寺尾次郎の関連作品 / Related Work

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  • ティエリー・トグルドーの憂鬱

    制作年: 2015
    ヴァンサン・ランドンが社会の厳しさの中で板挟みになる中年男を演じ、第68回カンヌ国際映画祭主演男優賞を獲得した人間ドラマ。失業したティエリーは苦労の末にスーパーの警備員として再就職。不正を告発した従業員が自殺し、会社の厳しい姿勢に疑問を抱く。ステファヌ・ブリゼ監督とヴァンサン・ランドンが「母の身終い」以来のタッグを組んでおり、ブリゼ監督もキリスト教徒の審査員が選ぶ同映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞した。
  • あの頃エッフェル塔の下で

    制作年: 2015
    偽のパスポートをめぐるトラブルを契機に人類学者の脳裏に家族や若き日の旅、初恋といった思い出が色鮮やかに蘇り、人生を追想する人間ドラマ。マチュー・アマルリックが約20年の時を経て「そして僕は恋をする」と同じ役で出演している。監督は「クリスマス・ストーリー」「そして僕は恋をする」のアルノー・デプレシャン。第 68回カンヌ国際映画祭監督週間SACD賞を受賞。
    80
  • ベルファスト71

    制作年: 2014
    北アイルランド紛争が続く北アイルランドの町ベルファストを舞台に、政治的思想も持たないまま戦いに駆り出され一人敵地に取り残されてしまった若きイギリス軍兵士や、複雑に絡み合う活動家たちの思惑を描いたドラマ。監督は短編作品やテレビドラマを手がけてきたヤン・ドマンジュ。長編映画初監督作品となる本作で第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンションを受賞した。主演は「ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇-」のジャック・オコンネル。ほか、「パッション(2012)」のポール・アンダーソン、「プロメテウス」のショーン・ハリス、「レイルウェイ 運命の旅路」のサム・リードらが出演。
    68
  • フレンチアルプスで起きたこと

    制作年: 2014
    人間の本能が起こしてしまった行動の残酷な代償を、ブラックユーモアを交えて描く人間ドラマ。前作『プレイ』(11)が世界中で話題となり、東京国際映画祭でも監督賞を受賞したリューベン・オストルンド監督最新作であり、人間観察に長け、特殊な状況下における人間の心理の揺れを丁寧に、そして徹底的に描いていく手腕は冴えを増している。もっとも、『プレイ』では危機下における心理描写が強調されていたのに対し、本作では悲しみや希望といった、より「通常の」感情にも重きが置かれており、映画の普遍性は増している。本作は今年のカンヌ映画祭の「ある視点」部門でプレミア上映され、審査員賞を受賞。第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で「ツーリスト」のタイトルで2014年10月25日に上映。
    66
  • 名もなき塀の中の王

    制作年: 2013
    闇の暴力に支配された刑務所を舞台に、愛を知らない不良少年が生きる希望を見つけていくさまを骨太かつ鋭利なリアリズムで映し出すヒューマンドラマ。監督は「パーフェクト・センス」のデヴィッド・マッケンジー。出演は「ベルファスト71」のジャック・オコンネル、「アニマル・キングダム」のベン・メンデルソーン、「5デイズ」のルパート・フレンド。
    72
  • 陽だまりハウスでマラソンを

    制作年: 2013
    人生の晩年を迎えて、妻とともに老人ホームに入居したオリンピック金メダリストの元マラソン選手が、再びフルマラソンに挑戦する姿をユーモアたっぷりに描いたドラマ。主演は、「ノンストップ・トラブル 相続大混乱」などのコメディで人気を集め、本作でドイツ映画賞最優秀主演男優賞を受賞したディーター・ハラーフォルデン。
  • JIMI:栄光への軌跡

    制作年: 2013
    多くのミュージシャンに多大な影響を与えた天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスが無名のバックミュージシャンからスターダムへと駆け上っていった1966年から1967年の2年間を描く音楽ドラマ。監督・脚本は「それでも夜は明ける」の脚本を担当したジョン・リドリー。出演は「俺たちダンクシューター」のアンドレ・ベンジャミン、「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」のヘイリー・アトウェル、「ニード・フォー・スピード」のイモージェン・プーツ。
    50
  • シェフ!  三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

    制作年: 2012
    パリの超高級三ツ星レストランを守るため立ち上った、問題だらけの寄せ集めシェフ軍団の奮闘を描くコメディ。監督・脚本は、「Les deux mondes」のダニエル・コーエン。出演は、「ダ・ヴィンチ・コード」のジャン・レノ、「変態“ピ”エロ」のミカエル・ユーン、「黄色い星の子供たち」のラファエル・アゴゲ。
    75
    • おしゃれな
    • 笑える
    • かっこいい
  • アンチヴァイラル

    制作年: 2012
    「イースタン・プロミス」のデイヴィッド・クローネンバーグ監督の長男、ブランドン・クローネンバーグの初監督作品。セレブのウイルスを売買するビジネスを巡るサスペンス。出演は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品作品。
  • よりよき人生

    制作年: 2011
    レストラン開業を目指す若いカップルの夢と挫折、人生の真の意味を描くヒューマンドラマ。監督は「チャーリーとパパの飛行機」のセドリック・カーン。出演は「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」のギョーム・カネ、「虚空の鎮魂歌」のレイラ・ベクティ、本作が映画デビューとなるスリマン・ケタビ、「ベルサイユの子」のブリジット・シィ。
    24
  • 裏切りの戦場 葬られた誓い

    制作年: 2011
    フランスの歴史の汚点ともいわれる1988年のウベア島事件を「クリムゾン・リバー」のマチュー・カソヴィッツが自ら製作、監督、脚本、編集、主演を務め映画化。フランス領ニューカレドニアのウベア島で起きた独立運動の交渉役として派遣された国家憲兵治安部隊大尉の苦悩を描く。共演は「クララ・シューマン 愛の協奏曲」のマリク・ジディ。
  • 情熱のピアニズム

    制作年: 2011
    「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督が、36年という短い生を駆け抜けたフランスのジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの生涯に独自のアプローチで迫るドキュメンタリー。ミシェル・ペトルチアーニの数奇な人生は、1962年、全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まる。ガラスのような骨を持つ病気のため、幼少の頃は歩くこともできず、身長は成人してからも1メートルしかなかった。だが、彼は桁外れの音楽的才能と、誰にでも愛されるカリスマ的人格を神から与えられた。8歳で初舞台を踏み、13歳でプロデビュー。渡米後は数々の伝説的ミュージシャンとセッションを重ね、フランス人として初めてブルーノート・レコードと契約を交わし、彼の才能は世界中に知れ渡ることとなる。幼少期から亡くなる直前までの日常や演奏風景のほか、彼を良く知る錚々たるミュージシャンやレーベルプロデューサーのインタビューを交え、人々を魅了し続けたカリスマの人生に迫る。
  • キリマンジャロの雪(2012)

    制作年: 2011
    港町マルセイユを舞台に、結婚30年を迎えた夫婦が、職場のリストラや強盗の襲撃という辛い経験を重ねながら生きる姿を通じて、人を思いやることの大切さを描く。出演は、「クレールの刺繍」のアリアンヌ・アスカリッド、「ル・アーヴルの靴みがき」のジャン=ピエール・ダルッサン。監督は「幼なじみ」のロベール・ゲディギャン。
    90
  • 星の旅人たち

    制作年: 2010
    キリスト教三大聖地のひとつ、スペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅の途中で事故死した息子の後を継いだ父親の旅と、道中で知り合った仲間との交流を描く。出演は、「地獄の黙示録」のマーティン・シーン。監督はマーティン・シーンの息子エミリオ・エステヴェス(「ボビー」)が出演も兼ねて担当している。
    90
  • ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー

    制作年: 2010
    ヌーヴェル・ヴァーグを代表する2人に迫るドキュメンタリー。脚本は『カイエ・デュ・シネマ』元編集長アントワーヌ・ド・ベック。監督は、数々のドキュメンタリーを監督しているエマニュエル・ローラン。2009年カンヌ国際映画祭でヌーヴェル・ヴァーグ50周年記念作品として上映され、更なる編集を加えて完成した。
    70
  • 汽車はふたたび故郷へ

    制作年: 2010
    「ここに幸あり」のオタール・イオセリアーニ監督が自身の半生を主人公に投影させて描くヒューマンドラマ。検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、自由を求めてグルジアからフランスへと向かう映画監督の姿を描く。出演は「月曜日に乾杯!」のダト・タリエラシュヴィリ、「ランジェ公爵夫人」のビュル・オジェ。
    90
  • ハートブレイカー(2010)

    制作年: 2010
    高級リゾート地モナコを舞台に“別れさせ屋”の男と、標的となった結婚間近の女性の愛の行方を描くロマンティックコメディ。監督は本作が長編デビューとなるパスカル・ショメイユ。出演は「メッセージ そして、愛が残る」のロマン・デュリス、「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」のヴァネッサ・パラディ、「ミックマック」のジュリー・フェリエ、「プチ・ニコラ」のフランソワ・ダミアン。
  • レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳

    制作年: 2010
    1925年の上海を舞台に、日本軍へのレジスタンス活動に従事する男の戦いを描くカンフー・アクション。監督は「消えた天使」のアンドリュー・ラウ。出演は「処刑剣 14 BLADES」のドニー・イェン、「狙った恋の落とし方。」のスー・チー、「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」のアンソニー・ウォン、香港・日本で活躍する倉田保昭、「子猫の涙」の木幡竜。
    70
  • ネコを探して

      制作年: 2009
      世界各国を舞台に、ネコの歴史を追うドキュメンタリー。アニメを交えて、行方不明になった子猫を追うスタイルで展開する。19世紀フランスから始まり、日本でも有名な駅長ネコや、病院で入院患者の死期を予知するネコなど、世界中の多彩なネコたちが登場。監督は、フランスでドキュメンタリーを手掛けるミリアム・トネロット。
    • ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009)

      制作年: 2009
      全世界で2100万部を突破し、話題を呼んだベストセラーミステリー小説の映画化。本作は3部作の第1部に当たる。40年前に孤島で起きた少女失踪事件の謎に、ジャーナリストと背中にドラゴンのタトゥーを入れた女が挑む。出演は「歓びを歌にのせて」のマイケル・ニクヴィスト、”Daisy Diamond”のノオミ・ラパス。
      60
    • クリスマス・ストーリー

      制作年: 2008
      母の病気をきっかけに、クリスマスに集まった子供たちの再会を描く「キングス&クイーン」のアルノー・デプレシャン監督作。出演は「隠された日記 母たち、娘たち」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「アデル ファラオと復活の秘薬」のマチュー・アマルリック、「華麗なるアリバイ」のアンヌ・コンシニ、「ブロークン」のメルヴィル・プポーなど。
    • ロルナの祈り

      制作年: 2008
      国籍のために偽装結婚した男女の間に生まれた愛の奇跡。監督・脚本は「ロゼッタ」「ある子供」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟。出演は、「MAGIC EYE」のアルタ・ドブロシ、「つぐない」のジェレミー・レニエ。2008年カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞受賞作品。
    • 強奪のトライアングル

      制作年: 2007
      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのツイ・ハーク、「友は風の彼方に」のリンゴ・ラム、「エグザイル/絆」のジョニー・トーがリレー形式で監督したクライム・アクション。出演は、「エレクション」のサイモン・ヤム。香港映画祭2007オープニング上映作品、カンヌ国際映画祭特別上映作品。
    • TAXi4

      制作年: 2007
      マルセイユ署から逃げた凶悪犯を捕まえるため、刑事とその相棒のタクシー・ドライバーがモナコへと追いかけるカー・アクション・シリーズ第4弾。監督は「花咲ける騎士道」「TAXi3」のジェラール・クラヴジック。製作・脚本は「ジャンヌ・ダルク」「アンジェラ」のリュック・ベッソン。出演は「スズメバチ」のサミー・ナセリ、「迷宮の女」のフレデリック・ディーファンタル、「サイモン・セス」のエマ・シェーベルイほか。
      70
    • 我が至上の愛 アストレとセラドン

      制作年: 2007
      17世紀にパリで大流行した小説『アストレ』を原作に、若い恋人たちの運命をユーモアと官能を織り交ぜて描く純愛物語。監督・脚色は「グレースと公爵」のエリック・ロメール。出演はモデル出身のアンディー・ジレ、本作が映画初出演となるステファニー・クレイヤンクール、「好きと言えるまでの恋愛猶予」のセシル・カッセルなど。
    • そして、私たちは愛に帰る

      制作年: 2007
      ドイツとトルコ、2000キロの距離を隔ててすれ違う3組の親子が、悲しみを乗り越えて愛と希望を見出すまでを描く再生のドラマ。「愛より強く」のファティ・アキンが監督・脚本を担当、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した。出演は「ビエラ・愛の遍歴」でカンヌ映画祭主演女優賞のハンナ・シグラを始め、トルコを代表する名優が出演。
      90
    • リダクテッド 真実の価値

      制作年: 2007
      「ブラック・ダリア」のブライアン・デ・パルマが、2006年にイラクで米兵が起こした少女暴行および一家惨殺事件を元に製作。2007年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。映画の経験が浅い俳優を起用し、既存映像を寄せ集めたようなドキュメンタリータッチで構成している。主演は本作が映画初出演のパトリック・キャロル。
    • 敵こそ、我が友 戦犯クラウス・バルビーの3つの人生

      制作年: 2007
      元ナチスで、アメリカ陸軍情報部のスパイ活動を経て南米に渡り、チェ・ゲバラ殺害にも関与していたクラウス・バルビーの人生を通して、戦後史の裏側を描くドキュメンタリー。監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。トロント国際映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭正式出品作品。1913年10月25日ドイツに生まれたクラウス・バルビーは、1987年にフランスで“人道に対する罪”で終身刑を宣告されるまでに“3つの人生”を生きた。1つ目は、“リヨンの虐殺者”と言われたゲシュタポとしての人生。彼は22歳でナチス親衛隊に入隊。そして1942年11月リヨンで、政治犯を取り締まる親衛隊保安部第4課、いわゆるゲシュタポの責任者となる。1943年6月21日、全国抵抗評議会の創設者であるジャン・ムーランを逮捕。1944年の晩夏、リヨンからドイツに逃亡し、家族と合流する。2つ目は、アメリカ陸軍情報部(CIC)のスパイ活動を行うエージェントとしての人生。1947年、バルビーはCICに入隊し、反共産運動専門の工作員としてアメリカの庇護を受ける。しかし1948年に、フランス警察から事情聴取を受ける。その後もフランスはCICへバルビーの身柄の受け渡しを要求する。そのため、CICはバルビーを南米に亡命させる。そのとき重要な役割を果たしたのは、バチカン右派でクロアチアの戦犯でもあるドラガノヴィッチ神父だった。1951年3月、バルビーと家族は、北イタリア・ジェノヴァからボリビアに向けて出発した。そしてボリビアに到着したバルビーは、“クラウス・アルトマン”と名乗り、3つ目の人生を生きる。彼は製材所を営みながら、ボリビアの有力者と密接な関係にある在ボリビア元ドイツ人将校たちと交流を持つ。そして武器の輸出入に手を染め、ゲリラ封じの方法を伝授して、軍事政権の誕生を陰で支えた。1967年、政府軍の襲撃を受け処刑されたチェ・ゲバラの暗殺計画も、彼によるものである。
    • ゼロ時間の謎

      制作年: 2007
      ミステリーの女王、アガサ・クリスティーの傑作『ゼロ時間へ』を映画化。ブルゴーニュ地方の別荘を舞台に、華麗なるサスペンスが繰り広げられる。監督はウィットに富んだコメディを得意とするフランスのベテラン、パスカル・トマ。出演はフランソワ・モレル、「ぼくを葬る」のメルヴィル・プポー、ローラ・スメット、キアラ・マストロヤンニ、他。
    • プライスレス 素敵な恋の見つけ方

      制作年: 2006
      勘違いがもとで出会った男女が、徐々に真実の愛を見つけていくというフレンチ・ラブコメディ。監督は「お先にどうぞ」のピエール・サルヴァドーリ。出演は「ダ・ヴィンチ・コード」のオドレイ・トトゥ、2006年にフランス文化省から芸術文化勲章を授与されたガド・エルマレ、他。
    • パリ、ジュテーム

      制作年: 2006
      全編パリで撮影された、パリの街が主役のラブ・ストーリー。ヌーヴェルヴァーグ全盛の65年、エリック・ロメールやジャン=リュック・ゴダールなど6人の監督がそれぞれの視点でパリを描いた「パリところどころ」の現代版ともいえる、新たなパリ映画。監督にはコーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、アルフォンソ・キュアロン、ウォルター・サレス、イサベル・コイシェ、諏訪敦彦、オリヴィエ・アサヤス、シルヴァン・ショメ、ジェラール・ドパルデューなど、出演者にはナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド、スティーヴ・ブシェミ、ジュリエット・ビノシュ、リュディヴィーヌ・サニエ、ジーナ・ローランズなど。
    • ここに幸あり(2006)

      制作年: 2006
      突然大臣の職を追われ、仕事と金を失った主人公が、改めて人生の本当の豊かさに気づく。生きていることの幸せを軽やかに描いた人間賛歌。主人公のヴァンサンを演じるのは本作が映画初出演となるセヴラン・ブランシェ。そして名男優ミシェル・ピコリ(「家路」)が、ヴァンサンの母親役を演じている。監督はグルジア出身の名匠オタール・イオセリアーニ。
    • ランジェ公爵夫人

      制作年: 2006
      19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。
    • 13 ザメッティ

      制作年: 2005
      見る者の神経を極限状態に追い込むスリリングなサスペンス・ストーリーを、スタイリッシュなモノクロ映像で描いた新感覚フィルム・ノワール。監督はグルジア出身で、本作が初長編作品であるゲラ・バブルアニ。この作品で2005年のヴェネチア国際映画祭・新人監督賞を受賞している。主演は、映画初出演で監督の実弟であるギオルギ・バブルアニ。
    • 美しき運命の傷痕

      制作年: 2005
      22年前に起こった不幸な出来事で父親を失った三姉妹が、愛の地獄でさ迷い、もがき苦しみながら運命を受け入れて再生する姿を、繊細かつ熱情的に描く。ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督がダンテの『神曲』に着想を得て構想した三部作「天国」「地獄」「煉獄」のうちの「地獄」編に当たる。この遺稿を「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が映像化した。出演は「Mの物語」のエマニュエル・ベアール、「百貨店大百科」のカリン・ヴィアール、「レセ・パセ 自由への通行許可証」のマリー・ジラン。
      80
    • ナイト・オブ・ザ・スカイ

      制作年: 2005
      「TAXi」で世界的ヒットを飛ばしたジェラール・ピレス監督による、“フランス版「トップガン」”。出演は「ピアニスト」の美形俳優、ブノワ・マジメル。撮影にはフランス空軍が全面協力し、世界有数のジェット戦闘機ミラージュ2000が使用されている。
    • アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵

      制作年: 2005
      フランスの田舎で悠々自適の生活をおくる好奇心旺盛な奥さまが、謎めいた出来事を捜査していく、エレガントなミステリー。『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』など数々の名作を残したアガサ・クリスティーの原作を、「夫たち、妻たち、恋人たち」のパスカル・トマ監督が映画化。出演は「女はみんな生きている」のカトリーヌ・フロ、「ロング・エンゲージメント」のアンドレ・デュソリエ、「世界でいちばん好きな人」のローラン・テルジェフ
    • クリーン

      制作年: 2004
      夫を亡くし一人息子の養育権も奪われてしまった母親が、絶望の底から這い上がり再び自らの声を取り戻す姿を描いた再生の物語。監督は「夏時間の庭」のオリヴィエ・アサイヤス。「花様年華」のマギー・チャンが、本作でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。「ホテル・ルワンダ」のニック・ノルティ、「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」のベアトリス・ダルらが共演。
    • キングス&クイーン

      制作年: 2004
      3度目の結婚が決まった女性が、2番目の夫だった男性と再会、最初の夫との間の子を引き取ってほしいと伝えたことから始まる、家族の絆の物語。監督・脚本は「そして僕らは恋をする」のアルノー・デプレシャン。出演は「リード・マイ・リップス」のエマニュエル・ドゥヴォイス、「ミュンヘン」のマチュー・アマルリック。本作でマチュー・アマルリックは2005年セザール賞主演男優賞を受賞。その年の最も優れた仏映画に捧げられるルイ・デュリック賞受賞作品。
    • 東京タワー(2004)

      制作年: 2004
      2組の人妻と青年の愛の行方を描いたドラマ。監督は、本作が初の劇場用作品となる『失われた約束』の源孝志。江國香織による同名原作を基に、『南くんの恋人』の中園ミホと源監督が共同で脚色。撮影を「7月7日、晴れ SEVEN OF JULY SUNNYDAY」の袴一喜が担当している。主演は、「阿修羅のごとく」の黒木瞳と「Johnny's Film Festa 2004」の岡田准一、「Johnny's Film Festa 2004」の松本潤、「クイール」の寺島しのぶ。日本テレビオリジナルムービー。
    • 三重スパイ

      制作年: 2003
      1930年代のパリを舞台に、実際にあったスパイ事件を基にした政治陰謀劇。ロシアから亡命してきた帝政軍将校とギリシャ人の妻を描く。監督は、「グレースと公爵」のエリック・ロメール。出演は、「我が至上の恋 アストレとセラドン」のセルジュ・レンコ、「コレリ大佐のマンドリン」のカテリーナ・ディダスカル。
    • TAXiIII

      制作年: 2003
      改造タクシーが痛快なカー・アクションを繰り広げる人気シリーズの第3弾。監督はシリーズ前作&「WASABI」のジェラール・クラウジック。製作・脚本はシリーズを仕切るリュック・ベッソン。出演はシリーズ常連である「スズメバチ」のサミー・ナセリ、「ルーヴルの怪人」のフレデリック・ディーファンタル、「ジェヴォーダンの獣」のベルナール・ファルシー、「銀幕のメモワール」のマリオン・コティヤール、「サイモン・セズ」のエマ・シェーベルイ。これがシリーズ初登場となる「ワイルド・ワイルド・ウエスト」のバイ・リンほか。シルベスター・スタローン、K-1格闘家のシリル・アビディがカメオ出演。
      60
    • アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

      制作年: 2003
      “スナップショットを芸術にした”と言われる20世紀を代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンが自身の生涯とその作品を語るドキュメンタリー。
    • 家宝

      制作年: 2002
      現代ポルトガルを代表する女流作家アグシティナ・ベッサ=ルイーシュの原作小説を、ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリヴェイラ監督が映像化。原作の持つ意味深な台詞をそのまま生かしながら、オリヴェイラ流のアイロニーのエッセンスを加え、謎めいたファム・ファタールの物語を作り出す。
    • 略奪者(2002)

      制作年: 2002
      危険地帯の広大な砂漠を爆走する巨大トラック内で、砂金強奪犯の男4人が繰り広げる超重量級ノンストップ・アクション。監督は本作が劇映画デビューとなるCM界出身の俊英ルイ=パスカル・クーヴレール。主演は「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」のジャン=ユーグ・アングラード。
    • 小さな中国のお針子

      制作年: 2002
      世界30カ国で翻訳されたベストセラー恋愛小説を、元々映画監督であった著者が自ら映像化。自身の青春時代の思い出をベースにした、詩情あふれ美しくもほろ苦い恋愛映画。主演は「ふたりの人魚」のジョウ・シュン。
    • スズメバチ

      制作年: 2002
      「ニキータ」を超えたと絶賛されたフランス発のハードかつリアルなヒロイン・アクション。僅か4分間に、数千発の集中砲火が降り注ぐ空前の銃撃シーンが話題を呼んだ。
    • 月曜日に乾杯!

      制作年: 2002
      退屈な日常にうんざりした中年男の気ままな旅を描くコメディ。監督・脚本・編集・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のオタール・イオセリアーニ。撮影は近年のイオセリアーニ作品や「恋ごころ」のウィリアム・リュプシャンスキー。音楽はイオセリアーニ作品常連のニコラ・ズラビシュヴィリ。美術・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のマニュ・ド・ショヴィニ。出演はこれが俳優デビューで、「ルムンバの叫び」などのプロデューサーとして知られるジャック・ビドウほか。2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、国際批評家連盟賞受賞。
    • 息子のまなざし

      制作年: 2002
      自分の息子を殺害した少年に対峙する男を描いたドラマ。監督・製作・脚本は「ロゼッタ」のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟。出演は「天使の肌」のオリヴィエ・グルメ、新鋭のモルガン・マリンヌほか。2002年カンヌ国際映画祭主演男優賞、エキュメニック賞特別賞、同年ファジル国際映画祭グランプリ、主演男優賞、同年ベルギー・アカデミー最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞受賞。
      100
    • トンネル(2001)

      制作年: 2001
      東西冷戦下、ベルリンの壁の下にトンネルを掘り、自由を勝ち取った人々の実話を基に描いたサスペンス・アクション。監督はこれが日本初公開作となるローランド・ズゾ・リヒター。出演は「逢いたくてヴェニス」のハイノー・フェルヒ、「CLUBファンダンゴ」のニコレッテ・クレビッツほか。2001年モントリオール国際映画祭観客賞、同年パーム・スプリングス映画祭最優秀作品賞、同年ドイツ映画祭(ロサンゼルス)観客賞受賞。
    • 白と黒の恋人たち

      制作年: 2001
      自身の波瀾に富んだ人生さながらの映画に平穏を見出し、新たなる到達点へと至った、フィリップ・ガレル監督渾身のラブストーリー。愛し合う若き映画監督と駆け出しの女優が、映画撮影の過程でそれぞれ苦悩していく姿を美しいモノクロの映像で描く。2001年ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。
    • 愛の世紀

      制作年: 2001
      美しいモノクロ映像とデジタルヴィデオによるカラー映像で綴られた愛をめぐる映画。監督・脚本は「映画史」のジャン=リュック・ゴダール。撮影は「アデュー、ぼくたちの入江」のクリストフ・ポロック。出演は「ひとりぼっちの狩人たち」のブリュノ・ピュツリュ、「ヴァンドーム広場」のセシル・カンプ、これが遺作となったジャン・ダヴィーほか。
    • WASABI(2001)

      制作年: 2001
      パリの刑事と日仏ハーフの娘が東京の街を駆け巡るクライム・ムービー。監督は「TAXi2」のジェラール・クラヴジック。製作・脚本は「ジャンヌ・ダルク」などの監督として知られるリュック・ベッソン。音楽はベッソン作品の常連エリック・セラほか。出演は「クリムゾン・リバー」のジャン・レノ、「TAXi2」のミシェル・ミューラー、「秘密」の広末涼子、「愛の破片」のキャロル・ブーケほか。
      60
    • グレースと公爵

      制作年: 2001
      フランス革命の動乱に揺れるパリを描いた歴史劇。監督は「恋の秋」のエリック・ロメール。出演は「フォロウィング」のルーシー・ラッセル、「私家版」のジャン=クロード・ドレフュス、「恋の秋」のアラン・リボル、マリー・リヴィエール、「冬物語」のシャルロット・ヴェリー、ロゼットほか。2001年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(永年功労賞)受賞。
    • YAMAKASI ヤマカシ

      制作年: 2001
      YAMAKASIと名乗るストリート・パフォーマーたちの活躍を描いたアクション。監督は新人のアリエル・ゼトゥン。脚本・原案は「ジャンヌ・ダルク」などの監督として知られるリュック・ベッソン。本作は彼が設立した会社、ヨーロッパ・コープの第1作目。音楽はフランスヒップホップ界の象徴であるシュプレームNTMのジョーイスターと、彼の相棒DJスパンク。出演はYAMAKASIのメンバー7人ほか。
      70
    • ヴィドック(2001)

      制作年: 2001
      19世紀のパリに実在した探偵ヴィドックの死をめぐるゴシック・ミステリー。監督・脚本はこれがデビューとなるピトフ。共同脚本は「クリムゾン・リバー」のジャン=クリストフ・グランジェ。音楽も「クリムゾン・リバー」のブリュノ・クレ。美術は「宮廷料理人ヴァテール」のジャン・ラバス。キャラクター・デザインは「ロスト・チルドレン」の共同監督などで知られるマルク・キャロ。出演は「宮廷料理人ヴァテール」のジェラール・ドパルデュー、「ザ・ビーチ」のギヨーム・カネ、「愛のめぐりあい」のイネス・サストレ、「クリクリのいた夏」のアンドレ・デュソリエ、「エステサロン ヴィーナス・ビューティ」のエディット・スコブ、「ジャンヌ・ダルク」のジャン・ピエール・ゴズ、「シベリアの理髪師」のイザベル・ルノーほか。2001年シッチェス映画祭5部門受賞。
    • リード・マイ・リップス

      制作年: 2001
      チンピラの男と難聴の女が奇妙な愛を交歓しつつ犯罪を行なうサスペンス。監督・脚本は「天使が隣で眠る夜」のジャック・オディアール。撮影は新鋭のマチュー・ヴァドゥピエ。音楽は「天使が隣で眠る夜」「ハーフ・ア・チャンス」のアレクサンドル・デスプラ。出演は「アレックス」のヴァンサン・カッセル、「エスター・カーン/めざめの時」のエマニュエル・ドゥヴォス、「イゴールの約束」のオリヴィエ・グルメほか。2002年セザール賞主演女優賞、脚本賞、録音賞受賞。
    • ピアニスト(2001)

      制作年: 2001
      中年女性の心の闇を描きだす異色ラヴ・ストーリー。監督・脚本は「ファニーゲーム」のミヒャエル・ハネケ。原作はエルフリーデ・イェリネクの小説。出演は「キュリー夫妻」のイザベル・ユペール、「レ・ミゼラブル」のアニー・ジラルド、「王は踊る」のブノワ・マジメルほか。2001年カンヌ国際映画祭グランプリ、最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞受賞。
      79
      • 感動的な
      • セクシーな
      • 考えさせられる
    • 鬼が来た!

      制作年: 2000
      日本占領下の中国の村で対峙する村人と日本兵の交流と確執を狂騒的に描く衝撃作。監督・製作・脚本・主演は「太陽の少年」のチアン・ウェン。俳優としては「芙蓉鎮」「紅いコーリャン」でよく知られている。原作はユウ・フェンウェイの短編小説『生存』で、脚本には彼も参加。撮影は「さらば、わが愛/覇王別姫」のクー・チャンウエイ。音楽は有名ロック・ミュージシャンのツイ・チエンほか。共演は「独立少年合唱団」の香川照之、今回が初の大役出演となるチアン・ホンポーやユエン・ティン、「上海ルージュ」のチェン・シュ、「南京1937」のツォン・チーチュン、「カラー・オブ・ペイン 野狼」の澤田謙也、「天国の大罪」の宮路佳具ほか。2000年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
    • 落穂拾い

      制作年: 2000
      道路や畑に落ちている作物を拾って生活している人々や、廃品やゴミでオブジェを作る美術家など、フランス各地の現代の落穂拾い”をとらえたドキュメンタリー。監督・脚本・撮影・編集は「百一夜」のアニエス・ヴァルダ。2000年ヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞、フランス映画批評家協会賞最優秀映画批評家賞、2001年サンタ・バーバラ国際映画祭洞察賞、セザール賞特別名誉賞など多数受賞。
    • ラベンダー

      制作年: 2000
      恋人を失い生きる気力をなくした女性と、翼の傷ついた天使が、お互いの傷を癒しながら本当の愛を模索していくラブストーリー。監督・脚本は「わすれな草」のイップ・カムハン。主演は金城武とケリー・チャン。
    • ルムンバの叫び

      制作年: 2000
      志半ばで命を奪われたコンゴの初代首相、パトリス・エメリー・ルムンバの生涯を描いた作品。監督・脚本はルムンバのドキュメンタリーを撮ったこともあるラウル・ペック。出演は「クリクリのいた夏」のエリック・エブアニー、「ラスト・ハーレム」のアレックス・デスカスほか。
    • レクイエム・フォー・ドリーム

      制作年: 2000
      満たされない現代人が、幸福を求めて生活を破綻させていく様を描く衝撃作。監督・脚本は「π」のダーレン・アロノフスキー。原作・脚本はヒューバート・セルビーJr. 。撮影 はマシュー・リバティーク。音楽は クリント・マンセル。編集は「ゴースト・ドッグ」のジェイ・ラビノウィッツ。出演は「マイ・ハート、マイ・ラブ」のエレン・バースティン、「17歳のカルテ」のジャレッド・レト、「ダークシティ」のジェニファー・コネリー、「最終絶叫計画」のマーロン・ウェイアンズ、「パーフェクト・ストーム」のクリストファー・マクドナルドほか。
      60
    • オテサーネク 妄想の子供

      制作年: 2000
      チェコの民話をベースに命を持った切り株人形の恐怖を描く寓話。監督・脚本・原案・美術は「悦楽共犯者」のヤン・シュヴァンクマイエル。出演は映画初出演のクリスティーナ・アダムツォヴァーほか。
    • 趣味の問題

      制作年: 2000
      趣味の問題が危険なゲームに発展していく様を描いたサスペンス。監督・脚本は「私家版」のベルナール・ラップ。原作はフィリップ・バランの同名小説。共同脚本は「ドライ・クリーニング」のジル・トラン。音楽は「私家版」のジャン=フィリップ・グード。出演は「女優マルキーズ」のベルナール・ジロドー、「溺れゆく女」のジャン=ピエール・ロリ、「ドーベルマン」のフロランス・トマサン、「倦怠」のシャルル・ベルリングほか。2000年フランスコニャック国際ミステリー映画祭グランプリをはじめ3賞受賞。
    • そして愛に至る

      制作年: 2000
      男女4人が織り成す会話を中心とした人間ドラマ。監督・脚本・主演は「私の愛するテーマ」のアンヌ・マリー・ミエヴィル。撮影は「プロヴァンス物語/マルセルのお城」のクリストフ・ボーカルヌ。共演は監督として有名な「映画史」のジャン=リュック・ゴダール、「アメリ」のクロード・ペロン、「レンブラントへの贈り物」のジャック・スピセールほか。
    • 赤ずきんの森(2000)

      制作年: 2000
      2000年度のサマーシーズン、新世代ヨーロピアン・ホラーとしてフランスで公開され、本国で大ヒットしたホラー・ノワール。弱冠29歳の新鋭リオネル・デルプランク監督が、ハリウッド産ティーンエイジ・ホラーとは一線を画す妖しい世界を作り出した。
    • 約束 ラ・プロミッセ

      制作年: 2000
      イタズラ少年と、それを迷惑がりながらも次第に心を許していく頑固老人の友情をつづった感動の物語。「Mr.レディ Mr.マダム」シリーズや「クリクリのいた夏」のベテラン俳優、ミシェル・セローガ、喋ることのできない老人・ベランの心をナレーションで語り、わずかな顔や目の表情だけで感情を表現、圧倒的な存在感を見せつける。
    • ダブルタップ

      制作年: 2000
      実際の実践射撃競技(IPSC)の元チャンピオンによって企画され、レスリー・チャンが心の中に殺人の快楽が宿った“殺人者(サイコキラー)”を演じるサイコパス・アクションムービー。スタッフには「夢翔る人 色情男女」のメンバーが集結した。共演は「風雲 ストームライダーズ」のアレックス・フォン
    • イグジット(2000)

      制作年: 2000
      リュック・ベッソン製作総指揮によるサイコ・スリラー。身に覚えのない残虐な連続殺人犯として疑われ、やがて幻覚により自らの無実を確信できなくなっていく男の混乱と恐怖を描く。監督はCF、ビデオ・クリップの世界で活躍するオリヴィエ・メガトン。
      0
    • エブリバディ・フェイマス!

      制作年: 2000
      2001年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたベルギー映画。冴えない父親が、歌手を目指す反抗期の娘の夢を叶えるために奮闘するハートフル・コメディ。
    • がんばれ、リアム

      制作年: 2000
      不況の中を懸命に生きる少年とその家族を描いたドラマ。監督は「ハイ・フィデリティ」のスティーヴン・フリアーズ。脚本は「ハート」のジミー・マクガヴァン。撮影は「私が愛したギャングスター」のアンドリュー・ダン。音楽は「プロポーズ」のジョン・マーフィー。出演は「ハリー・ポッターと賢者の石」のイアン・ハート、「ブライダル・シャワー」のクレア・ハケット、これがデビューの少年アンソニー・ボロウズ、本作で2000年ヴェネチア映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞したミーガン・バーンズほか。
    • レンブラントへの贈り物

      制作年: 1999
      オランダの天才画家レンブラントと、彼に愛された女性たちの物語。監督・台詞はこれが日本初公開作となるベテラン、シャルル・マトン。製作は「炎のアンダルシア」のアンベール・バルザン。脚本はシルヴィ・マトン。撮影はピエール・デュプエ。音楽はニコラ・マトン。美術は「アサシンズ」のフィリップ・シフル。衣裳は「仮面の男」のエーヴ=マリー・アルノー。出演は「コレット・水瓶座の女」のクラウス・マリア・ブランダウアー、「ヴィゴ」のロマーヌ・ボーランジェ、「リディキュール」のジャン・ロシュフォール、「不滅の恋/ベートーヴェン」のヨハンナ・テール・ステーヘ、「シューティング・スター」のジャン=フィリップ・エコフェ、「めぐり逢う朝」のカロリーヌ・シオル、「薔薇のスタビスキー」のジャック・スピセール、「ティコ・ムーン」のリシャール・ボーランジェほか。
    • 橋の上の娘

      制作年: 1999
      橋の上で出会った美女とナイフ投げの曲芸師の愛を描いたラヴ・ロマンス。監督は「ハーフ・ア・チャンス」のパトリス・ルコント。脚本・台詞は同作のセルジュ・フリードマン。製作代表はルコントの常連クリスチャン・フェシュネール。撮影は「女優マルキーズ」のジャン=マリー・ドルージュ。出演は「ハーフ・ア・チャンス」のヴァネッサ・パラディ、「見憶えのある他人」のダニエル・オートゥイユほか。
    • 嘘の心

      制作年: 1999
      少女殺人事件に巻き込まれた夫婦のあやうい感情の相克を描く心理サスペンス。監督は「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」のクロード・シャブロル。脚本・台詞は「ふくろうの叫び」のオディル・バルスキとシャブロル。製作のマラン・カルミッツ以下、音楽のマチュー・シャブロル、編集のモニク・ファルデュリス、衣裳のコリンヌ・ジョリーらシャブロルの常連スタッフが集結。撮影は「奇蹟の輝き」のエドゥアルド・セラ。出演は「レ・ミゼラブル」のジャック・ガンブラン、「沈黙の女」のサンドリーヌ・ボネール、「愛する者よ、列車に乗れ」のヴァレリア・ブルーニ=テデスキほか。
    • ロゼッタ

      制作年: 1999
      絶望を乗り越えて生きる貧しい少女の姿を見すえたドラマ。監督・脚本は「イゴールの約束」のリュックとピエールのダルデンヌ兄弟。撮影は「イゴールの約束」のアラン・マクルーン。出演はオーディションで二千人の中から選ばれた新人エミリー・デュケンヌ、新人ファブリツィオ・ロンギオーヌほか。1999年度カンヌ映画祭でパルムドールと主演女優賞を受賞。
      70
    • リトル・チュン

      制作年: 1999
      香港の裏町でたくましく生きる9歳の少年を描いたドラマ。監督・脚本は「花火降る夏」のフルーツ・チャン。撮影・音楽のラム・ワーチュン、編集のティン・サムファは「花火降る夏」に続く参加。出演は監督自身が発見した少年ユイ・ユエミンとマク・ワイファン、「花火降る夏」のゲーリー・ライほか。
    • サン・ピエールの生命

      制作年: 1999
      二人の男をそれぞれ全く違った感情で愛する人妻の葛藤を描いた感動作。監督は「橋の上の娘」のパトリス・ルコント。製作は「リディキュール」のジル・ルグランとフレデリック・ブリリオン。共同製作はドゥニーズ・ロベールとダニエル・ルイ。脚本はクロード・ファラルド。撮影は多数のルコント作品を務めるエドゥアルド・セラ。音楽は「イヴォンヌの香り」のパスカル・エスティーヴ。美術はイヴァン・モスワン。編集はジョエル・アッシュ。衣裳は「リディキュール」のクリスチャン・ガスク。出演は「年下のひと」のジュリエット・ビノシュ、「ロスト・サン」のダニエル・オートゥイユ、「黒猫・白猫」などの監督として知られるエミール・クストリッツァほか。
    • クレーヴの奥方(1999)

      制作年: 1999
      ラファイエット夫人による17世紀のフランス古典文学を、「アブラハム渓谷」の巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが現代の社交界を舞台に描いた文芸恋愛ドラマ。主役のカトリーヌを、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの間に生まれたキアラ・マストロヤンニが演じる。
    • 夜風の匂い

      制作年: 1999
      若い恋人と逢瀬を重ねる人妻の、愛の誕生と喪失を描いたラブストーリー。監督・脚本に「愛の誕生」のフィリップ・ガレル。脚本は、「愛の誕生」のマルク・ショロデンコと、「ジェルミナル」のアルレット・ラングマン。撮影は、「溺れゆく女」のカロリーヌ・シャンプティエ。音楽は、「バスキア」のジョン・ケイル。出演は、「ヴァンドーム広場」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「クリスマスに雪は降るの?」のダニエル・デュヴァル、「ポネット」のグザヴィエ・ボヴォワほか。
    • アナザー・デイ・イン・パラダイス

      制作年: 1998
      ストリートに生きる少年が犯罪を重ねながらの旅を通して成長する姿を描くロード・ムーヴィー。監督は写真集『タルサ』(71)『ティーンエイジ・ラスト』(83)で有名な写真家ラリー・クラークで、「KIDS」(95)に続く監督第2作。脚本はエディ・リトルの同名作を元にクリストファー・ランドン、スティーヴン・チンが担当。製作はチン、クラーク、そして本作の準主演もつとめた俳優ジェームズ・ウッズ(「ヴァンパイア最期の聖戦」)。撮影は「KIDS」のエリック・エドワーズ。、音楽監修はハワード・パール、ロビン・アーダングで、オーティス・レディング、サム・ムーア、またサザン・ソウルの名曲などが流れる。美術はアーロン・オズボーン。編集はルイス・コリーナ。衣裳はキャサリン・モリソン。出演は「リトル・ビッグ・フィールド」のヴィンセント・カシーザー、「ロスト・ハイウェイ」のナターシャ・グレッグソン・ワグナー、「疑惑の幻影」のメラニー・グリフィスほか。
    • リュシアン 赤い小人

      制作年: 1998
      背が低いことで日陰の人生を歩まざるを得なかった男の愛と転機の物語。監督・製作・脚本はイヴァン・ル・モワーヌ。原作はミシェル・トゥルニエ。撮影はダニエル・イルセン。音楽はアレクセイ・シェリジン、ダニエル・ブラント。出演はジャン=イヴ・チュアル、「インテルビスタ」以来の映画出演となるアニタ・エクバーグほか。
    • LOUISE(TAKE2)

      制作年: 1998
      世界各地を放浪する映像作家にしてストリート・ライブを行うジャズ・ミュージシャン、シグフリード。若干26歳にして彼が監督、脚本、撮影、音楽の4役をこなした長編デビュー作。アンダーグラウンドな視点でパリの現実を見つめる青春映画。主演は、「天使が見た夢」のエロディ・ブシェーズ。
    • ニコラ

      制作年: 1998
      父親への妄想をめぐらせる12歳の内向的な少年の姿を描いた心理ドラマ。監督は「オディールの夏」のクロード・ミレール。ベストセラーとなったエマニュエル・カレールの『冬の少年』の映画化で、脚本もカレール自身が担当。製作総指揮の監督夫人アニー・ミレール、撮影のギヨーム・シフマンは「オディールの夏」に続く参加。音楽はジャズ・ミュージシャンのアンリ・テクシエ。出演は本作が映画デビューとなるクレモン・ヴァン・デン・ベルグほか。
    • Hole

      制作年: 1998
      穴があいたことからつながった、上階と下階の奇妙な関係をミュージカル風に仕立てた一編。監督は「河」のツァイ・ミンリャン。脚本はツァイ・ミンリャンと「河」のヤン・ピーイン。製作のペギー・チャオ、撮影のリャオ・ペンロンは「河」に続く参加。製作総指揮はチェン・スーミン、「河」のチウ・スンチン、ピエール・シュヴァリエ。美術は「愛情萬歳」のリー・パオリン。編集はシャオ・ユークァン。録音はヤン・チアン。出演はツァイ・ミンリャン作品の顔であるリー・カンション、「河」のヤン・クイメイほか。
    • a.B.C.の可能性

      制作年: 1998
      学生時代を終えた20代半ばの若者たちの人間模様を描いた一編。映画の舞台のフランスの地方都市ストラスブールにある国立劇場付属演劇学校の依頼によって製作され、同学校の最終学年の生徒達10人が新鮮な演技を見せる。監督・脚本(アンヌ=ルイーズ・トリヴィディクと共同)は『死者とのちょっとした取引』(日本未公開)で注目された新鋭パスカル・フェラン。製作はジル・サンドーズ。製作総指揮は同学校の校長ジャン=ルイ・マルティネリ。撮影はジャン=マルク・ファブル。音楽はベアトリス・ティリエで、劇中の重要なモチーフとしてジャック・ドゥミの「ロバと王女」の挿入歌『ある王子と王女の秘密の夢』のほか、ブルース・ブラザーズ、セルジュ・ゲンズブール、フランス・ギャルなどの曲がドラマを彩る。美術はヴィルジニー・デュプロワイエ、アネット・クルツ、ジューリオ・リヒトナー。編集はギ・ラコーム。衣裳はシゴレーヌ・ド・シャティ。出演はアンヌ・カンティノー、クリステル・テュアル、アンヌ・カイエールほか。
    • X2000

      制作年: 1998
      西暦2000年元旦、パリ。いつもと変わらぬ男女の日常を描いた短編。監督・脚本は「ホームドラマ」のフランソワ・オゾン。製作のオリヴィエ・デルボスク、編集のドミニク・ペトロ、録音のフランソワ・ギョームは「ホームドラマ」のスタッフ。撮影はピエール・ストウベール。
    • ハーフ・ア・チャンス

      制作年: 1998
      美しき娘のために体を張るふたりの初老の犯罪のプロの活躍を描く娯楽アクション。フランス二大俳優、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが「ボルサリーノ」(74)以来28年ぶりに再共演、ドロンが本作を最後に映画俳優として引退宣言を行ったことでも話題に。監督は「リディキュール」のパトリス・ルコントで、本格的なアクション作としては「スペシャリスト」(85)以来14年ぶりとなる。製作代表は「スペシャリスト」のクリスチャン・フェシュネール。脚本はブリュノ・タルドンの原案を基にルコント、「タンデム」のパトリック・ドゥヴォルフが執筆、「パトリス・ルコントの大喝采」のセルジュ・フリードマンが台詞を担当。撮影はスティーヴン・ポスター。音楽は「ラブetc.」のアレクサンドル・デズプラ。美術のイヴァン・モシオン、編集のジョエル・アッシュ、衣裳のアニー・ペリエ=フーロンはルコント作品の常連。共演は「エリザ」のヴァネッサ・パラディ、「ミナ」のエリック・デフォス、「ボーマルシェ フィガロの誕生」のミシェル・オーモンほか。
      70
    • パパラッチ(1998)

      制作年: 1998
      特ダネを追って日夜走り回るパパラッチ(盗撮キャメラマン)の姿を描いた娯楽作。監督は「カンヌ映画祭殺人事件」のアラン・ベルベリアン。脚本はダニエル・トンプソン、ベルベリアン、ジャン=フランソワ・アラン、セモン・ミシェル、ヴァンサン・ランドン、パトリック・ティムシット。撮影はヴィンセンツォ・マラーノ。音楽はフランク・ルーセル。出演は「女優マルキーズ」のパトリック・ティムシット、「憎しみ」のヴァンサン・ランドン、「ザ・マシーン 私の中の殺人者」のナタリー・バイほか。
    • 愛する者よ、列車に乗れ

      制作年: 1998
      亡き画家の遺言にしたがい葬儀へと向かう列車に乗り合わせた人々の二日間の旅を通し、ゲイやエイズ、ドラッグなどの世紀末的現実を優しい眼差しで描き出した一編。監督・脚本は「王妃マルゴ」のパトリス・シェロー。製作はシャルル・ガッソ。共同脚本は原案者でもある「王妃マルゴ」のダニエル・トンプソンと、ピエール・トリヴィティック。撮影は「ティコ・ムーン」のエリック・ゴーティエ。録音はギョーム・シアマとジャン=ピエール・ラフォルス。美術はリシャール・ペドゥッツィとシルヴァン・ショヴロ。編集はフランソワ・ジェディジエ。衣裳はカロリーヌ・ド・ヴィヴェーズ。出演は「ティコ・ムーン」のジャン=ルイ・トランティニャン、「愛のトリートメント」のヴァンサン・ペレーズ、「キュリー夫妻 その愛と情熱」のシャルル・ベルリング、「王妃マルゴ」のパスカル・グレゴリー、「パリでかくれんぼ」のブリュノ・トデスキーニ、「君が、嘘をついた」のヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、「私の好きな季節」のロシュディ・セム、「太陽と月に背いて」のドミニク・ブランほか。
    • ホームドラマ

      制作年: 1998
      一匹のネズミの闖入で平和な家庭が崩壊するさまをグロテスクに描いたブラックコメディ。監督・脚本は「海を見る」のフランソワ・オゾンで本作品が長編第1作となる。製作のオリヴィエ・フデルボスクとマルク・ミソニエ以下、撮影のヨリック・ルソー、音楽のエリック・ヌヴーは「海を見る」のスタッフ。美術はアンジェリック・ピュロン。出演はエヴリーヌ・ダンドリイ、フランソワ・マルトゥレ、「海を見る」のマリナ・ド・ヴァン、アドリアン・ド・ヴァン、「サマードレス」のルシア・サンチェスほか。
    • ニノの空

      制作年: 1997
      二人の男の奇妙な友情をペーソスあふれるタッチで描いた一編。監督は本作が日本初紹介のマニュエル・ポワリエ。製作は「ティコ・ムーン」のモーリス・ベルナール。脚本はポワリエとジャン=フランソワ・ゴイエ。撮影はナラ・ケオ・コーサル。音楽はベルナルド・サンドヴァル。編集は「アメリカの夜」などのヤン・デデット。出演は新鋭のセルジ・ロペスとサッシャ・ブルドほか。
    • アサシンズ(1997)

      制作年: 1997
      老人・青年・少年という三世代の暗殺者の姿を鮮烈に描いたシリアス・ドラマ。監督・脚本・主演は「憎しみ」でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したマチュー・カソヴィッツ。製作はカソヴィッツの盟友であり、トラン・アン・ユン監督作品でも知られるクリストフ・ロシニョン。共同脚本はニコラ・ブクリエフ。撮影はピエール・アイム(出演も)。音楽は「ファーゴ」などコーエン兄弟作品で知られるカーター・バーウェル。美術はフィリップ・シッフル。編集はカソヴィッツとヤニク・ケルゴー。衣裳はヴィルジニー・モンテル。共演は「ボーマルシェ フィガロの誕生」のミシェル・セロー、インターネットを通じて発見された新人メディ・ベノーファほか。
    • 恋するシャンソン

      制作年: 1997
      パリの空の下、家探しをきっかけに知り合った7人の男女が繰り広げる勘違いを、エディット・ピアフからジェーン・バーキンまで永遠のシャンソン、フレンチ・ポップス36曲で綴った軽妙な恋愛映画。監督は「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」「お家にかえりたい」の巨匠アラン・レネ。製作はブリュノ・ペセリ。脚本は主演のアニエス・ジャウィとジャン=ピエール・バクリ(「家族の気分」でも共演)。撮影はダニエル・シュミット作品などで知られる名手である「不倫の公式」のレナート・ベルタ。音楽はブリュノ・フォンテーヌ。美術は「去年マリエンバートで」以来のレネ組であるジャック・ソルニエ。編集は「死と乙女」のエルヴェ・ド・リューズ。衣裳はジャッキー・ビュダン。録音は「とまどい」のピエール・ルノワール。出演は他に、「私の男」のサビーヌ・アゼマ、「カドリーユ」のアンドレ・デュソリエ、「地に墜ちた愛」のジェーン・バーキン、「女優マルキーズ」のランベール・ウィルソン、「男と女、嘘つきな関係」のピエール・アルディティほか。98年セザール賞最優秀作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、録音賞、98年ベルリン映画祭生涯芸術貢献賞を受賞。
    • ドーベルマン

      制作年: 1997
      悪のヒーローと狂った警視との想像を絶する大バトルを、過激な映像と音楽で見せるアクション・エンターテインメント。監督はCMやビデオクリップをへて短編『Gisele Kerozene』(89)でアヴォリアッツ映画祭グランプリを受賞した新鋭ヤン・クーネンで、本作は彼の長編劇映画デビューにあたる。原作・脚本は同名の人気漫画シリーズを手掛けるジョエル・ウサン。製作はフレデリック・デュマとエリック・ネヴェ。製作総指揮はマルク・バシェ。撮影はミシェル・アマチュー。音楽はオリジナル・ユニットのスキゾマニアックで、劇中曲にデジタル・ロックの雄プロディジーの『Voodoo People』が使用されている。美術はミシェル・バルテルミー。編集はベネディクト・ブリュネ。衣裳はシャトゥンヌとファブ。SFXはフランス随一のCG制作集団マク・ガフ・リーニュ。出演は「憎しみ」「不倫の公式」のヴァンサン・カッセル、「アパートメント」のモニカ・ベルッチ、「ニキータ」「ゴールデンアイ」のチェッキー・カリョ、「青春シンドローム」のロマン・デュリス、「パリのランデブー」のアントワーヌ・バズレール、「ニキータ」「憎しみ」のマルク・デュレほか。
    • 海をみる

      制作年: 1997
      静かな島を舞台に母子と女バックパッカーの奇妙な関係を描いた一編。監督・脚本は「サマードレス」「ホームドラマ」のフランソワ・オゾン。製作はオリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエ、ニコラ・ブレヴィエール。撮影は「サマードレス」のヨリック・ルソー。音楽はエリック・ヌヴー。出演はサーシャ・ヘイルズ、マリナ・ド・ヴァンほか。
    • サマードレス

      制作年: 1997
      海へ来た青年とサマードレスの女とのオープンな交流を描いた短編。監督・脚本は「ホームドラマ」のフランソワ・オゾン。製作はオリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエ。撮影はヨリック・ルソー、ギョーム・パラン。編集はジャンヌ・ムタール、ジュリエット・ユルバン。録音はブノワ・イルブラン。出演はフレデリック・マンジュノ、ルシア・サンチェス、セバスチャン・シャルルほか。ロカルノ国際映画祭新人監督賞受賞作品。
    • フラミンゴの季節

      制作年: 1997
      さびれた村に渦巻く、人々の欲望と愛憎を描いた一編。監督はシーロ・カペラッリで脚本も担当。脚本はこの他グラシエラ・マリエ、オスバルド・バイエル。製作はアルベルト・キツラー。撮影は「時の翼に乗って ファラウェイ・ソー・クロース!」のユルゲン・ユルゲンス。音楽はグスタボ・ベイテルマン。美術はペペ・ウリア。編集はタニア・シユテックリン。録音はハンス・キュンツィ。出演は「ライブ・フレッシュ」のアンヘラ・モリーナ、アルゼンチン気鋭の若手俳優ダニエル・クスニエスカほか。
    • 遥か、西夏へ

      制作年: 1997
      子供たちを連れ、契丹軍の攻撃をかわしつつ西夏を目指す兵士の一行に、奪われた子を追う一人の女が加わって繰り広げる道中を、青蔵高原での壮大なロケーションで描く大歴史絵巻。「さらば、わが愛/覇王別妃」の脚本家ルー・ウェイが、オリジナル脚本で劇映画監督デビューを果たした。製作は、本作の企画を監督と共に長年温め、映画製作会社を設立したリウ・シンチー。「さらば、わが愛/覇王別妃」でコンビを組んだチェン・カイコーも芸術顧問として参加している。撮影は「秋菊の物語」のチー・シアオニン。出演はニー・ターホン、「ウルガ」のパー・トーマーほか。
    • アデュー、ぼくたちの入江

      制作年: 1997
      美しい入江で出会った少年と少女のあやうい恋を描く青春ドラマ。監督・脚本は本作がデビューとなる新鋭マニュエル・ブラダル。製作はフィリップ・ルースレ。撮影はクリストフ・ポロック。音楽はカルロ・クリヴェル。編集はヴァレリー・デセーヌ。出演はロシア系ジプシー・キャンプ暮らしだったのを監督に見いだされた少年フレデリック・マルグラ(撮影後消息不明になった)と新人ヴァヒナ・ジョカンテほか。
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