SUPERーCOMING
世界を終末に導く伝説の怪物“スーパーカミング”と、それを記した予言書をめぐる倒錯の世界を、ミュージカル仕立てで描いたカルトムービー。監督は自主映画、ミュージックビデオ等を経て、これが劇場映画デビューとなる多田浩章。ケラ、田口トモロヲ、大槻ケンヂ、前川麻子など音楽・演劇の世界で活躍するカルトスターが総出演する。16ミリ。 -
KAMIKAZE TAXI
組に反旗を翻した若いチンピラと、彼と逃亡を共にするペルー育ちの日系人との交流を描くロードムーヴィー。『復讐の天使/KAMIKAZE TAXI』のタイトルでOV作品として既に発売されていながら、スクリーン上映を望む多くのリクエストに応え、劇場公開となった。監督・脚本は「ペインテッド・デザート」の原田眞人。撮影は「家なき子(1994)」の阪本善尚が担当している。主演は「極東黒社会」の役所広司と、「平成無責任一家 東京デラックス」の高橋和也。ミッキー・カーチスが本作でキネマ旬報助演男優賞を受賞している。東京国際ファンタスティック映画祭'94正式出品作品。95年度キネマ旬報ベストテン第8位。(R指定) -
Love Letter(1995)
天国の恋人に向けて送った一通のラヴレターがきっかけで、埋もれていた二つの恋が浮き彫りになっていくラヴ・ストーリー。監督・脚本は今作が劇場用長編映画デビュー作となる「Undo“アンドゥー”」の岩井俊二。撮影は「夏の庭 The Friends」の篠田昇。主演は「波の数だけ抱きしめて」以来4年ぶりの映画出演となる中山美穂で、一人二役に挑戦して、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を獲得した。共演は「NIGHT HEAD」の豊川悦司と、これが映画初出演となる酒井美紀、柏原崇ほか。ヨコハマ映画祭作品賞、監督賞、主演男優賞(豊川)、主演女優賞(中山)、撮影賞(篠田)、新人女優賞(酒井)を受賞した。95年度キネマ旬報ベストテン第3位、同・読者選出ベストテン第1位。90点 -
N。45
北緯45度に位置する架空の町を舞台に展開する、70年代の薫りに溢れたロードムービーあり、細部への徹底したこだわりに満ちたガン・アクションあり、郷愁を誘う近未来ウェスタンあり、世紀末的感性のサイキック・サスペンスあり、の短編オムニバス。WOWOWの〈J・MOVIE・WARS〉の第2弾の一つとして″ルーキーバトル″と題された、新人監督4人を起用したもの。4月に放映された後、劇場公開となった。 -
エンジェル・ダスト
東京を舞台に、連続殺人事件をめぐる、女性捜査官と、容疑者であり元恋人でもある逆洗脳士の精神的葛藤と戦いを描くサイコ・ラブ・サスペンス。監督は本作が「逆噴射家族」(84)以来10年ぶりの長編劇映画となる石井聰亙。彼と劇団・ブリキの自発団の生田萬の共同脚本、撮影は「J・MOVIE・WARS」“TOKYO BLOOD篇”の笠松則通が担当。 -
ぷるぷる 天使的休日
天国のイケイケ天使が、人間の男性と恋をするために地上に降りて来て騒動を起こすというもの。今、話題のセクシー・アイドル、細川ふみえと飯島愛が天使に扮する。共演は他にバラエティ番組でおなじみのGiriGiri★GIRLS、SEXYMATESなど。監督は「死霊の罠2・ヒデキ」「ドライビング・ハイ!」などの橋本以蔵。スーパー16ミリ。 -
ヌードの夜
恋人のヤクザを殺した女とその女に惚れたがゆえに殺人事件に巻き込まれていく男の不思議な関係を描く。監督・脚本は「天使のはらわた 赤い眩暈」の石井隆。カメラマンは「天使のはらわた 赤い眩暈」「死んでもいい」などで石井隆とコンビを組んだ佐々木原保志。主演は「死んでもいい」「空がこんなに青いわけがない」の竹中直人、「あひるのうたがきこえてくるよ。」「眠らない街・新宿鮫」の余貴美子。キネマ旬報ベストテン第九位。 -
さまよえる脳髄
直木賞作家逢坂剛原作の同名小説を映画化。精神神経科の女医と、彼女を取り巻く人間たちが異様な犯罪に巻き込まれていく様を描くサスペンス作品。監督は「遊びの時間は終らない」「難波金融伝 ミナミの帝王」の萩庭貞明。脚本は「良いおっぱい悪いおっぱい」のこがねみどり。90点 -
J・MOVIE・WARS
九二年十二月から九三年六月にかけて、WOWOW日本衛星放送において放映された、五人の気鋭の監督がそれぞれ一話約十分の映画を各四話ずつ演出した競作。時間的制約を除き、各監督が自分たちの作りたい企画を各々の個性を思う存分発揮して作り放映時から評判を呼んでいたのが劇場公開となった。日本映画の製作システムの新しい試みとしても注目された。シリーズ全体の監修を「逆噴射家族」の石井聰亙がつとめている。 石井聰亙篇「TOKYO BLOOD」 〈閃光への予感〉というテーマのもと、特に各話に共通項はなく作られた石井聰亙作品。脚本は石井と「てなもんやコネクション」の宇野イサムの共同。撮影監督は「きらきらひかる」の笠松則通。(37分) 崔洋一篇「月はどっちに出ている」 在日朝鮮人のタクシードライバーが体験するしたたかな日常を描く連作。梁石日の原作『タクシー狂噪曲』をもとに、「Aサインデイズ」の崔洋一が監督し、同作でもコンビを組んだ石橋凌が主演した。脚本は崔と鄭義信の共同。撮影は「死んでもいい」の佐々木原保志。後に作られた長編「月はどっちに出ている」のステップとなった。 山川直人篇「来たことある初めての道」 雪の北海道を舞台に、二人の男女の出会いと別れをファンタスティックに描く。監督・脚本は「バカヤロー!3 ヘンな奴ら」の一エピソード「クリスマスなんか大嫌い」の山川直人。放映時は一エピソード・一カットであったが、劇場公開用の別バージョンとなっている。撮影監督は「ワールド・アパートメント・ホラー」の篠田昇が担当。 長崎俊一篇「ワイルドサイド」 ラジオで人生相談をしている男性を中心に、大人の男女の恋愛にまつわる葛藤を描く。監督・脚本は「ナースコール」の長崎俊一。撮影監督は「誘惑者」の渡部眞が担当。 榎戸耕史篇「殺し屋アミ」 普段はごく普通の少女だが、実はプロの殺し屋であるアミの日常を描く。監督は「ありふれた愛に関する調査」の榎戸耕史。脚本は戸塚和子。撮影監督は石井篇と同じく笠松則通が担当。テレビの司会などで活躍する新人・沢弥かながヒロインに選ばれた。 -
姐 極道を愛した女・桐子
組長の妻でありながら、別のヤクザの男を愛したヒロインの姿を、ヤクザ組織の内部抗争の戦いの中で描くドラマ。エグゼクティブ・プロデューサーを務めた家田荘子の同名原作(祥伝社ノンノベルス・刊)をもとに、「人間交差点・道」の磯村一路が監督。脚本は「事件屋稼業」の橋本裕志が担当。東千代之介が特別出演。スーパー16ミリ。