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古田由紀子の関連作品 / Related Work
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JOIKA 美と狂気のバレリーナ
制作年: 20232012年、アメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話に基づくサイコ・サスペンス。アメリカからロシアへ渡ったバレリーナのジョイを待っていたのは、完璧を求める教師ヴォルコワの脅迫的レッスンだった。出演はハリウッドの新星タリア・ライダー(「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」)、「女は二度決断する」のダイアン・クルーガー。 -
ゴッドランド GODLAND(2022)
制作年: 2022第96回米アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表となり、ショートリストにも選出された人間ドラマ。19世紀後半。若きデンマーク人牧師ルーカスは、植民地アイスランドの辺境まで布教の旅に出るが、その前には想像を絶する過酷な道のりが待っていた。出演は「ウィンター・ブラザーズ」のエリオット・クロセット・ホーヴ。 -
ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌
制作年: 2022オペラ『ラ・ボエーム』を大胆にアレンジし、現代NYに生きる若者たちの青春を謳い上げたミュージカル。屋根裏部屋で生活する4人の芸術家たち。その中の一人、詩人ロドルフォが部屋で執筆をしていると、隣人のミミが火を借りにやって来て、2人は一瞬で恋に落ちる。出演は、ソプラノ歌手のビジョー・チャン、テノール歌手のシャン・ズウェン、プエルトリコ出身のソプラノ歌手であるラリサ・マルティネス、メキシコ系アメリカ人のバリトン歌手、メルイス・アレハンドロ・オロスコ、バス、バスバリトン歌手の井上秀則。レイン・レトマーによる長編監督デビュー作。 -
ファッション・リイマジン
制作年: 2022英国のファッション・ブランド“Mother of Pearl”のエイミー・パウニーが、原材料から製造過程まですべてにおいてサステナブルな服を作る姿を追ったドキュメンタリー。理想の素材を求めて、地球の裏側まで旅をする彼女に1年半以上密着した。監督は、この作品が長編映画デビューとなるベッキー・ハトナー。 -
テノール! 人生はハーモニー
制作年: 2021人気オーディション番組『THE VOICE』で注目を集めたビートボクサー、MB14主演の音楽ドラマ。フリーター青年アントワーヌは、すし屋の出前で訪れたオペラ座で、プロ顔負けの美声を披露。その才能を見込んだオペラ教師とレッスンを始めるが……。共演は「100歳の少年と12通の手紙」のミシェル・ラロック。70点 -
新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり
制作年: 2021コロナのパンデミックに見舞われたバレエの殿堂・パリ・オペラ座を舞台に、ダンサーたちの期待と不安、葛藤の日々を見つめた情熱のドキュメンタリー。閉鎖から3カ月後、仲間と再会し、伝統の演目の公演にすべてを懸けるダンサーたちの挑戦と、新エトワール誕生までの軌跡を追う。監督のプリシラ・ピザートが、パリ・オペラ座に特別に許可を受けて、ダンサーと振付師が究極の舞台を作り上げていく日々を撮影した。2022年フランス国際ドキュメンタリー映画祭(FIPADOC)にて観客賞を受賞したほか、2022年・第40回モントリオール国際芸術映画祭(FIFA)にも正式出品され、「ダンスに捧げる感動的な抒情詩」「舞台の魔法を魅せてくれる1本」と評価された。 -
ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA トスカ
制作年: 2020スカラ座、メトロポリタン歌劇場と並ぶ世界三大オペラ座の一つ、ウィーン国立歌劇場で2020年12月に上演された、スター歌手アンナ・ネトレプコ主演によるプッチーニの名作を収録。警視総監スカルピアは、恋人が逮捕された歌姫トスカにある取引を持ちかける。嫉妬深く感情豊かなトスカをアンナ・ネトレプコが、トスカの恋人カヴァラドッシをネトレプコの実の夫でもあるユシフ・エイヴァゾフが演じる。 -
甦る三大テノール 永遠の歌声
制作年: 2020ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3人のオペラ歌手が三大テノールとして活動を始めてから30周年になるのを記念したドキュメンタリー。17年に及ぶその軌跡の中、公開されることのなかった舞台裏の秘蔵映像などをまとめる。白血病を乗り越えたホセ・カレーラスの復活とともにワールド・カップ開催を祝うため敢行した奇跡のコンサートから2007年のパヴァロッティ他界まで三大テノールとして世界中を魅了してきた彼らが心から音楽を楽しむ姿を映し出す。 -
パヴァロッティ 太陽のテノール
制作年: 2019オペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」のロン・ハワードがドキュメンタリー映画化。絶頂期のパフォーマンスや貴重なプライベート映像、関係者へのインタビューで彼の人生を浮き彫りにする。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の録音技師、クリストファー・ジェンキンズが、歌声を最新技術でスクリーンに蘇らせる。 -
レイニーデイ・イン・ニューヨーク
制作年: 2019マンハッタンを舞台に、運命のいたずらに翻弄される男女の姿を見つめるウディ・アレン監督作。生粋のニューヨーカーであるギャツビーとアリゾナ出身の無垢なガールフレンド、アシュレーの大学生カップルは、ロマンチックな週末を過ごそうとしていたのだが……。出演は「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、「マレフィセント」シリーズのエル・ファニング、「スプリング・ブレイカーズ」のセレーナ・ゴメス、「キング・アーサー」のジュード・ロウ。70点 -
ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝
制作年: 2018世界的画家フィンセント・ファン・ゴッホと、無名だった彼の死後、その作品を収集し、一大コレクションを築いたヘレーネ・クレラー=ミュラーの足跡を辿るドキュメンタリー。ファン・ゴッホの傑作の数々も登場し、芸術と人間の生を探究する2人の深層に迫る。「歓びのトスカーナ」の女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキがガイド役を務める。92点- 感動的な
- おしゃれな
- 重厚感のある
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今さら言えない小さな秘密
制作年: 2018フランスの国民的作家ジャン=ジャック・サンペの小説を「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」のブノワ・ポールヴールド主演で映画化。プロヴァンスの村で一番の自転車修理工ラウルには、ある秘密があった。実は彼は、自転車に乗れなかったのだ。共演は「チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~」のエドゥアール・ベール、「Mommy/マミー」のスザンヌ・クレマン。0点 -
新世紀、パリ・オペラ座
制作年: 2017歴史ある総合芸術の殿堂パリ・オペラ座の舞台裏に迫ったドキュメンタリー。バレエ団芸術監督の交代、新作オペラ『モーゼとアロン』の1年にわたるリハーサル、降板やストライキなどの難題、そして新星の誕生と、さらなる高みを目指す芸術の巨塔に光をあてる。オペラ座を牽引する総裁ステファン・リスナーや、バレエ団芸術監督バンジャマン・ミルピエとオレリー・デュポンらスタッフほか、世界的オペラ歌手ヨナス・カウフマン、オルガ・ペレチャッコ=マリオッティといったスターたちの姿を捉えていく。監督は数々のドキュメンタリーのほか、「グリフィン家のウエディングノート」としてハリウッドリメイクされた「Mon frère se marie」(未)を手がけたジャン=ステファヌ・ブロン。 -
偉大なるマルグリット
制作年: 2015型破りな歌声で人気を博した実在のソプラノ歌手に着想を得たドラマ。歌が生きがいのマルグリットは、自分が音痴だと気づいていなかった。観客の前で歌う喜びに目覚め、夫の理解を得られぬままに、パリでリサイタルを開こうとするが……。監督・脚本は「情痴/アバンチュール」のグザヴィエ・ジャノリ。無邪気な男爵夫人を「大統領の料理人」のカトリーヌ・フロが、夫を「不機嫌なママにメルシィ!」のアンドレ・マルコンが演じる。80点 -
太陽のめざめ
制作年: 2015カンヌ受賞女優でもあるエマニュエル・ベルコ監督がカトリーヌ・ドヌーヴを主演に描く人間ドラマ。家裁判事フローランスは非行を繰り返す少年マロニーが新たな人生を見つけられるよう、彼と似た境遇を辿りながら更生したヤンを教育係につけ、手を差し伸べる。ベルコ監督にスカウトされたロッド・パラドが心に傷を負ったマロリー役で映画初出演。「ピアニスト」のブノワ・マジメルがマロリーを支える教育係を演じ、第41回セザール賞助演男優賞を受賞した。第68回カンヌ国際映画祭オープニング作品。劇場公開に先駆け、フランス映画祭2016にて上映された(上映日:2016年6月24日)。80点 -
ディオールと私
制作年: 2014フランスの老舗ファッション・ブランド、クリスチャン・ディオールのアーティスティック・ディレクターに就任したラフ・シモンズが、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリー。ディオールの宝と称されるメゾンの中枢にあるアトリエの誇り高きお針子たちと、前任者の巨大な影に果敢に立ち向かう若き継承者の果敢な姿を映し出す。監督は「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」で共同監督を務めたフレデリック・チェン。80点 -
トレヴィの泉で二度目の恋を
制作年: 2014「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーン、「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマー、アカデミー賞受賞経験を持つベテラン俳優2人が共演したラブストーリー。人生の晩年を迎えて出会った正反対の性格の男女が、少しずつ愛情を育んでゆく様子を描く。監督は「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード。 -
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
制作年: 2013ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーが、夫のモナコ大公レーニエ3世と当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かう姿を描く伝記ドラマ。監督は「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリヴィエ・ダアン。出演は「ラビット・ホール」のニコール・キッドマン、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」のティム・ロス、「フロスト×ニクソン」のフランク・ランジェラ。70点 -
ウィークエンドはパリで
制作年: 2013結婚30年を迎え、新婚旅行先のパリを再び訪れた夫婦が、互いに対する不満をぶつけあいながら、改めて夫婦の絆を確かめ合う姿を描いたドラマ。出演は「クラウド アトラス」のジム・ブロードベント、「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のリンゼイ・ダンカン、「グランド・ブダペスト・ホテル」のジェフ・ゴールドブラム。88点- 感動的な
- おしゃれな
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不機嫌なママにメルシィ!
制作年: 2013フランスの国立劇団コメディ・フランセーズに所属し「イヴ・サンローラン」「サガン-悲しみよ こんにちは-」などで存在感を見せるギヨーム・ガリエンヌが、自らの驚くような生い立ちを描いたコメディ・ドラマ。裕福な家庭に生まれ女の子のように育ったギヨームが、様々な苦難を経て本当の自分の姿を見つけ出していく。モリエール賞を獲得した舞台をギヨーム自ら監督・脚本を手がけ映画化、自分自身の役と母親役を演じている。ほか、「5月の後」のアンドレ・マルコン、「マダム・クロード」のフランソワーズ・ファビアン、「戦場のアリア」のダイアン・クルーガーらが出演。本作は第39回セザール賞で作品賞、主演男優賞など計5部門を獲得した。50点 -
クロワッサンで朝食を
制作年: 2012エストニアからパリにやってきた家政婦と、高級アパルトマンに住む孤独な老婦人との心の交流を綴るヒューマンドラマ。出演は「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、エストニア出身のライネ・マギ、「この胸のときめきを」のパトリック・ピノー。監督は本作が劇場用長編デビューとなるイルマル・ラーグ。65点 -
最後のマイ・ウェイ
制作年: 20121960~1970年代にかけてフランスで人気を博し、フランク・シナトラが歌い世界的なヒットとなった『マイ・ウェイ』を作曲、39歳という若さでこの世を去ったミュージシャン、クロード・フランソワの半生を描く。監督は「いのちの戦場-アルジェリア1959-」「スズメバチ」のフローラン=エミリオ・シリ。「夏時間の庭」「ある子供」のジェレミー・レニエが、時代を先取りするスーパースターを演じる。ほか、「裏切りの闇で眠れ」「ピアニスト」のブノワ・マジメル、「サイレント・ラブ」(未)のモニカ・スカッティーニ、「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」「薬指の標本」のマルク・パルペらが出演。70点 -
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち
制作年: 2011パリの3大ナイトショーの1つ“クレイジーホース”の全貌に迫るドキュメンタリー。監督は「パリ・オペラ座のすべて」のフレデリック・ワイズマン。70点 -
ジェーン・エア(2011)
制作年: 2011理不尽に虐げられ育った孤児が、身分の違いを超え愛し合った家庭教師先の富豪と結婚しようとするその日、富豪の重大な秘密を知るラブストーリー。「闇の列車、光の旅」でサンダンス映画祭監督賞を受賞したキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、1847年に発表されて以降センセーションを巻き起こし続けている、自らの尊厳を守り通し真実の愛を探す女性を描いた名作を現代的視点より映画化。出演は「アリス・イン・ワンダーランド」「永遠の僕たち」のミア・ワシコウスカ、「SHAME-シェイム-」のマイケル・ファスベンダー、「マリリン 7日間の恋」のジュディ・デンチ、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルほか。第84回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート。80点 -
ゲンスブールと女たち
制作年: 2010数々の名曲を送り出し、様々な女性と浮名を流してきた作曲家セルジュ・ゲンズブールのセンセーショナルな生涯を描いたドラマ。セルジュ・ゲンズブールを演じるのは「あの夏の子どもたち」のエリック・エルモスニーノ、ジェーン・バーキン役はルーシー・ゴードン。監督は本作で長編映画デビューのジョアン・スファール。 -
マーラー 君に捧げるアダージョ
制作年: 2010「バグダッド・カフェ」のパーシー・アドロンが、天才作曲家マーラーとその妻アルマの愛と人生、希望と苦悩を描いたドラマ。名曲誕生の裏に秘められた真実が明かされる。共同監督は娘のフェリックス・アドロン。出演は『アンネ・フランク』のヨハネス・ジルバーシュナイダー、「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクス。50点 -
(500)日のサマー
制作年: 2009運命の恋を夢見る男性と、真実の愛を信じない女性のビタースウィートな500日間の物語。監督は本作が長編デビューとなるマーク・ウェブ。出演は「セントアンナの奇跡」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、「ハプニング」のズーイー・デシャネル、「リンガー!替え玉★選手権」のジェフリー・エアンド、「アルビン 歌うシマリス3兄弟」のマシュー・グレイ・ガブラーなど。 -
パリ・オペラ座のすべて
制作年: 2009世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座に密着、普段は見ることのできない舞台裏の様子を伝えるドキュメンタリー。“エトワール”と呼ばれるトップダンサーから裏方のスタッフの姿まで幅広く捉え、ベールに包まれてきた秘密の数々が明らかになる。監督は、「臨死」でベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞のフレデリック・ワイズマン。60点 -
ベジャール、そしてバレエはつづく
制作年: 20092007年11月22日にこの世を去ったバレエ振付家モーリス・ベジャールが、後継者として任命したモーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンによる初振付作品『アリア』ワールド・プレミアまでの舞台裏をとらえたドキュメンタリー。監督は、「ジェラルディン・イン・スペイン」のアランチャ・アギーレ。 -
シャネル&ストラヴィンスキー
制作年: 2009世界的デザイナー、ココ・シャネルとロシア人作曲家ストラヴィンスキーの恋を描く「ドーベルマン」のヤン・クーネン監督作。出演は「アフター・ウェディング」のマッツ・ミケルセン、「そして、デブノーの森へ」のアナ・ムグラリス、「ダブルチーム」のナターシャ・リンディンガーなど。 -
シスタースマイル ドミニクの歌
制作年: 200960年代に世界中で大ヒットした名曲『ドミニク』を歌い、波瀾の生涯を送ったシスターの実話を描いた感動作。出演は、「モンテーニュ通りのカフェ」のセシル・ド・フランス、「トト・ザ・ヒーロー」のサンドリーヌ・ブランク。監督は、「神父ダーンス」でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたステイン・コニンクス。 -
それでも恋するバルセロナ
制作年: 2008「タロットカード殺人事件」のウディ・アレン監督によるラブロマンス。バルセロナを舞台に四角関係の恋愛模様を描く。出演は「ブーリン家の姉妹」のスカーレット・ヨハンソン、「エレジー」のペネロペ・クルス、「ノーカントリー」のハビエル・バルデム、「フロスト×ニクソン」のレベッカ・ホール、「あぁ、結婚生活」のパトリシア・クラークソンなど。68点 -
サガン 悲しみよ こんにちは
制作年: 200818歳で『悲しみよ こんにちは』を出版し、賛否両論のなか世界的なベストセラー作家となったフランソワーズ・サガンの波乱に満ちた生涯を描く伝記映画。出演は、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のシルヴィー・テステュー、「ランジェ公爵夫人」のジャンヌ・バリバール。監督は、「年下の人」のディアーヌ・キュリス。 -
ダイアナの選択
制作年: 2008アカデミー賞3部門ノミネートの「砂と霧の家」でデビューしたヴァディム・パールマン監督が手掛けたヒューマン・ミステリー。見るものの予想を覆す衝撃のラストに注目。主役のダイアナの17歳を演じるのは「アクロス・ザ・ユニバース」のエヴァン・レイチェル・ウッド、30代のダイアナ役には「キル・ビル」のユマ・サーマン。 -
ジョッキーを夢見る子供たち
制作年: 2008フランス国立の騎手・厩務員養成学校“ル・ムーラン・ナ・ヴォン”で、未来の騎手を目指す子供たちの姿を追ったドキュメンタリー。馬の世話や乗馬訓練に明け暮れる日々と、子供たちの夢や不安を映し出す。「皇帝ペンギン」のロラン・シャレらが撮影を担当。監督はドキュメンタリー映画『L’Humanologue』のバンジャマン・マルケ。名騎手オリビエ・ペリエや武豊も出演している。2006年9月。14歳の子供たち約30人が“ル・ムーラン・ナ・ヴォン”の門をくぐった。これから3年間で、優れた子供は騎手に、それ以外の子供は厩務員になるためのプロフェッショナル教育を受けるためである。馬が人間より優先される世界。朝5時から厩舎での馬の世話が始まり、その後、朝霧の中、乗馬訓練が行なわれる。彼らは、自分の10倍以上の強さの生き物の世話をし、制御し、乗りこなそうと毎日のように努力を続ける。新入生のひとり、フロリアンの夢は名馬の一流騎手になることで、早い段階から素質ありと評価を受けている。自分の将来設計がないフラヴィアンは、騎手になることより女の子のことで頭がいっぱいで、この職業を目指すことに疑問を感じ始めている。お人よしで心のまっすぐな少年、スティーヴは馬恐怖症で上手に操ることができないでいた。しかし馬が好きで騎手になりたいという想いは、彼がいちばん強かった。教官たちは自分の持つ全てを子供たちに伝えようと厳しく教え込む。教官も年老いた厩務員も、若かりし頃はジョッキーを夢見てこの学校の門をくぐった子供だったのだ。長かった1年が終わる頃、優秀者だけが出場可能なレースが待っていた。選ばれた者も選ばれなかった者も、入学時とは顔付きも変わり、肉体には逞しい筋肉がついている。試練に耐えた子供たちは現実世界の入り口に立つ。勝つこととは何か、真の一等賞とは何か、人生の意味を彼らはいま知り始めていた……。 -
エディット・ピアフ 愛の讃歌
制作年: 2007『バラ色の人生』『愛の賛歌』など数々の名曲を歌った、フランスが生んだ伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフの波乱万丈の生涯を描いた伝記ドラマ。監督は「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」のオリヴィエ・ダアン。出演は「プロヴァンスの贈りもの」のマリオン・コティヤール、「パリ、ジュテーム」の ジェラール・ドパルデュー。70点 -
12人の怒れる男(2007)
制作年: 2007ヘンリー・フォンダ主演で知られる法廷劇の傑作、『十二人の怒れる男』(57)が、ロシア映画としてリメイク。緊迫感溢れる展開と計算しつくされた演出、そして個性溢れる12人の陪審員たちによる時代の風潮を色濃く表したディスカッションを、ロシア人監督ならではの解釈で焼き直した。体育館から出られないという密室劇でありながら、ダイナミックなカメラアングルと緊迫感で1秒も飽きさせない。オリジナルへの敬意を忘れず、かつ自らの演出で、現代の社会主義国の現状から日本を含む世界の経済状況も投影させている。監督のニキータ・ミハルコフ。日本では、『太陽に灼かれて』(94)、『シベリアの理髪師』(99)などで知られている。 -
アウェイ・フロム・ハー君を想う
制作年: 2006「死ぬまでにしたい10のこと」で知られる女優サラ・ポーリーの長編映画監督デビュー作。アリス・マンローの短編小説『クマが山を越えてきた』を自ら脚色。「ダーリング」でアカデミー主演女優賞受賞のジュリー・クリスティが主演で、4度目のオスカーノミネート、ゴールデングローブ賞受賞などを果たした。 -
おさるのジョージ/Curious George
制作年: 2006世界14ヶ国語に翻訳されるベストセラー絵本『おさるのジョージ』がアニメーション映画化。ジャングルの奥地から大都会NYにやって来た子ざるのジョージが巻き起こす大騒動をコミカルに描く。監督は「シュレック」のマシュー・オキャラハン。声の出演は「奥さまは魔女」のウィル・フェレル。 -
プロヴァンスの贈りもの
制作年: 2006ロンドンで多忙な生活を送る男性が、南仏プロヴァンスで思いがけず休暇を取ることになり、魅力的な女性と人生を変える出会いをする、ロマンティック・ラブストーリー。監督は「ブレードランナー」「キングダム・オブ・ヘブン」のリドリー・スコット。出演は「シンデレラマン」のラッセル・クロウ、「ロング・エンゲージメント」のマリオン・コティヤール、「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモアほか。80点 -
ホリデイ(2006)
制作年: 2006休暇中に自宅を取り替える“ホーム・エクスチェンジ”により、運命の恋に出会う様を描いた男女四人が織り成すロマンティック・コメディ。出演は「イン・ハー・シューズ」のキャメロン・ディアス、「ネバーランド」のケイト・ウィンスレット、「ハッカビーズ」のジュード・ロウ、「ナチョ・リブレ/覆面の神様」のジャック・ブラック。監督は「恋愛適齢期」のナンシー・メイヤーズ。90点 -
パリ、ジュテーム
制作年: 2006全編パリで撮影された、パリの街が主役のラブ・ストーリー。ヌーヴェルヴァーグ全盛の65年、エリック・ロメールやジャン=リュック・ゴダールなど6人の監督がそれぞれの視点でパリを描いた「パリところどころ」の現代版ともいえる、新たなパリ映画。監督にはコーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、アルフォンソ・キュアロン、ウォルター・サレス、イサベル・コイシェ、諏訪敦彦、オリヴィエ・アサヤス、シルヴァン・ショメ、ジェラール・ドパルデューなど、出演者にはナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド、スティーヴ・ブシェミ、ジュリエット・ビノシュ、リュディヴィーヌ・サニエ、ジーナ・ローランズなど。 -
善き人のためのソナタ
制作年: 20061984年、国家を信じ忠実に仕えてきた共産圏の役人が、盗聴器を通して自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。監督はのフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。出演はウルリッヒ・ミューエ。82点 -
輝く夜明けに向かって
制作年: 20061980年、南アフリカ。国全体をアパルトヘイト(人種隔離政策)の過酷な状況が包む中での恐ろしい爆破計画を巡る黒人と白人のドラマ。監督は「愛の落日」のフィリップ・ノイス。出演は「ミスティック・リバー」のティム・ロビンス。主人公パトリックを、「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルークが演じる。80点 -
敬愛なるベートーヴェン
制作年: 2006若き女性コピスト(写譜師)の目を通して、孤独な音楽家ベートーヴェンの狂気と純粋さ、音楽家としての苦悩と脆さを描く音楽ドラマ。監督は「太陽と月に背いて」のアニエスカ・ホランド。出演は「めぐりあう時間たち」のエド・ハリス、「戦場のアリア」のダイアン・クルーガー、「マッチ・ポイント」のマシュー・グード。 -
レディ・イン・ザ・ウォーター
制作年: 2006平凡な毎日を過ごすアパート管理人が、ある夜、アパートのプールで神話に登場する妖精のような存在であるナーフと出会うことから始まる、ミステリアスなファンタジー。監督は「シックス・センス」のM.ナイト・シャマラン監督。出演は「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ、「ヴィレッジ」のブライス・ダラス・ハワード、「ゴーストワールド」のボブ・バラバン。20点 -
リトル・ミス・サンシャイン
制作年: 2006ビューティー・クィーンを夢見る末娘が参加するコンテストに出場するため、崩壊寸前の家族がミニバスに乗ってカリフォルニアを目指す一風変わった家族ドラマ。監督は、夫婦でもあるジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス。出演は「unknown アンノウン」のグレッグ・キニア、「イン・ハー・シューズ」のトニ・コレット、「40歳の童貞男」のスティーヴ・カレル。2006年アカデミー賞助演男優賞(アラン・アーキン)、オリジナル脚本賞(マイケル・アーント)を受賞。70点 -
カサノバ(2005)
制作年: 2005恋に生き、愛に殉じ、生涯“恋愛至上主義”を貫いた歴史に残るプレイボーイ、ジャコモ・カサノバの若き日々を描いた恋愛映画。監督は「ショコラ」のラッセ・ハルストレム。出演は「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャーと、「アルフィー」のシエナ・ミラー80点 -
ニュー・ワールド
制作年: 2005アメリカの伝説である、冒険家ジョン・スミスとネイティヴ・アメリカンの娘ポカホンタスの恋愛を描いた壮大なラヴ・ストーリー。監督・脚本は「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック。撮影は「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のエマニュエル・ルベツキ。音楽は「フライトプラン」のジェームズ・ホーナー。美術は「シン・レッド・ライン」「マルホランド・ドライブ」のジャック・フィスク。編集は「ホワイト・プリンセス」のリチャード・チュウ、「バガー・ヴァンスの伝説」のハンク・コーウィン、「シン・レッド・ライン」「ボーン・アイデンティティー」のサー・クライン。衣裳は「ダウン・イン・ザ・バレー」のジャクリーン・ウェスト。出演は「アレキサンダー」のコリン・ファレル、「バットマン ビギンズ」のクリスチャン・ベール、「グリンチ」のクオリアンカ・キルヒャー、「シリアナ」のクリストファー・プラマー、「トレマーズ4」のオーガスト・シェレンバーグ、「デッドロック」のウェス・ステューディ、「キングダム・オブ・ヘブン」のデイヴィッド・シューリス。2005年ナショナル・ボード・オブ・レビュー新人女優賞を受賞。 -
マッチポイント
制作年: 2005大金持ちの令嬢と結婚したことにより憧れの上流階級への仲間入りを果たした元プロテニス・プレイヤーが、欲望と野望の狭間で恐ろしい決断をする恋愛サスペンス。監督は「アニー・ホール」「ギター弾きの恋」のウディ・アレン。出演は「M:I:III」のジョナサン・リース・メイヤーズ、「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソン、「ピンクパンサー」のエミリー・モーティマー。72点 -
僕と未来とブエノスアイレス
制作年: 2004様々な人種が集うブエノスアイレスのガレリア(アーケード商店街)に住む青年が、長年不在だった父親と再会する人間ドラマ。第54回ベルリン国際映画祭で、審査員特別賞と最優秀男優賞の2冠を受賞した。監督はアルゼンチン映画界の俊英、ダニエル・ブルマン。 -
ショパン 愛と哀しみの旋律
制作年: 2002作曲家フレデリック・ショパンと作家ジョルジュ・サンドの愛と半生を、豪華アーティストの演奏と共に描く。監督は「Noce i dnie」でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたイェジ・アントチャク。出演は、「カロル~ローマ法王への歩み~」のピョートル・アダムチク、「カティンの森」のダヌタ・ステンカ。 -
8人の女たち
制作年: 2002殺人事件が起こった大邸宅の中で繰り広げられる女性ばかりのミュージカル。監督・脚本は「まぼろし」のフランソワ・オゾン。出演は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「彼女たちの時間」のエマニュエル・ベアール、「ピアニスト」のイザベル・ユペール、「星降る夜のリストランテ」のファニー・アルダン、「ザ・ビーチ」のヴィルジニー・ルドワイヤン、「焼け石に水」のリュディヴィーヌ・サニエ、「肉体と財産」のダニエル・ダリュー、「エリザ」のフィルミーヌ・リシャール。2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀芸術貢献賞)受賞。60点 -
ストーカー(2002)
制作年: 2002幸福な家族に憧れる孤独な中年男が、だんだん狂気に踏み込んでいく様を描くサイコ・スリラー。監督・脚本は「天国からの中継」(未)のマーク・ロマネク。撮影は「K-19」のジェフ・クローネンウェス。音楽は「ラン・ローラ・ラン」のラインハルト・ハイルとジョニー・クリメク。音楽監修は「アメリカン・ビューティー」のクリス・ドゥリダス。美術は「ザ・セル」のトム・フォーデン。編集は「裏切り者」のジェフリー・フォード。衣裳は「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のアリアンヌ・フィリップス。出演は「インソムニア」のロビン・ウィリアムス、「グラディエーター」のコニー・ニールセン、「2番目に幸せなこと」のミシェル・ヴァルタン、オーディションで選ばれた子役のディラン・スミス、「ギフト」のゲイリー・コール、「ジェイコブズ・ラダー」のエリック・ラ・サールほか。80点 -
愛してる、愛してない…(2002)
制作年: 2002アンジェリク(天使のような)という名前を持つ純粋な女性が、現実と空想の境がなくなり、愛する男性とその家族を傷つけ、苦しませることになってしまう、精神に異常をきたした女の恐怖の行動を描いたサスペンスストーリー。監督は新進気鋭の若手レティシア・コロンバニ。出演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ、「トリコロール 赤の愛」のサミュエル・ビアン、「視線のエロス」のイザベル・カレほか。70点 -
人生は、時々晴れ
制作年: 2002サウス・ロンドンの集合住宅に住む人々の喪失感と再生の物語。監督・脚本は「キャリア・ガールズ」のマイク・リー。撮影はリー作品の常連、ディック・ポープ。音楽は「秘密と嘘」のアンドリュー・ディクソン。美術もリー作品の常連、イヴ・スチュアート。編集は「ラスベガスをやっつけろ」のレスリー・ウォーカー。出演は「秘密と嘘」「バニラ・スカイ」のティモシー・スポール、「秘密と嘘」のレスリー・マンヴィル、「恋はハッケヨイ!」のアリソン・ガーランド、「ハロルド・スミスに何が起こったか?」のジェームズ・コーデン、「ヴァーチャル・セクシュアリティ」のルース・シーンほか。2003年ロンドン批評家協会賞英国映画賞受賞。 -
永遠のマリア・カラス
制作年: 2002オペラの天才歌手マリア・カラスの謎の最晩年期にスポットを当てたドラマ。監督・脚本は「ムッソリーニとお茶を」のフランコ・ゼフィレッリ。脚本は「ベント/堕ちた饗宴」のマーティン・シャーマン。撮影は「尼僧の恋/マリアの涙」のエンニオ・グァルニエリ。音楽監修は「トスカニーニ」のユージーン・コーン。出演は「8人の女たち」のファニー・アルダン、「仮面の男」のジェレミー・アイアンズ、「ムッソリーニとお茶を」のジョーン・プローライトほか。 -
ファム・ファタール(2002)
制作年: 2002宝石強盗に関与したひとりの女の奇妙な運命を描くサスペンス。監督・脚本は「ミッション・トゥ・マーズ」のブライアン・デ・パルマ。撮影は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のティエリー・アルボガスト。音楽は「スネーク・アイズ」の坂本龍一。美術も「スネーク・アイズ」のアン・プリチャード。編集はデ・パルマ作品の常連ビル・パンコウ。衣裳は「YAMAKASI ヤマカシ」のオリヴィエ・ベリオ。出演は「X―メン」シリーズのレベッカ=ローミン・ステイモス、「スパイキッズ」シリーズのアントニオ・バンデラス、「ウォーク・トゥ・リメンバー」のピーター・コヨーテ、「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のエリック・エブアニー、「TAXi」シリーズのエドュアルド・モントート、これが映画デビューのリエ・ラスムッセン、「メルシー・ラ・ヴィ」のティエリー・フレモン、「ペイバック」のグレッグ・ヘンリーほか。 -
マグダレンの祈り
制作年: 2002マグダレン修道院に収容されていた女性たちの衝撃的な実話を映画化したドラマ。監督・脚本・出演は「オーファンズ」のピーター・ミュラン。撮影は「脱獄者」(V)のナイジェル・ウィロウビー。音楽は「オーファンズ」「ムーラン・ルージュ」のクレイグ・アームストロング。衣裳は「スター・ウォーズ」シリーズのトリシャ・ビガー。出演はこれが映画デビューとなるノーラ=ジェーン・ヌーン、ドロシー・ダフィ、「エニグマ」のアンヌ=マリー・ダフ、「タイタス」のジェラルディン・マクイーワン、「ジャニスのOL日記」のアイリーン・ウォルシュ、「アンジェラの灰」のイーモン・オーウェンズ&キアラン・オーウェンズ兄弟ほか。2002年ヴェネチア国際映画祭グランプリ(金獅子賞)、同年トロント国際映画祭批評家賞、2003年IFPロサンゼルス映画祭観客賞(最優秀作品賞)、同年ニューポート国際映画祭最優秀作品賞ほか受賞。 -
死ぬまでにしたい10のこと
制作年: 2002癌を宣告された若い女性が残りの人生を悔いなく生きる様を描いた感動作。監督・脚本は「あなたに言えなかったこと」のイザベル・コヘット。製作総指揮は「トーク・トゥ・ハー」などの監督として知られるペドロ・アルモドバルほか。撮影は「死者とのちょっとした取引」のジャン・クロード・ラリュー。出演は「めぐり逢う大地」のサラ・ポーリー、「ウインドトーカーズ」のマーク・ラファロ、「デュエット」のスコット・スピードマン、「トーク・トゥ・ハー」のレオノール・ワトリング、「コップランド」のデボラ・ハリー、「ミリオンダラー・ホテル」のアマンダ・プラマー、「フリーダ」のアルフレッド・モリーナ、「めぐり逢う大地」のジュリアン・リチングズほか。70点 -
バンガー・シスターズ
制作年: 200260年代に伝説のグルーピーと呼ばれた2人の女性が、その後全く対照的な人生を歩み、思わぬ再会を果たしたことで巻き起こる騒動を描いたハートウォーミングなコメディ・ドラマ。監督は「ウィロー」「遥かなる大地へ」などの脚本を手掛け、本作で監督デビューしたボブ・ドルマン。二大オスカー女優、ゴールディ・ホーンとスーザン・サランドンが初の共演。80点 -
バンディッツ(2001)
制作年: 2001強盗グループの逃避行をユーモラスに描いた作品。監督・製作は「スフィア」のバリー・レヴィンソン。脚本・製作総指揮は「ブラック・メール/脅迫」のハーレイ・ペイトン。撮影は「ワンダー・ボーイズ」のダンテ・スピノッティ。音楽は「ソードフィッシュ」のクリストファー・ヤング。美術は「エニイ・ギブン・サンデー」のヴィクター・ケンプスター。出演は「アンブレイカブル」のブルース・ウィリス、「狂っちゃいないぜ!」のビリー・ボブ・ソーントン、「耳に残るは君の歌声」のケイト・ブランシェット、「ゲット・ショーティ」のボビー・スレートンほか。 -
キリング・ミー・ソフトリー
制作年: 2001突然の恋に飛び込んだ女性の転落を描く官能サスペンス。監督は「始皇帝暗殺」のチェン・カイコー。これがハリウッド進出作となる。原作はジョーン・フレンチとニッキ・ゲラードというジャーナリストの夫婦がニッキ・フレンチのペンネームで書いた英国のベストセラー小説『優しく殺して』。撮影は「ノッティング・ヒルの恋人」のマイケル・コールター。美術は「ブリジット・ジョーンズの日記」のジェマ・ジャクソン。出演は「フロム・ヘル」のヘザー・グラハム、「スターリングラード」のジョセフ・ファインズ、「RONIN」のナターシャ・マケルホーン、「ハリー・ポッターと賢者の石」のイアン・ハートほか。60点 -
ハートブレイカー(2001)
制作年: 2001結婚詐欺師の母娘コンビが、ゴージャスでキュートなお色気たっぷりに、恋の駆け引きと華麗な詐欺を演じるラブコメディ。監督は「ロミーとミッシェルの場合」のディビィッド・マーキン。脚本は「ライアー&ライアー」のポール・ガイ&スティーブン・マザールの共作。出演は「エイリアン」のシガニー・ウィバー、「ラストサマー」のジェニファー・ラヴ・ヒューイット、「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンほか。 -
アイリス
制作年: 2001アルツハイマーで苦しんだイギリスの女性作家アイリス・マードックと、夫の愛の生活を描いた実話ドラマ。監督・脚本は演劇界で活躍するリチャード・エア。共同脚本は「恋する予感」のチャールズ・ウッド。原作は、アイリスの夫の文芸評論家ジョン・ベイリーによる『アイリスとの別れ』。撮影は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のロジャー・プラット。音楽は「ビューティフル・マインド」のジェームズ・ホーナー。美術は「ブリジット・ジョーンズの日記」のジェマ・ジャクソン。編集は「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーティン・ウォルシュ。衣裳は「プルーフ・オブ・ライフ」のルース・マイヤーズ。出演は「シッピング・ニュース」のジュディ・デンチ、「クイルズ」のケイト・ウィンスレット、「ブリジット・ジョーンズの日記」のジム・ブロードベント、「シャンプー台のむこうに」のヒュー・ボナヴィル、「キャリントン」のペネロープ・ウィルトン、「ノッティングヒルの恋人」のサミュエル・ウェスト、「102」のティモシー・ウェスト、「悪いことしましョ!」のエレノア・ブロンほか。2002年アカデミー賞助演男優賞、英国アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞ほか受賞。 -
デュラス 愛の最終章
制作年: 2001フランスの女性作家マルグリッド・デュラスが、38歳年下の愛人と愛を育んだ晩年を描く実話ドラマ。監督・脚本はTV界で活躍するジョゼ・ダヤン。原作・台詞協力は、デュラスの愛人であったヤン・アンドレア。製作は「マルホランド・ドライブ」のデイヴィッド・リンチ。撮影は「ドライ・クリーニング」のカロリーヌ・シャンプティエ。音楽は「マルホランド・ドライブ」のアンジェロ・バタラメンティ。出演は「エバー・アフター」のジャンヌ・モロー、「レンブラントへの贈り物」のエーメリック・ドゥマリニーほか。 -
スコルピオンの恋まじない
制作年: 2001犬猿の仲の男女が恋の呪文により惹かれ合ってしまう様を描いたロマンティック・コメディ。監督・脚本・主演は「おいしい生活」のウディ・アレン。撮影のチャオ・フェイ、美術のサント・ロカスト、編集のアリサ・レプセルターらは「おいしい生活」に引き続いての登板。共演は「Dr.Tと女たち」のヘレン・ハント、「スウィート・ノベンバー」のシャーリズ・セロン、「パール・ハーバー」のダン・エイクロイド、「ウディ・アレンの影と霧」のウォーレス・ショーン、「ショーガール」のエリザベス・バークレーほか。80点 -
BULLY ブリー
制作年: 2001ティーンエイジャーたちが一人のいじめっ子を殺害するまでを描いた、実話を元にした青春映画。監督は「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のラリー・クラーク。原作はジム・シュッツのノンフィクション「なぜ、いじめっ子は殺されたのか?」。撮影は「ファーサード 狂気の街と殺人者」のスティーヴ・ゲイナー。出演は「ゴースト・ワールド」のブラッド・レンフロ、「イン・ザ・ベッドルーム」のニック・スタール、「完全犯罪クラブ」のマイケル・ピット、「グッバイ・ジョー」のレイチェル・マイナー、「あの頃、ペニー・レインと」のビジョウ・フィリップス、「ストーリーテリング」のレオ・フィッツパトリックほか。 -
ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール
制作年: 2001女優を妻に持った平凡な男の葛藤の日々を描くコメディ。監督・脚本・主演は「いつまでも二人で」などの俳優で、これが長編監督デビューとなるイヴァン・アタル。共演はアタルの妻である「フェリックスとローラ」のシャルロット・ゲンズブール、「レッドプラネット」のテレンス・スタンプ、これが女優デビューとなる監督・脚本家のノエミ・ルヴォフスキー、「ルーヴルの怪人」のローラン・バトー、「24アワー・パーティ・ピープル」のキース・アレン、「8人の女たち」のリュディヴィーヌ・サニエほか。 -
サンキュー、ボーイズ
制作年: 200115歳で母親になった少女が、困難を乗り越え作家になる夢を実現した実話を基にした感動のドラマ。監督は「天使の贈り物」のペニー・マーシャル。製作は「恋愛小説家」のジェームズ・L・ブルックス、原作・共同プロデューサーは本作が処女作のビバリー・ドノフリオ。音楽は「ブラックホーク・ダウン」のハンス・ジマー、「パールハーバー」のハイター・ペレイラ。衣装は「マンハッタン花物語」のシンシア・フリント。出演は「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」のドリュー・バリモア、「チェルシーホテル」のスティーヴ・ザーン、「8マイル」のブリタニー・マーフィ、「コヨーテ・アグリー」のアダム・ガルシア、「ゲット・ショーティ」のロレイン・ブラッコ、「ジョンQ 最後の決断」のジェームズ・ウッズほか。80点 -
ドメスティック・フィアー
制作年: 2001継父の秘密を知ってしまい命を狙われる息子を救うために、別れた実父が奔走する姿を描いたサイコ・サスペンス。監督は数々の映画に携わり、現代のサスペンス映画の巨匠とも言われるハロルド・ベッカー。製作はドナルド・デ・ラインと「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」のジョナサン・D・クレイン。脚本・原案は「不法侵入」のルイス・コリック。撮影は「アンジェラの灰」のマイケル・セレシン。編集は「L.A.コンフィデンシャル」のピーター・ホネス。衣裳は「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」のボビー・リード。音楽は「コン・エアー」のマーク・マンシーナ。出演は「ソードフィッシュ」のジョン・トラボルタ。「ザ・セル」のヴィンス・ヴォーン。「ミート・ザ・ペアレンツ」のテリー・ポロ。「スパイキッズ2 失われた夢の島」のマシュー・オリアリー。「アルマゲドン」スティーヴ・ブシェーミほか。60点 -
マリー・アントワネットの首飾り
制作年: 2001フランス王朝最後の王妃マリー・アントワネットを失墜させる原因となった、歴史に名高い「王妃の首飾り事件」を題材にした歴史サスペンス。監督は「アイ・ラブ・トラブル」のチャールズ・シャイア。脚本は本作がデビューのジョン・スウィート。撮影は「スティル・クレイジー」のアシュリー・ロウ。音楽は「デュエット」のデヴィッド・ニューマン。出演は「ボーイズ・ドント・クライ」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンク、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」のジョナサン・プライス、「レッド・プラネット」のサイモン・ベイカー、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、「マンボ!マンボ!マンボ!」のブライアン・コックス、「この胸のときめき」のジョエリー・リチャードソン、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のクリストファー・ウォーケン。 -
あの頃ペニー・レインと
制作年: 2000ロック・ジャーナリズムに挑む少年ライターの姿を描いた作品。監督・製作・脚本は「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ。撮影は「シン・レッド・ライン」のジョン・トール。音楽はクロウの妻でもあるナンシー・ウィルソン。音楽監修は「プラクティカル・マジック」のダニー・ブラムソン。美術は「スチュワート・リトル」のクレイ・A・グリフィス。出演は「ハイロー・カントリー」のビリー・クラダップ、「ワンダー・ボーイズ」のフランシス・マクドーマンド、「200本のたばこ」のケイト・ハドソン、これがデビューとなるパトリック・フュジット、「ドグマ」のジェイソン・リー、「X-メン」のアンナ・パキン、「アメリカン・ヒストリーX」のファイルザ・バーク、「フローレス」のフィリップ・シーモア・ホフマンほか。70点 -
おいしい生活
制作年: 2000熟年夫婦が夢の生活を手に入れるべく奮闘する様を描いたコメディ。監督・脚本・主演は「地球は女で回ってる」や「ギター弾きの恋」(出演はなし)のウディ・アレン。撮影は「始皇帝暗殺」「ギター弾きの恋」のチャオ・フェイ。共演は「ブロードウェイと銃弾」のトレーシー・ウルマン、「恋するための3つのルール」のヒュー・グラント、「パーフェクト・カップル」などの脚本家として知られるエレイン・メイ、「ギター弾きの恋」のトニー・ダロウ、「リトル・ニッキー」のジョン・ロヴィッツ、「ザ・ダイバー」のマイケル・ラパポート、「オータム・イン・ニューヨーク」のエレイン・ストリッチほか。2001年全米批評家協会賞最優秀助演女優賞受賞。68点 -
クライム アンド パニッシュメント
制作年: 2000ドストエフスキーの小説『罪と罰』をベースにした、アメリカ郊外での男女高校生の奇妙な交流を描いたラヴ・ストーリー。監督は『Saturn』のロブ・シュミット。脚本は「トゥルー・クライム」のラリー・グロス。出演は「ディアボロス/悪魔の扉」のモニカ・キーナ、「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のヴィンセント・カーシーザー、「わたしが美しくなった100の秘密」のエレン・バーキン、「シャフト」のジェフリー・ライト、「デトロイト・ロック・シティ」のジェームズ・デベロ、「パーフェクト ストーム」のマイケル・アイアンサンドほか。 -
エリン・ブロコビッチ
制作年: 2000全米史上最高額の和解金を手にした実在の女性の破天荒な活躍を 描いたドラマ。監督は「アウト・オブ・サイト」のスティーヴン・ソダーバーグ。脚本は「エバー・アフター」のスザンナ・グラント。撮影は「イギリスから来た男」のエド・ラッハマン。音楽は「アメリカン・ビューティー」のトーマス・ニューマン。出演は「プリティ・ブライド」のジュリア・ロバーツ、「ミラーズ・クロッシング」のアルバート・フィニー、「エニイ・ギブン・サンデー」のアーロン・エッカートほか。90点 -
あの頃ペニー・レインと 特別編集版
制作年: 200015歳の少年の視点から青春を描いた音楽映画。劇場公開版に38分の映像を加えた特別編集版。監督・脚本は、「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ。出演は、「幸せへのキセキ」のパトリック・フュジット。第73回アカデミー賞脚本賞、第58回ゴールデン・グローブ賞作品賞、助演女優賞(ケイト・ハドソン)受賞。80点